JP3138504U - 水路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 水路の単調な水流状態を改善し、魚類や水生生物、水生植物などが生息し易い環境にすることのできる水路を提供するものである。
【解決手段】 両端部が開口し、周側壁に透孔7を有する筒体6を座板5の上面に横設固定した環境保全材4をコンクリート製水路1の底面に載置したものである。
【選択図】 図2

Description

本考案は農業用や用水等の水路に関するものであり、詳しくは、前記水路のうちコンクリートブロック等で構築したコンクリート製であって、環境に配慮した水路とすることを目的とする。
古い農業用排水路や用排水路は、両側壁と底面の3面が土砂で形成された断面逆台形状の土水路であった。
側面の土砂の崩落を防ぐためには法面勾配を緩勾配とする必要があり、それによって表面の土地の有効面積が減少し、水路周辺や水路内においても雑草が大量に繁茂するため、その草刈作業が必要であった。
また、水路表面の凹凸や水路内において繁茂した植物、或いはそれに引掛った浮遊物や泥土などによって流水が阻害される問題もあった。
その後、コンクリート枠の側面に、板状のコンクリート柵板を組み合わせて、底面をほぼ全面に開口した柵渠と呼ばれるコンクリート2面張り水路が使われるようになった。
しかし、上記したような柵渠は、底面のほぼ全面が開口しているため、上記と同様に水路の底面に生じる問題点であるところの、土砂による水路機能の阻害、植物の繁茂することによる流水の阻害等は、解消されていない。
そこで、今日においては、底面もコンクリート製品とすることで掃流性を高め、同一流量において水路断面を小さくできる、U字形ブロックで構築したコンクリート3面張りの水路が一般的に使用されており、施工を含めた直工費が柵渠よりも低廉で、しかも、工場などにおける生産性に優れることに加え、土地の有効面積の増大、確実な流量の確保、雑草生長の防止などが図られている。
しかしその反面、魚類や水生生物にとって、コンクリートで3面とも覆われた水路では、水路内の水流が直線的かつ単一になってしまうばかりか、流速も速いため生息条件を充たせず、生態系において新たな問題が生じてきているのである。
環境に配慮した水路が、景観や親水ならびに生態系保全、水質浄化などの環境機能が重要視されるようになり、コンクリートブロックによる水路内に、コンクリート片や木杭、天然石材などの充填部材を設置したり、底部に透孔や凹穴を設けたりした特開平9−250122号、特開平11−172652号や特開2001−172941号等の提案がなされている。
本考案は斯かる点に鑑みて、水路の単調な水流状態を改善し、魚類や水生生物、水生植物などが生息し易い環境にすることのできる水路を提供するものである。
請求項1の考案の水路は、両端部が開口し、周側壁に透孔を有する筒体を座板の上面に横設固定した環境保全材をコンクリート製水路の底面に載置したことを特徴とするものである。
請求項2の考案は、請求項1の考案の水路において、筒体の表面に凹凸部が形成されていることを特徴とするものである。
請求項3の考案は、請求項1又は2の考案の水路において、筒体の長さ方向が水流に対して並行に横設固定されていることを特徴とするものである。
請求項4の考案は、請求項1又は2の考案の水路において、筒体の長さ方向が水流に対して角度をもって横設固定されていることを特徴とするものである。
請求項5の考案は、請求項1乃至4のいずれか1項の考案の水路において、筒体の一部が座板の上面に埋設して横設固定されていることを特徴とするものである。
本考案は、両端部が開口し、周側壁に透孔を有する筒体を座板の上面に横設固定した環境保全材をコンクリート製水路の底面に載置したことによって、水流を減勢したり、乱流発生による水中への空気の取り込みを促す効果を得られるのである。
そして、両端部が開口し、周側壁に透孔を有するため、水生植物や繁殖を促し、各種生物の住処や餌場を提供するので、生態系にとって好ましい生息場や産卵場、避難場や歩行者に視覚的なやすらぎを与えるなどの効果を発揮することができる。
さらに、環境保全材は底面に載置してあるだけであるから、水路の清掃時などに邪魔な場合や、必要な時には水路から取り出すことも可能で容易である効果を有する。
請求項2の考案は、筒体の表面に凹凸部が形成されているため凹凸で、流れの減速効果や乱流発生による水中への空気の取り込みを促す効果を更に高めるものとなる。
請求項3乃至4の考案は、筒体の長さ方向が水流に対して並行又は角度をもって横設固定することによって、水流を蛇行流としたり減勢したりする効果を促進させるものとなるのである。
請求項5の考案は、筒体の一部が座板の上面に埋設して横設固定することによって、流速に耐えられずに座板から剥がれて流失してしまうことなく、しっかりと座板に固定できる効果を有するものとなる。
本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本考案の一実施の形態を示す水路1の平面図、図2は縦断側面図であり、水路は側面2、2及び底面3を一体にコンクリート成型したU字形ブロックを連設して構築されている。
構築された水路1の底面3には環境保全材4が載置してある。
環境保全材4は、上面が矩形の座板5と、この座板5の上面に、水流に対して並行に横設固定した筒体6とで構成され、筒体6は両端部が開口し、周側壁には透孔7が形成してある。
座板5は水路1の水勢に押し流されない重量を有する必要があり、コンクリート製とするのが好ましく、矩形で適宜縦長を有し、横幅を水路幅と略同等とすれば一層流されにくくなるものである。
筒体6はコンクリート、合成樹脂或いは金属等の適宜材質の選択が可能であり、夫々の材質と座板5との公知の固定手段で横設するものとなる。
図2ではコンクリート製の座板5に筒体6の下部を埋設して固定したもので、座板5の成型固化と共に製造でき、格別の固定手段を要しないものとなる。
また、筒体6は円筒形に限らず他の多角形の筒形状であってもよく、更に、透孔7は筒体6の中空内部と外部との間を水の出入りが可能であれば、その形状や粗密度に制約はなく、整然と或いは適宜に散在して形成されていても良い。
図3は他の実施の形態を示す筒体61の正面図であり、表面に突起8が形成されたもの、また、図4は表面に凸条81を形成した他の実施の形態を示す筒体62である。
表面の凹凸が、流れの減速作用や乱流発生による水中への空気の取り込みを促す作用を高めるものとなる。
図5は、環境保全材4の複数の実施の形態を示すもので、水路1の底面3へ便宜的に並べて載置した平面図である。
即ち、水流に対して、筒体6A、6B、6C、6D、が並行方向に、直角方向に、或いは適当な角度をもって、座板5に横設固定されている。
そのため、水流を蛇行流としたり減勢したりする作用を促進させるものとなる。
図5は前記のように多様な環境保全材4を便宜的に並べて載置したものであり、実際は水流に対する筒体6の適当な横設方向のものを選択し、必要な個数及び間隔で、夫々の環境や条件に則して環境保全材4を配置していくものである。
本考案の一実施の形態を示す水路1の平面図である。 図1の縦断側面図である。 他の実施の形態を示す筒体の正面図である。 他の実施の形態を示す筒体の正面図である。 環境保全材の複数の実施の形態を示す環境保全材を水路の底面へ便宜的に並べて載置した平面図である。
符号の説明
1 水路
2 側面
3 底面
4 環境保全材
5 座板
6、6A、6B、6C、6D、61、62 筒体
7 透孔
8 突起
81 凸条

Claims (5)

  1. 両端部が開口し、周側壁に透孔を有する筒体を座板の上面に横設固定した環境保全材をコンクリート製水路の底面に載置したことを特徴とする水路。
  2. 筒体の表面に凹凸部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の水路。
  3. 筒体の長さ方向が水流に対して並行に横設固定されていることを特徴とする請求項1又は2記載の水路。
  4. 筒体の長さ方向が水流に対して角度をもって横設固定されていることを特徴とする請求項1又は2記載の水路。
  5. 筒体の一部が座板の上面に埋設して横設固定されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の水路。
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