JP3139206B2 - 含フッ素アルキルコハク酸ジエステルとその製造方法およびそれを有する磁気記録媒体 - Google Patents

含フッ素アルキルコハク酸ジエステルとその製造方法およびそれを有する磁気記録媒体

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JP3139206B2
JP3139206B2 JP05077819A JP7781993A JP3139206B2 JP 3139206 B2 JP3139206 B2 JP 3139206B2 JP 05077819 A JP05077819 A JP 05077819A JP 7781993 A JP7781993 A JP 7781993A JP 3139206 B2 JP3139206 B2 JP 3139206B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高精度な潤滑性が要求さ
れる精密機械、精密部品の潤滑剤、界面活性剤、離型
剤、防錆剤などに有用な新規な含フッ素化合物とその製
造方法およびそれを有する磁気記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】機械装置、部品の小型化、高精度化に伴
いそれらの摺動部における潤滑形態も流体潤滑から境界
潤滑へと移行してきている。とりわけ、VTR、磁気デ
ィスク等の電子機器、電子部品においては記録密度の向
上を目的とした強磁性金属薄膜の採用により、磁気テー
プや磁気ディスクと磁気ヘッドとの摺動には高精度の潤
滑が必要となってきた。
【0003】例えば、蒸着テープやハードディスクでは
耐久性と信頼性を確保しながら磁気記録媒体と磁気ヘッ
ドとのスペーシングロスを極力小さくして高出力化を図
るために、磁性層表面の潤滑剤層はわずか数10Åの厚
さとなるように形成される。したがって、この潤滑剤層
を形成する材料として、潤滑性の優れた有機化合物の開
発が重要な課題となっている。
【0004】金属薄膜型磁気記録媒体用の潤滑剤として
は、例えば(化2)および(化3)で示されるフロロア
ルキル基付脂肪族カルボン酸エステルや(化4)で示さ
れるパーフルオロアルケニル基付非イオン系界面活性剤
が金属薄膜との適合性に優れているため、提案がなされ
ている(特開平2−148413号公報、特願平3−2
91185号、特開昭63−183607号公報)。
【0005】
【化2】
【0006】
【化3】
【0007】
【化4】
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の(化
2)および(化3)で示されるフロロアルキル基付脂肪
族カルボン酸エステルの潤滑剤や(化4)で示されるパ
ーフルオロアルケニル基付非イオン系界面活性剤の潤滑
剤は高湿度の環境下で潤滑性が低下するという問題があ
った。
【0009】本発明は上記の従来の問題を解決するもの
で、低湿度環境から高湿度環境に至るすべての環境下に
おいて潤滑性の低下しない物質の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の物質は一般式が(化5)で示される含フッ
素アルキルコハク酸ジエステルである。
【0011】
【化5】
【0012】R1としては炭素数が6〜30、好ましく
は10〜24が適しており、炭素数が6未満または30
を超えると潤滑性が低下する。R2およびR3としては炭
素数が2〜30、好ましくは4〜20が適しており、炭
素数が1または30を超えると潤滑性が低下する。k+
lとしては2〜20、好ましくは3〜10が適してお
り、k+lが1または20を超えると潤滑性が低下す
る。m,nとしては0〜20、好ましくは0〜12が適
しており、m,nが20を超えると潤滑性が低下する。
【0013】本発明の磁気記録媒体は非磁性支持体の上
に強磁性膜を設け、その強磁性膜の上に直接または保護
膜を介して一般式が(化5)で示される含フッ素アルキ
ルコハク酸ジエステルを1種類以上含有する潤滑剤層を
設けたものである。
【0014】この潤滑剤層は一般式が(化5)で示され
る含フッ素アルキルコハク酸ジエステルを単独もしくは
他の潤滑剤、防錆剤などを添加して薄層状に存在させ
る。その存在量は表面1m2当り0.05〜100mg、好
ましくは0.1〜50mgの範囲が適している。また、前
記他の潤滑剤、防錆剤としては含フッ素化合物が好まし
く、液体系の含フッ素化合物がさらに好ましい。その添
加量としては0〜80%、好ましくは0〜70%の範囲
が適している。一般式が(化5)で示される含フッ素ア
ルキルコハク酸ジエステルが20%未満であると本発明
の効果が得られ難い。
【0015】保護膜としてはスパッタリング、プラズマ
CVDなどの方法で得られるアモルファス状、グラファ
イト状、ダイヤモンド状あるいはそれらの混合状態、積
層状態のカーボン薄膜が適用でき、その厚さとしては5
0〜500Åが好ましい。
【0016】
【作用】本発明の含フッ素アルキルコハク酸ジエステル
はフロロカーボン末端基、すなわちフロロアルキル末端
基またはフロロアルケニル末端基の直後にアルキレン基
をはさんでエチレンオキサイド基が結合したフロロアル
キルエチレンオキサイド末端基またはフロロアルケニル
エチレンオキサイド末端基を有することまたは脂肪族炭
化水素末端基、すなわち脂肪族アルキル末端基または脂
肪族アルケニル末端基の直後にアルキレン基をはさんで
エチレンオキサイド基が結合した脂肪族アルキルエチレ
ンオキサイド末端基または脂肪族アルケニルエチレンオ
キサイド末端基を有することが従来公知の潤滑剤と異な
っている。
【0017】このエチレンオキサイド基は金属捕捉能に
優れた極性基であることが従来より知られている。すな
わち、エチレンオキサイド基は金属薄膜型磁気記録媒体
や薄膜金属ヘッドまたはMIG(メタルインギャップ)
ヘッドの金属部分の表面に強く付着する。しかし、エチ
レンオキサイド基は親水性のエーテル結合をその分子内
に多数保有するために、高湿度環境下において吸水する
性質を有している。一方、フロロカーボン基および脂肪
族炭化水素基は疎水性であるため、これらをエチレンオ
キサイド基と結合させることによりエチレンオキサイド
基の親水性をマスキングすることができる。
【0018】このマスキング作用を効果的にするために
はエチレンオキサイド基と結合していない脂肪族炭化水
素基を同一分子内に存在させ、かつエチレンオキサイド
基と結合しているフロロカーボン基および脂肪族炭化水
素基を分子の末端に存在させ、エチレンオキサイド基を
周囲から包み込むような分子構造にする必要がある。
【0019】ところで、フロロカーボン基は金属薄膜の
表面または保護膜の表面や磁気ヘッドの表面に露出して
その表面の低エネルギー化に寄与し、非粘着面を形成す
る。これにより、フロロカーボン基は低湿度環境下にお
いて金属薄膜の表面や磁気ヘッドの表面の保護作用を発
現する。また、脂肪族炭化水素基は柔軟な炭素−炭素結
合鎖であり、かつ、隣接する他の分子の炭化水素鎖との
適度な分子間相互作用で配向するために良好な潤滑性を
示す。
【0020】したがって、これらの各末端基や極性基を
バランス良く存在させることで生じる相乗効果により、
低湿度環境から高湿度環境に至るすべての環境において
優れた潤滑性を発現する。
【0021】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第1の実施例について具体
的に説明する。
【0022】本実施例の物質の化学式は(化6)で示さ
れるものである。
【0023】
【化6】
【0024】上記の物質を(化5)の一般式と比較しな
がら説明すると、脂肪族アルキル基R1としてC1837
(オクタデシル)を有し、R2として炭素を10個有す
る脂肪族アルケニル基を有し、R3としてフッ素と結合
した炭素を8個有するフロロアルキルエチレンオキサイ
ド基を有するものである。
【0025】つぎに、(化6)で示される物質の製造方
法を説明する。出発原料は(化7)で示されるオクタデ
シル無水コハク酸35.3g(0.10モル)と(化8)
で示されるフロロアルキルエチレンオキサイド基付アル
コール68.4g(0.10モル)である。
【0026】
【化7】
【0027】
【化8】
【0028】上記の原料とベンゼン300mlとを撹拌翼
を備えた1lit.のフラスコに採取し、還流下で24時間
反応を行なった。反応終了後、反応溶液からベンゼンを
留去し、反応混合物をノルマルヘキサンに溶解し、0℃
に冷却して未反応のオクタデシル無水コハク酸を除去し
た。さらに、反応混合物をメタノール溶液として同様の
処理により、未反応のフロロアルキルエチレンオキサイ
ド基付アルコールを除去して(化9)のモノエステル7
1gを得た。
【0029】
【化9】
【0030】つぎに、このモノエステル51.9g(0.
05モル)と(化10)で示される9−デセノール7.
8g(0.05モル)と酸触媒のパラトルエンスルホン酸
(以下PTSと略す)0.9g(原料の重量に対して1.
5%)とベンゼン300mlとを水分離器と撹拌翼を備え
た1lit.のフラスコに採取し、還流下で24時間反応を
行なった。
【0031】
【化10】
【0032】反応終了後、反応溶液を蒸留水でpHが7
になるまで繰り返し洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで
乾燥させた。つぎに、ベンゼンを留去し、反応混合物に
メタノール300mlを加えて、分液ロートで洗浄して未
反応のモノエステルと9−デセノールを除去して無色透
明の液体42gを得た。この無色透明の液体は赤外分光
分析(IR)、ゲルパーミエーションクロマトグラフィ
(GPC)および有機質量分析(FD−MS)により、
反応原料および副生成物を含まない(化6)の式で表わ
される物質であることが判明した。
【0033】IR;酸無水物の1,775cm-1の吸収ピ
ークおよびアルコールの3,330cm-1の吸収ピーク消
滅、エステルの1,735cm-1の吸収ピーク出現。
【0034】GPC;フロロアルキルエチレンオキサイ
ド基付アルコール、9−デセノール、オクタデシル無水
コハク酸およびモノエステル検出されず。
【0035】FD−MS;m/e1,175に主ピーク
有り。 本実施例においては脂肪族アルキル無水コハク酸として
オクタデシル無水コハク酸を用いたが、これに代えて脂
肪族アルケニル無水コハク酸を用いても同様に製造でき
る。また、モノエステルに反応させる物質としては脂肪
族アルケニルアルコールに代えて脂肪族アルキルアルコ
ール、脂肪族アルキルエチレンオキサイド基付アルコー
ル、脂肪族アルケニルエチレンオキサイド基付アルコー
ル、フロロアルキルアルコール、フロロアルケニルアル
コール、フロロアルケニルエチレンオキサイド基付アル
コール、モノエステル化に用いたものと組成の異なるフ
ロロアルキルエチレンオキサイド基付アルコールを用い
ても同様に製造できる。
【0036】また、本実施例においては反応溶媒として
モノエステル化とジエステル化にベンゼンを用いたが、
反応原料とモノエステルを溶解し、反応温度を40〜1
50℃、好ましくは60〜120℃に設定できる疎水性
溶媒で、アルコール類、エステル系以外のものであれば
良い。酸触媒としては通常のエステル化に用いられるも
の、たとえば硫酸、塩酸などの鉱酸、芳香族スルホン酸
などの有機酸あるいはフッ化ホウ素エーテラートなどの
Lewis酸が適用できる。
【0037】このことは他の実施例においても同じであ
る。 (実施例2)つぎに、本発明の第2の実施例について具
体的に説明する。
【0038】本実施例の物質は(実施例1)と同じ(化
6)に示すものであるが、その製造方法が相違する。本
実施例の出発原料は(化7)で示されるオクタデシル無
水コハク酸35.3g(0.10モル)と(化10)で示
される9−デセノール15.6g(0.10モル)であ
る。上記の原料とベンゼン300mlとを撹拌翼を備えた
1lit.のフラスコに採取し、還流下で24時間反応を行
なった。反応終了後、反応溶液からベンゼンを留去し、
反応混合物をノルマルヘキサンに溶解し、−10℃に冷
却して未反応のオクタデシル無水コハク酸を除去した。
さらに、反応混合物をメタノール溶液として同様の処理
により、未反応の9−デセノールを除去して(化11)
のモノエステル47gを得た。
【0039】
【化11】
【0040】つぎに、このモノエステル25.5g(0.
05モル)と(化8)で示されるフロロアルキルエチレ
ンオキサイド基付アルコール34.2g(0.05モル)
とPTS0.9g(原料の重量に対して1.5%)とベン
ゼン300mlとを水分離器と撹拌翼を備えた1lit.のフ
ラスコに採取し、還流下で24時間反応を行なった。反
応終了後、(実施例1)と同様な精製処理を行なって無
色透明の液体41gを得た。この無色透明の液体は(実
施例1)と同じ(化6)の式で表わされる物質であっ
た。
【0041】(実施例3)つぎに、本発明の第3の実施
例について具体的に説明する。
【0042】本実施例の物質は(実施例1)と同じ(化
6)に示すものであるが、その製造方法が相違する。本
実施例の出発原料は(化7)で示されるオクタデシル無
水コハク酸35.3g(0.10モル)と(化8)で示さ
れるフロロアルキルエチレンオキサイド基付アルコール
68.4g(0.10モル)である。上記の原料を用いて
(実施例1)と同様な製造方法により、(化9)のモノ
エステル70gを得た。このモノエステル51.9g(0.
05モル)と塩化チオニル60gを撹拌翼を備えた1li
t.のフラスコに採取し、還流下で3時間反応を行なっ
た。反応終了後、反応溶液から過剰の塩化チオニルを減
圧蒸留により除去した後、これに氷冷下で(化10)で
示される9−デセノール7.8g(0.05モル)を溶解
したピリジン20mlとベンゼン300mlの混合溶液を2
時間で滴下した。滴下終了後、室温で4時間撹拌を続け
て反応を完結させた。反応終了後、反応溶液を5%塩酸
水溶液300mlで洗浄し、過剰のピリジンを反応溶液か
ら除去した。さらに、この溶液を蒸留水でpHが7にな
るまで繰り返し洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥
させた。つぎに、(実施例1)と同様な精製処理を行な
って無色透明の液体55gを得た。この無色透明の液体
は(実施例1)と同じ(化6)の式で表わされる物質で
あった。
【0043】本実施例の製造方法はモノエステルの製造
後にそれを塩素化して塩素化カルボン酸とし、その後塩
基触媒の存在下でジエステルを製造する点に特徴があ
り、この方法によればモノエステルからジエステルを製
造する時の収率が90%以上となる。これに対して(実
施例1)および2の直接製造する方法では約70%であ
る。
【0044】塩素化剤としては塩化ホスホリル、塩化チ
オニル、五塩化リン、三塩化リンなどの無機ハロゲン化
合物が適用できる。また、塩基触媒としてはピリジン、
トリエチルアミン、塩化亜鉛、ヨウ素などが適用でき
る。
【0045】なお、本実施例では脂肪族アルキルコハク
酸をモノエステル化する時にフロロアルキルエチレンオ
キサイド基付アルコールを用い、ジエステル化する時に
脂肪族アルケニルアルコールを用いたが、この順序を逆
にしても同じものが得られる。
【0046】(実施例4)つぎに、本発明の第4の実施
例について具体的に説明する。
【0047】本実施例の物質は(化12)で示されるも
のである。
【0048】
【化12】
【0049】上記の物質は(化5)のR2とR3が同じも
のである。このためにその製造方法はつぎに述べるよう
にモノエステルは製造しないで直接ジエステルを製造す
る。
【0050】すなわち、(化13)で示される1−ドデ
セニル無水コハク酸13.3g(0.05モル)と(化1
4)で示されるフロロアルキルエチレンオキサイド基付
アルコール58.4g(0.10モル)とPTS2.2g
(原料の重量に対して3.0%)とベンゼン300mlと
を水分離器と撹拌翼を備えた1lit.のフラスコに採取
し、還流下で24時間反応を行なった。
【0051】
【化13】
【0052】
【化14】
【0053】反応終了後、(実施例1)と同様な精製処
理を行なって無色透明の液体57gを得た。この無色透
明の液体はIR、GPCおよびFD−MSにより、出発
原料および副生成物を含まない(化12)の式で示され
る物質であることが判明した。
【0054】IR;酸無水物の1,775cm-1の吸収ピ
ークおよびアルコールの3,330cm-1の吸収ピーク消
滅、エステルの1,735cm-1の吸収ピーク出現。
【0055】GPC;フロロアルキルエチレンオキサイ
ド基付アルコールおよび1−ドデセニル無水コハク酸検
出されず。
【0056】FD−MS;m/e1,417に主ピーク
有り。 (実施例5)つぎに、本発明の第5の実施例について具
体的に説明する。
【0057】本実施例が(実施例4)と相違する点は、
1−ドデセニル無水コハク酸に代えて1−ドデセニルコ
ハク酸を用いた点である。
【0058】すなわち、(化14)で示されるフロロア
ルキルエチレンオキサイド基付アルコール58.4g
(0.10モル)と(化15)で示される1−ドデセニ
ルコハク酸14.2g(0.05モル)とPTS2.2g
(原料の重量に対して3.0%)とベンゼン300mlと
を水分離器と撹拌翼を備えた1lit.のフラスコに採取
し、還流下で24時間反応を行なった。
【0059】
【化15】
【0060】反応終了後、(実施例1)と同様な精製処
理を行なって無色透明の液体58gを得た。この無色透
明の液体は(実施例4)と同じ(化12)の式で表わさ
れる物質であった。
【0061】(実施例6)つぎに、本発明の磁気記録媒
体の実施例について具体的に説明する。
【0062】本実施例の磁気記録媒体の非磁性支持体
は、ポリエステルフィルム内に添加されたシリカ微粒子
による勾配のゆるやかな粒状突起(平均高さ70Å、直
径1μm)が表面100μm2当り数個存在し、しかも
重合触媒残さに起因する微粒子による比較的大きな突起
を極力低減させたポリエステルフィルムの表面に、直径
150Åのシリカコロイド粒子を核とし、紫外線硬化エ
ポキシ樹脂を結合剤とする急峻な山状突起を1mm2当り
1×107個となるように形成させたものを用いた。そ
して、その非磁性支持体の上に連続真空斜め蒸着法によ
りCo−Niの強磁性膜(Ni含有量20%、膜厚10
00Å)を微量の酸素の存在下で設けた。強磁性膜中の
酸素含有量は原子分率で5%であった。
【0063】つぎに、上記の強磁性膜の上に(化6)の
含フッ素アルキルコハク酸ジエステルを1m2当り10mg
の存在量になるように塗布して潤滑剤層を形成させた
後、所定幅に裁断して磁気テープを作製した。その磁気
テープを23℃、10%RHと40℃、80%RHの環
境下で市販のビデオデッキに掛けて繰り返し走行時の出
力特性を測定し、RF出力が初期値に対し3dB低下す
るかまたは出力変動の発生し始めるまでの走行回数を求
めた。
【0064】(実施例7)(実施例6)の磁気テープに
おいて、(化6)に代えて(化12)を用いた磁気テー
プを作製して同様の試験を行った。
【0065】(実施例8)(実施例6)の磁気テープに
おいて、(化6)に代えて(化6)と従来公知の防錆剤
81724NHC1835を重量比で2:1の混合物
を用いた磁気テープを作製して同様の試験を行った。
【0066】(実施例9)(実施例6)の磁気テープに
おいて、(化6)に代えて(化12)と従来公知の潤滑
剤C1733COOC24613を重量比で1:1の混
合物を用いた磁気テープを作製して同様の試験を行っ
た。
【0067】以上の実施例の試験結果を(表1)に示
す。表中の従来例1、2および3の潤滑剤はそれぞれ
(化2)、(化16)および(化17)に示すものであ
る。
【0068】
【化16】
【0069】
【化17】
【0070】
【表1】
【0071】(表1)より、本発明の含フッ素アルキル
コハク酸ジエステルを1種以上含有する潤滑剤層を設け
た磁気テープ試料はすべて低湿度中および高湿度中にお
ける繰り返し走行回数が優れていることが明かである。
一方、従来の潤滑剤のみから成る潤滑剤層を設けた磁気
テープは低湿度中および高湿度中で走行の耐久性が劣る
ことが明かである。
【0072】(実施例10)つぎに、本発明の他の磁気
記録媒体の実施例について具体的に説明する。
【0073】本実施例の磁気記録媒体の非磁性支持体
は、直径95mm、厚さ1.2mmのAl合金板の表面に厚
さ25μmの非磁性Ni−P合金メッキを施し、テクス
チャ加工により平均粗さ50Å、最大高さ300Åの突
起を形成したものを用いた。非磁性Ni−P合金メッキ
の上にスパッタリング法によって厚さ1300ÅのCr
下地と厚さ600ÅのCo−Niの強磁性膜を形成し、
さらにその強磁性膜の上にスパッタリング法によって厚
さ200Åのグラファイトの保護膜を形成させたものを
試料Aとする。グラファイト保護膜の代わりにプラズマ
CVD法によって厚さ50Åのダイヤモンドライクカー
ボンの保護膜を形成させたものを試料Bとする。つぎ
に、これらの試料の保護膜の上に(化6)の含フッ素ア
ルキルコハク酸ジエステルを1m2当り10mgの存在量と
なるように塗布して潤滑剤層を設けて磁気ディスクを作
製した。その磁気ディスクに23℃、10%RHと40
℃、80%RHの環境下でCSS(コンタクト・スター
ト・ストップ)試験を実施し、摩擦係数が1.0を超え
た時点のCSS回数またはヘッドクラッシュ発生時のC
SS回数で耐久性の判定を行なった。
【0074】(実施例11)(実施例10)の磁気ディ
スクにおいて、(化6)に代えて(化12)を用いた磁
気ディスクを作製して同様の試験を行った。
【0075】(実施例12)(実施例10)の磁気ディ
スクにおいて、(化6)に代えて(実施例8)と同じ潤
滑剤、防錆剤を用いた磁気ディスクを作製して同様の試
験を行った。
【0076】(実施例13)(実施例10)の磁気ディ
スクにおいて、(化6)に代えて(実施例9)と同じ潤
滑剤を用いた磁気ディスクを作製して同様の試験を行っ
た。
【0077】以上の実施例の試験結果を(表2)に示
す。表中の従来例4、5および6の潤滑剤はそれぞれ
(化2)、(化16)および(化17)に示すものであ
る。
【0078】
【表2】
【0079】(表2)より、本発明の含フッ素アルキル
コハク酸ジエステルを1種以上含有する潤滑剤層を設け
た磁気ディスクはすべて低湿度中および高湿度中におけ
るCSSの耐久性に優れていることが明かである。一
方、従来の潤滑剤のみから成る潤滑剤層を設けた磁気デ
ィスクは低湿度中および高湿度中でCSSの耐久性が劣
ることが明かである。
【0080】なお、実施例では(化6)および(化1
2)の物質について説明したが、(化18)、(化1
9)、(化20)、(化21)および(化22)の物質
についても同様の効果が得られる。
【0081】
【化18】
【0082】
【化19】
【0083】
【化20】
【0084】
【化21】
【0085】
【化22】
【0086】
【発明の効果】以上の説明から明かなように、本発明の
含フッ素アルキルコハク酸ジエステルは、同一分子内に
1個の脂肪族アルキル末端基または脂肪族アルケニル末
端基と1個のフロロアルキル末端基、フロロアルケニル
末端基、フロロアルキルエチレンオキサイド末端基、フ
ロロアルケニルエチレンオキサイド末端基のいずれかと
1個の脂肪族アルキル末端基、脂肪族アルケニル末端
基、脂肪族アルキルエチレンオキサイド末端基、脂肪族
アルケニルエチレンオキサイド末端基、フロロアルキル
末端基、フロロアルケニル末端基、フロロアルキルエチ
レンオキサイド末端基、フロロアルケニルエチレンオキ
サイド末端基のいずれかを有する構造であるために低湿
度環境から高湿度環境に至るすべての環境において潤滑
性が低下しないという優れた効果を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // C10N 40:18 (56)参考文献 特開 平2−148413(JP,A) 特開 平6−41561(JP,A) 米国特許3219687(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 69/63 - 69/65 C07C 67/08 C10M 105/54 G11B 5/71 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式が(化1)で示される含フッ素アル
    キルコハク酸ジエステル。 【化1】
  2. 【請求項2】非磁性支持体の上に強磁性膜を設け、その
    強磁性膜の上に直接または保護膜を介して一般式が(化
    1)で示される含フッ素アルキルコハク酸ジエステルを
    1種類以上含有する潤滑剤層を設けた磁気記録媒体。
  3. 【請求項3】脂肪族アルキル無水コハク酸または脂肪族
    アルケニル無水コハク酸とフロロアルキルエチレンオキ
    サイド基付アルコールまたはフロロアルケニルエチレン
    オキサイド基付アルコールとを付加反応させてモノエス
    テルとし、そのモノエステルと脂肪族アルキルアルコー
    ル、脂肪族アルケニルアルコール、脂肪族アルキルエチ
    レンオキサイド基付アルコール、脂肪族アルケニルエチ
    レンオキサイド基付アルコール、フロロアルキルアルコ
    ール、フロロアルケニルアルコール、上記のものと組成
    の異なるフロロアルキルエチレンオキサイド基付アルコ
    ールまたはフロロアルケニルエチレンオキサイド基付ア
    ルコールのいずれかとを酸触媒の存在下でエステル化反
    応させてジエステルとする含フッ素アルキルコハク酸ジ
    エステルの製造方法。
  4. 【請求項4】脂肪族アルキル無水コハク酸または脂肪族
    アルケニル無水コハク酸と脂肪族アルキルアルコール、
    脂肪族アルケニルアルコール、脂肪族アルキルエチレン
    オキサイド基付アルコール、脂肪族アルケニルエチレン
    オキサイド基付アルコール、フロロアルキルアルコー
    ル、フロロアルケニルアルコール、フロロアルキルエチ
    レンオキサイド基付アルコール、フロロアルケニルエチ
    レンオキサイド基付アルコールのいずれかとを付加反応
    させてモノエステルとし、そのモノエステルと上記のも
    のと組成の異なるフロロアルキルエチレンオキサイド基
    付アルコールまたはフロロアルケニルエチレンオキサイ
    ド基付アルコールとを酸触媒の存在下でエステル化反応
    させてジエステルとする含フッ素アルキルコハク酸ジエ
    ステルの製造方法。
  5. 【請求項5】脂肪族アルキル無水コハク酸または脂肪族
    アルケニル無水コハク酸とフロロアルキルエチレンオキ
    サイド基付アルコールまたはフロロアルケニルエチレン
    オキサイド基付アルコールとを酸触媒の存在下でエステ
    ル化反応させてジエステルとする含フッ素アルキルコハ
    ク酸ジエステルの製造方法。
  6. 【請求項6】脂肪族アルキルコハク酸または脂肪族アル
    ケニルコハク酸とフロロアルキルエチレンオキサイド基
    付アルコールまたはフロロアルケニルエチレンオキサイ
    ド基付アルコールとを酸触媒の存在下でエステル化反応
    させてジエステルとする含フッ素アルキルコハク酸ジエ
    ステルの製造方法。
  7. 【請求項7】脂肪族アルキル無水コハク酸または脂肪族
    アルケニル無水コハク酸とフロロアルキルエチレンオキ
    サイド基付アルコールまたはフロロアルケニルエチレン
    オキサイド基付アルコールとを付加反応させてモノエス
    テルとし、そのモノエステルを塩素化して塩素化カルボ
    ン酸とし、その塩素化カルボン酸と脂肪族アルキルアル
    コール、脂肪族アルケニルアルコール、脂肪族アルキル
    エチレンオキサイド基付アルコール、脂肪族アルケニル
    エチレンオキサイド基付アルコール、フロロアルキルア
    ルコール、フロロアルケニルアルコール、上記のものと
    組成の異なるフロロアルキルエチレンオキサイド基付ア
    ルコールまたはフロロアルケニルエチレンオキサイド基
    付アルコールのいずれかとを塩基触媒の存在下で反応さ
    せてジエステルとする含フッ素アルキルコハク酸ジエス
    テルの製造方法。
  8. 【請求項8】脂肪族アルキル無水コハク酸または脂肪族
    アルケニル無水コハク酸と脂肪族アルキルアルコール、
    脂肪族アルケニルアルコール、脂肪族アルキルエチレン
    オキサイド基付アルコール、脂肪族アルケニルエチレン
    オキサイド基付アルコール、フロロアルキルアルコー
    ル、フロロアルケニルアルコール、フロロアルキルエチ
    レンオキサイド基付アルコール、フロロアルケニルエチ
    レンオキサイド基付アルコールのいずれかとを付加反応
    させてモノエステルとし、そのモノエステルを塩素化し
    て塩素化カルボン酸とし、その塩素化カルボン酸と上記
    のものと組成の異なるフロロアルキルエチレンオキサイ
    ド基付アルコールまたはフロロアルケニルエチレンオキ
    サイド基付アルコールとを塩基触媒の存在下で反応させ
    てジエステルとする含フッ素アルキルコハク酸ジエステ
    ルの製造方法。
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