JP3135218U - 棟構造 - Google Patents

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Abstract

【解決手段】棟部材1上に配設した屋根部材2上に棟部材1の上方で棟瓦6を棟部材1の長手方向Xに沿って載設している。棟瓦6では、棟部材1の長手方向Xに対し直交する方向Yの両側で屋根部材2上に複数の間隔保持体(漆喰等である土台7,9や木製等の台座10a,11)と複数の熨斗瓦8,10,12とを交互に載設するとともに、両側の各熨斗瓦8,10,12のうち最上の両熨斗瓦12の上方で冠瓦14を木製等の台座13を介して載設し、棟瓦6の内側で両側の各熨斗瓦8,10,12間に金網16を有する芯体15を棟部材1の長手方向Xに沿って配設するとともに棟瓦6の内側に発泡体接着剤である充填材18を入れてその充填材18内に芯体15を埋設し、芯体15を支える各棒状部材17を屋根部材2を通して棟部材1に取着している。
【効果】棟瓦6内の充填材18に埋設した芯体15を支える固定部17の取付け強度を大きくすることができる。
【選択図】図1

Description

本考案は各種建築物の棟構造に関するものである。
従来の棟構造においては、棟部材上の両側に配設された屋根部材上にこの棟部材の上方で棟瓦が棟部材の長手方向に沿って載設されている。この棟瓦では、この両屋根部材の上方でそれぞれ複数の間隔保持体と複数の熨斗瓦とが交互に載設されるとともに、この両側の各熨斗瓦のうち最上の両熨斗瓦の上方で冠瓦が間隔保持体を介して載設され、この棟瓦の内側で両側の各熨斗瓦間に芯体が棟部材の長手方向に沿って配設されるとともに、この棟瓦の内側に充填材が入れられてその充填材内にこの芯体が埋設されている。この芯体は、両屋根部材の垂木及び野地に対し釘により固定された固定具に支えられている。
しかし、前記固定具を両屋根部材の垂木及び野地に対し釘により固定する必要があり、固定具の取付け位置や個数が制限され、しかも両屋根部材の垂木及び野地の強度が劣るため、固定具の取付け強度が小さくなるおそれがあった。
この考案は、棟構造において棟瓦内の充填材に埋設した芯体を支える固定部の取付け強度を大きくすることを目的としている。
後記実施形態の図面(図1に示す第1実施形態、図2に示す第2実施形態、図3に示す第3実施形態)の符号を援用して本考案を説明する。
請求項1の考案にかかる棟構造は、第1〜3実施形態に対応し、下記のように構成されている。
棟部材1上に配設した屋根部材2上にこの棟部材1の上方で棟瓦6を棟部材1の長手方向Xに沿って載設している。この棟瓦6では、棟部材1の長手方向Xに対し直交する方向Yの両側でこの屋根部材2上に複数の間隔保持体7,9,10a,11と複数の熨斗瓦8,10,12とを交互に載設するとともに、この両側の各熨斗瓦8,10,12のうち最上の両熨斗瓦12の上方で冠瓦14を間隔保持体13を介して載設し、この棟瓦6の内側で両側の各熨斗瓦8,10,12間に芯体15を棟部材1の長手方向Xに沿って配設するとともにこの棟瓦6の内側に充填材18を入れてその充填材18内にこの芯体15を埋設している。この芯体15を支える固定部17を前記屋根部材2を通して前記棟部材1に取着している。
請求項1の考案では、芯体15により充填材18の強度を高めることができるばかりではなく、一般に長手方向Xへ一連に延びる棟部材1に固定部17を取着するので、棟部材1に対する固定部17の取付け位置や個数が制限されず、しかも棟部材1の強度が大きいため、固定具を両屋根部材の垂木及び野地に固定する従来と比較して、固定部17の取付け強度を大きくすることができる。
請求項1の考案を前提とする請求項2の考案において、前記固定部は、前記芯体15及び棟部材1に対し分離されて設けられた複数の棒状部材17であって、この芯体15及び棟部材1に対し取着されて棟部材1の長手方向Xへ並設されている。請求項2の考案では、複数の棒状部材17を利用した簡単な固定構造にすることができる。
請求項1または請求項2の考案を前提とする請求項3の考案において、前記充填材18は発泡体接着剤である。請求項3の考案では、発泡体接着剤を利用して棟瓦6を軽量化することができる。
請求項3の考案を前提とする請求項4の考案において、前記芯体15は両側の各熨斗瓦8,10,12間で貫通する複数の連結孔を有し、この芯体15と両側の各熨斗瓦8,10,12との間に充填された前記発泡体接着剤がこの各連結孔を通じて互いにつながる。請求項4の考案では、各連結孔を有する芯体15により充填材18の強度をより一層高めることができる。
請求項4の考案を前提とする請求項5の考案において、前記芯体15は金網16を有し、この金網16の両側にはこの金網16と両側の各熨斗瓦8,10,12との間に充填された前記発泡体接着剤が接触する波形面を有している。請求項5の考案では、金網16の波形面により充填材18との接触面積が増し、連結孔としての各網孔と相俟まって、充填材18の強度をより一層高めることができる。
請求項3または請求項4または請求項5の考案を前提とする請求項6の考案において、前記両側の各熨斗瓦8,10,12のうち最下の両熨斗瓦8を挟持する両間隔保持体はそれぞれ漆喰からなる土台7,9であって、最下の両熨斗瓦8上にある上側の両土台9間に前記発泡体接着剤を充填してその発泡体接着剤内に前記芯体15を埋設するとともに、最下の両熨斗瓦8と前記屋根部材2との間にある下側の両土台7間に前記発泡体接着剤を充填してその発泡体接着剤内に前記芯体15と固定部17とを埋設した。請求項6の考案では、発泡体接着剤の容積が増えて棟瓦6をより一層軽量化することができる。
本考案は、棟構造において棟瓦6内の充填材18に埋設した芯体15を支える固定部17の取付け強度を大きくすることができる。
まず、本考案の第1実施形態にかかる棟構造について図1を参照して説明する。
木材からなる棟部材1の長手方向Xに対し直交する方向Yの両側には、垂木3と野地4と瓦5とからなる屋根部材2が配設され、その両屋根部材2の内端部が棟部材1上で相対向している。この両屋根部材2の内端部上にこの棟部材1の上方で棟瓦6が棟部材1の長手方向Xに沿って上下方向Zへ載設されている。
この棟瓦6は、この両屋根部材2の上方で間隔保持体としての土台7を介して載設された最下両熨斗瓦8と、この最下両熨斗瓦8の上方で間隔保持体としての土台9を介して載設された中間両熨斗瓦10群と、この中間両熨斗瓦10群の上方で間隔保持体としての木製台座11を介して載設された最上両熨斗瓦12と、この最上両熨斗瓦12の上方で間隔保持体としての木製台座13を介して載設された冠瓦14とを備えている。これらの土台7,9は漆喰であって、例えば南蛮漆喰やモルタル漆喰などを挙げることができる。例えば炭酸カルシウムや砂等の骨材や麻づた等の繊維や水及び硬化遅延剤などを含有するモルタル材料を養生硬化させたモルタル漆喰を採用すると、耐候性に優れているとともに圧縮強度等の強度が高い。この中間両熨斗瓦10群では、間隔保持体としての複数の木製台座10aと複数の中間両熨斗瓦10とが交互に載設されている。
この棟瓦6の内側に形成された空間で両側の各熨斗瓦8,10,12間に芯体15が棟部材1の長手方向Xに沿って配設されている。この芯体15には金網16が張られている。この金網16は、両側の各熨斗瓦8,10,12間で貫通する多数の連結孔としての網孔(図示せず)を有しているとともに、両側全体に波形面(図示せず)を有している。この芯体15及び前記棟部材1に対し分離されて設けられた固定部としての棒状部材17(杭)は前記両屋根部材2間に挿通され、その棒状部材17(杭)の下端部が棟部材1に打ち込まれて取着されているとともに、その棒状部材17(杭)の上端部がこの芯体15の下端部に針金等により縛られて取着されている。
前記棟瓦6の内側に形成された空間には発泡体接着剤である充填材18が注入され、その充填材18内に前記芯体15が埋設されている。この芯体15と両側の各熨斗瓦8,10,12との間に充填された発泡体接着剤は、前記金網16の各網孔(図示せず)を通じて互いにつながっている。この金網16の両側全体にある波形面(図示せず)はこの発泡体接着剤に接触している。最下の両熨斗瓦8上にある上側の両土台9間に発泡体接着剤が充填されてその発泡体接着剤内に芯体15が埋設されているとともに、最下の両熨斗瓦8と両屋根部材2との間にある下側の両土台7間に発泡体接着剤が充填されてその発泡体接着剤内に芯体15と棒状部材17(杭)とが埋設されている。この発泡体接着剤としては、各瓦8,10,12,14の接合に用いられるものであれば特に限定されないが、単一成分または複数成分のポリウレタン発泡体接着剤などを採用することが好ましい。
図2に示す第2実施形態の棟構造においては、芯体15の下端部に針金等により縛られて取着された棒状部材17(雄ねじ棒)が棟部材1に螺着されている。
図3に示す第3実施形態の棟構造においては、多数の連通孔を形成する各横木と各縦木とにより芯体15が格子状に形成され、その芯体15の下端部に針金等により縛られて取着された棒状部材17(金属棒)が金属製棟部材1に溶着され、最下の両熨斗瓦8と両屋根部材2との間にある下側の両土台7が互いにつながれてその土台7内に芯体15と棒状部材17(金属棒)とが埋設されている。
なお、図示しないが、芯体15の下端部から一体的に延びる板状の固定部を両屋根部材2間に挿通して棟部材1に取着してもよい。
(a)は第1実施形態にかかる棟構造を示す一部切欠き斜視図であり、(b)は同じく部分断面図である。 第2実施形態にかかる棟構造を示す部分断面図である。 第3実施形態にかかる棟構造を示す部分断面図である。
符号の説明
1…棟部材、2…屋根部材、6…棟瓦、7,9…間隔保持体としての土台、8,10,12…熨斗瓦、10a,11,13…間隔保持体としての台座、14…冠瓦、15…芯体、16…芯体の金網、17…固定部としての棒状部材、18…充填材18、X…棟部材の長手方向、Y…棟部材の長手方向に対し直交する方向。

Claims (6)

  1. 棟部材上に配設した屋根部材上にこの棟部材の上方で棟瓦を棟部材の長手方向に沿って載設し、この棟瓦では、棟部材の長手方向に対し直交する方向の両側でこの屋根部材上に複数の間隔保持体と複数の熨斗瓦とを交互に載設するとともに、この両側の各熨斗瓦のうち最上の両熨斗瓦の上方で冠瓦を間隔保持体を介して載設し、この棟瓦の内側で両側の各熨斗瓦間に芯体を棟部材の長手方向に沿って配設するとともにこの棟瓦の内側に充填材を入れてその充填材内にこの芯体を埋設し、この芯体を支える固定部を前記屋根部材を通して前記棟部材に取着したことを特徴とする棟構造。
  2. 前記固定部は、前記芯体及び棟部材に対し分離されて設けられた複数の棒状部材であって、この芯体及び棟部材に対し取着されて棟部材の長手方向へ並設されていることを特徴とする請求項1に記載の棟構造。
  3. 前記充填材は発泡体接着剤であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の棟構造。
  4. 前記芯体は両側の各熨斗瓦間で貫通する複数の連結孔を有し、この芯体と両側の各熨斗瓦との間に充填された前記発泡体接着剤がこの各連結孔を通じて互いにつながることを特徴とする請求項3に記載の棟構造。
  5. 前記芯体は金網を有し、この金網の両側にはこの金網と両側の各熨斗瓦との間に充填された前記発泡体接着剤が接触する波形面を有していることを特徴とする請求項4に記載の棟構造。
  6. 前記両側の各熨斗瓦のうち最下の両熨斗瓦を挟持する両間隔保持体はそれぞれ漆喰からなる土台であって、最下の両熨斗瓦上にある上側の両土台間に前記発泡体接着剤を充填してその発泡体接着剤内に前記芯体を埋設するとともに、最下の両熨斗瓦と前記屋根部材との間にある下側の両土台間に前記発泡体接着剤を充填してその発泡体接着剤内に前記芯体と固定部とを埋設したことを特徴とする請求項3または請求項4または請求項5に記載の棟構造。
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JP5214050B1 (ja) * 2012-09-26 2013-06-19 有限会社瓦のハタノ 棟瓦の固定構造

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