JP3136085B2 - 多翼送風機 - Google Patents

多翼送風機

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JP3136085B2
JP3136085B2 JP07259201A JP25920195A JP3136085B2 JP 3136085 B2 JP3136085 B2 JP 3136085B2 JP 07259201 A JP07259201 A JP 07259201A JP 25920195 A JP25920195 A JP 25920195A JP 3136085 B2 JP3136085 B2 JP 3136085B2
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壮一郎 朝田
利信 坪井
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Pacific Industrial Co Ltd
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機などに
広く用いられている多翼送風機に係り、特に羽根車に発
生する渦の位置を安定化させることにより、大風量で高
圧力時においても風量特性が安定し且つ低騒音が図れる
ようにしたクロスフローファン型の多翼送風機に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年になって、送風機の高性能化が進
み、クロスフローファン型の多翼送風機においては、高
風量・高圧力タイプのものが要求されると共に、また騒
音においてもますます低騒音化が要求されるようになっ
ている。また、クロスフローファンにおいても流体の可
視化による実験や解析が行なわれ、渦発生位置の変動に
より騒音が発生することが突き止められている。
【0003】図5は、実開昭55−161087号公報
に示される従来の多翼送風機の縦断側面図であり、図
中、21は羽根、23bは側板、29はケーシング、2
9aは安定壁、29bは後壁、30は再循環渦、31は
案内羽根、S1 ,S2 ,S3 は流線、Hは隙間である。
この図に示されるようにファンの内部には、羽根車の中
央を貫通するように静止した案内羽根31が設けられて
いる。
【0004】そして、前記クロスフローファンを羽根付
矢印の向きに回転すると、風は流線S1 ,S2 ,S3 の
ように羽根車内を貫流して流れる。この場合安定壁29
aの内側に沿って形成される再循環渦30の領域は案内
羽根31の作用によって案内羽根31がない場合よりも
小さくなる。従って後壁29bと再循環渦30との隙間
Hが広くなり、前記したように空気に与えられる有効な
エネルギーが増加して圧力を十分に上昇させることがで
きる。つまり、高圧化が実現できるために回転数が小さ
くてもよいため騒音を低減することができるとしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、本発明者の実
験によれば、案内羽根31に風の流れが衝突して乱流が
生じ騒音が大きくなるばかりか、風量も低下することを
確認している。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本発明の多翼送風機
は、クロスフローファンの中間部分に位置する円板2を
中空円板状に形成して中空部2’を設けると共に、ファ
ンボス4が取り付けられた羽根車3’と反対側の羽根車
3”の開口外縁部に軸受け5を設けてケースブロアの側
板にて軸止し、またケースブロアの側板11cに設けた
棒状体7をクロスフローファンの翼羽根の内部に発生す
る渦位置の近傍に配置させることにより、大風量・高圧
力が得られ且つファン特性を安定させることを目的とす
るものである。
【0007】すなわち、第1の発明に係る多翼送風機
は、多数個の翼羽根1を円板2の外周に沿って植設して
なる円筒状の羽根車3を副数個連結したクロスフローフ
ァン10とケースブロア11とモータ12とからなる送
風機において、クロスフローファン10の中間部分に位
置する円板2を中空円板状に形成して中空部2’を設け
ると共に、前記クロスフローファン10の一端部に位置
する羽根車3’の内面中心にはモーターシャフトを取り
付けるためのフアンボス4を設け、他の端部の羽根車
3”の開口外縁部には軸受け5を設け、該軸受け5をケ
ースブロア11の側板11cに設けた軸受けケース6に
て回転自在に軸支し、また前記側板11cには棒状体7
を固定し、該棒状体7の先端部が前記クロスフローファ
ンの内部に翼羽根1と干渉することなく渦位置の近傍に
棒状体7を配置させたことを特徴とするものである。
【0008】また、第2の発明は、棒状体7にはプロペ
ラファン8が固定され、該棒状体7をモータにより回転
自在にしたものである
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図1〜図2に
基づき詳細に説明する。図1は、本発明の多翼送風機の
縦断側面図を示すものであり、図2は、図1のA−A断
面図である。本発明の多翼送風機は、多数個の羽根車1
を円板2の外周に沿って植設してなる円筒状の羽根車3
を副数個連結したクロスフローファン10と、スタビラ
イザ11aとリヤガイダ11bと側板11c,11cか
らなるケースブロア11と、モータ12とで構成される
点は従来品と全く同じである。
【0010】本発明における前記クロスフローファン1
0は、その中間部分に位置する円板2を中空円板状に形
成して中空部2’が設けられている。また、前記クロス
フローファン10の一端部に位置する羽根車3’の内面
中心にはモーターシャフトを取り付けるためのフアンボ
ス4が設けられており、他の端部の羽根車3”の開口外
縁部には軸受け5が設けられている。
【0011】一方、ケースブロア11の側板11cには
軸受けケース6が設けられており、該軸受けケース6に
はクロスフローファン端部の軸受け5を回転自在に軸支
できるようになっている。
【0012】また、前記ケースブロア11の側板11c
には棒状体7が固定されている。そして、この棒状体7
の先端部が前記クロスフローファンの内部に翼羽根1と
干渉することなく渦位置の近傍に配置されるようになっ
ている。なお、前記棒状体7に、例えばプロペラファン
8を固定し、該棒状体7をモータにより回転させてもよ
い。
【0013】図3は、クロスフローファンの内部に発生
する渦の状体を説明する図である。一般的に、クロスフ
ローファンを回転させると内部のスタビライザ近傍に渦
が発生している。
【0014】
【作用】本発明の多翼送風機においては、棒状体7をク
ロスフローファンの一端部より翼羽根1に干渉すること
なく渦位置の近傍に配置されているため、強制的に渦核
の位置を安定させて渦のエネルギーが増すため風の流れ
が安定して渦による騒音を抑制でき、また、P−Q特性
においても、従来品に見られるような高圧領域の所々に
大きな変動をきたすことなく安定したカーブが得られ
る。又、騒音においても渦位置が安定することによって
低減させることができる。
【0015】次に、本発明品と従来品について性能比較
試験を行った。図4は、上記の条件にて測定したP(靜
圧)−Q(風量)特性を示すものであり、本発明の棒状
体を取り付けたものを実線で示し、さらにプロペラファ
ンを追加したものを一点鎖線で示している。また、波線
は、棒状体が用いられていない従来のP−Q特性を示し
ている。
【0016】
【発明の効果】本発明に係る多翼送風機は、クロスフロ
ーファンの中間部分の円板2に中空部2’を設けると共
に、羽根車3”の開口外縁部に軸受け5を設けてケース
ブロアの側板にて軸止し、一方、ケースブロアの側板1
1cに設けた棒状体7をクロスフローファンの翼羽根の
内部に発生する渦位置の近傍に配置されたものであるか
ら、棒状体7によって渦位置が安定するため、渦による
騒音を抑制でき、使用領域において大風量・高圧力のク
ロスフローファンが得られる。また、棒状体7にプロペ
ラファンを取り付けたものにおいては、低風量の領域に
おいてさらに圧力を上昇させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の多翼送風機の縦断側面図。
【図2】 図1のA−A断面図。
【図3】 本発明のクロスフローファンの渦の状体を説
明する図。
【図4】 本発明のP(靜圧)−Q(風量)特性図。
【図5】 従来の多翼送風機の縦断側面図。
【符号の説明】
1 羽根車 2 円板
2’ 中空部 3、3’、3” 羽根車 4 ファンボス 5
ベアリング 6 軸受け 7 棒状体 8
プロペラファン 10 クロスフローファン 11 ケースブロア 11
c 側板 12 モータ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数個の翼羽根1を円板2の外周に沿って
    植設してなる円筒状の羽根車3を副数個連結したクロス
    フローファン10とケースブロア11とモータ12とか
    らなる送風機において、クロスフローファン10の中間
    部分に位置する円板2を中空円板状に形成して中空部
    2’を設けると共に、前記クロスフローファン10の一
    端部に位置する羽根車3’の内面中心にはモーターシャ
    フトを取り付けるためのフアンボス4を設け、他の端部
    の羽根車3”の開口外縁部には軸受け5を設け、該軸受
    け5をケースブロア11の側板11cに設けた軸受けケ
    ース6にて回転自在に軸支し、また前記側板11cには
    棒状体7を固定し、該棒状体7の先端部が前記クロスフ
    ローファンの内部に翼羽根1と干渉することなく渦位置
    の近傍に棒状体7を配置させたことを特徴とする多翼送
    風機。
  2. 【請求項2】棒状体7にはプロペラファン8が固定さ
    れ、該棒状体7をモータにより回転自在にしたものであ
    る請求項1記載の多翼送風機。
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