JP3137025U - ドラムヘッド及びそのドラムヘッドを備えたドラム - Google Patents
ドラムヘッド及びそのドラムヘッドを備えたドラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP3137025U JP3137025U JP2007006729U JP2007006729U JP3137025U JP 3137025 U JP3137025 U JP 3137025U JP 2007006729 U JP2007006729 U JP 2007006729U JP 2007006729 U JP2007006729 U JP 2007006729U JP 3137025 U JP3137025 U JP 3137025U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drum
- head
- drum head
- nodal
- bass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Golf Clubs (AREA)
Abstract
【解決手段】バスドラム10は、円筒形のシェル11と、シェル11の開口端に装着される一対のドラムヘッドとを備えている。両ドラムヘッドのうち、叩打される打面ヘッド12aと反対側に位置する裏面ヘッド12bには4つの孔20が設けられている。各孔20は、裏面ヘッド12bの振動時における節に対応する2本の節線と1つの節円とが交差する位置に設けられている。
【選択図】図1
Description
請求項2に記載の考案は、請求項1記載の考案において、各孔は、ドラムヘッドの中心を通る少なくとも1本の節線と、ドラムヘッドの中心を中心とする少なくとも1つの節円とが交差する位置に設けられていることをその要旨とする。
請求項4に記載の考案は、請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の考案において、前記ドラムヘッドは、バスドラムに適用されることをその要旨とする。
請求項6に記載の考案は、請求項5記載の考案において、各孔は、ドラムヘッドの中心を通る少なくとも1本の節線と、ドラムヘッドの中心を中心とする少なくとも1つの節円とが交差する位置に設けられていることをその要旨とする。
(1)裏面ヘッド12bには、4つの丸い孔20が設けられている。各孔20は、2本の節線L1,L2と、1つの節円S1とが交差する位置に設けられている。このように、裏面ヘッド12bの振動時における節に対応して4つの孔20を設けることによって、バスドラム10の低音の響きがより一層向上する。また、通常のバスドラムよりも口径の小さい小型のバスドラムであっても、上記のような裏面ヘッド12bを採用することにより、通常の大型のバスドラムに近い低音の響きを得ることができる。
(実施例)
本実施形態の打面ヘッド及び裏面ヘッドを作製し、口径が355.6mm(14インチ)のシェルの一方の開口端に打面ヘッドを、他方の開口端に裏面ヘッドをそれぞれ装着して、評価用バスドラムを作製した。その際、直径が15mmの4つの丸い孔を、2本の節線と1つの節円とが交差する位置(図2(a)参照)、具体的には、裏面ヘッドの中心から約77.5mmだけ離間した円周上に90度間隔を置いて形成した。
(比較例1)
比較例1では、孔の無い裏面ヘッドを用いた。その他は、実施例1と同じ方法を用いて、評価用バスドラムを作製した。
(比較例2)
比較例2では、直径が127mm(5インチ)の丸い孔を1つだけ有する裏面ヘッドを用いた。その他は、実施例1と同じ方法を用いて、評価用バスドラムを作製した。なお、比較例2における丸い孔の直径は、口径が457.2mm(18インチ)の通常のバスドラムで採用される丸い孔の直径と同じである。
こうして得られた各評価用バスドラムを4人の演奏者がそれぞれ演奏して、評価用ドラムの性能を官能的に評価した。
上記評価試験において、実施例の場合、4人のうち全員から低音の響きが良いとの結果が得られたのに対し、比較例1、2の場合、4人の全員から低音の響きが良くないとの結果が得られた。これは、実施例の場合、打面ヘッドが叩打されたときに、裏面ヘッドに設けられた4つの孔を通る節線と節円とを節として振動する図2(a)のような低い周波数(低音域)の振動が励起され易くなる一方で、各孔の位置を節線と節円としない高い周波数(高音域)の振動が励起されにくくなる。その結果、高音よりも低音が強調されて聞こえるため、低音の響きが良いとの結果が得られたものと推察される。一方、比較例1の場合、裏面ヘッドに孔が設けられていないため、高音域の振動が抑制されない結果、低音があまり響かないものと推察される。また、比較例2の場合、高音域の振動のみならず、低音域の振動も抑制されたものと推察される。本評価試験の結果から、本実施形態のドラムヘッドを採用することにより、バスドラムの低音が十分に響くことが確認された。
・本実施形態において、図2(b)〜(f)にそれぞれ示すように、裏面ヘッド12bに設けられる孔20の位置や数を変更してもよい。図2(b)、(c)の場合、節線L1は、裏面ヘッド12bの中心を通り、かつ径方向に沿って延びる1本の直線である。又、図2(d)の場合、各節線L1,L2は、裏面ヘッド12bの中心にて直角に交差し、かつ径方向に沿って延びる直線である。図2(e)、(f)の場合、各節線L1,L2,L3は、裏面ヘッド12bの中心にて60度で交差し、かつ径方向に沿って延びる直線である。図2(b)〜(f)の場合、各節円S1,S2,S3は、いずれも裏面ヘッド12bと同心の円である。
・本考案のドラムヘッドを、バスドラム以外のドラムに適用してもよい。また、本考案のドラムは、バスドラム以外のドラムであってもよい。
Claims (6)
- 円筒形のシェルの開口端に装着され、演奏者により叩打される打面と反対側に位置するドラムヘッドであって、
前記ドラムヘッドには、前記ドラムヘッドの振動時における節に対応して複数の孔が設けられていることを特徴とするドラムヘッド。 - 請求項1記載のドラムヘッドにおいて、
前記各孔は、前記ドラムヘッドの中心を通る少なくとも1本の節線と、前記ドラムヘッドの中心を中心とする少なくとも1つの節円とが交差する位置に設けられていることを特徴とするドラムヘッド。 - 請求項2記載のドラムヘッドにおいて、
前記ドラムヘッドには、4つの丸い孔が設けられ、前記各孔は、前記ドラムヘッドの中心にて直角に交差する2本の前記節線と1つの前記節円とが交差する位置に設けられていることを特徴とするドラムヘッド。 - 請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載のドラムヘッドにおいて、
前記ドラムヘッドは、バスドラムに適用されることを特徴とするドラムヘッド。 - 円筒形のシェルと、そのシェルの両開口端に装着される一対のドラムヘッドとを備えたドラムであって、
演奏者により叩打される打面と反対側に位置するドラムヘッドには、前記ドラムヘッドの振動時における節に対応して複数の孔が設けられていることを特徴とするドラム。 - 請求項5記載のドラムにおいて、
前記各孔は、前記ドラムヘッドの中心を通る少なくとも1本の節線と、前記ドラムヘッドの中心を中心とする少なくとも1つの節円とが交差する位置に設けられていることを特徴とするドラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007006729U JP3137025U (ja) | 2007-08-30 | 2007-08-30 | ドラムヘッド及びそのドラムヘッドを備えたドラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007006729U JP3137025U (ja) | 2007-08-30 | 2007-08-30 | ドラムヘッド及びそのドラムヘッドを備えたドラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3137025U true JP3137025U (ja) | 2007-11-08 |
Family
ID=43287412
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007006729U Expired - Fee Related JP3137025U (ja) | 2007-08-30 | 2007-08-30 | ドラムヘッド及びそのドラムヘッドを備えたドラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3137025U (ja) |
-
2007
- 2007-08-30 JP JP2007006729U patent/JP3137025U/ja not_active Expired - Fee Related
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4422672B2 (ja) | 打楽器用ピックアップ、電気打楽器 | |
CN101019170B (zh) | 改进的鼓 | |
US5159139A (en) | Drumhead with overtone suppression | |
US8294013B2 (en) | Percussion resonance system | |
JP5630618B2 (ja) | スネアドラム | |
US7259317B2 (en) | Pickup and base structure of a drum head | |
US10235978B2 (en) | Dual volume percussion instrument system | |
JP5261676B2 (ja) | シンバルセット、シンバルの収音装置及びシンバルの収音方法 | |
US20190035369A1 (en) | Reduced volume drums and components thereof | |
WO2016043075A1 (ja) | ドラム | |
JP3137025U (ja) | ドラムヘッド及びそのドラムヘッドを備えたドラム | |
JP2018189911A (ja) | 打楽器 | |
JP2002215134A (ja) | 打楽器 | |
US6573441B2 (en) | Drum pillow and method for using same | |
JP6477080B2 (ja) | ドラムヘッド及びドラム | |
RU2619024C2 (ru) | Параболический ударный инструмент | |
JP2007156048A (ja) | 減音ドラムヘッド、減音ドラム | |
JP6439534B2 (ja) | ドラム | |
US10460708B2 (en) | Frequency control cymbal | |
US20220172697A1 (en) | Tone-enhancing drum shell and methods of making and using same | |
JP3211420U (ja) | 弦楽器の駒 | |
US9633636B1 (en) | Bass drum adaptor | |
JP3055448U (ja) | ドラムおよびドラムヘッド装置 | |
WO2023127128A1 (ja) | 打楽器および打楽器の音量の減音方法 | |
WO2022075060A1 (ja) | 打楽器駆動装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101017 Year of fee payment: 3 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101017 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101017 Year of fee payment: 3 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101017 Year of fee payment: 3 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101017 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101017 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131017 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |