JP3136818B2 - 電子式スロットル駆動装置 - Google Patents

電子式スロットル駆動装置

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JP3136818B2
JP3136818B2 JP05005129A JP512993A JP3136818B2 JP 3136818 B2 JP3136818 B2 JP 3136818B2 JP 05005129 A JP05005129 A JP 05005129A JP 512993 A JP512993 A JP 512993A JP 3136818 B2 JP3136818 B2 JP 3136818B2
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用エンジンの電
子式スロットル駆動装置に関し、特にその安全機構に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子式スロットル駆動装置として
は、例えば特開平2−30933号公報に示されるもの
が挙げられる。これは、非通電時に連結状態であるノー
マルクローズタイプの第1の電磁クラッチと、非通電時
に開放状態であるノーマルオープンタイプの第2の電磁
クラッチとを有し、アクセルペダルとスロットルバルブ
との連結系統中に第1の電磁クラッチを介装し、モータ
とスロットルバルブとの連結系統中に第2の電磁クラッ
チを介装したものである。
【0003】これによれば、正常時には、第1及び第2
の電磁クラッチへ通電することにより、モータでスロッ
トルバルブを開閉し、異常時には、第1及び第2の電磁
クラッチへの通電を遮断することにより、アクセルペダ
ルで直接スロットルバルブを開閉して走行が可能とな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の効果
は、2つの電磁クラッチが正常に動作することを前提と
したものであり、第1の電磁クラッチが故障して連結状
態のままになっているにもかかわらず、第2の電磁クラ
ッチに通電された場合には、双方の電磁クラッチとも連
結状態になり、モータとスロットルバルブとアクセルペ
ダルの三者が同時に連動して動作してしまうために、ア
クセルペダルに反力を及ぼしたり、スロットル制御の方
法によっては、制御系が発散して、スロットルバルブが
開いたままになる場合もあり得る。具体的には、例えば
モータによりアクセルペダルの開度(踏込み量)に対応
したスロットル開度に制御する場合、このモータがスロ
ットルバルブを開くときにアクセルペダルに対し開方向
に力を及ぼしてアクセルペダルの開度を増大させ、モー
タによりさらにスロットルバルブを開いてしまうことが
あり得る。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に鑑
み、2つの電磁クラッチが共に連結状態となってしまっ
た場合にもフェイルセーフを行うことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、非
通電時に連結状態、通電時に開放状態となる第1の電磁
クラッチと、非通電時に開放状態、通電時に連結状態と
なる第2の電磁クラッチとを有し、アクセルペダルとス
ロットルバルブとの連結系統中に第1の電磁クラッチを
介装し、モータとスロットルバルブとの連結系統中に第
2の電磁クラッチを介装した電子式スロットル駆動装置
において、下記(1)かつ(2)、又は(1)かつ
(3)の構成とする。
【0007】(1)アクセルペダルとスロットルバルブ
との連結系統中に、スロットルバルブ側からアクセルペ
ダル側へのスロットルバルブ開方向の動きを伝達しない
連結器を設ける。 (2)スロットルバルブの開度を検出するスロットル開
度検出手段と、前記連結器を介在してアクセルペダルの
開度を間接的に検出するアクセル開度検出手段と、スロ
ットルバルブの開度とアクセルペダルの開度とが所定時
間以上連続して一致している場合に、少なくとも第2の
電磁クラッチへの通電を強制的に停止する手段とを設け
る。
【0008】(3)アクセルペダルの開度を直接的に検
出する第1のアクセル開度検出手段と、前記連結器を介
在してアクセルペダルの開度を間接的に検出する第2の
アクセル開度検出手段と、これら2つのアクセルペダル
の開度が所定時間以上連続して不一致である場合に、少
なくとも第2の電磁クラッチへの通電を強制的に停止す
る手段とを設ける。
【0009】
【作用】上記(1)の構成においては、アクセルペダル
とスロットルバルブとの間の第1の電磁クラッチが連結
状態で固着している場合、第2の電磁クラッチに通電さ
れると、双方の電磁クラッチとも連結状態になるが、連
結器がスロットルバルブ側からアクセルペダル側へのス
ロットルバルブ開方向の動きを伝達しないために、これ
によってアクセル開度が増大することはなく、制御系の
発散によりスロットルバルブが必要以上に開くことを防
止できる。
【0010】そして、上記(1)に加え、上記(2)の
構成を備えることで、第1の電磁クラッチが連結状態で
固着して、双方の電磁クラッチとも連結状態になる場
合、スロットル開度の変化量と、連結器を介在して検出
されるアクセル開度の変化量ととが完全に一致するの
で、所定時間以上これらが一致したことを検出して、第
2の電磁クラッチへの通電を停止しこれを開放すること
により、双方の電磁クラッチとも連結状態になることを
確実に回避できる。
【0011】又は、上記(1)に加え、上記(3)の構
成を備えることで、第1の電磁クラッチが連結状態で固
着して、双方の電磁クラッチとも連結状態となる場合、
連結器の前後で検出される第1のアクセル開度と第2の
アクセル開度との間にずれを生じるので、これを検出し
て、第2の電磁クラッチへの通電を停止しこれを開放す
ることにより、双方の電磁クラッチとも連結状態になる
ことを確実に回避できる。
【0012】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。ここで述
べる実施例は、前述したタイプの電子式スロットル駆動
装置を用い、モータによるスロットル制御として、アク
セルを踏まない状態での自動定車速制御(ASCD制
御)と、アクセルを踏んだ状態での駆動力特性味付け制
御(アクセルバイワイヤ制御)との双方を行う際に、安
全性を確保できるようにしたシステムである。
【0013】先ず第1の実施例について図1〜図5に基
づいて説明する。図1は電子式スロットル駆動装置の構
造を示す。スロットルバルブ1には、そのバルブシャフ
ト2に、スロットルバルブ1を閉方向に付勢するスロッ
トルバルブ用リターンスプリング3を作用させてある。
スロットルバルブ1のバルブシャフト2の一端部には、
アクセルペダル4(図2参照)にワイヤ5及び該ワイヤ
5中に設けた後述する連結器13を介して連結したアクセ
ルドラム6を回転自在に支承させてある。アクセルドラ
ム6にはこれを閉方向に付勢するアクセルドラム用リタ
ーンスプリング7を作用させてある。
【0014】そして、アクセルドラム6とバルブシャフ
ト2との間に、第1の電磁クラッチ8を介装してある。
第1の電磁クラッチ8は、アクセルドラム6に取付けた
クラッチ板8aと、バルブシャフト2と一体に回動し軸
方向にスライド可能なクラッチ板8bとを備える。この
第1の電磁クラッチ8では、クラッチ板8bがクラッチ
板8aとの連結方向にスプリング8cで常時付勢されて
いて、コイル8dへの非通電時に連結状態、通電時に開
放状態となる(ノーマルクローズ)。
【0015】また、スロットルバルブ1のバルブシャフ
ト2の他端部には、DCモータ9により減速ギヤ10を介
して駆動されるモータドラム11を回転自在に支承させて
ある。そして、モータドラム11とバルブシャフト2との
間に、第2の電磁クラッチ12を介装してある。
【0016】第2の電磁クラッチ12は、モータドラム11
に取付けたクラッチ板12aと、バルブシャフト2と一体
に回動し軸方向にスライド可能なクラッチ板12bとを備
える。この第2の電磁クラッチ12では、クラッチ板12b
がクラッチ板12aとの開放方向にスプリング12cで常時
付勢されていて、コイル12dへの非通電時に開放状態、
通電時に連結状態となる(ノーマルオープン)。
【0017】連結器13は、アクセルペダル4とスロット
ルバルブ1との連結系統中、ここではアクセルペダル4
とアクセルドラム6との間のワイヤ5中に設けられ、互
いに引っ張り合う方向にのみ係合する一対の係合部材に
より、アクセルペダル4側からアクセルドラム6側への
スロットルバルブ開方向への動きを伝達するが、アクセ
ルドラム6側からアクセルペダル4側へのスロットルバ
ルブ開方向の動きを伝達しないようになっている。
【0018】又は、図3に変形態様示すように、アク
セルペダル4とワイヤ5との連結部を互いに引っ張り合
う方向にのみ係合する構造とすることにより、連結器13
を構成し、アクセルペダル4側からワイヤ5側へのスロ
ットルバルブ開方向への動きを伝達するが、ワイヤ5側
からアクセルペダル4側へのスロットルバルブ開方向の
動きを伝達しないようにしてもよい。
【0019】さらに、第1のアクセル開度検出手段とし
て、アクセルペダル4の開度(踏込み量)を直接的に計
測するポテンショメータ式の第1のアクセルセンサ21
(図2参照)を配置してある。また、第2のアクセル開
度検出手段として、連結器13を介在してアクセルペダル
4の開度を間接的に検出すべく、アクセルドラム6の回
転角を計測するポテンショメータ式の第2のアクセルセ
ンサ22を配置してある。
【0020】さらにまた、スロットル開度検出手段とし
て、スロットルバルブ1の開度(回転角)を計測するポ
テンショメータ式のスロットルセンサ23を配置してあ
る。図2はシステム構成を示す。上記の電子式スロット
ル駆動装置(DCモータ9、第1及び第2の電磁クラッ
チ8,12)は、スロットルコントロールモジュール30に
より駆動され、このスロットルコントロールモジュール
30には下記の21〜28のセンサ・スイッチから信号が入力
されている。
【0021】21,22はアクセルセンサであり、それぞれ
アクセル開度Acc1,Acc2をポテンショメータの出力
電圧によって検出する。ここで、第1のアクセルセンサ
21により検出されるアクセル開度Acc1はアクセルペダ
ル4の開度を直接的に検出した第1のアクセル開度であ
り、第2のアクセルセンサ22により検出されるアクセル
開度Acc2は連結器13を介在してアクセルペダル4の開
度を間接的に検出した第2のアクセル開度である。
【0022】23はスロットルセンサであり、スロットル
開度Tvoをポテンショメータの出力電圧によって検出す
る。24は車速センサであり、トランスミッション出力軸
に設けられた電磁ピックアップ等により車速Vspに比例
した周波数のパルス信号を出力する。25は自動定車速制
御(ASCD制御)の開始を指示するASCD用セット
スイッチである。
【0023】26は自動定車速制御(ASCD制御)の解
除を指示するASCD用キャンセルスイッチである。27
はアクセルペダル4の非操作時のみオフされるアクセル
リミットスイッチである。尚、これは第1のアクセルセ
ンサ21に内蔵される。28はブレーキペダル(図示せず)
の非操作時のみオンされるブレーキリミットスイッチで
ある。
【0024】スロットルコントロールモジュール30は、
下記の31〜34のブロックから構成される。31はワンチッ
プマイコンであり、CPU、ROM、RAM、A/Dポ
ート、デジタルポート、各種タイマー等を内蔵してい
る。このマイコン31は、システム正常時には、第1及び
第2の電磁クラッチ8,12への通電を指示するCLUT
CH信号を出力し、さらに、各種センサ・スイッチ信号
に基づいて目標スロットル開度を演算し、実スロットル
開度がこの目標スロットル開度に一致するように、DC
モータ9の正逆回転方向を指示するDIR信号、DCモ
ータ9の駆動電流を指示するDUTY信号を出力する。
【0025】また、システム故障時には、モータ制御信
号(DIR,DUTY)及びクラッチ制御信号(CLU
TCH)を初期化、すなわちモータ駆動電流及びクラッ
チ駆動電流の遮断を指示する出力を行い、DCモータ9
によるスロットル制御からアクセルペダル4によるスロ
ットル直接駆動に移行させる。32はDCモータ駆動回路
であり、マイコン31からのモータ制御信号(DIR,D
UTY)に基づいて、DCモータ駆動用ブリッジ回路の
対角位置にあるどちらか一組のパワートランジスタのみ
がオン状態となるようにして、モータ駆動電流及び電流
方向を制御する。
【0026】33は自己保持リレー回路であり、ASCD
用セットスイッチ25が押されて初めてオン状態となり、
以降キャンセルスイッチ26が押されるか又はブレーキペ
ダルが踏まれてブレーキリミットスイッチ28がオフとな
るか又はイグニッションスイッチ(図示せず)がオフさ
れるまで、オン状態を保持する。このような機能の回路
は公知であり、具体的回路構成は従来例に従う。
【0027】34は電磁クラッチ駆動回路であり、マイコ
ン31からのクラッチ制御信号(CLUTCH)に基づい
て、パワートランジスタをオン・オフする。このパワー
トランジスタと、第1の電磁クラッチ8(詳しくはその
電磁コイル8d)と、第2の電磁クラッチ12(詳しくは
その電磁コイル12d)とは、直列に接続されている。す
なわち、第1及び第2の電磁クラッチ8,12の双方の電
磁コイルを直列に結線して、単一の駆動回路34により駆
動電圧を直列に印加する回路構成としてある。また、結
線に際し、第1の電磁クラッチ8を電源側、第2の電磁
クラッチ12をグランド側に配置してある。
【0028】図4及び図5のフローチャートは、スロッ
トルコントロールモジュール30のマイコン31の行う制御
動作を示し、一定(例えば10msec)の周期で実行され
る。P1(図4)では、センサ・スイッチ信号等に基づ
いてシステムの診断を行い、システム故障(電気的故
障)の有無を確認する。P2では、P1の結果に基づい
て、システム故障があればP12へ進み、正常であればP
3へ進む。
【0029】P3では、後述するクラッチ故障判定(P
4〜P11)により故障時に1にセットされるフラグスイ
ッチF2modeの値より、クラッチ故障中であるかを判断
し、F2mode=1(故障中)であればP12へ進み、F2
mode=0であればP4へ進む。P4では、第2のアクセ
ルセンサ22からの信号に基づいて第2のアクセル開度A
cc2を読込み、次のP5では、スロットルセンサ23から
の信号に基づいてスロットル開度Tvoを読込む。そし
て、P6へ進む。
【0030】P6では、第2のアクセル開度Acc2とス
ロットル開度Tvoとが一致しているかどうかを判断し、
一致してなければP7へ進んで、一致時間計時用タイマ
ーを非作動にすべく、フラグスイッチF1mode=0をセ
ットした後、P13(図5)へ進む。一致している場合
は、P8へ進む。P8では、一致時間計時用タイマーが
作動中であるかをフラグスイッチF1modeの値より判断
し、F1mode=0(タイマー非作動中)であればP9へ
進んで、一致時間計時用タイマーを作動させるべく、フ
ラグスイッチF1mode=1をセットした後、P13(図
5)へ進む。尚、フラグスイッチF1mode=1をセット
すると、一致時間計時用タイマーの値TIMEが所定値
にセットされ、以降時間経過と共に減算される。F1mo
de=1(タイマー作動中)の場合は、P10へ進む。
【0031】P10では、一致時間計時用タイマーの値T
IMEより一致状態で所定時間経過したかを判断する。
所定時間経過していない場合(TIME>0の場合)
は、P13(図5)へ進む。所定時間経過した場合(TI
ME=0の場合)は、第1の電磁クラッチ8の固着とみ
なし、P11へ進んでクラッチ故障判定フラグスイッチF
2mode=1をセットした後、P12へ進む。
【0032】従って、故障時(システム故障時又はクラ
ッチ故障時)は、P12へ進むことになる。P12では、モ
ータ制御信号(DIR,DUTY)及びクラッチ制御信
号(CLUTCH)をゼロに初期化する。そして、後述
するP24(図5)に進んで、出力をオフとする。これに
より、DCモータ9への駆動電流が断たれて回転停止す
ると共に、第1及び第2の電磁クラッチ8,12への通電
が遮断されて、第1の電磁クラッチ8が連結状態、第2
の電磁クラッチ12が開放状態となり、DCモータ9によ
るスロットル制御からアクセルペダル4によるスロット
ル直接駆動に移行する。
【0033】一方、正常時は、P13(図5)へ進むこと
になる。P13(図5)では、車速センサ5からの信号に
基づいて車速Vspを計算する。そして、P14へ進む。P
14では、今までASCD制御中であったか若しくはアク
セルバイワイヤ制御中であったかをフラグスイッチF3
modeの値より判断する。F3mode=1(アクセルバイワ
イヤ制御中)であればP15に進み、F3mode=0(AS
CD制御中)であればP18へ進む。
【0034】アクセルバイワイヤ制御中、P15では、A
SCD制御の開始を指示するセットスイッチ25がオンさ
れたかを判断する。オンされていればASCD制御の開
始のためP16へ進み、そうでなければアクセルバイワイ
ヤ制御の続行のためP22へ進む。ASCD制御に移る場
合、P16では、フラグスイッチF3mode=0をセット
し、次のP17で、現在の車速Vsp0 を目標車速Vspr と
して記憶する。そして、P20へ進む。
【0035】P20では、ASCD制御の演算を行う。す
なわち、PID制御等の公知の制御手法を用いて、現在
の車速Vsp0 と目標車速Vspr との車速偏差(Vspr −
Vsp 0 )から目標スロットル開度Tvor を演算する。そ
して、P23へ進む。P23では、スロットルサーボ制御の
演算を行う。すなわち、PID制御等の公知の制御手法
を用いて、現在のスロットル開度Tvo0 と目標スロット
ル開度Tvor とのスロットル開度偏差(Tvor −Tv
o0 )に基づいて、モータ回転方向を指示するDIR信
号及びモータ駆動電流を指示するDUTY信号を演算す
る。そして、P24へ進む。
【0036】P24では、マイコン31の所定のI/Oレジ
スタに前記のDIR,DUTYを書込み、これらを出力
する。ASCD制御中、P18では、ASCD制御の解除
を指示するキャンセルスイッチ26がオンされたかを判断
する。オンされていればアクセルバイワイヤ制御の開始
のためP21へ進み、そうでなければP19へ進む。
【0037】P19では、ブレーキリミットスイッチ28の
オン・オフからブレーキペダルが踏まれたかどうかを判
断する。ブレーキペダルが踏まれていればアクセルバイ
ワイヤ制御の開始のためP21へ進み、そうでなければA
SCD制御の続行のためP20へ進む。アクセルバイワイ
ヤ制御に移る場合、P21では、フラグスイッチF3mode
=1をセットする。そして、P22へ進む。
【0038】P22では、アクセルバイワイヤ制御の演算
を行う。すなわち、エンジンや車両の特性を考慮して予
め定めたアクセル開度−スロットル開度対応マップに基
づいて、実際のアクセル開度Accから目標スロットル開
度Tvor を演算する。そして、P23のスロットルサーボ
制御の演算、P24の出力へと進む。このように、正常時
は、第1及び第2の電磁クラッチ8,12へ通電されて、
第1の電磁クラッチ8が開放状態、第2の電磁クラッチ
12が連結状態となり、DCモータ9によるスロットル制
御(ASCD制御又はアクセルバイワイヤ制御)がなさ
れる。
【0039】本実施例においては、第1の電磁クラッチ
8が連結状態で固着していて、この状態で、第2の電磁
クラッチ8に通電されて、双方の電磁クラッチ8,12と
も連結状態になった場合を考えると、連結器13がスロッ
トルバルブ1側からアクセルペダル4側へのスロットル
バルブ開方向の動きを伝達しないために、DCモータ9
の駆動力によってアクセルペダル4をスロットルバルブ
開方向へ動作させることはできないので、これによって
アクセルペダル4の開度が増大することはなく、制御系
の発散によりスロットルバルブ1が必要以上に開くこと
を防止できる。
【0040】また、スロットルバルブ1の開度を検出す
るスロットルセンサ23と、連結器13を介在してアクセル
ペダル4の開度を間接的に検出する第2のアクセルセン
サ22とを設けて、検出されたスロットルバルブ1の開度
とアクセルペダル4の開度とが所定時間以上連続して一
致していると、故障とみなして第1及び第2の電磁クラ
ッチ8,12への通電を強制的に停止するので、第1の電
磁クラッチ8のみ連結状態となる。尚、スロットルコン
トロールモジュール30(P3〜P12)が、スロットルバ
ルブの開度とアクセルペダルの開度とが所定時間以上連
続して一致している場合に、少なくとも第2の電磁クラ
ッチへの通電を強制的に停止する手段に相当する。
【0041】次に第2の実施例について説明する。第1
の実施例とシステムの構成(図1〜図3)は同一であ
り、スロットルコントロールモジュール30のマイコン31
による第1の電磁クラッチ8が連結状態で固着したこと
の検出方法のみが異なる。図6及び図7のフローチャー
トは、第2の実施例の場合のスロットルコントロールモ
ジュール30のマイコン31の行う制御動作を示し、一定
(例えば10msec)の周期で実行される。
【0042】P1(図6)では、センサ・スイッチ信号
等に基づいてシステムの診断を行い、システム故障(電
気的故障)の有無を確認する。P2では、P1の結果に
基づいて、システム故障があればP12へ進み、正常であ
ればP3へ進む。P3では、後述するクラッチ故障判定
(P4’〜P11)により故障時に1にセットされるフラ
グスイッチF2modeの値より、クラッチ故障中であるか
を判断し、F2mode=1(故障中)であればP12へ進
み、F2mode=0であればP4’へ進む。
【0043】P4’では、第1のアクセルセンサ21から
の信号に基づいて第1のアクセル開度Acc1を読込み、
次のP5’では、第2のアクセルセンサ22からの信号に
基づいて第2のアクセル開度Acc2を読込む。そして、
P6’へ進む。P6’では、第2のアクセル開度Acc2
と第1のアクセル開度Acc1との差(Acc2−Acc1)
が所定値以上か否かを判断し、Acc2−Acc1≧所定値
の条件を満たしていなければP7へ進んで、不一致時間
計時用タイマーを非作動にすべく、フラグスイッチF1
mode=0をセットした後、P13(図7)へ進む。Acc2
−Acc1≧所定値の条件を満たしている場合(不一致の
場合)は、P8へ進む。
【0044】P8では、不一致時間計時用タイマーが作
動中であるかをフラグスイッチF1modeの値より判断
し、F1mode=0(タイマー非作動中)であればP9へ
進んで、不一致時間計時用タイマーを作動させるべく、
フラグスイッチF1mode=1をセットした後、P13(図
7)へ進む。尚、フラグスイッチF1mode=1をセット
すると、不一致時間計時用タイマーの値TIMEが所定
値にセットされ、以降時間経過と共に減算される。F1
mode=1(タイマー作動中)の場合は、P10へ進む。
【0045】P10では、不一致時間計時用タイマーの値
TIMEより不一致状態で所定時間経過したかを判断す
る。所定時間経過していない場合(TIME>0の場
合)は、P13(図7)へ進む。所定時間経過した場合
(TIME=0の場合)は、第1の電磁クラッチ8の固
着とみなし、P11へ進んでクラッチ故障判定フラグスイ
ッチF2mode=1をセットした後、P12へ進む。
【0046】従って、故障時(システム故障時又はクラ
ッチ故障時)は、P12へ進むことになる。P12では、モ
ータ制御信号(DIR,DUTY)及びクラッチ制御信
号(CLUTCH)をゼロに初期化する。そして、P24
(図7)に進んで、出力をオフとする。これにより、D
Cモータ9への駆動電流が断たれて回転停止すると共
に、第1及び第2の電磁クラッチ8,12への通電が遮断
されて、第1の電磁クラッチ8が連結状態、第2の電磁
クラッチ12が開放状態となり、DCモータ9によるスロ
ットル制御からアクセルペダル4によるスロットル直接
駆動に移行する。
【0047】一方、正常時は、P13(図5)へ進むこと
になる。これ以降の流れ(P13〜P24)は第1の実施例
と同じであるので、説明を省略する。本実施例において
は、アクセルペダル4の開度を直接的に検出した第1の
アクセル開度Acc1と、連結器13を介在してアクセルペ
ダル4の開度を間接的に検出した第2のアクセル開度A
cc1とを別々に計測して比較し、不一致の状態が所定時
間以上継続した場合、第1の電磁クラッチ8が連結状態
で固着したとみなして、少なくとも第2の電磁クラッチ
12への通電を強制的に停止するので、第1の電磁クラッ
チ8が連結状態で固着しても、第2の電磁クラッチ12が
強制的に開放状態となる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ア
クセルペダルとスロットルバルブとの連結系統中にノー
マルクローズタイプの第1の電磁クラッチを介装し、モ
ータとスロットルバルブとの連結系統中にノーマルオー
プンタイプの第2の電磁クラッチを介装した電子式スロ
ットル駆動装置において、アクセルペダルとスロットル
バルブとの連結系統中に連結器を設けて、スロットルバ
ルブ側からアクセルペダル側へのスロットルバルブ開方
向の動きを伝達しないようにしたので、第1の電磁クラ
ッチが連結状態で固着しても、モータからの力でアクセ
ルペダルの開度が増大することはなく、制御系の発散に
よりスロットルバルブが必要以上に開くことを防止でき
る。
【0049】また、スロットルバルブの開度と、連結器
を介在して間接的に検出したアクセルペダルの開度とが
所定時間以上連続して一致している場合に、故障とみな
して少なくとも第2の電磁クラッチへの通電を強制的に
停止することにより、第1の電磁クラッチが連結状態で
固着しても、第2の電磁クラッチが強制的に開放状態に
なる。
【0050】また、直接的に検出した第1のアクセル開
度と、連結器を介在して間接的に検出したアクセルペダ
ルの開度とが所定時間以上連続して不一致である場合
に、故障とみなして少なくとも第2の電磁クラッチへの
通電を強制的に停止することにより、第1の電磁クラッ
チが連結状態で固着しても、第2の電磁クラッチが強制
的に開放状態になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例を示す電子式スロット
ル駆動装置の構造図
【図2】 同上実施例のシステム構成図
【図3】 連結器の変形態様を示す図
【図4】 同上実施例の制御内容を示すフローチャート
【図5】 図4の続きのフローチャート
【図6】 第2の実施例の制御内容を示すフローチャー
【図7】 図6の続きのフローチャート
【符号の説明】
1 スロットルバルブ 2 バルブシャフト 4 アクセルペダル 5 ワイヤ 6 アクセルドラム 8 第1の電磁クラッチ 9 DCモータ 11 モータドラム 12 第2の電磁クラッチ 13 連結器 21 第1のアクセルセンサ 22 第2のアクセルセンサ 23 スロットルセンサ 30 スロットルコントロールモジュール 31 ワンチップマイコン 32 DCモータ駆動回路 34 電磁クラッチ駆動回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−276144(JP,A) 特開 平3−281963(JP,A) 特開 平3−61656(JP,A) 特開 昭61−54329(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 9/00 - 11/10 F02D 41/00 - 45/00 395

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非通電時に連結状態、通電時に開放状態と
    なる第1の電磁クラッチと、非通電時に開放状態、通電
    時に連結状態となる第2の電磁クラッチとを有し、アク
    セルペダルとスロットルバルブとの連結系統中に第1の
    電磁クラッチを介装し、モータとスロットルバルブとの
    連結系統中に第2の電磁クラッチを介装した電子式スロ
    ットル駆動装置において、 アクセルペダルとスロットルバルブとの連結系統中に、
    スロットルバルブ側からアクセルペダル側へのスロット
    ルバルブ開方向の動きを伝達しない連結器を設ける一
    方、 スロットルバルブの開度を検出するスロットル開度検出
    手段と、前記連結器を介在してアクセルペダルの開度を
    間接的に検出するアクセル開度検出手段と、スロットル
    バルブの開度とアクセルペダルの開度とが所定時間以上
    連続して一致している場合に、少なくとも第2の電磁ク
    ラッチへの通電を強制的に停止する手段とを 設けたこと
    を特徴とする電子式スロットル駆動装置。
  2. 【請求項2】非通電時に連結状態、通電時に開放状態と
    なる第1の電磁クラッチと、非通電時に開放状態、通電
    時に連結状態となる第2の電磁クラッチとを有し、アク
    セルペダルとスロットルバルブとの連結系統中に第1の
    電磁クラッチを介装し、モータとスロットルバルブとの
    連結系統中に第2の電磁クラッチを介装した電子式スロ
    ットル駆動装置において、 アクセルペダルとスロットルバルブとの連結系統中に、
    スロットルバルブ側からアクセルペダル側へのスロット
    ルバルブ開方向の動きを伝達しない連結器を設ける一
    方、 アクセルペダルの開度を直接的に検出する第1のアクセ
    ル開度検出手段と、前記連結器を介在してアクセルペダ
    ルの開度を間接的に検出する第2のアクセル開度検出手
    段と、これら2つのアクセルペダルの開度が所定時間以
    上連続して不一致である場合に、少なくとも第2の電磁
    クラッチへの通電を強制的に停止する手段とを設けたこ
    とを特徴とする 電子式スロットル駆動装置。
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