JP3137564B2 - ビーム照射部監視装置 - Google Patents

ビーム照射部監視装置

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JP3137564B2 JP07194715A JP19471595A JP3137564B2 JP 3137564 B2 JP3137564 B2 JP 3137564B2 JP 07194715 A JP07194715 A JP 07194715A JP 19471595 A JP19471595 A JP 19471595A JP 3137564 B2 JP3137564 B2 JP 3137564B2
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郁夫 若元
晋 浦野
朋弘 原田
明秀 森末
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被照射物の殺菌、
殺虫、食品の発芽防止、フィルムの硬化処理等の目的で
荷電粒子や電磁波を照射するビーム照射装置に適用され
るビーム照射部監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の荷電粒子や電磁波を照射するビー
ム照射装置について、図3により説明する。なお、図3
には、上記装置の一例である電子ビーム照射装置が示さ
れており、以下この電子ビーム照射装置について説明す
る。
【0003】図3において、1は電子ビーム2を放射す
る電子ビーム発生装置、4は同発生装置1の下方に設け
られ電子ビーム2が照射される被照射物3を搬送するコ
ンベア、5は同コンベア4の上方に設けられ同コンベア
4上を照明する蛍光灯、6は上記コンベア4の上方に設
けられ同コンベア4上を撮影する監視カメラである。
【0004】上記において、電子ビーム発生装置1は図
示しない真空排気装置により内部が真空に保持されてお
り、当該電子ビーム発生装置1から発生した電子ビーム
2は、当該装置1に設置されている図示しない薄膜を介
して真空中から大気中に出射し、被照射物3に電子ビー
ム2を照射する。当該被照射物3は大量に連続的に照射
処理できるように複数個が順次コンベア4の上にのせら
れており、当該コンベア4の作動により被照射物3は連
続的に電子ビーム2照射位置がずれていく。
【0005】この際、電子ビーム2の照射が不具合なく
遂行されるようにコンベア4上での被照射物3の設置状
況を確認する必要があるが、通常は、電子ビーム2の照
射を行う部屋では当該室に設置した蛍光灯5を光源とし
て前記状況を当該室内に設置された監視カメラ6を用い
て撮影し、別室内に設置した図示しないモニタを用いて
これを確認していた。
【0006】なお、電子ビーム2を被照射物3に照射し
た場合、当該電子ビーム2エネルギ、ビーム電流及び被
照射物3によって決定される波長及び強度をもった蛍光
7が被照射物3の電子ビーム2の照射位置から放出され
る。
【0007】被照射物3への電子ビーム2照射状況(均
一性,強度等)の確認手段としては、図示しない吸収線
量確認用シールを被照射物3に貼付する等の手段によっ
ているが、被照射物3の電子ビーム2照射面全体に亘り
当該手段を講ずることはコスト面等から非現実的なもの
である。このため、連続的に当該状況を把握する方法と
して当該蛍光7を観測することが行われている。
【0008】しかし、当該蛍光7は蛍光灯5から放出さ
れる光よりも強度が低く且つ短波長であることから、当
該蛍光7は蛍光灯5から放出される光と重畳された状態
でしか監視カメラ6では認識できない。
【0009】このため、蛍光7確認時には照射室内の蛍
光灯5を一旦消灯し、当該蛍光灯5の光がない状況にて
前記監視カメラ6による確認を行っていた。なお、前記
蛍光7の強度分布を評価するためには、監視カメラ6で
得られた画像を図示しない画像処理装置にて画像処理を
施す必要があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来のビーム照射装置
において、前記のように電子線照射室の内部状況と被照
射物から放出される蛍光を同一カメラを用いて室内蛍光
灯の点・消灯により撮影を行う場合には、当該カメラか
ら得られる画像が内部状況または発生蛍光のいずれかの
みとなる。このため、内部状況及び電子ビーム照射状況
を連続的に確認することができなかった。
【0011】なお、当該課題は複数台のカメラを用い、
各々の確認分担を内部状況確認用と発生蛍光確認用とに
分離した場合も、両者の確認時には室内蛍光灯の点・消
灯を行う必要があるため、自動的には行うことができな
かった。本発明は上記の課題を解決しようとするもので
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係るビーム照射部監視装置は、コンベアにより搬送され
る被照射物にビーム発生装置よりビームが照射される照
射室内に設けられ第1の光学フィルタにより特定の波長
を発光する照明器、同照明器からの光を利用して上記照
射室内を撮影する観察カメラ、同カメラが撮影した画像
を入力して表示するモニタ、上記ビーム発生装置による
ビーム照射時に上記被照射物から発生する蛍光を透過し
上記照明器からの特定の波長の光を遮断する第2の光学
フィルタ、同第2のフィルタが設けられ同フィルタを透
過した蛍光を入射する蛍光カメラ、同蛍光カメラが撮影
した画像を入力して処理する画像処理装置、および同画
像処理装置より画像処理結果を入力して表示する表示装
置を備えたことを特徴としている。
【0013】上記において、観察カメラは照射室内の照
明器により照明された照射室内の状況の画像を撮影す
る。一方、蛍光カメラは、照射室内を照明する照明器か
らの光を透過せず被照射物が発生する蛍光のみを透過す
る光学フィルタを有しているため、蛍光画像のみを撮影
することができる。
【0014】従って、観察カメラと蛍光カメラは完全に
独立に画像撮影が可能となるため、照射室内状況とビー
ム照射状況を同時に、且つ自動的、連続的に確認するこ
とが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態に係るビー
ム照射部監視装置を図1に示す。なお、図1に示す本実
施形態の装置は、電子ビーム照射室50内に設けられ電
子ビーム52を放射する電子ビーム発生装置51、およ
び当該発生装置51の下方に配設され被照射物53を電
子ビーム照射位置まで連続的に順次搬送するコンベア5
4を備えた電子ビーム照射装置に適用されたものであ
り、この照射装置の作用は従来の装置と同様のため、説
明を省略する。
【0016】図1に示す本実施形態のビーム照射部監視
装置は、上記電子ビーム照射室50内において、電子ビ
ーム照射室50内の状況を確認するための光源として使
用する照明器55、この照明器55が放射した光のうち
の特定の波長の光のみを透過する光学フィルタ56、照
明器55が放射し光学フィルタ56を透過した光を利用
して照射室50内の状況を観察する観察カメラ57、前
記電子ビーム発生装置51より電子ビーム52が照射さ
れた被照射物53から放出される蛍光59を計測するた
めに照明器55からの光を遮断し蛍光59のみを透過す
る蛍光観察用光学フィルタ60、およびこのフィルタ6
0を透過した蛍光59のみを入射する蛍光カメラ61を
備えている。
【0017】また、前記電子ビーム照射室50外におい
ては、前記観察カメラ57により得られた画像を表示す
るためのモニタ58、前記蛍光カメラ61により得られ
た画像を処理するための画像処理装置62、および当該
画像処理装置62により処理した結果を表示するための
CRT63を備えている。
【0018】本実施形態のビーム照射部監視装置は、図
2に示す波長領域における光を検出することにより、画
像を得るためのものであり、以下に詳細に説明する。被
照射物53がダンボールにより梱包されている場合に
は、電子ビーム52を照射されたダンボールが、図2中
に示すように500〔nm〕付近の波長でピークを示すス
ペクトルを持つ蛍光59を発生する。
【0019】そこで、本実施形態においては、図2中に
示す波長の範囲で透過特性を示す蛍光観察用光学フィル
タ60を用いて、この蛍光59の主な蛍光波長域である
300〜600〔nm〕の領域の光のみを透過させ、この
光を蛍光カメラ61により撮影し、画像処理装置62を
介してCRT63に表示している。
【0020】一方、照明器55からの光は、図2中に示
す波長の範囲で透過特性を示す光学フィルタ56により
600〔nm〕近傍の波長より長い波長の光のみが透過さ
れ、電子ビーム照射室50内部に照射されており、この
光を用いて観察カメラ57で照射室50内の状況が観察
され、モニター58により表示されている。
【0021】本実施形態の装置は、上記のように構成さ
れ作用するため、その操作を全て自動で行うことがで
き、且つ照射室内の監視及び電子ビームが確実に被照射
物に照射されていることの確認のための蛍光モニタを同
時に行うことができる。
【0022】なお、本実施形態においては、ビーム照射
部監視装置について、電子ビームを例にとり具体的に説
明したが、電子ビーム照射装置に限定されるものではな
く、イオンビーム等の荷電粒子ビーム及びレーザビーム
でも同様に蛍光がビーム照射位置から発生するため、適
用が可能である。
【0023】
【発明の効果】本発明のビーム照射部監視装置は、被照
射物に電子ビームを照射する電子ビーム発生装置が配設
された照射室内に設けられ第1のフィルタを有する照明
器、同照明器からの発光により上記照射室内を撮影する
観察カメラ、上記被照射物が発生する蛍光のみを透過す
る第2のフィルタが設けられ同フィルタを透過した蛍光
を撮影する蛍光カメラ、同カメラに接続されCRTが設
けられた画像処理装置、および上記観察カメラに接続さ
れたモニタを備えたことによって、照射室内部状況及び
ビーム照射状況を同時、且つ自動的、連続的に確認する
ことが可能となり、安全性、作業効率、品質管理等の向
上が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るビーム照射部監視
装置の説明図である。
【図2】上記実施の一形態に係る光学フィルタの透過特
性と蛍光スペクトルの説明図である。
【図3】第3図は、従来のビーム照射部監視装置の説明
図である。
【符号の説明】
50 電子ビーム照射室 51 電子ビーム発生装置 52 電子ビーム 53 被照射物 54 コンベア 55 照明器 56 フィルタ 57 観察カメラ 58 モニター 59 蛍光 60 蛍光観察用フィルタ 61 蛍光カメラ 62 画像処理装置 63 CRT
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原田 朋弘 広島市西区観音新町四丁目6番22号 三 菱重工業株式会社広島研究所内 (72)発明者 森末 明秀 名古屋市港区大江町10番地 三菱重工業 株式会社名古屋航空宇宙システム製作所 内 (56)参考文献 特開 平4−108451(JP,A) 特開 昭55−89735(JP,A) 特開 平8−265738(JP,A) 特開 平11−101897(JP,A) 実公 昭42−2558(JP,Y1) 田村善蔵ら編、「けい光分析」、第1 版、講談社、昭和49年1月20日、p.58 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 21/84 - 21/958 A61L 2/00 - 2/26 A61L 9/00 - 9/22 G21K 5/00 - 5/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンベアにより搬送される被照射物にビ
    ーム発生装置よりビームが照射される照射室内に設けら
    れ第1の光学フィルタにより特定の波長を発光する照明
    器、同照明器からの光を利用して上記照射室内を撮影す
    る観察カメラ、同カメラが撮影した画像を入力して表示
    するモニタ、上記ビーム発生装置によるビーム照射時に
    上記被照射物から発生する蛍光を透過し上記照明器から
    の特定の波長の光を遮断する第2の光学フィルタ、同第
    2のフィルタが設けられ同フィルタを透過した蛍光を入
    射する蛍光カメラ、同蛍光カメラが撮影した画像を入力
    して処理する画像処理装置、および同画像処理装置より
    画像処理結果を入力して表示する表示装置を備えたこと
    を特徴とするビーム照射部監視装置。
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JP6164981B2 (ja) * 2013-08-23 2017-07-19 日立造船株式会社 電子線滅菌装置における電子線監視装置
JPWO2015072047A1 (ja) * 2013-11-14 2017-03-16 パナソニックIpマネジメント株式会社 投影システム
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WO2019167593A1 (ja) * 2018-03-01 2019-09-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 浄化方法、浄化装置及び浄化システム

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田村善蔵ら編、「けい光分析」、第1版、講談社、昭和49年1月20日、p.58

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