JP3135912U - パイプ連結構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】二つのパイプを相互に連結する場合に、一方のパイプに関して、フランジの形成を行う必要性をなくすことが可能なパイプ連結構造を提供する。
【解決手段】パイプ連結構造600は、第一のパイプ100と第二のパイプ200と第一のフランジ300とリング板400とOリング500とからなる。第一のパイプの外周には突起110が形成され、第二のフランジとリング板と第二のパイプに形成されている第二のフランジ210にはそれぞれ切欠き320、410、230が形成されている。第一のパイプの外周に第一のフランジとリング板とOリングとを嵌め込んだ後、第一のフランジと第二のフランジとを連結することにより、第一のパイプと第二のパイプとが相互に連結される。
【選択図】図1

Description

本考案はパイプ連結構造に関する。
二つのパイプを相互に連結する場合、従来は、二つのパイプの各々の端部に予めフランジを形成しておき、ボルト及びネジを用いてこれらのフランジ同士を連結することにより、二つのパイプを連結していた。
フランジの形成は、例えば、リング状のフランジを予め形成しておき、このフランジをパイプの一端または両端に溶接することにより、行われる。あるいは、パイプの一端にフランジを有するようにパイプを鋳造することによっても、フランジを形成することが可能である。
溶接及び鋳造のいずれによっても、パイプの一端にフランジを形成することは時間及び手間のかかる作業であることに変わりはない。
本考案はこのような点に鑑みてなされたものであり、二つのパイプを相互に連結する場合に、一方のパイプに関して、フランジの形成を行う必要性をなくすことが可能なパイプ連結構造を提供することを目的とする。
以下に、「考案の実施の形態」において使用される参照符号を用いて、上述の課題を解決するための手段を説明する。これらの参照符号は、「実用新案登録請求の範囲」の記載と「考案の実施の形態」の記載との間の対応関係を明らかにするためにのみ付加されたものであり、「実用新案登録請求の範囲」に記載されている考案の技術的範囲の解釈に用いるべきものではない。
上記の目的を達成するため、本考案は、第一のパイプ(100)と、第一のフランジ(300)と、一端に第二のフランジ(210)が形成され、前記第二のフランジ(210)の開口部(211)を介して前記第一のパイプ(100)を内部に挿入可能な第二のパイプ(200)と、リング板(400)と、Oリング(500)と、からなり、前記第一のパイプ(100)と前記第二のパイプ(200)とを相互に連結するパイプ連結構造(600)であって、前記第二のフランジ(210)には前記第二のパイプ(200)の軸心を中心とする一円周上に複数個の貫通孔(212)が形成されており、前記第二のフランジ(210)の前記開口部(211)の直径は前記第一のパイプ(100)を前記第二のフランジ(210)の前記開口部(211)に通すことができるように決定されており、前記第一のフランジ(300)には、前記第一のフランジ(300)を前記第二のフランジ(210)に合わせたときに、前記第二のフランジ(210)の前記貫通孔(212)と整合する位置に貫通孔(310)が形成されており、前記第一のフランジ(300)の開口部(301)の直径は前記第一のパイプ(100)を前記第一のフランジ(300)の前記開口部(301)に通すことができるように決定されており、前記リング板(400)の開口部(401)の内径は前記第一のパイプ(100)を前記リング板(400)の前記開口部(401)に通すことができるように決定されており、さらに、前記リング板(400)の外径は、前記リング板(400)を前記第一のフランジ(300)及び前記第二のフランジ(210)の間に配置したときに、前記第一のフランジ(300)の貫通孔(310)及び前記第二のフランジ(210)の貫通孔(212)に干渉しないように決定されており、前記Oリング(500)の内径は前記第一のパイプ(100)を前記Oリング(500)に嵌合させることができるように決定されており、前記第一のパイプ(100)の外周には少なくとも一個の突起(110)が形成されており、前記第一のフランジ(300)の内周、前記第二のフランジ(210)の内周及び前記リング板(400)の内周には前記突起(110)が通過可能な切欠き(320、410、230)が形成されており、前記第一のフランジ(300)、前記リング板(400)及び前記Oリング(500)を前記第一のパイプ(100)の外周に嵌め込んだ状態において、前記リング板(400)及び前記Oリング(500)が前記第一のフランジ(300)と前記第二のフランジ(210)との間に挟み込まれるように、かつ、前記突起(110)が前記第一のフランジ(300)の前記切欠き(320)、前記第二のフランジ(210)の前記切欠き(230)及び前記リング板(400)の前記切欠き(410)のうち少なくとも前記第二のフランジ(210)の前記切欠き(230)と位置的に非整合になるように、前記第一のフランジ(300)と前記第二のフランジ(210)とを相互に連結し、前記リング板(400)は、前記第一のフランジ(300)と前記第二のフランジ(210)との間に挟み込まれたときに、前記第一のフランジ(300)の前記切欠き(320)及び前記第二のフランジ(210)の前記切欠き(230)の何れか一方を覆うものであるパイプ連結構造(600)を提供する。
本考案に係るパイプ連結構造(70)は第二のリング板(450)をさらに備えていることが好ましい。前記第二のリング板(450)の開口部の内径は前記第一のパイプ(100)を前記第二のリング板(450)の前記開口部に通すことができるように決定されており、さらに、前記第二のリング板(450)の外径は、前記第二のリング板(450)を前記第一のフランジ(300)及び前記第二のフランジ(210)の間に配置したときに、前記第一のフランジ(300)の貫通孔(320)及び前記第二のフランジ(210)の貫通孔(212)に干渉しないように決定されており、前記第二のリング板(450)の内周には前記突起(110)が通過可能な切欠きが形成されており、前記第一のフランジ(300)、前記リング板(400)、前記Oリング(500)及び前記第二のリング板(450)を前記第一のパイプ(100)の外周に嵌め込んだ状態において、前記リング板(400)及び前記第二のリング板(450)が前記Oリング(500)をその間に挟み込むようにして、前記リング板(400)、前記Oリング(500)及び前記第二のリング板(450)が前記第一のフランジ(300)と前記第二のフランジ(210)との間に挟み込まれ、前記リング板(400)は、前記第一のフランジ(300)と前記第二のフランジ(210)との間に挟み込まれたときに、前記第一のフランジ(300)の前記切欠き(320)及び前記第二のフランジ(210)の前記切欠き(230)の何れか一方を覆い、前記第二のリング板(450)は前記第一のフランジ(300)の前記切欠き(320)及び前記第二のフランジ(210)の前記切欠き(230)の他方を覆う。
例えば、前記リング板(400)と前記第二のリング板(400)とは同一形状を有しているものとすることができる。
本考案に係るパイプ連結構造においては、前記第一のパイプ(100)の外周には少なくとも二個の突起(110)を形成することができる。この場合、前記第一のフランジ(300)の内周、前記第二のフランジ(210)の内周、前記リング板(400)の内周及び前記第二のリング板(450)の内周には、前記少なくとも二個の突起(110)の間の位置関係と同一の位置関係になるように、前記少なくとも二個の突起(110)と同数の切欠きが形成される。
本考案に係るパイプ連結構造によれば、予めフランジを形成しておく必要があるのは二つのパイプのうちの一方のパイプ(後述する実施形態における第二のパイプ200)だけである。他方のパイプ(後述実施形態における第一のパイプ100)に関しては、予めフランジを形成しておく必要はない。このため、二つのパイプの双方に予めフランジを形成しておくことが必要であった従来のパイプ連結構造と比較して、作業時間の短縮及び作業効率の向上を図ることが可能である。
さらに、リング板を設けることにより、第一のパイプ及び第二のパイプの内部を通る流体のリークを防止することが可能である。第一のフランジ及び第二のフランジにはそれぞれ切欠きが形成されている。仮に、リング板を配置せずに、Oリングを直接第一のフランジと第二のフランジとの間に挟み込むと、これらの切欠きがOリングに当たる領域において、Oリングに対する加圧力が他の領域よりも小さくなるため、第一のパイプ及び第二のパイプの内部を通る流体がこの領域からリークするおそれがある。これに対して、リング板をOリングと第一のフランジ(または、第二のフランジ)との間に配置することにより、第一のフランジの切欠き(または、第二のフランジの切欠き)が直接Oリングに接触することを回避することができるため、上記のような流体のリークを防止することができる。
(第一の実施形態)
図1は本考案の第一の実施形態に係るパイプ連結構造600の各構成要素を示す分解斜視図であり、図2は本考案の第一の実施形態に係るパイプ連結構造600の縦断面図であり、図3は図2の矢印Aの方向から見た場合の本考案の第一の実施形態に係るパイプ連結構造600の平面図である。
図1に示すように、本実施形態に係るパイプ連結構造600は、第一のパイプ100と、第二のパイプ200と、第一のフランジ300と、リング板400と、Oリング500と、から構成されている。
本実施形態に係るパイプ連結構造600は、以下に述べるように、第一のパイプ100と第二のパイプ200とを相互に連結させる構造である。
第二のパイプ200の一端には第二のフランジ210が形成されている。第二のフランジ210は開口部211を有しており、開口部211の直径は第一のパイプ100を通すことができるように決定されている。すなわち、開口部211の直径は第一のパイプ100の外径と等しいか、あるいは、第一のパイプ100の外径よりも嵌め込み公差の分だけ大きい。
さらに、第二のパイプ200には、第二のフランジ210に隣接して、第二のパイプ200の内径よりも大きい内径を有する拡大径部220が形成されている。この拡大径部220の内径は第一のパイプ100の外径よりも大きい。
このように、第二のパイプ200は、第二のフランジ210の開口部211を介して第一のパイプ100を内部に挿入することができるように形成されている。
第二のフランジ210には第二のパイプ200の軸心を中心とする一円周上に3個の貫通孔212が形成されている。これら3個の貫通孔212は等間隔に形成されている。すなわち、3個の貫通孔212は第二のパイプ200の軸心に対して120度の円周角毎に形成されている。
第一のフランジ300には、第一のフランジ300を同心の状態で第二のフランジ210に合わせたときに、第二のフランジ210の貫通孔212と整合する位置に3個の貫通孔310が形成されている。すなわち、第二のフランジ210の貫通孔212と同様に、3個の貫通孔310は第一のフランジ300の軸心に対して120度の円周角毎に形成されている。
また、第一のフランジ300の開口部301の直径は第一のパイプ100を通すことができるように決定されている。すなわち、開口部301の直径は第一のパイプ100の外径と等しいか、あるいは、第一のパイプ100の外径よりも嵌め込み公差の分だけ大きい。
リング板400は、例えば、鋼鉄製のリング状の板材からなる。リング板400は開口部401を有しており、開口部401の直径は第一のフランジ300の開口部301の直径と同一である。すなわち、開口部401の直径は第一のパイプ100の外径と等しいか、あるいは、第一のパイプ100の外径よりも嵌め込み公差の分だけ大きい。
さらに、リング板400の外径は、図2及び図3にも示すように、リング板400と第一のフランジ300と第二のフランジ210とを同心に配置したときに、リング板400が第一のフランジ300の貫通孔310及び第二のフランジ210の貫通孔212に干渉しないように決定されている。
Oリング500の内径は第一のパイプ100をOリング500に嵌合させることができるように決定されている。
具体的には、Oリング500の内径は第一のパイプ100の外径と等しいか、あるいは、第一のパイプ100の外径よりも僅かに小さい。Oリング500の内径が第一のパイプ100の外径より僅かに小さくても、Oリング500は弾力性あるいは伸縮性を有するため、Oリング500を引き延ばすことにより、第一のパイプ100の外周にOリング500を嵌め込むことができる。
図1に示すように、第一のパイプ100には、第二のパイプ200と連結する側の端部の近辺に一対の突起110が形成されている。
一対の突起110の各々は立方体形状をなしている。一対の突起110は第一のパイプ100の軸心に対して対称に配置されている。すなわち、各突起110は第一のパイプ100の軸心に対して180度の円周角毎に形成されている。
第一のパイプ100に形成されている一対の突起110に対応して、第一のフランジ300、リング板400及び第二のフランジ210には、突起110が通過可能な一対の切欠き320、410、230がそれぞれ形成されている。これらの一対の切欠き320、410、230は一対の突起110の間の位置関係と同一の位置関係になるように形成されている。具体的には、一対の切欠き320、410、230は第一のフランジ300、リング板400及び第二のフランジ210のそれぞれの軸心に対して180度の円周角毎に形成されている。
第一のフランジ300に切欠き320が形成されていることに対応して、リング板400は、第一のフランジ300と第二のフランジ210との間に挟み込まれたときに、第一のフランジ300の切欠き320を覆うような大きさを有している。
以上のような構成要素を有する本実施形態に係るパイプ連結構造は以下のようにして組み立てられる。
先ず、第一のパイプ100の突起110を切欠き320に位置的に整合させせた後、第一のフランジ300を第一のパイプ100の外周に沿ってスライドさせ、第一のフランジ300を第一のパイプ100の外周に嵌合させる。
次いで、図2に示すように、突起110からある程度の距離だけ離れた位置において、第一のフランジ300を回転させ、突起110と第一のフランジ300の切欠き320とを位置的に非整合にする。
次いで、第一のフランジ300と同様にして、リング板400を第一のパイプ100の外周に嵌め込み、その後、リング板400を回転させ、突起110とリング板400の切欠き410とを位置的に非整合にする。
次いで、Oリング500を第一のパイプ100の外周に嵌め込む。
この状態においては、第一のパイプ100の外周には、突起110に近い側からOリング500とリング板400と第一のフランジ300とがこの順番に第一のパイプ100の外周に嵌め込まれている。
次いで、第一のパイプ100の突起110を第二のフランジ210の切欠き230に位置的に整合させることにより、第二のフランジ210を介して、第一のパイプ100を第二のパイプ200の内部に挿入する。この場合、図2に示すように、第一のパイプ100は第二のパイプ200の拡大径部220の内部に収納された状態になる。
次いで、第一のパイプ100(あるいは、第二のパイプ200)をその軸心の回りに回転させ、第一のパイプ100の突起110を第二のフランジ210の切欠き230に対して位置的に非整合にする。
この後、第一のフランジ300の各貫通孔310及び第二のフランジ210の各貫通孔212を位置的に整合させた後、図2に示すように、ボルト510及びナット520を用いて、第一のフランジ300と第二のフランジ210とを相互に連結する。
この状態においては、図2に示すように、第一のフランジ300、リング板400及びOリング500は第一のパイプ100の外周に嵌め込まれた状態にあり、さらに、リング板400及びOリング500は第一のフランジ300と第二のフランジ210との間に挟み込まれ、かつ、押圧された状態にある。
さらに、図3に示すように、第一のパイプ100の突起110は第一のフランジ300の切欠き320(図3においては図示せず)、第二のフランジ210の切欠き230及びリング板400の切欠き410と位置的に非整合になっている。
このため、第一のパイプ100を第二のパイプ200から引き抜く方向に引いても、第一のパイプ100の突起100が第二のフランジ210の切欠き230と干渉するため、第一のパイプ100が第二のパイプ200から抜けることはない。
本実施形態に係るパイプ連結構造600によれば、以下の効果を得ることができる。
本実施形態に係るパイプ連結構造600によれば、予めフランジを形成しておく必要があるのは二つのパイプのうちの一方のパイプ(上記の実施形態における第二のパイプ200)だけである。他方のパイプ(上記の実施形態における第一のパイプ100)に関しては、予めフランジを形成しておく必要はない。このため、二つのパイプの双方に予めフランジを形成しておくことが必要であった従来のパイプ連結構造と比較して、作業時間の短縮及び作業効率の向上を図ることが可能である。
さらに、リング板400を設けることにより、第一のパイプ100及び第二のパイプ200の内部を通る流体のリークを防止することが可能である。
第一のフランジ300及び第二のフランジ210にはそれぞれ切欠き320、230が形成されている。仮に、リング板400を配置せずに、Oリング500を直接第一のフランジ300と第二のフランジ210との間に挟み込むと、切欠き320、230がOリング500に当たる領域において、Oリング500に対する加圧力が他の領域よりも小さくなるため、第一のパイプ100及び第二のパイプ200の内部を通る流体がこの領域からリークするおそれがある。
これに対して、リング板400は、第一のフランジ300と第二のフランジ210との間に挟み込まれたときに、第一のフランジ300の切欠き320を覆うような大きさもしくは形状を有しているため、リング板400をOリング500と第一のフランジ300との間に配置することにより、第一のフランジ300の切欠き320が直接Oリング500に接触することを回避することができる。この結果、上記のような流体のリークを防止することができる。
本実施形態に係るパイプ連結構造600は上記のような構造に限定されるものではなく、種々の改変が可能である。
例えば、本実施形態に係るパイプ連結構造600においては、第一のパイプ100の突起110から近い順にOリング500とリング板400とが配置されているが、Oリング500とリング板400との配置を逆にすることも可能である。すなわち、第一のパイプ100の突起110から近い順にリング板400とOリング500とを配置することが可能である。
また、第一のフランジ300と第二のフランジ210とは同一のフランジ形状とすることが可能である。
さらに、第一のパイプ100の突起110は第一のフランジ300の切欠き320、第二のフランジ200の切欠き230及びリング板400の切欠き410の全てと位置的に非整合になっている必要は必ずしもない。第一のパイプ100の突起110がこれらの切欠き320、230、410のうち少なくとも第一のフランジ200の切欠き230と位置的に非整合になっていれば、第一のパイプ100が第二のパイプ200から抜けることを防止することが可能である。
また、第一のフランジ300及び第二のフランジ210にはそれぞれ3個の貫通孔320、212が形成されているが、貫通孔320、212の個数は3には限定されない。2または4以上の貫通孔320、212を形成することが可能である。
さらに、第一のフランジ300に形成される貫通孔320と第二のフランジ210に形成される貫通孔212とは同数である必要はない。また、第一のフランジ300に形成される全ての貫通孔320と第二のフランジ210に形成される全ての貫通孔212とが相互に位置的に整合している必要もない。第一のフランジ300に形成される貫通孔320と第二のフランジ210に形成される貫通孔212とは、第一のフランジ300と第二のフランジ210とを連結したときに、少なくとも二個の貫通孔が相互に位置的に整合していればよく、他の貫通孔が相互に位置的に整合していることは必ずしも必要ではない。
また、本実施形態に係るパイプ連結構造600においては、第一のパイプ100に形成されている突起110の数は2であるが、第一のパイプ100に形成し得る突起110の数は2には限定されない。第一のパイプ100には2または3以上の任意の数の突起110を形成することができる。第一のパイプ100に3以上の突起110を形成する場合には、それらの突起110の間の位置関係と第一のフランジ300、第二のフランジ200及びリング板400にそれぞれ形成される同数の切欠き320、230、410の間の位置関係とを同一にしておくことが必要である。
(第二の実施形態)
図4は本考案の第二の実施形態に係るパイプ連結構造700の縦断面図である。
本実施形態に係るパイプ連結構造700は、第一の実施形態に係るパイプ連結構造600と比較して、第二のリング板450を追加的に備えている。
第二のリング板450はリング板400と同一の寸法的特徴を有している。
すなわち、第二のリング板450は、リング板400と同様に、開口部(リング板400の開口部401に対応するもの)を有しており、第二のリング板450の開口部の直径は第一のフランジ300の開口部301の直径と同一である。すなわち、第二のリング板450の開口部の直径は第一のパイプ100の外径と等しいか、あるいは、第一のパイプ100の外径よりも嵌め込み公差の分だけ大きい。
第二のリング板450の外径は、第二のリング板450と第一のフランジ300と第二のフランジ210とを同心に配置したときに、第二のリング板450が第一のフランジ300の貫通孔310及び第二のフランジ210の貫通孔212に干渉しないように決定されている。
また、第二のリング板450の内周には、突起110が通過可能な一対の切欠き(リング板400の切欠き410に対応するもの)が形成されている。この第二のリング板450の一対の切欠きは一対の突起110の間の位置関係と同一の位置関係になるように形成されている。具体的には、第二のリング板450の一対の切欠きは第二のリング板450の軸心に対して180度の円周角毎に形成されている。
さらに、リング板400と同様に、第二のリング板450は、第一のフランジ300と第二のフランジ210との間に挟み込まれたときに、第二のフランジ210の切欠き230を覆うような大きさもしくは形状を有している。
例えば、第二のリング板450としては、リング板400と同一形状のものを用いることができる。
第二のリング板450は、図4に示すように、第一のパイプ100の外周に嵌め込まれた状態において、リング板400及び第二のリング板450がOリング500をその間に挟み込むようにして、第一のフランジ300と第二のフランジ210との間に挟み込まれる。
本実施形態に係るパイプ連結構造700によれば、リング板400がOリング500と第一のフランジ300の切欠き320との接触を防止するとともに、第二のリング板450がOリング500と第二のフランジ210の切欠き230との接触を防止する。このため、第一の実施形態に係るパイプ連結構造600と比較して、第一のパイプ100及び第二のパイプ200の内部を流れる流体のリークをより確実に防止することが可能である。
本考案の第一の実施形態に係るパイプ連結構造の各構成要素を示す分解斜視図である。 本考案の第一の実施形態に係るパイプ連結構造の縦断面図である。 図2の矢印Aの方向から見た場合の本考案の第一の実施形態に係るパイプ連結構造の平面図である。 本考案の第二の実施形態に係るパイプ連結構造の縦断面図である。
符号の説明
600 本考案の第一の実施形態に係るパイプ連結構造
100 第一のパイプ
110 突起
200 第二のパイプ
210 第二のフランジ
211 第二のフランジの開口部
220 第二のフランジの拡大径部
212 貫通孔
230 切欠き
300 第一のフランジ
301 第一のフランジの開口部
310 貫通孔
320 切欠き
400 リング板
401 リング板の開口部
410 切欠き
500 Oリング
510 ボルト
520 ナット
700 本考案の第二の実施形態に係るパイプ連結構造
450 第二のリング板

Claims (4)

  1. 第一のパイプと、
    第一のフランジと、
    一端に第二のフランジが形成され、前記第二のフランジの開口部を介して前記第一のパイプを内部に挿入可能な第二のパイプと、
    リング板と、
    Oリングと、
    からなり、前記第一のパイプと前記第二のパイプとを相互に連結するパイプ連結構造であって、
    前記第二のフランジには前記第二のパイプの軸心を中心とする一円周上に複数個の貫通孔が形成されており、
    前記第二のフランジの前記開口部の直径は前記第一のパイプを前記第二のフランジの前記開口部に通すことができるように決定されており、
    前記第一のフランジには、前記第一のフランジを前記第二のフランジに合わせたときに、前記第二のフランジの前記貫通孔と整合する位置に貫通孔が形成されており、
    前記第一のフランジの開口部の直径は前記第一のパイプを前記第一のフランジの前記開口部に通すことができるように決定されており、
    前記リング板の開口部の内径は前記第一のパイプを前記リング板の前記開口部に通すことができるように決定されており、さらに、前記リング板の外径は、前記リング板を前記第一のフランジ及び前記第二のフランジの間に配置したときに、前記第一のフランジの貫通孔及び前記第二のフランジの貫通孔に干渉しないように決定されており、
    前記Oリングの内径は前記第一のパイプを前記Oリングに嵌合させることができるように決定されており、
    前記第一のパイプの外周には少なくとも一個の突起が形成されており、前記第一のフランジの内周、前記第二のフランジの内周及び前記リング板の内周には前記突起が通過可能な切欠きが形成されており、
    前記第一のフランジ、前記リング板及び前記Oリングを前記第一のパイプの外周に嵌め込んだ状態において、前記リング板及び前記Oリングが前記第一のフランジと前記第二のフランジとの間に挟み込まれるように、かつ、前記突起が前記第一のフランジの前記切欠き、前記第二のフランジの前記切欠き及び前記リング板の前記切欠きのうち少なくとも前記第二のフランジの前記切欠きと位置的に非整合になるように、前記第一のフランジと前記第二のフランジとを相互に連結し、
    前記リング板は、前記第一のフランジと前記第二のフランジとの間に挟み込まれたときに、前記第一のフランジの前記切欠き及び前記第二のフランジの前記切欠きの何れか一方を覆うものであるパイプ連結構造。
  2. 第二のリング板をさらに備えており、
    前記第二のリング板の開口部の内径は前記第一のパイプを前記第二のリング板の前記開口部に通すことができるように決定されており、さらに、前記第二のリング板の外径は、前記第二のリング板を前記第一のフランジ及び前記第二のフランジの間に配置したときに、前記第一のフランジの貫通孔及び前記第二のフランジの貫通孔に干渉しないように決定されており、
    前記第二のリング板の内周には前記突起が通過可能な切欠きが形成されており、
    前記第一のフランジ、前記リング板、前記Oリング及び前記第二のリング板を前記第一のパイプの外周に嵌め込んだ状態において、前記リング板及び前記第二のリング板が前記Oリングをその間に挟み込むようにして、前記リング板、前記Oリング及び前記第二のリング板が前記第一のフランジと前記第二のフランジとの間に挟み込まれ、
    前記リング板は、前記第一のフランジと前記第二のフランジとの間に挟み込まれたときに、前記第一のフランジの前記切欠き及び前記第二のフランジの前記切欠きの何れか一方を覆い、前記第二のリング板は前記第一のフランジの前記切欠き及び前記第二のフランジの前記切欠きの他方を覆うものであることを特徴とする請求項1に記載のパイプ連結構造。
  3. 前記リング板と前記第二のリング板とは同一形状を有していることを特徴とする請求項2に記載のパイプ連結構造。
  4. 前記第一のパイプの外周には少なくとも二個の突起が形成されており、前記第一のフランジの内周、前記第二のフランジの内周、前記リング板の内周及び前記第二のリング板の内周には、前記少なくとも二個の突起の間の位置関係と同一の位置関係になるように、前記少なくとも二個の突起と同数の切欠きが形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のパイプ連結構造。
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