JP3135657U - 車いす用ハブブレーキ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車イス用のハブブレーキ装置の構造に関するものであり、新しい車イス用のハブブレーキ装置を提供する。
【解決手段】ブレーキを制動する力が加わっていない状態における構成部材の形状をも示す。弾性体からなる制動部材3は、力が加わると変形し、加わる力がなくなると元の形状に戻るようになっている。従来のバネを不要にして、ハブブレーキ装置の軽量化とコストダウンを図り、車イス用ハブブレーキ装置を提供することにある。車イス用ハブブレーキ装置は、ブレーキを操作するレバーを替えることにより、新しい自転車用ハブブレーキ装置にもなる。
【選択図】図6
【解決手段】ブレーキを制動する力が加わっていない状態における構成部材の形状をも示す。弾性体からなる制動部材3は、力が加わると変形し、加わる力がなくなると元の形状に戻るようになっている。従来のバネを不要にして、ハブブレーキ装置の軽量化とコストダウンを図り、車イス用ハブブレーキ装置を提供することにある。車イス用ハブブレーキ装置は、ブレーキを操作するレバーを替えることにより、新しい自転車用ハブブレーキ装置にもなる。
【選択図】図6
Description
本考案は、車イス用のハブブレーキの構造に関するものである。また本考案は、自転車用ハブブレーキの新しい構造に関するものである。
特許3784348、3740093、3740092、3720002、
3703780、3682957、3638309、3638295。
従来の自転車用ハブブレーキ装置の構造を図7に示す。図7のインナーケーブル5は、ブレーキレバーからの力を従来のカム24に伝え、該カム24が従来のアーム20a、20bを揺動させて、ハブと一体回転可能であり内周面に制動面を有する自転車用ブレーキドラム17に従来の制動部材23a、23bを押しつけることにより、ハブまたは前記ブレーキドラム17の制動ができる。ブレーキレバーからの力が前記カムに伝わらなくなると、図7のバネ22により、前記カムが制動前の状態に戻るように動作し、従来の制動部材23が自転車用ブレーキドラム17から離れることにより、ブレーキの制動が解除される。図7のバネ22は、金属でできており、錆の発生による劣化が発生して故障が増えるという課題があった。また、図7のバネ22と従来の制動部材23の両方が必要であり、部品が多くなり、価格も高くなるという課題があった。
本考案は、上述の点に鑑みてなされたもので、車イス用に転用して使用されていた図7に示すような従来の自転車用ハブブレーキ装置の構造を改良して、ハブブレーキ装置の軽量化とコストダウンを図り、車イス用ハブブレーキ装置を提供することにある。
また本考案の車イス用ハブブレーキ装置は、ブレーキを操作するレバーを替えることにより、新しい自転車用ハブブレーキ装置を提供することにもなる。
本考案は、上述の点に鑑みてなされたもので、車イス用に転用して使用されていた図7に示すような従来の自転車用ハブブレーキ装置の構造を改良して、ハブブレーキ装置の軽量化とコストダウンを図り、車イス用ハブブレーキ装置を提供することにある。
また本考案の車イス用ハブブレーキ装置は、ブレーキを操作するレバーを替えることにより、新しい自転車用ハブブレーキ装置を提供することにもなる。
上記目的を達成するために考案した本考案の請求項1に係わる車イス用ハブブレーキ装置の構造と構成部材の形状を図1に示す。図1はブレーキを制動する力が加わっていない状態における構成部材の形状をも示す。図1の弾性体からなる制動部材3は、力が加わると変形し、加わる力がなくなると元の形状に戻るようになっている。
ブレーキを操作するレバーは、車イスの操作に必要な部位に取り付ける。
ブレーキを操作するレバーは、車イスの操作に必要な部位に取り付ける。
図1の車イス用ブレーキドラム16は車イスの車輪にハブと一体回転可能に取り付けられている。インナーケーブル5はブレーキレバーからの力をカム1に伝えるようになっている。ブレーキレバーから伝わる力に略比例して、インナーケーブル5の移動距離が変化するようになっている。ブレーキレバーからの力を伝えるインナーケーブル5は、取り付け台座9に取り付けたケーブルアジャスタ6を通り、カム1の第2の端に設けたインナー系止部7に取り付ける。前記台座9に取り付けたケーブルアジャスタ6を調整することによりインナーケーブルの長さを調整して、カム1に加わる力を調整できるようになっている。カム1は取り付け台座の円筒の部分に嵌め込むように取り付けられ回動可能になっている。動作アーム部2a、2bは、前記台座にアンカーピン4a、4bにより取り付ける。該カム1は動作アーム部2a、2bの内側に接するようになっている。動作アーム部2a、2bの外側の面は弾性体からなる制動部材3に接するようになっており、弾性体からなる制動部材3は、弾性により動作アーム部2a、2bに支持されている。
動作アーム部2a、2bに接するカム1の部分は略楕円形となっている。ブレーキレバーからインナーケーブルを通して力が加わると加わる力に略比例してカム1のインナー係止部7が移動しカム1の略楕円形の部分を回動させるようになっている。カム1の略楕円形の部分の回動により、カム1の回動角度による変位量だけ動作アーム部2a、2bを揺動させるようになっている。動作アーム部2a、2bの揺動により、弾性体からなる制動部材3に該動作アーム部から加わる圧力が変化するようになっている。弾性体からなる制動部材3の動作アーム部2a、2bに接する面に加わる圧力が変化すると該弾性体からなる制動部材3の前記ブレーキドラム16に接する面の形状が変化するようになっている。
ブレーキレバーからインナーケーブルを通して加わるの力がなくなると該弾性体からなる制動部材3の前記ブレーキドラム16に接する面の形状は、弾性により元に戻るようになっている。図1の構造において、カム1、動作アーム部2a、2bの形状と、弾性体からなる制動部材3の材質により、制動力を変化させることもできる。
これにより、さまざまなハブブレーキ装置を実現できる。
前記弾性体からなる制動部材3の摩耗などによる制動力の変化に応じて、取り付け台座9に係止しているケーブルアジャスタ6を調整することにより、制動力を調整可能にできる。
動作アーム部2a、2bに接するカム1の部分は略楕円形となっている。ブレーキレバーからインナーケーブルを通して力が加わると加わる力に略比例してカム1のインナー係止部7が移動しカム1の略楕円形の部分を回動させるようになっている。カム1の略楕円形の部分の回動により、カム1の回動角度による変位量だけ動作アーム部2a、2bを揺動させるようになっている。動作アーム部2a、2bの揺動により、弾性体からなる制動部材3に該動作アーム部から加わる圧力が変化するようになっている。弾性体からなる制動部材3の動作アーム部2a、2bに接する面に加わる圧力が変化すると該弾性体からなる制動部材3の前記ブレーキドラム16に接する面の形状が変化するようになっている。
ブレーキレバーからインナーケーブルを通して加わるの力がなくなると該弾性体からなる制動部材3の前記ブレーキドラム16に接する面の形状は、弾性により元に戻るようになっている。図1の構造において、カム1、動作アーム部2a、2bの形状と、弾性体からなる制動部材3の材質により、制動力を変化させることもできる。
これにより、さまざまなハブブレーキ装置を実現できる。
前記弾性体からなる制動部材3の摩耗などによる制動力の変化に応じて、取り付け台座9に係止しているケーブルアジャスタ6を調整することにより、制動力を調整可能にできる。
このように、本考案の車イス用ハブブレーキ装置では、従来の図7に示すような従来の自転車用ハブブレーキ装置の構造におけるバネ22は不要になる。
本考案の車イス用ハブブレーキ装置の作用を、図1と図2を参照して以下に記述する。
図1はブレーキが制動していない状態の構成部材の形状をも示している。
図2はブレーキの制動時の構造を示す図であり、ブレーキ制動時における構成部材の形状の変化をも示す。
図1はブレーキが制動していない状態の構成部材の形状をも示している。
図2はブレーキの制動時の構造を示す図であり、ブレーキ制動時における構成部材の形状の変化をも示す。
図1において、ブレーキレバーからの力がインナーケーブルを通してカム1に加わると、カム1のインナー取り付け部の端が移動して、カム1は取り付け台座9に取り付けた部分を基点に回動する。カム1の略楕円形の部分が回動すると動作アーム部2a、2bに力が加わる。動作アーム部2a、2bに力が加わると、該動作アーム部が揺動して、弾性体からなる制動部材3に加わる力が変化して、該弾性体からなる制動部材3の形が、例えば図2の弾性体からなる制動部材3のような形状に変化して、ハブと一体回転可能であり内周面に制動面を有する車イス用ブレーキドラム16に弾性体からなる制動部材3が接触することにより、ブレーキの制動ができる。ブレーキレバーから伝わる力の強さにより、弾性体からなる制動部材3が前記ブレーキドラム16に接触する圧力が変化する。
ブレーキレバーからの力がカム1に伝わらなくなると、カム1が動作アーム部2a、2bに力を伝えなくなり、弾性体からなる制動部材3に該動作アーム部から加わる力の変化がなくなり、カム1および動作アーム部2a、2bが図1に示すような状態となり、該弾性体からなる制動部材3は、自らの弾性体の性質により制動前の状態に戻るように動作し、図1の弾性体からなる制動部材3のような形状に戻り、弾性体からなる制動部材3が前記ブレーキドラム16から離れることにより、ブレーキの制動が解除されことになる。
このようにブレーキレバーの操作により、ブレーキレバーからの力が加わると弾性体からなる制動部材3が変形して制動部材が前記ブレーキドラム16の制動面に接触して制動がかかり、ブレーキレバーの操作をやめてブレーキレバーからの力が加わらなくなると制動部材の弾力によって前記制動部材3が変形して前記ブレーキドラム16の前記制動面との接触がなくなり制動が止まることになる。
ブレーキレバーからの力がカム1に伝わらなくなると、カム1が動作アーム部2a、2bに力を伝えなくなり、弾性体からなる制動部材3に該動作アーム部から加わる力の変化がなくなり、カム1および動作アーム部2a、2bが図1に示すような状態となり、該弾性体からなる制動部材3は、自らの弾性体の性質により制動前の状態に戻るように動作し、図1の弾性体からなる制動部材3のような形状に戻り、弾性体からなる制動部材3が前記ブレーキドラム16から離れることにより、ブレーキの制動が解除されことになる。
このようにブレーキレバーの操作により、ブレーキレバーからの力が加わると弾性体からなる制動部材3が変形して制動部材が前記ブレーキドラム16の制動面に接触して制動がかかり、ブレーキレバーの操作をやめてブレーキレバーからの力が加わらなくなると制動部材の弾力によって前記制動部材3が変形して前記ブレーキドラム16の前記制動面との接触がなくなり制動が止まることになる。
カム1および動作アーム部2a、2bの形状、弾性体からなる制動部材の材質により、制動力を変化させることもできる。ブレーキレバーに加える力により、カム1が前記台座9に取り付けられている部分を基点にカム1が回動し、カムの回動による該動作アーム部に接する部分の変位に応じて、動作アーム部が揺動する範囲が変わることになり、制動力を変化させることができる。
前記弾性体からなる制動部材3の摩耗などによる制動力の変化に応じて、前記台座9に取り付けたケーブルアジャスタ6を調整することにより、制動力を調整するようになっている。
前記弾性体からなる制動部材3の摩耗などによる制動力の変化に応じて、前記台座9に取り付けたケーブルアジャスタ6を調整することにより、制動力を調整するようになっている。
本考案の請求項2に係わる自転車用ハブブレーキ装置の構造と構成部材の形状を図3に示す。図3はブレーキを制動する力が加わっていない状態における構成部材の形状をも示す。図3の弾性体からなる制動部材3は、力が加わると変形し、加わる力がなくなると元の形状に戻るようになっている。ブレーキを操作するレバーは、自転車車のハンドルに取り付ける。
図3の自転車用ブレーキドラム17は自転車の車輪にハブと一体回転可能に取り付けられている。インナーケーブル5はブレーキレバーからの力を駆動手段としてのカム1に伝えるようになっている。ブレーキレバーから伝わる力に略比例して、インナーケーブル5の移動距離が変化するようになっている。ブレーキレバーからの力を伝えるインナーケーブル5は、取り付け台座9に取り付けたケーブルアジャスタ6を通り、該カム1の第2の端に設けたインナー系止部7に取り付ける。前記台座9に取り付けたケーブルアジャスタ6を調整することによりインナーケーブルの長さを調整して、該カム1に加わる力を調整できるようになっている。駆動手段としてのカム1は取り付け台座の円筒の部分に嵌め込むように取り付けられ回動可能になっている。
揺動手段としての動作アーム部2a、2bは、前記台座にアンカーピン4a、4bにより取り付ける。該カム1は揺動手段としての動作アーム部2a、2bの内側に接するようになっている。動作アーム部2a、2bの外側の面は弾性体からなる制動部材3に接するようになっており、弾性体からなる制動部材3は、弾性により動作アーム部2a、2bに支持されている。
揺動手段としての動作アーム部2a、2bに接する駆動手段としてのカム1の部分は略楕円形となっている。ブレーキレバーからインナーケーブルを通して力が加わると加わる力に略比例して該カム1のインナー係止部7が移動しカム1の略楕円形の部分を回動させるようになっている。カム1の略楕円形の部分の回動により、カム1の回動角度による変位量だけ動作アーム部2a、2bを揺動させるようになっている。
揺動手段としての動作アーム部2a、2bの揺動により、弾性体からなる制動部材3に該動作アーム部から加わる圧力が変化するようになっている。弾性体からなる制動部材3の動作アーム部に接する面に加わる圧力が変化すると該弾性体からなる制動部材3の前記ブレーキドラム16に接する面の形状が変化するようになっている。
ブレーキレバーからインナーケーブルを通して加わる力がなくなると該弾性体からなる制動部材3の前記ブレーキドラム16に接する面の形状は、弾性により元に戻るようになっている。図3の構造において、駆動手段としてのカム1および揺動手段としての動作アーム部2a、2bの形状と、弾性体からなる制動部材3の材質により、制動力を変化させることができるため、さまざまな自転車用ハブブレーキ装置を実現できる。
前記弾性体からなる制動部材3の摩耗などによる制動力の変化に応じて、取り付け台座9に係止しているケーブルアジャスタ6を調整することにより、制動力を調整可能にできる。
揺動手段としての動作アーム部2a、2bは、前記台座にアンカーピン4a、4bにより取り付ける。該カム1は揺動手段としての動作アーム部2a、2bの内側に接するようになっている。動作アーム部2a、2bの外側の面は弾性体からなる制動部材3に接するようになっており、弾性体からなる制動部材3は、弾性により動作アーム部2a、2bに支持されている。
揺動手段としての動作アーム部2a、2bに接する駆動手段としてのカム1の部分は略楕円形となっている。ブレーキレバーからインナーケーブルを通して力が加わると加わる力に略比例して該カム1のインナー係止部7が移動しカム1の略楕円形の部分を回動させるようになっている。カム1の略楕円形の部分の回動により、カム1の回動角度による変位量だけ動作アーム部2a、2bを揺動させるようになっている。
揺動手段としての動作アーム部2a、2bの揺動により、弾性体からなる制動部材3に該動作アーム部から加わる圧力が変化するようになっている。弾性体からなる制動部材3の動作アーム部に接する面に加わる圧力が変化すると該弾性体からなる制動部材3の前記ブレーキドラム16に接する面の形状が変化するようになっている。
ブレーキレバーからインナーケーブルを通して加わる力がなくなると該弾性体からなる制動部材3の前記ブレーキドラム16に接する面の形状は、弾性により元に戻るようになっている。図3の構造において、駆動手段としてのカム1および揺動手段としての動作アーム部2a、2bの形状と、弾性体からなる制動部材3の材質により、制動力を変化させることができるため、さまざまな自転車用ハブブレーキ装置を実現できる。
前記弾性体からなる制動部材3の摩耗などによる制動力の変化に応じて、取り付け台座9に係止しているケーブルアジャスタ6を調整することにより、制動力を調整可能にできる。
このように、本考案の自転車用ハブブレーキ装置では、従来の図7に示すような従来の自転車用ハブブレーキ装置の構造におけるバネ22は不要になる。
本考案の自転車用ハブブレーキ装置の作用を、図3と図4を参照して以下に記述する。
図3はブレーキが制動していない状態の構成部材の形状をも示している。
図4はブレーキの制動時の構造を示す図であり、ブレーキ制動時における構成部材の形状の変化をも示す。
図3はブレーキが制動していない状態の構成部材の形状をも示している。
図4はブレーキの制動時の構造を示す図であり、ブレーキ制動時における構成部材の形状の変化をも示す。
図3において、ブレーキレバーからの力がインナーケーブルを通して駆動手段としてのカム1に加わると、該カム1のインナー取り付け部の端が移動して、カム1は取り付け台座9に取り付けた部分を基点に回転する。カム1の略楕円形の部分が回動すると揺動手段としての動作アーム部2a、2bに力が加わる。動作アーム部2a、2bに力が加わると、該動作アーム部が揺動して、弾性体からなる制動部材3に加わる力が変化して、該弾性体からなる制動部材3の形が、例えば図4の弾性体からなる制動部材3のような形状に変化して、ハブと一体回転可能であり内周面に制動面を有する自転車用ブレーキドラム17に弾性体からなる制動部材3が接触することにより、ブレーキの制動ができる。ブレーキレバーから伝わる力の強さにより、弾性体からなる制動部材3が前記ブレーキドラム17に接触する圧力が変化する。ブレーキレバーからの力がカム1に伝わらなくなると、カム1が動作アーム部2a、2bに力を伝えなくなり、弾性体からなる制動部材3に該動作アーム部から加わる力の変化がなくなり、カム1および動作アーム部2a、2bが図3に示すような状態となり、該弾性体からなる制動部材3は、自らの弾性体の性質により制動前の状態に戻るように動作し、図3の弾性体からなる制動部材3のような形状に戻り、弾性体からなる制動部材3が前記ブレーキドラム17から離れることにより、ブレーキの制動が解除されことになる。
このようにブレーキレバーの操作により、ブレーキレバーからの力が加わると弾性体からなる制動部材3が変形して制動部材が前記ブレーキドラム16の制動面に接触して制動がかかり、ブレーキレバーの操作をやめてブレーキレバーからの力が加わらなくなると制動部材の弾力によって前記制動部材3が変形して前記ブレーキドラム16の前記制動面との接触がなくなり制動が止まることになる。
このようにブレーキレバーの操作により、ブレーキレバーからの力が加わると弾性体からなる制動部材3が変形して制動部材が前記ブレーキドラム16の制動面に接触して制動がかかり、ブレーキレバーの操作をやめてブレーキレバーからの力が加わらなくなると制動部材の弾力によって前記制動部材3が変形して前記ブレーキドラム16の前記制動面との接触がなくなり制動が止まることになる。
駆動手段としてのカム1および揺動手段としての動作アーム部2の形状と、弾性体からなる制動部材の材質により、制動力を変化させることもできる。ブレーキレバーに加える力により、カム1が前記台座9に取り付けられている部分を基点にカム1が回動し、カムの回動による該動作アーム部に接する部分の変位に応じて、動作アーム部が揺動する範囲が変わることになり、制動力を変化させることができる。
前記弾性体からなる制動部材3の摩耗などによる制動力の変化に応じて、前記台座9に取り付けたケーブルアジャスタ6を調整することにより、制動力を調整するようになっている。
前記弾性体からなる制動部材3の摩耗などによる制動力の変化に応じて、前記台座9に取り付けたケーブルアジャスタ6を調整することにより、制動力を調整するようになっている。
以上説明したように、本考案の車イス用ハブブレーキ装置や自転車用ハブブレーキ装置には、次のような効果がある。
▲1▼錆の発生による劣化が減り故障が少なくなり、ブレーキの信頼性が向上する
▲2▼部品が少なくなり、コストダウンが可能になる
▲1▼錆の発生による劣化が減り故障が少なくなり、ブレーキの信頼性が向上する
▲2▼部品が少なくなり、コストダウンが可能になる
以下、本考案の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(請求項1実施の形態)
図5は、本考案に係る第1の実施の形態を示す車イス用ハブブレーキ装置のカバーをはずした状態の側面の断面図である。図6は、本考案に係る第1の実施の形態における車イス用ハブブレーキ装置を構成する部材の構成と形状を示す図である。図1は本考案に係る第1の実施の形態における車イス用ハブブレーキ装置の構造と制動していない状態時の構成部材の形状を示す図である。図2は、本考案に係る第1の実施の形態における車イス用ハブブレーキ装置の制動時の構造と構成部材の形状を示す図である。
図5において、車イス用ブレーキドラム16は車イスのフレームに装着される車輪と一体回転可能にベアリング13を介して車軸に取り付ける。該ブレーキドラム16は、図6に示すように車輪のハブを兼ね備えた構造になっており、内周面に制動面を有する。車イス用ハブブレーキ装置の制動部は、前記フレームに回転不能に装着される取り付け台座9と、前記取り付け台座に回動可能に装着されたカム1と、前記取り付け台座にアンカーピン4aと4bにより揺動自在に装着された動作アーム部2a、2bと、前記ブレーキドラムの前記制動面に接触可能な前記ブレーキドラムに制動作用する弾性体からなる制動部材3と、ダストカバー12と、留め輪10を有している。
ブレーキレバーからの力を伝えるインナーケーブル5は、図1に示すように取り付け台座9に取り付けたケーブルアジャスタ6を通り、ケーブル係止部7を使って、カム1に取り付けている。ケーブルの端はケーブルコードキャップ8を使用して、ケーブルの端が解れることを防いでいる。
前記取り付け台座には、カム1を取り付ける円形の筒様の突出部を設けて、ここに回転可能にカム1を取り付ける。また前記取り付け台座には、動作アーム部2aと2bを取り付けるアンカーピン4aと4bの留め穴として、螺旋を設けた穴を設け、該留め穴にアンカーピンを固定するようになっている。
カム1は、前記動作アーム部2a、2bと接する部分が円形以外の形状を有するようになっている。弾性体からなる制動部材3は、図6示すように内面を動作アーム部2a、2bの外面に合わせた形状にして、自らの弾性により、動作アーム部2に支持されるように取り付けられている。カム1と動作アーム部2a、2bの形状は、図1に示すようになっているが、これ以外の形状にしてもよい。該動作アーム部の数を増やしてもよい。
弾性体からなる制動部材3は、弾性体材料として、ウレタンゴムを使用しているが、これ以外の材料にしてもよい。
弾性体からなる制動部材3の摩耗などによる制動力の変化に応じて、取り付け台座9に取り付けたインナーケーブルアジャスタ6を調整することにより、制動力を調整するようにしている。
ブレーキレバーからの力を伝えるインナーケーブル5は、図1に示すように取り付け台座9に取り付けたケーブルアジャスタ6を通り、ケーブル係止部7を使って、カム1に取り付けている。ケーブルの端はケーブルコードキャップ8を使用して、ケーブルの端が解れることを防いでいる。
前記取り付け台座には、カム1を取り付ける円形の筒様の突出部を設けて、ここに回転可能にカム1を取り付ける。また前記取り付け台座には、動作アーム部2aと2bを取り付けるアンカーピン4aと4bの留め穴として、螺旋を設けた穴を設け、該留め穴にアンカーピンを固定するようになっている。
カム1は、前記動作アーム部2a、2bと接する部分が円形以外の形状を有するようになっている。弾性体からなる制動部材3は、図6示すように内面を動作アーム部2a、2bの外面に合わせた形状にして、自らの弾性により、動作アーム部2に支持されるように取り付けられている。カム1と動作アーム部2a、2bの形状は、図1に示すようになっているが、これ以外の形状にしてもよい。該動作アーム部の数を増やしてもよい。
弾性体からなる制動部材3は、弾性体材料として、ウレタンゴムを使用しているが、これ以外の材料にしてもよい。
弾性体からなる制動部材3の摩耗などによる制動力の変化に応じて、取り付け台座9に取り付けたインナーケーブルアジャスタ6を調整することにより、制動力を調整するようにしている。
本車イス用ハブブレーキ装置の制動時には、ブレーキレバーの操作により、図2に示すように、カムおよび動作アーム部が揺動して、弾性体からなる制動部3の形状が変化して、車イス用ブレーキドラム16の内面の制動面に接触して、該制動部材と該ブレーキドラムの制動面の摩擦により、制動がかかるように動作する。ブレーキレバーの操作をやめると、図1に示すように、カムおよび動作アーム部が揺動して制動前の状態に戻り、弾性体からなる制動部3の形状が自らの弾性力により制動前の状態に変化して、該ブレーキドラム16の内面の制動面に接触がなくなり、該制動部材と該ブレーキドラム16の制動面の摩擦がなくなることにより、制動が解除されるように動作する。
(請求項2実施の形態)
図8は、本考案に係る第2の実施の形態を示す自転車用ハブブレーキ装置のカバーをはずした状態の側面の断面図である。図9は、本考案に係る第2の実施の形態における自転車用ハブブレーキ装置を構成する部材の構成と形状を示す図である。図3は本考案に係る第2の実施の形態における自転車用ハブブレーキ装置の構造と制動していない状態時の構成部材の形状を示す図である。図4は、本考案に係る第2の実施の形態における自転車用ハブブレーキ装置の制動時の構造と構成部材の形状を示す図である。
図8において、自転車用ブレーキドラム17は自転車のフレームに装着される車輪と一体回転可能にベアリング13を介して車軸に取り付ける。該ブレーキドラム17は、図9に示すように車輪のハブを兼ね備えた構造になっており、内周面に制動面を有する。車イス用ハブブレーキ装置の制動部は、前記フレームに回転不能に装着される取り付け台座9と、前記取り付け台座に回転可能に装着された駆動手段としてのカム1と、前記取り付け台座にアンカーピン4aと4bにより揺動自在に装着された揺動手段としての動作アーム部2a、2bと、前記ブレーキドラムの前記制動面に接触可能な前記ブレーキドラムに制動作用する弾性体からなる制動部材3と、ダストカバー12と、留め輪10を有している。
ブレーキレバーからの力を伝えるインナーケーブル5は、図3に示すように取り付け台座9に取り付けたケーブルアジャスタ6を通り、ケーブル係止部7を使って、カム1に取り付けている。ケーブルの端はケーブルコードキャップ8を使用して、ケーブルの端が解れることを防いでいる。
前記取り付け台座には、カム1を取り付ける円形の筒様の突出部を設けて、ここに回転可能にカム1を取り付ける。また前記取り付け台座には、動作アーム部2aと2bを取り付けるアンカーピン4aと4bの留め穴として螺旋を設けた穴を設け、該留め穴にアンカーピンを固定するようになっている。
カム1は、前記動作アーム部2a、2bと接する部分が円形以外の形状を有するようになっている。弾性体からなる制動部3材は、図9示すように内面を動作アーム部2a、2bの外面に合わせた形状にして、自らの弾性により、動作アーム部2a、2bに支持されるように取り付けられている。駆動手段としてのカム1と揺動手段としての動作アーム部2の形状は、図4に示すようになっているが、これ以外の形状にしてもよい。該動作アーム部の数を増やしてもよい。
弾性体からなる制動部材3は、弾性体材料として、ウレタンゴムを使用しているが、これ以外の材料にしてもよい。
弾性体からなる制動部材3の摩耗などによる制動力の変化に応じて、取り付け台座9に取り付けたインナーケーブルアジャスタ6を調整することにより、制動力を調整するようにしている。
ブレーキレバーからの力を伝えるインナーケーブル5は、図3に示すように取り付け台座9に取り付けたケーブルアジャスタ6を通り、ケーブル係止部7を使って、カム1に取り付けている。ケーブルの端はケーブルコードキャップ8を使用して、ケーブルの端が解れることを防いでいる。
前記取り付け台座には、カム1を取り付ける円形の筒様の突出部を設けて、ここに回転可能にカム1を取り付ける。また前記取り付け台座には、動作アーム部2aと2bを取り付けるアンカーピン4aと4bの留め穴として螺旋を設けた穴を設け、該留め穴にアンカーピンを固定するようになっている。
カム1は、前記動作アーム部2a、2bと接する部分が円形以外の形状を有するようになっている。弾性体からなる制動部3材は、図9示すように内面を動作アーム部2a、2bの外面に合わせた形状にして、自らの弾性により、動作アーム部2a、2bに支持されるように取り付けられている。駆動手段としてのカム1と揺動手段としての動作アーム部2の形状は、図4に示すようになっているが、これ以外の形状にしてもよい。該動作アーム部の数を増やしてもよい。
弾性体からなる制動部材3は、弾性体材料として、ウレタンゴムを使用しているが、これ以外の材料にしてもよい。
弾性体からなる制動部材3の摩耗などによる制動力の変化に応じて、取り付け台座9に取り付けたインナーケーブルアジャスタ6を調整することにより、制動力を調整するようにしている。
本自転車用ハブブレーキ装置の制動時には、ブレーキレバーの操作により、図4に示すように、カムおよび動作アーム部が揺動して、弾性体からなる制動部材3の形状が変化して、前記ブレーキドラム17の内面の制動面に接触して、該制動部材と該ブレーキドラム17の制動面の摩擦により、制動がかかるように動作する。ブレーキレバーの操作をやめると、図3に示すように、カムおよび動作アーム部が揺動して制動前の状態に戻り、弾性体からなる制動部材3の形状が自らの弾性力により制動前の状態に変化して、該ブレーキドラム17の内面の制動面に接触がなくなり、該制動部材と該ブレーキドラム17の制動面の摩擦がなくなることにより、制動が解除されるように動作する。
1 カム
2a、2b 動作アーム部
3 弾性体からなる制動部材
4a、4b アンカーピン
5 インナーケーブル
6 ケーブルアジャスタ
7 ケーブル係止部
8 ケーブルエンドキャップ
9 取り付け台座
10 留め輪
11 車体取り付けナット
12 ダストカバー
13 ベアリング
14 車イス用車軸
15 自転車用車軸
16 車イス用ブレーキドラム
17 自転車用ブレーキドラム
18 車イス車体
19 自転車車体
20a、20b 従来のアーム
21 従来のアンカーピン
22 バネ
23a、23b 従来の制動部材
24 従来のカム
25 従来の取り付け台座
2a、2b 動作アーム部
3 弾性体からなる制動部材
4a、4b アンカーピン
5 インナーケーブル
6 ケーブルアジャスタ
7 ケーブル係止部
8 ケーブルエンドキャップ
9 取り付け台座
10 留め輪
11 車体取り付けナット
12 ダストカバー
13 ベアリング
14 車イス用車軸
15 自転車用車軸
16 車イス用ブレーキドラム
17 自転車用ブレーキドラム
18 車イス車体
19 自転車車体
20a、20b 従来のアーム
21 従来のアンカーピン
22 バネ
23a、23b 従来の制動部材
24 従来のカム
25 従来の取り付け台座
Claims (2)
- 車イスのフレームに装着される車輪のハブを制動する車イス用ハブブレーキ装置であって、前記フレームに回転不能に装着される取り付け台座と、前記ハブと一体回転可能であり、内周面に制動面を有するブレーキドラムと、前記ブレーキドラムの前記制動面に接触可能な前記ブレーキドラムに制動作用する弾性体材料からなり弾性により動作アームに支持される制動部と、前記取り付け台座にアンカーピンにより揺動自在に装着された動作アーム部と、前記動作アーム部を揺動させるように前記動作アーム部と接する部分が円形以外の形状を有する前記台座に回動可能に装着されたカム部と、前記カム部の第2端に設けられ前記車イスに装着されたブレーキレバーと連結されるブレーキケーブルのインナーケーブルを係止可能なケーブル係止部を有してなる車イス用ハブブレーキ装置
- 自転車のフレームに装着される車輪のハブを制動する自転車用ハブブレーキ装置であって、前記フレームに回転不能に装着される取り付け台座と、前記ハブと一体回転可能であり、内周面に制動面を有するブレーキドラムと、前記ブレーキドラムの前記制動面に接触可能な前記ブレーキドラムに制動作用する弾性体材料からなり弾性により動作アームに支持される制動部と、前記取り付け台座に取り付け手段により揺動自在に装着された揺動手段と、前記揺動手段を揺動させるように前記揺動手段と接する部分が円形以外の形状を有する前記台座に装着された駆動手段と、前記駆動手段の第2端に設けられ前記自転車に装着されたブレーキレバーと連結されるブレーキケーブルのインナーケーブルを係止可能なケーブル係止部を有してなり、弾性体材料からなる制動部の弾性により制動と制動の解除をすることを特徴とする自転車用ハブブレーキ装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007003207U JP3135657U (ja) | 2007-04-04 | 2007-04-04 | 車いす用ハブブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007003207U JP3135657U (ja) | 2007-04-04 | 2007-04-04 | 車いす用ハブブレーキ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3135657U true JP3135657U (ja) | 2007-09-27 |
Family
ID=43286143
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007003207U Expired - Fee Related JP3135657U (ja) | 2007-04-04 | 2007-04-04 | 車いす用ハブブレーキ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3135657U (ja) |
-
2007
- 2007-04-04 JP JP2007003207U patent/JP3135657U/ja not_active Expired - Fee Related
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