JP3136878B2 - 自動調光装置 - Google Patents

自動調光装置

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JP3136878B2
JP3136878B2 JP05324348A JP32434893A JP3136878B2 JP 3136878 B2 JP3136878 B2 JP 3136878B2 JP 05324348 A JP05324348 A JP 05324348A JP 32434893 A JP32434893 A JP 32434893A JP 3136878 B2 JP3136878 B2 JP 3136878B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動調光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動調光装置として、透明ガラス
の透過光を遮蔽可能な遮蔽板を具備し、遮蔽板により遮
蔽されることなく進行する透過光の光量を減少させるべ
きときには透過光の光路断面内に占める遮蔽板の割合が
増大するように透過光の進行方向に対する遮蔽板の角度
位置を変更する変更手段をさらに具備した自動調光装置
が知られている。ところがこの自動調光装置では、遮蔽
板により遮蔽されることなく進行する透過光が到る、例
えば室内において、透過光が入射する領域と、透過光が
入射しない領域と、が生じるようになり、すなわち室内
において透過光の光量分布が不均一になるという問題が
ある。この問題点を解決するために、液晶素子を備えた
調光ガラスを設け、液晶素子に印加する電圧を制御して
液晶素子の光遮蔽作用を制御することにより調光ガラス
に遮蔽されることなく進行する透過光の光量を制御する
ようにした自動調光装置が公知である(特開平2−16
1091号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、液晶材
料は耐熱性または耐光性に劣るので液晶素子を長期にわ
たって用いると次第にその光遮蔽作用が失われる恐れが
あり、このため上述の自動調光装置におけるように液晶
素子の光遮蔽作用でもって透過光の光量を制御するよう
にした場合には自動調光装置の安定した調光作用を長期
にわたって確保できない恐れがあるという問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明によれば、光を集光するためのレンズを複数
個設けてこれらレンズを互いに並列配置すると共に各レ
ンズに入射する光の光路断面よりも光路断面が狭くなっ
ている各レンズ透過光を遮蔽可能な遮蔽部材を具備し、
該遮蔽部材により遮蔽されることなく進行するレンズ透
過光の光量を減少させるべきときに該レンズ透過光の光
路断面内に占める遮蔽部材の割合が増大するようにレン
ズまたは遮蔽部材を移動させる移動手段をさらに具備し
た自動調光装置において、移動手段が自動調光装置の温
度に応じて熱膨張または熱収縮することによりレンズま
たは遮蔽部材を移動させるようにしている。また、上記
問題点を解決するために本発明によれば、光を集光する
ためのレンズを複数個設けてこれらレンズを互いに並列
配置すると共に各レンズに入射する光の光路断面よりも
光路断面が狭くなっている各レンズ透過光を遮蔽可能な
遮蔽部材を具備し、該遮蔽部材により遮蔽されることな
く進行するレンズ透過光の光量を減少させるべきときに
該レンズ透過光の光路断面内に占める遮蔽部材の割合が
増大するようにレンズ透過光の光路を変更させる光路変
更手段をさらに具備した自動調光装置において、光路変
手段が自動調光装置の温度に応じて熱膨張または熱収
縮することによりレンズ透過光の光路を変更させるよう
にしている。
【0005】
【作用】請求項1に記載の発明では、遮蔽部材により遮
蔽されることなく進行するレンズ透過光は集光領域を通
過した後には拡がりながら進行するので或るレンズのレ
ンズ透過光が入射しない領域には他のレンズのレンズ透
過光が入射する。請求項2に記載の発明でも、遮蔽部材
により遮蔽されることなく進行するレンズ透過光は集光
領域を通過した後には拡がりながら進行するので或るレ
ンズのレンズ透過光が入射しない領域には他のレンズの
レンズ透過光が入射する。さらに、請求項1に記載の発
明でも請求項2に記載の発明でも、レンズまたは遮蔽部
材が自動調光装置の温度に応じて移動せしめられ、した
がって自動調光装置の温度に応じた自動調光作用が行わ
れる。ここで、請求項1に記載の発明では、レンズまた
は遮蔽部材は自動調光装置の温度に応じて熱膨張又は熱
収縮する移動手段により移動され、請求項2に記載の発
明では、レンズ透過光の光路は自動調光装置の温度に応
じて熱膨張又は熱収縮する光路変更手段により変更され
る。したがって、特別な駆動装置及び駆動エネルギを必
要としない。
【0006】
【実施例】図1および図2を参照すると、1は自動調光
装置、2は例えば図示しない枠に固定された透明板、3
は支持部材4を介して透明板2により支持されたレンズ
板をそれぞれ示す。透明板2およびレンズ板3は例えば
ガラス、またはアクリル樹脂などの樹脂からそれぞれ構
成される。一方支持部材4はその熱膨張率が正値の材料
から構成されて移動手段を構成する。図1に示すように
レンズ板3には互いに並列配置された、5個のシリンド
リカルレンズ5が設けられ、これらシリンドリカルレン
ズ5は各シリンドリカルレンズ5を透過して透明板2に
向かう光(以下レンズ透過光と称する)を集光する。な
お図1に示した実施例においてレンズ板3は透明板2に
対して移動可能であるように透明板2により支持されて
いる。さらに図1を参照すると、各シリンドリカルレン
ズ5の下方に位置する透明板2には光遮蔽作用を備えた
遮蔽部材6が形成される。各遮蔽部材6は、図2に示す
ように各シリンドリカルレンズ5が延びる方向に対して
平行に延びている。また、遮蔽部材6は例えば真空成膜
またはスピンコートなどの方法によって形成される。
【0007】図3は自動調光装置1に平行光が入射した
ときを示している。自動調光装置1に平行光が入射する
とシリンドリカルレンズ5を透過したレンズ透過光Lは
各シリンドリカルレンズ5により集光され、したがって
レンズ透過光Lはその光路断面が減少しながら対応する
集光領域7に向けて進行する。図1に示した実施例にお
いてレンズ5はシリンドリカルレンズから構成されてい
るので各集光領域7はシリンドリカルレンズ5が延びる
方向に対して平行に(図3の紙面に対して垂直に)延び
る線分状の領域から構成されている。集光領域7を通過
したレンズ透過光Lは次いでその光路断面が増大しつつ
進行し、次いでレンズ透過光Lの光路断面はシリンドリ
カルレンズ5に入射するときの光の光路断面よりも大き
くなる。
【0008】各遮蔽部材6は、図3に示すように対応す
るシリンドリカルレンズ5と集光領域7間に位置するレ
ンズ透過光Lの光路内に常に位置するように設けられて
いる。このためレンズ透過光Lの一部が遮蔽部材6によ
り遮蔽されることとなる。図3の線IV−IVに沿って
みた拡大断面図を示す図4を参照すると、レンズ透過光
Lのうち各シリンドリカルレンズ5の中央部を透過した
レンズ透過光Lが各遮蔽部材6により遮蔽され、一方各
シリンドリカルレンズ5の周縁部を透過したレンズ透過
光Lは各遮蔽部材6により遮蔽されることなく進行して
装置透過光Tを構成する。
【0009】自動調光装置1に入射する光の光量が図3
に示した場合よりも増大すると自動調光装置1の温度が
上昇する。自動調光装置1の温度が上昇するとそれによ
って支持部材4が膨張し、その結果レンズ板3が遮蔽部
材6から遠ざかる方向に移動される。レンズ板3が遮蔽
部材6から遠ざかる方向に移動されると各集光領域7が
対応する遮蔽部材6に近づくこととなり、したがってレ
ンズ透過光Lの光路断面内に占める遮蔽部材6の割合が
増大する。その結果遮蔽部材6によって遮蔽されるレン
ズ透過光Lの割合が増大し、したがって装置透過光Tの
光量が減少するようになる。自動調光装置1に入射する
光の光量が多いとき程支持部材4は大きく膨張して集光
領域7が遮蔽部材6に近づくので自動調光装置1に入射
する光の光量が多いとき程レンズ透過光Lの光路断面内
に占める遮蔽部材6の割合が増大し、その結果遮蔽部材
6によって遮蔽されるレンズ透過光Lの割合が増大す
る。したがって装置透過光Tの光量が減少する。自動調
光装置1に入射する光の光量がさらに増大すると支持部
材4がさらに膨張して集光領域7と遮蔽部材6とがさら
に近づくようになり、その結果図6に示すようにレンズ
透過光Lの光路断面が遮蔽部材6よりも小さくなる。し
たがって、図5に示すようにほぼ全てのレンズ透過光L
が遮蔽部材6により遮蔽され、その結果装置透過光Tの
光量はほぼ零となる。
【0010】これに対し、自動調光装置1に入射する光
の光量が図3に示した場合よりも減少すると自動調光装
置1の温度が低下する。自動調光装置1の温度が低下す
るとそれによって支持部材4が収縮し、その結果図7に
示すようにレンズ板3が遮蔽部材6に近づく方向に移動
される。レンズ板3が遮蔽部材6に近づく方向に移動さ
れると集光領域7が遮蔽部材6から遠ざかることとな
り、したがって図8に示すようにレンズ透過光Lの光路
断面S内に占める遮蔽部材6の割合が減少する。その結
果遮蔽部材6によって遮蔽されるレンズ透過光Lの割合
が減少し、したがって装置透過光Tの光量が増大するよ
うになる。自動調光装置1に入射する光の光量が少ない
とき程支持部材4は大きく収縮して集光領域7が遮蔽部
材6から遠ざかるので自動調光装置1に入射する光の光
量が少ないとき程レンズ透過光Lの光路断面内に占める
遮蔽部材6の割合が減少し、その結果遮蔽部材6によっ
て遮蔽されるレンズ透過光Lの割合が減少する。したが
って装置透過光Tの光量が増大する。
【0011】ところで、図3または図7に示した場合に
おけるようにレンズ透過光Lのうちの一部が遮蔽部材6
により遮蔽されるようになっている場合、装置透過光T
はレンズ透過光Lのうち遮蔽部材6の両側を進行したレ
ンズ透過光Lから構成される。したがって、図9に示す
ようにシリンドリカルレンズ5aを透過しかつ対応する
遮蔽部材6aに遮蔽されることなく進行するレンズ透過
光によって一対の装置透過光Ta1,Ta2が形成され
るようになる。この一対の装置透過光Ta1,Ta2は
対応する集光領域7aに向かい進行し、次いで集光領域
7aを通過した後にはこれら装置透過光Ta1,Ta2
は拡がりながら進行する。一方、装置透過光Ta1が進
行する領域と装置透過光Ta2が進行する領域間の領域
Dにはシリンドリカルレンズ5aを透過したレンズ透過
光Lが入射しない。したがって自動調光装置1が1個の
シリンドリカルレンズ5aのみを備えている場合には装
置透過光Taが入射することによって明るくなっている
領域と、装置透過光Taが入射しないことによって暗く
なっている領域と、が生じることとなり、すなわち装置
透過光Tの光量分布が不均一になってしまう。ところが
図1に示した実施例では自動調光装置1は複数個のシリ
ンドリカルレンズ5を備えており、シリンドリカルレン
ズ5aに隣接するシリンドリカルレンズ5b,5cを透
過した装置透過光Tb,Tcも対応する集光領域7b,
7cを通過した後にはそれぞれ拡がりながら進行するの
で装置透過光Ta1,Ta2が入射しない領域D内に
は、図9に示すようにこれら装置透過光Tb,Tcが入
射するようになっている。また、この領域Dにはシリン
ドリカルレンズ5b,5cにそれぞれ隣接するレンズ5
を透過した装置透過光も入射しうる。その結果装置透過
光Ta1,Ta2が入射しない領域Dが暗くなるのが阻
止され、したがって装置透過光Tの光量分布をほぼ均一
にすることができる。
【0012】図1に示した実施例において、遮蔽部材6
は光遮蔽作用を備えていればよく、すなわち調光作用を
備える必要がなく、このため自動調光装置1に耐熱性ま
たは耐光性に劣った、例えば液晶素子を設けることなく
ほぼ均一な装置透過光光量を得ることができる。その結
果、長期にわたって自動調光装置1の安定した調光作用
を確保することができる。また、図1に示した実施例に
おいて、遮蔽部材6はシリンドリカルレンズ5と集光領
域7間のレンズ透過光Lの光路内に配置され、したがっ
てシリンドリカルレンズ5に入射するときの光の光路断
面よりも光路断面が狭くなっているレンズ透過光Lの一
部または全部を遮蔽部材6によって遮蔽している。この
ためシリンドリカルレンズ5の移動量が極めて小さくて
もレンズ透過光Lの光路断面内に占める遮蔽部材6の割
合の変化を大きくすることができ、したがってシリンド
リカルレンズ5の移動量が極めて小さくても装置透過光
Tの光量変化を大きくすることができる。さらに、シリ
ンドリカルレンズ5の移動量は小さくてよいので装置透
過光Tの光量制御を迅速に行うことが可能となる。
【0013】なお図1に示した実施例において、支持部
材4の温度が例えば60℃の高温であるときに自動調光
装置1が図5および図6に示すような調光作用を備え、
また支持部材4の温度が例えば0℃の低温であるときに
自動調光装置1が図7および図8に示すような調光作用
を備えるように、支持部材4の寸法および熱膨張率が予
め選択される。
【0014】図10には第1の発明による別の実施例が
示される。この実施例において図1と同様の構成要素は
同一の番号で示している。図10に示した実施例では、
複数個のシリンドリカルレンズ5を備えたレンズ板3は
図示しない、例えば枠に固定され、一方透明板2は移動
装置8を介してレンズ板3により支持される。本実施例
において移動手段を構成する移動装置8は透明板2をレ
ンズ板3に対して相対移動させる。この移動装置8は例
えば電動式のピストンから構成され、また電子制御ユニ
ット9からの出力信号に基づいて駆動される。また図1
0に示すように、自動調光装置1の光入射側には光量セ
ンサ10が取付けられる。この光量センサ10は自動調
光装置1に入射する光の光量に比例した出力電圧を発生
し、この出力電圧は電子制御ユニット9に入力される。
なお、図10に示した実施例において移動装置8は、光
量センサ10により検出された自動調光装置1への入射
光光量が多いとき程透明板2がレンズ板3に近づくよう
に駆動される。
【0015】図11は自動調光装置1に平行光が入射し
たときを示している。自動調光装置1に平行光が入射す
るとシリンドリカルレンズ5を透過したレンズ透過光L
は各シリンドリカルレンズ5により集光され、したがっ
てレンズ透過光Lはその光路断面が減少しながら対応す
る集光領域7に向けて進行する。図10に示した実施例
においてもレンズ5はシリンドリカルレンズから構成さ
れているので各集光領域7はシリンドリカルレンズ5が
延びる方向に対して平行に延びる線分状領域から構成さ
れる。集光領域7を通過したレンズ透過光Lは次いでそ
の光路断面が増大しつつ進行し、次いでレンズ透過光L
の光路断面はシリンドリカルレンズ5に入射するときの
光の光路断面よりも大きくなる。
【0016】図10に示した実施例において、各遮蔽部
材6は図11に示すように対応する集光領域7を通過し
た後のレンズ透過光Lの光路内に常に位置するように設
けられている。また各遮蔽部材6は、後述するように、
対応するレンズ透過光Lの光路断面がシリンドリカルレ
ンズ5に入射する光の光路断面よりも狭くなっているレ
ンズ透過光Lの光路内に常に位置している。すなわち、
各レンズ透過光Lの光路断面が図11に示した位置Pに
おいてシリンドリカルレンズ5に入射する光の光路断面
と同じであるとすると、各遮蔽部材6は位置Pと対応す
る集光領域7間に位置するレンズ透過光Lの光路内に常
に位置することとなる。
【0017】光量センサ10により検出された自動調光
装置1への入射光光量が図11に示した場合よりも増大
すると移動装置8が駆動されて透明板2がレンズ板3に
近づく方向に移動される。透明板2がレンズ板3に近づ
くと各遮蔽部材6が対応する集光領域7に近づくことと
なり、したがってレンズ透過光Lの光路断面S内に占め
る遮蔽部材6の割合が増大する。その結果遮蔽部材6に
よって遮蔽されるレンズ透過光Lの割合が増大し、した
がって装置透過光Tの光量が減少するようになる。移動
装置8は自動調光装置1に入射する光の光量が多いとき
程透明板2がレンズ板3に近づくように駆動されるので
自動調光装置1に入射する光の光量が多いとき程レンズ
透過光Lの光路断面内に占める遮蔽部材6の割合が増大
し、その結果遮蔽部材6によって遮蔽されるレンズ透過
光Lの割合が増大する。したがって装置透過光Tの光量
が減少する。自動調光装置1に入射する光の光量がさら
に増大すると移動装置8によって透明板2がさらにレン
ズ板3に近づく方向に移動され、その結果レンズ透過光
Lの光路断面が遮蔽部材6よりも小さくなる。したがっ
て、図12に示すようにほぼ全てのレンズ透過光Lが遮
蔽部材6により遮蔽され、装置透過光Tの光量はほぼ零
となる。なお図10に示した実施例において、遮蔽部材
6が図12に示した位置よりもレンズ板3に近づかない
ように移動装置8が駆動される。
【0018】これに対し、光量センサ10により検出さ
れた自動調光装置1への入射光光量が図11に示した場
合よりも減少すると、図13に示すように移動装置8が
駆動されて透明板2がレンズ板3に遠ざかる方向に移動
される。透明板2がレンズ板3から遠ざかると各遮蔽部
材6が対応する集光領域7から遠ざかることとなり、し
たがってレンズ透過光Lの光路断面S内に占める遮蔽部
材6の割合が減少する。その結果遮蔽部材6によって遮
蔽されるレンズ透過光Lの割合が減少し、したがって装
置透過光Tの光量が増大するようになる。移動装置8は
自動調光装置1に入射する光の光量が少ないとき程透明
板2がレンズ板3から遠ざかる方向に駆動されるので自
動調光装置1に入射する光の光量が少ないとき程レンズ
透過光Lの光路断面内に占める遮蔽部材6の割合が減少
し、その結果遮蔽部材6によって遮蔽されるレンズ透過
光Lの割合が減少する。したがって装置透過光Tの光量
が増大する。なお図10に示した実施例において、遮蔽
部材6が図11に示した位置Pよりもレンズ板3から遠
ざからないように移動装置8が駆動される。
【0019】図10に示した実施例においても、図11
または図13に示した場合におけるようにレンズ透過光
Lのうちの一部が遮蔽部材6により遮蔽されるようにな
っている場合、装置透過光Tはレンズ透過光Lのうち遮
蔽部材6の両側を進行した、一対のレンズ透過光Lから
構成される。このため、これら一対の装置透過光T間の
領域は暗くなる恐れがある。しかしながら、図10に示
した実施例においても、自動調光装置1は複数個のレン
ズ5を備えており、各シリンドリカルレンズ5を透過し
た各装置透過光Tは遮蔽部材6により遮蔽されることな
く進行する際には拡がりながら進行するので、或るシリ
ンドリカルレンズ5を透過した装置透過光Tが入射しな
い領域には他のシリンドリカルレンズ5を透過した装置
透過光Tが入射するようになる。その結果装置透過光T
が入射しない領域が暗くなるのが阻止され、したがって
装置透過光Tの光量分布をほぼ均一にすることができ
る。また、図10に示した実施例においても遮蔽部材6
は光遮蔽作用を備えていればよいので長期にわたって自
動調光装置1の安定した調光作用を確保することができ
るようになる。
【0020】ところで、遮蔽部材6が図11に示した位
置Pよりもレンズ板3からさらに遠ざかると遮蔽部材6
により遮蔽されるレンズ透過光Lの割合はさらに減少す
る。ところが、遮蔽部材6がレンズ板3に対して位置P
よりも遠くに位置した場合、すなわちレンズ透過光Lの
光路断面がシリンドリカルレンズ5に入射する光の光路
断面よりも広くなっているレンズ透過光Lの光路内に遮
蔽部材6が位置した場合、装置透過光Tの光量変化を大
きくするためには遮蔽部材6の移動量を大きくしなけれ
ばならなくなる。そこで図10に示した実施例では、遮
蔽部材6が図11に示した位置Pよりもレンズ板3に対
して遠ざからないようにし、すなわちレンズ透過光Lの
光路断面がシリンドリカルレンズ5に入射する光の光路
断面よりも狭くなっているレンズ透過光Lの光路内に遮
蔽部材6が常に位置するようにして遮蔽部材6の小さな
移動量でもって装置透過光Tの大きな光量変化が得られ
るようにしている。また、シリンドリカルレンズ5の移
動量は小さくてよいので装置透過光Tの光量制御を迅速
に行うことができる。
【0021】図10に示した実施例では、自動調光装置
1の光入射側に光量センサ10を設けて自動調光装置1
に入射する光の光量が多いとき程遮蔽部材6により遮蔽
されるレンズ透過光Lの光量が減少されるように移動装
置8を駆動している。しかしながら、装置透過光Tの光
量を検出すべく光量センサ10を自動調光装置1の光透
過側に配置して、例えば装置透過光Tの光量が常時一定
に維持されるように移動装置8を駆動するようにしても
よい。また、光量センサ10の代わりに温度センサを設
けて自動調光装置1の温度、または装置透過光Tが入射
する、例えば室内の温度を検出し、例えばこの温度セン
サにより検出される温度が高いとき程装置透過光Tの光
量が減少されるように移動装置8を駆動してもよい。な
お、本実施例による自動調光装置1のその他の作動につ
いては図1に示した実施例と同様であるので説明を省略
する。
【0022】図14には第1の発明によるさらに別の実
施例が示される。この実施例においても図1と同様の構
成要素は同一の番号で示している。図14を参照する
と、複数個のシリンドリカルレンズ5を備えたレンズ板
3の周辺部には周壁部11がレンズ板3と一体的に形成
される。レンズ板3は例えば枠に固定され、一方透明板
2はシール部材12を介して周壁部11の内側面11a
により支持される。また透明板2は周壁部11の内側面
11aに沿いつつ移動可能であるように支持される。レ
ンズ板3と透明板2とにより包囲される密閉空間13内
は例えば空気、または希ガスなどの透明でかつ化学的に
安定な気体により満たされ、この密閉空間13内の気体
は本実施例において移動手段を構成している。密閉空間
13内の密閉性はシール部材12により確保され、また
シール部材12は透明板2の滑らかな移動を確保してい
る。なお、図14に示した実施例において各遮蔽部材6
は、図1に示した実施例と同様に、対応する集光領域7
とレンズ板3間に位置するレンズ透過光Lの光路内に常
時位置するようになっている。
【0023】図14(A)は自動調光装置1に入射する
光の光量が少ないときを示している。このとき、各シリ
ンドリカルレンズ5を透過したレンズ透過光Lの一部は
対応する遮蔽部材6により遮蔽されることなく進行して
装置透過光Tを構成する。自動調光装置1に入射する光
の光量が増大するとそれによって自動調光装置1の温度
が上昇し、それによって密閉空間13内の気体の温度が
上昇して密閉空間13内の気体が膨張する。密閉空間1
3内の気体が膨張すると密閉空間13内の圧力を一定に
維持すべく透明板2がシリンドリカルレンズ5から遠ざ
かる方向に移動し、その結果遮蔽部材6が集光領域7に
近づくようになる。このため、レンズ透過光Lの光路断
面内に占める遮蔽部材6の割合が増大する。自動調光装
置1に入射する光の光量が増大する程密閉空間13内の
気体の温度が上昇して密閉空間13内の気体が膨張する
ので自動調光装置1に入射する光の光量が増大する程遮
蔽部材6が集光領域7に近づくこととなり、したがって
レンズ透過光Lの光路断面内に占める遮蔽部材6の割合
が増大することとなる。その結果、自動調光装置1に入
射する光の光量が増大する程遮蔽部材6により遮蔽され
るレンズ透過光Lの割合が増大し、装置透過光Tの光量
が減少する。
【0024】自動調光装置1に入射する光の光量がさら
に増大すると密閉空間13内の気体の温度が上昇して密
閉空間13内の気体がさらに膨張するので透明板2がシ
リンドリカルレンズ5からさらに遠ざかり、その結果図
14(B)に示すようにレンズ透過光Lの光路断面が遮
蔽部材6よりも小さくなる。したがって、このときほぼ
全てのレンズ透過光Lが遮蔽部材6により遮蔽されるこ
ととなり、装置透過光Tの光量がほぼ零になる。
【0025】自動調光装置1に入射する光の光量が、図
14(B)に示した場合よりも減少すると自動調光装置
1の温度が低下し、それによって密閉空間13内の気体
の温度が低下して密閉空間13内の気体が収縮する。こ
のため密閉空間13内の圧力を一定に維持すべく透明板
2がシリンドリカルレンズ5に近づく方向に移動し、そ
の結果遮蔽部材6が集光領域7から遠ざかるようにな
る。このためレンズ透過光Lの光路断面内に占める遮蔽
部材6の割合が減少し、遮蔽部材6により遮蔽されるレ
ンズ透過光Lの割合が減少し、したがって装置透過光T
の光量が増大する。自動調光装置1に入射する光の光量
が減少する程密閉空間13内の気体の温度が低下して密
閉空間13内の気体は収縮するので自動調光装置1に入
射する光の光量が減少する程遮蔽部材6が集光領域7か
ら遠ざかることとなり、したがってレンズ透過光Lの光
路断面内に占める遮蔽部材6の割合が減少することとな
る。その結果、自動調光装置1に入射する光の光量が減
少する程遮蔽部材6により遮蔽されるレンズ透過光Lの
割合が減少し、装置透過光Tの光量が増大する。
【0026】図14に示した実施例においても、図1に
示した実施例と同様に、装置透過光Tは集光領域7を通
過した後には拡がりながら進行していくので、或るレン
ズ5を透過した装置透過光Tが入射しない領域には別の
レンズ5を透過した装置透過光Tが入射するようにな
り、したがって装置透過光Tの均一な光量分布を得るこ
とができる。また、図14に示した実施例においても遮
蔽部材6は光遮蔽作用を備えていればよいので長期にわ
たって自動調光装置1の安定した調光作用を確保するこ
とができるようになる。さらに、遮蔽部材6は、シリン
ドリカルレンズ5に入射する光の光路断面よりも狭くな
っているレンズ透過光Lの光路断面内に配置され、この
レンズ透過光Lの一部または全部を遮蔽するので遮蔽部
材6の移動量が小さくても装置透過光Tの大きな光量変
化を得ることが可能となる。
【0027】図14に示した実施例において、密閉空間
13内の気体の温度が低温であるときに自動調光装置1
が図14(A)に示すような調光作用を備え、また密閉
空間13内の気体の温度が高温であるときに自動調光装
置1が図14(B)に示すような調光作用を備えるよう
に、密閉空間13の容積または密閉空間13を満たす気
体の膨張率が予め選択される。また、密閉空間13内
を、気体の代わりに、透明でかつ化学的に安定な液体に
より満たすようにしてもよい。この場合、密閉空間13
内を満たす液体の沸点および凝固点が、自動調光装置1
が通常使用される温度の範囲外であるように、液体が予
め選択される。さらにこの場合、密閉空間13内の液体
によりレンズ透過光Lの光路が変更されうることを考慮
しなければならない。なお、図14に示した実施例のそ
の他の作動については図1に示した実施例と同様である
ので説明を省略する。
【0028】図15から図17には第1の発明によるさ
らに別の実施例が示される。この実施例においても図1
と同様の構成要素は同一の番号で示している。図15か
ら図17を参照すると、レンズ板3の光透過側にはレン
ズ板3に対して平行に拡がる透明板14がレンズ板3と
互いに離間して設けられ、この透明板14は側壁15と
共にレンズ板3と一体的に形成される。複数個のシリン
ドリカルレンズ5を備えたレンズ板3と透明板14間に
は透明可動体16が配置され、この透明可動体16は透
明なシール部材17を介してレンズ板3の内側面と透明
板14の内側面とにより支持される。また透明可動体1
6はレンズ板3の内側面と透明板14の内側面とに沿い
つつ移動可能に支持される。さらに透明可動体16内に
は遮蔽部材6が形成される。図15から図17に示すよ
うに、レンズ板3、側壁15、および透明板14の各内
側面と可動体16の外側面とにより包囲される密閉空間
18内は透明でかつ化学的に安定な気体が満たされ、こ
の気体は本実施例において移動手段を構成する。この気
体の代わりに、密閉空間18内を透明でかつ化学的に安
定な液体により満たすようにしてもよい。密閉空間18
内の密閉性はシール部材17により確保され、またシー
ル部材17は可動体16の滑らかな移動を確保してい
る。なお、本実施例において各遮蔽部材6は対応するシ
リンドリカルレンズ5と集光領域7間に常時位置するよ
うに設けられる。
【0029】図15は自動調光装置1に入射する光の光
量が少ないときを示している。このとき各遮蔽部材6は
対応するレンズ透過光Lの光路外に位置している。した
がって全てのレンズ透過光Lが遮蔽部材6により遮蔽さ
れることなく進行し、その結果全てのレンズ透過光Lが
装置透過光Tを構成している。
【0030】自動調光装置1に入射する光の光量が図1
5に示した場合よりも増大すると自動調光装置1の温度
が上昇し、それによって密閉空間18内の気体の温度が
上昇して密閉空間18内の気体が膨張する。密閉空間1
8内の気体が膨張すると密閉空間18内の圧力を一定に
維持すべく透明可動体16が図面において左側に移動す
る。透明可動体16が図面において左側に移動すると各
遮蔽部材6の一部が対応するレンズ透過光Lの光路内に
位置するようになり、したがって図16に示すようにレ
ンズ透過光Lの一部が遮蔽部材6により遮蔽されるよう
になる。その結果装置透過光Tの光量が減少される。自
動調光装置1に入射する光の光量が増大する程密閉空間
18内の気体の温度が上昇して密閉空間18内の気体が
膨張するので自動調光装置1に入射する光の光量が増大
する程透明可動体16が図面において左側に移動するこ
ととなり、したがってレンズ透過光Lの光路断面内に占
める遮蔽部材6の割合が増大することとなる。その結
果、自動調光装置1に入射する光の光量が増大する程遮
蔽部材6により遮蔽されるレンズ透過光Lの割合が増大
し、装置透過光Tの光量が減少する。
【0031】自動調光装置1に入射する光の光量がさら
に増大すると透明可動体16は図面においてさらに左側
に移動し、その結果図17に示すようにほぼ全てのレン
ズ透過光Lが遮蔽部材6により遮蔽されることとなる。
したがって装置透過光Tの光量がほぼ零になる。
【0032】自動調光装置1に入射する光の光量が図1
7に示した場合よりも減少すると自動調光装置1の温度
が低下し、それによって密閉空間18内の気体の温度が
低下して密閉空間18内の気体が収縮する。このため密
閉空間18内の圧力を一定に維持すべく透明可動体16
が図面において右側に移動する。透明可動体16が図面
において右側に移動すると、図16に示すようにレンズ
透過光Lの一部が遮蔽部材6により遮蔽されることなく
進行するようになり、したがってレンズ透過光Lの一部
が装置透過光Tを構成するようになる。自動調光装置1
に入射する光の光量が減少する程密閉空間18内の気体
の温度が低下して密閉空間18内の気体が収縮するので
自動調光装置1に入射する光の光量が減少する程透明可
動体16が図面において右側に移動することとなり、し
たがってレンズ透過光Lの光路断面内に占める遮蔽部材
6の割合が減少することとなる。その結果、自動調光装
置1に入射する光の光量が減少する程遮蔽部材6により
遮蔽されるレンズ透過光Lの割合が減少し、装置透過光
Tの光量が増大する。
【0033】自動調光装置1に入射する光の光量がさら
に減少すると透明可動体16は図面においてさらに右側
に移動し、その結果図16に示すように遮蔽部材6はレ
ンズ透過光Lの光路外に位置するようになる。したがっ
て、ほぼ全てのレンズ透過光Lが遮蔽部材6により遮蔽
されることなく進行して装置透過光Tを構成する。
【0034】本実施例においても、図1に示した実施例
と同様に、装置透過光Tは集光領域7を通過した後には
拡がりながら進行していくので、或るレンズ5を透過し
た装置透過光Tが入射しない領域には別のレンズ5を透
過した装置透過光Tが入射するようになり、したがって
装置透過光Tの均一な光量分布を得ることができる。ま
た、遮蔽部材6は光遮蔽作用を備えていればよいので長
期にわたって自動調光装置1の安定した調光作用を確保
することができる。さらに本実施例では、装置透過光T
の光量をレンズ透過光Lの光量のほぼ0%(図17参
照)からほぼ100%(図15参照)の間で調光するこ
とが可能となっている。なお、図15から図17に示し
た実施例のその他の作動については図1に示した実施例
と同様であるので説明を省略する。
【0035】図18には第1の発明によるさらに別の実
施例が示される。図18に示した実施例において、透明
板2上に設けられた遮蔽部材6は一対の遮蔽部材から構
成され、これら一対の遮蔽部材6はシリンドリカルレン
ズ5と対応する集光領域7間に常に位置するように設け
られる。またこれら一対の遮蔽部材6は集光領域7の各
側に、互いに離間して配置される。さらに、遮蔽部材6
は熱膨張性材料から形成されて移動手段をも構成する。
一方図18に示した実施例において、透明板2とレンズ
板3とは固定部材4′により互いに固定されており、し
たがって透明板2とレンズ板3間の間隙距離は常に一定
に維持されている。
【0036】図19(A)、(B)および(C)は1個
のシリンドリカルレンズ5と対応する遮蔽部材6との部
分拡大図を示しており、図19(A)は自動調光装置1
に入射する光の光量が少ないときを示している。自動調
光装置1に入射する光の光量が少ないときには自動調光
装置1の温度が低いので遮蔽部材6の温度も低く、した
がって遮蔽部材6は収縮している。このため遮蔽部材6
は図19(A)に示すようにレンズ透過光Lの光路外に
位置するようになり、したがって全てのレンズ透過光L
が遮蔽部材6により遮蔽されることなく進行して拡がり
ながら進行する装置透過光Tを構成する。自動調光装置
1に入射する光の光量が増大すると自動調光装置1の温
度が上昇し、それによって遮蔽部材6の温度が上昇して
熱膨張性の遮蔽部材6がこれら間の間隙が狭くなるよう
に、透明板2に沿いつつ伸長する。遮蔽部材6が伸長し
て一対の遮蔽部材6間の間隙が減少すると、図19
(B)に示すように遮蔽部材6の一部がレンズ透過光L
の光路内に位置するようになり、その結果レンズ透過光
Lの一部が遮蔽部材6により遮蔽されることとなる。し
たがって装置透過光Tの光量が減少する。自動調光装置
1に入射する光の光量が増大するのに伴い遮蔽部材6の
温度が上昇して遮蔽部材6が大きく伸長するので遮蔽部
材6間の間隙が小さくなり、その結果レンズ透過光Lの
光路断面内に占める遮蔽部材6の割合が増大するので自
動調光装置1に入射する光の光量が増大するのに伴い装
置透過光Tの光量が減少する。
【0037】自動調光装置1に入射する光の光量がさら
に増大すると遮蔽部材6の温度がさらに上昇して遮蔽部
材6が透明板2に沿いつつさらに伸長し、その結果図1
9(C)に示すように一対の遮蔽部材6が互いに接する
ようになる。このとき全てのレンズ透過光Lが遮蔽部材
6により遮蔽され、したがって装置透過光Tの光量はほ
ぼ零となる。
【0038】自動調光装置1に入射する光の光量が、図
19(C)に示した場合よりも減少すると自動調光装置
1の温度が低下する。自動調光装置1の温度が低下する
と遮蔽部材6の温度が低下して遮蔽部材6が透明板2に
沿いつつ収縮し、その結果レンズ透過光Lの光路断面内
に占める遮蔽部材6の割合が減少する。したがって、図
19(B)に示すようにレンズ透過光Lの一部が遮蔽部
材6により遮蔽されることなく進行して装置透過光Tを
構成するようになる。自動調光装置1に入射する光の光
量が減少するのに伴い遮蔽部材6の温度が大きく低下し
て遮蔽部材6が大きく収縮し、その結果レンズ透過光L
の光路断面内に占める遮蔽部材6の割合が減少するので
自動調光装置1に入射する光の光量が減少するのに伴い
装置透過光Tの光量が増大する。さらに自動調光装置1
に入射する光の光量が減少すると遮蔽部材6がさらに収
縮し、その結果遮蔽部材6は図19(A)に示すように
レンズ透過光Lの光路外に位置するようになる。このと
き全てのレンズ透過光Lが拡がりながら進行する装置透
過光Tを構成することとなる。
【0039】本実施例においても、装置透過光Tは集光
領域7を通過した後には拡がりながら進行していくの
で、或るレンズ5を透過した装置透過光Tが入射しない
領域には別のレンズ5を透過した装置透過光Tが入射す
るようになり、したがって装置透過光Tの均一な光量分
布を得ることができる。
【0040】図20には第1の発明によるさらに別の実
施例が示される。図20に示した実施例においても、遮
蔽部材6はシリンドリカルレンズ5と対応する集光領域
7間に常に位置し、また集光領域7の両側に位置するよ
う設けられた、一対の遮蔽部材から構成される。さら
に、遮蔽部材6は熱膨張性材料から形成されて移動手段
をも構成する。しかしながら、図20に示した実施例に
おいて遮蔽部材6は透明板2からシリンドリカルレンズ
5に向けて伸長可能に設けられる。なお、この実施例に
おいても透明板2とレンズ板3とは固定部材4′により
互いに固定されており、したがって透明板2とレンズ板
3間の間隙距離は常に一定に維持されている。
【0041】図21(A)および(B)は1個のシリン
ドリカルレンズ5と対応する遮蔽部材6との部分拡大図
を示しており、図21(A)は自動調光装置1に入射す
る光の光量が少ないときを示している。自動調光装置1
に入射する光の光量が少ないときには自動調光装置1の
温度が低いので遮蔽部材6の温度も低く、したがって遮
蔽部材6は収縮している。このため一対の遮蔽部材6
は、図21(A)に示すようにレンズ透過光Lの光路外
に位置するようになり、したがって全てのレンズ透過光
Lが遮蔽部材6により遮蔽されることなく進行して拡が
りながら進行する装置透過光Tを構成する。自動調光装
置1に入射する光の光量が増大すると自動調光装置1の
温度が上昇し、それによって遮蔽部材6の温度が上昇し
て熱膨張性の遮蔽部材6がシリンドリカルレンズ5に向
けて伸長する。遮蔽部材6がシリンドリカルレンズ5に
向けて伸長すると、図21(B)に示すように遮蔽部材
6の一部がレンズ透過光Lの光路内に位置するようにな
り、その結果レンズ透過光Lの一部が遮蔽部材6により
遮蔽されることとなる。したがって装置透過光Tの光量
が減少する。自動調光装置1に入射する光の光量が増大
するのに伴い遮蔽部材6の温度が上昇して遮蔽部材6が
大きく伸長し、その結果レンズ透過光Lの光路断面内に
占める遮蔽部材6の割合が増大するので自動調光装置1
に入射する光の光量が増大するのに伴い装置透過光Tの
光量が減少する。
【0042】自動調光装置1に入射する光の光量が、図
21(B)に示した場合よりも減少すると自動調光装置
1の温度が低下する。自動調光装置1の温度が低下する
と遮蔽部材6の温度が低下して遮蔽部材6が収縮し、そ
の結果レンズ透過光Lの光路断面内に占める遮蔽部材6
の割合が減少する。したがって装置透過光Tの光量が増
大する。自動調光装置1に入射する光の光量が減少する
のに伴い遮蔽部材6の温度が大きく低下して遮蔽部材6
が大きく収縮し、その結果レンズ透過光Lの光路断面内
に占める遮蔽部材6の割合が減少するので自動調光装置
1に入射する光の光量が減少するのに伴い装置透過光T
の光量が増大する。さらに自動調光装置1に入射する光
の光量が減少すると遮蔽部材6がさらに収縮し、その結
果遮蔽部材6は図21(A)に示すようにレンズ透過光
Lの光路外に位置するようになる。このとき全てのレン
ズ透過光Lが装置透過光Tを構成することとなる。
【0043】本実施例においても、装置透過光Tは集光
領域7を通過した後には拡がりながら進行していくの
で、或るレンズ5を透過した装置透過光Tが入射しない
領域には別のレンズ5を透過した装置透過光Tが入射す
るようになり、したがって装置透過光Tの均一な光量分
布を得ることができる。
【0044】図22には第1の発明によるさらにまた別
の実施例が示される。図22に示した実施例において、
遮蔽部材6はシリンドリカルレンズ5の内側面上に取付
けられており、このため図1の実施例におけるような透
明板を設けなくてもよい。また、遮蔽部材6は熱膨張性
材料から形成されて移動手段をも構成している。
【0045】図23(A)および(B)は1個のシリン
ドリカルレンズ5と対応する遮蔽部材6との部分拡大図
を示しており、図23(A)は自動調光装置1に入射す
る光の光量が少ないときを示している。自動調光装置1
に入射する光の光量が少ないときには自動調光装置1の
温度が低いので遮蔽部材6の温度も低く、したがって遮
蔽部材6は収縮している。このため大部分のレンズ透過
光Lが遮蔽部材6により遮蔽されることなく進行して拡
がりながら進行する装置透過光Tを構成する。自動調光
装置1に入射する光の光量が増大すると自動調光装置1
の温度が上昇し、それによって遮蔽部材6の温度が上昇
して熱膨張性の遮蔽部材6が集光領域7に向けて伸長す
る。遮蔽部材6が集光領域7に向けて伸長するとレンズ
透過光Lの光路断面内に占める遮蔽部材6の割合が増大
し、その結果装置透過光Tの光量が減少する。自動調光
装置1に入射する光の光量が増大するのに伴い遮蔽部材
6の温度が上昇して遮蔽部材6が大きく伸長し、その結
果レンズ透過光Lの光路断面内に占める遮蔽部材6の割
合が増大するので自動調光装置1に入射する光の光量が
増大するのに伴い装置透過光Tの光量が減少する。
【0046】自動調光装置1に入射する光の光量がさら
に増大すると自動調光装置1の温度がさらに上昇し、そ
れによって遮蔽部材6の温度がさらに上昇して熱膨張性
の遮蔽部材6が集光領域7に向けてさらに伸長する。そ
の結果、図23(B)に示すようにレンズ透過光Lの光
路断面が遮蔽部材6よりも小さくなる。したがって、全
てのレンズ透過光Lが遮蔽部材6により遮蔽されるよう
になり、装置透過光Tの光量がほぼ零となる。
【0047】自動調光装置1に入射する光の光量が、図
23(B)に示した場合よりも減少すると自動調光装置
1の温度が低下する。自動調光装置1の温度が低下する
と遮蔽部材6の温度が低下して遮蔽部材6がシリンドリ
カルレンズ5に向けて収縮し、その結果図23(A)に
示すようにレンズ透過光Lの一部が遮蔽部材6により遮
蔽されることなく進行して装置透過光Tを構成するよう
になる。自動調光装置1に入射する光の光量が減少する
のに伴い遮蔽部材6の温度が大きく低下して遮蔽部材6
が大きく収縮し、その結果レンズ透過光Lの光路断面内
に占める遮蔽部材6の割合が減少するので自動調光装置
1に入射する光の光量が減少するのに伴い装置透過光T
の光量が増大する。
【0048】本実施例においても、装置透過光Tは集光
領域7を通過した後には拡がりながら進行していくの
で、或るレンズ5を透過した装置透過光Tが入射しない
領域には別のレンズ5を透過した装置透過光Tが入射す
るようになり、したがって装置透過光Tの均一な光量分
布を得ることができる。
【0049】図24には第2の発明による実施例が示さ
れる。この実施例においても図1に示した実施例と同様
の構成要素は同一の番号で示している。図24(A)お
よび(B)を参照すると、シリンドリカルレンズ5は透
明基板5aと、その両端が透明基板5aに固定された、
透明な弾性膜5bと、を具備している。これら透明基板
5aと弾性膜5b間の密閉空間20内は透明でかつ化学
的に安定な液体により満たされている。この密閉空間2
0内の液体は光路変更手段を構成する。なお、密閉空間
20内を透明でかつ化学的に安定な気体により満たすよ
うにしてもよい。一方、透明板2と透明基板5aとは固
定部材4′により互いに固定されており、したがって透
明板2と透明基板5a間の間隙距離は常に一定に維持さ
れている。
【0050】図25(A)は自動調光装置1に入射する
光の光量が少ないときを示している。自動調光装置1に
入射する光の光量が少ないときには自動調光装置1の温
度が低いので密閉空間20内の液体の温度は低く、した
がって密閉空間20内の液体は収縮している。このとき
レンズ透過光Lの光路は、遮蔽部材6がシリンドリカル
レンズ5と集光領域7間に位置するようになっており、
このため大部分のレンズ透過光Lが遮蔽部材6により遮
蔽されることなく進行して拡がりながら進行する装置透
過光Tを構成する。自動調光装置1に入射する光の光量
が増大すると自動調光装置1の温度が上昇し、それによ
って密閉空間20内の液体の温度が上昇して密閉空間2
0内の液体が膨張する。密閉空間20内の液体が膨張す
るとシリンドリカルレンズ5の屈折率が変化して、集光
領域7が遮蔽部材6に近づくように、すなわち焦点距離
fが短くなるように、レンズ透過光Lの光路が変更され
る。その結果レンズ透過光Lの光路断面内に占める遮蔽
部材6の割合が増大するようになり、したがって装置透
過光Tの光量が減少する。自動調光装置1に入射する光
の光量が増大するのに伴い密閉空間20内の液体の温度
が上昇して密閉空間20内の液体が大きく膨張し、その
結果焦点距離fがさらに短くなるようにレンズ透過光L
の光路が変更される。したがって、自動調光装置1に入
射する光の光量が増大するのに伴いレンズ透過光Lの光
路断面内に占める遮蔽部材6の割合が増大し、その結果
装置透過光Tの光量が減少する。
【0051】自動調光装置1に入射する光の光量がさら
に増大すると自動調光装置1の温度がさらに上昇し、そ
れによって密閉空間20内の液体の温度がさらに上昇し
て密閉空間20内の液体がさらに膨張する。このため、
焦点距離fがさらに短くされて、図25(B)に示すよ
うに焦点距離fが透明板2と透明基板5a間の間隙距離
に等しくなる。その結果全てのレンズ透過光Lが遮蔽部
材6により遮蔽されるようになり、したがって装置透過
光Tの光量がほぼ零となる。
【0052】自動調光装置1に入射する光の光量が、図
25(B)に示した場合よりも減少すると自動調光装置
1の温度が低下する。自動調光装置1の温度が低下する
と、それによって密閉空間20内の液体の温度が低下し
て密閉空間20内の液体が収縮する。密閉空間20内の
液体が収縮すると焦点距離fが長くなるようにレンズ透
過光Lの光路が変更される。その結果、図25(A)に
示すようにレンズ透過光Lの一部が遮蔽部材6により遮
蔽されることなく進行して装置透過光Tを構成するよう
になる。自動調光装置1に入射する光の光量が減少する
のに伴い密閉空間20内の液体の温度が低下して密閉空
間20内の液体が収縮し、その結果焦点距離fが長くな
るようにレンズ透過光Lの光路が変更される。したがっ
て、自動調光装置1に入射する光の光量が増大するのに
伴いレンズ透過光Lの光路断面内に占める遮蔽部材6の
割合が減少し、その結果装置透過光Tの光量が増大す
る。
【0053】本実施例においても、装置透過光Tは集光
領域7を通過した後には拡がりながら進行していくの
で、或るレンズ5を透過した装置透過光Tが入射しない
領域には別のレンズ5を透過した装置透過光Tが入射す
るようになり、したがって装置透過光Tの均一な光量分
布を得ることができる。また、遮蔽部材6は光遮蔽作用
を備えていればよいので長期にわたって自動調光装置1
の安定した調光作用を確保することができる。さらに、
この実施例においても遮蔽部材6は、図1に示した実施
例と同様に、シリンドリカルレンズ5と集光領域7間の
レンズ透過光Lの光路内に配置されているのでレンズ透
過光Lの光路変更量が極めて小さくても装置透過光Tの
光量変化を大きくすることができる。
【0054】図21に示した実施例では、密閉空間20
内の液体が自動調光装置1の温度に応じ膨張または収縮
することによってレンズ透過光Lの光路を変更するよう
にしている。しかしながら、密閉空間20内に液体を供
給すると共に密閉空間20内から液体を排出するための
液体制御装置を設け、この液体制御装置により密閉空間
20の容積を制御することによりレンズ透過光Lの焦点
距離f、すなわちレンズ透過光Lの光路を変更するよう
にしてもよい。この場合、液体制御装置は例えば自動調
光装置1に入射する光の光量を検出するための光量セン
サからの出力に応じて密閉空間20内の液体の容積を制
御する。または、各レンズ5をレンズ5に入射する光の
進行方向に互いに離間して設けられた複数個のレンズか
ら構成すると共にレンズ移動手段を設けてこのレンズ移
動手段によりこれらレンズ間の間隙距離を変更すること
によりレンズ透過光の焦点距離f、すなわちレンズ透過
光Lの光路を変更するようにしてもよい。
【0055】
【発明の効果】請求項1に記載の発明では、遮蔽部材に
より遮蔽されることなく進行するレンズ透過光の光量分
布を均一にしつつ、自動調光装置の安定した調光作用を
長期にわたって確保できる。請求項2に記載の発明で
も、遮蔽部材により遮蔽されることなく進行するレンズ
透過光の光量分布を均一にしつつ、自動調光装置の安定
した調光作用を長期にわたって確保できる。さらに、請
求項1に記載の発明でも請求項2に記載の発明でも、レ
ンズまたは遮蔽部材が自動調光装置の温度に応じて移動
せしめられ、したがって自動調光装置の温度に応じた自
動調光作用を得ることができる。ここで、請求項1に記
載の発明では、レンズまたは遮蔽部材は自動調光装置の
温度に応じて熱膨張又は熱収縮する移動手段により移動
され、請求項2に記載の発明では、レンズ透過光の光路
は自動調光装置の温度に応じて熱膨張又は熱収縮する光
路変更手段により変更される。したがって、特別な駆動
装置及び駆動エネルギを必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の実施例による自動調光装置の側面
図である。
【図2】図1の線II−IIに沿ってみた自動調光装置
の断面図である。
【図3】自動調光装置の温度が中温であるときを示す、
図1の自動調光装置の側面図である。
【図4】図3の線IV−IVに沿ってみた自動調光装置
の部分拡大断面図である。
【図5】自動調光装置の温度が高温であるときを示す、
図1の自動調光装置の側面図である。
【図6】図5の線VI−VIに沿ってみた自動調光装置
の部分拡大断面図である。
【図7】自動調光装置の温度が低温であるときを示す、
図1の自動調光装置の側面図である。
【図8】図7の線VIII−VIIIに沿ってみた自動
調光装置の部分拡大断面図である。
【図9】互いに異なるレンズを透過した装置透過光の進
行方向を説明する図である。
【図10】第1の発明の別の実施例による自動調光装置
の側面図である。
【図11】自動調光装置の温度が中温であるときを示
す、図10の自動調光装置の側面図である。
【図12】自動調光装置の温度が高温であるときを示
す、図10の自動調光装置の側面図である。
【図13】自動調光装置の温度が低温であるときを示
す、図10の自動調光装置の側面図である。
【図14】第1の発明の別の実施例による自動調光装置
の側面図であり、(A)は自動調光装置の温度が低温で
あるとき、(B)は自動調光装置の温度が高温であると
きを示している。
【図15】第1の発明のさらに別の実施例による自動調
光装置の側面図であり、自動調光装置の温度が低温であ
るときを示している。
【図16】図15と同様な自動調光装置の側面図であ
り、自動調光装置の温度が中温であるときを示してい
る。
【図17】図15と同様な自動調光装置の側面図であ
り、自動調光装置の温度が高温であるときを示してい
る。
【図18】第1の発明の別の実施例による自動調光装置
の側面図である。
【図19】図18に示した実施例による自動調光装置の
部分拡大側面図であり、(A)は自動調光装置の温度が
低温であるとき、(B)は自動調光装置の温度が中温で
あるとき、(C)は自動調光装置の温度が高温であると
きを示している。
【図20】第1の発明の別の実施例による自動調光装置
の側面図である。
【図21】図20に示した実施例による自動調光装置の
部分拡大側面図であり、(A)は自動調光装置の温度が
低温であるとき、(B)は自動調光装置の温度が高温で
あるときを示している。
【図22】第1の発明の別の実施例による自動調光装置
の側面図である。
【図23】図22に示した実施例による自動調光装置の
部分拡大側面図であり、(A)は自動調光装置の温度が
低温であるとき、(B)は自動調光装置の温度が高温で
あるときを示している。
【図24】第2の発明の実施例による自動調光装置の側
面図である。
【図25】第2の発明の実施例による自動調光装置の部
分拡大側面図であり、(A)は自動調光装置の温度が低
温であるとき、(B)は自動調光装置の温度が高温であ
るときを示している。
【符号の説明】 1…自動調光装置 2…透明板 3…レンズ板 4…支持部材 5…シリンドリカルレンズ 6…遮蔽部材 7…集光領域 8…移動装置 L…レンズ透過光 T…装置透過光

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を集光するためのレンズを複数個設け
    てこれらレンズを互いに並列配置すると共に各レンズに
    入射する光の光路断面よりも光路断面が狭くなっている
    各レンズ透過光を遮蔽可能な遮蔽部材を具備し、該遮蔽
    部材により遮蔽されることなく進行するレンズ透過光の
    光量を減少させるべきときに該レンズ透過光の光路断面
    内に占める遮蔽部材の割合が増大するようにレンズまた
    は遮蔽部材を移動させる移動手段をさらに具備した自動
    調光装置において、移動手段が自動調光装置の温度に応
    じて熱膨張または熱収縮することによりレンズまたは遮
    蔽部材を移動させるようにした自動調光装置。
  2. 【請求項2】 光を集光するためのレンズを複数個設け
    てこれらレンズを互いに並列配置すると共に各レンズに
    入射する光の光路断面よりも光路断面が狭くなっている
    各レンズ透過光を遮蔽可能な遮蔽部材を具備し、該遮蔽
    部材により遮蔽されることなく進行するレンズ透過光の
    光量を減少させるべきときに該レンズ透過光の光路断面
    内に占める遮蔽部材の割合が増大するようにレンズ透過
    光の光路を変更させる光路変更手段をさらに具備した自
    動調光装置において、光路変更手段が自動調光装置の温
    度に応じて熱膨張または熱収縮することによりレンズ透
    過光の光路を変更させるようにした自動調光装置。
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