JP3136852U - ドリル穿孔深さ制御具 - Google Patents

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早川  茂
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株式会社常和製作所
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Abstract

【課題】肉厚の薄く加工時に撓み易い湾曲したワークに対して多数の孔を等しい深さに穿孔する装置のストッパーを提供する。
【解決手段】使用されるドリル28の長さよりも充分に短く、ドリルが中心軸線上に滑り嵌合可能なドリル挿入孔が設けてある円筒体10よりなり、その外周面からドリル挿入孔11に達するねじ孔が設けてあり、このねじ孔にセットスクリュー12が螺合させてあるドリル穿孔深さ制御具。
【選択図】図1

Description

部分円筒の半径方向に多数所望間隔で小さなダイ孔が穿孔されているロータリー型穿孔装置のダイシェルにおいて、前記各ダイ孔の内側を穿孔屑排除用の大径部を設けるときに用いるドリル穿孔装置のドリル穿孔深さ制御具に係わるものである。
従来切手の切取線を穿孔するダイシェル23を例に説明すれば、半径が約90mm、軸方向の長さが約600mm、ダイシェル23の肉厚は3〜4mm程度であり、ダイ孔10としての内径d1は0.9mm、穿孔屑排除用の大径部21は内径よりも次第に内側程内径の大きいテーパ形状であり、隣のダイ孔20との間隔寸法は1.48〜1.55mmと略統一されており、前記ダイの耐用期間は比較的短く(約2乃至3ケ月)、度々前記ダイシェル23を新しいものと交換するか、前記ダイ径周辺をカシメハンマーで叩き或いはカシメローラで押し潰し孔径を小さくして、矯正しなければならない。
従って前記ダイシェル23を新しく製造する場合、前記穿孔屑排除用の大径部21の深さを全部正確に等しい深さにしておかないと、一つでも深過ぎるものがあると前記加工時ないし矯正時にそのダイ径が規定寸法より大きくなり、全体として使用不能になる。
そこで本考案者は前記テーパ部分を1.4mmのストレート孔とし、ダイ孔10の深さ深くすることを試み、穿孔屑排除用の大径部21を形成するのに図2及び図3に示すような卓上ボール盤Aを使用し、ドリル挿入送り軸25にストッパー(図示していない)を設けて、ほゞ一定になるように制御した。或いは数値制御装置を用いドリル穿孔深さを調整した。図2においてはストッパー位置を調整するレバー26を操作し最適位置で固定ネジ27を締めて調整した。
しかしながら、ダイ孔20及び穿孔屑排除用の大径部21を明ける位置は部分円筒のダイシェル23の軸方向にも並んでいるため、卓上ボール盤のドリル回転部分を支持する水平方向の腕は相当に長く、また、ワークであるダイシェル23が円筒、殊に半円筒の場合は、図3に示すようにワークを円周方向に順次送るとワークの先端部分が卓上ボール盤の上部に接触するおそれがあり、卓上ボール盤の背丈の低いものを使用しなければならず、ドリル回転ヘッドの上下動ストッパー自体もボール盤本体から、水平方向に伸びる腕の先端部としなければならない。
更にダイシェル23自体も通常支持装置(図示していない)に片持ち支持されるため、ダイシェル23自体も撓む虞がある。
しかしながら前述のように狭隘な場所にボール盤の送り軸の可動範囲を定めるストッパーをボール盤本体に設け、これを正確に位置調整できるようにすることは極めて困難である。
また数値制御方式を採用するにしても、半円筒のワークの肉厚が薄く撓み易く、また円筒形の金属パイプを、半円筒に加工するときに加工時におこる残留歪み乃至は残留歪の開放により、正確な数学上の半円筒形状を保持させておくことは殆ど不可能であり、前記の数値制御方式では、理論値と現実のダイシェル23の形状差により正確な一定の深さに全ての穿孔屑排除用の大径部21の加工をすることはできなかった。
更に半円弧のダイシェル23はこれを加工時に支持する受けローラ32との間に前記のダイシェル23の歪み、撓みなどにより、隙間が出来ることもあり、数値制御や従来のドリル挿入送り軸25だけの制御では、全ての穿孔屑排除用孔の深さを一定にすることはできなかった。
実開平5−056396号公開実用新案公報
この考案はドリル送り軸の可限位置を制御するストッパーをボール盤本体に設けることなく、全く異なる方式を市場に提供するものである。
前記の課題を達成するために、この考案は使用されるドリルの長さよりも充分に短く前記のドリルがその中心軸線上に滑り嵌合可能なドリル挿入孔が設けてある円筒体よりなり、その中間の外周面から中心孔に向けてねじ孔が設けてあり、このねじ孔にセットスクリューが螺合させてあることを特徴とするドリル穿孔深さ制御具とする。
また前記課題を達成するために、前記のドリル穿孔深さ制御具の円筒体は摩擦係数の少ないフッソ樹脂乃至これを主材とするエンジニアリングプラスチックの成形品よりなることを特徴とする。
前述の通りに構成するこの考案のものにおいては、すべての請求項記載の考案においてこの制御具を直接ドリルに嵌合し、ドリル先端から円筒体の下面に当たるまでの寸法を所望の寸法に合わせて、セットスクリューによって、ストッパーをドリルに固定して、ボール盤を使用するとき、前記のストッパー制御具下面がワークたるダイシェル内面に当たるまでドリルを挿入すれば、穿孔すべき孔の深さは一定となり、ワークの歪み乃至は撓みや真円度の誤差、ボール盤のドリル送り軸のラックとこれを上下動させるピニオンとのバックラッシュなどによるドリル送り軸の送り寸法に差が生じたとしても穿孔深さは正確に一定となる。
またこのストッパーはドリルの直径方向への曲がりや座屈をも阻止する効果を奏する。
請求項2項記載の考案においては、前記円筒体がフッソ樹脂である場合はダイシェルと制御具がその加工終端に於いて接触して摩擦するが、その摩擦係数が小さく,また磨耗係数も小さいから加工中に再三ダイシェルと接触しても円筒体の損耗は少ない。また接触時の動力損失も無視可能な小さな値である。
10は円筒形10、その中心部のドリル挿入孔11の内径d1は丁度使用されるドリル28の外径に滑り嵌合される寸法としてあり、外径d2は、凡そ内径d2の3倍乃至10倍としてある。また軸方向の長さは、内径d1の10乃至20倍としてある。
前記の寸法比は一例であり、要はセットスクリュー12によってドリル28に固定でき、穿孔作業に支障がないものであればどのような寸法比であってもこの考案としては同一である。
材質としては、摩擦係数が小さいフッ素樹脂若しくはフッ素と他の樹脂との混合体で代表されるエンジニアリングプラスチックが好ましい。
セットスクリュー12は、180°位相を異にし、回転対称に設け、ダイナミックバランスを保つように設ける場合もある。
図中29はドリル28を送り込む送りレバー、30はドリル軸25を回転させる回転モータ、A1はこの考案に用いる卓上ボール盤であり、背が低く、ダイシェル23の内側に挿入可能な形状にしてある。回転モータも加工されるダイシェル23の内側に挿入可能にしてあり、図4においてドリル軸25は前記ダイシェル23が当たらない位置の本体部に設けた回転モータと伝動ベルト31で駆動するように設けてある。24は穿孔屑である。
切手、証紙、ワッペンなどの切取線を設けるロータリー型の穿孔装置の用いられるダイシェルの加工に使用可能である。
ストッパーをドリルに付けた状態の加工中の縦断面図である。 ダイシェル加工中の従来の卓上ボール盤の正面略図である。 従来の卓上ボール盤の側面略図である。 従来のダイシェルとパンチに依る穿孔時の一部拡大断面図である。
符号の説明
10 円筒体
11 ドリル挿入孔
12 セットスクリュー
28 ドリル

Claims (2)

  1. 使用されるドリルの長さよりも充分に短く前記のドリルが中心軸線上に滑り嵌合可能なドリル挿入孔が設けてある円筒体よりなり、その外周面からドリル挿入孔に達するねじ孔が設けてあり、このねじ孔にセットスクリューが螺合させてあることを特徴とするドリル穿孔深さ制御具。
  2. 前記の円筒体は摩擦係数の小さいフッソ樹脂乃至これを主材とするエンジニアリングプラスチックの成形品としてあることを特徴とする請求項1記載のドリル穿孔深さ制御具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113954171A (zh) * 2021-10-25 2022-01-21 安徽信息工程学院 一种可调节式钻孔辅助装置

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