JP3134837U - 折たたみ式携行クッションシート - Google Patents

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Abstract

【課題】携行品を収納して移動することで手が自由になり、安全性の確保と利便性に優れた折りたたみ式携行クッションシートを提供する。
【解決手段】軽量で応力変性のあるクッション材4とクッション材全体を包むナイロン等の布帛で成し、而もクッションシートを構成する背もたれ部1と座位部2が対称軸位置で折りたためる構造を有し、尚且つ、本体背もたれ部1の左右上端部と座位部2の左右下端部とが、それぞれ支持ベルト7と着脱式バックル8と調節ベルト6によって連結されており、更に背もたれ部1の背面に着脱式マジックベルトを一方の片端に取り付けた布帛帯10が背もたれ部1に設置され、而も座位部2下端に取り付けた収納袋3とによって構成されることを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本考案は応力変性を有するクッション材を布帛等によって包んだ背もたれ部と座位部で構成される折たたみ式携行クッションシートであって、快適な使用感を有し、いかなる場所にでも容易に設置或いは撤収ができ、折たたんだ際には携行品を収納して持ち運べるバッグとして活用できる折たたみ式携行クッションシートに関する考案である。
従来の折りたたみ式携行型クッションは携行品とクッションを別個に持ち運ぶ不便さがあった。通販サイト等でも多種市販されている。
従来技術の折りたたみ式携行クッションシートでは携行バッグになるような機能を併せ持つ考案はなく、携行品とクッションを別個に持ち運ぶ不便さがあった。本考案では従来技術を解決すると共に、携行品を収納して移動することで手が自由になり安全性の確保と利便性に優れた折りたたみ式携行クッションシートを提供することを課題とする。
クッション本体を軽量で応力変性のあるクッション材とクッション材全体を包むナイロン等の布帛で成し、而もクッション本体を構成する背もたれ部と座位部の対称軸位置で折りたため、而も本体背もたれ部の左右上部と座位部の左右下端部とが、それぞれ支持ベルトと着脱式バックルと調節ベルトによって連結され、更に背もたれ部背後面にマジックテープ(登録商標)等によって開閉する布帛帯と座位部下端に取り付けた収納袋とによって構成されることを特徴とする。
(1)請求項1により背もたれ部と座位部のクッション材として応力変性を有するEVAやポリエチレンフォームや軟質ウレタンフォームなどを用い、ナイロン等の布帛でクッション材を包むことにより、設置場所の湿気、水分や冷気を遮蔽し、凹凸を吸収して不快な設置環境でも座ることを可能せしめ、痔や腰痛疾患の人でも、より快適で長時間の座姿勢を保つことができ、軽量な材質とコンパクトに折たためることで移動が簡便で且つ設置や撤去が容易な折りたたみ式携行クッションシートを提供できる。
(2)請求項2により連結された調節ベルトと支持ベルトは、背もたれ部が座位部に対して垂直の位置にある際に、両部に対して45度の角度となり安定した座姿勢を保つ上で最適なポジションとなる。また、調節ベルトの長さを調整することで背もたれ部の角度を調節し、希望する座姿勢を簡便に求めることができる。さらに折りたたんだ際に、調節ベルトと支持ベルトは手提げ或いは肩掛けベルトとして使用でき、容易に携行することが可能になり、利便性が高まる。
(3)請求項3によりスタジアムに設置されている一人掛けベンチ背部を布帛帯と背もたれ部の間隙に装着することでクッションシートが前後左右に滑って動くことを防げ、クッションシートが動く度に座り直す手間と神経を消費せずに済む。 一方、折りたたみ時には布帛帯はバッグのマチ部分となり、携行品などを収納できるバッグと成し、上述(2)の携行ベルト機能と相まって携行品収納バックとしての用途を併せ持つことができ、従来では携行品を別に持ち運ばざるを得なかった不便さが解消される。
(4)請求項4によりスタジアムなどの階段状の席に座る際には、収納袋は足膝関節の後ろ側に座位部から垂れ下がるように位置し、従来足下に置くのが常であったドリンク類や、座席背面に置いていたパンフレット類を収納袋に収納すれば邪魔にならず安心である。更に上述(3)のバッグとして使用する際には収納袋はポケット付のバッグの蓋となりバッグ収納物が落下防止や盗難防止に役立つ。
以下、本考案の実施の形態を示す図面に基づき説明する。
(1)図1と図2の展開図と図3の断面図に示す如く、EVA、ポリエチレンフォームなどの応力変性を有するをクッション材5を、ナイロンやポリエステル布帛で包んだ同サイズの背もたれ部と座位部2でクッションシート本体を成し、両部の対称軸位置5で折りたたむことでき、背もたれ部1と座位部2は内装されているクッション材5がズレないようにステッチ9で留められている。
(2)さらに背もたれ部1の上部両端からは補強片11を介して調節ベルト6が、座位部2の下端両端からは同じく補強片11を介して支持ベルト7がクッションシートの長辺に対して45度の角度で各々2本づつ取り付けられていると共に、各々のベルトの先端には着脱式のバックル8が調節ベルト6と支持ベルト7とが一対するように取り付けてある。
(3)図2および図6に示す如く、背もたれ部1の背面に布帛帯10の片端を縫合し、着脱式マジックテープ(登録商標)を布帛帯10の別端裏側とこれに対応する背もたれ部位置にマジックテープ(登録商標)基布13と共に設置し、布帛帯10が開閉するように取り付けてある。
(4)図1と図2に示す如く、座位部2下端に収納袋3が取り付けられている。
(5)図4−1から順に図4−2、図4−3が示す図はクッションシートを折りたたんで携行バックと成す組み立て図解を示す。図4−1が示すように先ず着脱式バックル8を外し、図4−2が示す如く収納袋3と座位部2を折りたたみ位置5で座位姿勢と逆方向に折りたたんだ後に、布帛帯10で座位部2を挟み巻き、マジックテープ(登録商標)12で留めて布帛帯を携行バッグのマチ部とする。図4−3が示す如く互いに対角の位置にある調節ベルト6と支持ベルト7同士を着脱式バックル8で連結し直し、収納袋3を背もたれ部1側に折り曲げ収納袋3をバッグの蓋となるベルト付の携行収納バッグとする。
表面展開図 背面展開図 縦断面図 折りたたみ開始図 折りたたみ途中図 折りたたみ完成図 前方斜視全体図 後方斜視全体図
符号の説明
1 背もたれ部
2 座位部
3 収納袋
4 クッション材
5 折りたたみ位置(=対称軸)
6 調節ベルト
7 支持ベルト
8 着脱式バックル
9 固定ステッチ
10 布帛帯
11 補強片
12 着脱式マジックベルト
13 マジックベルト基布

Claims (4)

  1. 応力変性を有するクッション材を布帛で包んだ背もたれ部と座位部とで成し、合同する両部の接合線が対称軸となる共に、両部の折たたみ位置となる構造を有する折たたみ式携行クッションシート。
  2. 請求項1の折りたたみ位置を対称軸として対向する背もたれ部と座位部の両端を、自在にベルトの長さを調整できる調節ベルトと支持ベルトが着脱式バックルを介して一対となるベルトによって各々の両端を連結する構造を有する請求項1の折たたみ式携行クッションシート。
  3. 背もたれ部の左右いずれか片側と布帛帯の片辺とが接合され、さらにマジックテープ(登録商標)などの開閉部材が、接合された布帛帯の対辺にあたる布帛帯の片辺と、対向する背もたれ部に設置され、而も布帛帯が背もたれ部の左右幅と同等或いはそれ以上の長さを有し、且つ前述の開閉部材によって布帛帯の左右いずれか片側が開閉構造を有する請求項1〜2の折たたみ式携行クッションシート。
  4. ポケットなどの収納機能を有する布帛などで成した収納袋を座位部下端に垂れ下がるように取り付けた構造を有する請求項1〜3の折たたみ式携行クッションシート。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019000534A (ja) * 2017-06-19 2019-01-10 敏光 酒井 姿勢変更用マット、及び避難用移動具

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