JP3135859U - 腰ベルト - Google Patents

Abstract

【課題】長時間立ったり座ったり、腰部に障害を感じている人、長時間自動車を運転される方、重い荷物を担ぐなど腰に負担をかけている人又は腰痛等の予防のために着用するための腰ベルトを提供する。
【解決手段】長手状で且つ広幅の伸縮性レース薄生地を、長手状透明性の伸縮弾性樹脂帯層２の内部に封入し、前記伸縮弾性樹脂帯層の両端部に互いに係合可能な係合手段３を設けてある。
【選択図】図１

Description

考案の詳細な説明

この考案は、長時間立ったり座ったり、腰部に障害を感じている人、長時間自動車を運転される方、重い荷物を担ぐ等、腰に負担をかけている人又は腰痛等の予防のために着用するためのファッション性のある美麗な腰ベルトに関する。

従来は、長時間立ったり座ったり、腰部に障害を感じている人、長時間自動車を運転される方、重い荷物を担ぐなど腰に負担をかけている人又は腰痛等の予防のためにゴム製の腰ベルトが提供されているが、これら従来から提供されている腰ベルトは、主に腰痛等の緩和又は予防に重点がおかれ、腰ベルトの外観上の美感、ファッション性はほとんど無視されていた。

即ち、ファッション性が軽視されがちであったのは、腰痛を予防、という医療補助具としての側面があり、そのようなものにファッション性は不要であるという観念にとらわれていた結果だろうと思われる。従って、見栄えの点でいえば、従来の腰ベルトは少なくとも外観上は、ほとんど美的処理を施されてれていない。（特許文献１）

特開２００３−２０４９７７号

考案の解決しようとする課題

上記特許文献１では、装着時に、専ら、腰痛に伴う症状を軽減するものであるから、これが装着時して外出する場合には、外衣に隠されて外部からは、見えないようにされるものであろう。

従って、本考案の目的とするところは、ファッション性があり、且つ腰痛の緩和又は予防に充分効果的な腰ベルトを提供するものである。

課題を解決するための手段

本考案は、上記の問題点に鑑み、長手状で且つ広幅の伸縮性レース薄生地を、長手状透明性の伸縮弾性樹脂帯層の内部に封入し、前記伸縮弾性樹脂帯層の両端部に互いに係合可能な係合手段を設けてなる腰ベルトとしてあるものである。

また、長手状で且つ広幅の伸縮性レース薄生地は、その伸び率を、広幅の長手状透明性の伸縮弾性樹脂帯層の伸び率より大としてある。

更に、伸縮弾性樹脂帯層の両端部に互いに係合可能な係合手段は、マジックテープ（登録商標）とした。

長手状で且つ広幅の伸縮性レース薄生地１を、長手状透明性の伸縮弾性樹脂帯層２の内部に封入し、前記伸縮弾性樹脂帯層の両端部に互いに係合可能なマジックテープ（登録商標 登録第１３２８１６３号）のような係合手段３、３を設けてなる腰ベルトａとしたものである。但し、係合手段３、３はマジックテープに限らず、それに代えて、互いに係合可能な、一対のホック、ボタン、その他の係合手段とすることもできる。

伸縮弾性樹脂帯層２は、縦幅は、約１０ｃｍ内外の広幅であって、厚さ約２ｍｍ程度の肉厚であって、その伸縮度は、１２０〜１７０％程度が望ましい。従って、伸縮弾性樹脂帯層２の内部に伸縮性レース薄生地１を封入した場合、腰ベルトａ全体の厚みは、２ｍｍ〜２．５ｍｍ程度となる。更に、腰ベルトａの長さは、使用者の腰回りの長さにより、数種類に容易する必要がある。即ち、Ｓサイズ８３ｃｍ（±５ｃｍ）、Ｍサイズ９３ｃｍ（±５ｃｍ）、Ｌサイズ１０３ｃｍ（±５ｃｍ）、ＸＬサイズ１１３ｃｍ（±５ｃｍ）等を用意すれば、ほぼ全ての人々の使用の便に供することができる。且つ、広幅の伸縮性レース薄生地１を前記上下伸縮弾性樹脂帯層２の内部に封入してあるものである。

従って、腰ベルト１ａの伸縮に応じて、伸縮弾性樹脂帯層２の内部に封入してある伸縮性レース薄生地１は、伸縮弾性樹脂帯層２のの伸縮度が、１２０〜１７０％程度伸縮弾性樹脂帯層の伸縮度であれば、伸縮性レース薄生地１の伸縮度は、１３０〜１８０％以上を有している必要がある。

上記のように、伸縮性を有し、透明であって、引っ張り強度を有しているプラスチック素材として、各種の軟質プラスチックシート素材となし得るが、例えば伸縮弾性樹脂帯層２素材を軟質シリコーン樹脂とした場合、本件腰ベルトとして好適であるが、ポリアミド樹脂、ポリエチレン径樹脂、ホリプロピレン樹脂、フッ素径樹脂とすることも可能である。

何れの樹脂であっても、所定の透明性、伸縮性、耐引っ張り強さを有していればよい。
本件考案の腰ベルトａは、腰痛等の予防はもちろん、エアロビクス等の運動選手の使用にも使用できるようにしており、従って、長手状透明性の上下の伸縮弾性樹脂帯層２の縦幅は、約１０ｃｍ又はそれ以上であって、内部に封入される伸縮性レース薄生地１は、伸縮弾性樹脂帯層２より一回り正面積であって、伸縮弾性樹脂帯層２の内部に伸縮性レース薄生地１を封入した場合には、腰ベルトａの外周部に透明外周枠部４が形成されるのが望ましい。

更に、伸縮性レース薄生地１は、単色又は多色とすることも出来る。この腰ベルトを外衣の上から着用する場合には、伸縮性レース薄生地１を多色のものとすると、そのファッション性を一層強調することができることになる。

以上の次第で、腰ベルトａとしては、伸縮弾性樹脂帯層２と伸縮性レース薄生地１とが、全く同サイズとすることも出来るが、伸縮性レース薄生地１のサイズが、伸縮弾性樹脂帯層２より全体に一回り小面積とすれば、外周囲に透明の外周枠部４ができることになり、一層そのファッション性を強調が強調されることになる。

例えば、腰ベルトａを外側樹脂を軟質シリコーン樹脂素材とした場合、腰ベルトの締め付けの際に、他の素材の腰ベルトでしばしば生じる位置ズレは、この表面の全領域が粘着性があるため、その装着部位で的確に締め付けることができので、このような腰ベルトの位置ズレは全く発生しない。しかも、内部に封入されている伸縮性レース薄生地１の単色又は多色の模様が外部より透視することができると、共に伸縮性レース薄生地１は外部から見ると実際よりも数段立体感を感じることができて美麗である。

腰痛の痛みは、かなりの確率で、骨盤の歪みに起因することが多く、従って骨盤歪みを改善するのに本願考案の腰ベルトａを腰部に捲回することで、その痛みを緩和し改善することができる。腰ベルトａの締め付ける位置としては、骨盤下部であって、大腿骨Ｘの上部、ふとももの両脇にやや出っ張った骨、大転子Ｙを腰ベルトの下辺ライン５にして捲回して、日常生活の動作をするだけで、骨盤の歪みをかなりの程度に矯正でき、骨盤の仙腸関節を支える筋肉が活発に働き骨盤周囲の血流も促されて、足腰の痛みや痺れ、更にはご婦人の生理痛、生理不順といった婦人病の改善に効果もある。場合によっては、腰痛や生理痛が軽減される他、痔や尿漏れ、冷え性もかなりの改善される効果も報告されている。

考案の効果

この考案は、長手状で且つ広幅の伸縮性レース薄生地を、長手状透明性の伸縮弾性樹脂帯層の内部に封入し、前記伸縮弾性樹脂帯層の両端部に互いに係合可能な係合手段を設けてあるので、内部に封入されている伸縮性レース薄生地の美感がそれを取り巻いている長手状透明性の伸縮弾性樹脂帯層によって立体感が付与されることになり、腰ベルトのフアッション性が鮮やかである。しかも、腰ベルトの外側樹脂を軟質シリコーン樹脂素材とした場合、それを一旦巻付ければ、長手状透明性の伸縮弾性樹脂帯層の表面、即ち、軟質シリコーン樹脂素材の粘着性のために、締め付け位置よりズレることがないので、腰ベルトの効果が変わらず維持することができる。従って、本願の腰ベルトは、外出用のファッションベルトとして着用することもできる。

一部を省略した腰ベルトの斜視図 捲回状態を示す斜視図 腰ベルトの縦断面図 腰ベルトの一部拡大断面図 使用の一例を示す概略頭

符号の説明

１．．．伸縮性レース薄生地
２．．．伸縮性樹脂層
３．．．係合手段
４．．．外周枠部
５．．．腰ベルトの下辺
ａ．． 腰ベルト
Ｘ．． 大腿骨
Ｙ．． 大転子

Claims (3)

1. 長手状で且つ広幅の伸縮性レース薄生地を、長手状透明性の伸縮弾性樹脂帯層の内部に封入し、前記伸縮弾性樹脂帯層の両端部に互いに係合可能な係合手段を設けたことを特徴とする腰ベルト。
2. 長手状で且つ広幅の伸縮性レース薄生地伸び率は、広幅の長手状透明性の伸縮弾性樹脂帯層の伸び率より大である請求項１記載の腰ベルト。
3. 伸縮弾性樹脂帯層の両端部に互いに係合可能な係合手段は、マジックテ−プ（登録商標）である請求項２又は３記載の腰ベルト。

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