JP3138933U - ネット入り固形石鹸 - Google Patents

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Abstract

【課題】石鹸の泡立てを促進させると共に簡単な構造で石鹸の水切れを良くし、その溶出を防いで衛生的に保持し、かつ石鹸を使い切った後も石鹸を入れ替えて何度も使用することができるネット入り固形石鹸を提供する。
【解決手段】ネット入り固形石鹸1において、(a)スカート形状の泡立て用ネット13と、前記泡立て用ネットを吊り下げるための吊り下げ手段11と、前記泡立て用ネットの内側において前記吊り下げ手段の下端部に取り付けられる保持手段12と、を有する石鹸用吊り下げ具10と、(b)固形石鹸21と、前記石鹸21を封入する袋状の石鹸収納用ネット22と、前記石鹸収納用ネット22に設けられる前記保持手段12に対して着脱可能な被保持手段23と、を有する固形石鹸収納具20と、から構成される。
【選択図】図1

Description

本考案は、固形石鹸の泡立てを促進させると共に水切れを良くするためのネット入り固形石鹸に関する。
従来から、固形石鹸は多くの場合、石鹸皿や石鹸箱等の石鹸置きに入れて使用されている。しかし、固形石鹸は水に溶けやすく、石鹸が溶け出した石鹸水には石鹸の成分である脂肪酸や人の皮脂、皮膚の蛋白成分等、細菌が好む成分が多く含まれているため、石鹸置きにおいては、細菌が繁殖しやすい。
このため、例えば病院等の医療機関では院内感染防止等の観点から固形石鹸は推奨されておらず、現在では液体石鹸が主流となっていた。
しかしながら、上述した液体石鹸は固形石鹸に比べて経済的ではないという問題を有している。これは、液体石鹸の約70%が水分であるのに対し、固形石鹸の水分は約12%であること、さらに固形石鹸の方が石鹸分(界面活性剤)を多く含んでいることからも明らかである。そのため、固形石鹸を衛生的に保つ方策がこれまで検討されてきた。
一方、固形石鹸をネットに入れて使用することも従来から行われていた(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1には、固形石鹸を収納する袋状の内側ネットと、この内側ネットの外側面を覆うように設けられた外側ネットの二重構造からなり、内側ネットの閉塞部側の外側ネットの端部を内側ネットに拘束しない構成とする固形石けん収納用ネットが開示されている。
実用新案登録第3109976号公報
しかし、特許文献1に開示された石鹸収納用ネットは、もっぱら泡立ちの向上を図るためになされた考案であり、本考案のように固形石鹸を吊り下げて使用する用途は考慮されていなかった。その実施例3における紐も、固形石鹸が固形石鹸収納ネットから抜け出ないように確実に保持するためのものである。
本考案は、上記従来の問題点に鑑みて、固形石鹸の泡立てを促進させると共に簡単な構造で石鹸の水切れを良くし、その溶出を防いで衛生的に保持でき、かつ石鹸を使い切った後も石鹸を入れ替えて何度も使用することができるネット入り固形石鹸を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本考案は、(a)スカート形状の泡立て用ネットと、前記泡立て用ネットを吊り下げるための吊り下げ手段と、前記泡立て用ネットの内側において前記吊り下げ手段の下端部に取り付けられる保持手段と、を有する石鹸用吊り下げ具と、(b)固形石鹸と、前記石鹸を封入する袋状の石鹸収納用ネットと、前記石鹸収納用ネットに設けられる前記保持手段に対して着脱可能な被保持手段と、を有する固形石鹸収納具と、から構成されることを特徴とするネット入り固形石鹸を提供するものである。
ここで、前記泡立て用ネットは、一重又は二重のネット素材より成るようにする。また、この泡立て用ネットは、円筒形状のネット素材の一方の端部が前記吊り下げ手段を中心軸として窄められて固定されることによりスカート形状に形成される。
さらに、前記石鹸収納用ネットは、前記泡立て用ネットより目の細かいネットよりなる。
また、前記保持手段をフックとし、前記被保持手段を前記フックを係止させるための穴またはリングとするのが好適である。あるいは、前記保持手段及び前記被保持手段を、それぞれ凹ホックと凸ホック、ボタンとボタンホール、紐と紐のうちいずれかの組み合わせより構成する。
なお、前記石鹸収納用ネットと前記泡立て用ネットの少なくとも一方には、光触媒とアパタイトの複合体粒子が含まれるようにする。
ここで、前記光触媒とアパタイトの複合体粒子は、アパタイトにより光触媒粒子が被覆された複合体粒子とする。または、アパタイトの結晶構造中に光触媒が置換された複合体粒子とする。
そして、前記光触媒は、二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化バナジウム、三酸化二ビスマス、三酸化タングステン、酸化鉄、チタン酸ストロンチウム、硫化カドミウムの何れか一つ又は複数を主成分とするのが好ましい。さらに、前記アパタイトは、フッ化アパタイト又は水酸化アパタイトとするのが好適である。
このように、本考案によれば、石鹸の水切れを良くし、その溶出を防ぐことができる。従って、細菌の棲み処となる石鹸水を出さず、石鹸を清潔に保持することができる。
また、固形石鹸収納具を石鹸用吊り下げ具から取り外し可能な構造としたことにより、石鹸を使い切っても新しい固形石鹸収納具に取り換えることができる。即ち、石鹸用吊り下げ具は捨てることなく何度でも使用することができるため、使い捨てるのは固形石鹸収納具だけで済み、経済的である。また、固形石鹸収納具は取り付けも取り外しも簡単にできるため、交換も容易である。さらに、いつでも固形石鹸収納具を交換可能なため、浴用石鹸、手洗い石鹸、洗顔石鹸等、使用する時と場所によって固形石鹸収納具のみを代えて様々な用途で使用することができる。
また、固形石鹸収納具の石鹸収納用ネット及び泡立て用ネットで石鹸が包まれているため、石鹸の泡立ちが良くなり、洗浄力が高くなる。さらに、きめ細かい泡が立つまでの時間も通常より早くなり簡便である。
また、石鹸がネットに包まれているため、使用の際に石鹸が手から滑ることがない。さらに、石鹸用吊り下げ具により吊り下げて使用するため、石鹸を落として転がしてしまう心配もなく、常に決まった場所に保持できる。
また、石鹸収納用ネット内に収納されているため、石鹸が使用するにつれて小さくなっても最後まで使い切ることができる。
また、光触媒及びアパタイトの複合体を泡立て用ネット及び石鹸収納用ネットに含ませることにより、抗菌効果を付与することができる。さらに、この光触媒及びアパタイトの複合体は、石鹸の洗浄力、消臭力も向上させる。しかも、光触媒及びアパタイトの複合体によるこれらの効果は半永久的に継続するため、石鹸を常に衛生的に保持することが可能となる。
以下、本考案の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本考案の実施形態に係るネット入り固形石鹸の外観を示す全体概略図、図2はそのネット入り固形石鹸を構成する石鹸用吊り下げ具及び固形石鹸収納具の外観を示す模式図であり、図2(a)が石鹸用吊り下げ具、図2(b)が固形石鹸収納具をそれぞれ示している。
これらの図に示すように、ネット入り固形石鹸1は石鹸用吊り下げ具10及び固形石鹸収納具20より構成される。
石鹸用吊り下げ具10は、蛇口やフック等に吊り下げるための吊り下げ手段としての吊り下げ紐11と、この吊り下げ紐11の下端に設けられ、固形石鹸収納具20を引掛けて保持する保持手段としてのフック12と、固形石鹸収納具20の外側周囲をスカート状に覆い、吊り下げ紐11に接合部14において接合され固定されている、石鹸の泡立ちを良くするための泡立て用ネット13とからなる。
固形石鹸収納具20は、固形石鹸21と、その固形石鹸21を封入する袋状のネット素材からなる石鹸収納用ネット22と、石鹸用吊り下げ具10のフック12に引掛けて固形石鹸収納具20全体を保持するための被保持手段としてのフック用穴23とからなる。
このように、ネット入り固形石鹸1は、石鹸用吊り下げ具10の泡立て用ネット13の内側に、固形石鹸収納具20をフック12によって吊り下げて使用する。それにより固形石鹸21の泡立ちと水切れを良くすることができる。
吊り下げ紐11は、好ましくは防水性を有する素材よりなり、図1及び図2に示すように輪状にして蛇口やフック等に引掛けて使用できるように構成する。
保持手段としてのフック12は、固形石鹸収納具20の着脱が容易でかつ使用時に脱落することがないよう、バネ等でリング状になる仕組のものを用いる。例えば、レバースナップ、ミニゴコス、カニカン、ナスカン等を用いるのが好適である。
フック12を引掛けるための被保持手段としてのフック用穴23は、石鹸収納用ネット22の網目を利用して網目に直接フック12を引掛けるようにしても良いが、好ましくはフック12を掛けやすいようハトメ加工等を施してこれをフック用穴23として用いる。また、フック12が容易に掛けられるようにリング等をさらに設けておき、そこにフック12を引掛ける構成としても良い。
泡立て用ネット13と石鹸収納用ネット22は、ポリエチレン等の合成樹脂製のネットから構成されるのが好適である。また、石鹸収納用ネット22に伸縮性を有する素材(例えば、ナイロン等のストッキング素材)を使用すれば、固形石鹸21の大きさに合わせて伸縮し、固形石鹸21が使用につれて少しずつ小さくなっても最後までこれにフィットするため使いやすくなる。
さらに、この泡立て用ネット13と石鹸収納用ネット22には光触媒及びアパタイトの複合体を含ませるのが好適である。この光触媒及びアパタイトの複合体の抗菌効果により、固形石鹸21を細菌から守ることができるだけでなく、さらに細菌の栄養源となる皮脂や皮膚の蛋白成分自体も分解することができる。さらに、有害物質等の吸着、分解効果により洗浄力も向上し、併せて消臭を行うこともできる。
泡立て用ネット13は、一重のネットから構成しても良いし、泡立ちをさらに良くするためにネットを二重に設けても良い。このとき石鹸収納用ネット22を、泡立て用ネット13より目の細かいネットにすると、さらにきめの細かい泡が立ちやすくなる。
固形石鹸21を使い切った際には、その固形石鹸収納具20を石鹸用吊り下げ具10のフック12から外し、新たな固形石鹸収納具20を取り付けて使用する。このように固形石鹸収納具20のみを使い捨てにするため経済的である。
図3は本考案の実施形態に係るネット入り固形石鹸における石鹸用吊り下げ具の製造工程を示す図である。
まず、図3(a)に示すように、吊り下げ紐11の端部にフック12を設ける。
次いで図3(b)に示すように、筒状のネット13A内に、吊り下げ紐11のフック12側を挿入する。
次に図3(c)に示すように、筒状のネット13Aの、吊り下げ紐11を挿入した側の端部を絞り、吊り下げ紐11に接合して泡立て用ネット13とする。このとき接合部14は、紐や糸、テグス等で縛着して閉じ合わせても良いし、その他、縫合、熱着、溶着、圧着等によっても良い。
このように、本実施形態によれば、固形石鹸21の水切れを良くし、その溶出を防ぐことができる。従って、細菌の棲み処となる石鹸水を出さず、固形石鹸21を清潔に保持することができる。
また、固形石鹸収納具20を石鹸用吊り下げ具10から取り外し可能な構造としたことにより、固形石鹸21を使い切っても新しい固形石鹸収納具20に取り換えることができる。即ち、石鹸用吊り下げ具10は捨てることなく何度でも使用することができるため、使い捨てるのは固形石鹸収納具20だけで済み、経済的である。さらに、いつでも固形石鹸収納具20を交換可能なため、浴用石鹸、手洗い石鹸、洗顔石鹸等、使用する時と場所によって固形石鹸収納具20のみを代えて様々な用途で使用することができる。
また、固形石鹸収納具20の石鹸収納用ネット22及び泡立て用ネット13で固形石鹸21が包まれているため、泡立ちが良くなり、洗浄力が高くなる。さらに、きめ細かい泡が立つまでの時間も通常より早くなり簡便である。
また、固形石鹸21がネットに包まれているため、使用の際に石鹸が手から滑ることがない。さらに、石鹸用吊り下げ具10により吊り下げて使用するため、固形石鹸21を落として転がしてしまう心配もなく、常に決まった場所に保持できる。
また、石鹸収納用ネット22内に収納されているため、固形石鹸21が使用するにつれて小さくなっても最後まで使い切ることができる。
また、光触媒及びアパタイトの複合体を泡立て用ネット13及び石鹸収納用ネット22に含ませることにより、抗菌効果を付与することができる。さらに、この光触媒及びアパタイトの複合体は、固形石鹸21の洗浄力、消臭力も向上させる。しかも、光触媒及びアパタイトの複合体によるこれらの効果は半永久的に継続するため、固形石鹸21を常に衛生的に保持することが可能となる。
なお、上記の実施形態では、吊り下げ手段として吊り下げ紐11を用いたが、これに代えて様々な吊り下げ手段を用いることができる。例えば、フックやリング、吸盤等を用いても良い。
また、保持手段及び被保持手段として、フック12とフック用穴23を用いる構成としたが、これもまた様々な手段に代えることができる。
図4は本考案の他の実施形態に係るネット入り固形石鹸の保持手段と被保持手段の例を示す模式図である。
図4(a)では、保持手段として凹ホック121、被保持手段として凸ホック231を用いており、双方のホック121、231を止着することにより固形石鹸収納具20を保持する。なお、凸ホックと凹ホックは保持手段と被保持手段で逆に設けられても良い。図4(b)では、保持手段としてボタン122、被保持手段としてボタンホール232を用いており、ボタン122をボタンホール232に掛けて止着することにより固形石鹸収納具20を保持する。なおここでも、ボタンとボタンホールは保持手段と被保持手段で逆に設けられても良い。図4(c)では、保持手段及び被保持手段の双方に紐123、233を用いており、これらの紐123、233を互いに結ぶことにより固形石鹸収納具20を保持する。いずれも安価で簡単な構成であるため、状況や環境に応じて最適な手段を選択する。
次に、本考案において用いる光触媒及びアパタイトの複合体について説明する。
図5は、本考案のネット入り固形石鹸に係る光触媒及びアパタイト複合体の機能を説明する模式図である。
まず、本考案に用いられるアパタイトとは、M,Z,Xを任意の元素として、M10(ZO462の組成を有する鉱物群であり、日本名ではリン灰石と呼ばれている。ここで、前記のMとZの主成分はそれぞれカルシウムとリンであるが、M,Z,Xは種々の元素で比較的容易に置換することができる。Mにカルシウム、Zにリン、Xにフッ素が主成分として入ると、フッ化アパタイト(フルオロアパタイト)となる。また、Mにカルシウム、Zにリン、Xに水酸基が入ると、水酸化アパタイト(ハイドロキシアパタイト)となる。
このアパタイトは、汚れや臭い、細菌等を吸着保持する機能を有する。例えば窒素酸化物や過酸化脂質、アンモニアやアルデヒド類、大腸菌等の細菌やウィルスを吸着できる。
一方、光触媒は、光が照射された際の酸化還元作用により、上記のアパタイトが吸着した汚れや臭い、細菌等を分解除去する作用を有する。
本考案のネット入り固形石鹸では、このような光触媒とアパタイトを、被覆(光触媒をアパタイトで被覆)、置換(アパタイトの結晶構造中に光触媒を置換)等の方法により複合化し添加する。それにより、アパタイトと光触媒双方の作用を連携させ、優れた抗菌、洗浄、消臭効果を発揮させることができる。
例えば、光触媒は、光を当てることにより非常に強い酸化力を生じ、接触してくる有害化学物質や細菌、カビ、臭い、汚れ等を分解し、炭酸ガスなどに分解し除去することができるが、物質や菌等を引き寄せたり多量に吸着する作用はないため、光触媒表面に接触した物質しか分解できず、また、光が当たらなければ機能することができない。一方で、アパタイトもタンパク質や物質の吸着能に優れ大量に吸着することができるが、それらの分解能がないため一定の吸着量を超えれば飽和してしまいそれ以上は吸着できなくなってしまう。
しかし、光触媒とアパタイトを複合化させると、図5(a)に示すように、光が当たらなくても物質を吸着でき、さらに図5(b)に示すように、光がある時にアパタイトが吸着した物質を光触媒が分解するため、吸着機能がその都度再生する。さらに、光触媒は有機物を分解するために一定の時間を必要とするが、アパタイトは吸着した物質を逃さないため、確実に分解することができるという効果もある。このため、本考案のネット入り固形石鹸は、わずかな光でも優れた抗菌、洗浄、消臭効果を発揮することができる。
また、光触媒をアパタイトと複合させるもう一つのメリットとして、光触媒による基材の分解を防ぐことが挙げられる。光触媒は、プラスチックや繊維、樹脂等の有機系の基材に混合させると、その強力な酸化作用で基材自体を分解し劣化させてしまうという問題点を有していた。しかし、アパタイトと複合させることによりアパタイトが光触媒と基材とのスペーサーの役割を果たすため、光触媒は直接基材に触れず基材を傷めることがなくなる。そのため本考案では、ネットの基材となる合成樹脂に光触媒を塗布してもこれを劣化させることがない。
なお、本考案に用いるアパタイトとしては、上記のフッ化アパタイト、水酸化アパタイトのほか、塩化アパタイト、炭酸アパタイト、炭酸化水酸アパタイト等が好適である。
さらに、本考案に用いる光触媒としては、二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化バナジウム、三酸化二ビスマス、三酸化タングステン、酸化鉄、チタン酸ストロンチウム、硫化カドミウム等が好適である。
以上、本考案の実施形態について説明したが、本考案は上記実施形態に限定されるものではなく、本考案の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、これらを本考案の範囲から排除するものではない。
本考案は、石鹸の泡立てを促進させると共に水切れを良くするためのネット入り固形石鹸に関するものであり、産業上の利用可能性を有する。
本考案の実施形態に係るネット入り固形石鹸の外観を示す全体概略図である。 本考案の実施形態に係るネット入り固形石鹸を構成する石鹸用吊り下げ具及び固形石鹸収納具の外観を示す模式図である。 本考案の実施形態に係るネット入り固形石鹸における石鹸用吊り下げ具の製造工程を示す図である。 本考案の他の実施形態に係るネット入り固形石鹸の保持手段と被保持手段の例を示す模式図である。 本考案のネット入り固形石鹸に係る光触媒及びアパタイト複合体の機能を説明する模式図である。
符号の説明
1 ネット入り固形石鹸
10 石鹸用吊り下げ具
11 吊り下げ紐
12 フック
13 泡立て用ネット
13A 筒状のネット
14 接合部
20 固形石鹸収納具
21 固形石鹸
22 石鹸収納用ネット
23 フック用穴
121 凹ホック
122 ボタン
123、233 紐
231 凸ホック
232 ボタンホール

Claims (11)

  1. (a)スカート形状の泡立て用ネットと、前記泡立て用ネットを吊り下げるための吊り下げ手段と、前記泡立て用ネットの内側において前記吊り下げ手段の下端部に取り付けられる保持手段と、を有する石鹸用吊り下げ具と、
    (b)固形石鹸と、前記石鹸を封入する袋状の石鹸収納用ネットと、前記石鹸収納用ネットに設けられる前記保持手段に対して着脱可能な被保持手段と、を有する固形石鹸収納具と、
    から構成されることを特徴とするネット入り固形石鹸。
  2. 前記泡立て用ネットは、一重又は二重のネット素材より成ることを特徴とする請求項1に記載のネット入り固形石鹸。
  3. 前記泡立て用ネットは、円筒形状のネット素材の一方の端部が前記吊り下げ手段を中心軸として窄められて固定されることによりスカート形状に形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のネット入り固形石鹸。
  4. 前記石鹸収納用ネットは、前記泡立て用ネットより目の細かいネットよりなることを特徴とする請求項1又は2に記載のネット入り固形石鹸。
  5. 前記保持手段はフックであり、前記被保持手段は前記フックを係止させるための穴またはリングであることを特徴とする請求項1に記載のネット入り固形石鹸。
  6. 前記保持手段及び前記被保持手段は、それぞれ凹ホックと凸ホック、ボタンとボタンホール、紐と紐のうちいずれかの組み合わせよりなることを特徴とする請求項1に記載のネット入り固形石鹸。
  7. 前記石鹸収納用ネットと前記泡立て用ネットの少なくとも一方には、光触媒とアパタイトの複合体粒子が含まれていることを特徴とする請求項1に記載のネット入り固形石鹸。
  8. 前記光触媒とアパタイトの複合体粒子は、アパタイトにより光触媒粒子が被覆された複合体粒子であることを特徴とする請求項7に記載のネット入り固形石鹸。
  9. 前記光触媒とアパタイトの複合体粒子は、アパタイトの結晶構造中に光触媒が置換された複合体粒子であることを特徴とする請求項7に記載のネット入り固形石鹸。
  10. 前記光触媒が、二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化バナジウム、三酸化二ビスマス、三酸化タングステン、酸化鉄、チタン酸ストロンチウム、硫化カドミウムの何れか一つ又は複数を主成分とすることを特徴とする請求項8又は9に記載のネット入り固形石鹸。
  11. 前記アパタイトが、フッ化アパタイト又は水酸化アパタイトであることを特徴とする請求項8又は9に記載のネット入り固形石鹸。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009063651A1 (ja) * 2007-11-16 2009-05-22 Acp Japan Co., Ltd. 固形石鹸吊り下げ具の製造方法

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