JP3138667B2 - ウィンドウシステムの音声再生装置 - Google Patents

ウィンドウシステムの音声再生装置

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JP3138667B2
JP3138667B2 JP29125097A JP29125097A JP3138667B2 JP 3138667 B2 JP3138667 B2 JP 3138667B2 JP 29125097 A JP29125097 A JP 29125097A JP 29125097 A JP29125097 A JP 29125097A JP 3138667 B2 JP3138667 B2 JP 3138667B2
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剛 屋我
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沖縄日本電気ソフトウェア株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声再生装置に関
し、特に、音声データの位置を容易に識別できる音声再
生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のウィンドウシステムにおいては、
音声にその音声を再生しているウィンドウの表示位置に
関する情報が付加されていない。このため、利用者は音
声を聞いただけでは、その音声がどのウィンドウから再
生されているのか瞬時に判断することができない。
【0003】音声に表示位置の情報を付加する装置とし
て、「実開平6−33298号公報」記載の「警報音発
生装置」があるが、この技術は、設備装置の運転を監視
するシステムにおいて、各設備装置に対応した表示器が
表示装置上にあらかじめ決められた配置になっており、
問題が発生した設備装置に対し、該当する表示器を点滅
させるとともに予め用意された各表示器の位置情報を元
に、警報音があたかもその位置で鳴っているかのように
出力させるものである。この装置では、表示器の位置が
表示装置上で予め決まっており、音声を出力するウィン
ドウを任意に移動可能なウィンドウシステムに対して適
用することはできない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来のウィンド
ウシステムにおける問題点は、あるウィンドウが音声を
再生した場合、利用者はどのウィンドウから音声が再生
されたかを瞬時に識別することができないことである。
【0005】その理由は、音声に再生中のウィンドウの
表示位置に関する情報が付加されておらず、常に一定の
方向からしか音声が聞こえてこないからである。
【0006】本発明の目的は、ウィンドウシステム上で
音声を再生する際に、音声に再生すべきウィンドウの位
置情報を付加し、利用者が音声を聞いただけで、再生し
ているウィンドウの識別を可能にすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のウィンド
ウシステムの音声再生装置は、(a)音声を再生しているウィンドウの表示位置を常時
監視し変化が生じた場合ウィンドウを識別するIDおよ
び新しい表示位置を通知するウィンドウ位置監視部と、 (b)前記ウィンドウ位置監視部からの表示位置から、
定められた計算式により音声の方向を計算する音声の方
向計算部と、 (c)ウィンドウシステム上の音声の発生、消滅を常時
監視し、変化が生じた場合に変化したことを通知する音
声状態監視部と、 (d)各ウィンドウに対する前記IDと、前記音声の方
向と、前記ウィンドウの表示位置とからなるレコードを
格納する音声管理テーブルと、 (e)前記音声状態監視部からの通知により、音声が発
生した場合には、音声を発生したウィンドウに対する前
記レコードを前記音声管理テーブルに追加し、音声が消
滅した場合には音声が消滅したウィンドウに対する前記
レコードの削除を行う音声管理用レコード追加削除部
と、 (f)前記音声管理テーブルのレコードに基づいて音声
をウィンドウシステムの提供する立体音響システムの形
式に変換し音声情報を出力する出力命令発行部と、 (g)前記出力命令発行部からの音声情報の実際の音声
再生を行うウィンドウシステムの提供する立体音響出力
部と、を有する。
【0008】本発明の第2のウィンドウシステムの音声
再生装置は、前記第1のウィンドウシステムの音声再生
装置であって、ウィンドウシステムより表示画面右上端
の座標を取得し、画面の右上隅から音声が聞こえてくる
と仮定した音声の方向をあらかじめ決められた初期値で
設定し、次に、前記画面の右上隅から音声を再生し、利
用者が表示画面右上端から聞こえてくるように音声の画
面上の方向調整用ボタンの押した方向に前記初期値を補
正し、この補正を繰り返し、音声の方向を適正な値に調
整する初期設定部と、前記初期設定部の結果に基づいて
処理を行う前記音声の方向計算部とを有する。
【0009】本発明の第3のウィンドウシステムの音声
再生装置は、前記第1または第2のウィンドウシステム
の音声再生装置であって、各レコードにウィンドウ−マ
ウスカーサ間の距離と音量とを含む前記音声管理テーブ
ルと、ウィンドウシステム上の前記マウスカーサの位置
およびキー入力を常時監視し、あらかじめ定めた音声の
大きさを変更するキーが押されると、前記音声管理テー
ブルにレコードが存在すれば、前記音声管理テーブルに
存在する全てのレコード内のウィンドウ−マウスカーサ
間の距離を−1に更新して距離を再初期化し、次に、音
声の大きさを変更する前記音声の大きさを変更するキー
入力がある間、前記マウスカーサの位置を取得するマウ
スカーサ監視部と、前記マウスカーサ管理部の処理に基
づいて前記音声管理テーブルの各レコードを取り出し、
マウスカーサの位置および取り出したレコードのウィン
ドウ表示位置から新規距離を計算し、取り出したレコー
ドの距離が−1の場合、レコードの距離を前記新規距離
に更新し、取り出したレコードの距離が−1でない場
合、取り出したレコードに保存されている距離と前記新
規距離とを比較し、前記新規距離の方が小さいなら音量
を大きくし、前記新規距離の方が大きいなら音量を小さ
くするように取り出したレコードの音量を更新し、かつ
取り出したレコードの距離を前記新規距離に更新する音
声の大きさ計算部と、前記マウスカーサ計算部および音
声の大きさ計算部の結果に基づいて処理を行う前記音声
の出力命令発行部とを有する。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【発明の実施の形態】次に本発明の第1の実施の形態に
ついて図1を参照して詳細に説明する。図1は、本発明
の第1の実施の形態を示すブロック図である。図1を参
照すると、本発明の第1の実施の形態は、音声を再生し
ているウィンドウの表示位置を常時監視し変化が生じた
場合ウィンドウIDおよび新しい表示位置を音声の方向
計算部103に通知するウィンドウ位置監視部101
と、ウィンドウ位置監視部101の情報を元に音声の見
かけ上聞こえてくる方向をウィンドウ表示位置にあわせ
て変換する音声の方向計算部103と、ウィンドウシス
テム上の音声の発生、消滅を常時監視し、変化の生じた
場合に音声管理用レコード追加削除部104を呼び出す
音声状態監視部102と、音声状態監視部102の情報
を元に音声が発生した場合には、音声を発生したウィン
ドウ毎に本装置で必要となる情報を格納した音声管理テ
ーブル106にレコードを追加し、音声が消滅した場合
にはレコードの削除処理を行う音声管理用レコード追加
削除部104と、音声管理テーブル106の情報を元に
ウィンドウシステムの提供する立体音響システムの形式
にあった方式に音声を変換し、ウィンドウシステムの提
供する立体音響出力部107を呼び出す音声の出力命令
発行部105と、実際の音声出力を行うウィンドウシス
テムの提供する立体音響出力部107とから構成され
る。
【0014】次に、本発明の第1の実施の形態の動作に
ついて、図2〜図9を参照して詳細に説明する。
【0015】まず、図2、図3を用いて、音声の方向の
計算方法を説明する。図2は、音声のX方向の計算方法
の説明図である。図3は、音声のY方向の計算方法の説
明図である。
【0016】表示画面中央を表示画面の座標系の原点と
し右方向および上方向を正方向とする。利用者の顔の位
置は、表示画面中央の垂直線上にあるものとし、利用者
が表示画面中央を見る時の視線のx方向およびy方向の
角度をそれぞれ0とし、右方向および上方向を正方向と
する。
【0017】任意のウィンドウ表示位置(x,y)に対応
する音声の方向をx成分とy成分に分け、(θx,θy)と
表すことにし、図2を用いて音声の方向のx成分θxの
計算方法を説明し、図3を用いて、y成分のθyの計算
方法を説明する。
【0018】図2において、利用者が(xmax,0)から音声
が聞こえてくると感じる角度を、(θxmax,0)とし、あら
かじめ決められているものとすると、利用者が任意のウ
ィンドウ表示位置(x,0)から音声が聞こえてくると感じ
る角度θxは、 tanθx/tanθxmax=(x/l)/(xmax/l)より、 tanθx=(x/xmax)tanθxmax・・・(1)で得られる。
【0019】(1)式におけるlは、利用者と画面との
距離である。
【0020】y方向も同様に図3のように、利用者が
(0,ymax)から音声が聞こえてくると感じる角度θymaxが
あらかじめ決められているとすると、利用者がウィンド
ウ位置(0,y)から音声が聞こえてくると感じる角度θy
は、 tanθy=(y/ymax)tanθymax・・・(2)で得られる。
【0021】ここで、利用者の顔の位置が表示画面中央
の垂直線上にあることから、表示画面左端上の点(-xma
x,0)への視線の角度θxrは、 θxr=-θxmaxを満たす。
【0022】したがって、利用者が表示画面左側の領域
(x<0)のウィンドウ位置x'から音声が聞こえてくると感
じる角度θx'は、 tanθx'=(x/-xmax)tanθxr=(x/-xmax)tan(-θxmax)=
(x/xmax)tanθxmax となり、(1)式が表示画面左側の領域に対しても利用
可能となる。
【0023】Y方向についても全く同様に表示画面下側
の領域でも(2)式が利用可能となる。
【0024】図4は、本発明の第1の実施の形態による
音声制御で必要となる情報を保持する音声管理テーブル
106である。この音声管理テーブル106は、ウィン
ドウシステムで再生中の1つの音声につき、1つのレコ
ードが対応し、各レコードは、ウィンドウシステム上の
各ウィンドウを一意に識別するためのウィンドウID、
音声の聞こえてくる方向を表す音声の方向、音声を再生
しているウィンドウの表示画面上の位置を表すウィンド
ウ表示位置で構成される。
【0025】次に、図5〜図7を参照して、ウィンドウ
システム上で音声が新たに発生、消滅する場合の本発明
の第1の実施の形態の動作について説明する。図5は、
音声状態監視部102の動作を示すフローチャートであ
る。図5を参照すると、音声状態監視部102は、ウィ
ンドウシステムから音声の状態を常時取得し(図5S5
1)、変化のあった場合(図5S52YES)、ウィン
ドウシステムから音声が発生した(消滅した)ウィンド
ウのウィンドウIDと表示位置を取得する(図5S5
3)。次に、音声が発生したのか消滅したかの情報を取
得し(図5S54)、音声管理用レコード追加削除部1
04を呼び出す(図5S55)。
【0026】図6は、音声管理用レコード追加削除部1
04の動作を示すフローチャートである。図6を参照す
ると、音声管理用レコード追加削除部104は、ウィン
ドウシステム上で新たに音声が発生した場合には(図6
S61)、音声管理テーブル106に新しいレコードを
追加し、ウィンドウ表示位置とウィンドウIDを更新し
(図6S62)、音声の方向計算部103を呼び出し、
追加したレコードの音声の方向を設定し(図6S6
3)、音声の出力命令発行部105を呼び出す(図6S
64)。音声が消滅した場合には(図6S61)、音声
の出力命令発行部105を呼び出し、消滅した音声の再
生を停止し(図6S65)、音声管理テーブル106か
ら消滅した音声のレコードを削除する(図6S66)。
【0027】図7は、音声の出力命令発行部105の動
作を示すフローチャートである。図7を参照すると、音
声の出力命令発行部105は、音声管理テーブル106
の全てのレコードを取り出し(図7S71)、音声を再
生する場合は(図7S72NO)、音声管理テーブル1
06の音声の方向と音量から音声をウィンドウシステム
の提供する立体音響システムの形式に合わせて変換し、
最終的な音声の出力命令をウィンドウシステムに発行す
る(図7S73)。音声の消滅処理を行う場合は(図7
S72YES)、音声出力の停止命令をウィンドウシス
テムの提供する立体音響システムの形式に合わせて変換
し、最終的な音声の停止命令をウィンドウシステムの提
供する立体音響システムに発行する(図7S74)。
【0028】次に、図8〜図9を参照して、ウィンドウ
システム上で音声を再生しているウィンドウの表示位置
が変化した場合の本発明の第1の実施の形態の動作につ
いて説明する。図8は、ウィンドウ位置監視部101の
動作を示すフローチャートである。
【0029】図8を参照すると、ウィンドウ位置監視部
101は、ウィンドウシステム上のウィンドウ表示位置
の変化を監視し(図8S81)、変化があった場合(図
8S82YES)、変化のあったウィンドウのウィンド
ウIDをウィンドウシステムより取得し(図8S8
3)、音声管理テーブル106内に一致するウィンドウ
IDがある場合(図8S84YES)、対応するレコー
ドのウィンドウ表示位置を変化のあったウィンドウの表
示位置で更新する(図8S85)。ついで、音声の方向
計算部103を呼び出し、変化のあったウィンドウの表
示位置に応じた音声の方向(θx,θy)を計算し、対応す
るレコードを更新し(図8S86)、音声の出力命令発
行部105を呼び出す(図8S87)。
【0030】図9は、音声の方向計算部103の動作を
示すフローチャートである。図9を参照すると、音声の
方向計算部103は、呼び出し元からウィンドウ表示位
置(x,y)を受け取り(図9S91)、(1)式に従っ
て、音声のx方向の角度θxを計算し(図9S92)、
(2)式にしたがって、音声のy方向の角度θyを計算
し(図9S93)、呼び出し元に利用者がウィンドウ表
示位置(x,y)から音声が再生されていると感じる音声の
方向(θx,θy)を返却する(図9S94)。
【0031】次に、本発明の第2の実施の形態につい
て、図10〜図11を参照して詳細に説明する。図10
は、本発明の第2の実施の形態を示すブロック図であ
る。図10を参照すると、本発明の第2の実施の形態
は、本発明の第1の実施の形態に初期設定部108を追
加したものである。
【0032】第1の実施の形態においては、利用者が(x
max,0)から音声が聞こえてくると感じる角度(θxmax,
0)、利用者が(0,ymax)から音声が聞こえてくると感じる
角度(0,θymax)を、あらかじめ決められているものとし
たが、利用者が表示画面上に表示されているウィンドウ
を見るときの視線は、表示画面の大きさや利用者が表示
画面からどの程度離れているかによって、変わってくる
ため、固定値を利用していると、誤差の発生する可能性
がある。
【0033】したがって、本発明の第2の実施の形態で
は、あらかじめ利用者の視線の方向に対応する音声の方
向を利用者が設定し、それを元に、任意のウィンドウ表
示位置に対応した音声の方向を算出することにより、上
記誤差の低減を可能とする。
【0034】図11(a)は、初期設定部108の動作
を示すフローチャートである。図11(b)は、ユーザ
インタフェースを示す説明図である。初期設定部108
は、利用者の視線と一致する音声の方向をあらかじめ設
定し、図11(b)のようなユーザインターフェースを
使用する。
【0035】図11(a)を参照すると、初期設定部1
08は、最初にウィンドウシステムより表示画面右上端
の座標(xmax,ymax)を取得する(図11(a)S11
1)。次に利用者が(xmax,ymax)から音声が聞こえてく
ると感じる音声の方向(θxmax,θymax)を第1の実施の
形態で使用したあらかじめ決められた初期値で設定する
(図11(a)S112)。次に、(θxmax,θymax)の
方向から音声を再生し(図11(a)S113)、調整
終了ボタン1103が押されていないのであれば(図1
1(a)S114NO)、利用者に表示画面右上端から
聞こえてくるように音声の方向調整用ボタン1102の
押された方向に(θxmax,θymax)を補正する(図11
(a)S115)。
【0036】調整終了ボタン1103の押されるまで
(θxmax,θymax)の補正を繰り返すことで、(θxmax,θy
max)を適正な値に調整する。
【0037】音声の方向計算部103では、初期設定部
108での最終的な方向の値に基づいて処理を行う。
【0038】次に、本発明の第3の実施の形態につい
て、図12〜図16を参照して詳細に説明する。図12
は、本発明の第3の実施の形態を示すブロック図であ
る。
【0039】図12を参照すると、本発明の第3の実施
の形態は、マウスカーサ監視部109および、音声の大
きさ計算部110を追加した点と、図13に示すよう
に、図4の音声管理テーブル106に音量および、距離
の項目を追加し、図6の音声管理用レコード追加削除部
104の動作を図14のように変更した点が第1、第2
の実施の形態と異なる。
【0040】また、本発明の第3の実施の形態は、第
1、第2の実施の形態に加え、音量をマウスカーサと音
声を再生するウィンドウとの距離が小さい程大きくする
変換を行うことで、利用者は、マウスカーサの操作によ
っても音声を再生しているウィンドウの識別を容易に行
えるようになり、操作性の向上を計ることが可能となる
機能を有している。
【0041】図13は、第3の実施の形態の音声管理テ
ーブル106である。図13を参照すると、音声管理テ
ーブル106は、図4の音声管理テーブル106に、音
声の再生レベルを表す音量と、音量の調節で必要となる
マウスカーサおよび音声を再生しているウィンドウ間の
表示画面上での距離を表す距離を追加したものであり、
距離については、まだ初期化されていないことを示す値
として−1を定める。
【0042】図14は、本発明の第3の実施の形態の音
声管理用レコード追加削除部104の動作を示すフロー
チャートである。図14を参照すると、図6に示す処理
に、音量を取得し、距離を−1に設定する処理を追加し
たもので、ウィンドウシステム上で新たに音声が発生し
た場合には(図14S141YES)、音声管理テーブ
ル106に新しいレコードを追加し、ウィンドウ表示位
置とウィンドウIDを更新し(図14S142)、音声
の方向計算部103を呼び出し、追加したレコードの音
声の方向を設定する(図14S143)。次に、ウィン
ドウシステムから音声の音量を取得し、追加したレコー
ドの距離を−1に設定し(図14S144)、音声出力
命令発行部を呼び出す(図14S145)。音声が消滅
した場合には(図14S141NO)、音声の出力命令
発行部105を呼び出し、消滅した音声の再生を停止し
(図14S146)、音声管理テーブル106から消滅
した音声のレコードを削除する(図14S147)。
【0043】次に、図15〜図16を参照して、利用者
のマウスカーサ操作により、音声の音量を調節する方法
を説明する。マウスカーサを操作するたびに、常に音量
が変化してしまうと、非常にわずらわしいため、あらか
じめ定めたキーを押しながら、マウスカーサを操作した
場合のみ音量の調節を行う。
【0044】本操作を行うと、音声再生中の全てのウィ
ンドウとマウスカーサとの距離をあらかじめ定めたキー
が押されている間繰り返し計算され、マウスカーサの操
作により、距離が小さくなると、音声の音量を大きくす
る処理が行われ、距離が大きくなると音量の小さくする
処理が行われる。
【0045】図15は、マウスカーサ監視部109の動
作を示すフローチャートである。図15を参照すると、
マウスカーサ監視部109は、利用者より音量を調整す
る入力があったか監視し、すなわち、ウィンドウシステ
ム上のマウスカーサの位置とキー入力を常時監視し(図
15S151)、あらかじめ定めた音声の大きさを変更
するキーが押されると(図15S152YES)、音声
管理テーブル106にレコードが存在すれば(図15S
153YES)、音声管理テーブル106に存在する全
てのレコードの距離を−1に更新し、距離を再初期化す
る(図15S154)。
【0046】次に、音声の大きさを変更するキー入力が
ある間(図15S158YES)、マウスカーサの位置
を取得し、音声の大きさ計算部110および音声の出力
命令発行部105を呼び出し(図15S156、S15
7)、新しいマウスカーサ位置に応じた音量で音声を再
生する処理を繰り返す。
【0047】図16は、音声の大きさ計算部110の動
作を示すフローチャートである。図16を参照すると、
音声の大きさ計算部110は、音声管理テーブル106
の各レコードを取り出し(図16S162)、マウスカ
ーサの位置と取り出したレコードのウィンドウ表示位置
から距離を計算し(図16S163)、取り出したレコ
ードの距離が−1の場合(図16S164YES)、レ
コードの距離を今回計算した距離で更新し(図16S1
66)、音量の調節は行わない。
【0048】既にレコードの距離が計算済みの場合は
(図16S164NO)、レコードに保存されている距
離と今回計算した距離を比較し、今回計算した距離の方
が小さいなら音量を大きくし、今回計算した距離の方が
大きいなら音量を小さくし、レコードの音量を更新し
(図16S165)、レコードの距離を今回計算した距
離で更新する(図16S166)。
【0049】
【発明の効果】本発明の効果は、利用者は音声を聞いた
だけで再生しているウィンドウの位置が識別できるよう
になることである。その理由は、利用者が音声の再生さ
れていると聴覚で感じる方向に視線を向けるとそこに音
声を再生しているウィンドウが表示されているので、音
声の見かけ上聞こえてくる方向と音声を再生しているウ
ィンドウを利用者が目で確認した際の方向とを一致して
いるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図2】音声のx方向の計算方法を示す説明図である。
【図3】音声のy方向の計算方法を示す説明図である。
【図4】図1の音声管理テーブルを示す説明図である。
【図5】図1の音声状態監視部の動作を示すフローチャ
ートである。
【図6】図1の音声管理用レコード追加削除部の動作を
示すフローチャートである。
【図7】図1の音声の出力命令発行部の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図8】図1のウィンドウ位置監視部の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図9】図1の音声の方向計算部の動作を示すフローチ
ャートである。
【図10】本発明の第2の実施の形態を示すブロック図
である。
【図11】分図(a)は、図10の初期設定部の動作を
示すフローチャートである。分図(b)は、本発明の第
2の実施の形態のユーザーインターフェースを示す説明
図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態を示すブロック図
である。
【図13】図12の音声管理テーブルを示す説明図であ
る。
【図14】図12の音声管理用レコード追加削除部の動
作を示すフローチャートである。
【図15】図12のマウスカーサ監視部の動作を示すフ
ローチャートである。
【図16】図12の音声の大きさ計算部の動作を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
101 ウィンドウ位置監視部 102 音声状態監視部 103 音声の方向計算部 104 音声管理用レコード追加削除部 105 音声の出力命令発行部 106 音声管理テーブル 107 ウィンドウシステムの提供する立体音響出力
部 108 初期設定部 109 マウスカーサ監視部 110 音声の大きさ計算部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)音声を再生しているウィンドウの表
    示位置を常時監視し変化が生じた場合ウィンドウを識別
    するIDおよび新しい表示位置を通知するウィンドウ位
    置監視部と、 (b)前記ウィンドウ位置監視部からの表示位置から、
    定められた計算式により音声の方向を計算する音声の方
    向計算部と、 (c)ウィンドウシステム上の音声の発生、消滅を常時
    監視し、変化が生じた場合に変化したことを通知する音
    声状態監視部と、 (d)各ウィンドウに対する前記IDと、前記音声の方
    向と、前記ウィンドウの表示位置とからなるレコードを
    格納する音声管理テーブルと、 (e)前記音声状態監視部からの通知により、音声が発
    生した場合には、音声を発生したウィンドウに対する前
    記レコードを前記音声管理テーブルに追加し、音声が消
    滅した場合には音声が消滅したウィンドウに対する前記
    レコードの削除を行う音声管理用レコード追加削除部
    と、 (f)前記音声管理テーブルのレコードに基づいて音声
    をウィンドウシステムの提供する立体音響システムの形
    式に変換し音声情報を出力する出力命令発行部と、 (g)前記出力命令発行部からの音声情報の実際の音声
    再生を行うウィンドウシステムの提供する立体音響出力
    部と、 を有することを特徴とする ウィンドウシステムの音声再
    生装置。
  2. 【請求項2】 ウィンドウシステムより表示画面右上端
    の座標を取得し、画面の右上隅から音声が聞こえてくる
    と仮定した音声の方向をあらかじめ決められた初期値で
    設定し、次に、前記画面の右上隅から音声を再生し、利
    用者が表示画面右上端から聞こえてくるように音声の画
    面上の方向調整用ボタンの押した方向に前記初期値を補
    正し、この補正を繰り返し、音声の方向を適正な値に調
    整する初期設定部と、前記初期設定部の結果に基づいて
    処理を行う前記音声の方向計算部とを有することを特徴
    とする請求項1記載のウィンドウシステムの音声再生装
    置。
  3. 【請求項3】 各レコードにウィンドウ−マウスカーサ
    間の距離と音量とを含む 前記音声管理テーブルと、ウィ
    ンドウシステム上の前記マウスカーサの位置およびキー
    入力を常時監視し、あらかじめ定めた音声の大きさを変
    更するキーが押されると、前記音声管理テーブルにレコ
    ードが存在すれば、前記音声管理テーブルに存在する全
    てのレコード内のウィンドウ−マウスカーサ間の距離を
    −1に更新して距離を再初期化し、次に、音声の大きさ
    を変更する前記音声の大きさを変更するキー入力がある
    間、前記マウスカーサの位置を取得するマウスカーサ監
    視部と、前記マウスカーサ管理部の処理に基づいて前記
    音声管理テーブルの各レコードを取り出し、マウスカー
    サの位置および取り出したレコードのウィンドウ表示位
    置から新規距離を計算し、取り出したレコードの距離が
    −1の場合、レコードの距離を前記新規距離に更新し、
    取り出したレコードの距離が−1でない場合、取り出し
    たレコードに保存されている距離と前記新規距離とを比
    較し、前記新規距離の方が小さいなら音量を大きくし、
    前記新規距離の方が大きいなら音量を小さくするように
    取り出したレコードの音量を更新し、かつ取り出したレ
    コードの距離を前記新規距離に更新する音声の大きさ計
    算部と、前記マウスカーサ計算部および音声の大きさ計
    算部の結果に基づいて処理を行う前記音声の出力命令発
    行部とを有することを特徴とする請求項1または2記載
    ウィンドウシステムの音声再生装置。
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