JP3135851B2 - 電界効果トランジスタ、半導体集積回路装置及び電界効果トランジスタの製造方法 - Google Patents

電界効果トランジスタ、半導体集積回路装置及び電界効果トランジスタの製造方法

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JP3135851B2
JP3135851B2 JP08298772A JP29877296A JP3135851B2 JP 3135851 B2 JP3135851 B2 JP 3135851B2 JP 08298772 A JP08298772 A JP 08298772A JP 29877296 A JP29877296 A JP 29877296A JP 3135851 B2 JP3135851 B2 JP 3135851B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘテロ接合を有す
る電界効果トランジスタ(=FET)及びその製造方法
に関し、特に、フィンガー状のゲート電極(いわゆるゲ
ートフィンガー)を有するヘテロ接合型の電界効果トラ
ンジスタに関する。
【0002】
【従来の技術】結晶成長技術の進展により、異種半導体
間の接合(ヘテロ接合)を有する半導体デバイスの製造
が容易になった結果、様々なヘテロ接合型半導体デバイ
スが考案されてきている。これは、ヘテロ接合の導入に
より半導体デバイスの設計自由度が飛躍的に向上し、半
導体デバイスの優れた特性を実現しやすくなったためで
ある。とりわけ、ガリウム砒素(GaAs)系のヘテロ
接合型デバイスは、近年急速に需要が伸びている高周波
通信機器用デバイスとして、特に広く研究され実用化さ
れている。
【0003】以下、従来のヘテロ接合型電界効果トラン
ジスタを図面を参照しながら説明する。
【0004】図12は従来のインジウムガリウム砒素
(InGaAs)歪み層ダブルヘテロ接合を用いた高周
波用パワーFETを示し、図12(a)は平面図であ
り、図12(b)は部分断面図である。本高周波用パワ
ーFETは、1つの素子領域に複数のゲートフィンガー
を有することによりゲート幅を大きくしているため、高
い出力特性を確保している。図12(a)において、1
00は基板上に形成された素子領域としてのFET動作
領域、110はFET動作領域100のリセス部に形成
され、高出力を得るために複数のフィンガー状に設けら
れたゲート電極、111はリセス部の一方の側部に沿っ
て形成されているソース電極、112はリセス部の他方
の側部に沿って形成されているドレイン電極、113は
ゲート電極110同士を接続する1層目のゲート電極接
続配線、114はソース電極111同士を接続する2層
目のソース電極接続配線、115はドレイン電極112
同士を接続する2層目のドレイン電極接続配線である。
【0005】図12(b)に示すように、GaAsより
なる基板101上には、絶縁性アルミニウムガリウム砒
素(i−AlGaAs)よりなるバッファ層102、S
iがドナーとしてドープされた第1のn型アルミニウム
ガリウム砒素(n−AlGaAs)層103、第1の絶
縁性アルミニウムガリウム砒素(i−AlGaAs)層
104、絶縁性インジウムガリウム砒素(i−InGa
As)層105、第2の絶縁性アルミニウムガリウム砒
素(i−AlGaAs)層106、Siがドナーとして
ドープされた第2のn型アルミニウムガリウム砒素(n
−AlGaAs)層107及びSiがドナーとしてドー
プされたn型ガリウム砒素(n−GaAs)層108が
順次成長して形成されている。
【0006】ヘテロ接合は第1の絶縁性アルミニウムガ
リウム砒素層104と絶縁性インジウムガリウム砒素層
105との界面、及び絶縁性インジウムガリウム砒素層
105と第2の絶縁性アルミニウムガリウム砒素層10
6との界面の両界面に形成されている。
【0007】n型ガリウム砒素層108の上面には、オ
ーミック電極としてソース電極111とドレイン電極1
12が形成されており、さらに、n型ガリウム砒素層1
08の上面の複数のゲート電極形成領域には第2のn型
アルミニウムガリウム砒素107の上部に達するリセス
部109がそれぞれ形成され、該リセス部109の底部
にはゲート電極110がそれぞれ形成されている。
【0008】ここで、第1及び第2の絶縁性アルミニウ
ムガリウム砒素層104,106は通常厚さが2nm〜
5nmの薄膜により形成されており、FET動作領域1
00内の電子は第1のn型アルミニウムガリウム砒素層
103から第1の絶縁性アルミニウムガリウム砒素層1
04を通って絶縁性インジウムガリウム砒素層105に
供給されると共に、第2のn型アルミニウムガリウム砒
素層107から第2の絶縁性アルミニウムガリウム砒素
層106を通って絶縁性インジウムガリウム砒素層10
5に供給される。本高周波用パワーFETは、この供給
される電子の量がゲート電極112に印加される電圧に
よって制御されることによりFETとして動作してい
る。
【0009】図13は従来のダブルヘテロ接合型高周波
用パワーFETの製造方法の各工程を示し、(a)、
(c)及び(e)は工程順断面図であり、(b)、
(d)及び(f)は工程順平面図である。図13(a)
及び(b)に示すように、まず、例えばMBE(Molecu
lar Beam Epitaxy)法を用いて、GaAsよりなる基板
101上に、絶縁性アルミニウムガリウム砒素よりなる
バッファ層102、Siがドープされた第1のn型アル
ミニウムガリウム砒素層103、第1の絶縁性アルミニ
ウムガリウム砒素層104、絶縁性インジウムガリウム
砒素層105、第2の絶縁性アルミニウムガリウム砒素
層106、Siがドープされた第2のn型アルミニウム
ガリウム砒素層107、及びSiがドープされたn型ガ
リウム砒素層108を順次成長させる。
【0010】次に、n型ガリウム砒素層108の上に全
面にわたってレジスト膜を塗布し、フォトリソグラフィ
ーによりレジストパターン121を形成する。その後、
基板101の所定領域に対してバッファ層102に達す
るエッチングを行ない素子分離を行なって、FET動作
領域100を形成する。
【0011】次に、図13(c)及び(d)に示すよう
に、レジストパターン121を除去した後、n型ガリウ
ム砒素層108の所定領域にオーミック電極を形成し、
ソース電極111,111,…又はドレイン電極11
2,112,…とする。
【0012】次に、図13(e)及び(f)に示すよう
に、n型ガリウム砒素層108のゲート電極形成領域に
対して選択的に、例えばリン酸(H3PO4)及び過酸化
水素(H22)を含む混合溶液を用いてウェットエッチ
ングを行なって所望のしきい値Vthを得られる深さのリ
セス部109を形成し、該リセス部109の底部に沿っ
てゲート電極110,110,…を形成する。
【0013】次に、図14の平面図に示すように、ゲー
ト電極110同士をゲート電極接続配線113により、
ソース電極111同士をソース電極接続配線114によ
り、ドレイン電極112同士をドレイン電極接続配線1
15によりそれぞれ接続することにより、複数のゲート
フィンガーによるゲート幅が大きな高周波用パワーFE
Tが完成する。
【0014】図12(b)に示すように、FET動作領
域を流れる電子は、ノンドープの絶縁性インジウムガリ
ウム砒素層105のヘテロ接合界面近傍に2次元電子ガ
ス120を形成し、該電子の供給元であるn型アルミニ
ウムガリウム砒素層103,107から離れた層を走行
するため、ドナー不純物散乱の影響を受けないので、高
い移動度を実現できる。その結果、ヘテロ接合型FET
はヘテロ接合を用いないGaAs MESFETと比較
して高周波領域でも高い利得を示すため、MESFET
では困難であった10GHz以上の高周波用デバイスと
して使用できるだけでなく、例えば、より低周波の1G
Hz〜3GHz帯の携帯電話機用パワーFETに応用し
た場合は、MESFETよりも電力変換効率を向上させ
ることができるので、従来のパワーFETの場合よりも
長時間の動作が可能になる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】高周波用デバイスにヘ
テロ接合型FETを用いる場合は、所望の高周波特性に
応じて、例えば出力の大小に応じて、ゲート幅Wg を変
更する必要がある。また複数のヘテロ接合型FETを同
一のチップに作製して高周波用集積回路(MMIC: M
icrowave Monolithic IC)を構成する場合は、ゲート幅
Wg が異なるFETを集積するのが一般的である。
【0016】しかしながら、前記従来のヘテロ接合型パ
ワーFETの製造方法は、図12に示すように、該FE
Tのしきい値Vthがゲート幅Wg に依存し大きく変動す
る現象がある。例えば、ゲート幅Wg が200μmから
1000μmまで変化させた場合には、しきい値電圧が
ほぼ0.5V上昇してしまう。従って、同一基板上に同
一のしきい値Vthを有し、且つ、ゲート幅Wg が異なる
FETを作製することが困難であるという問題を有して
いる。
【0017】現在のところ、この原因は明らかになって
はいない。GaAs系のウェットエッチング液として、
前記のような過酸化水素を酸化剤に含む溶液を使用する
ことが一般的であるが、この溶液による半導体のエッチ
ングメカニズムは酸化還元反応で説明できることが分か
っている(P.H.L.Notten et al. * Etching of III-VSe
miconductors * Elsevier Science Publishing、また
は、G. Franz et al. *Wet Chemical Etching Behavior
of Ga(Al)As and In(Ga)P(As) Layers * Jpn.J. Appl.
Phys. 30[11A], 2693,1991参照)。
【0018】この酸化還元反応には、半導体の伝導帯若
しくは価電子帯と溶液との間の電子又は正孔の受け渡し
過程を含んでいる。この受け渡し過程は半導体のエネル
ギーバンドの曲がり具合に依存するため、エッチング速
度がヘテロ接合型FETの層構造(各層の厚さと電子又
は正孔濃度)に大きく依存する。その結果、図15に示
すように、特にヘテロ接合型FETにおいて、しきい値
Vthのゲート幅Wg 依存性が顕著になると考えられる。
ゲート幅Wg が大きくなると共にゲートフィンガー数も
増加することから、何らかの理由でゲートフィンガー数
が増えるとこの電子又は正孔の受け渡し過程が活性化さ
れることにより、エッチングが進行し、ゲート幅Wg が
大きくなるほどしきい値Vthの絶対値が小さく、すなわ
ち浅くなると考えられる。
【0019】この現象は、特にMMICの設計の際に大
きな問題となる。しきい値Vthがゲート幅Wg に依存せ
ずに一定であれば、直流特性と高周波特性とはゲート幅
Wgにほぼ依存するため、ただ1種類のしきい値Vthの
FETの直流又は高周波特性に基づいてMMICを設計
することができるが、ゲート幅Wg によってしきい値V
thが変動すると複数のしきい値Vthを有するFETの直
流又は高周波特性を把握して設計する必要が生じる。そ
の結果、設計が煩雑になるだけでなく、設計誤差が大き
くなったり、設計自由度が制限されたりするようになる
からである。
【0020】例えば、以下に示すような設計上の制限が
生じる。
【0021】(1)一般にMMICの設計においては、
電流効率を上げるために、FETは同じ電流密度(=動
作電流/ゲート幅)になるようにゲートバイアスを設定
するが、しきい値Vthがゲート幅Wg によって変動する
と同じ電流密度を実現するのに異なるゲート幅Wg ごと
に異なるゲートバイアスを与えなければならなくなり、
ゲートバイアス回路も新たに設計する必要がある。
【0022】(2)しきい値Vthが異なるFETにおい
ては、ゲート・ドレイン間耐圧Bvgdが異なるのが一般
的であるため、しきい値Vthが異なりゲート幅Wg が異
なるFETをパワーFETとして使用する場合は、パワ
ーFETの出力はゲート・ドレイン間耐圧Bvgd による
制限のために、必ずしもゲート幅に比例して大きくなら
ず、あらかじめ個別に最大出力を測定しておかねばなら
ない。
【0023】異なるゲート幅Wg で、且つ、同一のしき
い値Vthを有するFETを実現するためには、異なるゲ
ート幅Wg ごとに異なるリセスエッチングを行なってし
きい値Vthを調整すればよいことになるが、製造工程が
増えるだけでなく、しきい値Vthのばらつきを大きくす
る要因となるため、抜本的な改善策とはいえない。
【0024】前記の問題に鑑み、本発明は、ヘテロ接合
型電界効果トランジスタのしきい値のゲート幅依存性を
低減できるようにすることを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明は、ヘテロ接合型電界効果トランジスタの素
子領域を複数に分割し、分割された素子領域を該素子領
域ごとに単位電界効果トランジスタとし、該単位電界効
果トランジスタ同士をそれぞれ配線で接続するものであ
る。
【0026】
【0027】
【0028】 具体的に請求項1の発明が講じた解決手
段は、ヘテロ接合型の電界効果トランジスタを対象と
し、基板の上に形成されているバッファ層と、前記バッ
ファ層の上に形成されており、半導体層と該半導体層と
ヘテロ接合する能動層とよりなる積層領域と、前記積層
領域にゲート長方向に延びるように形成されており、前
記積層領域をゲート幅方向に隣り合う第1の素子領域と
第2の素子領域とに分離する凹状溝と、前記第1の素子
領域の上部と第2の素子領域の上部とにまたがるように
形成されたゲート幅方向に延びるリセス部と、前記第1
の素子領域の上に前記リセス部の一方の側部に沿って延
びるように形成されている第1のソース電極と、前記第
1の素子領域の上に前記リセス部の他方の側部に沿って
延びるように形成されている第1のドレイン電極と、前
記第2の素子領域の上に前記リセス部の一方の側部に沿
って延びるように形成されている第2のソース電極と、
前記第2の素子領域の上に前記リセス部の他方の側部に
沿って延びるように形成されている第2のドレイン電極
と、前記リセス部の底部に前記リセス部に沿って延びる
ように形成されているゲート電極と、前記第1のソース
電極と前記第2のソース電極とを互いに接続するソース
電極接続配線と、前記第1のドレイン電極と前記第2の
ドレイン電極とを互いに接続するドレイン電極接続配線
とを備えている構成とするものである。
【0029】 請求項1の構成により、基板の上に形成
され、ヘテロ接合を有し且つ素子領域である積層領域
が、凹状溝により第1の素子領域と第2の素子領域とに
ゲート幅方向に互いに隣り合って分離されるため、単体
のFETがゲート幅の小さい複数の単位素子領域に分割
される。該単位素子領域ごとにソース電極、ドレイン電
極及びゲート電極が形成され、ソース電極はそれぞれソ
ース電極接続配線により接続され、ドレイン電極はそれ
ぞれドレイン電極接続配線により接続されているため、
単体のFETが複数の単位FETから構成されることに
なる。これにより、ゲート幅が大きなFETであって
も、しきい値が該単位FETのしきい値によって決ま
る。
【0030】また、第1の素子領域と第2の素子領域と
はゲート幅方向に分離されているため、ゲート長方向に
単位素子領域が拡大することがない。
【0031】 請求項2の発明が講じた解決手段は、ヘ
テロ接合型の電界効果トランジスタを対象とし、基板の
上に形成されているバッファ層と、前記バッファ層の上
に形成され、半導体層と該半導体層とヘテロ接合する能
動層とよりなる積層領域と、前記積層領域にそれぞれ形
成されたゲート幅方向に延びる第1の凹状溝及びゲート
長方向に延びる第2の凹状溝と、前記積層領域が前記第
1の凹状溝と前記第2の凹状溝とにより分離されること
によってそれぞれ形成された、第1の素子領域と、前記
第1の素子領域と前記第1の凹状溝を挟んで隣り合う第
2の素子領域と、前記第1の素子領域と前記第2の凹状
溝を挟んで隣り合う第3の素子領域と、前記第2の素子
領域と前記第2の凹状溝を挟んで隣り合う第4の素子領
域と、前記第1の素子領域の上部と前記第3の素子領域
の上部とにまたがるように形成されたゲート幅方向に延
びる第1のリセス部と、前記第1の素子領域の上に前記
第1のリセス部の一方の側部に沿って延びるように形成
されている第1のソース電極と、前記第1の素子領域の
上に前記第1のリセス部の他方の側部に沿って延びるよ
うに形成されている第1のドレイン電極と、前記第3の
素子領域の上に前記第1のリセス部の一方の側部に沿っ
て延びるように形成されている第3のソース電極と、前
記第3の素子領域の上に前記第1のリセス部の他方の側
部に沿って延びるように形成されている第3のドレイン
電極と、前記第1のリセス部の底部に前記第1のリセス
部に沿って延びるように形成されている第1のゲート電
極と、前記第2の素子領域の上部と前記第4の素子領域
の上部とにまたがるように形成されたゲート幅方向に延
びる第2のリセス部と、前記第2の素子領域の上に前記
第2のリセス部の一方の側部に沿って延びるように形成
されている第2のソース電極と、前記第2の素子領域の
上に前記第2のリセス部の他方の側部に沿って延びるよ
うに形成されている第2のドレイン電極と、前記第4の
素子領域の上に前記第2のリセス部の一方の側部に沿っ
て延びるように形成されている第4のソース電極と、前
記第4の素子領域の上に前記第2のリセス部の他方の側
部に沿って延びるように形成されている第4のドレイン
電極と、前記第2のリセス部の底部に前記第2のリセス
部に沿って延びるように形成されている第2のゲート電
極と、前記第1、第2、第3及び第4のソース電極を互
いに接続するソース電極接続配線と、前記第1、第2、
第3及び第4のドレイン電極を互いに接続するドレイン
電極接続配線と、前記第1のゲート電極と前記第2のゲ
ート電極とを互いに接続するゲート電極接続配線とを備
えている構成とするものである。
【0032】 請求項2の構成により、基板の上に形成
され、ヘテロ接合を有し且つ素子領域である積層領域
が、第1の凹状溝と第2の凹状溝とにより第1の素子領
域と第2の素子領域と第3の素子領域と第4の素子領域
とにゲート長方向又はゲート幅方向に隣り合って分離さ
れるため、単体のFETがゲート幅の小さい複数の単位
素子領域に分割される。該単位素子領域ごとにソース電
極、ドレイン電極及びゲート電極が形成され、ソース電
極はそれぞれソース電極接続配線により接続され、ドレ
イン電極はそれぞれドレイン電極接続配線により接続さ
れ、ゲート電極はそれぞれゲート電極接続配線により接
続されているため、単体のFETが複数の単位FETか
ら構成されることになる。これにより、ゲート幅が大き
なFETであっても、しきい値が該単位FETのしきい
値によって決まる。
【0033】また、単位素子領域はゲート幅方向にも分
離されるため、ゲート長方向に単位素子領域が拡大する
ことがない。
【0034】 請求項3の発明が講じた解決手段は、半
導体集積回路装置を、基板上の第1の領域に形成された
請求項1又は2に記載の第1の電界効果トランジスタ
と、前記基板上の第2の領域に形成された請求項1又は
に記載の第2の電界効果トランジスタとを備え、前記
第1の電界効果トランジスタの出力と前記第2の電界効
果トランジスタの入力とが互いに接続されている構成と
するものである。
【0035】 請求項3の構成により、基板上の第1の
領域に一のゲート幅を有する第1のFETを集積し、基
板上の第1の領域に他のゲート幅を有する第2のFET
を集積した場合であっても、単位素子領域に分割されて
なる単位FETのゲート幅は各FETに共通になるた
め、第1及び第2のFETの各しきい値はゲート幅によ
らず一定の値となる。
【0036】 請求項4の発明が講じた解決手段は、ヘ
テロ接合型の電界効果トランジスタの製造方法を対象と
し、基板の上にバッファ層を形成するバッファ層形成工
程と、前記バッファ層の上に半導体層と該半導体層とヘ
テロ接合する能動層とよりなる積層領域を形成する積層
領域形成工程と、前記積層領域に対して選択的にエッチ
ングを行なって、前記積層領域をゲート長方向に互いに
隣り合う第1の素子領域と第2の素子領域とに分離する
凹状溝を形成する素子分離工程と、前記第1の素子領域
の上にゲート幅方向に延びる第1のソース電極を形成す
ると共に、前記第2の素子領域の上にゲート幅方向に延
びる第2のソース電極を形成するソース電極形成工程
と、前記第1の素子領域の上にゲート幅方向に延びる第
1のドレイン電極を形成すると共に、前記第2の素子領
域の上にゲート幅方向に延びる第2のドレイン電極を形
成するドレイン電極形成工程と、前記第1の素子領域の
上部に対して選択的にエッチングを行なってゲート幅方
向に延びる第1のリセス部を形成すると共に、前記第2
の素子領域の上部に対して選択的にエッチングを行なっ
てゲート幅方向に延びる第2のリセス部を形成するリセ
ス部形成工程と、前記第1のリセス部の底部に前記第1
のリセス部に沿って延びるように第1のゲート電極を形
成すると共に、前記第2のリセス部の底部に前記第2の
リセス部に沿って延びるように第2のゲート電極を形成
するゲート電極形成工程と、前記第1のソース電極と前
記第2のソース電極とを互いに接続するソース電極接続
配線を形成するソース電極接続配線形成工程と、前記第
1のドレイン電極と前記第2のドレイン電極とを互いに
接続するドレイン電極接続配線を形成するドレイン電極
接続配線形成工程と、前記第1のゲート電極と前記第2
のゲート電極とを互いに接続するゲート電極接続配線を
形成するゲート電極接続配線形成工程とを備えている構
成とするものである。
【0037】 請求項4の構成により、基板の上に形成
し、ヘテロ接合を有し且つ素子領域である積層領域を、
凹状溝により第1の素子領域と第2の素子領域とにゲー
ト長方向に互いに隣り合って分離するため、単体のFE
Tがゲート幅の小さい複数の単位素子領域に分割され
る。該単位素子領域ごとにソース電極、ドレイン電極及
びゲート電極を形成した後、ソース電極をそれぞれソー
ス電極接続配線で接続し、ドレイン電極をそれぞれドレ
イン電極接続配線で接続し、ゲート電極をそれぞれゲー
ト電極接続配線で接続するため、単体のFETが複数の
単位FETから構成されることになる。これにより、ゲ
ート幅が大きなFETであっても、しきい値が該単位F
ETのしきい値によって決まる。
【0038】 請求項5の発明が講じた解決手段は、ヘ
テロ接合型の電界効果トランジスタの製造方法を対象と
し、基板の上にバッファ層を形成するバッファ層形成工
程と、前記バッファ層の上に半導体層と該半導体層とヘ
テロ接合する能動層とよりなる積層領域を形成する積層
領域形成工程と、前記積層領域に対して選択的にエッチ
ングを行なって、前記積層領域をゲート幅方向に隣り合
う第1の素子領域と第2の素子領域とに分離する凹状溝
を形成する素子分離工程と、前記第1の素子領域の上に
ゲート幅方向に延びる第1のソース電極を形成すると共
に、前記第2の素子領域の上にゲート幅方向に延びる第
2のソース電極を形成するソース電極形成工程と、前記
第1の素子領域の上にゲート幅方向に延びる第1のドレ
イン電極を形成すると共に、前記第2の素子領域の上に
ゲート幅方向に延びる第2のドレイン電極を形成するド
レイン電極形成工程と、前記第1の素子領域の上部及び
前記第2の素子領域の上部に対して選択的にエッチング
を行なって、前記第1の素子領域及び第2の素子領域に
またがり且つゲート幅方向に延びるリセス部を形成する
リセス部形成工程と、前記リセス部の底部に前記リセス
部に沿って延びるようにゲート電極を形成するゲート電
極形成工程と、前記第1のソース電極と前記第2のソー
ス電極とを互いに接続するソース電極接続配線を形成す
るソース電極接続配線形成工程と、前記第1のドレイン
電極と前記第2のドレイン電極とを互いに接続するドレ
イン電極接続配線を形成するドレイン電極接続配線形成
工程とを備えている構成とするものである。
【0039】 請求項5の構成により、基板の上に形成
し、ヘテロ接合を有し且つ素子領域である積層領域を、
凹状溝により第1の素子領域と第2の素子領域とにゲー
ト幅方向に互いに隣り合って分離するため、単体のFE
Tがゲート幅の小さい複数の単位素子領域に分割され
る。該単位素子領域ごとにソース電極、ドレイン電極及
びゲート電極を形成し、ソース電極をそれぞれソース電
極接続配線で接続し、ドレイン電極をそれぞれドレイン
電極接続配線で接続するため、単体のFETが複数の単
位FETから構成されることになる。これにより、ゲー
ト幅が大きなFETであっても、しきい値が該単位FE
Tのしきい値によって決まる。
【0040】また、第1の素子領域と第2の素子領域と
をゲート幅方向に分離するため、ゲート長方向に単位素
子領域が拡大することがない。
【0041】 請求項6の発明が講じた解決手段は、ヘ
テロ接合型の電界効果トランジスタの製造方法を対象と
し、基板の上にバッファ層を形成するバッファ層形成工
程と、前記バッファ層の上に半導体層と該半導体層とヘ
テロ接合する能動層とよりなる積層領域を形成する積層
領域形成工程と、前記積層領域に対して選択的にエッチ
ングを行なって、ゲート幅方向に延びる第1の凹状溝及
びゲート長方向に延びる第2の凹状溝を形成することに
より、前記積層領域を、第1の素子領域と、前記第1の
素子領域と前記第1の凹状溝を挟んで隣り合う第2の素
子領域と、前記第1の素子領域と前記第2の凹状溝を挟
んで隣り合う第3の素子領域と、前記第2の素子領域と
前記第2の凹状溝を挟んで隣り合う第4の素子領域とに
分離する素子分離工程と、前記第1の素子領域の上にゲ
ート幅方向に延びる第1のソース電極を形成し、前記第
3の素子領域の上にゲート幅方向に延びる第3のソース
電極を形成し、前記第2の素子領域の上にゲート幅方向
に延びる第2のソース電極を形成し、前記第4の素子領
域の上にゲート幅方向に延びる第4のソース電極を形成
するソース電極形成工程と、前記第1の素子領域の上に
ゲート幅方向に延びる第1のドレイン電極を形成し、前
記第3の素子領域の上にゲート幅方向に延びる第3のド
レイン電極を形成し、前記第2の素子領域の上にゲート
幅方向に延びる第2のドレイン電極を形成し、前記第4
の素子領域の上にゲート幅方向に延びる第4のドレイン
電極を選択的に形成するドレイン電極形成工程と、前記
第1の素子領域の上部及び前記第3の素子領域の上部に
対して選択的にエッチングを行なってゲート幅方向に延
びる第1のリセス部を形成すると共に、前記第2の素子
領域の上部及び前記第4の素子領域の上部に対して選択
的にエッチングを行なってゲート幅方向に延びる第2の
リセス部を形成するリセス部形成工程と、前記第1のリ
セス部の底部に前記第1のリセス部に沿って延びるよう
に第1のゲート電極を形成すると共に、前記第2のリセ
ス部の底部に前記第2のリセス部に沿って延びるように
第2のゲート電極を形成するゲート電極形成工程と、前
記第1、第2、第3及び第4のソース電極を互いに接続
するソース電極接続配線を形成するソース電極接続配線
形成工程と、前記第1、第2、第3及び第4のドレイン
電極を互いに接続するドレイン電極接続配線を形成する
ドレイン電極接続配線形成工程と、前記第1のゲート電
極と前記第2のゲート電極とを互いに接続するゲート電
極接続配線を形成するゲート電極接続配線形成工程と備
えている構成とするものである。
【0042】 請求項6の構成により、基板の上に形成
し、ヘテロ接合を有し且つ素子領域である積層領域を、
第1の凹状溝と第2の凹状溝とにより第1の素子領域と
第2の素子領域と第3の素子領域と第4の素子領域とに
ゲート長方向又はゲート幅方向にそれぞれ分離するた
め、単体のFETがゲート幅の小さい複数の単位素子領
域に分割される。該単位素子領域ごとにソース電極、ド
レイン電極及びゲート電極を形成し、ソース電極をそれ
ぞれソース電極接続配線で接続し、ドレイン電極をそれ
ぞれドレイン電極接続配線で接続し、ゲート電極をそれ
ぞれゲート電極接続配線で接続するため、単体のFET
が複数の単位FETから構成されることになる。これに
より、ゲート幅が大きなFETであっても、しきい値が
該単位FETのしきい値によって決まる。
【0043】また、単位素子領域をゲート幅方向にも分
離するため、ゲート長方向に単位素子領域が拡大するこ
とがない。
【0044】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)本発明の第1の実施形態を図面を参
照しながら説明する。
【0045】図1は本発明の第1の実施形態に係る電界
効果トランジスタの平面図である。図1に示すように、
素子領域としての単位素子領域30は、基板11上に形
成され、半導体層と該半導体層とヘテロ接合する能動層
とよりなる積層領域であって、凹状溝31によりゲート
長方向に分割されている。ゲート電極20は単位素子領
域30の上部におけるゲート幅方向に延びるリセス部の
底部に沿って形成され、ソース電極21はリセス部の一
方の側部に沿って形成され、ドレイン電極22はリセス
部の他方の側部に沿って形成されている。1層目のゲー
ト電極接続配線23は基板11の上に単位素子領域30
にまたがって形成され、ゲート電極20同士を互いに接
続し、2層目のソース電極接続配線24は基板11の上
に単位素子領域30にまたがって形成され、ソース電極
21同士を互いに接続し、2層目のドレイン電極接続配
線25は基板11の上に単位素子領域30にまたがって
形成され、ドレイン電極22同士を互いに接続してい
る。なお、以下に説明する各実施形態においては、図面
を簡略化するため、各電極と各電極の接続配線とのコン
タクトホール、層間絶縁膜及び表面保護膜を省略してい
る。
【0046】以下、本発明の第1の実施形態に係る電界
効果トランジスタの製造方法を図面を参照しながら説明
する。
【0047】図2(a)〜(f)及び図3は本発明の第
1の実施形態に係るダブルヘテロ接合型電界効果トラン
ジスタの製造方法の各工程を示し、(a)、(c)及び
(e)は工程順断面図であり、(b)、(d)及び
(f)は工程順平面図である。図2(a)及び(b)に
示すように、まず、例えばMBE(Molecular Beam Epi
taxy)法を用いて、GaAsよりなる基板11上に、絶
縁性アルミニウムガリウム砒素よりなるバッファ層12
を成長させる。次に、ダブルヘテロ接合となる積層領域
13としての、Siがドープされた第1のn型アルミニ
ウムガリウム砒素層13a、第1の絶縁性アルミニウム
ガリウム砒素層13b、絶縁性インジウムガリウム砒素
層13c、第2の絶縁性アルミニウムガリウム砒素層1
3d、Siがドープされた第2のn型アルミニウムガリ
ウム砒素層13e、及びSiがドープされたn型ガリウ
ム砒素層18を順次成長させる。
【0048】ここで、積層領域13において、単位素子
領域30内の電子は第1のn型アルミニウムガリウム砒
素層13aから第1の絶縁性アルミニウムガリウム砒素
層13bを通って絶縁性インジウムガリウム砒素層13
cに供給されると共に、第2のn型アルミニウムガリウ
ム砒素層13eから第2の絶縁性アルミニウムガリウム
砒素層13dを通って絶縁性インジウムガリウム砒素層
13cに供給される。
【0049】次に、n型ガリウム砒素層18の上に全面
にわたってレジスト膜を塗布し、フォトリソグラフィー
を用いて、ゲート幅方向に3つの開口部を有するレジス
トパターン29を形成する。その後、基板11の所定領
域に対してバッファ層12又は基板11に達するエッチ
ングを行なってゲート幅方向に延びる3つの凹状溝3
1,31,31を形成することにより、積層領域13を
ゲート長方向に分離する4つの単位素子領域30,3
0,…を形成する。
【0050】次に、図2(c)及び(d)に示すよう
に、レジストパターン29を除去した後、各単位素子領
域30におけるn型ガリウム砒素層18の上にゲート幅
方向に延びるオーミック電極であるソース電極21及び
ドレイン電極22をそれぞれ形成する。
【0051】次に、図2(e)及び(f)に示すよう
に、各単位素子領域30におけるn型ガリウム砒素層1
8のゲート電極形成領域に対して選択的に、例えばリン
酸(H3PO4)及び過酸化水素(H22)を含む混合溶
液を用いてウェットエッチングを行なって所望のしきい
値Vthを得られる深さのリセス部19を形成し、該リセ
ス部19の底部に沿ってゲート電極20を形成し、単位
素子領域30ごとに単位FETを作製する。
【0052】次に、図3の平面図に示すように、単位F
ETのゲート電極20同士を1層目のゲート電極接続配
線23により、単位FETのソース電極21同士を2層
目のソース電極接続配線24により、単位FETのドレ
イン電極22同士を2層目のドレイン電極接続配線25
によりそれぞれ接続することにより、複数のゲートフィ
ンガーによるゲート幅が大きな単体のFETが実現され
る。
【0053】なお、図3において、単位FETはゲート
幅の小さい1本のゲート電極20(=ゲートフィンガ
ー)を有しているが、複数のゲートフィンガーを有する
単位FETとしてもよく、製造方法は前述の単位FET
当たり1ゲート電極の製造方法と同様である。
【0054】また、積層領域13を4つの単位素子領域
30に分割したが、これに限るものではなく、所望の電
気特性が得られる分割数であればその数を問わない。
【0055】このように、本実施形態のFETはゲート
幅が小さい4つの単位FETから構成されているため、
FETのしきい値Vthはこれら単位FETのしきい値V
thと一致することになる。その結果、図4に示すよう
に、しきい値Vthのゲート幅Wg 依存性を低減すること
ができる。
【0056】また、ゲートリセスであるリセス部19を
リセスエッチングする際に、リン酸及び過酸化水素を含
む混合溶液を用いてウェットエッチングを行なったが、
溶液はこれに限らない。また、ドライエッチングであっ
てもよい。
【0057】また、基板11にガリウム砒素を用いた
が、シリコン(Si)よりなる基板上に絶縁性ガリウム
砒素をエピタキシャル成長した基板を用いてもよい。こ
のようにすると、同一基板上にシリコン系デバイス(例
えば、MOSFET、バイポーラトランジスタなど)又
はシリコン系ヘテロ接合型デバイス(例えば、SiGe
バイポーラトランジスタなど)を製造することが可能と
なるため、MMIC等の設計の自由度がさらに増すこと
になる。
【0058】(第2の実施形態)以下、本発明の第2の
実施形態を図面を参照しながら説明する。
【0059】図5は本発明の第2の実施形態に係る電界
効果トランジスタの平面図である。図5に示すように、
素子領域としての単位素子領域30は、基板11上に形
成され、半導体層と該半導体層とヘテロ接合する能動層
とよりなる積層領域であって、凹状溝31によりゲート
幅方向に分割されている。ゲート電極20はゲート幅方
向に隣接する2つの単位素子領域30の上部にまたがっ
てゲート幅方向に延びるリセス部の底部に沿って形成さ
れ、ソース電極21はリセス部の一方の側部に沿って形
成され、ドレイン電極22はリセス部の他方の側部に沿
って形成されている。1層目のゲート電極接続配線23
は基板11の上に単位素子領域30にまたがって形成さ
れ、ゲート電極20同士を互いに接続し、2層目のソー
ス電極接続配線24は基板11の上に単位素子領域30
にまたがって形成され、ソース電極21同士を互いに接
続し、2層目のドレイン電極接続配線25は基板11の
上に単位素子領域30にまたがって形成され、ドレイン
電極22同士を互いに接続している。
【0060】以下、本発明の第2の実施形態に係る電界
効果トランジスタの製造方法を図面を参照しながら説明
する。
【0061】図6(a)〜(d)は本発明の第2の実施
形態に係る電界効果トランジスタの製造方法を示す工程
順平面図である。ここで、基板上のヘテロ接合となる積
層領域を含む各層は第1の実施形態と同様の構成に製造
されているとする。
【0062】図6(a)に示すように、n型ガリウム砒
素層の上に全面にわたってレジスト膜を塗布し、フォト
リソグラフィーを用いて、ゲート長方向に開口部を有す
るレジストパターン29を形成する。その後、基板の所
定領域に対してバッファ層又は基板に達するエッチング
を行なってゲート長方向に延びる凹状溝31を形成する
ことにより、積層領域をゲート幅方向に分離する2つの
単位素子領域30,30を形成する。
【0063】次に、図6(b)に示すように、レジスト
パターン29を除去した後、各単位素子領域30におけ
るn型ガリウム砒素層の上にゲート幅方向に延びるオー
ミック電極であるソース電極21及びドレイン電極22
をそれぞれ形成する。
【0064】次に、図6(c)に示すように、各単位素
子領域30におけるn型ガリウム砒素層のゲート電極形
成領域に対して選択的に、例えばリン酸(H3PO4)及
び過酸化水素(H22)を含む混合溶液を用いてウェッ
トエッチングを行なって所望のしきい値Vthを得られる
深さのリセス部19を形成し、該リセス部19の底部に
沿って2つの単位素子領域30にまたがるゲート電極2
0を形成し、2つの単位素子領域30からなる単位FE
Tを作製する。
【0065】次に、図6(d)に示すように、単位FE
Tのゲート電極20を1層目のゲート電極接続配線23
により、単位素子領域30のソース電極21同士を2層
目のソース電極接続配線24により、単位素子領域30
のドレイン電極22同士を2層目のドレイン電極接続配
線25によりそれぞれ接続することにより、1つのゲー
トフィンガーによるゲート幅が大きな単体のFETが実
現される。
【0066】なお、本実施形態においては、2つの単位
素子領域30をまとめて単位FETとしたが、2つ以上
の単位素子領域をまとめて単位FETを構成してもよ
い。
【0067】また、図5に示すように、単位FETはゲ
ート幅の短い1本のゲート電極20(=ゲートフィンガ
ー)を有しているが、複数のゲートフィンガーを有する
単位FETとしてもよく、製造方法は前述の単位FET
当たり1ゲート電極の製造方法と同様である。
【0068】このように、本実施形態によると、完成し
たFETはゲート幅が小さい2つのの単位FETから構
成されているので、FETのしきい値Vthはこれら単位
FETのしきい値Vthと一致することになる。その結
果、図4に示すように、しきい値Vthのゲート幅Wg 依
存性を低減することができる。
【0069】さらに、積層領域をゲート幅方向に分割し
ているので、第1の実施形態の積層領域をゲート幅方向
に分割するFETと組み合わせれば、エリアペナルティ
ーが生じにくい。
【0070】また、ゲートリセスであるリセス部19を
リセスエッチングする際に、リン酸及び過酸化水素を含
む混合溶液を用いてウェットエッチングを行なったが、
溶液はこれに限らない。また、ドライエッチングであっ
てもよい。
【0071】また、本実施形態においても、基板にガリ
ウム砒素を用いたが、Siよりなる基板上に絶縁性ガリ
ウム砒素をエピタキシャル成長した基板を用いてもよ
い。このようにすると、同一基板上にシリコン系デバイ
ス又はシリコン系ヘテロ接合型デバイスを製造すること
が可能になるため、さらに設計の自由度が増すことにな
る。
【0072】(第3の実施形態)以下、本発明の第3の
実施形態を図面を参照しながら説明する。
【0073】図7は本発明の第3の実施形態に係る電界
効果トランジスタの平面図である。図7に示すように、
8つの単位素子領域のうち、例えば30A,30B,3
0C及び30Dについて説明すると、素子領域としての
第1の単位素子領域30Aは、基板11上に形成され、
半導体層と該半導体層とヘテロ接合する能動層とよりな
る積層領域であって、第1の凹状溝31Aによりゲート
長方向に分割されると共に第2の凹状溝31Bによりゲ
ート幅方向に分割されている。
【0074】素子領域としての第2の単位素子領域30
Bは、基板11上に形成され、第1の単位素子領域30
Aと同一構成の積層領域であって、第1の凹状溝31A
によりゲート長方向に分割されると共に第2の凹状溝3
1Bによりゲート幅方向に分割され且つ第1の凹状溝3
1Aを挟んで第1の単位素子領域30Aと対向してい
る。
【0075】素子領域としての第3の単位素子領域30
Cは、基板11上に形成され、第1の単位素子領域30
Aと同一構成の積層領域であって、第1の凹状溝31A
によりゲート長方向に分割されると共に第2の凹状溝3
1Bによりゲート幅方向に分割され且つ第2の凹状溝3
1Bを挟んで第1の単位素子領域30Aと対向してい
る。
【0076】素子領域としての第4の単位素子領域30
Dは、基板11上に形成され、第1の単位素子領域30
Aと同一構成の積層領域であって、第1の凹状溝31A
によりゲート長方向に分割されると共に第2の凹状溝3
1Bによりゲート幅方向に分割され且つ第2の凹状溝3
1Bを挟んで第2の単位素子領域30Bと対向してい
る。
【0077】第1のゲート電極20Aは第1の単位素子
領域30A及び第3の単位素子領域30Cの上部にまた
がりゲート幅方向に延びる第1のリセス部の底部に沿っ
て形成され、第2のゲート電極20Bは第2の単位素子
領域30B及び第4の単位素子領域30Dの上部にまた
がりゲート幅方向に延びる第2のリセス部の底部に沿っ
て形成されている。
【0078】第1のソース電極21Aは第1の単位素子
領域30Aにおける第1のリセス部の一方の側部に沿っ
て形成され、第2のソース電極21Bは第2の単位素子
領域30Bにおける第2のリセス部の一方の側部に沿っ
て形成され、第3のソース電極21Cは第3の単位素子
領域30Cにおける第1のリセス部の一方の側部に沿っ
て形成され、第4のソース電極21Dは第4の単位素子
領域30Dにおける第2のリセス部の一方の側部に沿っ
て形成されている。
【0079】第1のドレイン電極22Aは第1の単位素
子領域30Aにおける第1のリセス部の他方の側部に沿
って形成され、第2のドレイン電極22Bは第2の単位
素子領域30Bにおける第2のリセス部の他方の側部に
沿って形成され、第3のドレイン電極22Cは第3の単
位素子領域30Cにおける第1のリセス部の他方の側部
に沿って形成され、第4のドレイン電極22Dは第4の
単位素子領域30Dにおける第2のリセス部の他方の側
部に沿って形成されている。
【0080】1層目のゲート電極接続配線23は基板1
1の上に単位素子領域30にまたがって形成され、各ゲ
ート電極同士を互いに接続し、2層目のソース電極接続
配線24は基板11の上に単位素子領域30にまたがっ
て形成され、各ソース電極同士を互いに接続し、2層目
のドレイン電極接続配線25は基板11の上に単位素子
領域30にまたがって形成され、各ドレイン電極同士を
互いに接続している。
【0081】以下、本発明の第3の実施形態に係る電界
効果トランジスタの製造方法を図面を参照しながら説明
する。
【0082】図8(a)〜(c)及び図9は本発明の第
2の実施形態に係る電界効果トランジスタの製造方法を
示す工程順平面図である。ここで、基板上のヘテロ接合
となる積層領域を含む各層は第1の実施形態と同様の構
成に製造されているとする。
【0083】図8(a)に示すように、n型ガリウム砒
素層の上に全面にわたってレジスト膜を塗布し、フォト
リソグラフィーを用いて、ゲート幅方向に3つの開口部
及びゲート長方向に1つの開口部を有するレジストパタ
ーン29を形成する。その後、基板の所定領域に対して
バッファ層又は基板に達するエッチングを行なってゲー
ト幅方向に延びる第1の凹状溝31A,31A,31A
を形成すると共に、ゲート長方向に延びる第2の凹状溝
31Bを形成する。これにより、積層領域を、8つの単
位素子領域に分割する。4つの単位素子領域のみ、例え
ば30A,30B,30C及び30Dに着目すると、第
1の単位素子領域30Aと、該第1の単位素子領域30
Aと第1の凹状溝31Aを挟んで隣り合う第2の単位素
子領域30Bと、第1の単位素子領域30Aと第2の凹
状溝31Bを挟んで隣り合う第3の単位素子領域30C
と、第2の単位素子領域30Bと第2の凹状溝31Bを
挟んで隣り合う第4の単位素子領域30Dとに分離す
る。
【0084】次に、図8(b)に示すように、レジスト
パターン29を除去した後、第1の単位素子領域30A
におけるn型ガリウム砒素層の上にゲート幅方向に延び
る第1のソース電極21A及び第1のドレイン電極22
Aを形成し、第2の単位素子領域30Bにおけるn型ガ
リウム砒素層の上にゲート幅方向に延びる第2のソース
電極21B及び第2のドレイン電極22Bを形成し、第
3の単位素子領域30Cにおけるn型ガリウム砒素層の
上にゲート幅方向に延びる第3のソース電極21C及び
第3のドレイン電極22Cを形成し、第4の単位素子領
域30Dにおけるn型ガリウム砒素層の上にゲート幅方
向に延びる第4のソース電極21D及び第4のドレイン
電極22Dを形成する。第1から第4の単位素子領域と
同様に第5から第8の単位素子領域に対してもそれぞれ
ソース電極及びドレイン電極を形成する。
【0085】次に、図8(c)に示すように、第1の単
位素子領域30A及び第3の単位素子領域30Cにおけ
るn型ガリウム砒素層のゲート電極形成領域に対して選
択的に、例えばリン酸(H3PO4)及び過酸化水素(H
22)を含む混合溶液を用いてウェットエッチングを行
なって所望のしきい値Vthを得られる深さの第1のリセ
ス部19Aを形成し、該第1のリセス部19Aの底部に
沿って第1及び第3の2つの単位素子領域30A,30
Cにまたがる第1のゲート電極20Aを形成することに
より、第1及び第3の2つの単位素子領域30A,30
Cからなる単位FETを作製する。第2の単位素子領域
30B及び第4の単位素子領域30Dにおけるn型ガリ
ウム砒素層のゲート電極形成領域に対しても同様に、リ
ン酸(H3PO4)及び過酸化水素(H22)を含む混合
溶液を用いてウェットエッチングを行なって第2のリセ
ス部19Bを形成し、該第2のリセス部19Bの底部に
沿って第2及び第4の2つの単位素子領域30B,30
Dにまたがる第2のゲート電極20Bを形成することに
より、第2及び第4の2つの単位素子領域30B,30
Dからなる単位FETを作製する。同様に第5から第8
の単位素子領域に対してもそれぞれゲート電極をする。
これにより、第8の単位素子領域まで含めて、4つの単
位FETを作製する。
【0086】次に、図9に示すように、単位FETの各
ゲート電極を1層目のゲート電極接続配線23により、
各ソース電極同士を2層目のソース電極接続配線24に
より、各ドレイン電極同士を2層目のドレイン電極接続
配線25によりそれぞれ接続することにより、4つのゲ
ートフィンガーによるゲート幅がさらに大きな単体のF
ETが実現される。
【0087】なお、本実施形態においては、2つの単位
素子領域をまとめて単位FETとしたが、2つ以上の単
位素子領域をまとめて単位FETを構成してもよい。
【0088】また、図7に示すように、単位FETはゲ
ート幅の短い1本のゲート電極(=ゲートフィンガー)
を有しているが、複数のゲートフィンガーを有する単位
FETとしてもよく、製造方法は前述の単位FET当た
り1ゲート電極の製造方法と同様である。
【0089】また、積層領域を8つの単位素子領域に分
割したが、これに限るものではなく、所望の電気特性が
得られる分割数であればよい。
【0090】このように、本実施形態によると、完成し
たFETはゲート幅が小さい2つのの単位FETから構
成されているので、FETのしきい値Vthはこれら単位
FETのしきい値Vthと一致することになる。その結
果、図4に示すように、しきい値Vthのゲート幅Wg 依
存性を低減することができる。
【0091】さらに、積層領域をゲート長方向及びゲー
ト幅方向に分割しているため、基板上の積層領域を効率
よく分割できるので、エリアペナルティーが生じにく
い。
【0092】また、ゲートリセスである各リセス部19
A,19Bをリセスエッチングする際に、リン酸及び過
酸化水素を含む混合溶液を用いてウェットエッチングを
行なったが、溶液はこれに限らない。また、ドライエッ
チングであってもよい。
【0093】また、本実施形態においても、基板にガリ
ウム砒素を用いたが、Siよりなる基板上に絶縁性ガリ
ウム砒素をエピタキシャル成長した基板であってもよ
い。同一基板上にシリコン系デバイス又はシリコン系ヘ
テロ接合型デバイスを製造することが可能になり、さら
に設計の自由度が増すからである。
【0094】(第4の実施形態)本発明の第4の実施形
態を図面を参照しながら説明する。
【0095】図10(a)は本発明の第4の実施形態に
係るマイクロ波用MMICパワーアンプを備えた半導体
集積回路装置の平面図である。図10(a)に示すよう
に、本マイクロ波用MMICパワーアンプは、GaAs
よりなる基板51の上に形成され、入力信号を所望の増
幅電圧の半ばにまで増幅し、中間増幅信号として出力す
る前段パワーFET52Aと、中間増幅信号を所望の増
幅電圧に増幅した増幅信号を出力する後段パワーFET
53Aとの2段アンプから構成されている。さらに、5
4は基板51の上に形成されている入力パッドであり、
55は入力パッド54からの入力信号を受け、該入力信
号のインピーダンスと前段パワーFET52Aの入力イ
ンピーダンスとの整合をとる第1のマッチング回路であ
り、56は前段パワーFET52Aの中間増幅信号を受
け、該中間増幅信号のインピーダンスと後段パワーFE
T53Aの入力インピーダンスとの整合をとる第2のマ
ッチング回路であり、57は後段パワーFET53Aの
増幅信号を受け、該増幅信号のインピーダンスと出力イ
ンピーダンスとの整合をとる第3のマッチング回路であ
り、58は出力インピーダンスの整合がとられた増幅信
号を出力する出力パッドである。
【0096】図10(b)は前段パワーFET52Aの
拡大平面図である。図10(b)に示すパワーFET
は、図1に示す第1の実施形態のFETと同様の構成で
あるため、同一の部材には同一の符号を付すことにより
説明を省略する。ただし、前段パワーFET52Aは高
出力が要求されないため、2つの単位素子領域30,3
0を有する構成として、ゲート幅を小さくしている。
【0097】図10(c)は後段パワーFET53Aの
拡大平面図である。図10(c)に示すパワーFET
は、図1に示す第1の実施形態のFETと同様の構成で
あるため、同一の部材には同一の符号を付すことにより
説明を省略する。ただし、後段パワーFET53Aは高
出力が要求されるため、8つの単位素子領域30,…を
有する構成として、ゲート幅を大きくしている。これに
より、所望の周波数帯域で十分良好な特性が出せるMM
ICパワーアンプとなる。
【0098】このように、前段パワーFET52Aと後
段パワーFET53Aとのゲート幅は異なるが、それぞ
れの単体のパワーFETを構成するのは同一のゲート幅
を有する単位素子領域30よりなる単位FETであるた
め、前段パワーFET52A及び後段パワーFET53
Aの各しきい値Vthはこの単位FETのしきい値Vthと
一致するので、両パワーFETは同一のしきい値Vthを
有することになる。
【0099】従って、該パワーFETの特性はほぼゲー
ト幅Wg に依存するようになるため、設計効率及び設計
確度を向上させることができる。
【0100】(第5の実施形態)本発明の第5の実施形
態を図面を参照しながら説明する。
【0101】図11(a)は本発明の第5の実施形態に
係るマイクロ波用MMICパワーアンプを備えた半導体
集積回路装置の平面図である。図11(a)において、
本マイクロ波用MMICパワーアンプは、図10(a)
に示す第4の実施形態と同様の構成であるため、同一の
部材には同一の符号を付すことにより説明を省略する。
【0102】図11(b)は前段パワーFET52Bの
拡大平面図である。図10(b)に示すパワーFET
は、図7に示す第3の実施形態のFETと同様の構成で
あるため、同一の部材には同一の符号を付すことにより
説明を省略する。ただし、前段パワーFET52Bは高
出力が要求されないため、4つの単位素子領域30より
なる2つの単位FETを有する構成として、ゲート幅を
小さくしている。
【0103】図11(c)は後段パワーFET53Bの
拡大平面図である。図11(c)に示すパワーFET
は、図7に示す第3の実施形態のFETと同様の構成で
あるため、同一の部材には同一の符号を付すことにより
説明を省略する。ただし、後段パワーFET53Bは高
出力が要求されるため、16個の単位素子領域30より
なる8つの単位FETを有する構成として、ゲート幅を
非常に大きくすることにより、所望の周波数帯域で十分
良好な特性が出せるMMICパワーアンプとしている。
【0104】このように、前段パワーFET52Bと後
段パワーFET53Bとのゲート幅は異なっているが、
それぞれの単体のパワーFETを構成するのは同一のゲ
ート幅を有する2つの単位素子領域30よりなる単位F
ETであるため、前段パワーFET52B及び後段パワ
ーFET53Bの各しきい値Vthはこの単位FETのし
きい値Vthと一致するので、両パワーFETは同一のし
きい値Vthを有することになる。
【0105】従って、該パワーFETの特性はほぼゲー
ト幅Wg に依存するようになるため、設計効率及び設計
確度を向上させることができる。
【0106】さらに、単位FETがゲート長方向にのみ
延びる構成でないため、パワーFETのレイアウトの自
由度が向上するため、ゲート幅Wg の大きく異なるFE
Tを同一チップに集積する場合に、チップサイズを小さ
くすることができる。
【0107】なお、本実施形態においては、第3の実施
形態のFETを用いてMMICパワーアンプを構成した
が、これに限らず、チップ上のレイアウト又は所望の電
気特性を考慮して、第1の実施形態によるFETや第2
の実施形態によるFETを組み合わせることによって、
MMICパワーアンプを構成してもよい。
【0108】
【発明の効果】請求項1の発明に係る電界効果トランジ
スタによると、しきい値電圧のゲート幅依存性が低減さ
れているため、ゲート幅が大きな電界効果トランジスタ
であっても、しきい値が単位FETのしきい値で決まる
ので、設計の煩雑さの解消、設計誤差の防止及び設計自
由度の向上を図ることができる。その上、第1の素子領
域と第2の素子領域とはゲート幅方向に分離されている
ため、ゲート長方向に単位素子領域が拡大することがな
い。その結果、請求項1の発明に係る電界効果トランジ
スタと組み合わせれば、レイアウトの自由度が増す。
【0109】
【0110】 請求項2の発明に係る電界効果トランジ
スタによると、請求項1の発明に係る電界効果トランジ
スタの効果が得られる上に、素子領域がゲート幅方向及
びゲート長方向に分離されているため、該素子領域を効
率よく配置することができる。その結果、エリアペナル
ティーが生じることなく、確実に大きなゲート幅を有す
る単体の電界効果トランジスタを得ることができる。
【0111】 請求項3の発明に係る半導体集積回路装
置によると、同一基板上の第1及び第2の電界効果トラ
ンジスタの各しきい値はゲート幅によらず一定の値とな
るため、各電界効果トランジスタの特性はほぼゲート幅
に依存するため、設計効率及び設計確度を向上させるこ
とができる。
【0112】 また、請求項1又は2に記載されたうち
の1つの電界効果トランジスタを第1の効果トランジス
タまたは第2の電界効果トランジスタに用いているた
め、レイアウトの自由度が向上するので、ゲート幅の大
きく異なるトランジスタを1つのチップに集積する場合
に、チップサイズを小さくすることできる。
【0113】 請求項4の発明に係る電界効果トランジ
スタの製造方法によると、従来、ゲート幅が異なる電界
効果トランジスタごとにリセスエッチングを行なってし
きい値電圧を調整するか、又は同一チップ上には1種類
のゲート幅を有する電界効果トランジスタのみを製造せ
ざるを得なかったが、しきい値電圧のゲート幅依存性を
低減できるため、ゲート幅が大きな電界効果トランジス
タであっても、しきい値が単位FETのしきい値で決ま
るので、設計の煩雑さの解消、設計誤差の防止及び設計
自由度の向上を図ることができる。
【0114】 請求項5の発明に係る電界効果トランジ
スタの製造方法によると、請求項4の発明に係る電界効
果トランジスタの製造方法の効果が得られる上に、第1
の素子領域と第2の素子領域とをゲート幅方向に分離し
ているため、ゲート長方向に単位素子領域が拡大するこ
とがない。その結果、請求項4の発明により得られる電
界効果トランジスタと組み合わせれば、レイアウトの自
由度が増すことになる。
【0115】 請求項6の発明に係る電界効果トランジ
スタの製造方法によると、請求項4又は5の発明に係る
電界効果トランジスタの効果が得られる上に、素子領域
をゲート幅方向及びゲート長方向に分離しているため、
該素子領域を効率よく配置することができる。その結
果、エリアペナルティーが生じることなく、確実に大き
なゲート幅を有する単体の電界効果トランジスタを得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る電界効果トラン
ジスタの平面図である。
【図2】(a)〜(f)は本発明の第1の実施形態に係
る電界効果トランジスタの製造方法の各工程を示し、
(a)、(c)及び(e)は工程順断面図であり、
(b)、(d)及び(f)は工程順平面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る電界効果トラン
ジスタの製造方法の工程順平面図である。
【図4】本発明の第1、第2又は第3の実施形態に係る
電界効果トランジスタの製造方法によって得られたヘテ
ロ接合型FETにおけるしきい値のゲート幅依存性を示
す特性図である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る電界効果トラン
ジスタの平面図である。
【図6】(a)〜(d)は本発明の第2の実施形態に係
る電界効果トランジスタの製造方法を示す工程順平面図
である。
【図7】本発明の第3の実施形態に係る電界効果トラン
ジスタの平面図である。
【図8】(a)〜(c)は本発明の第3の実施形態に係
る電界効果トランジスタの製造方法を示す工程順平面図
である。
【図9】本発明の第3の実施形態に係る電界効果トラン
ジスタの製造方法を示す工程順平面図である。
【図10】(a)は本発明の第4の実施形態に係るマイ
クロ波用MMICパワーアンプを備えた半導体集積回路
装置の平面図である。(b)は前段パワー電界効果トラ
ンジスタの拡大平面図である。(c)は後段パワー電界
効果トランジスタの拡大平面図である。
【図11】(a)は本発明の第5の実施形態に係るマイ
クロ波用MMICパワーアンプを備えた半導体集積回路
装置の平面図である。(b)は前段パワー電界効果トラ
ンジスタの拡大平面図である。(c)は後段パワー電界
効果トランジスタの拡大平面図である。
【図12】従来のインジウムガリウム砒素歪み層ダブル
ヘテロ接合を用いた高周波用パワー電界効果トランジス
タを示し、(a)は平面図であり、(b)は部分断面図
である。
【図13】(a)〜(f)は従来のインジウムガリウム
砒素歪み層ダブルヘテロ接合を用いた高周波用パワー電
界効果トランジスタの製造方法の各工程を示し、
(a)、(c)及び(e)は工程順断面図であり、
(b)、(d)及び(f)は工程順平面図である。
【図14】従来のインジウムガリウム砒素歪み層ダブル
ヘテロ接合を用いた高周波用パワー電界効果トランジス
タの製造方法の工程順平面図である。
【図15】従来の製造方法によって得られたヘテロ接合
型電界効果トランジスタにおけるしきい値のゲート幅依
存性を示す特性図である。
【符号の説明】
11 基板 12 バッファ層 13 積層領域 13a 第1のn型アルミニウムガリウム砒素層 13b 第1の絶縁性アルミニウムガリウム砒素層 13c 絶縁性インジウムガリウム砒素層 13d 第2の絶縁性アルミニウムガリウム砒素層 13e 第2のn型アルミニウムガリウム砒素層 18 n型ガリウム砒素層 19 リセス部 19A 第1のリセス部 19B 第2のリセス部 20 ゲート電極 20A 第1のゲート電極 20B 第2のゲート電極 21 ソース電極 21A 第1のソース電極 21B 第2のソース電極 21C 第3のソース電極 21D 第4のソース電極 22 ドレイン電極 22A 第1のドレイン電極 22B 第2のドレイン電極 22C 第3のドレイン電極 22D 第4のドレイン電極 23 ゲート電極接続配線 24 ソース電極接続配線 25 ドレイン電極接続配線 29 レジストパターン 30 単位素子領域(素子領域) 30A 第1の単位素子領域(素子領域) 30B 第2の単位素子領域(素子領域) 30C 第3の単位素子領域(素子領域) 30D 第4の単位素子領域(素子領域) 31 凹状溝 31A 第1の凹状溝 31B 第2の凹状溝 51 基板 52A 前段パワーFET 53A 後段パワーFET 52B 前段パワーFET 53B 後段パワーFET 54 入力パッド 55 第1のマッチング回路 56 第2のマッチング回路 57 第3のマッチング回路 58 出力パッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−231434(JP,A) 特開 平1−134975(JP,A) 特開 平2−54540(JP,A) 特開 昭55−130178(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 29/778 H01L 21/338 H01L 27/095 H01L 29/812

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘテロ接合型の電界効果トランジスタで
    あって、 基板の上に形成されているバッファ層と、 前記バッファ層の上に形成されており、半導体層と該半
    導体層とヘテロ接合する能動層とよりなる積層領域と、 前記積層領域にゲート長方向に延びるように形成されて
    おり、前記積層領域をゲート幅方向に互いに隣り合う第
    1の素子領域と第2の素子領域とに分離する凹状溝と、 前記第1の素子領域の上部と前記第2の素子領域の上部
    とにまたがるように形成されたゲート幅方向に延びるリ
    セス部と、 前記第1の素子領域の上に前記リセス部の一方の側部に
    沿って延びるように形成されている第1のソース電極
    と、 前記第1の素子領域の上に前記リセス部の他方の側部に
    沿って延びるように形成されている第1のドレイン電極
    と、 前記第2の素子領域の上に前記リセス部の一方の側部に
    沿って延びるように形成されている第2のソース電極
    と、 前記第2の素子領域の上に前記リセス部の他方の側部に
    沿って延びるように形成されている第2のドレイン電極
    と、 前記リセス部の底部に前記リセス部に沿って延びるよう
    に形成されているゲート電極と、 前記第1のソース電極と前記第2のソース電極とを互い
    に接続するソース電極接続配線と、 前記第1のドレイン電極と前記第2のドレイン電極とを
    互いに接続するドレイン電極接続配線とを備えているこ
    とを特徴とする電界効果トランジスタ。
  2. 【請求項2】 ヘテロ接合型電界効果トランジスタであ
    って、 基板の上に形成されているバッファ層と、 前記バッファ層の上に形成され、半導体層と該半導体層
    とヘテロ接合する能動層とよりなる積層領域と、 前記積層領域にそれぞれ形成されたゲート幅方向に延び
    る第1の凹状溝及びゲート長方向に延びる第2の凹状溝
    と、 前記積層領域が前記第1の凹状溝と前記第2の凹状溝と
    により分離されることによってそれぞれ形成された、第
    1の素子領域と、前記第1の素子領域と前記第1の凹状
    溝を挟んで隣り合う第2の素子領域と、前記第1の素子
    領域と前記第2の凹状溝を挟んで隣り合う第3の素子領
    域と、前記第2の素子領域と前記第2の凹状溝を挟んで
    隣り合う第4の素子領域と、 前記第1の素子領域の上部と前記第3の素子領域の上部
    とにまたがるように形成されたゲート幅方向に延びる第
    1のリセス部と、 前記第1の素子領域の上に前記第1のリセス部の一方の
    側部に沿って延びるように形成されている第1のソース
    電極と、 前記第1の素子領域の上に前記第1のリセス部の他方の
    側部に沿って延びるように形成されている第1のドレイ
    ン電極と、 前記第3の素子領域の上に前記第1のリセス部の一方の
    側部に沿って延びるように形成されている第3のソース
    電極と、 前記第3の素子領域の上に前記第1のリセス部の他方の
    側部に沿って延びるように形成されている第3のドレイ
    ン電極と、 前記第1のリセス部の底部に前記第1のリセス部に沿っ
    て延びるように形成されている第1のゲート電極と、 前記第2の素子領域の上部と前記第4の素子領域の上部
    とにまたがるように形成されたゲート幅方向に延びる第
    2のリセス部と、 前記第2の素子領域の上に前記第2のリセス部の一方の
    側部に沿って延びるように形成されている第2のソース
    電極と、 前記第2の素子領域の上に前記第2のリセス部の他方の
    側部に沿って延びるように形成されている第2のドレイ
    ン電極と、 前記第4の素子領域の上に前記第2のリセス部の一方の
    側部に沿って延びるように形成されている第4のソース
    電極と、 前記第4の素子領域の上に前記第2のリセス部の他方の
    側部に沿って延びるように形成されている第4のドレイ
    ン電極と、 前記第2のリセス部の底部に前記第2のリセス部に沿っ
    て延びるように形成されている第2のゲート電極と、 前記第1、第2、第3及び第4のソース電極を互いに接
    続するソース電極接続配線と、 前記第1、第2、第3及び第4のドレイン電極を互いに
    接続するドレイン電極接続配線と、 前記第1のゲート電極と前記第2のゲート電極とを互い
    に接続するゲート電極接続配線とを備えていることを特
    徴とする電界効果トランジスタ。
  3. 【請求項3】 基板上の第1の領域に形成された請求項
    1又は2に記載の第1の電界効果トランジスタと、 前記基板上の第2の領域に形成された請求項1又は2
    記載の第2の電界効果トランジスタとを備え、 前記第1の電界効果トランジスタの出力と前記第2の電
    界効果トランジスタの入力とが互いに接続されているこ
    とを特徴とする半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 ヘテロ接合型の電界効果トランジスタの
    製造方法であって、 基板の上にバッファ層を形成するバッファ層形成工程
    と、 前記バッファ層の上に半導体層と該半導体層とヘテロ接
    合する能動層とよりなる積層領域を形成する積層領域形
    成工程と、 前記積層領域に対して選択的にエッチングを行なって、
    前記積層領域をゲート長方向に互いに隣り合う第1の素
    子領域と第2の素子領域とに分離する凹状溝を形成する
    素子分離工程と、 前記第1の素子領域の上にゲート幅方向に延びる第1の
    ソース電極を形成すると共に、前記第2の素子領域の上
    にゲート幅方向に延びる第2のソース電極を形成するソ
    ース電極形成工程と、 前記第1の素子領域の上にゲート幅方向に延びる第1の
    ドレイン電極を形成すると共に、前記第2の素子領域の
    上にゲート幅方向に延びる第2のドレイン電極を形成す
    るドレイン電極形成工程と、 前記第1の素子領域の上部に対して選択的にエッチング
    を行なってゲート幅方向に延びる第1のリセス部を形成
    すると共に、前記第2の素子領域の上部に対して選択的
    にエッチングを行なってゲート幅方向に延びる第2のリ
    セス部を形成するリセス部形成工程と、 前記第1のリセス部の底部に前記第1のリセス部に沿っ
    て延びるように第1のゲート電極を形成すると共に、前
    記第2のリセス部の底部に前記第2のリセス部に沿って
    延びるように第2のゲート電極を形成するゲート電極形
    成工程と、 前記第1のソース電極と前記第2のソース電極とを互い
    に接続するソース電極接続配線を形成するソース電極接
    続配線形成工程と、 前記第1のドレイン電極と前記第2のドレイン電極とを
    互いに接続するドレイン電極接続配線を形成するドレイ
    ン電極接続配線形成工程と、 前記第1のゲート電極と前記第2のゲート電極とを互い
    に接続するゲート電極接続配線を形成するゲート電極接
    続配線形成工程とを備えていることを特徴とする電界効
    果トランジスタの製造方法。
  5. 【請求項5】 ヘテロ接合型の電界効果トランジスタの
    製造方法であって、 基板の上にバッファ層を形成するバッファ層形成工程
    と、 前記バッファ層の上に半導体層と該半導体層とヘテロ接
    合する能動層とよりなる積層領域を形成する積層領域形
    成工程と、 前記積層領域に対して選択的にエッチングを行なって、
    前記積層領域をゲート幅方向に隣り合う第1の素子領域
    と第2の素子領域とに分離する凹状溝を形成する素子分
    離工程と、 前記第1の素子領域の上にゲート幅方向に延びる第1の
    ソース電極を形成すると共に、前記第2の素子領域の上
    にゲート幅方向に延びる第2のソース電極を形成するソ
    ース電極形成工程と、 前記第1の素子領域の上にゲート幅方向に延びる第1の
    ドレイン電極を形成すると共に、前記第2の素子領域の
    上にゲート幅方向に延びる第2のドレイン電極を形成す
    るドレイン電極形成工程と、 前記第1の素子領域の上部及び前記第2の素子領域の上
    部に対して選択的にエッチングを行なって、前記第1の
    素子領域及び第2の素子領域にまたがり且つゲート幅方
    向に延びるリセス部を形成するリセス部形成工程と、 前記リセス部の底部に前記リセス部に沿って延びるよう
    にゲート電極を形成するゲート電極形成工程と、 前記第1のソース電極と前記第2のソース電極とを互い
    に接続するソース電極接続配線を形成するソース電極接
    続配線形成工程と、 前記第1のドレイン電極と前記第2のドレイン電極とを
    互いに接続するドレイン電極接続配線を形成するドレイ
    ン電極接続配線形成工程とを備えていることを特徴とす
    る電界効果トランジスタの製造方法。
  6. 【請求項6】 ヘテロ接合型の電界効果トランジスタの
    製造方法であって、 基板の上にバッファ層を形成するバッファ層形成工程
    と、 前記バッファ層の上に半導体層と該半導体層とヘテロ接
    合する能動層とよりなる積層領域を形成する積層領域形
    成工程と、 前記積層領域に対して選択的にエッチングを行なって、
    ゲート幅方向に延びる第1の凹状溝及びゲート長方向に
    延びる第2の凹状溝を形成することにより、前記積層領
    域を、第1の素子領域と、前記第1の素子領域と前記第
    1の凹状溝を挟んで隣り合う第2の素子領域と、前記第
    1の素子領域と前記第2の凹状溝を挟んで隣り合う第3
    の素子領域と、前記第2の素子領域と前記第2の凹状溝
    を挟んで隣り合う第4の素子領域とに分離する素子分離
    工程と、 前記第1の素子領域の上にゲート幅方向に延びる第1の
    ソース電極を形成し、前記第3の素子領域の上にゲート
    幅方向に延びる第3のソース電極を形成し、前記第2の
    素子領域の上にゲート幅方向に延びる第2のソース電極
    を形成し、前記第4の素子領域の上にゲート幅方向に延
    びる第4のソース電極を形成するソース電極形成工程
    と、 前記第1の素子領域の上にゲート幅方向に延びる第1の
    ドレイン電極を形成し、前記第3の素子領域の上にゲー
    ト幅方向に延びる第3のドレイン電極を形成し、前記第
    2の素子領域の上にゲート幅方向に延びる第2のドレイ
    ン電極を形成し、前記第4の素子領域の上にゲート幅方
    向に延びる第4のドレイン電極を選択的に形成するドレ
    イン電極形成工程と、 前記第1の素子領域の上部及び前記第3の素子領域の上
    部に対して選択的にエッチングを行なってゲート幅方向
    に延びる第1のリセス部を形成すると共に、前記第2の
    素子領域の上部及び前記第4の素子領域の上部に対して
    選択的にエッチングを行なってゲート幅方向に延びる第
    2のリセス部を形成するリセス部形成工程と、 前記第1のリセス部の底部に前記第1のリセス部に沿っ
    て延びるように第1のゲート電極を形成すると共に、前
    記第2のリセス部の底部に前記第2のリセス部に沿って
    延びるように第2のゲート電極を形成するゲート電極形
    成工程と、 前記第1、第2、第3及び第4のソース電極を互いに接
    続するソース電極接続配線を形成するソース電極接続配
    線形成工程と、 前記第1、第2、第3及び第4のドレイン電極を互いに
    接続するドレイン電極接続配線を形成するドレイン電極
    接続配線形成工程と、 前記第1のゲート電極と前記第2のゲート電極とを互い
    に接続するゲート電極接続配線を形成するゲート電極接
    続配線形成工程とを備えていることを特徴とする電界効
    果トランジスタの製造方法。
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