JP3138988U - 蓋付き液状体収納容器 - Google Patents

Abstract

【課題】粘性溶液や接着剤の容器において、容器の縁に付いた液体の硬化によって、蓋が閉まらなくなったり、閉め難くなること或いは蓋が容器に接着したり、粘着することを防ぐ容器を提供する。
【解決手段】硬質材による上部周囲内側に溝のある容器１の溝２に一つ以上の穴３を開け、縁にに残った溶液を容器内に落として、溝に嵌合する突起のある蓋をする。
【選択図】図１

Description

本考案は、蓋付き液状体収納容器に関する。

従来の液状体特に粘度の高い液体は、上面周囲に連続凹形状の溝のある容器に入れ、その溝に嵌合する凸形状を形成した蓋をしていた。

しかし、容器周囲の溝中に液体が付着することが多く、その液体が硬化性質を有すると、粘度が高くなり、蓋をしたとき、その凸形状部に転着し、蓋が開け難くなったり、蓋と容器が接着して、再度蓋を開けるのが困難になったりしていた。

本考案は、背景技術に示したような問題を解決するものである。

本考案は、上面周囲に連続した溝のある、容器のその溝に一つ以上の穴を開け、中の液体を外部に出したときに、上部縁の溝に付着した液体を穴から容器内に落とし戻して、再び容器に蓋をしたとき、蓋の周囲に形成した溝に嵌合する突起部と容器とが粘着又は接着しない構造とすることにある。

図１に示すように、上面周囲に溝２のある容器１に、その溝２に一つ以上の穴３を開ける。穴３は間隔を開けた長穴でも良い。

これに図２のごとき、図１の溝２の凹形状に嵌合する、連続した断面凸形状の突起４のある蓋５を嵌め込む。

容器１内の液体特に粘度の高い液体を外部に出すとき、容器１の上部縁に流れ落とした液体が容器１の溝２に付着しても、溝２に開けた穴３から容器１内に流れ込み、容器の縁に液体が付着し、時には液体が溜まることによる蓋５の容器１への嵌め込みを疎外することはない。

容器１やその蓋５の材質は、硬質性があれば、その材質は金属製の場合の妨錆対応や、プラスチック材の場合の溶解対策を考慮すれば、材質を問わない。
又容器１の形状は、円筒体、立方体等適宜で良い。

考案の効果

液体容器特に粘性、硬化性のある液体容器において、容器縁に付着した液体によってその蓋との付着、粘着で蓋が開かない、開け難いということが無くなる。

容器縁の残留液は、容器の中に戻り、その無駄が無くなる。

上面周囲に一つ以上の穴が開いている凹形状連続溝のある円筒形状容器の斜視図 容器の溝に嵌合する連続凸形状のある蓋の斜視図 図１の断面図

符号の説明

１・・容器
２・・溝
３・・穴
４・・突起
５・・蓋

Claims (1)

1. 上面内側周囲に、連続した凹形状溝のある硬質容器において、この溝に一つ以上の穴を開け、容器の溝に嵌合する連続凸形状を有する蓋をする、液状体の収納容器

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