JP3138052U - 荷崩れ防止用バンド - Google Patents
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Abstract
【課題】荷役用パレット等に段積みされ、荷崩れ防止用バンドの段差部分に積載された積荷が、移送時の振動等による床面への落下を防止し、また荷姿が異なる各種積荷に適合可能な汎用性あるバンドBを提供し、荷崩れ防止用バンドにおける折り返し用ロッド及び/又は牽引用ロッド、特に折り返し用ロッドが牽引作業時の荷重、使用頻度の高まり、移送時の振動、衝撃等による装着部からの脱落を防止する。
【解決手段】所定の長さと幅員を有する本体部1と本体部の表面に取り付けられた係止部材2と本体部1と連結された折り返し留め具Cとから構成されると共に、本体部1を段積みされた積荷の外周面の水平方向に巻回し、折り返し留め具Cにより本体部1を折り返すことによって積荷を引き締めて、係止部材で固定する荷崩れ防止用バンドBを提供する。
【選択図】図1
【解決手段】所定の長さと幅員を有する本体部1と本体部の表面に取り付けられた係止部材2と本体部1と連結された折り返し留め具Cとから構成されると共に、本体部1を段積みされた積荷の外周面の水平方向に巻回し、折り返し留め具Cにより本体部1を折り返すことによって積荷を引き締めて、係止部材で固定する荷崩れ防止用バンドBを提供する。
【選択図】図1
Description
本考案は、荷崩れ防止用バンドに係り、より詳しくは、荷役用パレット又は台車等に段積みされ、荷崩れ防止用バンドの段差部分に積載された積荷が、移送時における振動、衝撃等による床面への落下を防止すると共に、高さ寸法、形状等が異なる各種積荷に対応可能な汎用性ある荷崩れ防止用バンドに関する。
従来、荷役用パレット、台車等に段積み状に積載された荷物の荷崩れを防止するためには、積荷の外周面に、長尺の透明合成樹脂製フィルムシートを水平方向に複数周巻回することが行われていた。しかし、該透明合成樹脂製フィルムシートは、一度の使用で使い捨てにされていたが、焼却処分時に有害ガスを発生するために、環境保全及び省資源上の観点から、透明合成樹脂製フィルムシートに代り、無公害で、再利用可能な荷崩れ防止用器具等の研究開発が急務となり、多数の荷崩れ防止用バンド、荷崩れ防止装置、荷崩れ防止カバー等が提案されるようになってきた。
例えば、特開2004−331130(特許文献1)、実用新案登録3129985(特許文献2)及び実用新案登録3116169(特許文献3)等が開示されている。特許文献1は、段積み荷物に巻き付け固定するための荷崩れ防止バンドを提供するとし、その解決手段は、帯状の巻き付け部と、第1端部に取り付けられる第1取っ手ロッドと、通し孔と、第2端部に取り付けられる支持ロッドと、第2端部中央から延在する幅狭のバンド固定部と、バンド固定部の端部に取り付けられる第2取っ手ロッドと、バンド固定部の片面上に設けた第1面ファスナ及び端部に設けた第2面ファスナとを有し、バンド固定部を通し孔に通し折り返して第1と第2の面ファスナを接合させる、ことを特徴としている。
特許文献2は、運搬物をベルト本体で巻回するに際し、ベルト本体全体に均等に引っ張
り力が更に加わるようにすることを課題とし、その解決手段は、運搬用パレット上に段積
み状に積載した運搬物周囲を巻回して当該運搬物の荷崩れを防止する当該ベルト本体に、
運搬物に対する巻回力を更に引き締め可能とする引き締め手段を設け、該引き締め手段は、
ベルト本体に対する中央縫着部分の一方の端部を折り返し可能な自由端部とし、
表面には長手方向に沿って面ファスナーを布設して成る引き締めバンドと、引き締めバン
ドの自由端部に対向してベルト本体に連結し、自由端部を挿通し折り返してから引き締め
バンド自体の面ファスナー本体部に接合可能とした挿通環とから成る、ことを特徴として
いる。
り力が更に加わるようにすることを課題とし、その解決手段は、運搬用パレット上に段積
み状に積載した運搬物周囲を巻回して当該運搬物の荷崩れを防止する当該ベルト本体に、
運搬物に対する巻回力を更に引き締め可能とする引き締め手段を設け、該引き締め手段は、
ベルト本体に対する中央縫着部分の一方の端部を折り返し可能な自由端部とし、
表面には長手方向に沿って面ファスナーを布設して成る引き締めバンドと、引き締めバン
ドの自由端部に対向してベルト本体に連結し、自由端部を挿通し折り返してから引き締め
バンド自体の面ファスナー本体部に接合可能とした挿通環とから成る、ことを特徴として
いる。
特許文献3は、簡易で反復使用出来る荷崩れ防止カバーを提供するとし、その解決手段は、
荷崩れ防止カバーの胴巻き布に全方向引張り荷重に強い四軸織物叉は二軸織物二枚を互いに45度かたむけて縫着した物を使用し、積載荷物に引掛ける三角形の布を荷の長方形上面の角に縫着し、長方形の各角に縦方向に補強布を設け、締付け帯、締付け保持帯の各々にマジックファスナ−を設け胴巻き布に相対するように複数平行に縫着し、長方形の各側面に透明なポケットを設け荷の内容物が表示出来るようにした。また使用後は折り畳んで収納が容易に出来るようにした、ことを特徴としている。
荷崩れ防止カバーの胴巻き布に全方向引張り荷重に強い四軸織物叉は二軸織物二枚を互いに45度かたむけて縫着した物を使用し、積載荷物に引掛ける三角形の布を荷の長方形上面の角に縫着し、長方形の各角に縦方向に補強布を設け、締付け帯、締付け保持帯の各々にマジックファスナ−を設け胴巻き布に相対するように複数平行に縫着し、長方形の各側面に透明なポケットを設け荷の内容物が表示出来るようにした。また使用後は折り畳んで収納が容易に出来るようにした、ことを特徴としている。
図7(a)は、上記従来技術である特許文献1〜特許文献3等の他、市販されている荷崩れ防止用バンドを示すもので、長尺の透明合成樹脂製フィルムシートに替わる、一周の巻回で段積みされた積荷を引き締める荷崩れ防止用バンド100は、本体部10、係止部11、折り返し用ロッド12、牽引用ロッド13及び係止用面ファスナー14等から構成され、本体部10の幅員Hと係止部11の幅員寸法Kが、大きな段差h3になっている。例えば本体部10の幅員Hが約80cmのとき、係止部11の幅員Kは、約35cm〜36cmで、本体部10と係止部11の上下に形成される段差h3は、それぞれ約22cm〜22.5cm〜22cmとなっている。したがって、図7(d)に示すように、パレットPL等に段積みされた積荷C3の高さ寸法C3hが、段差h3と略同等か、または小であるとき、段差部分の積荷C3は、フォークリフト又はクレーン等によるパレットの移送時の振動等で床面に落下する危険性がある。落下した積荷C3によって作業者が外傷を受けたり、積荷C3が破損することがある。そのために段差部分の積荷C3の落下防止手段として、別途補助バンド200を垂直方向に巻回しなければならないという不具合もある。
図7(b)は、牽引用ロッド13が、係止部11の上下端部に縫着された装着部13a、13bに嵌合されて装着された状態を示している。図7(c)に示す折り返し用ロッド12は、本体部10の一端上下に縫着された装着部12a、12bに嵌合されて装着されている。折り返し用ロッド12と装着部12a、12bの当接面12c、12dは、使用頻度が高くなると共に、折り返し用ロッド12の引っ張り負荷により伸びきり状態となり、装着部12a、12b内で回動かつ緩着状態となっているために、牽引用ロッド13を折り返し用ロッド12に挿通し、これを折り返す作業において、折り返し用ロッド12が装着部12a、12bから脱落する不具合が頻発している。
特開2004−331130号公報
実用新案登録第3129985号
実用新案登録第3116169号
工場又は倉庫等においては、荷役用パレット等上に積載される積荷C3の荷姿(積荷C3の形状による、外周長さ、高さ寸法等)は、種々異っているので現場作業者は、その都度、メジャー等で各寸法を計測し、その荷姿に適合するサイズの荷崩れ防止用バンドを選択しなければならない、いわゆるオーダーメード方式であるために、従来技術及び市販製品は不経済であり、かつ円滑な搬送作業が進められないという不都合も指摘されている。
そこで、本考案が解決しようとする第1の課題は、荷役用パレット又は台車等に段積みされ、荷崩れ防止用バンドの段差(本体部の端縁と係止部の端縁との段差寸法。以下、同じ。)部分に積載された積荷が、移送時の振動、衝撃等による床面への落下を防止すると共に、高さ、長さ寸法等や荷姿が異なる各種積荷に適合可能な汎用性ある荷崩れ防止用バンドの提供であり、第2の課題は、荷崩れ防止用バンドにおける折り返し用ロッド及び/又は牽引用ロッド、特に折り返し用ロッドが牽引作業時の荷重、使用頻度の高まり、移送時の振動、衝撃等による装着部からの脱落を防止することにある。
課題を解決するための手段は、本願、実用新案登録請求の範囲の各請求項に記載の考案である。
本考案の解釈上の疑義を解消すべく、以下予め用語の説明を行うこととする。
<用語の説明>
○荷崩れ防止用バンドとは、所定の長さと幅員を有する本体部と本体係止部の表面に取り付けられた係止部材と本体部と連結された折り返し留め具とから構成されると共に
荷崩れ防止用バンドの本体部を、段積みされた積荷の外周面の水平方向に巻回し、後記折り返し留め具により前記本体部を折り返すことによって該積荷を引き締めて、後期係止部材で固定する荷崩れを防止するためのバンドをいう。
荷崩れ防止用バンドは、所定の長さと幅員を有する本体部と本体部の表面に取り付けられた係止部材と本体部と連結された折り返し留め具とから構成される。
○本体部とは、荷崩れ防止用バンドの主要部で有り、所定の長さと幅員を有するシート(主として布シートをいう。)をいう。
○本体係止部(係止部ともいう。)とは、本体部の中、長手方向に沿って係止部材を有する部分(折り返し留め具を有する側の反対側の本体部)をいう。本体部の中、係止部を除く本体部(折り返し留め具を有する側の本体部)をいうこともある。
○係止部材とは、荷崩れ防止用バンドの本体部を折り返すことによって、積荷を引き締めて固定する固定するためのものである。係止部材は、雄係止部材と雌係止部材からなる。
雄係止部材は、係止部の端部付近の表面に取り付けられる。雌係止部材は、本体部の長手方向に沿って、上下(場合により、上中下)側に帯状に本体部の表面に取り付けられる。
○パイピング部とは、本体部の端部に設けられて、その中に第1折り返しロッドを嵌装させて、本体部と折り返し留め具を連結するための筒状体である。例としては、本体部シートを丸めて縫って筒状体としてものが例示される。
○折り返し留め具とは、荷崩れ防止用バンドの本体部(係止部)を折り返すための留め具である。
○折り返しロッドとは、第1折り返しロッド及び/又は第2折り返しロッドをいう。
○第1折り返しロッドとは、本体部と折り返し留め具を連結させるためのロッドである。
○第2折り返しロッドとは、荷崩れ防止用バンドの本体部を折り返すためのロッドである。
○装着部とは、第1装着部及び/又は第2装着部をいう。
○第1装着部とは、第1折り返しロッドが、その中に嵌装される筒状体である。
○第2装着部とは、第2折り返しロッドが、そのなかに嵌装される筒状体である。
○連結部とは、第1装着部と第2装着部を連結されるためのものである。
連結部とは、例えば、シート(布シート)の両端がパイピング部(第1装着部、第2装着部)とからなるように一体の構造であり、第1装着部と第2装着部を連結する部分をいう。
○固定手段とは、 第1折り返しロッドと第2折り返しロッドが、第1装着部と第2装着部に固定されて、前記装着部内での回動及び脱落が防止されているようにする手段をいう。
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本考案者は、上記の従来技術及び市販製品が有する各種の問題点に鑑み、鋭意検討を重ねて、特に、パレット又は台車等に積載される積荷(無包装の平板状物を除く)の高さ寸法が、6cm以上であることに着目し、積荷の各種荷姿に適合する汎用性ある荷崩れ防止用バンド、いわゆるレディメード方式による、本考案を完成したものである。課題を解決するための手段は、本願の実用新案登録請求の範囲の各請求項に記載の考案であり、その具体的な解決手段は、以下の通りである。
本考案の解釈上の疑義を解消すべく、以下予め用語の説明を行うこととする。
<用語の説明>
○荷崩れ防止用バンドとは、所定の長さと幅員を有する本体部と本体係止部の表面に取り付けられた係止部材と本体部と連結された折り返し留め具とから構成されると共に
荷崩れ防止用バンドの本体部を、段積みされた積荷の外周面の水平方向に巻回し、後記折り返し留め具により前記本体部を折り返すことによって該積荷を引き締めて、後期係止部材で固定する荷崩れを防止するためのバンドをいう。
荷崩れ防止用バンドは、所定の長さと幅員を有する本体部と本体部の表面に取り付けられた係止部材と本体部と連結された折り返し留め具とから構成される。
○本体部とは、荷崩れ防止用バンドの主要部で有り、所定の長さと幅員を有するシート(主として布シートをいう。)をいう。
○本体係止部(係止部ともいう。)とは、本体部の中、長手方向に沿って係止部材を有する部分(折り返し留め具を有する側の反対側の本体部)をいう。本体部の中、係止部を除く本体部(折り返し留め具を有する側の本体部)をいうこともある。
○係止部材とは、荷崩れ防止用バンドの本体部を折り返すことによって、積荷を引き締めて固定する固定するためのものである。係止部材は、雄係止部材と雌係止部材からなる。
雄係止部材は、係止部の端部付近の表面に取り付けられる。雌係止部材は、本体部の長手方向に沿って、上下(場合により、上中下)側に帯状に本体部の表面に取り付けられる。
○パイピング部とは、本体部の端部に設けられて、その中に第1折り返しロッドを嵌装させて、本体部と折り返し留め具を連結するための筒状体である。例としては、本体部シートを丸めて縫って筒状体としてものが例示される。
○折り返し留め具とは、荷崩れ防止用バンドの本体部(係止部)を折り返すための留め具である。
○折り返しロッドとは、第1折り返しロッド及び/又は第2折り返しロッドをいう。
○第1折り返しロッドとは、本体部と折り返し留め具を連結させるためのロッドである。
○第2折り返しロッドとは、荷崩れ防止用バンドの本体部を折り返すためのロッドである。
○装着部とは、第1装着部及び/又は第2装着部をいう。
○第1装着部とは、第1折り返しロッドが、その中に嵌装される筒状体である。
○第2装着部とは、第2折り返しロッドが、そのなかに嵌装される筒状体である。
○連結部とは、第1装着部と第2装着部を連結されるためのものである。
連結部とは、例えば、シート(布シート)の両端がパイピング部(第1装着部、第2装着部)とからなるように一体の構造であり、第1装着部と第2装着部を連結する部分をいう。
○固定手段とは、 第1折り返しロッドと第2折り返しロッドが、第1装着部と第2装着部に固定されて、前記装着部内での回動及び脱落が防止されているようにする手段をいう。
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本考案者は、上記の従来技術及び市販製品が有する各種の問題点に鑑み、鋭意検討を重ねて、特に、パレット又は台車等に積載される積荷(無包装の平板状物を除く)の高さ寸法が、6cm以上であることに着目し、積荷の各種荷姿に適合する汎用性ある荷崩れ防止用バンド、いわゆるレディメード方式による、本考案を完成したものである。課題を解決するための手段は、本願の実用新案登録請求の範囲の各請求項に記載の考案であり、その具体的な解決手段は、以下の通りである。
○第1の考案(請求項1に記載の考案)
上記の課題を解決するための第1の考案(請求項1に記載の考案)は、
所定の長さと幅員を有する本体部と前記本体部の表面に取り付けられた係止部材と本体部と連結された折り返し留め具とから構成されると共に、
前記本体部を段積みされた積荷の外周面の水平方向に巻回し、前記折り返し留め具により前記本体部を折り返すことによって該積荷を引き締めて、前記係止部材で固定する荷崩れ防止用バンドにおいて、
前記係折り返し留め具は、第1折り返しロッドと第2折り返しロッドと第1装着部と第2装着部と連結部から構成され、第1折り返しロッドは、第1装着部の中に嵌装され、第2折り返しロッドは、第2装着部の中に嵌装され、第1装着部と第2装着部は、それぞれ連結部で縫着されており、
第1装着部と第2装着部は、前記本体部の上下端外側に形成されると共に、
第1折り返しロッドと第2折り返しロッドは、固定手段により、装着部に固定されて、第1折り返しロッドと第2折り返しロッドが前記装着部内での回動及び脱落が防止されていることを特徴とする、荷崩れ防止用バンドである。
ここに、第1装着部と第2装着部は、それぞれ連結部で連結されて、連結された第1装着部と第2装着部(連結装着部ともいう。)を形成する。
上記の課題を解決するための第1の考案(請求項1に記載の考案)は、
所定の長さと幅員を有する本体部と前記本体部の表面に取り付けられた係止部材と本体部と連結された折り返し留め具とから構成されると共に、
前記本体部を段積みされた積荷の外周面の水平方向に巻回し、前記折り返し留め具により前記本体部を折り返すことによって該積荷を引き締めて、前記係止部材で固定する荷崩れ防止用バンドにおいて、
前記係折り返し留め具は、第1折り返しロッドと第2折り返しロッドと第1装着部と第2装着部と連結部から構成され、第1折り返しロッドは、第1装着部の中に嵌装され、第2折り返しロッドは、第2装着部の中に嵌装され、第1装着部と第2装着部は、それぞれ連結部で縫着されており、
第1装着部と第2装着部は、前記本体部の上下端外側に形成されると共に、
第1折り返しロッドと第2折り返しロッドは、固定手段により、装着部に固定されて、第1折り返しロッドと第2折り返しロッドが前記装着部内での回動及び脱落が防止されていることを特徴とする、荷崩れ防止用バンドである。
ここに、第1装着部と第2装着部は、それぞれ連結部で連結されて、連結された第1装着部と第2装着部(連結装着部ともいう。)を形成する。
○第2の考案(請求項2に記載の考案)
前記折り返しロッドが本体部のパイピング部の中に嵌装されることにより、本体部と連結した折り返し留め具となっていることを特徴とする、請求項1に記載の荷崩れ防止用バンドである。
前記折り返しロッドが本体部のパイピング部の中に嵌装されることにより、本体部と連結した折り返し留め具となっていることを特徴とする、請求項1に記載の荷崩れ防止用バンドである。
○第3の考案(請求項3に記載の考案)
上記の課題を解決するための第3の考案(請求項3に記載の考案)は、
前記本体部の上下端と前記第1装着部及び前記第2装着部の段差は、荷崩れ防止用バンドの長さ及び幅員に関係なく一定の段差寸法としたことを特徴とする、請求項1〜請求項2の何れかに記載の荷崩れ防止用バンドである。
上記の課題を解決するための第3の考案(請求項3に記載の考案)は、
前記本体部の上下端と前記第1装着部及び前記第2装着部の段差は、荷崩れ防止用バンドの長さ及び幅員に関係なく一定の段差寸法としたことを特徴とする、請求項1〜請求項2の何れかに記載の荷崩れ防止用バンドである。
○第4の考案(請求項4に記載の考案)
上記の課題を解決するための第4の考案(請求項4に記載の考案)は、
前記段差寸法は、5cm以下としていることを特徴とする、請求項1〜請求項3の何れかに記載の荷崩れ防止用バンドである。
上記の課題を解決するための第4の考案(請求項4に記載の考案)は、
前記段差寸法は、5cm以下としていることを特徴とする、請求項1〜請求項3の何れかに記載の荷崩れ防止用バンドである。
○第5の考案(請求項5に記載の考案)
上記の課題を解決するための第5の考案(請求項5に記載の考案)は、前記固定手段が、前記第1折り返しロッド及び第2折り返しロッドの上下端近傍に穿設された挿通孔に仮止めされた縫着片を装着部内に挿入・装着し、前記縫着片と装着部の端部をまとめて束状にし、該束状部を縫着してなることを特徴とする、請求項1〜請求項4の何れかに記載の荷崩れ防止用バンドである。
上記の課題を解決するための第5の考案(請求項5に記載の考案)は、前記固定手段が、前記第1折り返しロッド及び第2折り返しロッドの上下端近傍に穿設された挿通孔に仮止めされた縫着片を装着部内に挿入・装着し、前記縫着片と装着部の端部をまとめて束状にし、該束状部を縫着してなることを特徴とする、請求項1〜請求項4の何れかに記載の荷崩れ防止用バンドである。
○第6の考案(請求項6に記載の考案)
上記の課題を解決するための第6の考案(請求項6に記載の考案)は、
前記固定手段が、前記第1折り返しロッド及び第2折り返しロッドと装着部を形成する布シートに適合する速乾性接着剤であることを特徴とする、請求項1〜請求項4の何れかに記載の荷崩れ防止用バンドである。
上記の課題を解決するための第6の考案(請求項6に記載の考案)は、
前記固定手段が、前記第1折り返しロッド及び第2折り返しロッドと装着部を形成する布シートに適合する速乾性接着剤であることを特徴とする、請求項1〜請求項4の何れかに記載の荷崩れ防止用バンドである。
○第7の考案(請求項7に記載の考案)
上記の課題を解決するための第7の考案(請求項7に記載の考案)は、
前記固定手段が、第1装着部内に前記第1折り返しロッドを嵌装し、第2装着部内に第2折り返しロッドを嵌装した後、前記第1折り返しロッド及び第2折り返しロッドの上下端近傍の表裏面に予め穿設された貫通孔に、ハトメを固着したことを特徴とする、請求項1〜請求項4の何れかに記載の荷崩れ防止用バンドである。
上記の課題を解決するための第7の考案(請求項7に記載の考案)は、
前記固定手段が、第1装着部内に前記第1折り返しロッドを嵌装し、第2装着部内に第2折り返しロッドを嵌装した後、前記第1折り返しロッド及び第2折り返しロッドの上下端近傍の表裏面に予め穿設された貫通孔に、ハトメを固着したことを特徴とする、請求項1〜請求項4の何れかに記載の荷崩れ防止用バンドである。
○第8の考案(請求項8に記載の考案)
上記の課題を解決するための第8の考案(請求項8に記載の考案)は、
前記固定手段が、第1装着部内に前記第1折り返しロッドを嵌装し、第2装着部内に第2折り返しロッドを嵌装した後、前記第1折り返しロッド及び第2折り返しロッドの上下端近傍の表裏面に予め穿設された貫通孔に、金属線条体を貫通して止着したことを特徴とする、請求項1〜請求項4の何れかに記載の荷崩れ防止用バンドである。
上記の課題を解決するための第8の考案(請求項8に記載の考案)は、
前記固定手段が、第1装着部内に前記第1折り返しロッドを嵌装し、第2装着部内に第2折り返しロッドを嵌装した後、前記第1折り返しロッド及び第2折り返しロッドの上下端近傍の表裏面に予め穿設された貫通孔に、金属線条体を貫通して止着したことを特徴とする、請求項1〜請求項4の何れかに記載の荷崩れ防止用バンドである。
○第9の考案(請求項9に記載の考案)
上記の課題を解決するための第9の考案(請求項9に記載の考案)は、
前記第1折り返しロッド及び第2折り返しロッドは、FRP又はABS樹脂を素材とする中空丸棒体であることを特徴とする、請求項1〜請求項8の何れかに記載の荷崩れ防止用バンド。である。
上記の課題を解決するための第9の考案(請求項9に記載の考案)は、
前記第1折り返しロッド及び第2折り返しロッドは、FRP又はABS樹脂を素材とする中空丸棒体であることを特徴とする、請求項1〜請求項8の何れかに記載の荷崩れ防止用バンド。である。
○第10の考案(請求項10に記載の考案)
上記の課題を解決するための第10の考案(請求項10に記載の考案)は、
前記第1折り返しロッド及び第2折り返しロッドの上下先端部は、面取りされていることを特徴とする、請求項1〜請求項9の何れかに記載の荷崩れ防止用バンドである。
上記の課題を解決するための第10の考案(請求項10に記載の考案)は、
前記第1折り返しロッド及び第2折り返しロッドの上下先端部は、面取りされていることを特徴とする、請求項1〜請求項9の何れかに記載の荷崩れ防止用バンドである。
本考案に係る、荷崩れ防止用バンドは、上記のような特徴的構成用件から構成され、特徴的構成用件に応じた、以下のような本願考案特有の効果を奏する。
また、上記のような特徴的構成用件から構成された荷崩れ防止用バンドによれば、本願考案の課題を十分解消することができる。
○第1の考案の効果
第1の考案によれば、
所定の長さと幅員を有する本体部と前記本体部の表面に取り付けられた係止部材と本体部と連結された折り返し留め具とから構成されると共に、
前記本体部を段積みされた積荷の外周面の水平方向に巻回し、前記折り返し留め具により前記本体部を折り返すことによって該積荷を引き締めて、前記係止部材で固定する荷崩れ防止用バンドにおいて、
前記係折り返し留め具は、第1折り返しロッドと第2折り返しロッドと第1装着部と第2装着部と連結部から構成され、第1折り返しロッドは、第1装着部の中に嵌装され、第2折り返しロッドは、第2装着部の中に嵌装され、第1装着部と第2装着部は、それぞれ連結部で連結されており、
第1装着部と第2装着部は、前記本体部の上下端外側に形成されると共に、
第1折り返しロッドと第2折り返しロッドは、固定手段により、第1装着部と第2装着部に固定されて、前記装着部内での回動及び脱落が防止されているという特徴的な構成により、荷役用パレット又は台車等に段積みされ、荷崩れ防止用バンドの段差部分に積載された積荷が、移送時の振動、衝撃等による床面への落下を防止すると共に、高さ、長さ寸法等や荷姿が異なる各種積荷に適合可能な汎用性ある荷崩れ防止用バンドの提供という第1の課題と、荷崩れ防止用バンドにおける折り返し用ロッド及び/又は牽引用ロッド、特に折り返し用ロッドが牽引作業時の荷重、使用頻度の高まり、移送時の振動、衝撃等による装着部からの脱落を防止するという、当業者が予測不可能な本願考案の第2の課題を併せて解決することができた。
また、 前記係折り返し留め具は、第1折り返しロッドと第2折り返しロッドと第1装着部と第2装着部と連結部から構成され、第1折り返しロッドは、第1装着部の中に嵌装され、第2折り返しロッドは、第2装着部の中に嵌装され、第1装着部と第2装着部は、それぞれ連結部で連結されているので、
すなわち、本体部(係止部の端部E)が挿入される隙間(隙間スリットともいう。)が確保されている。)ので、係止部の端部は、挿入スリットから、本体部の表面から本体部の裏側へ通され、該折り返し用ロッドの裏側周囲面を360度廻され、本体部の表面に折り返された後、係止部材(雄面ファスナー)は、係止部材(雌面ファスナー)に押圧・係止されて、パレット又は台車等に積載される各種積荷は、少なくとも係止部によって拘束されることになり、運搬時に脱落・落下することが防止されるという、当業者が予測不可能な顕著な効果を奏する。
また、上記のような特徴的構成用件から構成された荷崩れ防止用バンドによれば、本願考案の課題を十分解消することができる。
○第1の考案の効果
第1の考案によれば、
所定の長さと幅員を有する本体部と前記本体部の表面に取り付けられた係止部材と本体部と連結された折り返し留め具とから構成されると共に、
前記本体部を段積みされた積荷の外周面の水平方向に巻回し、前記折り返し留め具により前記本体部を折り返すことによって該積荷を引き締めて、前記係止部材で固定する荷崩れ防止用バンドにおいて、
前記係折り返し留め具は、第1折り返しロッドと第2折り返しロッドと第1装着部と第2装着部と連結部から構成され、第1折り返しロッドは、第1装着部の中に嵌装され、第2折り返しロッドは、第2装着部の中に嵌装され、第1装着部と第2装着部は、それぞれ連結部で連結されており、
第1装着部と第2装着部は、前記本体部の上下端外側に形成されると共に、
第1折り返しロッドと第2折り返しロッドは、固定手段により、第1装着部と第2装着部に固定されて、前記装着部内での回動及び脱落が防止されているという特徴的な構成により、荷役用パレット又は台車等に段積みされ、荷崩れ防止用バンドの段差部分に積載された積荷が、移送時の振動、衝撃等による床面への落下を防止すると共に、高さ、長さ寸法等や荷姿が異なる各種積荷に適合可能な汎用性ある荷崩れ防止用バンドの提供という第1の課題と、荷崩れ防止用バンドにおける折り返し用ロッド及び/又は牽引用ロッド、特に折り返し用ロッドが牽引作業時の荷重、使用頻度の高まり、移送時の振動、衝撃等による装着部からの脱落を防止するという、当業者が予測不可能な本願考案の第2の課題を併せて解決することができた。
また、 前記係折り返し留め具は、第1折り返しロッドと第2折り返しロッドと第1装着部と第2装着部と連結部から構成され、第1折り返しロッドは、第1装着部の中に嵌装され、第2折り返しロッドは、第2装着部の中に嵌装され、第1装着部と第2装着部は、それぞれ連結部で連結されているので、
すなわち、本体部(係止部の端部E)が挿入される隙間(隙間スリットともいう。)が確保されている。)ので、係止部の端部は、挿入スリットから、本体部の表面から本体部の裏側へ通され、該折り返し用ロッドの裏側周囲面を360度廻され、本体部の表面に折り返された後、係止部材(雄面ファスナー)は、係止部材(雌面ファスナー)に押圧・係止されて、パレット又は台車等に積載される各種積荷は、少なくとも係止部によって拘束されることになり、運搬時に脱落・落下することが防止されるという、当業者が予測不可能な顕著な効果を奏する。
○第2の考案の効果
第2の考案によれば、前記折り返しロッドが本体部のパイピング部の中に嵌装されることにより、本体部と折り返し留め具を連結するという、当業者が予測不可能な顕著な効果を奏する。
第2の考案によれば、前記折り返しロッドが本体部のパイピング部の中に嵌装されることにより、本体部と折り返し留め具を連結するという、当業者が予測不可能な顕著な効果を奏する。
○第3の考案の効果
第3の考案によれば、前記本体部の上下端と前記第1装着部及び前記第2装着部の段差は、荷崩れ防止用バンドの長さ及び幅員に関係なく一定の段差寸法としているので、パレット又は台車等に積載される各種積荷は、すくなくとも前記本体部によって拘束されることになり、運搬時に脱落・落下することが防止されるという、当業者が予測不可能な顕著な効果を奏する。
○第4の考案の効果
第4の考案によれば、段差寸法は、5cm以下としているので、パレット又は台車等に積載される各種積荷の高さ寸法が、6cm以上であるという事実から考えれば、段差部分に積載された積荷は、荷崩れ防止用バンドの係止部で確実に拘束されることになり、フォークリフトやクレーン等の重機による移送時の振動等に起因する落下が防止されるという、当業者が予測不可能な顕著な効果を奏する。
第3の考案によれば、前記本体部の上下端と前記第1装着部及び前記第2装着部の段差は、荷崩れ防止用バンドの長さ及び幅員に関係なく一定の段差寸法としているので、パレット又は台車等に積載される各種積荷は、すくなくとも前記本体部によって拘束されることになり、運搬時に脱落・落下することが防止されるという、当業者が予測不可能な顕著な効果を奏する。
○第4の考案の効果
第4の考案によれば、段差寸法は、5cm以下としているので、パレット又は台車等に積載される各種積荷の高さ寸法が、6cm以上であるという事実から考えれば、段差部分に積載された積荷は、荷崩れ防止用バンドの係止部で確実に拘束されることになり、フォークリフトやクレーン等の重機による移送時の振動等に起因する落下が防止されるという、当業者が予測不可能な顕著な効果を奏する。
○第5の考案の効果
第5の考案によれば、前記固定手段が、前記第1折り返しロッド及び第2折り返しロッドの上下端近傍に穿設された挿通孔に仮止めされた縫着片を装着部内に挿入・装着し、前記縫着片と装着部の端部をまとめて束状にし、該束状部を縫着してなるから、第1折り返しロッド及び/又は第2折り返しロッドは、装着部内に強く固着され、巻回作業の使用頻度(例えば2000〜3000回)が高くなっても何ら影響を受けることなく、両ロッド、特に折り返し用ロッドが牽引作業時の荷重、使用頻度の高まり、移送時の振動、衝撃等による装着部からの脱落を防止するという、当業者が予測不可能な本願考案の第2の課題を解決することができた。
従来は、折り返し用ロッド及び/又は牽引用ロッドに、牽引作業、係止作業時に繰り返し荷重が掛り、また、積荷移送時の振動、衝撃等によって、折り返し用ロッド及び/又は牽引用ロッドが塑性変形が加重・増大され、装着部からの脱落・落下されることが大きな問題となっていたが、折り返し用ロッド及び/又は牽引用ロッドの装着部の挿入・装着代を5cm超え(最低10cm程度必要とするのは、当業者常識となっていた。)とすることしか、具体的対応策は実現されていなかった。
一方、パレット又は台車等に積載される各種積荷は、少なくとも係止部によって拘束される箇所が不可避的に生じ(荷崩れ防止用バンドを種々の寸法の積荷に対応可能とするためには、小さな周囲寸法、大きな周囲寸法の種々積荷に対応するためには、係止部の長さ範囲を大とする必要が有る。)、少なくとも係止部によって拘束される箇所では運搬時に脱落・落下する危険性が大きい。
係止部によって拘束される箇所での運搬時に脱落・落下する危険性を解消するためには、本体部と前記係止部の段差は、荷崩れ防止用バンドの長さ及び幅員に関係なく一定の段差寸法(パレット又は台車等に積載される各種積荷の高さ寸法未満)とする必要がある。
しかし、荷崩れ防止用バンドの長さ及び幅員に関係なく一定の段差寸法(パレット又は台車等に積載される各種積荷の高さ寸法未満)とすることは、折り返し用ロッド及び/又は牽引用ロッド自体の塑性変形が加重・増大され、折り返し用ロッド及び/又は牽引用ロッドの装着部からの脱落・落下防止の関係から、二律背反の関係に有る。
本考案は、本体部と前記係止部の段差を無くしても、折り返し用ロッド及び/又は牽引用ロッドは、装着部内に強く固着されているので、脱落・落下防止が可能となるという特徴的構成を、具体化して、本考案を提供することができた(第6の考案の効果、第7の考案の効果、第8の考案の効果においても、同様のことが言える。)。
第5の考案によれば、前記固定手段が、前記第1折り返しロッド及び第2折り返しロッドの上下端近傍に穿設された挿通孔に仮止めされた縫着片を装着部内に挿入・装着し、前記縫着片と装着部の端部をまとめて束状にし、該束状部を縫着してなるから、第1折り返しロッド及び/又は第2折り返しロッドは、装着部内に強く固着され、巻回作業の使用頻度(例えば2000〜3000回)が高くなっても何ら影響を受けることなく、両ロッド、特に折り返し用ロッドが牽引作業時の荷重、使用頻度の高まり、移送時の振動、衝撃等による装着部からの脱落を防止するという、当業者が予測不可能な本願考案の第2の課題を解決することができた。
従来は、折り返し用ロッド及び/又は牽引用ロッドに、牽引作業、係止作業時に繰り返し荷重が掛り、また、積荷移送時の振動、衝撃等によって、折り返し用ロッド及び/又は牽引用ロッドが塑性変形が加重・増大され、装着部からの脱落・落下されることが大きな問題となっていたが、折り返し用ロッド及び/又は牽引用ロッドの装着部の挿入・装着代を5cm超え(最低10cm程度必要とするのは、当業者常識となっていた。)とすることしか、具体的対応策は実現されていなかった。
一方、パレット又は台車等に積載される各種積荷は、少なくとも係止部によって拘束される箇所が不可避的に生じ(荷崩れ防止用バンドを種々の寸法の積荷に対応可能とするためには、小さな周囲寸法、大きな周囲寸法の種々積荷に対応するためには、係止部の長さ範囲を大とする必要が有る。)、少なくとも係止部によって拘束される箇所では運搬時に脱落・落下する危険性が大きい。
係止部によって拘束される箇所での運搬時に脱落・落下する危険性を解消するためには、本体部と前記係止部の段差は、荷崩れ防止用バンドの長さ及び幅員に関係なく一定の段差寸法(パレット又は台車等に積載される各種積荷の高さ寸法未満)とする必要がある。
しかし、荷崩れ防止用バンドの長さ及び幅員に関係なく一定の段差寸法(パレット又は台車等に積載される各種積荷の高さ寸法未満)とすることは、折り返し用ロッド及び/又は牽引用ロッド自体の塑性変形が加重・増大され、折り返し用ロッド及び/又は牽引用ロッドの装着部からの脱落・落下防止の関係から、二律背反の関係に有る。
本考案は、本体部と前記係止部の段差を無くしても、折り返し用ロッド及び/又は牽引用ロッドは、装着部内に強く固着されているので、脱落・落下防止が可能となるという特徴的構成を、具体化して、本考案を提供することができた(第6の考案の効果、第7の考案の効果、第8の考案の効果においても、同様のことが言える。)。
○第6の考案の効果
第6の考案によれば、前記固定手段が、前記第1折り返しロッド及び第2折り返しロッドと装着部を形成する布シートに適合する速乾性接着剤であるから、第1折り返しロッド及び第2折り返しロッドの上下端部は、速乾性接着剤を介して装着部内で急速かつ強力に固着されるので生産効率を向上させると共に、かつ使用頻度が高くなっても何ら影響を受けることなく、両ロッド、特に折り返し用ロッドが牽引作業時の荷重、使用頻度の高まり、移送時の振動、衝撃等による装着部からの脱落を防止するという、当業者が予測不可能な本願考案の第2の課題を解決することができた。
第6の考案によれば、前記固定手段が、前記第1折り返しロッド及び第2折り返しロッドと装着部を形成する布シートに適合する速乾性接着剤であるから、第1折り返しロッド及び第2折り返しロッドの上下端部は、速乾性接着剤を介して装着部内で急速かつ強力に固着されるので生産効率を向上させると共に、かつ使用頻度が高くなっても何ら影響を受けることなく、両ロッド、特に折り返し用ロッドが牽引作業時の荷重、使用頻度の高まり、移送時の振動、衝撃等による装着部からの脱落を防止するという、当業者が予測不可能な本願考案の第2の課題を解決することができた。
○第7の考案の効果
第7の考案によれば、前記固定手段が、第1装着部内に前記第1折り返しロッドを嵌装し、第2装着部内に第2折り返しロッドを嵌装した後、前記第1折り返しロッド及び第2折り返しロッドの上下端近傍の表裏面に予め穿設された貫通孔に、ハトメを固着してなるから、その固着作業は容易であり、かつ前記第1折り返しロッド及び第2折り返しロッドを各装着部に強固に固定し、両ロッド、特に折り返し用ロッドが牽引作業時の荷重、使用頻度の高まり、移送時の振動、衝撃等による装着部からの脱落を防止するという、当業者が予測不可能な本願考案の第2の課題を解決することができた。
第7の考案によれば、前記固定手段が、第1装着部内に前記第1折り返しロッドを嵌装し、第2装着部内に第2折り返しロッドを嵌装した後、前記第1折り返しロッド及び第2折り返しロッドの上下端近傍の表裏面に予め穿設された貫通孔に、ハトメを固着してなるから、その固着作業は容易であり、かつ前記第1折り返しロッド及び第2折り返しロッドを各装着部に強固に固定し、両ロッド、特に折り返し用ロッドが牽引作業時の荷重、使用頻度の高まり、移送時の振動、衝撃等による装着部からの脱落を防止するという、当業者が予測不可能な本願考案の第2の課題を解決することができた。
○第8の考案の効果
第8の考案によれば、前記固定手段が、第1装着部内に前記第1折り返しロッドを嵌装し、第2装着部内に第2折り返しロッドを嵌装した後、前記第1折り返しロッド及び第2折り返しロッドの上下端近傍の表裏面に予め穿設された貫通孔に、金属線条体を貫通して止着してなるから、その固着作業は容易であり、かつ折り返し用ロッド及び/又は牽引用ロッドを各装着部に強固に固定し、両ロッド、特に折り返し用ロッドが牽引作業時の荷重、使用頻度の高まり、移送時の振動、衝撃等による装着部からの脱落を防止するという、当業者が予測不可能な本願考案の第2の課題を解決することができた。
第8の考案によれば、前記固定手段が、第1装着部内に前記第1折り返しロッドを嵌装し、第2装着部内に第2折り返しロッドを嵌装した後、前記第1折り返しロッド及び第2折り返しロッドの上下端近傍の表裏面に予め穿設された貫通孔に、金属線条体を貫通して止着してなるから、その固着作業は容易であり、かつ折り返し用ロッド及び/又は牽引用ロッドを各装着部に強固に固定し、両ロッド、特に折り返し用ロッドが牽引作業時の荷重、使用頻度の高まり、移送時の振動、衝撃等による装着部からの脱落を防止するという、当業者が予測不可能な本願考案の第2の課題を解決することができた。
○第9の考案の効果
第9の考案によれば、前記第1折り返しロッド及び第2折り返しロッドは、FRP又はABS樹脂を素材とする中空丸棒体であるから、荷崩れ防止用バンドの全重量を軽量とすると共に、長期の使用にも耐えるという効果を奏する。
第9の考案によれば、前記第1折り返しロッド及び第2折り返しロッドは、FRP又はABS樹脂を素材とする中空丸棒体であるから、荷崩れ防止用バンドの全重量を軽量とすると共に、長期の使用にも耐えるという効果を奏する。
○第10の考案の効果
第10の考案によれば、前記第1折り返しロッド及び第2折り返しロッドの上下先端部は、面取りされているので、折り返し用ロッド及び/又は牽引用ロッドを各装着部への嵌装作業が容易であり、また各ロッドの先端部が装着部の内部を傷つけることを防止できる。
第10の考案によれば、前記第1折り返しロッド及び第2折り返しロッドの上下先端部は、面取りされているので、折り返し用ロッド及び/又は牽引用ロッドを各装着部への嵌装作業が容易であり、また各ロッドの先端部が装着部の内部を傷つけることを防止できる。
以下、本考案に係る、荷崩れ防止用バンド(以下、バンドBという)に関する最良の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、バンドBの表面側の一部省略正面図、
図2は、バンドBの使用状態を示す斜視図、
図3(a)は、図1及び図6におけるA部の拡大正面図、図3(b)は、図3(a)におけるイ−イ線拡大断面図、
図4(a)〜(c)は、折り返し用ロッド及び/又は牽引用ロッドを装着部に固定する固定手段の一例の作業工程を説明する斜視図、
図5(a)〜(c)は、固定手段の他の実施態様を示す斜視図、図6は、本考案に係る、バンドBの他の実施形態を示す一部省略正面図、
図7(a)は、市販製品である荷崩れ防止用バンド100の一部省略正面図、同(b)は、図7(a)におけるI−I線拡大断面図、同(c)は、図7(a)におけるII−II線拡大断面図、同(d)は、荷崩れ防止用バンド100の使用状態を示す斜視図である。
図1は、バンドBの表面側の一部省略正面図、
図2は、バンドBの使用状態を示す斜視図、
図3(a)は、図1及び図6におけるA部の拡大正面図、図3(b)は、図3(a)におけるイ−イ線拡大断面図、
図4(a)〜(c)は、折り返し用ロッド及び/又は牽引用ロッドを装着部に固定する固定手段の一例の作業工程を説明する斜視図、
図5(a)〜(c)は、固定手段の他の実施態様を示す斜視図、図6は、本考案に係る、バンドBの他の実施形態を示す一部省略正面図、
図7(a)は、市販製品である荷崩れ防止用バンド100の一部省略正面図、同(b)は、図7(a)におけるI−I線拡大断面図、同(c)は、図7(a)におけるII−II線拡大断面図、同(d)は、荷崩れ防止用バンド100の使用状態を示す斜視図である。
図1に示すバンドBは、本体部1の表面に取り付けられた係止部材2と本体部1に連結された折り返し留め具Cとから構成されている。
荷崩れ防止用バンドBは、前記本体部1を段積みされた積荷C1の外周面の水平方向に巻回し、前記折り返し留め具Cにより前記本体部1を折り返すことによって該積荷C1を引き締めて、前記係止部材2で固定する。
折り返し留め具Cは、第1折り返しロッドL1と第2折り返しロッドL2と第1装着部P1と第2装着部P2と連結部Rから構成され、第1折り返しロッドL1は、第1装着部の中に嵌装され、第2折り返しロッドL2は、第2装着部の中に嵌装されている。第1装着部P1と第2装着部P2は、それぞれ連結部Rで連結されている。
そして、第1装着部P1と第2装着部P2は、本体部1の上下端外側に形成されている。
第1折り返しロッドL1と第2折り返しロッドL2は、固定手段Fにより、装着部内での回動及び脱落が防止されている。
図示するバンドBの長さX1は、例えば約400cmで、幅員W1は約80cmで、前記本体部1の上下端と第1装着部P1、P2の段差h1は、それぞれ5cm以下となっている。本体部1及び装着部P1、P2の素材は、ポリエステル繊維又はナイロン繊維等を主材とし、厚さが約0.8mm〜1.5mmの布シートである。また折り返しロッドL1、L2は、硬質樹脂材、例えばFRP(ファイバーレインフォースドプラスチック)又はABS樹脂(アクリロニトリルブタジェン樹脂)等から選択され、公知技術による製造方法で製作された、直径約10mm〜13mmの中空丸棒体である。
係止部材2は、雄係止部材と雌係止部材一対からなる1〜複数の面ファスナーで、例えば、マジックテープ(登録商標:クラレ(株)社製)等が好適に使用される。係止部材2a(雄面ファスナー)は上端が鈎状をなし、係止部1aの端部Eの表面に固着され、係止部材2b(雌面ファスナー)は、パイル地のようなループ体をなし、本体部1の表面に、係止部材2a(雄面ファスナー)から長手方向に所定長さX2分が固着されている。図1、図3に図示する仮止めバンドB0は、本体部1の表面に固着されて、バンドBの表裏面の視認と、バンドBを巻き始め用の仮止めを一人で行うためのものである。
また、図1、図3に図示するように、第1折り返しロッドL1が本体部のパイピング部P1の中に嵌装されることにより、荷崩れ防止用バンドBは、本体部1と連結した折り返し留め具Cからなっている。
荷崩れ防止用バンドBの本体部1の上下端と前記第1装着部P1及び前記第2装着部P2の段差は、荷崩れ防止用バンドの長さ及び幅員に関係なく一定の段差寸法5cmとしている。
荷崩れ防止用バンドBは、前記本体部1を段積みされた積荷C1の外周面の水平方向に巻回し、前記折り返し留め具Cにより前記本体部1を折り返すことによって該積荷C1を引き締めて、前記係止部材2で固定する。
折り返し留め具Cは、第1折り返しロッドL1と第2折り返しロッドL2と第1装着部P1と第2装着部P2と連結部Rから構成され、第1折り返しロッドL1は、第1装着部の中に嵌装され、第2折り返しロッドL2は、第2装着部の中に嵌装されている。第1装着部P1と第2装着部P2は、それぞれ連結部Rで連結されている。
そして、第1装着部P1と第2装着部P2は、本体部1の上下端外側に形成されている。
第1折り返しロッドL1と第2折り返しロッドL2は、固定手段Fにより、装着部内での回動及び脱落が防止されている。
図示するバンドBの長さX1は、例えば約400cmで、幅員W1は約80cmで、前記本体部1の上下端と第1装着部P1、P2の段差h1は、それぞれ5cm以下となっている。本体部1及び装着部P1、P2の素材は、ポリエステル繊維又はナイロン繊維等を主材とし、厚さが約0.8mm〜1.5mmの布シートである。また折り返しロッドL1、L2は、硬質樹脂材、例えばFRP(ファイバーレインフォースドプラスチック)又はABS樹脂(アクリロニトリルブタジェン樹脂)等から選択され、公知技術による製造方法で製作された、直径約10mm〜13mmの中空丸棒体である。
係止部材2は、雄係止部材と雌係止部材一対からなる1〜複数の面ファスナーで、例えば、マジックテープ(登録商標:クラレ(株)社製)等が好適に使用される。係止部材2a(雄面ファスナー)は上端が鈎状をなし、係止部1aの端部Eの表面に固着され、係止部材2b(雌面ファスナー)は、パイル地のようなループ体をなし、本体部1の表面に、係止部材2a(雄面ファスナー)から長手方向に所定長さX2分が固着されている。図1、図3に図示する仮止めバンドB0は、本体部1の表面に固着されて、バンドBの表裏面の視認と、バンドBを巻き始め用の仮止めを一人で行うためのものである。
また、図1、図3に図示するように、第1折り返しロッドL1が本体部のパイピング部P1の中に嵌装されることにより、荷崩れ防止用バンドBは、本体部1と連結した折り返し留め具Cからなっている。
荷崩れ防止用バンドBの本体部1の上下端と前記第1装着部P1及び前記第2装着部P2の段差は、荷崩れ防止用バンドの長さ及び幅員に関係なく一定の段差寸法5cmとしている。
図2は、本考案に係る、バンドBの使用状態を示すもので、図示するように、パレットPL等に段積みされた積荷C1は、本体部1と係止部2によって水平方向に巻回され、係止部の端部に装着した係止部2の端は、折り返し留め具Cの隙間(隙間スリット)SLを通じて、本体部1の表面から本体部1の裏面側へ通され、該第2折り返しロッドL2の裏側周囲面を360度廻され、本体部1の表面に折り返された後、係止部材2a(雄面ファスナー)は係止部材2b(雌面ファスナー)に押圧・係止されて、パレットPL又は台車等に積載される各種積荷C1は、少なくとも本体部1(係止部2)によって拘束されることになり、運搬時に脱落・落下することが防止される。
すなわち、本体部1(係止部1a)の表面に固着された係止部材2a(雄面ファスナー)は、係止部材2b(雌面ファスナー)に押圧・係止される。これにより、パレットPL等に段積みされた積荷C1の高さ寸法C1h(6cm以上)は、常に段差h1より大となるために、市販製品の荷崩れ防止用バンド100を使用した際にできる、段差部分に積載された積荷C3が、フォークリフト又はクレーン等によるパレットの移送時の振動、衝撃等で床面に落下する危険性を防止することができ、また垂直方向に巻回するための補助バンド200等が不要となる。
すなわち、本体部1(係止部1a)の表面に固着された係止部材2a(雄面ファスナー)は、係止部材2b(雌面ファスナー)に押圧・係止される。これにより、パレットPL等に段積みされた積荷C1の高さ寸法C1h(6cm以上)は、常に段差h1より大となるために、市販製品の荷崩れ防止用バンド100を使用した際にできる、段差部分に積載された積荷C3が、フォークリフト又はクレーン等によるパレットの移送時の振動、衝撃等で床面に落下する危険性を防止することができ、また垂直方向に巻回するための補助バンド200等が不要となる。
図4(a)〜(c)は、図1及び図6に示す、折り返しロッドと装着部の拡大図である。これらの図面を参照し、折り返しロッドL1、L2を連結部Rで連結された各装着部P1、P2に固定する固定手段Fの一例の作業工程を説明する。図4(a)において、折り返しロッドL1、L2には予め、折り返しロッドL1、L2の上端部近傍に約5〜6mmの挿通孔d1が穿設されている。51は縫着片で、長さ約10〜12mmの布片で、該縫着片51は、挿通孔d1から第1折り返しロッドL1、L2の開口部からその長さが略均等になるように引き出される。装着部P1、P2は、予め本体部1と同じシート体2枚を縫着S(縫着した部分を縫着部Sともいう。)して、一端に折り返しロッドL1、L2の外径と略同径(約10mm〜13mm)の嵌装口が形成されている。縫着片51を保持した折り返しロッドL1、L2は、嵌装口内に挿入されて、図4(b)の状態になる。次に図4(c)に示すように、縫着片51は、装着部P1、P2の端部1gと共にまとめられて束状とされた後、該束状部52は縫着され、縫着片51は適宜位置を鋏等で切断される。なお、折り返しロッドL1、L2は、図1及び図6に示す各装着部P1、P2に、上述と同じ工程で固着されるので、その説明は省略する。また、図4(a)〜(c)及び図5(a)〜(c)に図示する1mは、折り返しロッドL1、L2の上下先端部に形成された面取り部である。
図5(a)は、接着剤54を介し、折り返しロッドL1、L2を装着部P1、P2に固定する固定手段を示し、折り返しロッドL1、L2と装着部P1、P2の形成素材である布シートとの接合に適する速乾性接着剤54、例えば、ダイアエコビタ(商品名:ノガワケミカル(株)製)等を折り返しロッドL1、L2の開口部等から滴入した後、直ちに同開口部から縫着片51を挿入する。挿入された該縫着片51が折り返しロッドL1、L2内で固着後(約3〜5分)、二点鎖線で図示するよう折り返して、装着部P1、P2内に挿入し、図4(b)、(c)の示す同様の工程となり、縫着片51は、装着部P1、P2の端部と共にまとめられて束状とされた後、該束状部52は縫着され、縫着片51は適宜位置を鋏等で切断される。
図5(b)は、折り返しロッドL1、L2と装着部L1、L2との固定手段Fとしてハトメ55を使用する例を示している。折り返しロッドL1、L2の上下端近傍の表裏面には、予め貫通孔d2が穿設されており、また装着部P1、P2の一端は開口され、他端は閉塞されている。折り返しロッドL1、L2は、装着部P1、P2内に嵌装された後、ハトメ55は貫通孔d2に固着される。
図5(c)は、折り返しロッドL1、L2及と第1装着部P1、P2の固定手段Fが金属線条体56である例を示している。折り返しロッドL1、L2の上下端近傍の表裏面には、予め貫通孔d2が穿設されており、また装着部P1、P2の一端は開口され、他端は閉塞されている。折り返しロッドL1、L2は、装着部P1、P2内に嵌装された後、金属線条体56は貫通孔d2に貫通され止着される。
図6は、バンドBの他の実施形態で、バンドBにおける本体部1の長さX21、幅員W2が変更されている。例えば、本体部1の長さX21は、約300cm、幅員W2を約40cmとしたもので、本体部1の上下端と装着部P1、P2の端部に設けられた段差h2は、それぞれ約4cmとしている。これにより、パレットPL等に段積みされた積荷の高さ寸法(6cm以上)は、段差h2より大となる(不図示)ために、段差部分に積載された積荷が、フォークリフト又はクレーン等によるパレットの移送時の振動、衝撃等で床面に落下する危険性を防止することができ、また補助バンド等の巻回作業も不要となる。
上述したように、本考案に係るバンドBは、本体部1の長さX1、幅員W1が各種変更されても、本体部1と係止部2との幅員寸法差である段差h1は、常に狭小な5cm以下としているから、パレットPL等に積載される各種積荷C1の高さ寸法、形状(荷姿)等が異なっても、本体部1と係止部2との段差部分から積荷C1が床面等に落下することがなく、安全性が確保される共に、汎用性あるバンドBとして各種工場、倉庫及び物流業界において多用されることが期待される。さらに本考案に係るバンドBは、環境保全、省資源かつコスト削減等にも貢献が大なる、社会的かつ、経済的にも有意義な考案である。
B 荷崩れ防止用バンド
1 本体部
1a 係止部
2 係止部材
2a 雄係止部材(雄面ファスナー)
2b 雌係止部材(雌面ファスナー)
P0 本体部のパイピング部
C 折り返し留め具
L 折り返しロッド(第1折り返しロッド、第2折り返しロッド)
L1 第1折り返しロッド
L2 第2折り返しロッド
P 装着部(第1装着部、第2装着部)
P1 第1装着部
P2 第2装着部
R 連結部
RP 連結された第1装着部と第2装着部(連結装着部)
d1 挿通孔
d2 貫通孔
E 係止部端部
51 縫着片
52 束状部
54 接着剤
55 ハトメ
56 金属線条体
1m 面取り
B0 仮止めバンド
SL 隙間スリット
h1、h2 段差
S 縫着(縫着部)
1 本体部
1a 係止部
2 係止部材
2a 雄係止部材(雄面ファスナー)
2b 雌係止部材(雌面ファスナー)
P0 本体部のパイピング部
C 折り返し留め具
L 折り返しロッド(第1折り返しロッド、第2折り返しロッド)
L1 第1折り返しロッド
L2 第2折り返しロッド
P 装着部(第1装着部、第2装着部)
P1 第1装着部
P2 第2装着部
R 連結部
RP 連結された第1装着部と第2装着部(連結装着部)
d1 挿通孔
d2 貫通孔
E 係止部端部
51 縫着片
52 束状部
54 接着剤
55 ハトメ
56 金属線条体
1m 面取り
B0 仮止めバンド
SL 隙間スリット
h1、h2 段差
S 縫着(縫着部)
Claims (10)
- 所定の長さと幅員を有する本体部と前記本体部の表面に取り付けられた係止部材と本体部と連結された折り返し留め具とから構成されると共に、
前記本体部を段積みされた積荷の外周面の水平方向に巻回し、前記折り返し留め具により前記本体部を折り返すことによって該積荷を引き締めて、前記係止部材で固定する荷崩れ防止用バンドにおいて、
前記係折り返し留め具は、第1折り返しロッドと第2折り返しロッドと第1装着部と第2装着部と連結部から構成され、第1折り返しロッドは、第1装着部の中に嵌装され、第2折り返しロッドは、第2装着部の中に嵌装され、第1装着部と第2装着部は、それぞれ連結部で連結されており、
第1装着部と第2装着部は、前記本体部の上下端外側に形成されると共に、
第1折り返しロッドと第2折り返しロッドは、固定手段により、第1装着部と第2装着部に固定されて、前記装着部内での回動及び脱落が防止されていることを特徴とする、荷崩れ防止用バンド。 - 前記折り返しロッドが本体部のパイピング部の中に嵌装されることにより、本体部と連結した折り返し留め具となっていることを特徴とする、請求項1に記載の荷崩れ防止用バンド。
- 前記本体部の上下端と前記第1装着部及び前記第2装着部の段差は、荷崩れ防止用バンドの長さ及び幅員に関係なく一定の段差寸法としたことを特徴とする、請求項1〜請求項2の何れかに記載の荷崩れ防止用バンド。
- 前記段差寸法は、5cm以下としていることを特徴とする、請求項1〜請求項3の何れかに記載の荷崩れ防止用バンド。
- 前記固定手段が、前記第1折り返しロッド及び第2折り返しロッドの上下端近傍に穿設された挿通孔に仮止めされた縫着片を装着部内に挿入・装着し、前記縫着片と装着部の端部をまとめて束状にし、該束状部を縫着してなることを特徴とする、請求項1〜請求項4の何れかに記載の荷崩れ防止用バンド。
- 前記固定手段が、前記第1折り返しロッド及び第2折り返しロッドと装着部を形成する布シートに適合する速乾性接着剤であることを特徴とする、請求項1〜請求項4の何れかに記載の荷崩れ防止用バンド。
- 前記固定手段が、第1装着部内に前記第1折り返しロッドを嵌装し、第2装着部内に第2折り返しロッドを嵌装した後、前記第1折り返しロッド及び第2折り返しロッドの上下端近傍の表裏面に予め穿設された貫通孔に、ハトメを固着したことを特徴とする、請求項1〜請求項4の何れかに記載の荷崩れ防止用バンド。
- 前記固定手段が、第1装着部内に前記第1折り返しロッドを嵌装し、第2装着部内に第2折り返しロッドを嵌装した後、前記第1折り返しロッド及び第2折り返しロッドの上下端近傍の表裏面に予め穿設された貫通孔に、金属線条体を貫通して止着したことを特徴とする、請求項1〜請求項4の何れかに記載の荷崩れ防止用バンド。
- 前記第1折り返しロッド及び第2折り返しロッドは、FRP又はABS樹脂を素材とする中空丸棒体であることを特徴とする、請求項1〜請求項8の何れかに記載の荷崩れ防止用バンド。
- 前記第1折り返しロッド及び第2折り返しロッドの上下先端部は、面取りされていることを特徴とする、請求項1〜請求項9の何れかに記載の荷崩れ防止用バンド。
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JP2007007168U JP3138052U (ja) | 2007-09-14 | 2007-09-14 | 荷崩れ防止用バンド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007007168U JP3138052U (ja) | 2007-09-14 | 2007-09-14 | 荷崩れ防止用バンド |
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JP3138052U true JP3138052U (ja) | 2007-12-20 |
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Family Applications (1)
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