JP3134096U - カラム挿入治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガスクロマトグラフのカラム接続孔へキャピラリカラムを容易に挿入可能にするカラム挿入治具を提供する
【解決手段】接続されるキャピラリカラムを緩嵌できる直線状の案内溝73を有するガイド材71と、このガイド材71をキャピラリカラムの接続対象機器上でカラム接続孔43cの軸心の延長線上に案内溝73を位置決めする位置決め手段(位置決め溝74)とを備える。このような構成により、ガスクロマトグラフに係着されたガイド材71の案内溝73に沿って接続すべきカラムをスライドさせるだけで、容易にカラムの先端をカラム接続孔に挿入することができる。
【選択図】 図1

Description

本考案は、ガスクロマトグラフ等にキャピラリカラムを装着する際に、キャピラリカラムの先端をカラム接続孔に容易に挿入可能にするカラム挿入治具に関する。
ガスクロマトグラフィでは試料成分を分離するためのカラムをオーブン内に装着して用いる。カラムとしては、近年は溶融石英の細管から成るキャピラリカラム(以下、特にキャピラリであることを強調する場合以外は単にカラムと記す)が主として用いられ、また、オーブンは、例えば特許文献1にも従来技術として示されているように、前面に扉を有する箱形オーブンが一般的である。
図3に従来のガスクロマトグラフ用オーブンの構造の一例を示す。同図は前面の扉に平行な面で切った縦断面図を示し、前面の扉は紙面手前にあるものとする。
同図に示すように、オーブン2の筐体は、金属板の間に断熱材を挟んだ槽壁23で構成され、その内部空間である槽室24にカラム4が収められ、カラム4の後方(紙面奥)には図示しない加熱用ヒータと槽内空気を循環させるファンが設けられる。オーブン2の上部には、分析すべき試料をカラム4に導入する試料導入部5とカラム4で分離された試料成分を検出し電気信号として取り出す検出器6が設けられる。試料導入部5と検出器6の底部はそれぞれカラム接続部51および61としてオーブン2の内壁下面(天井面)に露出しており、これらにカラム4の両端がそれぞれ接続されている。
図4はカラム接続部51または61におけるカラム接続の詳細を示す。
同図においては図3に示すものと同一物には同符号を付すことで再度の説明を省く。41はカラム4を固定するためのナット、42は気密接続を保つための軟質材から成るフェルール、43はキャピラリ用アダプタである。カラム接続部51または61は、旧来のパックドカラム(例えば、外径5mmのガラスカラム)も接続できるように構成されているので、外径0.5mm前後のキャピラリカラムはキャピラリ用アダプタ43を介して接続する必要がある。キャピラリ用アダプタ43は、パックドカラムと等しい外径の胴部43aとナット41に螺合するネジ部43bとが同軸に連成された筒状体であり、ネジ部43bの端面にカラム接続孔43cが開口している。
カラム4の接続は、図4に示すように、カラム4の先端をキャピラリ用アダプタ43のカラム接続孔43cに所定長さLだけ挿入し、フェルール42を挟んでナット41をネジ部43bに締め付けることで行われる。
特開2001−108664号公報
上記のカラム接続作業に際し、カラムの先端をカラム接続孔に挿入するのは難しい。これは、薄暗いオーブン内で細いカラムを小さい孔に挿入する困難さばかりでなく、カラムの挿入部分(図4に示す範囲L)が汚れると高感度分析に支障が生じるので、この部分に手を触れずに挿入しなければならないという制約があるからである。また、挿入し損ねて何度もやり直すと、カラムの先端が汚れてそこが汚染源となり、分析に妨害を与える可能性もある。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたものであり、従来は困難であったカラム接続孔へのカラム挿入を容易に行えるようにするカラム挿入治具を提供することを目的とする。
本考案は、上記課題を解決するために、接続すべきカラムを緩嵌できる直線状の案内溝を有するガイド材と、このガイド材をキャピラリカラムの接続対象機器上でカラム接続孔の軸心の延長線上に前記案内溝を位置決めする位置決め手段とを備える。このような構成により、ガスクロマトグラフのカラム接続部に係着されたガイド材の案内溝に沿って接続すべきカラムをスライドさせるだけで、容易にカラムの先端をカラム接続孔に挿入することができる。
本考案は上記のように構成されているので、ガスクロマトグラフにカラムを短時間で能率よく装着することができ、また、装着作業に際してカラムの汚染を未然に防ぐことができる。
本考案が提供するカラム挿入治具の第1の特徴は、ガイド材にカラムを緩嵌できる直線状の案内溝を設けるように構成した点にあり、第2の特徴は、このガイド材をキャピラリカラムの接続対象機器上でカラム接続孔の軸心の延長線上に前記案内溝を位置決めする位置決め手段を備えるように構成した点である。従って、最良の形態の基本的な構成は、上記の構成を具備するカラム挿入治具である。
図1に本考案の一実施例を示す。同図においては図3または図4と同一物には同符号を付すことで再度の説明を省く。なお、図1における試料導入部5(または検出器6)はガスクロマトグラフから取り外して横向きに置いた状態で示す(一般的な使用状態では、図1の右側が下になる)。
本考案になるカラム挿入治具7は、金属製のガイド材71とこれを試料導入部5(または検出器6)に取り付けるためのアーム材72で構成される。ガイド材71には、接続すべきカラムを、その中で摺動できる程度に緩く嵌め込める直線状の溝(案内溝73)と、これよりも幅の広い位置決め溝74とが連続して同軸に刻設されている。位置決め溝74は、断面が半円形、またはU字形の溝であって、キャピラリ用アダプタ43の胴部43aに嵌合するように寸法が定められている。ガイド材71に固定されたアーム材72は、適度の弾性を有するコ字形の板金製で、両端付近の穴を試料導入部5(または検出器6)に予め植設されたピン75に嵌め込むことで、ガイド材71がガスクロマトグラフに取り付けられる。アーム材72の弾性を利用して、両アームの間隔を少し広げることで、簡単に取り外すこともできる。
図2(A)は、カラム挿入治具7の使用状態を示す。以下、同図および図1を参照しながら、カラム挿入治具7を使用してキャピラリカラムを接続する過程を説明する。同図においては、図1と同一物には同符号を付してあるので再度の説明を省く。
図1に示す状態からガイド材71を手で押してピン75の回りに、図1中に弧状矢印で示す方向に回動させると、位置決め溝74とキャピラリ用アダプタ43の胴部43aとが嵌合して図2(A)の状態となる。この位置では、カラム接続孔43cの軸心の延長線上に案内溝73が来る(位置決めされる)ことになるから、この状態で図2(A)に示すように、接続すべきカラム4を案内溝73に沿って矢印方向にスライドさせると、カラム4の先端はスムーズにカラム接続孔43cに挿入される。その後、ガイド材71を図1の状態に戻してから、カラム4をさらに深く(図4に示す所定長さLだけ)挿入し、図4に示すナット41を締めて固定することで接続が終了する。
接続終了後、カラム挿入治具7を取り外してもよいが、本実施例のカラム挿入治具7は金属製であり耐熱性があるから、取り外さずにそのまま温度を上げて分析を行うこともできる。
図2(B)は本考案の他の実施例を示す。同図においては、図1と同一物には同符号を付してあるので再度の説明を省く。本実施例は、ガイド材71自体の構造は図1と同じであるが、アーム材72の代わりに2枚の板バネ76を備えたことが図1の実施例との相違点である。
ガイド材71にネジなどで固定されたこの板バネ76で、位置決め溝74に嵌合した胴部43aを抱くように押さえることで、ガイド材71をキャピラリ用アダプタ43に位置決めされた状態で取り付けることができる。その後、接続すべきカラムを案内溝73に沿ってスライドさせて挿入することは、図2(A)の場合と同様であるが、カラム4の先端がカラム接続孔43cに挿入された後、すぐにガイド材71を取り外してから、カラム4をさらに深く(図4に示す所定長さLだけ)挿入し、図4に示すナット41を締めて固定する。
本実施例は、図1に示す実施例に比べると、接続対象となる機器に予めピン75を設ける必要がないので、既存のガスクロマトグラフにも適用できる利点がある反面、使用の都度、取り付け取り外す必要があるので、紛失する可能性が大きいという欠点もある。また、キャピラリカラムを案内した後、すぐに取り外すので、耐熱性を必要としないから、適度な弾性を有するプラスチックを用いて板バネ76とガイド材71を一体に成型することにより安価に量産することもできる。
なお、本考案はガスクロマトグラフに限らず、キャピラリカラムの接続対象となる機器、例えばガスクロマトグラフ質量分析計におけるインターフェイス部にキャピラリカラムを接続する場合などにも適用できる。
本考案は、ガスクロマトグラフを始めとするキャピラリカラムを使用する機器に利用できる。
本考案の一実施例を示す図である。 本考案一実施例の使用状態と他の実施例を示す図である。 従来の構成を示す図である。 従来の構成の細部を示す図である。
符号の説明
2 オーブン
4 カラム
5 試料導入部
6 検出器
7 カラム挿入治具
23 槽壁
24 槽室
41 ナット
42 フェルール
43 キャピラリ用アダプタ
43a 胴部
43b ネジ部
43c カラム接続孔
51 カラム接続部
61 カラム接続部
71 ガイド材
72 アーム材
73 案内溝
74 位置決め溝
75 ピン
76 板バネ

Claims (1)

  1. ガスクロマトグラフ等におけるカラム接続孔にキャピラリカラムの先端を案内するカラム挿入治具であって、接続すべきキャピラリカラムを緩嵌できる直線状の案内溝を有するガイド材と、前記ガイド材を前記キャピラリカラムの接続対象機器上で前記カラム接続孔の軸心の延長線上に前記案内溝を位置決めする位置決め手段とを備えることを特徴とするカラム挿入治具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2015173933A1 (ja) * 2014-05-15 2017-04-20 株式会社島津製作所 フェルール容器及びフェルール入りフェルール容器
CN108931602A (zh) * 2017-05-23 2018-12-04 株式会社岛津制作所 柱安装方法及加热装置

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