JP3135083U - 鉄道車両用連結幌 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】外幌シートと内幌シートとが重ね合わされ、かつ外幌シートと内幌シートとの間に、所定間隔毎に各2本の平行に近接するライン状の溶着個所が形成された各幌骨挿入孔内に幌骨が挿入された2重構造を有する鉄道車両用連結幌であって、隣接する幌骨挿入孔間に位置する外幌シート面と内幌シート面との間の空間における、少なくとも幌骨によって矩形形状に屈曲している幌布の四隅部分とその周辺部分に、前後の車両間に生じるねじれなどの変位によって、幌布に「へ」の字形状に深い切込み皺や複数の皺が交差した深い切込み皺などのくせ皺が生じるのを抑えるクッションシートが配設されている。
【選択図】図4
Description
鉄道車両用連結幌は、幌枠などの剛体部分と、変位に順応できる可とう部分とによって構成される。従前においては、この可とう部分を構成する幌布(基布)は、合成樹脂シートよりなる厚さ0.7mm前後の基布の両面に、軟質の塩化ビニル又はエラストマー等の被膜がカレンダーで被覆された幌布が主流であったが、最近では、合成繊維製の網状体或いは繊維網状群が軟質の塩化ビニル又はエラストマーなどで被膜された幌布に替わりつつある。
また、一枚構造の幌布以外にも、例えば、特許文献1において提示する車両連結幌体のように、合成繊維製の網状体或いは繊維網状群が軟質の塩化ビニル又はエラストマーなどで被膜された外幌シートと内幌シートとの間に層状吸音材が配層されたものも見られる。また、特許文献2において提示する連結ほろのように、外幌シートと内幌シートとの間に空所を設けて、この空所に断熱防音材を配置させたものも見られる。
幌布にねじれ方向や折れ方向の外圧が生じると、ジャバラによって当然に生じる皺以外に、幌骨によって矩形形状に屈曲している幌布の四隅周辺部分には多数の皺が生じる。
このため、従来では、幌布の被膜の剥がれた個所や亀裂が生じた個所、及び幌布に孔が開いた個所を発見すると、幌布の生地片を貼り付ける補修が行なわれていた。
特許文献1に記載の車両連結幌体及び特許文献2に記載の連結ほろのように、外幌シートと内幌シートの間にフェルト状吸音材や断熱防音材が配置されていると、上述した不具合のある皺が生じる機会が少なくなる可能性があるが、フェルト状吸音材や断熱防音材は上述した皺を抑えることを目的としたものではないため、上述した不具合を解消するまでには至らない。
これに対して、繊維密度が高密度のフェルト状吸音材や断熱防音材は、前後の車両間に生じるねじれなどの変位によって幌布にねじれ方向や折れ方向の外圧が繰り返して生じると、フェルト状吸音材や断熱防音材の組織が幌布と共に座屈して切込まれた皺が形成される可能性がある。
クッションシート本体は表皮シートに強力に固定されており、表皮シートの全面と外幌シートの内側面とが接着剤を利用して接着されている。
このようにして、クッションシートを外幌シートに貼り付けると、前後の車輌が相互に変位することにより、連結幌にねじれ方向の外圧が作用しても、クッションシートがあることによって、外幌シートには、「へ」の字形状に深い切込み皺や複数の皺が交差した深い切込み皺などのくせ皺が極めて生じ難くなる。
また、クッションシート本体が表皮シートを介して外幌シートに貼り付けられているために、連結幌にねじれ方向の強い外圧が作用しても、クッションシートの繊維が引き外れたり、引き千切られることもない。
そして、このクッションシートの片側面に形成されている表皮シートの表面全面を、接着剤を利用して外幌シートの内側面の幌骨挿入孔と溶着部分を除いた面に貼り付けて幌布を試作し、この幌布を用いて鉄道車両用連結幌を試作した。そして、この連結幌のねじれに対する試験を行なった結果、ねじれによる緩やかな皺は生じるものの、外幌シートに、「へ」の字形状に深い切込み皺や複数の皺が交差した深い切込み皺などのくせ皺が生じるまでに至らなかった。その理由は、クッションシート本体がクッションになって介在することによるものであることが判明した。
しかも、クッションシートを、クッションシート本体と少なくともその片側面に形成されている表皮シートを介して外幌シートの内側面に貼り付けるようにした結果、外幌シートの柔軟性を損なうことなく、クッションシートを強力に外幌シートの内側面に貼り付けることが可能になった。
図1に示す鉄道車両用連結幌(以下、連結幌と略称する。)1は、じゃばら構造を有する可とう部分2が、幌布6と複数本の幌骨4,4・・とによって構成され、幌骨4,4・・によって支持された可とう部分2の前後の端部に幌枠5,5が取り付けられており、前後の幌枠5,5によって鉄道旅客車両の取付部位に取り付けられる。
外幌シート7は、例えば、厚さ0.7mm前後,幅920mm又は1150mmの大きさを有し、例えば、アラミド繊維による格子状に網組織された繊維補強材(図示せず)に軟質の塩化ビニルによる被膜が塗布されたものが用いられている。内幌シート8も外幌シート7と同様の広さ及び構造を有するが、外幌シート7よりも肉厚が薄いものが用いられている。
2 可とう部分
4 幌骨
5 幌枠
6 幌布
7 外幌シート
8 内幌シート
9 幌骨挿入孔
10 溶着部分
11 クッションシート
12 クッションシート本体
13 表皮シート
Claims (2)
- 外幌シートと内幌シートとが重ね合わされ、かつ外幌シートと内幌シートとの間に、所定間隔毎に各2本の平行に近接するライン状の溶着個所が形成された各幌骨挿入孔内に幌骨が挿入された2重構造を有する鉄道車両用連結幌であって、
隣接する幌骨挿入孔間に位置する外幌シート面と内幌シート面との間の空間における、少なくとも幌骨によって矩形形状に屈曲している幌布の四隅部分とその周辺部分に、前後の車両間に生じるねじれなどの変位によって、幌布に「へ」の字形状に深い切込み皺や複数の皺が交差した深い切込み皺などのくせ皺が生じるのを抑えるクッションシートが配設され、当該クッションシートは、クッションシート本体と、外幌シートの内側面に接着剤を利用して貼着する面を形成する屈曲や折れに対して柔軟性がある肉厚の薄い丈夫な表皮シートとが積層された一体形状を有していることを特徴とする鉄道車両用連結幌。 - クッションシートが、合成繊維を素材とする不織布よりなるクッションシート本体と、合成繊維を素材とするフェルト地よりなる表皮シートとにより構成される請求項1に記載の鉄道車両用連結幌。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007003727U JP3135083U (ja) | 2007-04-21 | 2007-04-21 | 鉄道車両用連結幌 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2007003727U JP3135083U (ja) | 2007-04-21 | 2007-04-21 | 鉄道車両用連結幌 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3135083U true JP3135083U (ja) | 2007-09-06 |
Family
ID=43285619
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2007003727U Expired - Fee Related JP3135083U (ja) | 2007-04-21 | 2007-04-21 | 鉄道車両用連結幌 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3135083U (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108382412A (zh) * | 2018-04-16 | 2018-08-10 | 安徽车安科技有限公司 | 一种地铁车厢间连接结构 |
| JP2023133622A (ja) * | 2023-07-18 | 2023-09-22 | 三上化工材株式会社 | 不織布シート付き複合幌地、鉄道車両用連結幌 |
-
2007
- 2007-04-21 JP JP2007003727U patent/JP3135083U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108382412A (zh) * | 2018-04-16 | 2018-08-10 | 安徽车安科技有限公司 | 一种地铁车厢间连接结构 |
| CN108382412B (zh) * | 2018-04-16 | 2023-10-17 | 安徽车安科技有限公司 | 一种地铁车厢间连接结构 |
| JP2023133622A (ja) * | 2023-07-18 | 2023-09-22 | 三上化工材株式会社 | 不織布シート付き複合幌地、鉄道車両用連結幌 |
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