JP3136710B2 - 効果付加装置 - Google Patents

効果付加装置

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JP3136710B2 JP03312811A JP31281191A JP3136710B2 JP 3136710 B2 JP3136710 B2 JP 3136710B2 JP 03312811 A JP03312811 A JP 03312811A JP 31281191 A JP31281191 A JP 31281191A JP 3136710 B2 JP3136710 B2 JP 3136710B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子弦楽器などに用い
られる効果付加装置に係り、更に詳しくは、バイオリン
音のような楽音を発生させることのできる、いわゆるバ
イオリン奏法のエフェクトを付加するための効果付加装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、弦楽器、特にエレキギターな
どにおいて、静かな曲を演奏するときに、アタックの鈍
いゆっくりとしたエンベロープのかかった音を発生させ
る奏法が知られている。
【0003】この奏法は、1960年代頃からプロのギ
タリストが使い始めたものであり、演奏者は、弦を弾く
と同時に、指又は手のひらで演奏ボリウムを音を大きく
する方向に回してから逆に戻す操作を行うことにより、
鈍いアタックの音色を発生させることができる。そし
て、この操作によって発生される音が、ちょうどバイオ
リンのようなアタックの鈍い音色に聞えるところから、
「バイオリン奏法」と呼ばれている。
【0004】このバイオリン奏法は、弾弦と同時にボリ
ウムを操作しなければならず、初心者には演奏が難しか
ったため、このような奏法を用いなくとも弾弦操作だけ
でバイオリンのような音を生成できる効果付加装置が望
まれていた。
【0005】このような楽音を電子的に生成するための
効果付加方式として、次のような従来方式が知られてい
る。即ち、従来の効果付加方式では、図14(a) に示さ
れるような弾弦時の入力波形がカットオフ周波数の極め
て低いローパスフィルタに入力されることにより図14
(b) に示されるようなエンベロープ波形が生成され、こ
のエンベロープ波形と図14(a) の元の入力波形とが乗
算されることにより図14(c) に示されるようなアタッ
クの鈍いエンベロープがかかった出力波形が楽音波形と
して得られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来方式は、ア
ナログ回路によって実現することができるが、フィルタ
回路と乗算回路が必要なために回路規模が大きくなって
しまう。そのため、上述のようなフィルタ演算と乗算に
よる効果付加処理を、ディジタル信号プロセッサ(DS
P)などのディジタル回路で実現することが考えられ
る。
【0007】しかし、図14(b) に示されるようなエン
ベロープ波形を得るべく、前述したようにカットオフ周
波数の極めて低いローパスフィルタの演算を実現するに
は、次数の低いディジタルフィルタ演算を実行するのが
最も適切だが、その場合、フィルタ係数の値を大きくし
なければならず、DSPなどにおいて桁あふれが発生し
てしまい、それを防ぐために非常に複雑な処理が必要と
なって、結果的に回路規模の増大とコストアップを招い
てしまうという問題点を有している。
【0008】逆に、上述のようなローパスフィルタの演
算を次数の高いディジタルフィルタ演算で代用させよう
とした場合には、フィルタ演算を実現するプログラムの
ステップ数が増大してしまい、やはりDSPなどに大き
な負担がかかってしまうという問題点を有している。
【0009】更に、エレキギターなどにおいては、バイ
オリンと違って演奏者が連続して速弾きを行う場合があ
る。例えば、静かな曲調だが比較的テンポの速い曲を演
奏するような場合である。
【0010】このような演奏が行われる場合に上述した
ような従来方式による効果付加処理が適用されると、前
に弾いた音のエンベロープが十分に立ち下がらないうち
に次のエンベロープがゆっくりと立ち上がることにな
り、エンベロープ波形が混ざりあってしまって十分なバ
イオリン奏法のエフェクトがかからなくなってしまうと
いう問題点を有している。
【0011】このとき、アタック部ではエンベロープが
ゆっくり立ち上がっても、リリース部ではエンベロープ
が比較的短い時間で立ち下がるようにしてやればよい
が、前述したようなローパスフィルタを用いた従来の効
果付加方式では、そのような制御は実現することはでき
ない。
【0012】本発明の課題は、簡単なディジタル信号処
理によって入力する楽音波形に対してバイオリン奏法の
エフェクトを付加することを可能とし、かつ、連続した
速弾きなどの演奏が行われる場合でもバイオリン奏法の
エフェクトを十分にかけることを可能とすることにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、まず、順次入
力する音響波形データのピークレベルをホールドするピ
ークホールド手段を有する。同手段は、例えばピークホ
ールド値を、所定の時定数で減衰させながら順次入力さ
れる音響波形データの値とを比較し、音響波形データの
値がピークホールド値より大きくなった場合にそのピー
クホールド値を音響波形データの値によって置き換え、
そのようにして順次得られるピークホールド値を音響波
形データのピークレベルとしてホールドする回路であ
る。
【0014】次に、ピークホールド手段において順次ホ
ールドされるピークレベルの値が第1の所定値以上の値
に変化した以後に第1のレートでレベルが上昇し、ピー
クレベルの値が第2の所定値以下の値に変化したら、そ
れ以後に第2のレートで値0までレベルが下降するエン
ベロープデータを作成するエンベロープ作成手段を有す
る。このとき上昇側の所定値と下降側の所定値は同じ値
でも異なる値でもよく、また、第1のレート、第2のレ
ートは、それぞれ時間的に変化するような値を有しても
よい。
【0015】そして、エンベロープ作成手段からのエン
ベロープデータと前記音響波形データとを乗算して出力
する乗算手段を有する。上述の本発明の構成において、
エンベロープ作成手段における第1のレートと第2のレ
ートとをそれぞれ設定する設定手段を更に有するように
構成できる。
【0016】
【作用】ピークホールド手段は、簡単な比較部と選択ゲ
ート部と乗算部とレジスタ部などによって構成でき、そ
こから得られるピークレベルに基づいてエンベロープデ
ータを生成するエンベロープ作成手段も、簡単な比較部
と選択ゲート部と加算部とレジスタ部などによって構成
できる。従って、バイオリン奏法に特有のアタックの鈍
いエンベロープデータを、従来例のようなフィルタ処理
部を必要とせずに簡単に作成することができる。
【0017】また、エンベロープ作成部において、第2
のレートを第1のレートより速いレートに設定すること
によって、アタック部ではエンベロープがゆっくり立ち
上がり、リリース部ではエンベロープが比較的短い時間
で立ち下がるように設定することができる。この結果、
演奏者が連続して速弾きを行うような場合でも、バイオ
リン奏法のエフェクトを十分に付加させることができ
る。
【0018】更に、演奏者が設定手段を用いて第1のレ
ートと第2のレートを自由に設定できるように構成すれ
ば、演奏者はバイオリン奏法のエフェクトの特性を自由
に変更することができる。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
つき詳細に説明する。本発明の実施例の構成 図1は、本発明が電子弦楽器に適用される場合の回路部
分の実施例の構成図である。
【0020】まず、演奏者が電子弦楽器の弦を弾弦する
ことにより発生する弦振動は、ピックアップ101で電
気信号の弦振動波形として検出された後、アンプ102
を介して電子部103に入力される。
【0021】電子部103は、入力した弦振動波形信号
に対してディジタル信号処理を施すことにより、バイオ
リン奏法のエフェクトを付加する。このときのエフェク
トの特性は演奏者がスイッチ部108を操作することに
より調整できる。
【0022】このようにしてエフェクトが付加された弦
振動波形信号は、容量104と可変抵抗105からなる
音質調整回路によって音質が制御されると共に、可変抵
抗106によって音量が制御された後に、出力ジャック
107から出力され、特には図示しないギターアンプな
どを介してスピーカなどから放音される。演奏者は、可
変抵抗105及び106の各つまみを調整することによ
り音質と音量を制御することができる。
【0023】図2は、図1の電子部103のブロック図
である。CPU204は、ROM205に記憶されたプ
ログラムを、RAM206をワークメモリとして実行す
ることによって、DSP(デジタル信号処理プロセッ
サ:Digital Signal Processor)202の制御等を行
う。また、CPU204は、図1のスイッチ部108に
設けられている各種スイッチ類を走査し、それらの状態
の変化に応じた制御動作を行う。
【0024】DSP202は、所定の動作プログラムを
実行することにより、図1のピックアップ101からア
ンプ102を介して検出されA/D変換器201によっ
てデジタル化された弦振動波形信号に、バイオンリン奏
法のエフェクトを付加する。この動作が、本実施例の大
きな特徴である。
【0025】このようにしてバイオリン奏法のエフェク
トが付加されたデジタル弦振動波形信号は、D/A変換
器203でアナログ弦振動波形信号に変換された後、図
1の104〜106よりなる音質/音量調整回路を介し
て出力ジャック107から出力される。
【0026】次に、図3は図2のDSP202の内部構
成を示す図である。図3において、プログラムメモリ3
01は所定のマイクロプログラムを格納するメモリであ
り、図2のCPU204からの指示にしたがって所定の
動作プログラムを制御回路302に出力する。このと
き、プログラムメモリ301には特には図示しないアド
レスカウンタが接続されている。そして、プログラムメ
モリ301は、このアドレスカウンタからのアドレス指
定にしたがって、プログラム内容を順次制御回路302
に供給する。
【0027】制御回路302は、プログラムメモリ30
1の出力内容に基づいて、後述する各レジスタ、メモリ
間のデータ転送と演算、各ゲートやラッチを開閉制御す
るための各種制御信号を出力すると共に、フラグレジス
タSF0からのフラグ信号を入力することにより、所望
の信号処理動作を実行する。
【0028】係数メモリ(P)303は、後述する図1
3(b) に示すように、ピークホールド処理における減衰
時定数を格納するレジスタであり、この係数は、CPU
204の制御によって、図2のRAM206から読み出
されて、係数メモリ(P)303に格納される。
【0029】ワークメモリ(W)304は、後述する図
13(a) に示すように、DSP202内で作成される波
形信号等を一時的に退避させておくための作業用のメモ
リである。
【0030】入力レジスタ(PI)305は、図2のA
/D変換器201からのデジタル弦振動波形信号を格納
し、同信号を内部バス306を介して各部へ供給する。
前述の係数メモリ(P)303、ワークメモリ(W)3
04の出力及び入力レジスタ(PI)305の出力は、
後述する各レジスタからの出力とともにゲート307〜
310のゲート端子に入力され、ゲート307〜310
からの出力はレジスタ(M0)311、(M1)31
2、(A0)313、(A1)314に入力される。
【0031】レジスタ(M0)311、(M1)312
には、乗算器315に供給される演算途中のデータが格
納され、レジスタ(A0)313、(A1)314には
加減算器316に供給される演算途中のデータが格納さ
れる。
【0032】また、レジスタ(M1)312の出力、及
び後述するレジスタ(SR)323の出力はゲート31
7を介して乗算器315に入力されるとともに、レジス
タ(A0)313の出力、及び後述するレジスタ(M
R)320の出力はゲート318を介して加減算器31
6に入力され、レジスタ(A1)314の出力、及び後
述するレジスタ(AR)321の出力はゲート319を
介して加減算器316に入力される。
【0033】乗算器315の乗算結果はレジスタ(M
R)320に格納され、レジスタ(MR)320の出力
はゲート308、及びゲート318に供給される。ま
た、加減算器316の演算結果はレジスタ(AR)32
1に格納され、レジスタ(AR)321の出力はゲート
319に供給されるとともに、オーバーフロー(桁あふ
れ)を防止するためのクリッパ回路322を介してレジ
スタ(SR)323に供給される。レジスタ(SR)3
23の出力はゲート317に供給され、また、ある1音
についての処理の演算結果として、内部バス306を介
してワークメモリ(W)304に格納される。また、レ
ジスタ(AR)321の符号ビットは、フラグデータF
(AR)としてフラグレジスタSF0に格納された後、
制御回路302に送られる。
【0034】上述の演算結果がワークメモリ(W)30
4に記憶されて一連の処理が終了すると、同メモリに記
憶されたデータは、出力用のレジスタ(OR)325に
転送され、同レジスタから図2のD/A変換器203に
出力される。エフェクト処理の動作原理 次に、上述の構成を有するDSP202におけるバイオ
リン奏法のエフェクト処理の動作原理について、図4の
動作原理ブロック図を用いて説明する。
【0035】DSP202におけるエフェクト処理の機
能ブロックは、大きく分けてピークホールド処理部40
1と、エンベロープ作成処理部402、及び乗算処理部
403とからなる。ピークホールド処理部401は、弦
振動の入力波形W(INP)のエンベロープであるピー
クホールド信号W(PK1)を生成する。エンベロープ
作成処理部402は、上記ピークホールド信号W(PK
1)に基づき、バイオリン奏法のエフェクト処理のため
のエンベロープ信号W(EV1)を生成する。そして、
乗算処理部403は、入力波形W(INP)に上述のエ
ンベロープ信号W(EV1)を乗算することにより、バ
イオリン奏法のエフェクトが付加された出力信号W(O
UT)を生成する。
【0036】始めに、ピークホールド処理部401の動
作原理について説明する。まず、レジスタ部408に始
めは値“0”のピークホールド値W(PK0)が保持さ
れ、その状態から各サンプリングタイミング毎に、減算
部404は、レジスタ部408に保持されるピークホー
ルド値W(PK0)から入力波形W(INP)を減算す
る。そして符号検出部405が、この減算結果の正負を
検出する。符号検出部405は、この減算結果が負の場
合、即ち、入力波形W(INP)の方がピークホールド
値W(PK0)より大きい場合は、選択ゲート406に
対して入力波形W(INP)を選択するように制御し、
逆に、上記減算結果が正の場合、即ち、ピークホールド
値W(PK0)の方が入力波形W(INP)より大きい
場合は、選択ゲート405に対してピークホールド値W
(PK0)を選択するように制御する。
【0037】乗算部407は、選択ゲート405で選択
された信号に、値“1”より僅かに小さい減衰定数P
(P00)を乗算し、その乗算結果は、レジスタ部40
8に保持される。
【0038】上述の動作が各サンプリングタイミング毎
に繰り返される結果、レジスタ部408に保持されるピ
ークホールド値W(PK0)を閾値信号として、入力波
形W(INP)の正の振幅値の局所的なピーク値が順次
検出されてゆくことにより、このピーク値の値として入
力波形W(INP)のエンベロープが得られる。
【0039】なお、各サンプリングタイミング毎に上記
ピークホールド値W(PK0)に減衰定数P(P00)
が乗算されることにより、波形の減衰時においてピーク
値が徐々に小さくなってゆくような場合でも各ピーク値
を適切に検出することができる。
【0040】上述のピークホールド値W(PK0)は、
ピークホールド信号W(PK1)としてエンベロープ作
成処理部402に出力される。次に、エンベロープ作成
処理部402の動作原理について説明する。
【0041】ここでは、例えば図5に示されるようなサ
ンプル値を有するピークホールド信号W(PK1)に対
して、同図に示されるようなエンベロープ波形W(EV
1)が生成される。このエンベロープ波形W(EV1)
は、ピークホールド信号W(PK1)の値が図5に示さ
れるような所定のスレッショルド値W(TH0)より小
さい場合には“0”の値を有し、ピークホールド信号W
(PK1)の値が上記スレッショルド値W(TH0)よ
り大きくなると、時間経過と共に一定のアップレート値
W(RT0)で増加する値を有する。そして、ピークホ
ールド信号W(PK1)の対が上記スレッショルド値W
(TH0)より小さくなると、一定のダウンレート値W
(RT1)で減少する値を有する。即ち、エンベロープ
波形W(EV1)は、入力波形の立ち上がり区間で鈍く
立ち上がり、入力波形の振幅が小さくなると速やかに立
ち下がるような特性を有する。
【0042】上述のエンベロープ波形W(EV1)を生
成するために、エンベロープ作成処理部402において
次のような動作が実行される。まず、各サンプリングタ
イミング毎に、減算部409は、ピークホールド処理部
401からのピークホールド信号W(PK1)から所定
のスレッショルド値W(TH0)を減算する。そして符
号検出部410が、この減算結果の正負を検出する。符
号検出部410は、この減算結果が正の場合、即ち、ピ
ークホールド信号W(PK1)の値がスレッショルド値
W(TH0)より大きい場合には、選択ゲート411に
対して値が正のアップレート値W(RT0)を選択する
ように制御し、逆に、上記減算結果が負の場合、即ち、
ピークホールド信号W(PK1)の値がスレッショルド
値W(TH0)より小さい場合には、選択ゲート411
に対して値が負のダウンレート値W(RT1)を選択す
るように制御する。このようにして、選択ゲート411
からエンベロープレート値W(RTE)が出力される。
【0043】加算部412は、各サンプリングタイミン
グ毎に、レジスタ部415に保持されるエンベロープ波
形W(EV1)に、選択ゲート411から出力されるエ
ンベロープレート値W(RTE)を順次累算してゆき、
その累算結果を新たなエンベロープ波形W(EV1)と
して選択ゲート414を介してレジスタ部415に保持
する。
【0044】ここで、エンベロープ波形W(EV1)に
おいて、ダウンレート値W(RT1)が減算されてゆく
結果、その値が負となった場合には、符号検出部413
がそれを検出して選択ゲート414を制御することによ
り、レジスタ部415に新たに保持されるエンベロープ
波形W(EV1)は強制的に値“0”にされる。
【0045】このようにして、図5に示されるような特
性を有するエンベロープ波形W(EV1)が得られる。
なお、スレッショルド値W(TH0)、アップレート値
W(RT0)及びダウンレート値W(RT1)などは、
演奏者が図1のスイッチ部108によって自由に設定す
ることができるため、エンベロープ波形W(EV1)に
おいて、入力波形の立ち上がり区間での立ち上がり速
度、入力波形の振幅が小さくなったときの立ち下がり速
度などを自由に制御できる。
【0046】以上のようにして得られたエンベロープ波
形W(EV1)が、乗算処理部403において入力波形
W(INP)に乗算されることにより、バイオリン奏法
特有のアタックが鈍いエンベロープを有し、かつ、リリ
ース時に任意の立ち下がり特性のエンベロープを有する
出力波形W(OUT)を得ることができる。これによ
り、本実施例の電子弦楽器において、演奏者が連続して
速弾きを行うような場合でも、バイオリン奏法のエフェ
クトが適切に付加され、かつ、リリース速度の速い楽音
を放音させることが可能となる。エフェクト処理の具体的動作 次に、図3で示される構成を有する図2のDSP202
で実行されるエフェクト処理の具体的な動作について、
図6〜図12の動作フローチャートに基づき説明する。
なお、これらの動作は、DSP202が、プログラムメ
モリ301に記憶されたマイクロプログラムを実行する
処理として実現される。
【0047】ここで、係数メモリ303及びワークメモ
リ304の各々に格納されている係数(定数)又は変数
の各メモリ上でのアドレスと名称及び内容は、図13に
示されるとおりである。
【0048】図6は、エフェクト処理の全体動作を示す
動作フローチャートであり、ステップS601〜S60
5の一連の処理は、図2のA/D変換器201(D/A
変換器203)のサンプリングタイミング毎に実行され
る。
【0049】始めに、A/D変換器201(図2)によ
ってデジタル化された弦振動波形信号をDSP202内
に取り込むための入力処理が実行される(ステップS6
01)。
【0050】次に、図4のピークホールド処理部401
の機能に対応するピークホールド処理が実行される(ス
テップS602)。続いて、図4のエンベロープ作成処
理部402の機能に対応するエンベロープ作成処理が実
行される(ステップS603)。
【0051】更に、図4の乗算処理部403の機能に対
応する乗算処理が実行される(ステップS604)。そ
して、乗算処理によって得られた最終的な出力波形をD
/A変換器203(図2)に出力するための出力処理が
実行される(ステップS605)。
【0052】上述の各処理の動作について、更に以下に
詳述する。始めに、図6のステップS601の入力処理
につき説明する。この処理においては、図7のステップ
S701の動作として示されるように、入力レジスタ
(PI)305に得られた弦振動波形信号が、ワークメ
モリ(W)304に入力波形W(INP)として格納さ
れる。
【0053】次に、図6のステップS602のピークホ
ールド処理につき、図8の動作フローチャートを用いて
説明する。まず、ワークメモリ(W)304内のピーク
ホールド値W(PK0)が、レジスタ(A1)314に
格納されると共に、同じく入力波形W(INP)がレジ
スタ(A0)313に格納される(ステップS80
1)。
【0054】次に、加減算器316において、レジスタ
(A1)314の内容からレジスタ(A0)313の内
容が減算され、その結果がレジスタ(AR)321に格
納される(ステップS802)。これにより、図4の減
算部404の機能と等価な処理が実現される。
【0055】続いて、レジスタ(AR)321に格納さ
れている減算結果の符号フラグFRG(AR)がレジス
タ(SF0)324に格納されると共に、レジスタ(A
0)313に格納されている入力波形W(INP)が加
減算器316を介してレジスタ(AR)321に移され
る(ステップS803)。
【0056】更に、レジスタ(AR)321に格納され
ている減算結果がレジスタ(SR)323に移される
(ステップS804)。次に、制御回路302は、レジ
スタ(SF0)324に格納されている減算結果の符号
フラグFR(AR)の値が“1”でないか否か、即ち、
上記減算結果が正であるか負であるかを判定する(ステ
ップS805)。これにより、図4の符号検出部405
の機能と等価な処理が実現される。
【0057】上述の判定処理の結果、前述した減算結果
が正であると判定された場合(ステップS805の判定
がYESの場合)には、ステップS806の処理は実行
されず、ワークメモリ(W)304内のピークホールド
値W(PK0)の値はそのまま前回のサンプリングタイ
ミングで得られた値が保持される。一方、前述した減算
結果が負であると判定された場合(ステップS805の
判定がNOの場合)には、ワークメモリ(W)304内
のピークホールド値W(PK0)の値がレジスタ(S
R)323に得られている入力波形W(INP)によっ
て置き換えられる(ステップS806)。これにより、
図4の選択ゲート406の機能と等価な処理が実現され
る。
【0058】次に、ワークメモリ(W)304内のピー
クホールド値W(PK0)がレジスタ(M1)312に
読み出されると共に、係数メモリ(P)303内の減衰
時定数P(P00)がレジスタ(M0)311に読み出
される(ステップS807)。
【0059】そして、乗算器315において、レジスタ
(M0)311の値とレジスタ(M1)312の値が乗
算され、その乗算結果がレジスタ(MR)320に格納
される(ステップS808)。これにより、図4の乗算
部407の機能と同様の処理が実現される。
【0060】次に、レジスタ(MR)320内の乗算結
果が、レジスタ(SR)323に移された後(ステップ
S809)、その値によってワークメモリ(W)304
内のピークホールド値W(PK0)が置き換えられる
(ステップS810)。これにより、図4の乗算部40
7の乗算結果がレジスタ部408に格納される機能と等
価な処理が実現される。
【0061】最後に、ワークメモリ(W)304内の上
記ピークホールド値W(PK0)が、レジスタ(A0)
313に読み出された後(ステップS811)、加減算
器316を介してレジスタ(AR)321、レジスタ
(SR)323に順次移され(ステップS812、S8
13)、そのレジスタ(SR)323の内容によってワ
ークメモリ(W)304内のピークホールド信号W(P
K1)の値が置き換えられる(ステップS814)。
【0062】以上の処理により、今回のサンプリングタ
イミングにおけるピークホールド信号W(PK1)のサ
ンプル値が得られ、図6のステップS602のピークホ
ールド処理を終了する。
【0063】続いて、図6のステップS603のエンベ
ロープ作成処理につき、図9の動作フローチャートを用
いて説明する。まず、ワークメモリ(W)304内のピ
ークホールド信号W(PK1)の値がレジスタ(A1)
314に読み出されると共に、同じくスレッショルド値
W(TH0)の値がレジスタ(A0)313に読み出さ
れる(ステップS901)。
【0064】次に、加減算器316において、レジスタ
(A1)314の内容からレジスタ(A0)313の内
容が減算され、その結果がレジスタ(AR)321に格
納される(ステップS902)。これにより、図4の減
算部409の機能と等価な処理が実現される。また、ワ
ークメモリ(W)304内のアップレート値W(RT
0)がレジスタ(A0)313に読み出される(ステッ
プS902)。
【0065】次に、レジスタ(AR)321に格納され
ている上記減算結果の符号フラグFRG(AR)がレジ
スタ(SF0)324に格納されると共に、レジスタ
(A0)313に格納されているアップレート値W(R
T0)が加減算器316を介してレジスタ(AR)32
1に移される(ステップS903)。
【0066】続いて、レジスタ(AR)321に格納さ
れているアップレート値W(RT0)がレジスタ(S
R)323に移されると共に、ワークメモリ(W)30
4内のダウンレート値W(RT1)がレジスタ(A0)
313に読み出される(ステップS904)。
【0067】次に、ワークメモリ(W)304内のエン
ベロープレート値W(RTE)がレジスタ(SR)32
3に格納されているアップレート値W(RT0)によっ
て置き換えられると共に、レジスタ(A0)313に格
納されているダウンレート値W(RT1)が加減算器3
16を介してレジスタ(AR)321に移される(ステ
ップS905)。更に、このレジスタ(AR)321内
のダウンレート値W(RT1)がレジスタ(SR)32
3に移される(ステップS906)。
【0068】次に、制御回路302は、レジスタ(SF
0)324に格納されている前述した減算結果の符号フ
ラグFR(AR)の値が“1”でないか否か、即ち、上
記減算結果が正であるか負であるかを判定する(ステッ
プS907)。これにより、図4の符号検出部410の
機能と等価な処理が実現される。
【0069】上述の判定処理の結果、前述した減算結果
が正であると判定された場合(ステップS907の判定
がYESの場合)には、ステップS908は実行され
ず、ワークメモリ(W)304内のエンベロープレート
値W(RTE)の値は、ステップS905においてセッ
トされたアップレート値W(RT0)のままとなる。一
方、前述した減算結果が負であると判定された場合(ス
テップS907の判定がNOの場合)には、上記エンベ
ロープレート値W(RTE)がレジスタ(SR)323
に格納されているダウンレート値W(RT1)によって
置き換えられる(ステップS908)。これにより、図
4の選択ゲート411の機能と等価な処理が実現され
る。
【0070】次に、ワークメモリ(W)304内の上記
エンベロープレート値W(RTE)がレジスタ(A0)
313に読み出されると共に、同じくエンベロープ波形
W(EV1)がレジスタ(A1)314に読み出される
(ステップS909)。そして、加減算器316におい
てレジスタ(A0)313の値とレジスタ(A1)31
4の値とが加算され、その加算結果がレジスタ(AR)
321に格納される(ステップS910)。これによ
り、図4の加算部412の機能と等価な処理が実現され
る。
【0071】このレジスタ(AR)321に得られた加
算結果は、更にレジスタ(SR)323に移され、一
方、係数メモリ(P)303内の値“0”を示す係数デ
ータP(00)がレジスタ(AR)321に読み出され
る(ステップS911)。
【0072】そして、ワークメモリ(W)304内のエ
ンベロープ波形W(EV1)の値がレジスタ(SR)3
23に格納されている上記加算結果により置き換えられ
ると共に、レジスタ(AR)321に格納されている上
記加算結果の符号フラグFRG(AR)がレジスタ(S
F0)324に格納される(ステップS912)。
【0073】次に、レジスタ(A0)313に格納され
ている値“0”を示す係数データP(00)が、レジス
タ(AR)321に移された後(ステップ913)、更
にレジスタ(SR)323に移される(ステップS91
4)。
【0074】続いて、制御回路302は、レジスタ(S
F0)324に格納されている加算結果の符号フラグF
R(AR)の値が“1”でないか否か、即ち、上記加算
結果が正であるか負であるかを判定する(ステップS9
15)。これにより、図4の符号検出部413の機能と
等価な処理が実現される。
【0075】上述の判定処理の結果、前述した加算結果
が正であると判定された場合(ステップS915の判定
がYESの場合)には、ステップS916は実行され
ず、ワークメモリ(W)304内のエンベロープ波形W
(EV1)の値は、ステップS912においてセットさ
れた加算結果の値(図4の加算部412の出力に対応す
る)のままとなる。一方、前述した加算結果が負である
と判定された場合(ステップS915の判定がNOの場
合)には、上記エンベロープ波形W(EV1)の値がレ
ジスタ(SR)323に格納されている値“0”の係数
データP(00)によって置き換えられる(ステップS
916)。これにより、図4の選択ゲート414の機能
と等価な処理が実現される。
【0076】以上の処理により、今回のサンプリングタ
イミングにおけるエンベロープ波形W(EV1)のサン
プル値が得られ、図6のステップS603のエンベロー
プ作成処理を終了する。
【0077】次に、図6のステップS604の乗算処理
につき、図10の動作フローチャートを用いて説明す
る。まず、ワークメモリ(W)304内のエンベロープ
波形W(EV1)の値がレジスタ(M0)311に読み
出されると共に、同じく入力波形W(INP)の値がレ
ジスタ(M1)312に読み出される(ステップS10
01)。
【0078】次に、乗算器315において上記レジスタ
(M0)311の値とレジスタ(M1)312の値とが
乗算され、その乗算結果がレジスタ(MR)320に格
納される(ステップS1002)。
【0079】上記レジスタ(MR)320内の乗算結果
はレジスタ(SR)323に移された後(ステップS1
003)、ワークメモリ(W)304内の出力波形W
(OUT)がレジスタ(SR)323内の乗算結果によ
って置き換えられる(ステップS1004)。
【0080】以上の処理によって、図4の乗算処理部4
03の機能と等価な処理が実現されて今回のサンプリン
グタイミングにおける出力波形W(OUT)のサンプル
値が得られ、図6のステップS605の乗算処理を終了
する。
【0081】次に、図6のステップS606の出力処理
につき説明する。この処理では、図11の動作フローチ
ャートのステップS1101の処理として示されるよう
に、ワークメモリ(W)304内の出力波形W(OU
T)の値が出力用のレジスタ(OR)325に読み出さ
れる。これにより、今回のサンプリングタイミングにお
ける出力波形W(OUT)のサンプル値が図2のDSP
202からD/A変換器203に出力され、図6のステ
ップS606の出力処理を終了する。
【0082】以上、図6〜図11の動作フローチャート
を、図4の制御回路302が各サンプリングタイミング
毎に実行することにより、バイオンリン奏法のエフェク
トが付加された弦振動波形のサンプル値を順次得ること
ができ、これに基づいて上記エフェクトが付加されたエ
レキギター音を放音させることが可能となる。
【0083】最後に、演奏者が図1のスイッチ部108
を操作したときの動作について説明する。演奏者がスイ
ッチ部108を操作した場合には、電子部103内のC
PU204(図2)がその操作状態を検出し、その検出
結果に基づいてDSP202を制御する。
【0084】図12は、上記制御を実現するための動作
フローチャートであって、CPU204がROM205
に格納された制御プログラムを実行する動作として実現
される。
【0085】まず、CPU204は、電源がオンされた
時にRAM206の内容などを初期化する(ステップS
1201)。その後、CPU204は、図1のスイッチ
部108が操作されたか否かを常に監視する(ステップ
S1202)。
【0086】そして、スイッチ部108が操作された場
合には、そのスイッチ操作に応じたアップレート値RT
0(W(RT0)に対応)、ダウンレート値RT1(W
(RT1)に対応)、スレッショルド値TH0(W(T
H0)に対応)、減衰時定数P00(P(P00)に対
応)などの各値をDSP202内の係数メモリ(P)3
03又はワークメモリ(W)304に転送する(ステッ
プS1203)。
【0087】その後、再びステップS1202のスイッ
チ操作の監視処理に戻る。以上のようにして、演奏者
は、スイッチ部108を操作することによって、エンベ
ロープ波形W(EV1)において、入力波形の立ち上が
り区間での立ち上がり速度、入力波形の振幅が小さくな
ったときの立ち下がり速度などを自由に制御でき、演奏
者が連続して速弾きを行うような場合でも、バイオリン
奏法のエフェクトが適切に付加され、かつ、リリース速
度の速い楽音を放音させることが可能となる。
【0088】
【発明の効果】本発明によれば、バイオリン奏法に特有
のアタックの鈍いエンベロープデータを、従来例のよう
なフィルタ処理部を必要とせずに簡単な構成で作成する
ことができ、効果付加装置の回路規模を小さくすること
ができ、結果的に装置の製造コストを下げることが可能
となる。
【0089】また、エンベロープ作成部において、第2
のレートを第1のレートより速いレートに設定すること
によって、アタック部ではエンベロープがゆっくり立ち
上がり、リリース部ではエンベロープが比較的短い時間
で立ち下がるように設定することが可能となる。この結
果、演奏者が連続して速弾きを行うような場合でも、バ
イオリン奏法のエフェクトを十分に付加させることが可
能となる。
【0090】更に、演奏者が設定手段を用いて第1のレ
ートと第2のレートを自由に設定できるように構成すれ
ば、演奏者はバイオリン奏法のエフェクトの特性を自由
に変更することが可能となり、表現力ゆたかなエフェク
トの付加が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の全体構成図である。
【図2】電子部のブロック図である。
【図3】DSPの内部構成図である。
【図4】DSPの動作原理ブロック図である。
【図5】W(PK1)とW(EV1)の波形図である。
【図6】エフェクト処理の全体動作フローチャートであ
る。
【図7】入力処理の動作フローチャートである。
【図8】ピークホールド処理の動作フローチャートであ
る。
【図9】エンベロープ作成処理の動作フローチャートで
ある。
【図10】乗算処理の動作フローチャートである。
【図11】出力処理の動作フローチャートである。
【図12】CPUの動作フローチャートである。
【図13】ワークメモリと係数メモリの内容を示す図で
ある。
【図14】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
201 A/D変換器 202 DSP 203 D/A変換器 204 CPU 205 ROM 206 RAM 301 プログラムメモリ 302 制御回路 303 係数メモリP 304 ワークメモリW 305 入力レジスタPI 306 内部バス 307、308、309、310、317、318、3
19 ゲート 311 レジスタM0 312 レジスタM1 313 レジスタA0 314 レジスタA1 315 乗算器 316 加減算器 320 レジスタMR 321 レジスタAR 322 クリッパ 323 レジスタSR 324 レジスタSF0 325 レジスタOR 401 ピークホールド処理部 402 エンベロープ作成処理部 403 乗算処理部 404、409 減算部 405、410、413 符号検出部 406、411、414 選択ゲート 407 乗算部 408、415 レジスタ部 412 加算部 W(INP) 入力波形 W(PK0) ピークホールド値 W(PK1) ピークホールド信号 W(TH0) スレッショルド値 W(RT0) アップレート値 W(RT1) ダウンレート値 W(RTE) エンベロープレート値 W(EV1) エンベロープ波形 W(OUT) 出力波形 P(P00) 減衰時定数 P(00) 値“0”

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 順次入力する音響波形データのピークレ
    ベル値を記憶するメモリを有するとともに、当該メモリ
    に記憶されたピークレベル値を所定の時定数で減衰させ
    ながらその後に順次入力する音響波形データのレベル値
    と比較し、該入力される音響波形データのレベル値が大
    きいと判断された場合は、当該入力される音響波形デー
    タのレベル値をピークレベル値として前記メモリに記憶
    する動作を繰り返すピークホールド手段と、 該ピークホールド手段において順次ホールドされるピー
    クレベルの値が第1の所定値以上の値に変化したら、そ
    れ以後に第1のレートでレベルが上昇し、前記ピークレ
    ベルの値が第2の所定値以下の値に変化したら、それ以
    後に第2のレートで値0までレベルが下降するエンベロ
    ープデータを作成するエンベロープ作成手段と、 該エンベロープ作成手段からのエンベロープデータと前
    記音響波形データとを乗算して出力する乗算手段と、 を有することを特徴とする効果付加装置。
  2. 【請求項2】 前記エンベロープ作成手段における前記
    第1のレートと第2のレートとをそれぞれ設定する設定
    手段を更に有する、 ことを特徴とする請求項1に記載の効果付加装置。
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