JP3134317U - コネクタ組立工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】1つで端末処理を含む複数の処理機能を有し、光コネクタの構成部品の組み付け作業が容易なコネクタ組立工具を提供すること。
【解決手段】光ファイバがシースで被覆された直径の異なる複数の光ファイバコードの端部に光コネクタを組み付ける際に掌中に把持して使用するコネクタ組立工具は、表示部9によって光ファイバコードに複数の前処理位置をマーキングし、コード溝1b,1c,5b,5cと切り裂き刃2,3とを有する切り裂き部1a,5aによって光ファイバコードを縦裂きし、及び配置部1m,5mによって光コネクタの構成部品の組み付けを行う。
【選択図】 図1

Description

本考案は、光ファイバコード端部のシースを長手方向に沿って所定長さ裂いた後、部品を取り付けて光コネクタを組み立てる際に使用するコネクタ組立工具に関するものである。
従来、光ファイバコードは、光ファイバに張力が作用する場所で使用され、光ファイバ心線と抗張力繊維とをシースで被覆することによって、光ファイバ心線に機械的強度が付与されている。この光ファイバコードは、光コネクタを組み付ける際、光コネクタの構成部品を仮装着した後、端部のシースを長手方向に沿って裂き、露出した前記光ファイバ心線を所定長さに切断する。そして、前記光ファイバ心線にフェルールを取り付けた他の光ファイバ心線を接続し、前記抗張力繊維とシースとを所定長さに切断する等の端末処理を施した後、前記構成部品を組み付けて光コネクタを組み立てている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−235656号公報
ところで、光コネクタを組み立てる際、光ファイバコードは、個別の工具を用いて前記複数の端末処理を施しており、処理ごとに工具を取り替える必要があるため端末処理作業が面倒なうえ、構成部品の組み付けに熟練を要するという問題があった。
本考案は、上記に鑑みてなされたものであって、1つで端末処理を含む複数の処理機能を有し、光コネクタの構成部品の組み付け作業が容易なコネクタ組立工具を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本考案のコネクタ組立工具は、一端が連結され、他端が開閉自在な第1把持部材と第2把持部材とを備え、光ファイバがシースで被覆された直径の異なる複数の光ファイバコードの端部に光コネクタを組み付ける際に掌中に把持して使用するコネクタ組立工具であって、前記第1把持部材及び前記第2把持部材は、閉方向に対向する面に幅方向に並行に形成され、それぞれ直径の異なる光ファイバコードを相対移動自在に把持する複数のコード溝と、前記各コード溝に設けられ、前記シースを長手方向に沿って縦裂きにする切り裂き刃とを有する切り裂き部と、前記光コネクタの構成部品を配置して組み付ける配置部と、少なくとも一方に設けられ、前記光コネクタを組み付ける際の光ファイバコードの複数の前処理位置を案内する表示部と、を備え、前記表示部によって前記光ファイバコードに複数の前処理位置をマーキングし、前記切り裂き部によって前記光ファイバコードを縦裂きし、及び前記配置部によって前記構成部品の組み付けを行うことを特徴とする。
また、本考案のコネクタ組立工具は、上記の考案において、前記各コード溝の近傍には、前記切り裂き刃の位置を示す位置が表示されていることを特徴とする。
また、本考案のコネクタ組立工具は、上記の考案において、前記第1把持部材及び前記第2把持部材は、前記シースを縦裂きにする際に当該コネクタ組立工具を前記光ファイバコードに対して移動させる方向が表示されていることを特徴とする。
また、本考案のコネクタ組立工具は、上記の考案において、前記第1把持部材と第2把持部材との間には、前記一端を開方向に付勢するばねが配置されることを特徴とする。
本考案のコネクタ組立工具は、第1把持部材と第2把持部材の表示部によって光ファイバコードに複数の前処理位置をマーキングし、切り裂き部によって光ファイバコードを縦裂きし、及び配置部によって光コネクタの構成部品の組み付けを行うので、1つで端末処理を含む複数の処理機能を有し、光コネクタの構成部品の組み付け作業が容易になるという効果を奏する。
以下、図面を参照して本考案のコネクタ組立工具にかかる実施の形態を詳細に説明する。図1は、本考案のコネクタ組立工具の斜視図である。図2は、図1に示すコネクタ組立工具の正面図である。図3は、図2に示すコネクタ組立工具の左側面図である。図4は、図1に示すコネクタ組立工具を構成する第1把持部材の平面図である。ここで、図2は、第2把持部材5の表示部を省略している。
コネクタ組立工具は、図1〜図3に示すように、第1把持部材1と、第2把持部材5とを備え、第1把持部材1及び第2把持部材5の一端が連結ピン4によって連結され他端が開閉自在に構成されている。
第1把持部材1は、図1〜図4に示すように、切り裂き部1a、配置部1m及び表示部9を有している。
切り裂き部1aは、図1,図4及び図5に示すように、第2把持部材5と閉方向に対向する上面に幅方向に沿ってコード溝1b,1cが並行に形成され、コード溝1b,1cのそれぞれに切り裂き刃2,3が設けられている。
コード溝1bは、公称直径3.0mm(直径2.8mm)の光ファイバコードを相対移動自在に把持する溝であり、図1,図4及び図5に示すように、切り裂き刃2が設けられている。切り裂き刃2は、コード溝1bに突出する先端部分が三角形に成形され、光ファイバコードのシースを長手方向に沿って縦裂きする刃であり、コード溝1bの底部に沿って形成されたスリット1dに配置されている。切り裂き刃2は、図1〜図4に示すように、切り裂き部1aの4箇所に設けたねじ穴1eに螺着する止めねじによって切り裂き部1aに固定されている。このとき、切り裂き部1a上面のコード溝1bを挟む両側には、切り裂き刃2の位置、即ち、光ファイバコードのシースの縦裂き開始位置を示す線状の表示溝1fが形成されている。
コード溝1cは、公称直径2.0mm(直径2.0mm)の光ファイバコードを相対移動自在に把持する溝であり、図1,図4及び図5に示すように、切り裂き刃3が設けられている。切り裂き刃3は、コード溝1cに突出する先端部分が三角形に成形され、光ファイバコードのシースを長手方向に沿って縦裂きする刃であり、コード溝1cの底部に沿って形成されたスリット1gに切り裂き刃2に対して幅方向の位置をずらして配置されている。切り裂き刃3は、図1〜図4に示すように、切り裂き部1aの4箇所に設けたねじ穴1hに螺着する止めねじによって切り裂き部1aに固定されている。
連結部1jは、第1把持部材1を連結ピン4によって第2把持部材5と連結する部分であり、図4に示すように、第1把持部材1一端の幅方向中央に形成されている。ここで、連結部1jは、図2に示すように、連結ピン4が配置される側の下部に携帯用の紐を通すストラップ孔1kが幅方向に形成されている。
配置部1mは、このコネクタ組立工具を用いて光コネクタを組み立てる際、光コネクタの構成部材であるストップリングを配置して保持する部分である。配置部1mは、第1把持部材1の他端に下側が上側よりも狭くなる段状に形成されている。
また、第1把持部材1は、図1,図2及び図4に示すように、切り裂き部1aと連結部1jとの間の上面に凹部1nが形成され、第2把持部材5の対応する位置に形成された凹部5nとの間に第2把持部材5を開く方向へ付勢するコイルばね6が配置されている。更に、第1把持部材1は、下面に方向表示シール7(図14参照)が貼付されている。方向表示シール7は、コード溝1b又はコード溝1cに把持した光ファイバコードのシースを縦裂きする際に光ファイバコードに対して移動させる方向を光ファイバコードの公称直径と共に表示している。
第2把持部材5は、図1〜図3及び図6に示すように、切り裂き部5a及び配置部5mを有している。
切り裂き部5aは、図1〜図3及び図6に示すように、第2把持部材5と閉方向に対向する上面に幅方向に沿ってコード溝5b,5cが並行に形成され、コード溝5b,5cのそれぞれに切り裂き刃2,3が設けられている。
コード溝5bは、公称直径3.0mmの光ファイバコードを相対移動自在に把持する溝であり、図6に示すように、切り裂き刃2が設けられている。切り裂き刃2は、コード溝5bの底部に沿って形成されたスリット5d(図1,図2,図6参照)のコード溝1bに設けた切り裂き刃2と対応する位置に配置されている。切り裂き刃2は、切り裂き部5aの4箇所に設けたねじ穴5e(図1〜図3,図6参照)に螺着する止めねじによって切り裂き部5aに固定されている。
コード溝5cは、公称直径2.0mmの光ファイバコードを相対移動自在に把持する溝であり、図6に示すように、切り裂き刃3が設けられている。切り裂き刃3は、コード溝5cの底部に沿って形成されたスリット5g(図2,図6参照)のコード溝1cに設けた切り裂き刃3と対応する位置に配置されている。切り裂き刃3は、切り裂き部5aの4箇所に設けたねじ穴5h(図3,図6参照)に螺着する止めねじによって切り裂き部5aに固定されている。このとき、切り裂き部5a下面のコード溝5cを挟む両側には、切り裂き刃2の位置、即ち、光ファイバコードの縦裂き開始位置を示す線状の表示溝5fが形成されている。
ここで、第1把持部材1及び第2把持部材5のコード溝1b,5b及びコード溝1c,5cに設けた切り裂き刃2及び切り裂き刃3は、上下方向に形成したねじ穴1e,1h及びねじ穴5e,5hのそれぞれに螺着する止めねじによって突出量を調整することができる。
連結部5jは、第2把持部材5を連結ピン4によって第1把持部材1と連結する部分であり、図6に示すように、第2把持部材5一端の幅方向両側の2箇所に形成されている。
配置部5mは、このコネクタ組立工具を用いて光コネクタを組み立てる際、光コネクタの構成部材であるプラグフレームを配置して保持する配置部であり、ブッシュが挿着されている。
表示部9は、第2把持部材5の側面に貼付した案内表示シールであり、光コネクタを組み付ける際に光ファイバコードに複数の前処理位置をマーキングするために用いられる。表示部9は、図7に示すように、複数の表示線L1〜L5によって複数の前処理位置を実寸表示している。図7において、光ファイバコード10は、縦裂きしたシース13の先端を除去して抗張力繊維12と光ファイバ11をそれぞれ所定長さ露出させると共に、光ファイバ11の先端から被覆11bを除去して裸ファイバ11aを所定長さ露出させた状態を模式的に示している。
ここで、表示線L1は、前処理位置をマーキングする光ファイバコード10の先端を位置決めする線であり、表示線L2は、光ファイバ11の切断位置を表示し、表示線L3は、抗張力繊維12を切り揃える切断位置及び光ファイバの被覆除去位置を表示している。また、表示線L4は、縦裂きしたシース13の先端を除去して抗張力繊維12と光ファイバ11を露出させる位置を表示し、表示線L5は、光ファイバコード10の縦裂き開始位置を表示している。
また、第2把持部材5は、図1に示すように、上面に方向表示シール8が貼付されている。方向表示シール8は、方向表示シール7と同様に、コード溝1b又はコード溝1cに把持した光ファイバコードのシースを縦裂きする際に光ファイバコードに対して移動させる方向を光ファイバコードの公称直径と共に表示している。
このように構成されるコネクタ組立工具は、光ファイバコードの端部に光コネクタを組み立てる際に以下のようにして使用される。ここで、以下は、作業者が右利きであり、公称直径3.0mmの光ファイバコード10を使用する場合についての説明である。
先ず、光ファイバコード10の縦裂き作業の前に、光ファイバコード10に光コネクタの構成部品であるゴムブーツ21、リング22、かしめリング23、ストップリング24及びスプリング25を仮装着しておく。次に、光ファイバコード10の先端を第2把持部材5側面の表示部9の表示線L1に合わせ、表示線L2〜L5に対応するシース13の位置に周方向にマーキングM2〜M5(図9,図10参照)を施す。これらのマーキングM2〜M5は、位置が分かればよいので線分で十分である。
次いで、第1把持部材1を下側にしてコネクタ組立工具を右手に把持し、コード溝1bに光ファイバコード10を配置する。このとき、光ファイバコード10は、表示線L5に対応するマーキングM5が切り裂き刃2の位置を示す表示溝1fに一致するようにコード溝1bに配置する。
その後、第1把持部材1を第2把持部材5と共に閉じ、光ファイバコード10をコード溝1bとコード溝5bとの間に移動自在に把持する。これにより、図8に示すように、コード溝1bに設けた切り裂き刃2とコード溝5bに設けた切り裂き刃2が上下から光ファイバコード10のシース13に付き刺さる。
そして、コネクタ組立工具から延出した光ファイバコード10の長い方をコネクタ組立工具の近傍で左手によって把持し、右手に把持したコネクタ組立工具を、方向表示シール8にΦ3.0と表示された方向へ、図9に矢印で示すように移動させる。これにより、コード溝1bに設けた切り裂き刃2とコード溝5bに設けた切り裂き刃2がシース13を上下から長手方向に沿って切り裂き、光ファイバコード10は、図10に示すように前処理される。
次いで、マーキングM3の位置から先端側の被覆11bを除去して裸ファイバ11aを露出させると共に、マーキングM3の位置で抗張力繊維12を切断する。そして、マーキングM2の位置で裸ファイバ11aを切断し、マーキングM4の位置で縦裂きしたシース13を切断する。
このようにして端末処理が終了した後、必要に応じて予めフェルール26に取り付けた光ファイバ27と光ファイバ11とを融着接続し、融着接続部を補強スリーブ28で補強する。その後、図11に示すように、前記複数の構成部品を組み付けて光ファイバコード10の端部に光コネクタを組み立てる。このとき、光コネクタは、ストップリング24をスプリング25と共に、フェルール26側へ移動してプラグフレーム29と組み付けるが、この組み付け作業の際に再度コネクタ組立工具を使用する。
ここで、コネクタ組立工具は、フェルール26を取り付けると共に、光コネクタの構成部品を仮装着した光ファイバコード10のストップリング24を第1把持部材1の配置部1mに保持すると共に、プラグフレーム29を第2把持部材5の配置部5mに保持する。そして、図12に示すように、第1把持部材1を第2把持部材5と共に閉じて切り裂き部1a,5aを係合させると、ストップリング24とプラグフレーム29とが簡単に組み付けられる。このとき、ストップリング24とプラグフレーム29の間に、フェルール25とスプリング25が保持される。また、ストップリング24がプラグフレーム29に適性に組み付けられるとクリック音がするので、作業者は、適性に組み付けられたことを簡単に確認することができる。
この後、図11に示すゴムブーツ21、リング22及びかしめリング23をストップリング24側へ移動させ、プラグフレーム29をプラグハウジング30に挿着して光コネクタに組み立てる。これにより、図13に示すように、光ファイバコード10の端部に光コネクタ20を組み付けたコネクタ付光ファイバコードが製造される。
このとき、ストップリング24のローレット部24aの周囲に抗張力繊維12を広げて被せ、先端側を縮径させてかしめリング23をストップリング24の後部に取り付けると共に、抗張力繊維12をかしめリング23とストップリング24とで固定する。
次いで、光ファイバコード10の予め所定長さ縦裂きしておいたシース13を引き戻すようにしてかしめリング23の後部に被せ、リング22を縮径させてリング23の後部とリング22とでシース13を把持する。そして、これらに後方からゴムブーツ21を被せ、プラグフレーム29をプラグハウジング30に挿着して光コネクタ20の組み立てが完了する。
このように、本考案のコネクタ組立工具は、表示部9によって光ファイバコード10に複数の前処理位置をマーキングし、切り裂き部1a,5aによって端末処理に係る光ファイバコード10を縦裂きし、及び配置部1m,5mによって光コネクタの構成部品の組み付けを行うので、光ファイバコード10の端末処理を含めて1つで複数の処理機能を有し、異なる端末処理ごとに工具を取り替える必要がないうえ、光コネクタの構成部品の組み付け作業が容易になる。しかも、本考案のコネクタ組立工具は、1つで複数の処理機能を有するので、作業ごとに用意する工具の数が減り、作業環境が悪い作業現場で使用しても複数の工具が錯綜して取り紛れるという心配もない。特に、本考案のコネクタ組立工具は、連結部1jに形成したストラップ孔1kに携帯用の紐を通しておけば、このような取り紛れの心配はおろか紛失も回避することができる。
なお、公称直径2.0mmの光ファイバコードを縦裂きする場合は、図1に示すコネクタ組立工具の上下を逆にし、第2把持部材5を下側にしてコネクタ組立工具を右手に把持し、公称直径2.0mm用のコード溝5cに光ファイバコードを配置する。次に、第1把持部材1を第2把持部材5と共に閉じ、図14に示すように、表示部9を利用してマーキングM2〜M5を施した光ファイバコード10Aをコード溝1cとコード溝5cとの間に移動自在に把持する。
そして、コネクタ組立工具から延出した光ファイバコード10Aの長い方をコネクタ組立工具の近傍で左手によって把持し、右手に把持したコネクタ組立工具を、方向表示シール8にΦ2.0と表示された方向へ移動させる。これにより、光ファイバコード10Aは、コード溝1cに設けた切り裂き刃3とコード溝5cに設けた切り裂き刃3によってシース13が長手方向に沿って縦裂きされる。
この後は、公称直径3.0mmの光ファイバコードの場合と同様に、残る端末処理を施した後、ストップリング24を第1把持部材1の配置部1mに保持すると共に、プラグフレーム29を第2把持部材5の配置部5mに保持する。そして、第1把持部材1を第2把持部材5と共に閉じて切り裂き部1a,5aを係合させ、スプリング25を介してストップリング24とプラグフレーム29とを組み付ける。
ここで、上述のコネクタ組立工具の操作方向は、右利きの作業者の場合であり、左利きの作業者の場合には下側にして把持する第1把持部材1や第2把持部材5が変わると共に、コネクタ組立工具を光ファイバコードに対して移動させる方向も逆方向となる。但し、本考案のコネクタ組立工具1は、第1把持部材1を下側にして把持することも、第2把持部材5を下側にして把持することも可能であるので、左右いずれの手に持っても操作することができる。従って、本考案のコネクタ組立工具は、はさみ等の工具のように右利き用と左利き用の二種類を用意する必要がなく、1つで右利き用としても、左利き用としても使用することができ、使い勝手に優れている。
尚、コネクタ組立工具は、処理する光ファイバコードの公称直径として2.0mmと3.0mmの場合について説明したが、これらの直径に限定されるものではない。また、コネクタ組立工具は、一端を開方向に付勢するばねとしてコイルばねを使用したが、このばねがなくても各種処理はできる。
また、コネクタ組立工具は、ストップリング24を第1把持部材1の配置部1mに保持すると共に、プラグフレーム29を第2把持部材5の配置部5mに保持した。しかし、コネクタ組立工具は、これとは逆に、配置部1mを第2把持部材5に形成すると共に、配置部5mを第1把持部材1に形成し、ストップリング24を第1把持部材1の配置部5mに保持すると共に、プラグフレーム29を第2把持部材5の配置部1mに保持するようにしてもよい。更に、コネクタ組立工具は、コイルばねに代えてねじりコイルばねを使用してもよいし、コード溝も3本以上あってもよい。
本考案のコネクタ組立工具の斜視図である。 図1に示すコネクタ組立工具の正面図である。 図2に示すコネクタ組立工具の左側面図である。 図1に示すコネクタ組立工具を構成する第1把持部材の平面図である。 第1把持部材1の切り裂き部及び配置部を示す拡大斜視図である。 図1に示すコネクタ組立工具を構成する第2把持部材を下側から見た底面図である。 光コネクタを組み付ける際の光ファイバコードの複数の前処理位置を表示した案内表示シールを示す図である。 コネクタ組立工具のコード溝に設けた切り裂き刃が上下から光ファイバコードのシースに付き刺さった状態を示す図である。 マーキングを施した公称直径3.0mmの光ファイバコードを縦裂きにする場合のコネクタ組立工具の移動方向を説明する図である。 マーキングを施した光ファイバコードのシースを長手方向に沿って切り裂いた状態を示す図である。 複数の構成部品を組み付けて光ファイバコードの端部に光コネクタを組み立てる状態を示す分解組立図である。 コネクタ組立工具の第1把持部材を第2把持部材と共に閉じて切り裂き部を係合させ、ストップリングとプラグフレームとを組み付ける状態を示す斜視図である。 コネクタ付光ファイバコードの完成図である。 マーキングを施した公称直径2.0mmの光ファイバコードを縦裂きにする場合のコネクタ組立工具の移動方向を説明する図である。
符号の説明
1 第1把持部材
1a 切り裂き部
1b,1c コード溝
1m 配置部
2,3 切り裂き刃
5 第2把持部材
5a 切り裂き部
5b,5c コード溝
5m 配置部
6 コイルばね
7,8 方向表示シール
9 表示部
10 光ファイバコード
11 光ファイバ
12 抗張力繊維
13 シース

Claims (4)

  1. 一端が連結され、他端が開閉自在な第1把持部材と第2把持部材とを備え、光ファイバがシースで被覆された直径の異なる複数の光ファイバコードの端部に光コネクタを組み付ける際に掌中に把持して使用するコネクタ組立工具であって、
    前記第1把持部材及び前記第2把持部材は、
    閉方向に対向する面に幅方向に並行に形成され、それぞれ直径の異なる光ファイバコードを相対移動自在に把持する複数のコード溝と、前記各コード溝に設けられ、前記シースを長手方向に沿って縦裂きにする切り裂き刃とを有する切り裂き部と、
    前記光コネクタの構成部品を配置して組み付ける配置部と、
    少なくとも一方に設けられ、前記光コネクタを組み付ける際の光ファイバコードの複数の前処理位置を案内する表示部と、
    を備え、前記表示部によって前記光ファイバコードに複数の前処理位置をマーキングし、前記切り裂き部によって前記光ファイバコードを縦裂きし、及び前記配置部によって前記構成部品の組み付けを行うことを特徴とするコネクタ組立工具。
  2. 前記各コード溝の近傍には、前記切り裂き刃の位置を示す位置が表示されていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ組立工具。
  3. 前記第1把持部材及び前記第2把持部材は、前記シースを縦裂きにする際に当該コネクタ組立工具を前記光ファイバコードに対して移動させる方向が表示されていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ組立工具。
  4. 前記第1把持部材と第2把持部材との間には、前記一端を開方向に付勢するばねが配置されることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ組立工具。
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