JP3135101B2 - 連続噴射型インクジェット記録装置 - Google Patents

連続噴射型インクジェット記録装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は連続噴射型インクジェッ
ト記録装置に関し、特に連続噴射型インクジェット記録
装置においてノズルに装着された振動子の励振周波数
(励振信号の周波数)を可変に調整し、さらにノズルか
ら吐出されるインク流量を励振周波数に比例させて可変
に調整することによってサテライト粒子(主粒子間に生
じる微小粒子)の発生を最適状態に制御しプリント画像
の画質を高めかつ画像濃度を常に一定に保つ技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の連続噴射型インクジェット記録装
置は、例えば図3に示すように、インクを収容するイン
クボトル31と、インクを加圧して送り出すインクポン
プ32と、インクを供給するインクチューブ33と、極
細径円径オリフィスを有するノズル34と、ノズル34
内のインクの電位を接地レベルとするインク電極35
と、ノズル34に装着されたピエゾ振動子でなる振動子
36と、振動子36に励振信号を与える振動子駆動用発
振器37と、ノズル34と同心の円形開口またはスリッ
ト状の開口を有し画像データに対応してインクジェット
の帯電を制御する帯電信号が印加される制御電極38
と、制御電極38の前方に接地されて配置された接地電
極39と、接地電極39に装着されたナイフエッジ40
と、偏向用高圧DC電源(以下、単に偏向電源という)
41と、偏向電源41が接続され接地電極39との間に
インクジェット飛翔軸と直交する強電場を作り帯電イン
ク粒子を接地電極39側に偏向するための偏向電極42
とを備えて構成されていた。なお、符号43は、記録媒
体が巻き付けられる回転ドラムを示す。
【0003】このような従来の連続噴射型インクジェッ
ト記録装置では、インクポンプ32で加圧されたインク
がインクチューブ33を通じてノズル34に導かれ、オ
リフィスからインクジェットが形成され、ジェット径,
流速およびインク物性値に依存する自発粒子化周波数で
インク粒子列に分裂する。このとき、ノズル34に装着
された振動子36の励振周波数を自発粒子化周波数近辺
に設定してやると、粒子化は振動子36の励振に同期
し、きわめて均一サイズのインク粒子が励振周波数に一
致して発生する。
【0004】インク柱から分裂した均一なインク粒子列
を画像の濃淡に対応しかつ励振信号に位相が同期した帯
電信号(記録パルス)で帯電変調してやると、帯電イン
ク粒子は偏向電場の作用で接地電極39側に偏向されて
ナイフエッジ40でカットされ、非帯電インク粒子のみ
が直進してナイフエッジ40を通過し回転ドラム43に
巻き付けられた記録媒体上にドットを形成する。これに
より、回転ドラム43の回転およびノズル34を搭載す
るキャリア(図示せず)の回転ドラム軸方向への移動に
従って記録媒体上に画像がプリントされる。
【0005】ところで、連続噴射型インクジェット記録
装置では、インクジェットがインク柱からインク粒子に
分裂するときに、その表面変形の非線形性によって各主
粒子の間にサテライト粒子が発生する場合がある。サテ
ライト粒子の発生モードには、発生したサテライト粒子
が後続主粒子に合体するモードと、先行主粒子に合体す
るモードと、記録面に到達するまで合体しないモードと
の3種類がある。サテライト粒子が発生しないモードが
最も望ましいが、発生してもすぐ合体する場合には特に
問題にならない。すぐに合体しないサテライト粒子は、
下記の理由によりプリント画像の画質を低下させる。
【0006】(1) 帯電サテライト粒子が非帯電主粒
子に合体すると、非帯電主粒子(記録粒子)がわずかに
帯電して偏向を受ける結果、記録ドットの位置ずれやナ
イフエッジ40でカットされた場合は記録ドット抜けが
発生する。
【0007】(2) 非帯電サテライト粒子が帯電主粒
子(非記録粒子)に合体すると、(1)とは逆に帯電主
粒子の比電荷が小さくなる結果、偏向量は減少する。そ
れによって、帯電主粒子がナイフエッジ40を通過する
ようになれば、記録媒体に帯電主粒子が記録されて画像
雑音となる。
【0008】(3) 非帯電主粒子と非帯電サテライト
粒子とが記録されるまで合体しない場合は、記録媒体に
非帯電サテライト粒子が記録されてゴーストイメージが
生じる。
【0009】そこで、本願発明者は、サテライト粒子の
発生を画質に対して最適状態に制御して高画質プリント
を可能にするために、ノズルに装着された振動子の励振
周波数を可変に調整できるようにした連続噴射型インク
ジェット記録装置をすでに提案した(特開平4−220
350号公報参照)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の連続噴射型インクジェット記録装置では、振動子の励
振周波数が変化してもノズルから吐出されるインク流量
は変化しないようになっていたので、振動子の励振周波
数が変化すると、インク柱から分裂する1インク粒子当
たりの体積が変化することになり、プリント画像の画像
濃度も変化してしまうという問題点があった。
【0011】本発明の目的は、上述の点に鑑み、振動子
の励振周波数を変化させたときに、これに比例してノズ
ルから吐出されるインク流量を変化させて、1インク粒
子当たりの体積が変化しないようにすることにより、プ
リント画像の画像濃度が一定に保たれるようにした連続
噴射型インクジェット記録装置を提供することにある。
【0012】また、本発明の他の目的は、複数のノズル
を搭載するカラープリント可能な連続噴射型インクジェ
ット記録装置において、各ノズル共通に振動子の励振周
波数を変化させたときに、これに比例してノズルから吐
出されるインク流量を変化させて1インク粒子当たりの
体積が変化しないようにすることにより、色バランスを
乱すことなくプリント画像の画像濃度が一定に保たれる
ようにした連続噴射型インクジェット記録装置を提供す
ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の連続噴射型イン
クジェット記録装置は、インクポンプで加圧されたイン
クが導かれて一様なインク粒子を発生させるノズルを備
えるインクジェット形成手段と、前記ノズルに装着され
た振動子を励振し励振に同期してインク粒子を生成させ
るために振動子に印加する励振信号を作る励振信号発生
手段と、前記ノズルより生成されたインク粒子の帯電を
画像データに対応した帯電信号で制御する帯電制御手段
と、前記振動子の励振周波数を可変に調整できるととも
に、前記振動子の励振周波数を変化させたときに前記振
動子の励振周波数に比例して前記インクポンプによる前
記ノズルの吐出インク流量を変化させる制御手段とを有
することを特徴とする。
【0014】また、本発明の連続噴射型インクジェット
記録装置は、複数のノズルを搭載するカラープリント可
能な連続噴射型インクジェット記録装置において、イン
クポンプで加圧されたインクが導かれて一様なインク粒
子を発生させる複数のノズルを備えるインクジェット形
成手段と、各ノズルに装着された振動子を励振し励振に
同期してインク粒子を生成させるために各振動子に印加
する複数の励振信号を作る励振信号発生手段と、前記複
数のノズルより生成されたインク粒子の帯電を各々独立
な画像データに対応した複数の帯電信号で制御する帯電
制御手段と、複数の振動子に共通に振動子の励振周波数
を可変に調整できるとともに、前記振動子の励振周波数
を変化させたときに前記振動子の励振周波数に比例して
各インクポンプによる各ノズルの吐出インク流量を変化
させる制御手段とを有することを特徴とする。
【0015】
【作用】本発明の連続噴射型インクジェット記録装置で
は、ノズルに装着された振動子の励振周波数を可変に調
整すると、制御手段が、振動子の励振周波数に比例して
インクポンプによるノズルの吐出インク流量を変化させ
る。これにより、1インク粒子当たりの体積が変化しな
いようになり、画像濃度が一定に保たれる。
【0016】また、本発明の連続噴射型インクジェット
記録装置では、複数のノズルを搭載するカラープリント
可能な連続噴射型インクジェット記録装置において、各
ノズル共通に振動子の励振周波数を可変に調整すると、
制御手段が、振動子の励振周波数に比例して各インクポ
ンプによる各ノズルの吐出インク流量を変化させる。こ
れにより、1インク粒子当たりの体積が変化しないよう
になり、色バランスを乱すことなく画像濃度が一定に保
たれる。
【0017】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して詳細に
説明する。
【0018】図1は、本発明の第1実施例に係る連続噴
射型インクジェット記録装置の要部を示す構成図であ
る。本実施例の連続噴射型インクジェット記録装置は、
インクを収容するインクボトル1と、インクボトル1か
らインクを吸引するシリンダ2と、シリンダ2内を往復
動するピストン3と、インクボトル1とシリンダ2とを
開閉自在に連通する電磁弁4と、インクを供給するイン
クチューブ5と、インクチューブ5を通じてシリンダ2
と連通し極細径円径オリフィスを有するノズル6と、シ
リンダ2内の圧力を測定する圧力センサ7と、ピストン
3をシリンダ2内で往復動させるステッピングモータ8
と、ステッピングモータ8の出力軸に結合されたギアA
9と、ギアA9に噛み合って連動するギアB10と、ギ
アB10と同軸状に結合され一体で回転する雌ねじ11
と、ピストン3に結合され雌ねじ11と噛み合って雌ね
じ11の回転によってピストン3を往復動させる雄ねじ
12と、連続噴射型インクジェット記録装置の中央処理
装置であるマイクロプロセッサMPと、マイクロプロセ
ッサMPからの指令と圧力センサ7の出力とに基づいて
電磁弁4の開閉およびステッピングモータ8の回転を制
御するポンプ制御装置13と、ノズル6内のインクの電
位を接地レベルとするインク電極14と、ノズル6に装
着されたピエゾ振動子でなる振動子15と、ノズル6と
同心の円形開口またはスリット状の開口を有し画像デー
タに対応してインクジェットの帯電を制御する帯電信号
が印加される制御電極16と、制御電極16の前方に接
地されて配置された接地電極17と、接地電極17に装
着されたナイフエッジ18と、偏向電源E1と、偏向電
源E1が接続され接地電極17との間にインクジェット
飛翔軸と直交する強電場を作り帯電インク粒子を接地電
極17側に偏向するための偏向電極19と、記録媒体を
巻き付ける回転ドラム20と、回転ドラム20を回転駆
動するドラムモータ21と、回転ドラム20の軸に結合
され画素記録指令信号DCLKを発生するシャフトエン
コーダ22と、マイクロプロセッサMPから指令された
励振周波数の励振信号PCLKを発生する基準発振器C
Gと、励振周波数の励振信号PCLKおよびシャフトエ
ンコーダ22が発生する画素記録指令信号DCLKを入
力しデジタルDCサーボ方式(本願発明者による特開平
4−158048号公報参照)でドラムモータ21(す
なわち、回転ドラム20)の回転を制御するモータ制御
回路MCと、励振周波数の励振信号PCLKで振動子1
5を駆動する振動子ドライバVDと、画素記録指令信号
DCLKに同期して画像データを濃度階調に対応するパ
ルス幅に変換するパルス幅変調器PMと、パルス幅変調
器PMの出力の立上りまたは立下りのエッジを励振信号
PCLKの立上りまたは立下りのエッジに同期させる同
期化回路SCと、同期化回路SCの出力を電圧増幅して
帯電信号として制御電極16に印加する高圧スイッチH
VSとから、その主要部が構成されている。なお、ピス
トン3には、図示されていない回転防止機構が付設され
ている。
【0019】次に、このように構成された第1実施例の
連続噴射型インクジェット記録装置の動作について説明
する。
【0020】励振周波数が指定されている状態でプリン
ト動作の開始が指示されると、マイクロプロセッサMP
は、指定された励振周波数の励振信号PCLKを発生さ
せるように基準発振器CGに指令を与える。
【0021】基準発振器CGは、マイクロプロセッサM
Pからの指令で励振周波数の励振信号PCLKを出力す
る。基準発振器CGから出力された励振信号PCLK
は、モータ制御回路MC,振動子ドライバVDおよび同
期化回路SCにそれぞれ入力される。
【0022】モータ制御回路MCは、励振周波数の励振
信号PCLKを分周した指令クロックをドラムモータ2
1に与えて回転ドラム20を回転させるとともに、シャ
フトエンコーダ22からの画素記録指令信号DCLKを
入力して、デジタルDCサーボ方式でドラムモータ21
の回転が記録に必要な一定の回転速度となるように立ち
上げる。
【0023】振動子ドライバVDは、励振周波数の励振
信号PCLKを振動子15に与えてノズル6を励振す
る。
【0024】また、マイクロプロセッサMPは、指定さ
れた励振周波数の励振信号PCLKに対して、インク粒
子の体積が規定の値(一定値)になるような駆動パルス
レートでステッピングモータ8が動作するようにポンプ
制御装置13に指令を出す。
【0025】すなわち、駆動パルスレートをfP 、ノズ
ル6からの吐出インク流量をQとすると、(1)式が成
り立つ。 Q=K1 ・fP (1)
【0026】ここで、K1 は、ステッピングモータ8の
ステップ角、ギアA9とギアB10との歯数比、雌ねじ
11および雄ねじ12のピッチならびにピストン3の断
面積によって決まる定数である。
【0027】一方、励振周波数をfS 、インク粒子の体
積をVd (一定)とすると、(2)式が成り立つ。 Q=fS ・Vd (2)
【0028】したがって、(1)式および(2)式よ
り、Vd /K1 =Kとおけば、(3)式が得られる。 fP =K・fS (3)
【0029】ここで、Kは定数となるから、インク粒子
の体積Vd を一定にするためには、励振周波数fS に比
例した駆動パルスレートfP でステッピングモータ8を
動作させればよいことになる。マイクロプロセッサMP
は、ポンプ制御装置13にこのような指令を出す。
【0030】すると、ポンプ制御装置13は、電磁弁4
を閉じ、ステッピングモータ8を駆動パルスレートfP
で駆動する。
【0031】ステッピングモータ8が駆動パルスレート
P で駆動されると、ギアA9,ギアB10および雌ね
じ11が回転し、雄ねじ12が軸方向に移動することに
よってピストン3が励振周波数fS に比例する一定速度
でシリンダ2内に進入し、インクチューブ5を通じてノ
ズル6内にインクが供給され、先端オリフィスからイン
ク柱が吐出される。このとき、ノズル6には振動子15
により励振周波数fSの励振が加えられているので、イ
ンク柱は励振周波数fS に同期してインク粒子に分裂す
る。ノズル6から吐出されるインク流量Qが励振周波数
S に比例しているので、励振周波数fS で分裂するイ
ンク粒子の体積Vd が一定になることはいうまでもな
い。
【0032】他方、回転ドラム20に直結されたシャフ
トエンコーダ22の出力から作られた画素記録指令信号
DCLKに同期して画像データがパルス幅変調器PMに
送られ、画像データが濃度階調に対応するパルス幅(励
振信号PCLKのパルス幅が基準)に変換されて同期化
回路SCに送られる。
【0033】同期化回路SCは、パルス幅変調器PMの
出力の立上りまたは立下りのエッジを、基準発振器CG
から入力された励振信号PCLKの立上りまたは立下り
のエッジに同期(一致)させ、高圧スイッチHVSに入
力させる。
【0034】高圧スイッチHVSは、同期化回路SCの
出力をインクジェットの帯電に必要な電位まで電圧増幅
させて帯電信号として制御電極16に印加する。
【0035】ノズル6から吐出されて分裂された一定体
積Vd のインク粒子は、制御電極16で帯電信号に応じ
て誘導帯電され、帯電インク粒子は偏向電極19と接地
電極17との間に作られた電場によって接地電極17に
引き寄せられてナイフエッジ18でカットされ、非帯電
インク粒子は直進してナイフエッジ18を通過し回転ド
ラム20上の記録媒体に達してドットを形成する。これ
により、回転ドラム20の回転およびノズル6を搭載す
るキャリア(図示せず)の回転ドラム軸方向への移動に
従って画像データに応じた画像が記録媒体上にプリント
される。
【0036】なお、プリントされた画像を目視して所望
の画質の画像が得られていないと判断された場合には、
励振周波数を調整して再プリントを行う。再プリントの
画像の画像濃度と前回プリントの画像の画像濃度とが変
わらないことはいうまでもない。励振周波数を調整して
プリントを繰り返すことにより、所望の画質の画像を得
ることができる。
【0037】図2は、本発明の第2実施例に係る連続噴
射型インクジェット記録装置の要部を示す構成図であ
る。本実施例の連続噴射型インクジェット記録装置は、
複数本(図示は4本)のノズル6を搭載するカラープリ
ント可能な連続噴射型インクジェット記録装置であり、
図1に示した第1実施例の連続噴射型インクジェット記
録装置における基準発振器CG,接地電極17,ナイフ
エッジ18,偏向電極19,偏向電源E1,マイクロプ
ロセッサMP,モータ制御回路MC,ポンプ制御回路1
3等以外は、C,M,Y,BKの4色独立に構成するよ
うにしたものである。したがって、図1に示した第1実
施例の連続噴射型インクジェット記録装置における部分
と対応する部分には同一符号を付して、それらの詳しい
説明を省略する。なお、基準発振器CGを4色独立にし
なかったのは、基準発振器CGまでも4色独立にする
と、色毎に単位時間当たりの発生インク粒子数が異なっ
てくることになり、記録媒体上で4色の付着インク量を
制御して色表現するカラープリント可能な連続噴射型イ
ンクジェット記録装置の場合には色バランスが乱れる等
の不都合が生じるからである。
【0038】このように構成された第2実施例の連続噴
射型インクジェット記録装置のプリント動作では、第1
実施例の連続噴射型インクジェット記録装置のプリント
動作でプリントしたのと同様に、C,M,Y,BKの色
毎の画像データに基づいてカラー画像をプリントするこ
とができることはいうまでもない。したがって、各ノズ
ル共通に振動子15の励振周波数を調整したときに、各
ノズル6から吐出されるインク流量が励振周波数に比例
して変化するので、1インク粒子当たりの体積が常に一
定に保たれ、色バランスを乱すことなく一定の画像濃度
を有するカラープリントが可能となる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、振動子の
励振周波数を変化させたときにノズルから吐出されるイ
ンク流量を比例して変化させるようにしたことにより、
サテライト粒子の発生が画質に影響しないように振動子
の励振周波数を調整したときでも、1インク粒子当たり
の体積が一定に保たれ、一定の画像濃度を有するプリン
ト画像が得られるという効果がある。
【0040】また、複数本のノズルを搭載するカラープ
リント可能な連続噴射型インクジェット記録装置におい
て、各ノズル共通に振動子の励振周波数を変化させたと
きに各ノズルから吐出されるインク流量を比例して変化
させてるようにしたことにより、サテライト粒子の発生
が画質に影響しないように振動子の励振周波数を調整し
たときでも、1インク粒子当たりの体積が一定に保た
れ、色バランスを乱すことなく一定の画像濃度を有する
カラープリント画像が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る連続噴射型インクジ
ェット記録装置の要部を示す構成図である。
【図2】本発明の第2実施例に係る連続噴射型インクジ
ェット記録装置の要部を示す構成図である。
【図3】従来の連続噴射型インクジェット記録装置の要
部を示す構成図である。
【符号の説明】
1 インクボトル 2 シリンダ 3 ピストン 4 電磁弁 5 インクチューブ 6 ノズル 7 圧力センサ 8 ステッピングモータ 9 ギアA 10 ギアB 11 雌ねじ 12 雄ねじ 13 ポンプ制御装置 14 インク電極 15 振動子 16 制御電極 17 接地電極 18 ナイフエッジ 19 偏向電極 20 回転ドラム 21 ドラムモータ 22 シャフトエンコーダ CG 基準発振器 E1 偏向電源 HVS 高圧スイッチ MC モータ制御回路 MP マイクロプロセッサ PCLK 励振信号 PM パルス幅変調器 SC 同期化回路 VD 振動子ドライバ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクポンプで加圧されたインクが導か
    れて一様なインク粒子を発生させるノズルを備えるイン
    クジェット形成手段と、 前記ノズルに装着された振動子を励振し励振に同期して
    インク粒子を生成させるために振動子に印加する励振信
    号を作る励振信号発生手段と、 前記ノズルより生成されたインク粒子の帯電を画像デー
    タに対応した帯電信号で制御する帯電制御手段と、 前記振動子の励振周波数を可変に調整できるとともに、
    前記振動子の励振周波数を変化させたときに前記振動子
    の励振周波数に比例して前記インクポンプによる前記ノ
    ズルの吐出インク流量を変化させる制御手段とを有する
    ことを特徴とする連続噴射型インクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 複数のノズルを搭載するカラープリント
    可能な連続噴射型インクジェット記録装置において、 インクポンプで加圧されたインクが導かれて一様なイン
    ク粒子を発生させる複数のノズルを備えるインクジェッ
    ト形成手段と、 各ノズルに装着された振動子を励振し励振に同期してイ
    ンク粒子を生成させるために各振動子に印加する複数の
    励振信号を作る励振信号発生手段と、 前記複数のノズルより生成されたインク粒子の帯電を各
    々独立な画像データに対応した複数の帯電信号で制御す
    る帯電制御手段と、 複数の振動子に共通に振動子の励振周波数を可変に調整
    できるとともに、前記振動子の励振周波数を変化させた
    ときに前記振動子の励振周波数に比例して各インクポン
    プによる各ノズルの吐出インク流量を変化させる制御手
    段とを有することを特徴とする連続噴射型インクジェッ
    ト記録装置。
  3. 【請求項3】 前記インクポンプが、シリンダと、ピス
    トンと、ステッピングモータを含むピストン駆動機構と
    からなり、前記制御手段は前記ステッピングモータの駆
    動パルスレートを前記振動子の励振周波数に比例して変
    化させる請求項1または2記載の連続噴射型インクジェ
    ット記録装置。
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