JP3139432U - 記録メディア密封ポケット付フォルダ− - Google Patents

Abstract

【課題】従来フォルダ−に収納していた書類・資料などを、全て一緒に収納できるフォルダ−を提供する。
【解決手段】ポケット背面５上端を蓋折目３にして上に蓋６を成し、ポケット背面５下端を底折目２にして下にポケット前面４を成し、ポケット前面４とポケット背面５を折合わした外端部を溶着７してポケット袋体を形成し、蓋６の蓋止ベロ１０とポケット前面４の蓋止穴９を噛合わして蓋６を密閉ロックでき、取出カット８で取出し易くしたポケット部を、公知のフォルダ−背面１１端のポケット折込目１で、ポケット背面５と一体化したもので、ポケット部はポケット前面４・ポケット背面５・蓋６の順に成してもよく、両サイドの溶着７でポケット袋体を形成してもよく、そのポケット部を別途に製造し、公知のフォルダ−に一体化したり、ポケット折込目１をミシン切り目にしてもよい。
【選択図】図１

Description

本考案は、書類・資料など紙の情報保存ツ−ルを収納ファィルするのに用いられる、プラスチックシ−トや紙製等のフォルダ−に関する。

従来のフォルダ−は、二つに折り合わし底を一体化したものに、書類・資料等の紙類を挟み込むものが多く、フォルダ−背面に折り返しを付けて、前記紙類をそこに挟み込んで脱落を防ぐのもや、折り返し部をポケットに形成したもの等が知られる。

以上に述べた従来のフォルダ−は、情報保存ツ−ルとして書類・資料等の紙類に加え、近年記録メディアも加わっている事を考慮されたものが無く、これらを一緒に収納ファイルできるフォルダ−が望まれており、その実現を目的とするものである。

本考案は、上記の目的を達成するために、公知のフォルダ−背面１１端をポケット折込目１にして、ポケット部形成生地のポケット背面５部で公知フォルダ−と一体化され、ポケット背面５の上端を蓋折目３として上に蓋６を成し、ポケット背面５の下端を底折目２として下にポケット前面４を成しており、そして前記各折りを内折りして、ポケット前面４とポケット背面５の合わせ外端部を溶着７して袋体を形成し、さらにポケット前面４に取出カット８と蓋止穴９をあけ、蓋６に切り込んだ蓋止ベロ１０を蓋止穴９に噛み合わすと、ポケットをロック密閉できるようにしたものである。

さらに他のポケット部構成手段として、ポケット折込目１から、ポケット部形成生地のポケット前面４で公知のフォルダ−と一体化し、ポケット前面４の下端を底折目２として下にポケット背面５を成し、さらにポケット背面５の下端を蓋折目３として下に蓋６を成すこともできる。

また上記各手段において、ポケット前面４とポケット背面５の折り合わせ両端部を、溶着７して袋体を形成してもよく、またその袋体のポケット折込目１をミシン切り目にして、ポケット部を切離せるようにしたり、そのポケット部をポケット折込目１で切離し別途に製造して、公知のフォルダ−の適当位置に溶着や粘着で一体化するようにしてもよい。

上述のようにした本考案のフォルダ−は、記録メディアを密閉ロック収納できるポケット付きなので、記録メディアは安全に保護されて、フォルダ−からの脱落の心配もなく、しかも資料・書類等とバラバラにならず一緒に保管ファィルできる効果があり、またポケット部とフォルダ−部を一つの展開生地で、しかも一製造でできるため、低コストな効果があり、さらにフォルダ−部収納の書類・資料等も、ポケット部で挟み込まれるので脱落しない効果がある。

図１に示すように、公知のフォルダ−に記録メディア収納のポケット幅分を延長するだけの、最小限で無駄のない展開の生地で、一製造でできるものであり、記録メディアを収納できる大きさのポケット背面５が、ポケット折込目１で公知のフォルダ−背面１１とつながった上、公知のフォルダ−背面５から切り離されたポケット前面４と蓋６とでポケット部生地を成し、ポケット背面５の天辺を蓋折目３にした上を角丸の蓋６とし、底辺を底折目２にした下を、ポケット背面５より若干短いポケット前面４とし、蓋６の真ん中あたりに円弧状の蓋止ベロ１０が切り込まれ、折り合わさるポケット前面４の溝状にあいた蓋止穴９に、蓋止ベロ１０を噛み合わせて蓋６をロックでき、またポケット前面４の天真ん中に収納物を取出し易いように、指を入れるＵ状の取出カット８が切り込まれている。

そして上記展開生地の各折り部を内折りして、ポケット背面５とポケット前面４の合わさった外端部を、超音波シ−ル等で溶着７して袋体を形成し、さらに公知のフォルダ−前面１２と公知のフォルダ−背面１１の合わさった底辺部を、超音波シ−ル等で溶着７すると、図２に示すような本考案の製品完成体とすることができる。

また図３に示すように、ポケット折込目１から、ポケット部形成生地のポケット前面４で公知のフォルダ−と一体化し、ポケット前面４の下端を底折目２として下にポケット背面５を成し、さらにポケット背面５の下端を蓋折目３とし下に蓋６を成すこともできる。

また図３に示すように、ポケット前面４とポケット背面５を合わせた両端部を、超音波シ−ル等で溶着７して袋体を形成してもよく、その袋体のポケット折込目１を図３に示すように、ミシン切り目にしてポケット部を切り取れるようにしてもよく、さらにこのポケット部をポケット折込目１で切り離したものを別途に製造し、公知のフォルダ−の所望適当位置に粘着したり、超音波シ−ル等で溶着させてもよい。

そして図３に示すように、取出カット８は、ポケット前面４の真ん中から上にかけて、指を入れてスライドアップできる、適当大の長円形にあけてもよく、さらに蓋止ベロ１０と蓋止穴９は、両者でロックできればどのような形にしてもよく、またポケット部は、一般的にＣＤが入るサイズとするが、ＭＯやフロッピ−等の記録メディアに合わせたサイズにしてもよく、フォルダ−部も一般的にＡ４サイズが多いが、Ａ５サイズや他の所望サイズにしてもよく、そして本考案のフォルダ−素材をプラスチックシ−トで記しているが、厚紙等の素材にすることもでき、その際に溶着は不可能なので接着等になる。

本考案に係わる記録メディア密封ポケット付フォルダ−の展開図である。 本考案に係わる記録メディア密封ポケット付フォルダ−を組み立て製品にした正面図である。 本考案の別の例に係わる記録メディア密封ポケット付フォルダ−の展開図である。

符号の説明

１ ポケット折込目
２ 底折目
３ 蓋折目
４ ポケット前面
５ ポケット背面
６ 蓋
７ 溶着
８ 取出カット
９ 蓋止穴
１０ 蓋止ベロ
１１ 公知のフォルダ−背面
１２ 公知のフォルダ−前面

Claims (5)

1. 公知のフォルダ−背面１１端をポケット折込目１にして、ポケット部形成生地のポケット背面５部で公知フォルダ−と一体化され、ポケット背面５の上端を蓋折目３として上に蓋６を成し、ポケット背面５の下端を底折目２として下にポケット前面４を成しており、そして前記各折りを内折りして、ポケット前面４とポケット背面５の合わせ外端部を溶着７して袋体を形成し、さらにポケット前面４に取出カット８と蓋止穴９をあけ、蓋６に切り込んだ蓋止ベロ１０を蓋止穴９に噛み合わすと、ポケットをロック密閉できる記録メディア密封ポケット付フォルダ−。
2. ポケット折込目１から、ポケット部形成生地のポケット前面４で、公知のフォルダ−と一体化し、ポケット前面４の下端を底折目２として下にポケット背面５を成し、さらにポケット背面５の下端を蓋折目３として下に蓋６を成した、請求項１記載の記録メディア密封ポケット付フォルダ−。
3. ポケット前面４とポケット背面５の、折り合わせ両端部を溶着７して袋体を形成した、請求項１−２いずれかに記載の記録メディア密封ポケット付フォルダ−。
4. 請求項３記載のポケット部を、ポケット折込目１でフォルダ−部から切り離して別途に製造し、公知のフォルダ−の適当位置に、溶着や粘着で一体化する記録メディア密封ポケット付フォルダ−。
5. ポケット折込目１をミシン切り目にして、ポケット部をフォルダ−部から所望に応じて切り離すこともできるようにした、請求項３記載の記録メディア密封ポケット付フォルダ−。

Images