JP3134654U - 車載装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車載装置専用のトラックを必要としない、通常の平ボディトラックの荷台に着脱自在な車載装置を提供する。
【解決手段】平ボディトラックの荷台に着脱自在に載置されて運搬される車載装置1において、前記車載装置は平板状本体1aと、該本体に設置される荷箱体1bとを有し、前記平板状本体の両側部に装着すると共に該本体を前記トラックの荷台より高い位置に支持できる支持脚3を設け、前記本体の下面に昇降装置を設け、該本体を前記平ボディトラックの荷台の上方にリフトできるように構成した。
【選択図】図1
【解決手段】平ボディトラックの荷台に着脱自在に載置されて運搬される車載装置1において、前記車載装置は平板状本体1aと、該本体に設置される荷箱体1bとを有し、前記平板状本体の両側部に装着すると共に該本体を前記トラックの荷台より高い位置に支持できる支持脚3を設け、前記本体の下面に昇降装置を設け、該本体を前記平ボディトラックの荷台の上方にリフトできるように構成した。
【選択図】図1
Description
本考案は、平ボディトラックの荷台に交換可能に載置して運搬できる車載装置に関するものである。
(専用車両)
貨物自動車は、一般に建設資材や産業機械等を運搬する平床式荷台の平ボディ車や、雑貨や食品、精密機械等、風雨を嫌う荷物を運搬する箱形車、そして液体を運搬するタンク車、また、土砂及び産業廃棄物を運搬するダンプ車などがある。
貨物自動車は、一般に建設資材や産業機械等を運搬する平床式荷台の平ボディ車や、雑貨や食品、精密機械等、風雨を嫌う荷物を運搬する箱形車、そして液体を運搬するタンク車、また、土砂及び産業廃棄物を運搬するダンプ車などがある。
これらの貨物自動車は、載積物の形状や積み卸しの効率性も含めて積荷に適した荷台形状にそれぞれ形成されている。そのため貨物自動車は、走行するシャーシ部に荷台が一体的に固定されているので、荷台の形状に応じて荷物を選ばなければならない。
そして、専用荷台は荷物に応じて設計されているので流用性に乏しいという不便さがある。また、使用頻度と荷物の量が少ないものでも車両を用意しなければならなかったり、荷物があっても荷台形状が適せず断念するケースも少なくなかった。
(脱着車)
このような問題を解決する貨物自動車として、運搬車に着脱自在の荷箱を載置して運搬する脱着車が知られている(例えば、特許文献1参照)。
(脱着車)
このような問題を解決する貨物自動車として、運搬車に着脱自在の荷箱を載置して運搬する脱着車が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の脱着車は、トラック等の運搬車と、該運搬車の荷台に載置される荷箱とからなり、荷台に設けた油圧シリンダにより荷箱を上方にリフトできるようになっている。また、上方にリフトされた状態で荷箱を支持する支持脚が該荷箱に設けられている。
ところが、この脱着車は、運搬車の荷台に、荷箱を昇降させる昇降装置(油圧シリンダ)が設けてあり、更に荷台が荷箱を受け入れる形状に形成されているので、運搬車と荷箱とが一体となって使用されることが前提となっている。
すなわち、運搬車と荷箱とはペア(一対)であって、運搬車と荷箱とを切り離すことはできないので、必然的に専用の運搬車を導入することとなるが、この運搬車は油圧シリンダや油圧回路等の高価な付帯装置が設けられているので、荷台が平板状の平ボディトラックよりも高価なものとなっていた。
また、輸送車の荷台に設けた油圧シリンダは、この油圧シリンダの上下方向の伸縮方向に荷箱を昇降させるので、高い油圧が必要となり油圧ポンプや油圧回路が大型となっていた。
特開2003−252110号公報
本考案は、従来の脱着車のように荷箱とトラックとが互いに専用のものであることからトラック単体では荷物を積載することができないという問題や油圧装置が高価であると共にメンテナンスが必要であるという従来技術の欠点を改善するものであって、平ボディトラックに簡単に搭載でき、そして他のものと簡単に交換できる車載装置を提供するものである。
本考案は前記したような従来の問題点を解決するためになされたものであって、本考案に係る車載装置は、
1)平ボディトラックの荷台に着脱自在に載置されて運搬される車載装置において、前記車載装置は平板状本体と、該本体に設置される荷箱体とを有し、前記平板状本体の両側部に装着すると共に該本体を前記トラックの荷台より高い位置に支持できる支持脚を設け、前記本体の下面に昇降装置を設け、該本体を前記平ボディトラックの荷台の上方にリフトできるように構成したことを特徴とする。
2)前記昇降装置がパンタグラフジャッキであることを特徴とする。
3)前記平板状本体の下面に高さ保持部を設け、この保持部により前記昇降装置に荷重が加わらないように前記平ボディトラックの荷台上に本体が支持されることを特徴とする。
4)前記パンタグラフジャッキを車載装置本体の前方側と後方側とに各2機乃至各4機を設けたことを特徴とする。
1)平ボディトラックの荷台に着脱自在に載置されて運搬される車載装置において、前記車載装置は平板状本体と、該本体に設置される荷箱体とを有し、前記平板状本体の両側部に装着すると共に該本体を前記トラックの荷台より高い位置に支持できる支持脚を設け、前記本体の下面に昇降装置を設け、該本体を前記平ボディトラックの荷台の上方にリフトできるように構成したことを特徴とする。
2)前記昇降装置がパンタグラフジャッキであることを特徴とする。
3)前記平板状本体の下面に高さ保持部を設け、この保持部により前記昇降装置に荷重が加わらないように前記平ボディトラックの荷台上に本体が支持されることを特徴とする。
4)前記パンタグラフジャッキを車載装置本体の前方側と後方側とに各2機乃至各4機を設けたことを特徴とする。
(載せ替え自在)
車載装置本体の下面に昇降装置を設けたことにより、一般的に普及している平ボディトラックの荷台に車載装置を載置でき、しかも、種々の用途に最適な態様(家畜室、液体タンク等)に形成した本体を運搬できるようになる。即ち、車載装置を用途に応じて家畜室等種々形成することにより、種々の輸送物に応じて使い分けて最適な輸送が行えるようになる。
車載装置本体の下面に昇降装置を設けたことにより、一般的に普及している平ボディトラックの荷台に車載装置を載置でき、しかも、種々の用途に最適な態様(家畜室、液体タンク等)に形成した本体を運搬できるようになる。即ち、車載装置を用途に応じて家畜室等種々形成することにより、種々の輸送物に応じて使い分けて最適な輸送が行えるようになる。
また、車載装置とトラックとは完全に別体であるので、従来の脱着車のように専用車両と専用荷箱が主従関係であり必然的に各種用途毎に脱着車を取り揃えなくてはならないということがなくなる。従って、少数のトラックで多数の車載装置を運用することができるようになる。
車載装置自体が、板状本体に荷箱体を固定するようになっているので、様々な用途に合わせて荷箱体を形成して変更することが容易に行える。
(トラックの効率的な運用)
従来の脱着車はトラックのみでは何も運搬できないものであり専用品のみを取り扱うこととなっていたが、平ボディトラックにより鋼材や木材等を運搬したり、車載装置本体を運搬したりできる。即ち、通常の平ボディトラックとしても使用することができ、車載装置本体がなくとも運用可能であり、効率的な運用ができる。
(既存のトラックの使用)
平ボディトラックは、既存のトラックを利用することができるので、車載装置の数だけ新たに導入する必要がない。また、搬送先や運搬中にトラックが故障しても代車を容易に入手することができるので、専用車両のように積荷を他の専用車両や貨物自動車に乗せ替えたりする手間が省け、トラックの故障によって運行・運用に支障が生ずることが軽減される。
(低コスト)
通常の平ボディトラックを使用することができるので、従来の脱着車のように運搬車に昇降装置を取り付けたり、荷箱を受け入れる形状に形成したりという車両の改造が不要となり、平ボディトラックと共に車載装置を導入したとしても費用を大幅に抑えることができる。
(トラックの効率的な運用)
従来の脱着車はトラックのみでは何も運搬できないものであり専用品のみを取り扱うこととなっていたが、平ボディトラックにより鋼材や木材等を運搬したり、車載装置本体を運搬したりできる。即ち、通常の平ボディトラックとしても使用することができ、車載装置本体がなくとも運用可能であり、効率的な運用ができる。
(既存のトラックの使用)
平ボディトラックは、既存のトラックを利用することができるので、車載装置の数だけ新たに導入する必要がない。また、搬送先や運搬中にトラックが故障しても代車を容易に入手することができるので、専用車両のように積荷を他の専用車両や貨物自動車に乗せ替えたりする手間が省け、トラックの故障によって運行・運用に支障が生ずることが軽減される。
(低コスト)
通常の平ボディトラックを使用することができるので、従来の脱着車のように運搬車に昇降装置を取り付けたり、荷箱を受け入れる形状に形成したりという車両の改造が不要となり、平ボディトラックと共に車載装置を導入したとしても費用を大幅に抑えることができる。
また、安価なパンタグラフジャッキを使用することにより油圧回路や油圧ポンプ等の油圧装置が不要となり、パンタグラフジャッキよりも高価な油圧装置にかかる費用が削減される。
従って、車載装置のみを導入する場合は、車両費用が不要であるので、著しく安価となる。
従って、車載装置のみを導入する場合は、車両費用が不要であるので、著しく安価となる。
(安定性)
高さ保持部により車載装置が荷台上に支持されるので、運搬中の車載装置の上下方向の振動による荷重がパンタグラフジャッキに負荷されなくなり、パンタグラフジャッキの耐久性が向上する。また、保持部が運搬中の車載装置本体を荷台上に支持するので安定性と安全性が向上する。
高さ保持部により車載装置が荷台上に支持されるので、運搬中の車載装置の上下方向の振動による荷重がパンタグラフジャッキに負荷されなくなり、パンタグラフジャッキの耐久性が向上する。また、保持部が運搬中の車載装置本体を荷台上に支持するので安定性と安全性が向上する。
(メンテナンス性良好)
パンタグラフジャッキを用いて車載装置本体を昇降させるようにしたので、従来の脱着車のような油圧回路や油圧ポンプ等の油圧装置が不要となり、オイル漏れやポンプ圧力等の保守・点検といったメンテナンスが必要なくなり、その手間と費用が軽減される。
また、パンタグラフジャッキの操作を中断しても本体は降下しないので、油圧シリンダのように自然に降下してしまうことがなく、意図せずに降下してしまうことによる本体の横転や作業者の挟み込み等の事故が防止される。
パンタグラフジャッキを用いて車載装置本体を昇降させるようにしたので、従来の脱着車のような油圧回路や油圧ポンプ等の油圧装置が不要となり、オイル漏れやポンプ圧力等の保守・点検といったメンテナンスが必要なくなり、その手間と費用が軽減される。
また、パンタグラフジャッキの操作を中断しても本体は降下しないので、油圧シリンダのように自然に降下してしまうことがなく、意図せずに降下してしまうことによる本体の横転や作業者の挟み込み等の事故が防止される。
以下、図面を参照して本考案による車載装置の実施態様を説明する。
図1及び図2に示すように本発明に係る車載装置1は、家畜室が形成された箱形の荷箱体1b(上部構造)と、型材による矩形フレーム5aに床板5cが設けられた板状本体1a(下部構造)とからなり、該板状本体1a下面に1対のパンタグラフジャッキが2組設けられ、支持脚3によって前記本体1aを所定の高さに支持している。
前記上部構造である荷箱体1bについて説明する。
図2〜図4に示すように荷箱体1bは略箱形に形成され、後部には家畜用の搬入口9が形成されている。この搬入口9は、図2及び図4に示すように二段折り昇降板15(テールゲートリフター)が設けられており、該昇降板15を降ろした際に折り曲げ部が展開され、全長が延長されるので傾斜が緩やかとなり、家畜の搬入・搬出がスムーズに行われるようになっている。
次に、下部構造である本体1aについて説明する。
前記板状本体1aは、チャンネル鋼などの型材により形成されたフレーム5a上に床板5cが設けられたベースシャーシ5から構成されている。また、前記ベースシャーシ5には複数のクロスミル5bが横方向に配設され、該車載装置1の前方と後方に位置するクロスミル5bには後述するそれぞれ1対のパンタグラフジャッキ2が設けられている。また、ベースシャーシ5の下部には後述する前記アウトリガー3を差し込む支持部材4a,4bが前後にそれぞれ2箇所設けられている。
次に、支持脚3について説明する。
図7に示すように、荷箱体1bが設置される本体1aの両側部下面に、アウトリガー3が差し込まれる開口4cを有する支持部材4が設けられており、この支持部材4は、図7(B)に示すように内側に設けられる支持部材4bと外側に設けられる支持部材4aとからなり、外側の支持部材4aは両端が開口され、内側の支持部材4bは一端が閉止されて閉止壁4fが形成されている。
また、アウトリガー3は、前記支持部材4a,4bに差し込まれる水平部3fと、接地面に植立する垂直部3gと、接地面に設置する略皿形状の接地部3bとから形成され、断面略矩形の鋼材からなる。
そして前記アウトリガー3は、外側の支持部材4aの開口4cに押し込まれて内側の支持部材4bの閉止壁4fにアウトリガー3の先端が当接して位置決めされる。両支持部材4a,4bの開口4cはアウトリガー3の断面形状に沿って形成されており、該アウトリガー3が揺動しないようになっている。
また、図示しない固定装置により、アウトリガー3の先端が支持部材4bの閉止壁4fに当接した状態で該アウトリガー3を固定する固定手段が設けられている。
次に、昇降装置2について説明する。
図6(B)に示すように前記クロスミル5bに設けられたパンタグラフジャッキ2は縮小状態で、前記本体1aを構成するフレーム5a高さよりも縮小されるようになっている。このフレーム5aが高さ保持部となり、板状本体1aを平ボディトラックの荷台に載置したときに、パンタグラフジャッキ2を縮小させた状態では該ジャッキ2に荷重が加わらないようになっている。また、前記支持部材4a,4bを高さ保持部材とすることもできる。
前記パンタグラフジャッキ2は、該パンタグラフジャッキ2を昇降させるネジ2aが2基のジャッキ2を貫通しており、この1本のネジ2aにより2基のパンタグラフジャッキ2を同時に昇降できるようになっている。そして、このジャッキ2を1対とした昇降装置がベースシャーシ5の前後に設けられ、それぞれのネジ2aをクランクハンドルにより回転できるようになっている。
特に図示していないが、本体側面にはクランクハンドルを差し込むための切り込み等が設けられ、パンタグラフジャッキ2のネジ2aを操作しやすいようになっている。
以下、車載装置の使用方法について説明する。
家畜室が形成された荷箱体1bが設けられた本体1aをフォークリフト等により持ち上げてトラックヤードに移動し、アウトリガー3が取り付けられて前記トラックヤードに車載装置1が載置される。
配送センター等から指示されたトラック運転手が平ボディトラックTを前記トラックヤードに配車し、トラックTのアオリT4を開いた状態でバックさせて前記荷箱体1b(家畜室)がトラックの荷台T1の真上に位置するようにする(図8)。次いで前方に設けたジャッキ2のネジ2aにクランクハンドルを取り付けて該ジャッキ2を拡開させ、同様にして後方に設けたジャッキ2も拡開させる。前後のジャッキ2を交互に操作し、家畜室を水平に保ちながら上昇させる。
ジャッキ2の先端がトラックの荷台T1に当接し、アウトリガー3の接地部3bが地面(接地面)より浮き上がるまでネジ2aを回転させる(図9)。前記アウトリガー3の固定手段を解除して該アウトリガー3を取り外し、前記とは逆方向にネジ2aを回転させて荷箱体1bをトラックの荷台T1に載置する。載置された荷箱体1bは、固定手段によりトラックの荷台T1に固定されてトラックTによって牧場等の入荷先に運搬される。
入荷先では、家畜室の搬入口9のテールゲートリフター15を降ろして豚や牛等の家畜を家畜室(荷箱体1b)に搬入し、前記テールゲートリフター15を上昇させて搬入口9を閉止する。この状態で家畜が屠畜場や牧場等へ出荷される。
出荷先では、家畜の積み卸し場にトラックを停め、家畜室のテールゲートリフター15を降ろして家畜を搬出し、前記テールゲートリフター15を上昇させて搬入口9を閉止する。そして、別の家畜を帰荷として運搬したりする。また、出荷先で別の車載装置に交換したり、前記配送センター等に帰車したりされる。配送センターで野菜等を運搬するための車載装置に積み替えたりして運用される。
また、車載装置1をトラックから外し、通常の平ボディトラックとして鋼材などを運搬することもできる。
本実施例では、前後のパンタグラフジャッキ2を交互に操作して車載装置本体を昇降させたが、前後の各1対のパンタグラフジャッキ2をリンク機構により同時に動作させてもよい。
例えば、図10に示すように、駆動軸s1(クランクハンドルが差し込まれる軸)の先端に設けたギアボックスG1を介して本体長手方向に配置された軸s2を回転させ、さらにこの軸の先端に設けたギアボックスG2によって前方(図10の左側)のパンタグラフジャッキ2のネジ20を回転させるようになっている。前記ギアボックスG1,G2は傘歯車bにより回転軸方向を直交方向に変換するようになっており、クランクハンドルの操作により前後のパンタグラフジャッキ2(全4基)を同時に作動させて車載装置本体1を昇降させることができるようになっている。
また、傘歯車の他に、クランクハンドルの差し込まれる軸に設けたスプロケットと前後のパンタグラフジャッキ2のネジ2aに設けたスプロケットとにチェーンをかけ、さらにクランクハンドルの差し込まれる軸の回転を減速機を介してスプロケットに伝達させるようにしてもよい。
パンタグラフジャッキは1対のものを2組使用したが、車載装置の重量や形態(タンク型やバン型など)に関係してジャッキの個数や組み合わせは適宜変更することができる。
車載装置とトラックの荷台とを固定する方法として、トラックのフックを利用してターンバックル等の強固な荷締機等で固定したいり、専用のツイストロック等の固定手段により固定してもよい。これにより一発で確実にロックすることができるので、作業効率が向上すると共に輸送中の安定性・安全性が向上する。
本考案に係る車載装置は、荷箱体1bは運搬される貨物の形状に最適な形態に形成されており、運搬される貨物に適した荷箱体1bが本体1aに装着されるようになっているので、車載装置を家畜室型から野菜室型や、トラック幌型や保冷室型、囲いを設けたもの等へ変更することが容易になされる。
また、図11〜図14に示すようなバン型としたり、液体運搬用のタンク型やガス運搬用のタンク型とすることもでき、温泉水や飲料水、液状物、野菜、飼料等、平ボディトラックで様々な貨物を最適な運搬状態で搬送することができる。また、車載装置を短尺に形成し、一台のトラックで同時に複数個運搬することもできる。
車載装置の活用は上記以外にも道路工事等の標識や発電機器を含む工事用具の設置用として、災害時などの貯蔵庫や簡易タンク、また医療廃棄物などの管理の必要な保管庫など一定期間の使用で撤去・回収がなされるものに幅広く対応することが簡単にできる。特別なケースとしては、荷箱体内部にシャワー室を形成したり、トイレを形成したりして災害時や緊急時に現地にて使用されるようにできる。
本考案により、車載装置の交換が容易に行える上に、車載装置を搭載品場合は通常の平ボディトラックとして使用することができるので汎用性が高い。
昇降装置としてパンタグラフジャッキを設けたので構造がシンプルであり非常に安価に製作することができる。また、油圧回路のような配管工事の必要がないので、製作期間も短縮される。そして、専用車両・専用荷箱の組み合わせで生産することなく、汎用性のある本体のみの生産となるので、大量生産に適しており、コスト削減にもなる。
また、車載装置はトラックとは別体であるので、車載装置がメンテナンス中であってもトラックを稼動させることができるので、従来の専用トラックのようにメンテナンス中のトラックは配送業務が行えないということがない。
パンタグラフジャッキによりジャッキのネジの水平方向の伸縮を上下方向の伸縮に変換して本体を昇降させるので、運転動力が小さくなる。更にパンタグラフジャッキは油圧シリンダよりも安価である上に構造が単純で故障が少なく、メンテナンスもほとんど必要ない。例え故障しても容易に修理することができ、従ってその修理費用も低く抑えることができる。そして、油圧装置のような定期的なメンテナンスや調整等が不要となりランニングコストが安価となる。
上部構造が変更されても本体は共通であるので、製造コストを抑えることができると共に製造期間も短縮される。また、本体に搭載する本体の設計変更や仕様変更が容易にできる。
T トラック
T1 荷台
1 車載装置
1a 本体
1b 荷箱体
2 パンタグラフジャッキ
3 アウトリガー(支持脚)
4a 支持部材
4b 支持部材
5 ベースシャーシ
8 高さ保持部
9 搬入口
T1 荷台
1 車載装置
1a 本体
1b 荷箱体
2 パンタグラフジャッキ
3 アウトリガー(支持脚)
4a 支持部材
4b 支持部材
5 ベースシャーシ
8 高さ保持部
9 搬入口
Claims (3)
- 平ボディトラックの荷台に着脱自在に載置されて運搬される車載装置において、前記車載装置は平板状本体と、該本体に設置される荷箱体とを有し、
前記平板状本体の両側部に装着すると共に該本体を前記トラックの荷台より高い位置に支持できる支持脚を設け、
前記本体の下面に昇降装置を設け、該本体を前記平ボディトラックの荷台の上方にリフトできるように構成したことを特徴とする車載装置。 - 前記昇降装置がパンタグラフジャッキであることを特徴とする請求項1記載の車載装置。
- 前記平板状本体の下面に高さ保持部を設け、この保持部により前記昇降装置に荷重が加わらないように前記平ボディトラックの荷台上に本体が支持されることを特徴とする請求項1記載の車載装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007003649U JP3134654U (ja) | 2007-05-18 | 2007-05-18 | 車載装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007003649U JP3134654U (ja) | 2007-05-18 | 2007-05-18 | 車載装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3134654U true JP3134654U (ja) | 2007-08-23 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011521156A (ja) * | 2008-05-23 | 2011-07-21 | シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト | 先端部ブラケット |
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2007
- 2007-05-18 JP JP2007003649U patent/JP3134654U/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2011521156A (ja) * | 2008-05-23 | 2011-07-21 | シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト | 先端部ブラケット |
US8366360B2 (en) | 2008-05-23 | 2013-02-05 | Siemens Aktiengesellschaft | Tip end bracket |
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