JP2007275190A - 電動ファン付き呼吸用保護具 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動ケーブルと送気管を省略したフード型呼吸用保護具の提供。
【構成】フード部に送気ユニットとフィルターを設け、且つ、装着者の呼気を外部に排出する弁を設けた呼吸用保護具であって、前記送気ユニットに電動ファン、モーター及びバッテリーを内蔵すると共に、フード内の圧をポジティブ(陽圧)に保つことを特徴とする電動ファン付きフード型呼吸用保護具である。
【選択図】図1

Description

本発明は、原子力発電所、研究所、医療機関、工場、工事現場等の粉じんや有害ガスが発生する場所において防塵マスクや防毒マスクとして使用できる電動ファン付き呼吸用保護具に関するものである。
従来、この種の電動ファン付き呼吸用保護具としては、装着者の少なくとも頭部を覆うフード型呼吸用保護具と装着者の顔面に接顔したフェイスシールド型呼吸用保護具とがあり、何れの場合も電動ファンと電動ファンを駆動するモーターとフィルターを有し、電動ファンとフィルターによって大気中に浮遊している微粒子状の物質を除去した清浄な空気を、装着者の顔面まで送る構造になっている。そのため、この種の呼吸用保護具には、例えば特許文献1に示されるように、清浄な空気を送るための送気管が設けられているので、装着者がこの呼吸用保護具を着用して作業する際にいろいろと不便を感じることが多かった。特に原子力発電所や、感染症などの研究機関においては、狭い場所に入る場合が多く、送気ユニットが汚染した場合には、汚染の拡散防止のため作業終了後に毎回、除染をしなければならなかった。本発明者は、先に送気管を省略した面体型呼吸用保護具を提案した(特許願2004−295357号)。この面体型呼吸用保護具は電動ケーブルや送気管を省略したので、それ相応の効果を奏するが、この呼吸用保護具は、面体形であるため装着者の顔面をゴム状の接顔体で覆うので、作業者に不快感がある。上半身を覆うタイプの保護具はすでに提案されているが、上半身を覆うため、服内部を常に陽圧に保つためには、多くの送気量が必要で、送気ユニットが大きく重くなっていた。
特開2004−267310号公報
本発明者らは構造が簡単で、装着者にとって着用しやすく、且つ着用しても作業のしやすい呼吸用保護具について鋭意検討した結果、本発明を完成したもので、本発明の目的は、構造が簡単で、着用しやすく、作業後の除染の際、除染しやすいフード型またはフェイスシール型呼吸用保護具を提供することにある。
本発明の要旨は、フード部またはフェイスシール部に送気ユニットとフィルターを設け、且つ、装着者の呼気を外部に排出する排気弁を設けた呼吸用保護具であって、前記送気ユニットに電動ファン、モーター及びバッテリーを内蔵すると共に、フード内の圧をポジティブ(陽圧)に保つことを特徴とする電動ファン付き呼吸用保護具である。
本発明の呼吸用保護具は、作業する者が着用するフード部またはフェイスシール部に電動ファン、モーター及びバッテリーの3者を一体化して組み込んだ送気ユニットとフィルター部及び装着者の呼気と過剰な清浄な空気を排出する弁を設けてあるので、従来品のように送気管を設ける必要がなく、構造が簡単なので装着しやすく、装着しても作業しやすい。更に、顔前面をアイピ−スで覆うことが出来るので外部の状況を観察し易く、また作業後においても除染しやすいという利点を有する。
本発明について詳細に述べる。
本発明の電動ファン付き呼吸用保護具は、顔全体を覆うフード形でも、顔面の目、鼻及び口を覆うようなフェイスシールド形のいずれでも良い。(以下、単にフード形について説明するが、フェイスシールド形も同様である。)顔全体を覆うフード型とは顔全体を覆うプラスチック製フィルム或いは合成繊維の織布で構成されており、顔面の前面に透明なプラスチック板よりなるアイピ−スを有する。
そして、このフード部に送気ユニットとフィルターを設け、且つ、装着者の呼気を外部に排出する排気弁を設けてある。フィルター部と送気ユニットのフード部への取り付け位置は特に限定されるものではないが、装着者の顔前面にアイピースがあることからフィルター部と送気ユニットとの取り付け位置は背面に設けることが好ましく、また、排気弁の取り付け位置は任意であるが、フード部内の空気及び呼気の流れを考慮してアイピースの左右何れかの横に設けることが好ましい。排気弁の外側はカバー(チューブ形)で覆うことによって、そのままシャワーを行うことが出来るので好ましい。
作業後、呼吸用保護具の除染を目的にする場合は、フード部の内側に送気ユニットを設けることが望ましく、また、排気弁についてもこれを覆うようなカバーを設けることが好ましい。フィルターは撥水性を有するので、そのままシャワーで除染することが出来る。除染が不要な場合で作業中にバッテリー交換などが必要な場合には、送気ユニットをフード部の外部に設けることもできる。
従って、フード部の内側に送気ユニットを設ける場合はフード部の外側にフィルターを設け、フード部を介して、その内側に電動ファン、モータ及びバッテリーを組み込んだ送気ユニットを設けることになる。
送気ユニットは電動ファン、モーター及び電池の三者を一体化して組み込んであり、電池の表面は硬質合成樹脂などで構成されているバッテリーカバーで覆い、電池の脱落を防止している。そして、電源スイッチを設け、これに風量調節つまみを兼ねさせ、スイッチオンにして電動ファンを作動させると共に、更に回転させて送気する風量を調節するようにする。送気ユニットには、バッテリー残存電圧表示灯やブザーを設けてバッテリーの充電状態を表示させることが望ましい。なお、送風量が必要最低風量以下に低下した場合にこれを知らせる表示やブザーを設け、装着者に警告することが望ましい。
フィルター部はフィルターケース内にフィルターを収納し、その前面はカバーで覆い、背面は空気導入口を設けてある。
フィルター部と送気ユニットとの取り付けに当たっては、フィルター部の中心と送気ユニットに設けられている送気ファン(電動ファン)との中心が一致するように取り付ける。
本発明に係る呼吸用保護具の空気の流れを説明すると、送気ユニットの電動ファンを作動させると、外気よりフィルターを通過した清浄な空気はフィルター部の空気導入口より送気ファンによってフード内に送気される。フード内は清浄な空気及び装着者の呼気によりフード内を陽圧に保ち、装着者はこの清浄な空気を吸気し、呼気は過剰な清浄空気と共にフード部に取り付けられている排気弁より外部に排気される。
そして、この呼吸用保護具は、ヘルメットと併用して一体で使用しても良い。
次に実施例として、図面をもって更に本発明を具体的に説明するが、本発明はこの実施例によって制限されるものではない。図1は本発明の呼吸用保護具を装着している状態を正面から見た斜視図、図2はフィルター部に断面図、図3は本発明の呼吸用保護具を各部材に分解したときの斜視図である。
図1において、フード部1の正面には例えばポリカーボネートのような透明なプラスチック板より成るアイピース2が取り付けられており、その横に排気弁3が設けられている。このフード部の生地としては従来より使用されているものであればよく、例えば、ナイロントリコット、内側が綿で出来たビニルレザー、酢酸ビニル等が用いられ、また、フェイスシールドの場合はシリコーンゴムやポリオレフィン等が用いられる。そして、フード部の背面にフィルター部及び送気ユニットが取り付けられている。
図2はフィルター部の断面図を示す。フィルター12はフィルターケース13の中に収納され、その前面にはフィルターカバー14が設けられており、背面中央には清浄な空気をフィード内部に送気するための空気導入口15がある。
図3はフィルター部及び送気ユニットの分解した説明図を示す。図3において、フィルター部4と送気ユニット5とは結合リング6によって一体とする。即ち、送気ユニット5はその中央にバッテリが位置するようにバッテリ保持部8によって保持され、その下側に風量調節を兼ねた電源スイッチ9が設けられている。そして、送気ユニットの内部にモーター及び電動ファンが設けられ、その外側にはバッテリーカバーでこれを覆うことが好ましい。
送気ユニット5をフード部内に設ける場合は中央部に孔を有する送気ユニット取付用パット10をフードに貼着し、この送気ユニット取付用パットの中央の孔に送気ユニットの取付部11を嵌め、その外側より結合リング6で螺着する。フィルター部はこの結合リングの外周のネジによって螺着される。
このような本発明にかかる呼吸用保護具を装着した電源スイッチをオンした場合、送気ユニット内部にある電動ファン(図示せず)が回転して外部空気をフード内部に呼び込む。外部空気はフィルター部4を通過して清浄な空気となってフード部1の空気導入口より電動ファンを経由してフード内に導入されるので、装着者は常に清浄な空気の雰囲気下にいることとなる。そして装着者の呼気及び過剰な清浄空気は排気弁3より排気され、フード部内は常に一定の陽圧に保つことが出来る。
本発明に係る呼吸用保護具には電源ケ−ブルや送気管が無いので、工場、工事現場等の粉塵や有毒ガスが発生する場所などにおいて防塵マスクや防毒マスクと同様に使用することができる。
本発明の呼吸用保護具を装着した状態の正面斜視図。 フィルター部の断面図。 本発明の呼吸用保護具を各部材に分解したときの斜視図。
符号の説明
1 フード部 2 アイピース 3 排気弁 4 フィルター部
5 送気ユニット 6 結合リング 7 バッテリー
8 バッテリー保持側部分 9 電源スイッチ
10 送気ユニット取付用パット 11 送気ユニット取付部
12 フィルター 13フィルターケース 14 フィルターカバー
15 空気導入口

Claims (3)

  1. フード部またはフェイスシールド部に送気ユニットとフィルターを設け、且つ、装着者の呼気を外部に排出する排気弁を設けた呼吸用保護具であって、前記送気ユニットに電動ファン、モーター及びバッテリーを内蔵すると共に、フード部またはフェイスシールド部内の圧をポジティブ(陽圧)に保つことを特徴とする電動ファン付き呼吸用保護具。
  2. 送気ユニットをフード部の内側に、フィルター部をフード部の外側に設けたことを特徴とする請求項1記載の電動ファン付き呼吸用保護具。
  3. フード部またはフェイスシールド部をヘルメットと併用またはヘルメットと一体とすることを特徴とする請求項1または2記載の電動ファン付き呼吸用保護具。
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