JP3134249B2 - し尿類の処理における微砂の除去方法 - Google Patents

し尿類の処理における微砂の除去方法

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、し尿、浄化槽汚泥処理
において、夾雑物を分離、除去する前処理工程中での微
砂を除去する方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】生し尿や浄化槽汚泥(以下し尿類とい
う)は、バキューム車で集められて処理施設に搬入さ
れ、まず沈砂槽で砂利や大粒の砂を分離、除去した後受
入槽に入れられ、前処理工程を経て微細な砂や夾雑物
(し渣、ゴミ)を除去し、生物学的等の汚水処理工程に
送られるようになっている。 【0003】上記の前処理工程では、従来、図2に示す
ように、し尿類は沈砂槽1で砂利類を分離した後受入槽
2に貯められる。受入槽2に入ったし尿類は、砂砕機3
により夾雑物が細かく破砕されてドラムスクリーン4に
送られ、し尿類中の夾雑物が除去される。除去された夾
雑物はスクリュープレスに送られて含水率60%程度まで
脱水され、焼却炉6へと送られる。夾雑物を除去された
し尿類は中継槽7に貯められる。 【0004】中継槽7に入ったし尿類は、ポンプP1で液
体サイクロン8に圧送される。液体サイクロン8では、
し尿類中に含まれている微砂分の分離がなされ、微砂を
除去されたし尿類は液体サイクロン8の上部より排出さ
れて、前処理工程の終りにある貯留槽9へ送られる。他
方、微砂分を含むし尿類は下部より排出され、微砂用ド
ラムスクリーン10に入り、そこで含水率90〜95%のもの
にされて焼却炉6へと送られ、スクリュープレス5より
の夾雑物とともに焼却処理される。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】とろこで、し尿類には
意外と多量の砂分が含まれているものである。搬入され
たし尿類は、最初投入された沈砂槽で粗い砂類は除去さ
れるが、微細な砂分はし尿と共に前処理工程を通過して
主処理設備へと流入することになる。この砂分は、ポン
プなどの機器類を傷め寿命を短縮したリトラブルを引き
おこす原因の一つとなっていた。 【0006】そのため、上記従来の前処理工程では、液
体サイクロン8を設けて微砂分を除去するようにして、
沈砂槽1だけの場合の約5倍の砂分の除去ができるよう
になった。しかし、この従来法では、液体サイクロン8
で分離された微砂を、微砂用スクリーン10で水切りをし
て焼却炉に送っているが、微砂用スクリーン10で分離さ
れた微砂分の含水率は90〜95%と高いため、焼却炉に大
きな負荷がかかっている、という問題があった。 【0007】本発明は、上記従来の問題点を解決するた
めになされたもので、液体サイクロンから微砂用ドラム
スクリーンを経て出てくる微砂を、し尿類の夾雑物と混
合してスクリュープレスで脱水して、含水率を大巾に減
少させて焼却炉に送るようにし、焼却炉の負荷を少なく
し、経済的な微砂の除去処理を可能にしようとするもの
である。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の構成について、実施例に対応する図面を参
照して説明すると、本発明は、し尿類に含まれている夾
雑物及び微砂を除去して焼却処理する方法において、し
尿類より夾雑物を除去した後、微砂分を除去し、その除
去された微砂分を、除去された夾雑物と混合し、夾雑物
とともに脱水処理し、夾雑物に微妙を捕促させて焼却す
ることを特徴とするものである。 【0009】 【実施例】以下、本発明の実施例について、図1に示す
フローシートを参照して説明する。図において1は沈砂
槽、2は受入槽で、従来同様に、し尿類は沈砂槽1に投
入され、砂利や大粒の砂などが除去されて受入槽2に入
れられる。受入槽2に入ったし尿類はその底部から引き
出され、し尿類に混入されている布、紙、ビニールなど
の夾雑物を破砕機3によって細かくされて、ドラムスク
リーン4に送られる。 【0010】ドラムスクリーン4には目巾が1〜6mmの
スクリーンが用いられ、し尿類中にある夾雑物の一部は
ここで除去されて次のスクリュープレス5に送られ、液
分は中継槽7に流入される。スクリュープレス5に送ら
れた夾雑物は、ここで含水率60%程度まで脱水されて焼
却炉6に送り込まれ、絞り出された液分は受入槽7に流
入する。 【0011】中継槽7に流入したし尿類中には、上記の
各工程では除去されなかった微細な砂分が含まれてい
る。この微砂を除去するために、中継槽7のし尿類はポ
ンプP1で液体サオクロン8に圧送される。微砂の分離さ
れたし尿類の液分は、液体サイクロン8の上部より排出
されて貯留槽9に送られることになる。分離された微砂
は一部液分とともに液体サイクロン8の下部から排出さ
れる。この排出量は液体サイクロン8へ圧送されたし尿
類量の5%程度となる。 【0012】液体サイクロン8より排出された微砂分と
液分は、目巾を 0.3mm程度とした微砂専用のドラムスク
リーン10に送入される。このドラムスクリーン10では微
砂の一部が捕促、除去され、含水率90〜95%とされた微
砂を含む液分が排出される。そして、この排出されたも
のは、ドラムスクリーン4よりスクリュープレス5に送
られる夾雑物に合流される。したがって、スクリュープ
レス5へは、上記の夾雑物と微砂を含む液分との混合物
が送られることになる。そのため、スクリュープレス5
においては、夾雑物がフィルタ−の役目を果すようにな
って、夾雑物は微砂を補促した状態で、含水率60%程度
まで脱水され、焼却炉6に送られることになる。また、
微砂用ドラムスクリーンより排出された微砂分を含んだ
高含水率の液分は、これをドラムスクリーン4よりの夾
雑物と混合してスクリュープレス5により脱水するの
で、夾雑物に微砂の混在した低含水率のものが焼却処理
されることになり、焼却炉に余分な負荷をかけないです
むことになる。そして、夾雑物と砂などの除去を終えた
し尿類は、貯留槽9よりポンプP2によりし尿類の主処理
設備へと送られることになる。 【0013】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
微砂用ドラムスクリーンよりの微砂を含む排出物を、そ
のまま焼却炉に送入することなく、これをドラムスクリ
ーンよりの夾雑物と混合してスクリュープレスによる脱
水を経て焼却炉に送入するようにしたので、その脱水処
理にあたって、夾雑物がフィルターの役目をなして、微
砂は夾雑物に補促されて流出が防止され、しかも含水率
が60%程度にされて夾雑物とともに焼却炉に送られるこ
とになる。したがって、焼却炉に余分な負荷をかけな
く、夾雑物及び微砂の焼却処理が経済的に行えることに
なる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例を示す工程図である。 【図2】従来法を示す工程図である。 【符号の説明】 1 沈砂槽 2 受入槽 3 破砕機 4 ドラムスクリーン 5 スクリュープレス 6 焼却炉 7 中継槽 8 液体サイクロン 9 貯留槽 10 微砂用ドラムスクリーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 1/02 C02F 11/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 し尿類に含まれている夾雑物及び微砂を除去して焼却処
    理する方法において、し尿類より夾雑物を除去した後、
    微砂分を除去し、その除去された微砂分を、除去された
    夾雑物と混合し、夾雑物とともに脱水処理し、夾雑物に
    微砂を捕捉させて焼却することを特徴とする、し尿類の
    処理における微砂の除去方法。
JP06150542A 1994-06-08 1994-06-08 し尿類の処理における微砂の除去方法 Expired - Fee Related JP3134249B2 (ja)

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