JP3137764B2 - 圧電音響装置 - Google Patents

圧電音響装置

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JP3137764B2 JP04255894A JP25589492A JP3137764B2 JP 3137764 B2 JP3137764 B2 JP 3137764B2 JP 04255894 A JP04255894 A JP 04255894A JP 25589492 A JP25589492 A JP 25589492A JP 3137764 B2 JP3137764 B2 JP 3137764B2
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浩 伊藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧電素子を用い、電話
器やその他の通話器のレシーバーとして用いられる圧電
音響装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の圧電音響装置は、例えば図6に示
すように、内周面中間部に段部(図示せず)を有するト
レイ状のケース1に圧電要素6を収納し、その振動板7
の周辺部をシリコーン接着剤8等で前記段落部に固定
し、さらに圧電要素6の振動板7と圧電膜(図示せず)
の表面に設けた電極とに各々接続したリード線9、10
をケース1の周壁部の一部に設けた凹部3から引き出し
ている。さらに、この凹部3にケース1と同じ材質から
なる円柱ブロック状の封止部材2を嵌め込んで固定し、
リード線9、10を保持している。この圧電音響装置
は、図6に示したのと反対に、ケース1の開口部側を下
側に向けて、コードレスホンや携帯電話のハウジングの
裏面側に取り付けられる。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、前
記従来の圧電音響装置では、前記ケース1の凹部3に嵌
め込まれた封止部材2の端面とケース1の開口部の端面
とを正確に面一にすることが難しく、封止部材2の端面
がケース1の端面より突出して固定されることがある。
そうすると、図7に示すように、ケース1をハウジング
31の裏面側に向けて取り付けたとき、ケース1とハウ
ジング31との間に隙間5が出来てしまう。このような
状態では、空気がこの隙間5から逃げてしまい、ハウジ
ング31の正面側で充分な音圧周波数特性が得られない
という課題があった。
【0005】さらに、この従来の圧電音響装置は、前記
凹部3の部分が完全に閉じられず、リード線9、10の
周りに小さな隙間が出来るため、やはりここから空気が
ケース1の外に漏れてしまうという問題もあった。本発
明は、前記従来の課題に鑑み、ケースの周壁とハウジン
グの裏面側との間に隙間が生じないように取り付けるこ
とができ、ケース外部への空気漏れを防止し、所要の音
圧周波数特性が得られる圧電音響装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明では、前
記目的を達成するため、振動板17の主面上に圧電膜1
8を固着してなる圧電要素16と、前記振動板17と圧
電膜18の電極層に各々接続されたリード線19、20
と、片面が開いたトレイ状を呈し、周壁の一部に凹部1
3を有するケース11とを備え、該ケース11に前記圧
電要素16を収納すると共に、同圧電要素16の前記振
動板17の周辺部を周壁の内周側で支持すると共に、前
記リード線19、20をケース11の凹部13からその
外部に引き出してなる圧電音響装置において、前記凹部
13の奥に接着剤22を充填するとともに該凹部13
に、貫通孔25を有する中空状の封止部材24を縦に嵌
め込んで、同凹部13を閉じたことを特徴とする圧電音
響装置を提供する。
【0007】
【作用】本発明による圧電音響装置では、ケース11の
周壁部に設けた凹部13にリード線19、20を引き通
し、同凹部13の奥に接着剤22を充填するとともに該
凹部13に貫通孔25を有する中空状の封止部材24を
縦に嵌め込んでいるため、先に充填された接着剤22の
量に多少の余剰があっても、該接着剤の一部が封止部材
24の中空部に流入することにより調整され、封止部材
24と凹部13との隙間が完全に密閉されるとともに、
封止部材24の端面がケース11の周壁の端面と面一と
なり、ケース11の周壁の縁がハウジングの裏面に完全
に密着するように取り付けることができる。また、封止
部材24の貫通孔25も接着剤22によって塞がれる。
このため、ケース11とハウジングとの間に隙間ができ
ず、ケース11の外側への空気漏れが起こらない。
【0008】
【実施例】次に、図面を参照しながら、本発明の実施例
について詳細に説明する。図1及び図2は、本発明の実
施例を示しており、これらの図では、ケース11が上下
逆になっている。ここでケース11は、樹脂により、底
面側が開口する逆さのトレイ状に形成されたもので、上
面中央に貫通孔14が開設され、ここに#380程度の
テトロンメッシュ15が張られている。さらに、周壁の
全内周に亙ってその中間程の高さの段部12が形成さ
れ、この周壁部の一部に、凹部13が形成されている。
図示の実施例において、凹部13の対向する側壁は、後
述する封止部材24の外周面に対応する曲率半径の円周
面により形成されている。このようなケース1は、例え
ば、樹脂を射出成型することにより作ることができる。
【0009】圧電要素16は、金属製の振動板17の上
に、圧電体セラミックの両主面に電極層を有する圧電膜
18を固着したもので、前記ケース11の段部12に振
動板17の周辺部を当て、シリコーン系樹脂等からなる
接着剤21により固定される。この場合、圧電膜18側
がケース11の開口部と反対側、つまり図1において下
側に向くよう装着される。さらに、振動板17と圧電膜
18とには、リード線19、20が各々半田付けされ、
このリード線19、20は、前記凹部13を通してケー
ス11の外に引き出されている。この圧電要素16とリ
ード線19、20との接続は、当然のことながら、圧電
膜18を有する振動板17の図1において下面側で行な
われている。
【0010】さらに、前記凹部13の奥部にシリコーン
系接着剤22が充填されている。リード線19、20
は、この接着剤22に埋設される。さらに、凹部13に
は、貫通孔25を有する中空状の封止部材24が嵌合さ
れる。この封止部材24は、例えば、ケース1と同様の
プラスチックにより形成され、図示の実施例では、円筒
形であり、その端面は片側が斜に開口しているが、必ず
しもこのように斜に開口していなくてもよい。この中空
状の封止部材24は、図1で示す状態から図2に示すよ
うに、凹部13の中に嵌合され、充填された接着剤22
をやや押し潰す状態で封止部材24の端面がケース11
の周壁の端面と面一の位置で停止される。このとき、封
止部材24の斜に開口した端面はケース11の開口面側
に向けられ、且つその斜面はケース11の外周側に向け
られる。なお、封止部材24は、貫通孔25を有すれ
ば、円筒形に限らず、多角筒形等であってもよい。ま
た、貫通孔25は、ケース11の開口面側の端面で小径
に形成されてもよい。
【0011】前記ケース11は、その開口面側を下側に
向けて、図3で示す状態から図4で示すように携帯電話
やコードレスホーンのハウジング31の内面に当てら
れ、超音波溶着等の手段で融着される。このとき、図4
に示されたように、封止部材24の端面とケース11の
周壁の縁面とが面一になっている。接着剤22の一部
は、封止部材24の貫通孔25の中に入り込み、同貫通
孔25を塞ぐ。このため、ケース11の周壁の縁がハウ
ジングの裏面に完全に密着するように取り付けられ、図
4に示すように、ケース11とハウジングとの間に隙間
ができない。よって、ケース11の外側への空気漏れが
起こらない。なお、封止部材24の貫通孔25に過剰な
接着剤22が入り込んだとき、その過剰な接着剤は、封
止部材24の斜に開口した端部から、ケース11の外側
に逃げる。
【0012】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、ケ
ース11の周壁部に設けた凹部13に充填した接着剤2
2と同凹部13に嵌め込まれた封止部材24とにより、
同凹部13が完全に密閉されると共に、ケース11の周
壁の縁がハウジングの裏面に完全に密着するように取り
付けられる。従って、ケース11の外部への空気漏れが
無く、所要の音圧周波数特性が得られる圧電音響装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す圧電音響装置の分解斜視
図である。
【図2】同実施例を示す圧電音響装置の斜視図である。
【図3】同実施例を示す圧電音響装置をハウジングに取
り付ける前の状態の縦断側面図である。
【図4】同実施例を示す圧電音響装置をハウジングに取
り付けた状態の要部拡大縦断側面図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】従来例を示す圧電音響装置の斜視図である。
【図7】同従来を示す圧電音響装置をハウジングに取り
付けた状態の要部拡大側面図である。
【符号の説明】
1 ケース 13 ケースの凹部 16 圧電要素 17 振動板 18 圧電膜 19 リード線 20 リード線 22 接着剤 24 封止部材 31 ハウジング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宝輪 弘文 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽 誘電株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04R 17/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動板(17)の主面上に圧電膜(1
    8)を固着してなる圧電要素(16)と、前記振動板
    (17)と圧電膜(18)の電極層に各々接続されたリ
    ード線(19)、(20)と、片面が開いたトレイ状を
    呈し、周壁の一部に凹部(13)を有するケース(1
    1)とを備え、該ケース(11)に前記圧電要素(1
    6)を収納すると共に、同圧電要素(16)の前記振動
    板(17)の周辺部を周壁の内周側で支持すると共に、
    前記リード線(19)、(20)をケース(11)の凹
    部(13)からその外部に引き出してなる圧電音響装置
    において、前記凹部(13)の奥に接着剤(22)を充
    填するとともに該凹部(13)に、貫通孔(25)を有
    する中空状の封止部材(24)を縦に嵌め込んで、同凹
    部(13)を閉じたことを特徴とする圧電音響装置。
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