JP3139204U - 回転刃およびこの回転刃を備える回転刃ユニット - Google Patents
回転刃およびこの回転刃を備える回転刃ユニット Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】破砕機におけるロータ周面に配列される回転刃12は正方形で板状のスロアウエーチップとしてあり、回転刃12の表裏面における刃先縁15の各隅角16にはすくい角が施され、隣接する隅角16同士を連ねる回転刃12の輪郭線17に隅角16のすくい面18が連なり、形成される。
【選択図】図1
Description
この欠点を改良したものとして、破砕機におけるロータ周面に配列される回転刃において、この回転刃は正方形で板状のスロアウエーチップとしてあり、前記回転刃の表面のみにおける刃先縁の各隅角にすくい面が形成されているものが市販されているが、まだ、刃の交換の頻繁さを改善する程度には至っていない。
この考案は、前記課題を簡易な構成により解決し、従来のものより、各回転刃の表裏面を有効に利用して、回転刃の交換頻度を低くし、かつ回転刃の交換を簡易、且つ迅速に行なえると共に、一枚の刃の使用寿命を延ばすようにすることを主目的とする。
この考案のそのほかの目的は、布のような剛性の低いものでも、確実に破砕できるようにすることである。
即ち、一つ隅角部とこれに連なる稜線の2つの前記すくい面を1組とし使用し、この隅角部が磨耗したときには前記回転刃を180度回転し、別の一つ隅角部とこれに連なる稜線の2つの前記すくい面を前記ロータ周面から突出して使用し、これら隅角部とこれに連なる稜線の2つの前記すくい面が磨耗した場合には前記回転刃の表裏を反転して、同様に他の面を使用でき、回転刃の交換頻度を低くできる。
更に前記回転刃の8つの頂点又は、隅角部とこれに連なる稜線の2つのすくい面が全て摩耗したときには、刃ホルダーから前記摩耗した回転刃を外し、新たなものに交換することが出来る。従って、1つの回転刃をその表裏面に形成した複数の隅角を有効に使用出来、1つの回転刃の寿命を長くすることができる。
殊に、請求項3記載の考案においては、この刃ホルダーの刃取付面に前記回転刃はその背面でスペーサを介して間接的に当接し、この回転刃の一隅角部がこのロータ周面から突出した状態で、前記刃取付面に前記回転刃が着脱自在に取り付けられることにより、前記回転刃の表裏面を反転して、この回転刃を刃ホルダーの刃取付面に取り付けても、前記スペーサの存在により、前記隅角のすくい面と刃ホルダーの刃取付面が接触することなく、刃ホルダーの刃取付面に前記回転刃はその背面の取り付け面でスペーサを介して間接的に当接することになり、1つの回転刃の表裏面に形成した8個の隅角または隅角部とこれに連なる稜線の2つのすくい面を有効に使用できる。
各隅角16でのすくい面18の最高高さは前記取り付け面19から4ミリ程度としてあり、前記すくい面18は前記取り付け面19から同一高さで同一方向に張り出して形成されている。なお、前記寸法は例示であって、この考案としては、この数値に限定されない。
前記刃取付座20の後端寄りにはこの刃取付座20に嵌合する刃ホルダー21がこのロータ11に対して取外し自在に配置されている。
この刃ホルダー21の刃取付面22は、前記回転刃12の正方形と略同一の形状としてあり、この刃ホルダー21の刃取付面22に前記回転刃12がその背面でスペーサ26を介して間接的に当接し、常にこの回転刃12の一隅角16がこのロータ21周面から突出した状態で、かつ回転刃12の底部二辺が前記刃取付座20に接した状態で前記刃取付面22に前記回転刃12はボルトなどの固定具23により着脱自在に取り付けられる。
27は、前記回転刃12を前記刃ホルダー21の刃取付面22に位置決めする位置決めピンとしての位置決めボルトを示し、前記刃ホルダー21の刃取付面22にねじ込まれ、取り付けられている。
13、14 表裏面
15 刃先縁
16 隅角
17 輪郭線
18 すくい面
Claims (3)
- 破砕機におけるロータ周面に配列される回転刃において、この回転刃は正方形で板状のスロアウエーチップとしてあり、前記回転刃の表裏面における刃先縁の各隅角にはすくい角が施され、隣接する隅角同士を連ねる前記刃の輪郭線に隅角のすくい面が連なり、形成されていることを特徴とする破砕機におけるロータ周面に配列される回転刃。
- 前記回転刃の中央部には、取り付け面としてあり、この取り付け面を取り囲むように前記回転刃の表裏面における刃先縁の各隅角に前記すくい面が形成され、このすくい面は、この回転刃の隣接する隅角間に延在し、前記すくい面は前記取り付け面から同一高さで同一方向に張り出して形成されていることを特徴とする請求項1記載の回転刃。
- 回転軸線が水平なロータリー型破砕機における円柱状のロータ周面に回転刃を複数個配列してなる回転刃ユニットにおいて、前記回転刃ユニットは請求項1記載の前記回転刃の表裏面における刃先縁の各隅角に前記すくい面が形成された回転刃を備え、ロータ周面における各回転刃の取付け箇所には、刃取付座が形成され、前記刃取付座の後端寄りにはこの刃取付座に嵌合する刃ホルダーがこのロータに対して取外し自在に配置され、この刃ホルダーの刃取付面は、前記刃の正方形と略同一の形状としてあり、この刃ホルダーの刃取付面に前記回転刃がその背面でスペーサを介して間接的に当接し、この回転刃の一隅角部がこのロータ周面から突出した状態で、前記刃取付面に前記回転刃が着脱自在に取り付けられることを特徴とする回転刃ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007004428U JP3139204U (ja) | 2007-05-16 | 2007-05-16 | 回転刃およびこの回転刃を備える回転刃ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007004428U JP3139204U (ja) | 2007-05-16 | 2007-05-16 | 回転刃およびこの回転刃を備える回転刃ユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3139204U true JP3139204U (ja) | 2008-02-07 |
Family
ID=43289439
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007004428U Expired - Lifetime JP3139204U (ja) | 2007-05-16 | 2007-05-16 | 回転刃およびこの回転刃を備える回転刃ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3139204U (ja) |
-
2007
- 2007-05-16 JP JP2007004428U patent/JP3139204U/ja not_active Expired - Lifetime
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