JP3136595U - 粉塵防護具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 花粉やアスベスト等の粉塵が目や鼻に付着することを確実に防止し、さらにこれらの粉塵が呼吸器に流入することがない粉塵防護具を提供する。
【解決手段】 人Uの顔面の前方に配置し、少なくとも目Eと鼻Nを覆う透明のカバー材3を有し、当該カバー材3で目Eと鼻Nを覆った状態で、前記カバー材3で覆われた空間7にフィルタ8を通過した清浄空気を流入して充満させるための送気手段4が備わる。したがって、粉塵雰囲気中でも、目Eや鼻Nを粉塵から保護しつつ、さらに粉塵を人Uが吸い込むことを防止して、呼吸器も保護し、粉塵から人体を防護することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 人Uの顔面の前方に配置し、少なくとも目Eと鼻Nを覆う透明のカバー材3を有し、当該カバー材3で目Eと鼻Nを覆った状態で、前記カバー材3で覆われた空間7にフィルタ8を通過した清浄空気を流入して充満させるための送気手段4が備わる。したがって、粉塵雰囲気中でも、目Eや鼻Nを粉塵から保護しつつ、さらに粉塵を人Uが吸い込むことを防止して、呼吸器も保護し、粉塵から人体を防護することができる。
【選択図】 図1
Description
この考案は、アスベストや杉花粉等の微粉塵から呼吸器を保護するための粉塵防護具に関するものである。
アスベストやスギ花粉等、微粉塵の呼吸器への影響が懸念されている。したがって、これらの粉塵が、人体の呼吸器に入らないようにすることが求められている。一方で、花粉等を遮蔽するための花粉等遮蔽具が特許文献1に開示されている。この花粉等遮蔽具は、目、鼻、口の直前にエアカーテンを形成して、周囲の大気中の花粉等の侵入を防止するものである。
しかしながら、特許文献1の花粉等遮蔽具は、顔前に浮遊する粉塵等をある程度遮断することができるが、呼吸器に対する粉塵からの防護対策については考慮されていない。すなわち、人は必ず呼吸するため、この呼吸の際、周りの空気を吸い込むことになる。粉塵等の雰囲気中では、人はこの粉塵を吸い込むことになり、呼吸器への影響が問題となる。
この考案は上記従来技術を考慮したものであって、花粉やアスベスト等の粉塵が目や鼻に付着することを確実に防止し、さらにこれらの粉塵が呼吸器に流入することがない粉塵防護具の提供を目的とするものである。
前記目的を達成するため、請求項1の考案では、人の顔面の前方に配置し、少なくとも目と鼻を覆う透明のカバー材を有し、当該カバー材で目と鼻を覆った状態で、前記カバー材で覆われた空間にフィルタを通過した清浄空気を流入して充満させるための送気手段が備わることを特徴とする粉塵防護具を提供する。
また、請求項2の考案では、前記送気手段は、フィルタを備えたエアポンプであることを特徴としている。
また、請求項3の考案では、前記カバー材は、人の頭部に被せるための帽子又はヘルメットに対して回動可能に取り付けられることを特徴としている。
また、請求項4の考案では、前記カバー材の周縁には、軟質樹脂製の枠体が備わり、当該枠体に連結されたベルトにより頭部に固定されることを特徴としている。
請求項1の考案によれば、顔面の前方に配置された少なくとも目と鼻を覆う透明のカバー材により、粉塵が遮蔽され、目や鼻に粉塵が付着することを確実に防止できる。さらに、鼻がカバー材で覆われ、この覆われた空間にフィルタを通過した清浄空気が流入するので、鼻腔近傍には清浄空気が充満する。このため、人はこの清浄空気を吸入して呼吸する。また、カバー材で覆われた空間内には常に清浄空気が供給されるので、外気がこの空間内に流入することはない。したがって、粉塵雰囲気中でも、目や鼻を粉塵から保護しつつ、さらに粉塵を人が吸い込むことを防止して、呼吸器も保護し、粉塵から人体を防護することができる。なお、カバー材を口も覆う構成とすれば、さらに口からの粉塵の流入も防ぐことができる。
請求項2の考案によれば、エアポンプにフィルタが備わるため、当該エアポンプを用いることで確実に清浄空気をエアポンプから排出し、これをカバー材で覆われた空間に供給することができる。したがって、エアポンプとフィルタを別々に設けることに比べ、部品点数が減少し、持ち運び性が向上する。
請求項3の考案によれば、カバー材が、帽子又はヘルメットに対して回動可能に取り付けられるため、安定してカバー材を支持することができるとともに、容易にカバー材を回動して移動させることができるので、取り扱い性が向上する。粉塵雰囲気中以外の場所では、カバー材を上げて、通常の帽子やヘルメットとして使用することができる。
請求項4の考案によれば、カバー材の周縁に軟質樹脂製の枠体が備わり、この枠体にベルトが連結される。したがって、ベルトを頭部に巻くだけで確実にカバー材を頭部に固定することができる。また、枠体が軟質樹脂製なので、顔面に当接しても不快感を覚えることはない。カバー材で覆われた空間に供給された清浄空気は、顔面の凹凸による枠体との隙間から排出される。
この考案は、人の顔面の前方に配置し、少なくとも目と鼻を覆う透明のカバー材を有し、当該カバー材で目と鼻を覆った状態で、前記カバー材で覆われた空間にフィルタを通過した清浄空気を流入するための送気手段が備え、粉塵から人体を防護することができる粉塵防護具である。
図1はこの考案に係る粉塵防護具の使用状態を示す概略側面図である。
粉塵防護具1は、帽子2と透明又は半透明のカバー材3及びポンプ4で構成される。カバー材3は、帽子2に対して軸部材5により安定かつ確実に支持され、軸部材5を支点として回動可能に取り付けられる。周囲に粉塵がない場合は、図1の(A)に示すように、カバー材3を上げた状態で通常の帽子として使用可能である。このとき、カバー材3の先端(下端)部分が帽子の鍔となり、紫外線防止や日よけの作用も奏する。粉塵雰囲気中では、使用者Uはカバー材3を下方に回動させて(矢印C方向)、図1の(B)に示すように、粉塵から目Eや鼻Nを防護する。このように、簡単かつ容易な操作で粉塵からの防護対策を図ることができる。なお、帽子2は、使用者Uが頭に被るものであればその形状、材質は限定されず、ヘルメットのような硬質のものでもよい。
エアポンプたるポンプ4には、チューブ6が接続され、このチューブ6が帽子2内を通ってカバー内空間7と連通する。このポンプ4は、外気を吸い込んでチューブ6内に送気するものである。ポンプ4内には、フィルタ8が内装される。したがって、ポンプ4が外気から取り入れた空気は、フィルタ8を通過して清浄空気となり、カバー内空間7に供給される。このフィルタ8は、ポンプ4と別体に備えてもよい。フィルタ8をポンプ4に内装すれば、部品点数が減少し、持ち運び性が向上する点で好ましい。また、ポンプ4は、図示したような帽子2の頂部に一体として備えてもよいし、別の場所(例えば帽子の中)に一体として、あるいは別体として設けてもよい。帽子2と一体に備える場合は、小型のダイヤフラムポンプが軽量であるため、使用者の負担にならず、好ましい。ポンプ4が電池式であればさらに取り扱い性が向上し、好ましい。また、ポンプ4にインジケータを設けて清浄空気の流量を調整できるようにしてもよい。なお、チューブ6はカバー内空間7に連通すれば、帽子2の外側を通してもよい。
粉塵雰囲気中では、使用者Uは、上述したように、カバー材3を回動させて顔の前に配置する。カバー材3は透明であるため、視認性が妨げられることはない。カバー材3の材質としては、例えば、透明の硬質樹脂が考えられる。カバー材3は、少なくとも使用者Uの目Eと鼻Nを覆う大きさに形成されるので、カバー材3を下げることにより、アスベストや花粉等の粉塵を遮蔽して、目Eや鼻Nに付着することを防止できる。
さらに、使用者Uはポンプ4を作動させることにより、カバー内空間7に清浄空気を供給し、カバー内空間7を清浄空気で充満させることができる。このため、使用者Uの鼻N近傍には、清浄空気が充満することになり、使用者Uはこれを吸入して呼吸する。したがって、粉塵雰囲気中でも粉塵を吸い込むことはない。
カバー内空間7に供給された清浄空気は、(B)に示すような矢印に沿って移動し、カバー材3の外側に排出される。このように、カバー内空間7は清浄空気による空気流が形成されるので、外気がカバー内空間7に流入することはない。したがって、使用者Uは確実に清浄空気を吸入して呼吸をすることができ、粉塵から呼吸器を確実に防護することができる。カバー材3を、口Mまで覆う大きさに形成すれば、さらに確実に呼吸器を粉塵から防護できる。
図2はこの考案に係る別の粉塵防護具の使用状態を示す概略側面図である。
粉塵防護具1は、透明又は半透明のカバー材3と、枠体9及びポンプ4で構成される。カバー材3の周縁は枠体9で覆われる。この枠体9は、軟質樹脂製である。枠体9にはベルト10が連結され、このベルト10により粉塵防護具1が使用者Uの頭部に装着される。ベルト10は長さ調整可能な布製又はゴム製であるため、これを調整することにより、枠体9を顔面にほぼ密着させることができる。上述したように、枠体9は軟質樹脂製であるため、顔面に密着させても不快感を覚えることはない。ポンプ4に接続されたチューブ6は、ベルト10に沿って枠体9からカバー内空間7内に連通する。ポンプ4は、ベルト10に取り付けてもよいし、別に携帯するようにしてもよい。
周囲に粉塵がない場合には、図2の(A)に示すように、使用者Uはベルト10を頭部に巻いて、枠体9とともにカバー材3を前頭部に引っ掛けるようにして粉塵防護具1を頭部に装着する。あるいは、頭から外して別の場所に保持してもよい。粉塵雰囲気中では、カバー材3を下げ(矢印D方向)、ベルト10を耳eに引っ掛けて枠体9を顔面にほぼ密着させる。これにより、目Eと鼻Nがカバー材3で覆われる。また、フィルタ8を備えたポンプ4から清浄空気がカバー内空間7に供給される。清浄空気は、図2の(B)の矢印で示すように、枠体9と顔面の凹凸とのわずかな隙間から外部に排出される。このような構成によっても、使用者Uの目Eや鼻Nを粉塵から防護することができる。その他の構成、作用、効果及び応用は実施例1と同様である。
1:粉塵防護具、2:帽子、3:カバー材、4:ポンプ、5:軸部材、6:チューブ、7:カバー内空間、8:フィルタ、9:枠体、10:ベルト、U:使用者、E:目、N:鼻、M:口、e:耳
Claims (4)
- 人の顔面の前方に配置し、少なくとも目と鼻を覆う透明のカバー材を有し、
当該カバー材で目と鼻を覆った状態で、前記カバー材で覆われた空間にフィルタを通過した清浄空気を流入して充満させるための送気手段が備わることを特徴とする粉塵防護具。 - 前記送気手段は、フィルタを備えたエアポンプであることを特徴とする請求項1に記載の粉塵防護具。
- 前記カバー材は、人の頭部に被せるための帽子又はヘルメットに対して回動可能に取り付けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の粉塵防護具。
- 前記カバー材の周縁には、軟質樹脂製の枠体が備わり、当該枠体に連結されたベルトにより頭部に固定されることを特徴とする請求項1又は2に記載の粉塵防護具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007006406U JP3136595U (ja) | 2007-08-20 | 2007-08-20 | 粉塵防護具 |
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JP2007006406U JP3136595U (ja) | 2007-08-20 | 2007-08-20 | 粉塵防護具 |
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JP3136595U true JP3136595U (ja) | 2007-11-01 |
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Family Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018504173A (ja) * | 2014-12-19 | 2018-02-15 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. | ウェアラブル空気浄化装置 |
WO2021206061A1 (ja) * | 2020-04-06 | 2021-10-14 | 社会医療法人蘇西厚生会 まつなみリサーチパーク | 制御ユニット、マスクおよびシールド |
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2007
- 2007-08-20 JP JP2007006406U patent/JP3136595U/ja not_active Expired - Fee Related
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