JP3136250U - 整経機 - Google Patents
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Abstract
【課題】自動的に複数の糸をビーム上に巻きつけ、緻密で高品質な経糸を形成できる整経機を提供すること。
【解決手段】前後に延びる複数のビーム６２を円周上に配置した本体６１と、ビーム６２の外周側において前後に摺動可能なヤーンガイド６３と、ビーム６２の外側を囲んで回動可能であり、ヤーンガイド６３に連動して摺動可能な糸巻きリング６４と、本体６１の両側に設置された複数の綾取り棒６５とを備え、ヤーンガイド６３にはクリールのボビンから糸を引き出すセレクトガイド６３１を設け、糸巻きリング６４には、セレクトガイド６３１で選定された糸を係止する糸掛けを形成し、綾取り棒６５はビーム６２上に巻きつけられた糸に所定の綾を形成する。
【選択図】図２
【解決手段】前後に延びる複数のビーム６２を円周上に配置した本体６１と、ビーム６２の外周側において前後に摺動可能なヤーンガイド６３と、ビーム６２の外側を囲んで回動可能であり、ヤーンガイド６３に連動して摺動可能な糸巻きリング６４と、本体６１の両側に設置された複数の綾取り棒６５とを備え、ヤーンガイド６３にはクリールのボビンから糸を引き出すセレクトガイド６３１を設け、糸巻きリング６４には、セレクトガイド６３１で選定された糸を係止する糸掛けを形成し、綾取り棒６５はビーム６２上に巻きつけられた糸に所定の綾を形成する。
【選択図】図２
Description
本考案は、複数のボビンから引き出した糸を自動的にビームに巻き取り、織り布の経糸を形成する整経機に関する。
一般的な整経機１は、図１に示すように、非回転式整経胴４とその前端部に設置されたヤーンガイド３とを有し、ヤーンガイド３と対向するよう回転式クリール２が設置されている。回転式クリール２には複数個のボビンが支持され、整経胴４の外周側には互いに平行な複数本の糸送りベルト５が軸方向に移動可能に配置されている。
そして、回転式クリール２とヤーンガイド３とが回転し、回転式クリール２のボビンからヤーンガイド３が糸を引き出して、整経胴４の糸送りベルト５に巻きつけ、糸送りベルト５が後方へ送って整経胴４の外周面上に織り布の経糸を巻きつける（特許文献１、特許文献２参照）。
そして、回転式クリール２とヤーンガイド３とが回転し、回転式クリール２のボビンからヤーンガイド３が糸を引き出して、整経胴４の糸送りベルト５に巻きつけ、糸送りベルト５が後方へ送って整経胴４の外周面上に織り布の経糸を巻きつける（特許文献１、特許文献２参照）。
しかし、上記従来の整経機のように、糸送りベルト５で糸を移動させ、整経胴４の外周面全体に糸を配置するものは、回転式クリール２及びヤーンガイド３を駆動するモータやこのモータを制御するコンピュータがいかに精密であっても、糸の張力が不足し、経糸を緻密且つ効果的に整経胴４へ巻き付けることができなかった。
本考案が解決しようとする課題は、自動的に複数の糸をビーム上に巻きつけ、緻密で高品質な経糸を形成できる整経機を提供することにある。
本考案が解決しようとする課題は、自動的に複数の糸をビーム上に巻きつけ、緻密で高品質な経糸を形成できる整経機を提供することにある。
本考案の整経機は、前後方向に延びる複数のビームを円周上に配置した本体と、前記ビームの外周側において前後に摺動可能なヤーンガイドと、前記ビームの外側を囲み、前記本体の中心軸を中心として回動可能で、且つ、前記ヤーンガイドに連動して摺動可能な糸巻きリングと、前記本体の両側に前記ビームと平行に設置された複数の綾取り棒と、前記ヤーンガイド及び糸巻きリングを摺動させると共に、前記糸巻きリングを回動させる駆動装置とを備え、前記ヤーンガイドにはクリールで保持された複数のボビンから糸を引き出すセレクトガイドが設けられ、前記糸巻きリングには、前記セレクトガイドで選定された糸を係止する糸掛けが形成され、前記綾取り棒は、その前端が前記糸巻きリングに近接して前後揺動可能に設けられ、前記ビーム上に巻きつけられる糸に所定の綾を形成する。
前記駆動装置に、前記ヤーンガイドの摺動及び前記糸巻きリングの回動を制御する制御手段を接続すると良い。
前記ビームと平行な位置決め棒が前記ヤーンガイドを貫通し、前記ヤーンガイドの摺動を案内することがある。
前記ビームと平行な位置決め棒が前記ヤーンガイドを貫通し、前記ヤーンガイドの摺動を案内することがある。
本考案によれば、糸巻きリングがヤーンガイドと共に摺動しながらビーム上に糸を巻きつけるので、充分な張力で緻密に巻くことができ、ビーム上に高品質な経糸を形成することが可能である。
以下、本考案の実施例を図２に基づいて詳細に説明する。
本考案の整経機６は、前後方向に延びる複数のビーム６２を円周上に配置した本体６１と、ビーム６２の外周側において前後に摺動可能なヤーンガイド６３と、ビーム６２の外側を囲み、本体６１の中心軸を中心として回動可能で、且つ、ヤーンガイド６３に連動して摺動可能な糸巻きリング６４と、本体６１の両側にビーム６２と平行に設置された複数の綾取り棒６５と、ヤーンガイド６３及び糸巻きリング６４を摺動させると共に、糸巻きリング６４を回動させる駆動装置（図示せず）と、駆動装置に接続されたコンピュータ６６とを備える。
本考案の整経機６は、前後方向に延びる複数のビーム６２を円周上に配置した本体６１と、ビーム６２の外周側において前後に摺動可能なヤーンガイド６３と、ビーム６２の外側を囲み、本体６１の中心軸を中心として回動可能で、且つ、ヤーンガイド６３に連動して摺動可能な糸巻きリング６４と、本体６１の両側にビーム６２と平行に設置された複数の綾取り棒６５と、ヤーンガイド６３及び糸巻きリング６４を摺動させると共に、糸巻きリング６４を回動させる駆動装置（図示せず）と、駆動装置に接続されたコンピュータ６６とを備える。
また、図示しないが、整経機６の前方には、複数のボビンを保持する回転式クリールが設置されている。
本体６１の下方にはビーム６２と平行にレール６１１が配設され、略円弧状のヤーンガイド６３の下端部がレール６１１に摺動可能に係合している。
また、ビーム６２と平行な位置決め棒６７がヤーンガイド６３の下部を貫通し、ヤーンガイド６３の摺動を案内する。
ヤーンガイド６３には、回転式クリールのボビンから所定の糸を引き出すセレクトガイド６３１が設けられている。
本体６１の下方にはビーム６２と平行にレール６１１が配設され、略円弧状のヤーンガイド６３の下端部がレール６１１に摺動可能に係合している。
また、ビーム６２と平行な位置決め棒６７がヤーンガイド６３の下部を貫通し、ヤーンガイド６３の摺動を案内する。
ヤーンガイド６３には、回転式クリールのボビンから所定の糸を引き出すセレクトガイド６３１が設けられている。
糸巻きリング６４は、ヤーンガイド６３のセレクトガイド６３１で選定された糸を係止する糸掛け（図示せず）が形成される。
そして、コンピュータ６６で制御された駆動装置が作動すると、糸巻きリング６４が回動しながらヤーンガイド６３と共に摺動し、この結果、ボビンから引き出された糸が予め設定された糸順序に従いビーム６２の外面に巻きつけられる。
糸巻きリング６４の近傍には、綾取り棒６５の前端に前後揺動可能に設けられたフック（図示せず）が位置し、ビーム６２に巻きつけられる糸に所定の綾を形成できるようになっている。
ビーム６２に糸を巻きつけた後、さらに綾取り棒６５のフックを揺動させることにより、巻きつけられた糸をいくつかの経糸に分け、後続の裁断工程において経糸を分割することができる。
そして、コンピュータ６６で制御された駆動装置が作動すると、糸巻きリング６４が回動しながらヤーンガイド６３と共に摺動し、この結果、ボビンから引き出された糸が予め設定された糸順序に従いビーム６２の外面に巻きつけられる。
糸巻きリング６４の近傍には、綾取り棒６５の前端に前後揺動可能に設けられたフック（図示せず）が位置し、ビーム６２に巻きつけられる糸に所定の綾を形成できるようになっている。
ビーム６２に糸を巻きつけた後、さらに綾取り棒６５のフックを揺動させることにより、巻きつけられた糸をいくつかの経糸に分け、後続の裁断工程において経糸を分割することができる。
６ 整経機
６１ 本体
６１１ レール
６２ ビーム
６３ ヤーンガイド
６３１ セレクトガイド
６４ 糸巻きリング
６５ 綾取り棒
６６ コンピュータ
６７ 位置決め棒
６１ 本体
６１１ レール
６２ ビーム
６３ ヤーンガイド
６３１ セレクトガイド
６４ 糸巻きリング
６５ 綾取り棒
６６ コンピュータ
６７ 位置決め棒
Claims (3)
- 前後方向に延びる複数のビームを円周上に配置した本体と、前記ビームの外周側において前後に摺動可能なヤーンガイドと、前記ビームの外側を囲み、前記本体の中心軸を中心として回動可能で、且つ、前記ヤーンガイドに連動して摺動可能な糸巻きリングと、前記本体の両側に前記ビームと平行に設置された複数の綾取り棒と、前記ヤーンガイド及び糸巻きリングを摺動させると共に、前記糸巻きリングを回動させる駆動装置とを備え、前記ヤーンガイドにはクリールで保持された複数のボビンから糸を引き出すセレクトガイドが設けられ、前記糸巻きリングには、前記セレクトガイドで選定された糸を係止する糸掛けが形成され、前記綾取り棒は、その前端が前記糸巻きリングに近接して前後揺動可能に設けられ、前記ビーム上に巻きつけられる糸に所定の綾を形成することを特徴とする整経機。
- 前記駆動装置に、前記ヤーンガイドの摺動及び前記糸巻きリングの回動を制御するコンピュータを接続した請求項１に記載の整経機。
- 前記ビームと平行な位置決め棒が前記ヤーンガイドを貫通し、前記ヤーンガイドの摺動を案内する請求項１又は２に記載の整経機。
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| TW096208093U TWM324671U (en) | 2007-05-18 | 2007-05-18 | Structure of warping machine |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3136250U true JP3136250U (ja) | 2007-10-18 |
Family
ID=38565370
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2007006140U Expired - Fee Related JP3136250U (ja) | 2007-05-18 | 2007-08-09 | 整経機 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3136250U (ja) |
| DE (1) | DE202007010578U1 (ja) |
| IT (1) | ITMI20070294U1 (ja) |
| TW (1) | TWM324671U (ja) |
-
2007
- 2007-05-18 TW TW096208093U patent/TWM324671U/zh not_active IP Right Cessation
- 2007-07-30 DE DE202007010578U patent/DE202007010578U1/de not_active Expired - Lifetime
- 2007-08-09 JP JP2007006140U patent/JP3136250U/ja not_active Expired - Fee Related
- 2007-08-23 IT IT000294U patent/ITMI20070294U1/it unknown
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| ITMI20070294U1 (it) | 2008-11-19 |
| DE202007010578U1 (de) | 2007-10-04 |
| TWM324671U (en) | 2008-01-01 |
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