JP3136959U - 測定器 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で、回動角度の制約を受けずに表示部を回動することができ、操作性が向上した測定器を提供すること。
【解決手段】本体ケース1にスピンドル3が軸方向へ移動可能に支持され、スピンドル3の軸方向の変位量を検出する変位検出器4と、本体ケース1に回動自在に装着された枠体2と、この枠体2に設けられ変位量を表示するデジタル表示器7とを備える。本体ケース1に固定され枠体2の回動軸線Aを中心に環状に形成された接点パターン52と、枠体2に固定され接点パターン52と当接する接点部材64とを有する。枠体2の回動に伴って、接点パターン52が、接点部材64と当接した状態で回転する。変位検出器4に接点パターン52を接続し、デジタル表示器7に接点部材64を接続して、変位検出器4とデジタル表示器7とを接続するように構成する。
【選択図】図2

Description

本考案は、測定器に関する。詳しくは、本体に軸受を介してスピンドルがその軸方向へ移動可能に支持されているとともに、このスピンドルの軸方向の変位量を検出する変位検出器が設けられている測定器に関する。
従来、本体に軸受を介してスピンドルをその軸方向へ移動可能に支持するとともに、このスピンドルの軸方向の変位量を検出する変位検出器(エンコーダ)をスピンドルの移動方向に沿って配置する構成が、安価かつ省スペースの理由から、多く採用されている。
このような測定器において、スピンドルの変位量を表示する表示部の向きを回動できるように構成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の測定器では、本体は、一端が開口された円筒状に形成されている。この本体の一端には、円筒状に形成された枠体が回動自在に装着されている。本体の内周面には保持部材41などを介して、変位検出器が検出するスピンドルの変位量の信号を処理する回路を有する基板が固定されている。枠体には、正面中央にスピンドルの変位量(測定値)をデジタル表示するデジタル表示器が設けられているとともに、内部には、測定値をデジタル表示器に表示するための表示用電装品を有する基板が固定されている。
これらの本体側の基板と、枠体側の基板とは、互いに所定の隙間を有して平行に配置されている。この隙間には、本体側の基板の回路と、枠体側の基板の表示用電装品とを電気的に接続するための帯状かつ円弧状のフラットケーブルが途中で折り返された状態で配置されている。フラットケーブルを通じて変位検出器からの信号が、表示用電装品へ送られ、デジタル表示器にデジタル表示されるようになっている。
デジタル表示器の表示部の向きを変えるには、枠体を本体に対して回動させる。枠体が回動すると、フラットケーブルは、丁度折り返し部分を境に本体側の基板と枠体側の基板とに移転するように作用するので、枠体を360度回動させることができる。
特公平3−12243号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載の測定器では、フラットケーブルによって、本体側の基板と枠体側の基板とが接続されているので、枠体を所定の回動角度である360度以上に回動させようとしても、フラットケーブルの折り返し部分が無くなるので、回動させることができない。所定の回動角度を超えて無理に枠体を回動させることは、断線等の原因となる。そのため、本体の外周面上部にストッパが設けられ、枠体の外周所定位置に枠体の回動によってストッパに当接されるピンが突設され、ストッパとピンとからなる角度規制手段により、枠体の回動角度が本体に対して1回転未満つまり360度未満に規制されている。
また、本体側の基板と枠体側の基板との隙間の限られた空間に、フラットケーブルを配置して、両基板をフラットケーブルで接続するという複雑な構成となっているために、組立時にフラットケーブルの断線等の不具合を生じることが多かった。
本考案の目的は、簡単な構成で、回動角度の制約を受けずに表示部を回動することができ、操作性が向上した測定器を提供することである。
本考案の測定器は、本体と、この本体に軸受を介して軸方向へ移動可能に支持されているスピンドルと、このスピンドルの軸方向の変位量を検出する変位検出器と、本体に回動自在に装着された枠体と、この枠体に設けられ変位検出器で検出された変位量を表示する表示部とを備えた測定器であって、本体および枠体のいずれか一方に固定され枠体の回動軸線を中心とする仮想円軌跡に沿って環状に形成された第1接点部と、本体および枠体のいずれか他方に固定され仮想円軌跡の任意の位置において第1接点部と当接する第2接点部とを有し、枠体の回動に伴って、第1接点部および第2接点部のいずれか一方が、第1接点部および第2接点部のいずれか他方と当接した状態で、枠体の回動軸線を中心に回転し、変位検出器に第1接点部および第2接点部のいずれか一方を接続し、表示部に第1接点部および第2接点部のいずれか他方を接続して、変位検出器と表示部とを接続するように構成したことを特徴とする。
本考案によれば、枠体を本体に対して回動しても、第1接点部および第2接点部のいずれか一方は枠体の回動軸線を中心に回転するだけであり、第1接点部と第2接点部とが当接した状態で回転するので、枠体を360度以上回動させることができる。従って、枠体の表示部を自由に、回動角度の制約を受けずに回動させることができる。結果として、あらゆる方向からの表示部の視認性が確保されるので、測定器の取付け方向による操作性への影響を受けず、操作性を向上させることができる。
本考案の測定器では、第2接点部は、枠体の回動軸線に平行な方向に弾性変形する弾性体によって構成され、第1接点部と当接した状態で弾性変形して第1接点部を付勢することが好ましい。
本考案によれば、枠体と本体とを分離しても、第1接点部および第2接点部は、第2接点部の弾性変形による付勢力によって互いに当接しているだけなので、従来のようにフラットケーブルを使用した場合に起こり得た断線等の不具合を回避することができる。例えば、修理や調整時の分解の際に、枠体を本体から分離させた状態で容易に分解作業することができる。また、従来のようにフラットケーブルの配線等の手間を掛けずとも枠体と本体とを容易に組立てることができる。
本考案の測定器では、枠体には、本体に対する回動を規制する枠体固定手段を備えることが好ましい。
本考案によれば、本体に対する枠体の回動を規制する枠体固定手段を備えているので、枠体を回動させない場合に枠体を本体に確実に固定することができ、測定中に枠体が誤って回動することがなく、操作性を向上させることができる。
本考案の測定器では、第1接点部は、基板上に形成されたパターンであることが好ましい。
本考案によれば、基板上に第1接点部をパターンとして形成するので、第1接点部を例えば複数の環状のパターンで構成する場合であっても、パターン同士の間隔寸法や各パターンの幅寸法を小さくすることが可能で、第1接点部をコンパクトに形成できる。
本考案の測定器では、第2接点部は、接点用金具と合成樹脂とを一体成形して構成され、接点用金具は、合成樹脂に保持された保持片部と、この保持片部の一端から他端に向かって屈曲された弾性接続片部と、保持片部の他端に設けられた接続部とを有し、弾性接続片部が第1接点部に当接され、接続部が表示部に接続されていることが好ましい。
本考案によれば、第2接点部が接点用金具と合成樹脂とを一体形成されたものであり、接続用金具が、保持片部と、弾性接続片部と、接続部とを有して構成され、弾性接続片部が第1接点部に当接され、接続部が表示部に接続されているので、他の電気部品と同様に第2接点部を基板等に装着することができる。従って、第2接点部を予め基板等に装着しておけば、組立作業をスムーズに行うことができる。
以下、本考案の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は測定器としてのインジケータの外観を示す正面図であり、図2は図1のII−II線断面図である。
本実施形態のインジケータは、図1または図2に示すように、一端が開口された円筒状の本体ケース1と、この本体ケース1の一端に回動自在に装着された円筒状の枠体2と、本体ケース1に軸方向に移動可能に支持されたスピンドル3と、このスピンドル3の軸方向の変位量を検出する変位検出器4とを有して構成される。なお、詳細は後述するが、枠体2の本体ケース1に対する回動可能な範囲(以下、回動角度と示す)は、特に規制されていない。
本体ケース1は本考案の本体であって、この本体ケース1には、他端面略中央に支持鍔11が一体形成されている。本体ケース1の図2中の上側つまり外周壁上部には、連結部材12を介してスピンドル保護筒13が、図2中の下側つまり外周壁下部にはステム14が、互いに同一軸線上に沿ってそれぞれ取付けられている。連結部材12およびステム14は、本考案の軸受を構成する。
ステム14には、図2中の上端のヘッド部31がスピンドル保護筒13内に摺動自在に嵌合されたスピンドル3が摺動自在に挿入されている。スピンドル3には、ステム14の下方より突出した下端に測定子32が設けられているとともに、本体ケース1内に位置する略中央位置にスケール取付台33およびスプリング係止ピン34がそれぞれ取付けられている。スプリング係止ピン34と本体ケース1の内周壁との間には、スピンドル3を図中下方へ付勢するとともにスピンドル3の回動を規制する役目も果たす引張ばね35が、その自然長よりも長くなるように引っ張られた状態で設けられている。
本体ケース1の開口する一端側の内周壁17には、板状の保持部材41が図示しないビスにより固定されている。保持部材41には、図2に示すように、略中央に後述する検出ヘッド42を保持するための切欠部43が形成されている。
変位検出器4は、検出ヘッド42およびスケール44を含み、スピンドル3の軸方向の絶対的な変位量を検出可能に構成されている。
検出ヘッド42は、スピンドル3の近傍でかつスピンドル3の軸方向に沿って、本体ケース1に固定されている保持部材41の切欠部43に嵌合された状態となっている。スケール44は、検出ヘッド42に所定の隙間をもって対向配置され、かつスケール取付台33を介してスピンドル3に固定されている。なお、スケール44と検出ヘッド42によるスピンドル3の絶対変位量の検出方法については、光電式や磁気式、静電容量式等、いずれの検出方式でもよい。
保持部材41の正面側(図2の右側)には、スペーサ51を介して検出側基板5が、保持部材41と平行に固定されている。検出側基板5は、後述する枠体2の回動軸線Aを中心とする仮想円軌跡に沿って円板状に形成されている。検出側基板5の正面側(図2の右側)の表面には、後述する接点パターン52が形成されている。また、検出側基板5の変位検出器4側の面には、変位検出器4によって検出されたスピンドル3の変位量の信号が入力されて信号の波形を例えば矩形波に成形するための波形成形回路53等が装着されている。
枠体2の正面には、図1に示すように、その中央にスピンドル3の変位量をデジタル表示するデジタル表示器7が、図1中の下部には、ホールドスイッチ81、電源ON/OFFスイッチ82および零クリアスイッチ83がそれぞれ配設されている。なお、デジタル表示器7は、本考案の表示部を構成する。
また、図2に示すように、枠体2の内部には、枠体2の回動軸線Aを中心とする仮想円軌跡に沿って円板状に形成された表示側基板6が固定されている。表示側基板6は、検出側基板5と所定の隙間を有して互いに平行となるように、一方の面61がデジタル表示器7側を向くように配置され、他方の面62が変位検出器4側を向くように配置されている。デジタル表示器7側の面には、スピンドル3の変位量をデジタル表示器7に表示するための表示用電装品63が装着されている。変位検出器4側の面には、後述する接点部材64が装着されている。
なお、ここでいう枠体2の回動軸線Aとは、本体ケース1の外周面に形成されたV溝15と、枠体2の内周面に形成されV溝15にOリング16を介して回動可能に嵌合する凹溝21とからなる回動機構によって決まるもので、本体ケース1または/および枠体2の中心と合致しない場合もある。また、表示側基板6に装着される表示用電装品63としては、デジタル表示器7を駆動させるための駆動回路、各種スイッチのインターフェイス回路およびコントロール回路等である。
枠体2の外周には、本体ケース1に対する枠体2の回動を規制する固定用ねじ22が螺合されている。固定用ねじ22は、枠体2から外部に露出された頭部23と、先端が本体ケース1と当接するねじ部24とを備える。枠体2を本体ケース1に対して回動させる際には、頭部23を回してねじ部24の先端が本体ケース1と当接しない状態まで固定用ねじ22を緩める。また、枠体2を所望の回動位置に合わせた後、頭部23を回してねじ部24の先端が本体ケース1と当接する状態まで固定用ねじ22を締め、枠体2を本体ケース1に固定させるようになっている。なお、固定用ねじ22によって、本考案の枠体固定手段が構成される。
次に、検出側基板5と表示側基板6との接点機構について図3〜図5に基づいて説明する。図3は検出側基板5を示す斜視図であり、図4は接点部材64を示す斜視図である。図5は、検出側基板5と接点部材64とが接点状態の位置関係を示す図である。
図3に示すように、検出側基板5の表面には、直径寸法の異なる10個のリング状の接点パターン52が同心状に配置されている。これらの接点パターン52の中心軸は、前述の枠体2の回動軸線Aと合致している。各接点パターン52は、図3中の裏面に装着された波形成形回路53(図2)と電気的に接続している。この接点パターン52によって本考案の第1接点部が構成される。
また、検出側基板5の表面において接点パターン52の外周部には、検出側基板5を保持部材41に固定するためのビス55(図2)が挿通される複数の貫通孔54が形成されている。
図4に示すように、接点部材64は、10個の接点用金具65と、合成樹脂66とが一体形成されたもので、10個の接点パターン52とそれぞれ当接する10個の接点を有している。この接点部材64によって本考案の第2接点部が構成される。
接点用金具65は、合成樹脂66に保持される保持片部70と、この保持片部70の一端から他端に向かって屈曲された弾性接続片部67と、保持片部70の他端に設けられた接続部69とから構成されている。弾性接続片部67は、表示側基板6が枠体2に組み込まれた際に、検出側基板5に向かって(図4中の上方に)突出する山状に形成されている。この山状の弾性接続片部67の頂部68は、接点用金具65の一端部を所定の半径の円弧状に曲げ加工され、図5に示すように、接点パターン52と当接するようになっている。また、弾性接続片部67が山状に形成されているので、頂部68が合成樹脂66側に押圧されると反発力が生じるようになっている。一方、接点用金具65の他端の接続部69は、表示側基板6に固定された表示用電装品63と電気的に接続している。
表示側基板6を枠体2に固定し、検出側基板5を本体ケース1に固定し、本体ケース1に枠体2を取付けた状態において、10個の接点パターン52および対応する10個の接点用金具65は、図5にも示すように、互いに当接する。表示側基板6の接点用金具65の弾性接続片部67は、検出側基板5の接点パターン52によって合成樹脂66側に押圧され、これに伴って弾性接続片部67の反発力が生じるので、接点用金具65および接点パターン52の密接した状態が維持される。このような構成の接点機構によって、検出側基板5の波形成形回路53と、表示側基板6の表示用電装品63とが、電気的に接続される。
次に、本実施形態の作用を説明する。
測定時、スピンドル3が移動すると、スピンドル3の移動に伴いスケール44が検出ヘッド42に対して平行移動し、スピンドル3の絶対変位量が電気信号として検出される。スピンドル3の変位量は、電気信号として、接点パターン52と接点用金具65との接点機構を通じて表示用電装品63へ送られデジタル表示器7にデジタル表示される。
デジタル表示器7の表示の向きを変えるには、固定用ねじ22を緩めて本体ケース1に対して枠体2を回動させるだけでよい。枠体2が回動すると、接点用金具65は、枠体2の回動軸線Aを中心に接点パターン52と当接した状態で回転する。従って、接点用金具65および接点パターン52の当接状態を維持したまま、枠体2の本体ケース1に対する回動角度が規制されることなく、枠体2を回動させることができる。また、大きな回動力を必要とすることもない。しかも、接点用金具65および接点パターン52は、接点用金具65の反発力によって互いに当接しているだけなので、従来のようにフラットケーブルを使用した場合に起こり得た断線等の不具合を回避することができる。
従って、本実施形態によれば、次のような効果を奏することができる。
(1)枠体2を本体ケース1に対して回動しても、接点部材64は枠体2の回動軸線Aを中心に回転するだけであり、接点部材64の接点用金具65とリング状の接点パターン52とが当接した状態で摺動するので、枠体2を360度以上回動させることもできる。従って、枠体2のデジタル表示器7を自由に、回動角度の制約を受けずに回動させることができる。結果として、あらゆる方向からのデジタル表示器7の視認性が確保されるので、インジケータの取付け方向による操作性への影響を受けず、操作性が向上する。
(2)枠体2と本体ケース1とを分離しても、接点用金具65および接点パターン52は、接点用金具65の反発力によって互いに当接しているだけなので、従来のようにフラットケーブルを使用した場合に起こり得た断線等の不具合を回避することができる。例えば、修理や調整時の分解の際に、枠体2を本体ケース1から分離させた状態で容易に分解作業することができる。また、従来のようにフラットケーブルの配線等の手間を掛けずとも枠体2と本体ケース1とを容易に組立てることができる。
(3)フラットケーブルによる接続と比べて、接点パターン52と接点用金具65との接点機構の方が、接点機構の配置に必要な空間を小さくでき、薄型化を図ることができる。また、製造上、部品点数と組立工数、組立中の作業不良(フラットケーブルの場合、切断等)を減らすことができる。
(4)本体ケース1に対する枠体2の回動を規制および開放する固定用ねじ22を備えているので、枠体2を回動させない場合に枠体2を本体ケース1に固定することができ、測定中に枠体2が誤って回動することがなく、操作性が向上する。
(5)接点部材64は、接点用金具65と合成樹脂66とを一体形成したものであるので、他の電気部品と同様に表示側基板6に装着可能であり、予め表示側基板6に装着しておけば、組立作業をスムーズに行うことができる。
(6)検出側基板5上に接点パターン52を形成するので、複数の環状の接点パターン52を同心に形成する場合の接点パターン52同士の間隔寸法や各接点パターン52の幅寸法を小さくすることが可能で、検出側の接点をコンパクトに形成できる。
(7)接点パターン52と当接する接点用金具65の頂部68が円弧状に形成されているので、頂部68が接点パターン52と摺動しても、接点パターン52が傷付くことを回避できる。また、接点用金具65の円弧状の加工は、金属板材を適宜せん断,曲げ等のいわゆる板金加工によって容易に形成することができ、製造コストを抑えることができる。
(8)変位検出器4がスピンドル3の絶対的な変位量を検出するので、万が一、瞬間的な断線が発生しても、変位検出器4がスケール44の原点を検出する動作が不要で、断線の回復後、インジケータの機能が直ちに回復する。
なお、本考案は前記実施形態に限定されるものではなく、本考案の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本考案に含まれるものである。
例えば、前記実施形態では、検出側基板5に環状の接点パターン52が形成され、表示側基板6に接点部材64が装着されている場合を説明したが、逆の場合、すなわち検出側基板5に合成樹脂66で一体形成された接点部材64が装着され、表示側基板6に接点パターン52が形成されていてもよい。
また、前記実施形態では、変位検出器4は、スピンドル3にスケール44が固定され、本体ケース1に検出ヘッド42が固定されている場合を説明したが、逆の場合、すなわちスピンドル3に検出ヘッド42が固定され、本体ケース1にスケール44が固定されていてもよい。
また、前記実施形態では、変位検出器4は、スピンドル3の変位量を検出できればよく、スピンドル3の変位量をアブソリュート検出するものに限定されないのはもちろんである。従って、変位検出器4は、スピンドル3の変位量をインクリメント検出するものでもよい。このインクリメント検出とは、スケールの基準点からの検出ヘッドの変位をインクリメントすることで現在の変位量を計測する相対方式によるものである。なお、アブソリュート検出の場合、インクリメント検出に対して、原点検出センサが不要である点、立ち上げ毎に原点検出動作が不要である点等の利点がある。一方、インクリメント検出の場合、アブソリュート検出の変位検出器4よりも構造が単純なので、インジケータの製造工程を簡略化し、製造効率を高めることができる。
また、前記実施形態の変位検出器4としては、光電式、磁気式、静電容量式など、変位を検出する形式は問わない。
また、測定結果の表示部については、少なくとも枠体2に設けられた表示器に表示されるものであればよい。表示器が枠体2に対してどの位置に設けられてもよく、また、枠体2に対してどの方向に設けられてもよく、枠体2における表示器の表示形態については問わない。
また、前記実施形態では、計測器としてインジケータを例示したが、これに限らず、回転によって進退するスピンドル3を備えたマイクロメータ等にも適用できる。
本考案は、インジケータの他に、スピンドルが軸受を介して本体に支持され、かつ、軸方向へ直線移動する測定器全般に適用できる。
本考案の一実施形態に係る測定器を示す正面図。 前記測定器を示す断面図。 前記測定器の第1接点部を示す斜視図。 前記測定器の第2接点部を示す斜視図。 前記測定器の接点機構を示す図。
符号の説明
1…本体ケース(本体)
2…枠体
3…スピンドル
4…変位検出器
5…検出側基板(基板)
7…デジタル表示器(表示部)
12…連結部材(軸受)
14…ステム(軸受)
22…固定用ねじ(枠体固定手段)
52…接点パターン(第1接点部)
64…接点部材(第2接点部)
65…接点用金具
66…合成樹脂
67…弾性接続片部
69…接続部
70…保持片部
A…枠体の回動軸線。

Claims (5)

  1. 本体と、この本体に軸受を介して軸方向へ移動可能に支持されているスピンドルと、このスピンドルの軸方向の変位量を検出する変位検出器と、前記本体に回動自在に装着された枠体と、この枠体に設けられ前記変位検出器で検出された前記変位量を表示する表示部とを備えた測定器であって、
    前記本体および前記枠体のいずれか一方に固定され前記枠体の回動軸線を中心とする仮想円軌跡に沿って環状に形成された第1接点部と、前記本体および前記枠体のいずれか他方に固定され前記仮想円軌跡の任意の位置において前記第1接点部と当接する第2接点部とを有し、
    前記枠体の回動に伴って、前記第1接点部および前記第2接点部のいずれか一方が、前記第1接点部および前記第2接点部のいずれか他方と当接した状態で、前記枠体の回動軸線を中心に回転し、
    前記変位検出器に前記第1接点部および前記第2接点部のいずれか一方を接続し、前記表示部に前記第1接点部および前記第2接点部のいずれか他方を接続して、前記変位検出器と前記表示部とを接続するように構成したことを特徴とする測定器。
  2. 請求項1に記載の測定器において、
    前記第2接点部は、前記枠体の回動軸線に平行な方向に弾性変形する弾性体によって構成され、前記第1接点部と当接した状態で弾性変形して前記第1接点部を付勢することを特徴とする測定器。
  3. 請求項1または請求項2に記載の測定器において、
    前記枠体には、前記本体に対する回動を規制する枠体固定手段を備えることを特徴とする測定器。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の測定器において、
    前記第1接点部は、基板上に形成されたパターンであることを特徴とする測定器。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の測定器において、
    前記第2接点部は、接点用金具と合成樹脂とを一体成形して構成され、
    前記接点用金具は、前記合成樹脂に保持された保持片部と、この保持片部の一端から他端に向かって屈曲された弾性接続片部と、前記保持片部の他端に設けられた接続部とを有し、前記弾性接続片部が前記第1接点部に当接され、前記接続部が前記表示部に接続されていることを特徴とする測定器。
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