JP3135401U - グレーチングの固定構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】グレーチングを受け枠にボルトとナットにより簡単に締結固定することができ、しかも前記ボルト等の固定箇所における空間部の発生を防止して安全性が高いグレーチングの固定構造を提供する。
【解決手段】溝30に設けた受け枠1上に載置されるグレーチング2をボルト・ナットで締結固定するようにしたグレーチングの固定構造であって、前記受け枠1の所定位置にボルト軸部3が上向きに立設されているとともに、グレーチング2のボルト軸部3に対応する位置にはボルト挿通孔を穿設したナット受け用ベース板5が取り付けられており、このナット受け用ベース板5上に生じる凹状の空間部6を埋めるためのカバー部材7を介在させた状態でナット9をボルトに締結してある構造とした。
【選択図】図3

Description

本考案は、グレーチングを受け枠にボルトとナットにより簡単に締結固定することができ、しかも前記ボルト等の固定箇所における空間部の発生を防止して安全性が高いグレーチングの固定構造に関するものである。
従来から、例えば道路の側溝、横断溝などには、いわゆるグレーチングと称される格子体の溝蓋が敷設されて、通行人や車両の安全を図るとともに、降雨時の排水等を行っている。このようなグレーチングは、単に溝上に載せただけでは頻繁な車両の通行や激しい降雨などにより移動して所定位置からずれたり、外れたりして危険な場合がある。また、盗難にあって持ち去られるおそれもある。
そこで、特許文献1や特許文献2に示されるように、溝に設けた受け枠上に載置されるグレーチングの所定位置をボルト・ナットで締結固定するようにして、上記問題の解決を図ったグレーチングの固定構造が種々提案されている。
しかしながら、ナット装着部にはメインバーがないために大きな凹状の空間部が生じており、この空間部にハイヒールのヒール部や杖の先端部などが入り込み転倒の原因になるという問題点があった。
そこで、図7に示すように、前記空間部を覆うようなキャップで蓋をすることも検討されたが、荷重のかかり具合によってはキャップが浮き上がったり、外れたりするおそれがあり安全性に欠けるものであった。
特開2005−139782号公報 特開2005−139606号公報
本考案は上記のような問題点を解決して、グレーチングを受け枠にボルトとナットにより簡単に締結固定することができ、しかも前記ボルト等の固定箇所における空間部の発生を確実に防止し、かつグレーチング表面を面一の高さにして優れた安全性を発揮することができるグレーチングの固定構造を提供することを目的として完成されたものである。
上記課題を解決するためになされた本考案のグレーチングの固定構造は、溝に設けた受け枠上に載置されるグレーチングをボルト・ナットで締結固定するようにしたグレーチングの固定構造であって、前記受け枠の所定位置にボルト軸部が上向きに立設されているとともに、グレーチングのボルト軸部に対応する位置にはボルト挿通孔を穿設したナット受け用ベース板が取り付けられており、このナット受け用ベース板上に生じる凹状の空間部を埋めるためのカバー部材を介在させた状態でナットをボルトに締結してあることを特徴とするものである。
前記カバー部材は、ナット受け用ベース板上の凹状の空間部を埋めて、グレーチング表面と面一の高さとすることが可能な外形状を有しており、中央部に凹状のナット装着部が形成されているとともに、該装着部の底面にボルトの挿通孔が穿設されていることが好ましく、これを請求項2に係る考案とする。
また、カバー部材は、弾性を有する材質で形成されていて中実体であることが好ましく、これを請求項3に係る考案とする。
また、カバー部材は、剛性のある鉄や合成樹脂の板、あるいはパイプを曲げ加工して断面矩形状に形成されていて中空体であるであることが好ましく、これを請求項4に係る考案とする。
更に、カバー部材のナット装着部の上部開口は、剛性のある材質で形成されたキャップにより蓋がされていることが好ましく、これを請求項5に係る考案とする。
本考案のグレーチングの固定構造は、溝に設けた受け枠上に載置されるグレーチングをボルト・ナットで締結固定するようにしたグレーチングの固定構造であって、前記受け枠の所定位置にボルト軸部が上向きに立設されているとともに、グレーチングのボルト軸部に対応する位置にはボルト挿通孔を穿設したナット受け用ベース板が取り付けられており、このナット受け用ベース板上に生じる凹状の空間部を埋めるためのカバー部材を介在させた状態でナットをボルトに締結してあるものとしたので、ボルトとナットによりグレーチングを受け枠に簡単に締結固定することができ、しかも前記ナット受け用ベース板上における空間部の発生を確実に防止することができる。
請求項2に係る考案では、カバー部材は、ナット受け用ベース板上の凹状の空間部を埋めて、グレーチング表面と面一の高さとすることが可能な外形状を有しており、中央部に凹状のナット装着部が形成されているとともに、該装着部の底面にボルトの挿通孔が穿設されているものとしたので、ボルト・ナットの締結と同時にカバー部材の装着も簡単に行うことができ、しかも凹状の空間部を埋めて、グレーチング表面と面一の高さとすることが可能で優れた安全性を発揮できる。
請求項3に係る考案では、カバー部材は、弾性を有する材質で形成されていて中実体であるものとしたので、ゴム材を使えば成形加工も容易で安価となる。
請求項4に係る考案では、カバー部材は、剛性のある鉄や合成樹脂の板、あるいはパイプを曲げ加工して断面矩形状に形成されていて中空体であるものとしたので、強度維持と軽量化を図ることができる。
請求項5に係る考案では、カバー部材のナット装着部の上部開口は、剛性のある材質で形成されたキャップにより蓋がされているものとしたので、カバー部材の上表面がフラットな状態となり、より安全性に優れたものとなる。
以下に、図面を参照しつつ本考案の好ましい実施の形態を示す。
図1は本考案のグレーチングを示す全体平面図、図2は本考案の要部の平面図、図3は図2のA−A断面図、図4は図2のB−B断面図、図5は本考案の分解斜視図である。また、図6はその他のカバー部材を示す平面図とC−C断面図である。
図において、1は溝30に設けられる受け枠、2は受け枠1上に載置されるグレーチング、2aはメインバー、2bはクロスバーであり、このグレーチング2の所定位置(図示のものでは、隅部の4ヶ所)がボルト・ナットで締結固定される構造となっているが、この点は従来のグレーチングの固定構造と基本的に同じである。
前記受け枠1の所定位置には、ボルト軸部3が上向きに立設されているとともに、このボルト軸部3に対応するグレーチング2の位置にはボルト挿通孔4を穿設したナット受け用ベース板5が取り付けられている。このナット受け用ベース板5は、グレーチング2の裏面側に取り付けられて凹状の空間部6を形成しており、ボルト軸部3はこの空間部6内に収まるように立設されている。また、このナット受け用ベース板5上には、メインバー2aやクロスバー2bが存在しない空間部6となっているので、後述するようにナットの締結作業を容易なものとしている。
なお、実施例のものでは、ボルト軸部3は受け枠1の四隅に立設したものとなっているが、設置場所や設置個数については使用条件等に従って任意に設計することができる。また、受け枠1の所定位置にボルト軸部3を上向きに立設してあるが、逆にナット部を設けてもよく、要するに一対のボルト・ナットによる締結関係であればよい。
そして本考案では、前記ナット受け用ベース板5上にメインバー2aやクロスバー2bとの間に生じる空間部6を埋めるためのカバー部材7を介在させた状態で、ナット8を前記ボルト軸部3に締結しグレーチング2を固定する構造となっている。このカバー部材7の介在によって空間部6がなくなり、かつ高さもグレーチング表面と面一となるよう構成されているので、ハイヒールのヒール部などが入り込む危険性を解消する。しかも、カバー部材7の装着は極めて容易であり、また装着後においても外れることもない。
このカバー部材7は、ナット受け用ベース板5上の空間部6を埋めることが可能で、グレーチング表面と面一の高さとすることが可能な外形状を有しており、中央部に凹状のナット装着部7aが形成されているとともに、該ナット装着部7aの底面7bにボルト軸部3の挿通孔7cが穿設されたものとなっている。
また、このカバー部材7は、合成樹脂やゴム等の弾性を有する材質で形成される中実体で構成することができるが、その他、図6に示すように、剛性のある鉄や合成樹脂の板、あるいはパイプを曲げ加工して断面矩形状に形成された中空体で構成することもできる。
更に、前記カバー部材7の凹溝状に形成したナット装着部7aの上部開口は、ポリプロピレン樹脂等の剛性のある材質で形成されたキャップ8により蓋がされているものとすることが好ましい。このキャップ8は、円板状天板部8aと、その下面に垂設されて僅かに外径の小さな筒部8bとからなり、該筒部8bには装着部7aとの係合関係を保持するための弾力片8cが形成された形状である。
この場合は、カバー部材7の着脱が容易であり、またカバー部材7の上表面がフラットな状態となって、より安全性および外観品質に優れたものとなる。
このように構成したグレーチングをセットするには、先ず、溝30に設けた受け枠1の所定位置に予め上向きに立設されているボルト軸部3に合わせてグレーチング2のナット受け用ベース板5を載置する。次いで、カバー部材7の挿通孔7cをボルト軸部3にセットした後、ナット9をボルト軸部3に螺合させ、ボルト・ナットの締結固定と同時にカバー部材7の固定を行う。最後に、カバー部材7のナット装着部7aの上部開口をキャップ8により蓋をする。
上記のように、本考案はボルト・ナットの締結固定と同時にカバー部材7の固定を行うことができる構造であり、グレーチングのセットは工程数を増やすことなく従来と同様の手順で行うことができ、しかも、ナット装着部の空間部はカバー部材7により完全に塞いだ状態にできうるので、従来のように、この空間部にハイヒールのヒール部や杖の先端部などが入り込んで転倒する危険性を皆無にすることができる。更には、グレーチングが使用中に移動して所定位置からずれたり、外れたりする危険性もなく、また盗難にあうことも的確に防止することができるという利点もある。
以上の説明からも明らかなように、本考案はグレーチングを受け枠にボルトとナットにより簡単に締結固定することができ、しかも前記ボルト等の固定箇所における空間部の発生を確実に防止し、かつグレーチング表面を面一の高さにして優れた安全性を発揮することができるものである。
よって本考案は、従来の問題点を解決して有用なグレーチングの固定構造として、産業の発展に寄与するところ極めて大である。
本考案の実施の形態を示す平面図である。 本考案の実施の形態を示す要部の平面図である。 図2のA−A断面図である。 図2のB−B断面図である。 本考案の実施の形態を示す要部の分解斜視図である。 (a)その他のカバー部材を示す平面図、(b)C−C断面図である。 従来例を示す斜視図である。
符号の説明
1 受け枠
2 グレーチング
3 ボルト軸部
4 ボルト挿通孔
5 ナット受け用ベース板
6 空間部
7 カバー部材
8 キャップ
9 ナット
30 溝

Claims (5)

  1. 溝に設けた受け枠上に載置されるグレーチングをボルト・ナットで締結固定するようにしたグレーチングの固定構造であって、前記受け枠の所定位置にボルト軸部が上向きに立設されているとともに、グレーチングのボルト軸部に対応する位置にはボルト挿通孔を穿設したナット受け用ベース板が取り付けられており、このナット受け用ベース板上に生じる凹状の空間部を埋めるためのカバー部材を介在させた状態でナットをボルトに締結してあることを特徴とするグレーチングの固定構造。
  2. カバー部材は、ナット受け用ベース板上の凹状の空間部を埋めて、グレーチング表面と面一の高さとすることが可能な外形状を有しており、中央部に凹状のナット装着部が形成されているとともに、該装着部の底面にボルトの挿通孔が穿設されていることを特徴とする請求項1に記載のグレーチングの固定構造。
  3. カバー部材は、弾性を有する材質で形成されていて中実体であることを特徴とする請求項1または2に記載のグレーチングの固定構造。
  4. カバー部材は、剛性のある鉄や合成樹脂の板、あるいはパイプを曲げ加工して断面矩形状に形成されていて中空体であることを特徴とする請求項1または2に記載のグレーチングの固定構造。
  5. カバー部材のナット装着部の上部開口は、剛性のある材質で形成されたキャップにより蓋がされていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のグレーチングの固定構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010116703A (ja) * 2008-11-12 2010-05-27 Chubu Corporation グレーチング蓋固定金具及びグレーチング
JP2011231460A (ja) * 2010-04-23 2011-11-17 Chuetsuseito Corp 蓋付き側溝の改修方法

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