JP3136249U - 脚立用転倒防止具及び脚立 - Google Patents

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Abstract

【課題】脚立に加工を施すことなく、様々な大きさなどの脚立に対して、簡単に取り付け・取り外しができ、さらに、脚立の転倒を防止するのに優れた脚立用転倒防止具。
【解決手段】少なくとも、脚立の縦材の周囲を囲むように着脱自在に取り付けられて設置される、縦向きの特定形状をしたスリットを有する略4角筒状の取付部材と、該取付部材に回動自在に設置される棒状の補助脚部材と、該補助脚部材の回動する動きを制止させることで該補助脚部材を最適位置に固定できるようにするストッパー部材と、脚立の縦材に取り付けるための圧接部品とを備えた脚立用転倒防止具。
【選択図】図1

Description

本考案は、脚立用転倒防止具及び脚立に関する。さらに詳しくは、脚立の転倒を防止するのに有効な脚立用転倒防止具、及びこれを取り付けしてなる脚立に関する。
従来から、人の手が届かない高所で作業などをする場合において、脚立が広く使用されている。この脚立10は、例えば、図6に示すように、2本の縦材11と、その間に架設された複数の横桟12とを各々有する一対の梯子部を上端部で開閉自在に連結した形態をしており、作業者などはこの脚立の横桟12に載って作業などを行う。
しかしながら、脚立は、その構造上、梯子部の正面方向からの衝撃や揺れに対しては比較的耐久力を発揮するが、梯子部の側面方向からの衝撃や揺れに対しては弱く、脚立の転倒や、転倒の不安から脚立上での作業が制約されるなどの問題を有していた。
このため、現在までに、脚立の転倒を防止するために、様々な方法が提案されている。例えば、特許文献1には、脚立の対向する2本の脚柱間に横架され該脚柱に固定される繋ぎ部と、上記対向する脚柱の外側で上記繋ぎ部から下方に延設された一対の支柱とを備えた脚立用転倒防止治具が提案されている。しかしながら、この脚立用転倒防止治具は、脚立への取り付け・取り外しが煩雑であるばかりか、様々な種類や大きさの脚立に対応して用いることができないなどの問題を有していた。
また、特許文献2には、脚立足と同サイズの長さの支柱ポールを折畳脚立天頭金具に設置しその支柱ポールを開脚接地させ、その支柱ポールにリングにより付随するL型フックで脚立足本体に固定する脚立の横転倒防止装置が提案されている。この横転倒防止装置は、脚立への取り付け・取り外しを簡単に行うことが可能であるが、予め、脚立にフック受け金具を設置するなどの加工を施す必要があった。つまり、この横転倒防止装置を使用するためには、保有する脚立ごとに、この加工を施す必要があり、非常に煩雑であった。また、この横転倒防止装置も、様々な種類や大きさの脚立に対応して用いることができず、さらには、この横転倒防止装置は、横側からの衝撃や揺れに対して、1本の支柱ポールで支える構造であるため、十分な転倒防止効果が得られない問題もあった。
登録実用新案第3019139号公報 実用新案登録第3074804号公報
したがって、本考案の目的は、脚立に加工を施すことなく、様々な大きさや種類の脚立に対し、簡単に取り付け・取り外しすることができ、さらには、脚立の転倒を防止するのに優れた脚立用転倒防止具を提供することにある。また、本考案の目的は、該脚立用転倒防止具を取り付けてなる脚立を提供することにある。
上記課題は、以下の本考案により解決される。すなわち、少なくとも、脚立の縦材の周囲を囲むように着脱自在に取り付けられて設置される、縦向きのスリットを有する略4角筒状の取付部材と、該取付部材を形成する4つの面のうち、スリットを有する面と直交する面のいずれか一方に、この面に沿って回動自在に設置される棒状の補助脚部材と、該補助脚部材の回動する動きを制止させることで該補助脚部材を最適位置に固定できるようにするストッパー部材と、脚立の縦材に取り付けるための圧接部材とを備えた脚立用転倒防止具であって、上記取付部材のスリットの横幅が、スリットからその内部に上記縦材を完全に嵌入させることができる幅で、且つ、上記縦材の広幅より狭い幅であり、上記取付部材の上記縦材への設置が、上記縦材を上記取付部材のスリットからこの内部に完全に嵌入させ、この嵌入させた上記縦材を上記圧接部材によって、上記取付部材の内周面に圧接固定させることにより行われることを特徴とする脚立用転倒防止具である。
また、本考案の脚立用転倒防止具は、さらに、脚立用転倒防止具の未使用時に前記補助脚部材を収納する脚収納部材を備えてなり、該脚収納部材が、収納する補助脚部材を設置している取付部材の長さ方向と平行する方向で固定収納する形態であることが好ましい。また、本考案の脚立用転倒防止具は、前記補助脚部材を、少なくとも、該補助脚部材を設置する面と直交する外側方向に向けて角度5〜20度の範囲内で屈曲させた板材と、パイプ材とからなる構成や、少なくとも、該補助脚部材を設置する面と直交する外側方向に向けて角度5〜20度の範囲内で屈曲させたパイプ材からなる構成にすることができる。また、本考案の脚立用転倒防止具は、前記補助脚部材の長さを伸縮可能にすることが好ましい。また、本考案の脚立用転倒防止具は、前記圧接部材がネジ式であることが好ましい。
また、本考案の別の実施態様は、本考案の脚立用転倒防止具を取り付けしてなることを特徴とする脚立である。
本考案によれば、脚立に加工を施すことなく、様々な大きさや種類の脚立に対し、簡単に取り付け・取り外しすることができ、さらには、脚立の転倒を防止するのに優れた脚立用転倒防止具を提供することができる。また、本考案によれば、該脚立用転倒防止具を取り付けてなる脚立を提供することができる。
以下に、図面を参照して本考案を詳細に説明する。
図1は、本考案の脚立用転倒防止具の一実施形態を示す斜視図である。図2は、図1の実施形態である脚立用転倒防止具を上方から見た平面図であり(取付部材及び圧接部材のみ図示)、脚立の縦材に取付部材を設置するのを示す説明図である。また、図3は、図1の実施形態である脚立用転倒防止具の側面図であり、補助脚部材を回動させて脚収納部材に収納するのを示す説明図である。また、図4は、伸縮可能な補助脚部材の一実施形態を示す説明図である。図5は、本考案の脚立用転倒防止具の一実施形態を示す正面図である。図6は、本考案の脚立の一実施形態を示す斜視図である。
本考案の脚立用転倒防止具1は、図6に示すように、脚立10の縦材11に取り付けすることにより使用するものであり、基本的には、図1又は図6に示すように、脚立10の縦材11の周囲を囲むように取り付けられて設置される取付部材2と、取付部材2に設置される棒状の補助脚部材3と、補助脚部材3を最適位置に固定できるようにするストッパー部材4と、取付部材2を脚立10の縦材11に取り付けるための圧接部材5とから構成されている。以下、本考案の脚立用転倒防止具1を構成する各部材の好ましい実施形態について説明する。
本考案を構成する取付部材2は、図1又は図2に示すとおり、縦向きのスリット2aを有する略4角筒状の形態をしており、4つの面(m1〜m4)から形成されている。また、この取付部材2の幅方向の大きさは、縦材11の周囲を囲むことができる大きさであれば、特に制限はない(図2参照)。例えば、取付部材2を縦材11に設置した際、縦材11の広幅11aに対峙する取付部材2の面の幅(面m1と面m3の幅)が、縦材11の広幅11aと比べて15mm〜25mmの範囲で大きく、また、縦材11の狭幅11bに対峙する取付部材2の面の幅(面m2と面m4の幅)が、縦材11の狭幅11bと比べて10mm〜20mmの範囲で大きくなるような大きさにすることができる。より具体的には、一般的な脚立10の縦材11は、広幅11aが約50mm、狭幅11bが約25mmのコの字形状をしていることから、取付部材2は、スリットを有する面m1とそれに対向する面m3の幅が65mm〜75mmの範囲内、また、スリットを有する面と直交する面(m2、m4)の幅が35mm〜45mmの範囲内の大きさに形成することができる。また、取付部材2の長さ方向の大きさは、隣り合う2本の横桟12間の距離より短く、また、後述する各部材を取付部材2に設置できる程度の長さを有していれば、特に制限はない。例えば、一般的な脚立10における隣り合う2本の横桟12間の距離は、300mm〜310mmの範囲内であることから、取付部材2は、その長さ方向の大きさを150mm〜280mmの範囲内とすることができる。勿論、取付部材2をこれらの範囲外の大きさにすることも可能である。
また、本考案において、図2に示すように、取付部材2のスリット2aの横幅は、このスリット2aからその内部に縦材11を完全に嵌入させることができる幅であり、且つ、縦材11の広幅11aより狭い幅であれば特に制限はない。また、このスリット2aは、後述する方法で、取付部材2を縦材11に設置させる必要性から、面m1の側端部以外の部分に形成されており、スリット2aを有する面m1は、2つに分離している(図1又は図2参照)。また、このスリット2aは、図1、図2又は図5に示すとおり、この面m1の幅中心線から、左右のどちらかにややずれた位置に形成されていることが好ましく、このように形成することで、より簡単に、取付部材2の内部に縦材11を嵌入させることが可能となる。つまりは、本考案の脚立用転倒防止具1の脚立10への取り付けを、より簡単に行うことが可能となる。
次に、取付部材2の脚立10の縦材11への設置方法を、ネジ式の圧接部材5を用いた場合を例に、以下に説明する。先ず、図2(a)に示すとおり、取付部材2は、その設置前において取付部材2と縦材11は互いに分離した状態となっている。次に、図2(b)に示すように、取付部材2を縦材11に対して斜めに傾けるなどして、取付部材2の内部に縦材11をスリット2aから嵌入させる。そして、図2(c)に示すように、取付部材2の内部に縦材11を完全に嵌入させた後、縦材11のコの字形状の端部11cが、取付部材2のスリット2aを有する面m1の内側部分と向かい合うように位置調整する。その後、図2(d)に示すように、スリット2aと対向する面m3から取付部材2の内部にA方向に向けてネジ式に挿入される圧接部材5によって、嵌入した縦材11をスリット2aを有する面m1の内側部分(取付部材2の内周面)に圧接固定させることにより取付部材2は縦材11に設置される。一方、取付部材2を脚立10の縦材11から取り外す場合は、圧接部材5をB方向に緩めた後、取付部材2と縦材11を互いに分離させることにより行う(図2参照)。本考案の脚立用転倒防止具1は、このような取付部材2の形状的特徴を利用して、脚立10に取り付け又は取り外しする構造のものであるため、脚立10に加工を施す必要がなく、簡単に取り付け・取り外しできるものである。また、取付部材2は、縦材11のどの位置にでも、上述のようにして設置できるものであるため、本考案の脚立用転倒防止具1は取り付けさせる脚立10の大きさや種類を選ばない。
このようにネジ式の圧接部材5を用いる場合においては、取付部材2に、あらかじめ圧接部材5を挿入させるためのネジ孔2bを設けることが好ましい。例えば、スリットを有する面m1に対向する面m3の幅中央部分に設けることができる(図2及び図6参照)。このネジ孔2bの数も、特に制限はないが、2個又は3個設けることが、設置の容易性と設置強度のバランスの点から好ましい。また、このネジ孔2bは、これに圧接部材5を挿入した際、圧接部材5がぐらつくのを防止するため、厚み0.5mm程度の凸部2bを設けた形態であることが好ましい(図2又は図3参照)。
本考案を構成する補助脚部材3は、図1及び図3に示すように、取付部材2のスリット2aを有する面m1と直交する面(m2、m4)のいずれか一方に、この面(m2、m4)に沿って回動自在(C方向又はD方向)に設置されている。本考案において、このような補助脚部材3の形態としては、棒状であれば、特に制限はないが、例えば、図1に示すような、板材とパイプ材をネジなどの接合部材8で組み合わせた形態や、図4に示すような、パイプ材を単独で用いた形態などが挙げられる。
また、本考案において、補助脚部材3の長さは、取り付けさせる脚立10の大きさや、取付部材2を設置させる位置(高さ)にもよるが、例えば、1,000mm〜2,000mmの範囲内であることが好ましく、また、補助脚部材3の幅方向の大きさも、特に制限はないが、脚立10の転倒を防止するのに十分な程度の強度を発現する大きさとすることが好ましい。さらに、図4に示すように、補助脚部材3は、その長さを伸縮可能にした形態であることが好ましい。補助脚部材3の長さを伸縮可能にする方法としては、例えば、図1に示すような、板材とパイプ材を接合部材8で組み合わせた形態の場合においては、接合部材8でこれらの接合位置を変更するなどして適宜長さを伸縮可能にする方法などを用いることができる。また、図4に示すような、パイプ材を用いた形態の場合においては、径が異なる複数のパイプをE方向へスライドさせて適当な長さに調整した後、ボルト9などを用いてこれらを固定させることで補助脚部材3の長さを伸縮可能にする方法などを用いることができる。本考案の脚立用転倒防止具1は、補助脚部材3をこのように伸縮可能な形態とすることで、あらゆる大きさの脚立10により対応できるものとなり、また、脚立10の種類によって使い分ける必要がなくなる。また、補助脚部材3の地面と接する先端部には、ゴム足などの滑り止め部3aを設けることが好ましい(図3又は図6参照)。
また、補助脚部材3を回動自在に設置させる方法として、ボルト部7aとナット部7bからなる締付部材7を用いた場合を一例にして以下に説明する。先ず、取付部材2のスリット2aを有する面m1と直交する面(m2、m4)のいずれか一方に、外側に向けてボルト部7aを突設させる。次に、補助脚部材3にボルト部7aを貫通させるための孔を設け、この孔をボルト部7aに差し込む。さらに、この補助脚部材3を、ボルト部7aと、対になるナット部7bで締め付けて補助脚部材3を設置させる(図1又は図5参照)。このように設置させた補助脚部材3は、ナット部7bを緩めるなどして、C方向又はD方向に自在に回動させることができ、また、締付部材7で再び締付固定することで所定位置に締付固定できる(図3参照)。また、補助脚部材3に設けるボルト部7aを貫通させるための孔は、補助脚部材3に複数設けてもよく、この場合、締付部材7による設置位置を変更することで補助脚部材3の長さを適宜調整できる。
また、本考案において、補助脚部材3は、例えば、図5に示すように、取付部材2における補助脚部材3を設置する面(m2又はm4)と直交する外側方向(F方向)に向けて縦材11に触れない程度に屈曲していることが好ましい。より具体的には、この屈曲した角度を5〜20度の範囲内にすることができる。勿論、これ以外の範囲の角度にすることもできるし、また、屈曲させる補助脚部材3は、板材とパイプ材とを組み合わせた形態や、パイプ材のみを用いた形態、さらにはその他の形態でもよい。
本考案を構成するストッパー部材4は、図1又は図3に示すように、補助脚部材3の回動する動きを制止して補助脚部材3を最適位置に固定できるようにする役割を有する。本考案においては、図6に示すとおり、この最適位置を、地面と補助脚部材3との、内側の角度が、70〜80度の範囲となる位置に設定することが好ましい。このような角度の位置に補助脚部材3が固定されるようにストッパー部材4を設置することで、脚立10をより安定化する位置に、より簡単に脚立用転倒防止具1を設置させることが可能となる。このストッパー部材4の具体的な実施形態としては、例えば、図1に示すように、取付部材2に1〜5mm厚程度の2本の板状部材を、それぞれ、取付部材2のスリットを有する面m1とその対向面m3に、補助脚部材を設置した面(m2又はm4)から5〜20mm程度突出するように設置させることが好ましい。
本考案を構成する圧接部材5は、図2に示すように、縦材11を取付部材2の内部に完全に嵌入させた際、この嵌入させた縦材11を取付部材2の内周面に圧接させるためのものであり、つまりは、取付部材2を縦材11に圧接固定させることで、本考案の脚立用転倒防止具1を脚立10の縦材11に取り付けるためのものである。このような圧接部材5の形態としては、特に制限はないが、例えば、上述で説明したネジ式のものや(図2参照)、スポンジ式のものなどを用いることができる。ネジ式の圧接部材5を用いた場合、取付部材2の脚立11への固定は、1箇所で行っても構わないが、より強固に設置するために、複数箇所、例えば、2箇所で行うことが好ましい。また、ネジ式の圧接部材5のボルト側の長さは、取付部材2の内部に嵌入される縦材11の幅方向の大きさなどにより適宜調製される。
さらに、本考案の脚立用転倒防止具1は、必要に応じて、他の部材を備えることができる。例えば、脚立用転倒防止具1の未使用時に補助脚部材3を収納する脚収納部材6などを備えることができる。このような脚収納部材6としては、例えば、収納する補助脚部材3を設置している取付部材2の長さ方向と平行する方向で固定収納させるものなどが挙げられる。このような脚収納部材6の形態としては、例えば、上述した取付部材2と同様の形態をした、縦向きのスリット6aを有する略4角筒状の取付部6bと、補助脚部材3を収納させる凹部分を有した収納部6cと、圧接部材5とから構成されているものなどが挙げられる(図1、図3参照)。このような形態の脚収納部材6を用いた場合、取付部6bと収納部6cはネジなどの接合部材8によって接合させることができる(図3参照)。また、この場合における脚収納部材6の脚立10の縦材11への設置は、取付部6bを用いて、上述した取付部材2を脚立10に設置する方法と同様の方法で行うことができ、取付部材2の設置位置より下方に設置される(図3又は図6参照)。また、この場合における収納部6cへの補助脚部材3の収納は、以下の方法で行われる。先ず、図3(a)に示すような使用状態の補助脚部材3を、C方向に向かって移動させ、図3(b)に示すように収納部6cの凹部分に収納させ固定させる。一方、補助脚部材3を使用する場合は、D方向へこれを移動させる(図3参照)。つまり、本考案の脚立用転倒防止具1は、このような実施形態を採用することで、これを脚立10に取り付けたままの状態で脚立10を倉庫などに収納することを可能にするものである。さらに、この場合、脚立用転倒防止具1を取り付けしていない場合とほぼ同程度の大きさに折り畳めることができるため、本考案の脚立用転倒防止具1は、脚立10を保管する際に邪魔にならない。また、上記した部材以外にも、例えば、実用新案登録第3113438号公報に記載されているような、略コの字形の踏み板取付部材を取付部材2に設けることで、道具類の置き場を設置することもできる(図示なし)。
このような構成をした本考案の脚立用転倒防止具1の材質は、より強度が高い金属製であることが好ましく、例えば、鉄製、アルミ製、ステンレス製などの材質を適宜選択して用いることができる。ただし、図1に示す形態をした脚収納部材3の収納部6cは、弾性力を有する木製や樹脂製であることが好ましい。この場合、弾性力を生かしてより安定的に補助脚部材3を収納することが可能となる。また、上述したように、滑り止め部3aもゴム製であることが好ましい。
本考案の脚立用転倒防止具1は、図6に示すとおり、取付部材2を脚立10の縦材11に設置させることで使用される。つまり、この脚立用転倒防止具1を取り付けた脚立10は、その使用時において、脚立10の外方向(D方向)に向けて補助脚部材3を回動させることで脚立10が転倒するのを防止する(図3又は図6参照)。一方、脚立10の未使用時には、脚立10の内方向(C方向)に向けて補助脚部材3を回動させて収納させるか(図3参照)、脚立用転倒防止具1を取り外しする。また、脚立用転倒防止具1を用いて、脚立10の転倒を防止する場合は、図6に示すように、補助脚部材3と地面の、内側の角度が75度前後となるように取り付け位置を調整することが好ましい。このような取り付け位置の調整は、例えば、取付部材2を縦材11へ設置する位置(高さ)を変更したり、補助脚部材3の長さを調整したりすることで簡単に行うことができる。また、本考案の脚立用転倒防止具1は、脚立10の左右に1本ずつ、合計2本以上設置させることが好ましく、特には、脚立10の転倒をより確実に防止できるよう、脚立10の全ての縦材11に設置させることがより好ましい。
以上のように、本考案の脚立用転倒防止具1は、脚立10に加工を施すことなく、様々な大きさや種類の脚立10に対し、簡単に取り付け・取り外しすることができ、さらには、脚立10の転倒を防止するのに優れたものである。このため、本考案の脚立用転倒防止具1は、脚立10の扱いに慣れていない一般家庭で使用される場合において、特に有効である。
本考案の脚立用転倒防止具の一実施形態を示す斜視図。 脚立の縦材に取付部材を設置するのを示す説明図。 補助脚部材を回動させて脚収納部材に収納するのを示す説明図。 伸縮可能な補助脚部材の一実施形態を示す説明図。 本考案の脚立用転倒防止具の一実施形態を示す正面図。 本考案の脚立の一実施形態を示す斜視図。
符号の説明
1:脚立用転倒防止具
2:取付部材
2a:スリット
2b:凸部
3:補助脚部材
3a:滑り止め部
4:ストッパー部材
5:圧接部材
6:脚収納部材
6a:スリット
6b:取付部
6c:収納部
7:締付部材
8:接合部材
10:脚立
11:縦材
11a:広幅
11b:狭幅
11c:コの字形状の端部
12:横桟

Claims (7)

  1. 少なくとも、脚立の縦材の周囲を囲むように着脱自在に取り付けられて設置される、縦向きのスリットを有する略4角筒状の取付部材と、該取付部材を形成する4つの面のうち、スリットを有する面と直交する面のいずれか一方に、この面に沿って回動自在に設置される棒状の補助脚部材と、該補助脚部材の回動する動きを制止させることで該補助脚部材を最適位置に固定できるようにするストッパー部材と、脚立の縦材に取り付けるための圧接部材とを備えた脚立用転倒防止具であって、上記取付部材のスリットの横幅が、スリットからその内部に上記縦材を完全に嵌入させることができる幅で、且つ、上記縦材の広幅より狭い幅であり、上記取付部材の上記縦材への設置が、上記縦材を上記取付部材のスリットからこの内部に完全に嵌入させ、この嵌入させた上記縦材を上記圧接部材によって、上記取付部材の内周面に圧接固定させることにより行われることを特徴とする脚立用転倒防止具。
  2. さらに、脚立用転倒防止具の未使用時に前記補助脚部材を収納する脚収納部材を備えてなり、該脚収納部材が、収納する補助脚部材を設置している取付部材の長さ方向と平行する方向で固定収納する形態である請求項1に記載の脚立用転倒防止具。
  3. 前記補助脚部材が、少なくとも、該補助脚部材を設置する面と直交する外側方向に向けて角度5〜20度の範囲内で屈曲させた板材と、パイプ材とから構成されている請求項1又は2に記載の脚立用転倒防止具。
  4. 前記補助脚部材が、少なくとも、該補助脚部材を設置する面と直交する外側方向に向けて角度5〜20度の範囲内で屈曲させたパイプ材から構成されている請求項1又は2に記載の脚立用転倒防止具。
  5. 前記補助脚部材の長さを伸縮可能にした請求項1〜4のいずれか1項に記載の脚立用転倒防止具。
  6. 前記圧接部材がネジ式である請求項1〜5のいずれか1項に記載の脚立用転倒防止具。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の脚立用転倒防止具を取り付けしてなることを特徴とする脚立。
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KR200489102Y1 (ko) * 2019-01-18 2019-04-30 (주)보성하이테크 사다리용 전도방지장치

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