JP3138121B2 - インクジェット装置用インクカートリッジへのインク注入装置 - Google Patents
インクジェット装置用インクカートリッジへのインク注入装置Info
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Description
インクカートリッジへのインク注入装置に関するもので
ある。
収容した負圧発生部材収容部と、それに隣接したインク
収容部を有し、負圧発生部材収容部に形成した開口部を
記録ヘッドに連通させて、インクジェット装置の記録ヘ
ッドにインクを供給するインクカートリッジは、一度イ
ンクを使い切ったとき、そのまま捨てるという使い捨て
タイプが主流であった。また、インクを再注入すると
き、負圧発生部材にインクを注入する方法では前記開口
部からインクの漏れ出しが起きる。またインク収容部に
直接インクを注入する方法では注入時に、注入口の栓を
取り外してインク注入し、また栓を取り付けるという手
間がかかっていた。
る方法では、インクの分布が不均一になり易くインクの
再注入には適していなかった。
ンクを使い切ってしまうと捨てざるを得ない使い捨てタ
イプでは、インクカートリッジ内のインク量が限られて
おり、何度も取り替えることになりランニングコストが
高くなる。またインクカートリッジの製造コストを下げ
ることも限度がある。
エコロジーの観点からも見直さなければいけない問題で
ある。
全に入りきらなかったり、インクが漏れ出したり、イン
ク注入口の栓の取り付け取り外しの手間がかかったりし
て容易ではないといった問題があった。
めになされたもので、容易にインクを再充填して、イン
クカートリッジを繰り返し使用可能とするインクジェッ
ト装置用インクカートリッジへのインク注入装置の提供
を目的とするものである。
ット装置用インクカートリッジへのインク注入装置は、
インクジェット記録ヘッドと連結するための開口部を有
しインクを吸収保持する負圧発生部材を収容した負圧発
生部材収容部と、仕切り壁を介して上記負圧発生部材収
容部に隣接しインクを収容するインク収容部とを備え、
上記負圧部材収容部とインク収容部とは仕切り壁下方に
設けられた底部の隙間部によって連通しているインクカ
ートリッジにインクを注入するインク注入装置であっ
て、前記開口部から挿入して前記負圧発生部材収容部を
貫通し底部の連通部から前記インク収容部に先端を突き
出すことができるインク注入針を備えたことを特徴とす
る構成によって、前記目的を達成しようとするものであ
る。
開口部からインク注入針を挿入し負圧発生部材収容部を
貫通させ底部の連通部からインク収容部に先端を突き出
して、インクをインク収容部に注入することができ、注
入されたインクは、底部の連通部から負圧発生部材に吸
収されるので、一度使い切ったインクカートリッジに容
易にインクを再充填することが可能であり、インクカー
トリッジを繰り返し使用することができる。
用インクカートリッジが有する記録ヘッドに連絡するた
めの開口部から挿し込んでインクを注入するインク注入
針を備えており、インクカートリッジにインクを圧力注
入するインク注入装置であって、上記インク注入針の先
端部分をインクカートリッジの特定部分に挿入してイン
クを注入するために、インク注入針の形状・構成に特徴
を有している。
いて説明する。
インクカートリッジの一例を側壁面を省いて示した斜視
断面図および同インクカートリッジの横断面図である。
ッジ本体1は、インクジェット記録ヘッドと連結するた
めの開口部2および開口部2より上方に設けた大気を取
り入れる大気連通孔10を有し記録用のインクを吸収保
持する負圧発生部材3を収容した負圧発生部材収容部4
と、負圧発生部材収容部4にリブ5を介して隣接しイン
クを収容するインク収容部6とからなっている。なおイ
ンク収容部6と負圧発生部材収容部4とはリブ5と底面
の間に設けた隙間部8で連通し、インク収容部6には仕
切り板61が前記隙間8以上の隙間を下部に残して両側
の側壁を連結している。
ンクを充填させるためのインク注入口7がインク収容部
6に設けてあり、インク注入後は栓がしてあるためにイ
ンク使い切り後は、インクカートリッジは捨てるか、又
は栓を何らかの方法で外してから加圧注入でインクを充
填するしかなかった。
も、栓を外す手間が省けて容易にインクの充填ができ、
インクカートリッジを再使用できるように実施例は構成
されている。
要な構成とインク注入の動作を図3,図4を参照して説
明する。
インク注入針12を、インクカートリッジ1の開口部2
から挿入し、負圧発生部材3を貫通させ、隙間部8から
インク収容部6に針状の先端を突き出し、インクを加圧
してインク収容部6に注入する。
3(a)に示すように、隙間部8を上側にして横置きす
ると、効果がより発揮できる。また図3(b)に示すよ
うに開口部2を上側にして縦置きすると、負圧発生部材
収容部4にも充分にインクが充填できる。
に示した状態でインク注入した結果を示す断面図であ
り、斜線部分はインクを示す。同図に示すようにインク
収容部6から負圧発生部材収容部4にもインクの注入が
できている。
ンクカートリッジ1に開口部2から容易にインクを再充
填でき、インクカートリッジを繰り返し使用することが
可能となる。
針状のインク注入針12の代りに、図5(a)に示すよ
うに先端部が平らなインク注入針13を備えており、負
圧発生部材収容部4の内壁面に沿って、同内壁面と負圧
発生部材3との間に挿入して隙間部8からインク収容部
6に平らな先端部を突き出し、先端部分に開口している
インク注入用開口13aからインクをインク収容部6に
注入する構成となっている。
ンクカートリッジの姿勢と注入針13を示し、注入した
結果は前記実施例と同様に図4(a),(b)に示すよ
うにインク収容部6にも注入できている。
に挿入してインクを注入することができる。
は、インク注入針12,13は真直ぐであったが、第3
実施例が備えるインク注入針14は、図6(a),
(b)に示すように、湾曲した形状となっている。
がインク収容部6の中央部分に近く位置するように挿入
することができる。なお、インク注入針14の湾曲半径
や長さを、インクカートリッジ1の形状にあわせて形成
することにより、図6(a),(b)に示すように、所
望の位置にインク注入針14の先端を容易に挿入でき
る。従って、インク加圧注入時に、インク注入針14の
先端がインク液面下に位置するようにもでき、気泡の発
生を少なくすることができる。
(a),(b)に示すように、インク注入装置のインク
注入針先端のインク注入口を複数箇所に配置するため
に、インク注入針を複数挿入する構成となっており、一
層効果的にインク注入が可能である。
は、異なる湾曲半径を有するインク注入針15aと、イ
ンク注入針15bとを用いている。そして、インク注入
針15a及びインク注入針15bを同じインクカートリ
ッジ1に別々に挿入し、インク収容部内に、インク注入
針先端が配されてから、インク注入針15(a),15
(b)を共通のインク注入装置に設けたジョイント部1
6(a),(b)に装着する。そして、両方のインク注
入針からインクカートリッジ1内にインクを注入する工
程に移行する。
施例のように両方のインク注入針に湾曲をつけるのでは
なく、図8に示すように真直ぐなインク注入針17aと
屈曲部を有するインク注入針17bとを組み合わせて用
いる構成となっている。
真直ぐ状態に弾性変形可能なインク注入針17bと真直
ぐなインク注入針17aとを内部に挿入することができ
先端が斜めに切断されたアダプタ17cを備えており、
このアダプタ17c内に挿入した2本のインク注入針1
7a,17bは摺動可能である。
に位置させるために、まず、図8(c)に示すようにア
ダプタ17c内にインク注入針17a,17bを引っ込
めた状態で、負圧発生部材3内にアダプタ17cを挿入
する。そして、アダプタ17cの先端が、底部の連通隙
間部8に到達した後にインク注入針17a,17bをア
ダプタ17cの先端から突出させる。この時、屈曲部を
有するインク注入針17bは、元の屈曲した形状に復帰
し、インク注入時の両インク注入針の先端位置は分離し
ている。
いることで、インク収容部6内にインクが分散しやす
く、泡が入りにくいため、再注入の場合においてもスム
ーズに、かつ奇麗にインクを注入することが可能であ
る。
実施例によるインク注入時の状態を示す断面図である。
板62が設けられたインクカートリッジ1aに対しても
前記実施例と同様にインクの注入ができる特徴を有して
いる。
を持っているもので、例えばインク収容部6にインクが
1/2の量である時に図9(a)の姿勢で、例えば60
℃にもなる環境に保管されると、インクが蒸発し、この
蒸気が突起板62が設けてある面に水滴となって付着す
る。負圧発生部材収容部4は負圧を発生するため、この
水滴は隙間部8から徐々に吸い取られてしまう。突起板
62がないインクカートリッジでは時間が経過するにつ
れてインクがインク収容部6から負圧発生部材収容部4
へと移動し、同収容部にインクが満ちると、大気連通口
10からインク漏れが発生する。しかし図示のインクカ
ートリッジ1aは、突起板62によってインク水滴の移
動を防止することで上記のインク漏れを防げる、という
構成である。
ンク注入装置のインク注入針の形状では先端が、インク
収容部6に容易には入っていかないといった問題が生ず
るために、本実施例では、インク注入針18の材質、特
に先端部分の材質を、弾性に富むようにしたことで、図
9(a),(b)に示すように、突起板62を回避して
挿入しインク注入することが可能となる。
ンクカートリッジへ容易にインクを充填することができ
るので、インクカートリッジを再利用することが可能で
あり、ランニングコストの低減やインクカートリッジの
長寿命化が計れる。また使い切り後の空容器を捨てる必
要がないので、エコロジーの問題にも良好な対応をする
こともできる。
の説明図である。
る。
の説明図である。
の説明図である。
の説明図である。
ク注入動作の説明図である。
の説明図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 インクジェット記録ヘッドと連結するた
めの開口部を有しインクを吸収保持する負圧発生部材を
収容した負圧発生部材収容部と、仕切り壁を介して上記
負圧発生部材収容部に隣接しインクを収容するインク収
容部とを備え、上記負圧部材収容部とインク収容部とは
仕切り壁下方に設けられた底部の隙間部によって連通し
ているインクカートリッジにインクを注入するインク注
入装置であって、前記開口部から挿入して前記負圧発生
部材収容部を貫通し底部の連通部から前記インク収容部
に先端を突き出すことができるインク注入針を備えたこ
とを特徴とするインクジェット装置用インクカートリッ
ジへのインク注入装置。 - 【請求項2】 インク注入針は、前記負圧発生部材を突
き通してインク収容部に先端を突き出せる注射針状の形
状を有することを特徴とする請求項1記載のインクジェ
ット装置用インクカートリッジへのインク注入装置。 - 【請求項3】 インク注入針は、負圧発生部材と負圧発
生部材収容部の内壁面との間を通ってインク収容部に先
端を突き出せる板状の外形と先端部に開口したインク注
入流路孔を有することを特徴とする請求項1記載のイン
クジェット装置用インクカートリッジへのインク注入装
置。 - 【請求項4】 インク注入針は弾性を有し湾曲させてイ
ンク収容部に先端を突き出すことができることを特徴と
する請求項1ないし3のいずれかに記載のインクジェッ
ト装置用インクカートリッジへのインク注入装置。 - 【請求項5】 インク注入針には少なくとも2つ以上の
インク注入流路孔と注入用開口を有していることを特徴
とする請求項1ないし4のいずれかに記載のインクジェ
ット装置用インクカートリッジへのインク注入装置。 - 【請求項6】 複数のインク注入針がアダプタの挿入孔
に摺動可能に挿入され、アダプタが前記インクカートリ
ッジの開口部から挿入されて先端が前記底部の連通部ま
で差し込まれた状態で、前記複数のインク注入針はアダ
プタの先端からインクカートリッジのインク収容部内に
突き出され複数のインク注入針先端部は分離することを
特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のインク
ジェット装置用インクカートリッジへのインク注入装
置。
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---|---|---|---|
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---|---|---|---|---|
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KR102282306B1 (ko) * | 2019-11-14 | 2021-07-26 | 울산과학대학교 산학협력단 | 안전 멀티탭 콘센트 |
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JP5489553B2 (ja) * | 2008-07-17 | 2014-05-14 | キヤノン株式会社 | 液体収納容器の製造方法 |
JP5487744B2 (ja) * | 2009-06-12 | 2014-05-07 | セイコーエプソン株式会社 | 液体収容体の製造方法 |
-
1993
- 1993-09-30 JP JP24466293A patent/JP3138121B2/ja not_active Expired - Fee Related
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