JP3136302B2 - 白蟻の駆除剤及びその製造方法 - Google Patents
白蟻の駆除剤及びその製造方法Info
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- JP3136302B2 JP3136302B2 JP08276262A JP27626296A JP3136302B2 JP 3136302 B2 JP3136302 B2 JP 3136302B2 JP 08276262 A JP08276262 A JP 08276262A JP 27626296 A JP27626296 A JP 27626296A JP 3136302 B2 JP3136302 B2 JP 3136302B2
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- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、白蟻等の排除及
び死滅を目的とした白蟻等の駆除剤及びその製造方法に
関する。
び死滅を目的とした白蟻等の駆除剤及びその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来石炭灰と水と水酸化ナトリウムとを
添加して水熱合成処理することによって製造された石炭
灰固体からなる害虫駆除剤又は前記に消石灰を加えて水
熱合成処理することによって製造された石炭灰固体から
なる害虫駆除剤が知られている(特開平5−58828
号)。
添加して水熱合成処理することによって製造された石炭
灰固体からなる害虫駆除剤又は前記に消石灰を加えて水
熱合成処理することによって製造された石炭灰固体から
なる害虫駆除剤が知られている(特開平5−58828
号)。
【0003】
【発明により解決すべき課題】前記従来の発明は、石炭
灰と、水と、水酸化ナトリウム又は石炭灰と、消石灰
と、水と、水酸化ナトリウムとを水熱合成したものであ
り、これを施工すれば、該部に生息する白蟻等を弱める
ので、弱い殺虫効果であっても死滅させることができる
とされている。然し乍ら塗布等により白蟻等が近づかな
くなるとか、接触死滅するか否かについては明らかでな
い。
灰と、水と、水酸化ナトリウム又は石炭灰と、消石灰
と、水と、水酸化ナトリウムとを水熱合成したものであ
り、これを施工すれば、該部に生息する白蟻等を弱める
ので、弱い殺虫効果であっても死滅させることができる
とされている。然し乍ら塗布等により白蟻等が近づかな
くなるとか、接触死滅するか否かについては明らかでな
い。
【0004】また従来の強力な白蟻駆除剤は、白蟻が吸
入し、又は白蟻に付着した場合にこの白蟻を殺す作用効
果があるが、白蟻が寄りつかなくする効果については知
られていない。また人畜に有害な薬剤が多く、取扱いに
は慎重な注意を必要としている。
入し、又は白蟻に付着した場合にこの白蟻を殺す作用効
果があるが、白蟻が寄りつかなくする効果については知
られていない。また人畜に有害な薬剤が多く、取扱いに
は慎重な注意を必要としている。
【0005】
【課題を解決する為の手段】この発明は、水中反応によ
り容易に多量生産し得ると共に、人畜に無害であって取
扱いが容易であり、かつ木材に塗布すると、その材質を
硬質に変化させるなどの特質を有する。
り容易に多量生産し得ると共に、人畜に無害であって取
扱いが容易であり、かつ木材に塗布すると、その材質を
硬質に変化させるなどの特質を有する。
【0006】即ち駆除剤の発明は、水50〜70%(重
量)に、炭酸ナトリウム5〜10%(重量)、水酸化カ
リウム5〜10%(重量)及びメタルシリコン20〜3
0%(重量)を投入し、これに少量の弗素粉末、吸水性
樹脂、コークス及び木炭を添加して3〜7時間自然沸騰
させることによって製造した白蟻の駆除剤である。また
方法の発明は、水50〜70%(重量)に、炭酸ナトリ
ウム5〜10%(重量)、水酸化カリウム5〜10%
(重量)及びメタルシリコン20〜30%(重量)を投
入し、これに少量の弗素粉末、吸水性樹脂、コークス及
び木炭を添加して3〜7時間自然沸騰させることを特徴
とした白蟻等の駆除剤の製造方法である。
量)に、炭酸ナトリウム5〜10%(重量)、水酸化カ
リウム5〜10%(重量)及びメタルシリコン20〜3
0%(重量)を投入し、これに少量の弗素粉末、吸水性
樹脂、コークス及び木炭を添加して3〜7時間自然沸騰
させることによって製造した白蟻の駆除剤である。また
方法の発明は、水50〜70%(重量)に、炭酸ナトリ
ウム5〜10%(重量)、水酸化カリウム5〜10%
(重量)及びメタルシリコン20〜30%(重量)を投
入し、これに少量の弗素粉末、吸水性樹脂、コークス及
び木炭を添加して3〜7時間自然沸騰させることを特徴
とした白蟻等の駆除剤の製造方法である。
【0007】前記方法において、処理を容易にする為に
少量の触媒を使用する。
少量の触媒を使用する。
【0008】前記各成分割合中、炭酸ナトリウムと水酸
化カリウムは7%前後、メタルシリコンは26%前後が
好ましい。この発明の駆除剤は、洗除しなければ長く効
力を保つものである。従って屋内などの使用では数年以
上効力を保つものと推定される。
化カリウムは7%前後、メタルシリコンは26%前後が
好ましい。この発明の駆除剤は、洗除しなければ長く効
力を保つものである。従って屋内などの使用では数年以
上効力を保つものと推定される。
【0009】
【発明の実施形態】この発明は、水中にメタルシリコ
ン、炭酸ナトリウム、水酸化カリウムを投入すると共
に、弗素粉末、触媒コークス及び木炭を添加して自然沸
騰させた後、濾過して駆除液を得た。
ン、炭酸ナトリウム、水酸化カリウムを投入すると共
に、弗素粉末、触媒コークス及び木炭を添加して自然沸
騰させた後、濾過して駆除液を得た。
【0010】
【実施例】反応槽内へ水25kg、メタルシリコン10k
g、炭酸ナトリウム3kg及び水酸化カリウム3kgを投入
すると共に、コークス塊150g及び木炭塊500gを
収容し、かつアクアクィック(商標、日本触媒株式会社
製)20g、弗素粉末30gを添加して5時間継続自然
沸騰させた後、濾過し、濾液(駆除剤)2.5kgを得
た。
g、炭酸ナトリウム3kg及び水酸化カリウム3kgを投入
すると共に、コークス塊150g及び木炭塊500gを
収容し、かつアクアクィック(商標、日本触媒株式会社
製)20g、弗素粉末30gを添加して5時間継続自然
沸騰させた後、濾過し、濾液(駆除剤)2.5kgを得
た。
【0011】前記により得た駆除剤は、土台などの木材
表面に200g〜400g/m2の割合に塗布した所
(通常2回塗布、前記は2回分の塗布量)、硬質に変化
すると共に(例えば鋸引きが困難になる)、白蟻が近よ
らなくなった。また塗布後3〜5時間後に、土台付近に
白蟻の死骸が散見された。
表面に200g〜400g/m2の割合に塗布した所
(通常2回塗布、前記は2回分の塗布量)、硬質に変化
すると共に(例えば鋸引きが困難になる)、白蟻が近よ
らなくなった。また塗布後3〜5時間後に、土台付近に
白蟻の死骸が散見された。
【0012】
【発明の効果】この発明は、白蟻に嫌悪感を与えてその
近接を妨害できると共に、長く接触した白蟻を死滅させ
るなどの諸効果がある。また木材に対しては塗布部分を
硬質に変えて白蟻のみならず木材に穴をあけ、又は木材
を食べる害虫を駆除できる効果がある。
近接を妨害できると共に、長く接触した白蟻を死滅させ
るなどの諸効果がある。また木材に対しては塗布部分を
硬質に変えて白蟻のみならず木材に穴をあけ、又は木材
を食べる害虫を駆除できる効果がある。
【0013】更にこの発明の駆除剤には、耐火性も認め
られるので、白蟻駆除の為に塗布することにより、耐
火、防火処理をしたことにもなり、一層有効である。
られるので、白蟻駆除の為に塗布することにより、耐
火、防火処理をしたことにもなり、一層有効である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01N 59/00 CA(STN) JICSTファイル(JOIS) REGISTRY(STN) WPIDS(STN)
Claims (2)
- 【請求項1】 水50〜70%(重量)に、炭酸ナトリ
ウム5〜10%(重量)、水酸化カリウム5〜10%
(重量)及びメタルシリコン20〜30%(重量)を投
入し、これに少量の弗素粉末、吸水性樹脂、コークス及
び木炭を添加して3〜7時間自然沸騰させることによっ
て製造した白蟻の駆除剤。 - 【請求項2】 水50〜70%(重量)に、炭酸ナトリ
ウム5〜10%(重量)、水酸化カリウム5〜10%
(重量)及びメタルシリコン20〜30%(重量)を投
入し、これに少量の弗素粉末、吸水性樹脂、コークス及
び木炭を添加して3〜7時間自然沸騰させることを特徴
とした白蟻の駆除剤の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08276262A JP3136302B2 (ja) | 1996-10-18 | 1996-10-18 | 白蟻の駆除剤及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08276262A JP3136302B2 (ja) | 1996-10-18 | 1996-10-18 | 白蟻の駆除剤及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10120516A JPH10120516A (ja) | 1998-05-12 |
JP3136302B2 true JP3136302B2 (ja) | 2001-02-19 |
Family
ID=17566990
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08276262A Expired - Fee Related JP3136302B2 (ja) | 1996-10-18 | 1996-10-18 | 白蟻の駆除剤及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3136302B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20140086794A1 (en) * | 2011-03-04 | 2014-03-27 | Junzou Maruyama | Prevention method and preventive solidified substance, method for applying preventive solidified substance, base material and material used in application of preventive solidified substance, and method for producing preventing solidified substance |
CN111096333B (zh) * | 2019-12-25 | 2021-04-30 | 广东省科学院动物研究所 | 生物质炭在制备白蚁驱避剂中的应用 |
-
1996
- 1996-10-18 JP JP08276262A patent/JP3136302B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10120516A (ja) | 1998-05-12 |
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