JP3137574U - 靴 - Google Patents

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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

【課題】巻革を不要とすべく製甲の甲革と中敷きとを一度に縫合することで、より簡単で生産効率を高めることができると共に、どんな足形の人にでも対応すべく柔軟で屈曲性に富み、足へのタッチがソフトで、よりフィット感に優れた履き心地の良い靴を提供する。
【解決手段】足甲部、足側部及び足後部を被装する製甲(アッパー)と、該製甲の底面側に内設される中敷き2とを備える。前記製甲は、主として天然皮革(牛皮等の鞣し革)や合成皮革等の適宜素材からなり、木型(図示せず)とおりのサイズに裁断された爪先革、甲革、腰革、後部腰革等とから縫合され、内側に裏革が被装されている。中敷き2は、革、合成樹脂材等の適宜素材からなり、製甲の内側に配設された状態で、同製甲の下端縁1fを同中敷2の底面側に折り込めるべく同製甲の側面に縫合せしめる。
【選択図】図2

Description

本考案は、靴の改良に関し、更に詳しくは、所謂カリフォルニア式(通称プラット式)製法の欠点を解消すべく案出されたもので、足裏へのタッチがソフトでフィット感に優れた、より履き心地の良い靴に関する。
従来、斯かる靴の製造方法としては、例えば、所謂、カリフォルニア(プラット)製法と称されるものがある。この製法は、甲革と中底と巻革とを縫糸にて縫合してなる製甲(アッパー)に、靴型を挿入し、中物(プラットフォーム)の下側に前記巻革を巻き付けて釣り込み、この中物(プラットフォーム)の底及び巻革の釣り込み部に接着剤を塗布して表底を接着している(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−141903号公報
しかしながら、斯かる従来のカリフォルニア製法にあっては、巻革の下端側が甲革の下端縁と整合し、上端側が上方に張り出すべく一旦縫合された後、同巻革の上端側を下方側に折り返して前記甲革の下位に(詳しくは、中物の下側)に袋状に、換言すれば、二重に丸め込まれた状態に装着しなければならないため、甲革と中底と巻革とを縫製する際における仮縫いの作業や寸法合わせ等が煩わしく、生産効率が悪いなどの問題があった。
しかも、斯かる巻革は、上述したように二重に丸め込まれて甲革の外周に堤状に立ち上がってしまうため、殊に、足幅の広い人が履いた際には、斯かる部分が足側部を押圧してしまうような違和感があり、せっかく柔らかな鞣し革にて縫製されている甲革であっても、その特質(柔軟性)を活かしきることができないものであった。
本考案は斯かる問題点に鑑みてなされたもので、巻革を不要とすべく製甲の甲革と中敷きとを一度に縫合することで、より簡単で生産効率を高めることができると共に、どんな足形の人にでも対応すべく柔軟で屈曲性に富み、足へのタッチがソフトで、よりフィット感に優れた履き心地の良い靴を提供することを目的とするものである。
上述の如き従来の問題点を解決し、所期の目的を達成するため本考案の要旨とする構成は、足甲部、足側部及び足後部を被装する製甲と、該製甲の後部側を補強し、かつ、保形せしめるカウンターと、前記製甲の下面側に配設される中敷き及び/又は中底とを備えてなる靴において、前記中敷は、前記製甲の下端縁を同中敷の底面側に折り込めるべく前記製甲に縫合してなる靴に存する。
また、前記製甲と中敷きとは、足側部の局部にのみ縫合されるのが良く、延いては、前記中敷きは底面側に中物を入れて製甲に巻き込むのが良い。
本考案は上述のように構成され、前記中敷は、前記製甲の下端縁を同中敷の底面側に折り込める位置で製甲に縫合されることによって、従来の如き巻革が不要となるため、足へのタッチがソフトで、よりフィット感に優れた履き心地の良い靴を提供できるのである。
また、前記製甲と中敷とが、足側部のみで縫合されることによって、熟練を要することなく誰にでも簡単かつ柔軟に仕上げることができるといった効果を奏する。
特に、従来の巻革が不要となるため、仮縫いの作業や寸法合わせ等が煩わしくなく、生産効率を上げることができるといった効果を奏すると共に、巻革が製甲の下端縁に巻かれることなく装着されるため、より屈曲性に富み、軽量に仕上げることができるなど、靴としての商品価値を高めることができる。
このように本考案は、巻革を不要とすべく製甲の甲革と中敷きとを一度に縫合することで、より簡単で、生産効率を高めることができると共に、どんな足形の人にでも対応すべく柔軟で屈曲性に富むなど、足へのタッチがソフトで、よりフィット感に優れた履き心地の良い靴を提供できるものであり、また、構成が単純であるため大量生産に適し、価格も低廉なものとして需要者に供給できる等、本考案を実施することはその実益的価値が甚だ大である。
足甲部、足側部及び足後部を被装する製甲と、該製甲の後部側を補強し、かつ、保形せしめるカウンターと、前記製甲の下面側に配設される中敷き及び/又は中底とを備え、前記中敷は、前記製甲の下端縁を同中敷の底面側に折り込めるべく前記製甲に縫合せしめる。その際、前記製甲と中敷きとは足側部の局部のみで縫合されるのが良い。
次に、本考案に係る靴の実施の一例を図面を参照しながら説明する。図中Aは、本考案に係る靴であり、この靴Aは、図1に示すように、足甲部、足側部及び足後部を被装する製甲(アッパー)1と、該製甲1の底面側に内設される中敷き2(図4参照)とを備えている。
前記製甲1は、主として天然皮革(牛皮等の鞣し革)や合成皮革等の適宜素材からなり、木型(図示せず)とおりのサイズに裁断された爪先革1a、甲革1b、腰革1c、後部腰革1d等とから縫合され、内側に裏革1eが被装されている。
因に、爪先革、甲革、腰革、舌革、裏革等の部材は、木型(図示せず)若しくは紙型とおりに裁断され、縁すき、縁折り込み、裏はぎ縫い、口回り縫い、鳩目打ち、門縫い、舌縫い、仮紐結び等を施して製甲される。
また、前記中敷き2は、革、合成樹脂材等の適宜素材からなり、図2に示すように、製甲1の内側に配設された状態で、同製甲1の下端縁1fを同中敷2の底面側に折り込めるべく同製甲1の側面に縫合されている。
換言すれば、製甲1と中敷き2とを合わせて一度に縫合するものであるが、この製甲1は、長手方向の下端側が前記中敷2から張り出すべく合わされた状態で、同製甲1と中敷き2とを(足側部のみ)局部的に縫合せしめるのである。
尚、図中4は、縫合糸であり、斯かる縫合方法としては、主としてチェーンステッチが用いられ、足側部にのみ縫合するのが良い。また、斯かる部分の局部的縫い方としては、上述のチェーンステッチに限られず、靴の種類等に応じてロックステッチ等の適宜縫合手段が用いられることは云うまでもない。
更に、中敷き2の下位には、中底(インソール)2aが配設されている。この中底2aには、例えば、天然皮革、レザーボード、パルプボード等を使用する。この中底2aは、一般に通気性、吸放湿性に富み、耐水性、耐汗性に優れるものが好ましく、また、履いているうちにボロボロとむしれず、屈折部における柔軟性が十分にあること、簡単な加工で靴型底面の形によく合うように癖付けができるものが良い。
例えば、足の裏腹に相当する位置に、所定形状の透孔を介して粗目状の多孔性部材が装着されており、足裏腹の当たりを良くすると共に、耐汗性、通気性を高めている。
更に、前記製甲1の踵側には、天然皮革若しくは合成皮革等の適宜素材から形成されたカウンター(図示せず)が装着されている。このカウンターは、天然皮革、例えば、タンニン鞣しものが使用され、ぎん付きの「ぬめ革」を用いた一枚物と、床革を何枚か張り合わせたものとがある。合成皮革としてはレザーボード、パルプボード若しくはサーモプラスチックカウンター等が挙げられる。
また、中底2aの底面側には、中物(図示せず)を介在して表底3が貼着固定されている。ここに中物とは、靴型に製甲(アッパー)をつり込んだ時、つり糊代の間に生じる凹面を埋めるために使用されるスポンジ、コルク或いは繊維などの詰め物をいう。
表底3は、中底2aの底面側に接着若しくは縫着等の接合処理を施して密着され、靴型から抜かれることにより最終製品に仕上げられる。斯かる接合処理としては、例えば、製甲1と表底3との接着面を十分に起毛して接着剤を塗布した後、該接着剤を完全に乾かしてから更に熱で同接着剤を粘らせるのが良く、然る後、プレスにかけて表底3を加圧密着するのが良い。
このように構成される本考案の靴は、製甲1の下端縁1fが中敷き2から張り出すべく合わされた状態で(図2参照)、製甲1と中敷き2とを部分的に縫合しているため、従来の如き巻革が不要となるため、換言すれば、巻革が二重に丸め込まれて製甲1の下端外周に堤状に立ち上がってしまうことがないため、履いた際、窮屈感がなく、足幅の広い3E若しくは4Eサイズの人にも巧く対応できるのみならず、足へのタッチがソフトで、よりフィット感に優れるなど、履き心地が頗る良いものである。
尚、本考案の靴は、本実施例に限定されることなく、本考案の目的の範囲内で自由に設計変更し得るものであり、本考案はそれらの全てを包摂するものである。
本考案に係る靴の実施の一例を示す斜視図である。 製甲と中敷きとの縫合を示す説明図である。 同靴の組立分解斜視図である。
符号の説明
1 製甲
1a 爪先革
1b 甲革
1c 腰革
1d 後部腰革
1e 裏革
1f 下端縁
2 中敷き
2a 中底
3 表底
4 縫合糸

Claims (2)

  1. 足甲部、足側部及び足後部を被装する製甲と、該製甲の後部側を補強し、かつ、保形せしめるカウンターと、前記製甲の下面側に配設される中敷き及び/又は中底とを備えてなる靴において、前記中敷は、前記製甲の下端縁を同中敷の底面側に折り込めるべく前記製甲に縫合してなることを特徴とする靴。
  2. 前記製甲と中敷きとは、足側部の局部のみ縫合されることを特徴とする請求項1に記載の靴。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5079923B1 (ja) * 2012-03-02 2012-11-21 雅晴 高山 靴及び中敷き体

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