JP3134733B2 - 押出成形装置 - Google Patents

押出成形装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は押出成形装置に関す
る。本発明は例えば鍛造成形装置、具体的には粗材の肉
部を後方押出することによりカップ状成形品を成形する
成形装置に利用できる。
【0002】
【従来の技術】従来技術について、押出成形装置として
の代表例である鍛造成形装置を例にとって説明する。こ
の成形装置として、図7に示す様に、粗材W1を保持す
るための成形凹部101を備えたダイス型103を下ボ
ルスタ105に固定し、円軸状をなすパンチ型107を
上ボルスタ109に固定し、そして、上ボルスタ109
を矢印Y2方向に降下させて、パンチ型107の先端部
を粗材W1の上部に押入し、これにより粗材W1からカ
ップ状成形品W2を押出成形する技術が知られている。
【0003】なおノックアウトピン201の矢印Y1方
向への前進、ノックアウトピン203の矢印Y2方向へ
の前進により、カップ状成形品W2はダイス型103や
パンチ型107から離型される。上記した技術において
は、カップ状成形品W2の外径と内径との同軸度を一層
高めることが、近年ますます要請されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記技術
では、カップ状成形品W2の外径と内径との同軸度を高
めるには限界がある。例えば、剛性が必ずしも充分では
ない成形装置、或いは、老朽化した成形装置等を用いた
場合には、種々の理由により、図7から理解できる様に
上ボルスタ109を保持したスライドラム300が水平
線Hに対してΔE傾いていることがある。
【0005】この様な成形装置を用いた場合には、カッ
プ状成形品W2の外径と内径との同軸性を高めるには限
界がある。即ち、図7に示す様に押出成形されたカップ
状成形品W2の外径の軸芯と内径の軸芯とがΔSずれて
しまうことがある。この様な場合にはパンチ型107に
曲げ応力がかかり易く、無理に成形するとパンチ型10
7の折損が誘発されることがある。
【0006】本発明は上記した実情に鑑みなされたもの
であり、その課題は、成形品の外面と内面との同軸性を
高めるのに有利であり、設備の剛性が必ずしも充分では
ない場合や設備が老朽化した場合であっても、成形品の
外面と内面との同軸性を高めるのに有利な押出成形装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る押出成形
装置は、粗材を保持する成形凹部を備えたダイス型と、
ダイス型の上方に配設され、ダイス型に対して昇降可能
な昇降体と、昇降体に装備され、昇降体の下降に伴いダ
イス型の成形凹部内の粗材に押入される軸状をなすパン
チ型とで構成され、パンチ型は、粗材への押入に伴い水
平方向に移動可能にされており、パンチ型が粗材へ押入
する際におけるダイス型の成形凹部とパンチ型との同軸
性を高めたことを特徴とするものである。
【0008】請求項2に係る押出成形装置は、請求項1
において、パンチ型は、粗材への押入に伴い昇降体に対
して傾動可能にされていることを特徴とするものであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】請求項1によれば、昇降体が下降
すると、昇降体に装備されているパンチ型の先端部は、
ダイス型の粗材へ押入される。これによりカップ状また
はスリーブ状の成形品が成形される。成形品の外面と内
面との同軸性が低い場合には、パンチ型は粗材への押入
に伴い、同軸性を高める様に水平方向に移動する。
【0010】本発明で用いる昇降体としては通常、上ボ
ルスタを採用でき、粗材としては炭素鋼等の金属を一般
的には採用できる。請求項1によれば、昇降体とパンチ
型との間に、パンチ型を昇降体に対して水平方向に移動
可能とするパンチ型水平移動手段、例えばボールベアリ
ング装置を介在させることができる。
【0011】請求項2によれば、パンチ型は、粗材への
押入に伴い昇降体に対して傾動するので、成形品の外面
と内面との同軸性を高めるのに一層有利である。請求項
2によれば、昇降体とパンチ型との間に、パンチ型の先
端部を昇降体に対して傾動可能とする調芯機能を備えた
パンチ型傾動手段、例えばころ軸受を介在させることが
できる。
【0012】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の実施例1を説明する。この
例は、カップ状成形品を冷間鍛造で後方押出成形する鍛
造成形装置に適用したものである。この装置ではプレス
ベッド1には、基台としての下ボルスタ2が配設されて
いる。下ボルスタ2には厚肉円筒形状のダイスホルダ2
0が保持され、ダイスホルダ20に厚肉円筒形状のダイ
ス型22が固定されている。ダイス型22は、成形凹部
22cを備えた第1ダイス型22fと、第1ダイス型2
2fの回りを拘束する第2ダイス型22iとで構成され
ている。
【0013】成形凹部22c及び下ボルスタ2の孔2s
には、下ノックアウトピン24が縦型に挿入されてい
る。プレスベッド1の対面する様にスライドラム3が配
設されている。スライドラム3の下面部には、昇降体と
しての上ボルスタ4が配設されている。上ボルスタ4
は、下ボルスタ2に対面する様にダイス型22の上方に
位置している。上ボルスタ4は、縦向きのガイドポスト
26に案内されて矢印Y1、Y2方向に昇降可能とされ
ている。上ボルスタ4の下面部には中間フレーム45が
固定されている。
【0014】上ボルスタ4の孔4s及び中間フレーム4
5の孔45sには上ノックアウトピン42が縦型に挿入
されている。上ノックアウトピン42の先端部42rと
ノックアウトスリーブ44とが連結されている。従って
上ノックアウトピン42が矢印Y2方向に前進すると、
ノックアウトスリーブ44が同方向に下降する。ノック
アウトスリーブ44は、円形状の挿入孔44cを備えた
ノックアウト用の長筒形状の円筒体44dをもつ。
【0015】上ボルスタ4の下面部には調芯用ボールベ
アリング装置5が保持されている。調芯用ボールベアリ
ング装置5は、上ボルスタ4の下面部にボルト止め等に
より固定された上ホルダプレート50と、水平方向に相
対変位可能に上ホルダプレート50に保持された下ホル
ダプレート52と、両者の間に介在する転動可能な真球
状の多数個の球体54とを備えている。
【0016】なお鍛造成形の際には、調芯用ボールベア
リング装置5の球体54等には大きなスラスト荷重が作
用するので、硬質で耐久性のある材質で球体54、上ホ
ルダプレート50、下ホルダプレート52等を形成する
ことが好ましい。パンチ型6は、径大な鍔状の基端部6
aと、基端部6aに一体的な円柱形状をなす軸状部6b
とを備えている。
【0017】本実施例によれば、通常の状態つまり非成
形時には、パンチ型6の基端部6aは中間フレーム45
の載置部45pに載置されており、従ってパンチ型6の
基端部6aと調芯用ボールベアリング装置5の下ホルダ
プレート52とは微小隙間で離間している。しかし鍛造
成形時にはパンチ型6に矢印Y1方向の力が作用するの
で、パンチ型6の基端部6aの上面が下ホルダプレート
52に密着する。従って、上記した調芯用ボールベアリ
ング装置5の調芯機能がパンチ型6にも作用する。これ
によりパンチ型6は水平方向に移動可能にされている。
【0018】更に本実施例によれば、図1から理解でき
る様にパンチ型6の軸状部6bは、ノックアウトスリー
ブ44の円形状の挿入孔44cにスリーブ状の微小隙間
44fを介して挿入されている。微小隙間44fの隙間
幅はパンチ型6のある程度の水平移動を許容する。しか
しその隙間幅は微小であるため、ノックアウトスリーブ
44の円筒体44dの挿入孔44cの内周面で、パンチ
型6の過剰な水平移動は規制される。
【0019】従ってノックアウトスリーブ44の円筒体
44dはノックアウト手段の他に、パンチ型6の過剰変
位を規制するストッパ手段としての機能も期待できる。
次に鍛造成形する場合について説明する。鍛造成形に際
しては、ダイス型22の成形凹部22cに略円柱形状を
なす炭素鋼系の粗材W1を装入しておく。粗材W1は、
ノックアウトピン24で落ち止めされる。
【0020】この状態で、鍛造成形装置のプレス機構が
作動して上ボルスタ4が矢印Y2方向に下降すると、上
ボルスタ4と共にパンチ型6は下降する。これによりパ
ンチ型6の先端部が粗材W1の上部に押入される。よっ
て粗材W1の肉部分は、パンチ型6の押入方向と反対の
方向である矢印Y1方向に押出される。即ち、粗材W1
の肉部分が円筒形状にパンチ型6の外周面に沿って後方
押出される。
【0021】従って図2(C)から理解できる様に、粗
材W1から有底形状の穴Wa(径;D1)を備えたカッ
プ状成形品W2が成形される。本実施例によれば、図2
から理解できる様に、後方押出工程の前に据込み・芯付
け工程を予め行い、粗材W1の上面部に浅穴Wa
0 (径;D1)を成形して、芯付けを行っておくこと
も、カップ状成形品W2の外径と内径との同軸性を向上
させる意味では好ましい。
【0022】上記した様に成形されたカップ状成形品W
2は、一般的にはダイス型22に位置しているので、ノ
ックアウトピン24の矢印Y1方向への前進によりダイ
ス型22から離型される。また成形されたカップ状成形
品W2は、パンチ型6に付着することも間々ある。この
場合には、ノックアウトピン42の矢印Y2方向への前
進により、ノックアウトスリーブ44及びノックアウト
用の円筒体44dが矢印Y2方向に前進し、円筒体44
dによりカップ状成形品W2がパンチ型6から離型され
る。
【0023】ところで図3から理解できる様にパンチ型
6の軸芯とダイス型22の軸芯とが後方押出の成形当初
において、Δmずれていると仮定する。この場合には、
粗材W1が後方押出される際に肉厚t1と肉厚t2とが
不均一となる(t1>t2)。このときの応力分布を比
較すると、肉部分が厚い肉厚t1の領域よりも、肉部分
が薄い肉厚t2の領域の方が応力が大きくなり、応力場
の不均一が生じる。しかしながら円周方向で均一な応力
場である方が、成形荷重は小さくて済み、応力的に安定
する。そのため肉厚t1と肉厚t2とが均厚となる様に
パンチ型6の先端部を移動させる力が、肉部分によりパ
ンチ型6の先端部に作用する。
【0024】従って本実施例によれば、パンチ型6の軸
芯とダイス型22の軸芯との同軸性が低い場合には、す
なわちカップ状成形品W2の外径と内径との同軸性が低
い場合には、調芯用ボールベアリング装置5によりパン
チ型6は水平方向に移動して、前記した肉厚t1と肉厚
t2とが均一となる様にパンチ型6は調芯する。この結
果、成形されたカップ状成形品W2の外径の軸芯と内径
の軸芯との同軸性が高まる。
【0025】よって本実施例によれば、剛性が低めの鍛
造成形装置、或いは、老朽化した鍛造成形装置を用いた
ため、スライドラム3が水平線に対して多少傾いていた
場合であっても、カップ状成形品W2の外径の軸芯と内
径の軸芯との同軸性が高まり、カップ状成形品W2の品
質の安定化に貢献できる。また本実施例によれば、鍛造
成形前に粗材W1がダイス型22の成形凹部22c内で
多少傾いていた場合であっても、カップ状成形品W2の
外径の軸芯と内径の軸芯との同軸性が高まり、カップ状
成形品W2の品質の安定化に貢献できる。
【0026】(実施例2)以下、本発明の実施例2を図
4〜図6に模式的に示す。この例は、前記した実施例と
基本的同様の構成であり、従って同一部分には同一の符
号を付する。この例も、カップ状成形品W2を冷間鍛造
で後方押出成形する鍛造成形装置に適用したものであ
る。
【0027】この例においても図4に示す様に、上ボル
スタ4の下面部には調芯用ボールベアリング装置5が保
持されている。調芯用ボールベアリング装置5は、上ボ
ルスタ4の下面部に固定された上ホルダプレート50
と、水平変位可能に上ホルダプレート50に保持された
下ホルダプレート52と、両者の間に介在する真球状の
多数個の球体54とを備えている。
【0028】この例においても実施例1と同様に、調芯
用ボールベアリング装置5の調芯機能により、パンチ型
6は水平方向に移動可能にされている。更にこの例によ
れば、パンチ型6の基端部6aには、自動調芯機能を備
えたスラストころ軸受8が保持されている。スラストこ
ろ軸受8による調芯機能により、パンチ型6の軸状部6
bの中心軸芯は矢印C1方向に傾動可能とされている。
なお図4や図6においてはスラストころ軸受8は模式化
して記載されている。
【0029】この例においても実施例1と同様に、パン
チ型6の軸状部6bは、ノックアウトスリーブ44の円
形状の挿入孔44cに微小隙間44fを介して挿入され
ている。微小隙間44fの隙間幅はパンチ型6の軸状部
6bのある程度の水平移動や傾動を許容する。しかしそ
の隙間幅は微小であるため、パンチ型6の過剰な水平移
動や過剰な傾動は、挿入孔44cの内周面で規制され
る。
【0030】スラストころ軸受8の要部の断面を図5に
示す。図5から理解できる様に、スラストころ軸受8
は、転動面80fを備えたリング状の内輪80と、転動
面82fを備えたリング状の外輪82と、内輪80の転
動面80fと外輪82の転動面82fとの間に介装され
た転動可能な多数個の球面ころ84とを備えている。球
面ころ84は、曲率半径が大きな球状円弧面の一部で構
成されている。外輪82の転動面82fや内輪80の転
動面80fも、曲率半径が大きな球状円弧面の一部で構
成されている。従って球面ころ84による転動機能によ
って、内輪80は外輪82に対して相対的に矢印C1方
向に傾動可能とされている。
【0031】この例では、スラストころ軸受8の内輪8
0はパンチ型6に圧入等で固定されている。この例で
は、通常の状態つまり非成形時には、パンチ型6の基端
部6aは中間フレーム45の載置部45pに載置されて
おり、更に図5から理解できる様にスラストころ軸受8
の外輪82と調芯用ボールベアリング装置5の下ホルダ
プレート52との間には隙間82hが形成されている。
【0032】そして鍛造成形時にはパンチ型6にこれを
持ち上げる方向に力が作用するので、スラストころ軸受
8の外輪82が下ホルダプレート52に密着する。これ
によりパンチ型6に水平移動による調芯機能、傾動によ
る調芯機能が作用する。なお鍛造成形の際には、調芯用
ボールベアリング装置5の球体54、スラストころ軸受
8の球面ころ84、外輪82、内輪80等には、大きな
スラスト荷重が作用するので、硬質で耐久性のある材質
で球体54、球面ころ84、外輪82、内輪80等を形
成することが好ましい。
【0033】この例においても鍛造成形に際しては、実
施例1の場合と同様に、ダイス型22の成形凹部22c
に炭素鋼系の円柱形状の粗材W1を装入しておく。この
状態で、鍛造成形装置のプレス機構が作動して上ボルス
タ4が矢印Y2方向に下降すると、上ボルスタ4と共に
パンチ型6は同様に下降して、粗材W1の上部に押入さ
れる。
【0034】これにより粗材W1の肉部分がパンチ型6
の押入方向と反対の方向である矢印Y1方向に押し出さ
れる。即ち粗材W1の肉部分が円筒形状に後方押出され
る。従って粗材W1から有底形状の穴を備えたカップ状
成形品W2が成形される。図2から理解できる様に、後
方押出工程の前に芯付け工程を予め行い、粗材W1の上
面部に浅穴Wa0 (径;D1)を成形して、芯付けを行
っておくことも、カップ状成形品W2の外径と内径との
同軸性を向上させる意味では好ましい。
【0035】実施例2によれば、実施例1の場合と同様
に、図3から理解できる様にパンチ型6の軸芯とダイス
型22の軸芯とが後方押出の成形当初において、Δmず
れている場合であっても、肉厚t1と肉厚t2とが均厚
となる様に、パンチ型6の先端部を移動させる力が作用
する。これにより後方押出の成形当初において、カップ
状成形品W2の外径と内径との同軸性が低い場合には、
肉厚t1と肉厚t2とが均厚となる様に、調芯用ボール
ベアリング装置5によりパンチ型6は水平方向に調芯す
る。更に本実施例によれば、スラストころ軸受8により
パンチ型6の軸状部6bは傾動して調芯する。
【0036】この結果、カップ状成形品W2の外径の軸
芯と内径の軸芯との同軸性が高まる。従って実施例1の
場合と同様に、剛性が低めの鍛造成形装置、或いは、老
朽化した鍛造成形装置を用いたため、図6に示す様にス
ライドラム3が水平線Hに対してΔE傾いていた場合で
あっても、カップ状成形品W2の外径の軸芯と内径の軸
芯との同軸性が高まり、カップ状成形品W2の品質の安
定化に貢献できる。
【0037】(他の例)上記した例は冷間鍛造成形する
装置に適用したが、これに限らず温間鍛造する装置、熱
間鍛造する装置にも適用できる。 (付記)上記した実施例から次の技術的思想も把握でき
る。 ○パンチ型の水平移動及び傾動の少なくとも一方の過剰
変位を規制するストッパ手段が装備されていることを特
徴とする請求項1または2に記載の装置。 ○パンチ型の水平移動及び傾動の少なくとも一方の過剰
変位を規制するストッパ手段が、パンチ型の外周に同軸
的に微小隙間を介して装備されていることを特徴とする
請求項1または2に記載の装置。
【0038】
【発明の効果】請求項1によれば、パンチ型は粗材への
押入に伴い、同軸性を高める様に水平移動可能であるた
め、成形品の外面と内面との同軸性を高めることができ
る。請求項2によれば、パンチ型は粗材への押入に伴
い、同軸性を高める様に水平移動可能かつ傾動可能であ
るため、成形品の外面と内面との同軸性を一層高めるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係る装置の構成図である。
【図2】芯付け工程を説明する構成図である。
【図3】同軸性が低い場合の粗材の構成図である。
【図4】実施例2に係る装置の構成図である。
【図5】スラストころ軸受の構成図である。
【図6】使用状態における実施例2に係る装置の構成図
である。
【図7】従来技術に係る装置の構成図である。
【符号の説明】
図中、2は下ボルスタ(基台)、22はダイス型、22
cは成形凹部、3はスライドラム、4は上ボルスタ(昇
降体)、5は調芯用ボールベアリング、6はパンチ型、
8はスラストころ軸受を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21J 1/00 - 13/14 B21J 17/00 - 19/04 B21K 1/00 - 31/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粗材を保持する成形凹部を備えたダイス型
    と、 該ダイス型の上方に配設され、該ダイス型に対して昇降
    可能な昇降体と、 該昇降体に装備され、該昇降体の下降に伴い該ダイス型
    の成形凹部内の粗材に押入される軸状をなすパンチ型と
    で構成され、 該パンチ型は、粗材への押入に伴い水平方向に移動可能
    にされており、該パンチ型が粗材へ押入する際における
    該ダイス型の成形凹部と該パンチ型との同軸性を高めた
    ことを特徴とする押出成形装置。
  2. 【請求項2】パンチ型は、粗材への押入に伴い昇降体に
    対して傾動可能にされていることを特徴とする請求項1
    に記載の押出成形装置。
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