JP3135177U - 錠前装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】回動操作部材を備えた錠前装置のキャップカバーを取付ベースに簡単に取り付け、且つ経時に緩むことなく確実に取り付け、しかも、見栄えよく取り付ける。
【解決手段】取付ベース20は、外周に、抜止め顎部15a〜15dを外向きに凸設すると共にばね掛け穴部17・18を凹設し、ばね掛け穴部に回転規制ばね25・26を掛け止めて、その回転規制ばねの一部に有する折曲凸部25a・26aをばね掛け穴部から外向きに突出させてなる一方、キャップカバー30は、取付ベースに対して着脱するとき、その着脱基準位置で回転規制ばねの折曲凸部が係合する係合溝33a・33bと、取付ベースに対し回転規制ばねに抗して円周方向一側へ回動したときに、折曲凸部が嵌合して回り止めする回転規制穴35と、抜止め顎部と係合して抜け止めする掛止め顎部33e〜33hを、それぞれ内周に設ける。
【選択図】 図1
【解決手段】取付ベース20は、外周に、抜止め顎部15a〜15dを外向きに凸設すると共にばね掛け穴部17・18を凹設し、ばね掛け穴部に回転規制ばね25・26を掛け止めて、その回転規制ばねの一部に有する折曲凸部25a・26aをばね掛け穴部から外向きに突出させてなる一方、キャップカバー30は、取付ベースに対して着脱するとき、その着脱基準位置で回転規制ばねの折曲凸部が係合する係合溝33a・33bと、取付ベースに対し回転規制ばねに抗して円周方向一側へ回動したときに、折曲凸部が嵌合して回り止めする回転規制穴35と、抜止め顎部と係合して抜け止めする掛止め顎部33e〜33hを、それぞれ内周に設ける。
【選択図】 図1
Description
本考案は、開き戸・引戸・折戸等の扉の片側から、サムターン・ハンドル・レバー等の回動操作部材を回動操作してデッドボルト・ラッチ等のロック部材への回転伝達用角軸を回転し、その角軸の回転に基づいてロック部材を錠面から出し入れして扉を施解錠する錠前装置に関する。
従来、ラバトリーブース等に設置される扉の錠前装置は、図7に示すように、ロック部材への回転伝達用角軸1を中心角穴2aに貫挿して回転自在に保持する取付ベース2を、扉の片側板面に固着する一方、中心に枢着部4aを設け、枢着部4aにおいて角軸1の一端を一体回転可能に枢着したサムターン3を回動自在に連結したキャップカバー4を取付ベース2に被せて着脱可能に冠着した構造になっている。特に、従来の錠前装置では、取付ベース2の外周面に雄ねじ2bを螺設する一方、キャップカバー4の円周リブの内周面には、取付ベース2の雄ねじ2bに対応させて雌ねじ4bを円周方向に螺設し、取付時、取付ベース2にキャップカバー4を被せてから、キャップカバー4を取付ベース2に対し回動して雌ねじ4bを取付ベース2の雄ねじ2bに螺合し、これにより、美観を損なう原因となる止めねじを用いないで、キャップカバー4を取付ベース2に捩じ込み式で取り付ける構造になっていた。
ところが、従来の捩じ込み式の錠前装置では、経時、振動や衝撃等の外力を受けて取付ベース2に対するキャップカバー4の捩じ込みに緩みを生じ、場合によっては、キャップカバーがサムターン3ごと取付ベース2から外れて取れてしまうという課題があった。
そこで、従来、他の錠前装置として、図8に示すように、取付ベース2の外周面に、これを扉dの片側板面に固定したとき、開口が下向きとなる位置に雌ねじ穴2cを螺設する一方、キャップカバー4には、取付ベース2の雌ねじ穴2cと対応する位置にねじ挿通穴4cを穿設し、取付時、取付ベース2にキャップカバー4を被せてから、止めねじ5を、下方からねじ挿通穴4cを通して取付ベース2の雌ねじ穴2cに捩じ込んでキャップカバー4を取付ベース2に締着し、これにより、美観を損なう原因となるねじ頭部が上方から露見しないように、キャップカバー4を取付ベース2にねじ止め式で取り付ける構造にしたものがあった。
しかし、従来、ねじ止め式の錠前装置では、取付現場で、ドライバ等を用いて止めねじ5を下方から捩じ込むときに、扉dが邪魔でねじ止め作業が困難となり、取付けに手間がかかって面倒であるという課題があった。
そこで、本考案の目的は、回動操作部材を備えた錠前装置のキャップカバーを取付ベースに簡単に取り付け、且つ経時に緩むことなく確実に取り付け、しかも、見栄えよく取り付けることが可能な錠前装置を提供することにある。
上述した課題を解決すべく、請求項1に記載の考案は、たとえば以下に示す図示実施の形態のとおり、デッドボルトやラッチ等のロック部材へ回転を伝達する角軸10を中心に貫挿して回転自在に保持する取付ベース20を、扉Dの片側板面に固着する一方、中心に枢着部36を設け、該枢着部36において前記角軸20の外端軸部10bを一体回転可能に枢着するサムターン40のような回動操作部材を回動自在に連結したキャップカバー30を、前記取付ベース20に被せて着脱可能に冠着してなり、前記扉Dの片側から前記回動操作部材を回動させて前記角軸10を一体回転し、該角軸10の回転に基づいて前記ロック部材を出し入れして前記扉Dを施解錠する錠前装置において、前記取付ベース20は、外周に、抜止め顎部15a〜15dを外向きに凸設すると共にばね掛け穴部17・18を凹設し、該ばね掛け穴部17・18に回転規制ばね25・26を掛け止めて、その回転規制ばねの一部に有する折曲凸部25a・26aを前記ばね掛け穴部17・18から外向きに突出させてなる一方、前記キャップカバー30は、該取付ベース20に対して着脱するとき、その着脱基準位置で前記回転規制ばね25・26の折曲凸部25a・26aが係合する係合溝33a・33bと、前記取付ベース20に対し前記回転規制ばね25・26に抗して円周方向一側へ回動したときに、前記折曲凸部25a・26aが嵌合して回り止めする回転規制穴35と、前記抜止め顎部15a〜15dと係合して抜け止めする掛止め顎部33e〜33hを、それぞれ内周に設けてなることを特徴とする。
請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の錠前装置において、たとえば以下に示す図示実施の形態のとおり、前記取付ベース20の外周に、前記キャップカバー30を被せたときに前記回転規制穴35を間に挟んだ円周方向両側にばね掛け穴部17・18を一対凹設し、これらばね掛け穴部17・18にそれぞれ前記回転規制ばね25・26を掛け止めて、それら回転規制ばね25・26の一部に有する折曲凸部25a・26aを前記ばね掛け穴部17・18から外向きに突出させる一方、前記キャップカバー30の内周に、前記回転規制穴35を間に挟んだ円周方向両側に前記係合溝33a・33bを一対凹設すると共に、前記取付ベース20に被せて円周方向一側又は他側へ回動したとき、前記一側の回転規制ばね25の折曲凸部25aが前記回転規制穴35に嵌合して回り止めすると、他側の回転規制ばね26の折曲凸部26aが係合する逃げ溝33c・33dを一対凹設し、開閉方向が左右異なる扉Dの勝手に応じて兼用可能な構成としてなることを特徴とする。
請求項1に記載の考案によれば、捩じ込み式によらず、また止めねじを用いずに、回動操作部材を備えた錠前装置のキャップカバーを取付ベースに簡単に冠着して取り付け、且つ経時に緩むことなく確実に取り付け、しかも、見栄えよく取り付けることができる。
請求項2に記載の考案によれば、開閉方向が左右異なる扉の勝手に応じて、1つの錠前装置で兼用し、扉の左右勝手に関係なく取付ベースにキャップカバーを簡単に冠着して取り付けることもできる。
以下、図面を参照しつつ、本考案の実施の形態について説明する。
図1(A)は、本考案の一例である錠前装置の正面図、(B)は錠前装置の内部構造を示す縦断面図、図2および図3は錠前装置の分解斜視図である。図示例の錠前装置は、ロック部材として備えるデッドボルトやラッチ(図示省略)を錠面から出し入れ動作するためにロック部材へ回転を伝達する角軸10と、回転伝達用角軸10を回転自在に保持して扉Dの片側板面に固着する取付ベース20と、取付ベース20に被せて取り付けるキャップカバー30と、キャップカバー30に連結して扉の片側からロック部材を出し入れ操作するためのサムターン(回動操作部材)40を備える。
回転伝達用角軸10は、断面四角形の回転伝達形状をなす細長い金属製角柱からなり、図示錠前装置では、内端軸部10aを前記ロック部材に連結して扉の板厚方向に内設し、外端軸部10bを扉Dの片側板面から突出させて回転自在に保持する。
取付ベース20は、金属製の取付本体11と、軸受円板12と、一対の回転規制ばね25・26を備える。取付本体11は、中心に筒挿通穴13を穿設し、筒挿通穴13の周りに浅底で略円形状の嵌付凹部14を凹設する一方、嵌付凹部14の周縁の外周部15に、円周方向に略90度の間隔をあけて4つの抜止め顎部15a〜15dを径方向外向きに突設してなる。嵌付凹部14には、内周面に、抜止め顎部15a〜15dに対し円周方向に略45度ずらした位置に、断面山形のピン係合溝16を深さ方向に設けている。外周部15には、一対の抜止め顎部15a・15bの設置部位に、第1および第2のばね掛け穴部17・18を凹設している。ばね掛け穴部17・18は、それぞれ嵌付凹部14の円周方向に沿って左右対称な円弧状に穿設し、中央部をやや幅広に形成し、その中央部に径方向外向きに開口する矩形なばね嵌込口17a・18aを設ける一方、ばね嵌込口17a・18aの円周方向両端側を一部幅狭に形成し、そこにばね押え部分17b・18bを設けた穴形状になっている。
軸受円板12は、円盤部12aと、円盤部12aの中心から一側に突出する円筒部12bとからなり、中心には、回転伝達用角軸10に合わせて、円盤部12aと円筒部12bを貫通する断面四角形の筒穴19を穿設してなる。また、円盤部12aには、外周面に対向位置に、径方向外向きに開口する一対のばね収納穴21を設けている。
回転規制ばね25・26は、それぞれ細長い板バネを折り曲げてつくり、中央をコ形状に屈曲させて折曲凸部25a・26aを形成すると共に、両端をハ字状に対称に折り曲げて引っ掛け部25b・26bを形成してなる。回転規制ばね25・26は、図4に示すように、取付本体11のばね掛け穴部17・18内へ折曲凸部25a・26aを、いったん押圧状態で押し込んで、両端の引っ掛け部25b・26bをばね押え部分17b・18bに通して押え保持する一方、折曲凸部25a・26aを、押圧状態を解いてばね嵌込口17a・18aからばね力で外方へ突出させた状態で、それぞれ取付本体11に装着している。
そこで、取付ベース20は、図1〜図4に示すように、取付本体11を、一対の回転規制ばね25・26が真下の床向きの状態にしてから、筒挿通穴13に回転伝達用角軸10の外端軸部10bを挿通させて扉Dの片側板面にねじ止めする。更に、回転伝達用角軸10の外端軸部10bを軸受円板12の筒穴19に係合させながら、円筒部12bを筒挿通穴13に挿通させて円盤部12aを嵌付凹部14に嵌め合わせ、軸受円板12を取付本体11に対して回転伝達用角軸10と一体回転可能に組み付ける。そのとき、軸受円板12は、ばね収納穴21に圧縮ピンスプリングからなるクリックばね22を入れてから、先細な係合ピン23を嵌め込んでクリックばね22を押し込んだ圧縮状態で、円盤部12aを嵌付凹部14に嵌め込み、クリックばね22に抗して取付本体11に対し角軸10と一体に回転可能に嵌着してなる。
キャップカバー30は、金属製で、円形のカバー部31に中心筒穴32を穿設し、カバー部31には、その外周縁に円周リブ33を環状に立ち上げて取付ベース20の厚さに合わせて浅底な円形キャップ状に一体成形してなる。円形カバー部31には、表面に90度開いた扇形の凹みを設けて、そこにロック部材の出し入れストロークと対応させて、サムターン40の回動角度範囲を施錠位置と解錠位置に規定する回動規制段部31aを形成している。
キャップカバー30は、円周リブ33の内周に、取付ベース20の回転規制ばね25・26の折曲凸部25a・26bに対応させて、円周方向に90度の間隔をあけて断面円弧状をなす一対の係合溝33a・33bを深さ方向に凹設すると共に、係合溝33a・33bの中間位置に、折曲凸部25a・26bの形状に合わせて、矩形に切り欠いて開けた回転規制穴35を設けている。また、円周リブ33の内周には、係合溝33a・33bからそれぞれ時計方向と反時計方向に45度離隔した位置に、鈍角に開いた断面V形をなす逃げ溝33c・33dを深さ方向に凹設している。更に、円周リブ33の内周には、取付ベース20側の抜止め顎部15a〜15dに対応させて、回転規制穴35の設置位置および回転規制穴35との対向位置、並びにそれらと直交する逃げ溝33c・33dの設置位置に、内向きに鍔状に延びる掛止め顎部33e〜33hを突設してなる。
回動操作部材のサムターン40は、本体取手部40aの一端に、回転伝達用角軸10に合わせて断面四角形の角穴41を軸方向にあけた筒部40bを凸設し、筒部40bとキャップカバー30の中心筒穴32とで枢着部36を形成してなる。そして、サムターン40は、筒部40bを中心筒穴32に嵌合して止め輪37でキャップカバー30に対し抜け止め状態で枢着して回転可能に組み付けてなる。
さて、図示錠前装置では、キャップカバー30を、扉Dの片側板面に固着した取付ベース20に取り付けるときは、図5に示すように、一対の係合溝33a・33bを、ばね嵌込口17a・18aから突出した折曲凸部25a・26bに位置合わせし、その着脱基準位置で、キャップカバー30を取付ベース20に被せる。すると、係合溝33a・33bに回転規制ばね25・26の折曲凸部25a・26bが係合してキャップカバー30が取付ベース20に嵌め合わさる。それから、図示錠前装置において、今、これを付設する扉Dの開方向が右向きの右勝手の場合は、キャップカバー30を取付ベース20に対して図6中反時計方向(右方向)へ回転させる。すると、キャップカバー30は、円周リブ33の内周面で回転規制ばね25・26の折曲凸部25a・26bを押し込んで回転し、それから、回転規制穴35が折曲凸部25aの位置に至ると、回転規制ばね25のばね反発力で折曲凸部25aが突出して回転規制穴35に嵌り込み、折曲凸部25aで取付ベース20に対しキャップカバー30を回り止めすると共に、その回り止め位置において、掛止め顎部33e〜33hがそれぞれ抜止め顎部15a〜15dに係合し、取付ベース20に対しキャップカバー30を抜け止めして着脱自在に冠着する。このとき、反対側の回転規制ばね26は、ばね反発力で折曲凸部26aが逃げ溝33cに係合する。
他方、図示錠前装置において、今、これを付設する扉の開方向が左向きの左勝手の場合は、キャップカバー30を取付ベース20に対して図6中時計方向(左方向)に回転させる。すると、キャップカバー30は、円周リブ33の内周面で回転規制ばね25・26の折曲凸部25a・26bを押し込んで回転し、それから、回転規制穴35が折曲凸部26aの位置に至ると、回転規制ばね26のばね反発力で折曲凸部26aが突出して回転規制穴35に嵌り込み、折曲凸部26aで取付ベース20に対しキャップカバー30を回り止めすると共に、回り止め位置において、掛止め顎部33e〜33hがそれぞれ抜止め顎部15a〜15dに係合し、取付ベース20に対しキャップカバー30を抜け止めして着脱自在に冠着する。このとき、反対側の回転規制ばね25は、ばね反発力で折曲凸部25aが逃げ溝33dに係合する。こうして、図示錠前装置では、捩じ込み式によらず、また止めねじを用いずに、キャップカバー30を取付ベース20に簡単に冠着して取り付け、且つ経時に緩むことなく確実に取り付け、しかも、見栄えよく取り付けることができる。加えて、開閉方向が左右異なる扉の勝手に応じて兼用し、扉の左右勝手に関係なく取付ベース20にキャップカバー30を簡単に冠着して取り付けることもできる。
次いで、図示錠前装置の使用時、扉Dを閉止したときは、図1に示すように、サムターン40を摘んで、キャップカバー30の回動規制段部31a上で施錠位置へ90度回動する。すると、サムターン40と一体に回転伝達用角軸10が回転し、この角軸10の回転に基づいて、ロック部材を錠面から突出させて扉Dを施錠する。この場合、取付ベース20において、取付本体11の嵌付凹部14内で回転伝達用角軸10と一体に軸受円板12が回動し、90度回動した地点で、圧縮状態のクリックばね22に押されて係合ピン23が突出し、ピン先端がピン係合溝16に係合してサムターン40を施錠位置に保持する。従って、サムターン40は、それを施錠位置へ回動するたびに、クリックばね22のばね抵抗力を受け、それに基づいて操作者がクリック感を感じて施錠したことを確認することができる。一方、扉Dを開くときは、サムターン40を、キャップカバー30の回動規制段部31a上で逆向きの解錠位置へ90度回動する。すると、サムターン40と一体に回転伝達用角軸10が回転し、この角軸10の逆回転に基づいて、ロック部材を錠面から引っ込んで扉Dを解錠する。このとき、回転伝達用角軸10と一体に軸受円板12が90度逆向きに回動した地点で、同様に、圧縮状態のクリックばね22に押されて係合ピン23が突出し、ピン先端がピン係合溝16に係合してサムターン40を解錠位置に保持する。従って、サムターン40は、それを解錠位置へ回動するときも、その都度、クリックばね22のばね抵抗力を受け、それに基づいて操作者がクリック感を感じて解錠したことを確認することができる。
さて、図示錠前装置では、必要に応じて、キャップカバー30を取付ベース20から取り外すときは、ドライバのような細長い工具等を用い、扉Dが右勝手の場合は、回転規制穴35から外方に臨む回転規制ばね25の折曲凸部25aを、外側からばね力に抗して押し込み、キャップカバー30の回り止めを解除してから、キャップカバー30を、円周リブ33の内周面で折曲凸部25a・26bを押し込んだ状態で元の着脱基準位置へ45度図6中時計方向に回転する。すると、掛止め顎部33e〜33hと抜止め顎部15a〜15dの係合が外れて取付ベース20に対するキャップカバー30の抜け止めが解除されると共に、回転規制ばね25・26の折曲凸部25a・26bが係合溝33a・33bに係合する。従って、キャップカバー30は、着脱基準位置で取付ベース20から手前に抜き取れば、簡単に外される。
他方、扉Dが左勝手の場合は、回転規制穴35から外方に臨む回転規制ばね26の折曲凸部26aを、外側からばね力に抗して押し込み、同様に、キャップカバー30の回り止めを解除してから、キャップカバー30を元の着脱基準位置へ45度図6中反時計方向に回転し、掛止め顎部33e〜33hと抜止め顎部15a〜15dの係合を外して取付ベース20に対するキャップカバー30の抜け止めを解除すると共に、回転規制ばね25・26の折曲凸部25a・26bを係合溝33a・33bに係合させてから、キャップカバー30を取付ベース20から手前に抜き取ればよい。
D 扉
10 回転伝達用角軸
15a〜15d 抜止め顎部
17・18 ばね掛け穴部
20 取付ベース
25・26 回転規制ばね
25a・26b 折曲凸部
30 キャップカバー
33a・33b 係合溝
33c・33d 逃げ溝
33e〜33h 掛止め顎部
35 回転規制穴
40 サムターン(回動操作部材)
10 回転伝達用角軸
15a〜15d 抜止め顎部
17・18 ばね掛け穴部
20 取付ベース
25・26 回転規制ばね
25a・26b 折曲凸部
30 キャップカバー
33a・33b 係合溝
33c・33d 逃げ溝
33e〜33h 掛止め顎部
35 回転規制穴
40 サムターン(回動操作部材)
Claims (2)
- ロック部材へ回転を伝達する角軸を中心に貫挿して回転自在に保持する取付ベースを、扉の片側板面に固着する一方、中心に枢着部を設け、該枢着部において前記角軸の外端軸部を一体回転可能に枢着する回動操作部材を回動自在に連結したキャップカバーを、前記取付ベースに被せて着脱可能に冠着してなり、前記扉の片側から前記回動操作部材を回動させて前記角軸を一体回転し、該角軸の回転に基づいて前記ロック部材を出し入れして前記扉を施解錠する錠前装置において、
前記取付ベースは、外周に、抜止め顎部を外向きに凸設すると共にばね掛け穴部を凹設し、該ばね掛け穴部に回転規制ばねを掛け止めて、その回転規制ばねの一部に有する折曲凸部を前記ばね掛け穴部から外向きに突出させてなる一方、
前記キャップカバーは、該取付ベースに対して着脱するとき、その着脱基準位置で前記回転規制ばねの折曲凸部が係合する係合溝と、前記取付ベースに対し前記回転規制ばねに抗して円周方向一側へ回動したときに、前記折曲凸部が嵌合して回り止めする回転規制穴と、前記抜止め顎部と係合して抜け止めする掛止め顎部を、それぞれ内周に設けてなることを特徴とする、錠前装置。 - 前記取付ベースの外周に、前記キャップカバーを被せたときに前記回転規制穴を間に挟んだ円周方向両側にばね掛け穴部を一対凹設し、これらばね掛け穴部にそれぞれ前記回転規制ばねを掛け止めて、それら回転規制ばねの一部に有する折曲凸部を前記ばね掛け穴部から外向きに突出させる一方、
前記キャップカバーの内周に、前記回転規制穴を間に挟んだ円周方向両側に前記係合溝を一対凹設すると共に、前記取付ベースに被せて円周方向一側又は他側へ回動したとき、前記一側の回転規制ばねの折曲凸部が前記回転規制穴に嵌合して回り止めすると、他側の回転規制ばねの折曲凸部が係合する逃げ溝を一対凹設し、開閉方向が左右異なる扉の勝手に応じて兼用可能な構成としてなることを特徴とする、請求項1に記載の錠前装置。
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JP2007004789U JP3135177U (ja) | 2007-06-25 | 2007-06-25 | 錠前装置 |
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JP (1) | JP3135177U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112006371A (zh) * | 2019-05-31 | 2020-12-01 | 株式会社 Shoei | 头盔和索环 |
JP7187006B2 (ja) | 2018-08-02 | 2022-12-12 | 株式会社ゴール | サムターン装置 |
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2007
- 2007-06-25 JP JP2007004789U patent/JP3135177U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7187006B2 (ja) | 2018-08-02 | 2022-12-12 | 株式会社ゴール | サムターン装置 |
CN112006371A (zh) * | 2019-05-31 | 2020-12-01 | 株式会社 Shoei | 头盔和索环 |
CN112006371B (zh) * | 2019-05-31 | 2023-01-17 | 株式会社 Shoei | 头盔和索环 |
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