JP3133833U - 懐中電灯 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】内部に電池が着脱自在に収容されたほぼ扁平な箱型のケース2よりなる本体1と、ケースに回動自在に支承された回転筒8aと、回転筒内に設けられ、かつ回転筒を回動することにより光の照射方向が可変自在な光源と、光源より照射された光を集光するレンズ14と、光源をオン、オフするスイッチ手段10と、ケースの一方の面に設けられ、かつ着衣等に挟着することにより本体を着衣等に固定するクリップ3と、ケースの他方の面に設けられ、かつ本体を壁や備品等に固定する固定手段とから構成したもので、消灯後に看護師が患者の様子を見たり脈や体温等を測定する際に両手が使えるため、作業が短時間で容易に行えると共に、ケースが扁平なことからポケット等に容易に収納できるため、使用しない場合でも邪魔になることがない。
【選択図】図1
Description
夜間の病室は定時になると消灯するため、病室へ行く看護師は懐中電灯を携帯することにより、病室内の電灯を点灯せずに患者の様子を見ているが、その際同じ病室に複数の患者が入院している場合、他の患者の睡眠を妨げないようにして様子を見る必要がある。
このため看護師が使用する懐中電灯には、希望する方向へのみ集中的に照明できること、患者の脈や体温等を測定する際に邪魔にならないように、手で持たなくても希望する個所を照明できること、携帯に便利なように小型であること、衣服や壁、机等の備品に固定した状態でも光の方向が簡単に変えられること等の条件が要求される。
前記公報に記載の「固定機構つき懐中電灯」は、懐中電灯の本体の一端側にクリップ状の固定器具が設けられ、本体のほぼ中間部に磁石が設けられている。
また本体の他端側には蛇腹により照明の方向が変えられる照明具が設けられていて、固定器具又は磁石により本体を台等に固定した状態で、希望する方向が照明できるように構成されている。
しかし病室の患者の近くに固定する机等の備品がない場合、手で持って照明しながら脈や体温等の測定を行わなければならず、作業に制限を受ける問題がある。
またベッドに横になった患者を起き上がらせて様子を見るような場合、照明する位置が絶えず変わると作業がしにくくなるため、懐中電灯を台等に固定して様子をみることになるが、その際固定した懐中電灯の位置を変えて照明方向を調整しなければならないため、作業が煩雑な上、調整作業に時間がかかる等の問題がある。
さらに全体が大型なため、看護師が手で持ったり、ポケット等に入れて携帯するのには不便である等の問題もある。
本考案はかかる従来の問題を改善するためになされたもので、看護師が夜間病室等を巡回するのに便利な懐中電灯を提供することを目的とするものである。
また光源より発せられた光は、レンズにより集光されて周囲へ拡散することがないので希望する場所のみ照明することができ、これによって他の患者の睡眠を妨げることもないため、看護師が使用する懐中電灯に最適である。
図1は懐中電灯の正面側の斜視図、図2は同背面側の斜視図、図3は裏蓋を外した状態の斜視図、図4は主要部の一部切欠斜視図である。
本考案の実施の形態になる懐中電灯の本体1は、前後方向に偏平で、かつ縦長な樹脂製のケース2よりなり、前後に分割された状態で成形された半割りケース2を互に重ね合せてビス等の固着具(図示せず)により固着することにより、前後のケース2が一体化されている。
ケース2の前面には、本体1を例えばポケットの上縁等に挟着する際に使用するクリップ3が設けられている。
クリップ3は、図1に示すようにほぼ正方形状の板体により形成されていて、上部に押圧部3aが、そして下部に挟着部3bが形成されており、ケース2の前面と対向する面に突設されたブラケットと、ケース2の前面に突設されたブラケットをピン(何れも図示せず)により互いに枢着することにより、ケース2に対しクリップ3が回動自在となっていると共に、ピンにはクリップ3の挟着部3bを狭着方向へ付勢するつる巻きばね等の付勢手段(図示せず)が嵌装されている。
クリップ3の押圧部3a表面には、クリップ3の先端を開きやすくするため、滑り止め3cが形成され、クリップ3の挟着部3b裏面には、ポケットの上縁等を狭着した際本体1の方向がずれないように滑り止め3dが形成されている。
裏蓋5は、電池収容室4の裏面側開口部と底面側開口部が同時に覆えるようにほぼL字形に形成されていて、電池収容室4内に収容された複数の電池6を押え付けると同時に、本体1に衝撃が加わっても電池6が抜け外れないようにケース2に着脱自に嵌合されており、裏蓋5の表面側下部と、ケース2の裏面側上部に固定手段7が設けられている。
これら固定手段7は、例えばフェライト磁石のような永久磁石により形成されていて、吸着面7aがケース2の裏面及び裏蓋5の表面とほぼ同一平面となるように、ケース2の裏面と裏蓋5にそれぞれ埋設されている。
照明手段8は、円弧状に湾曲されたケース2の上部中央に設けられていて、図4に示すようにほぼ円筒状の回転筒8aを有している。
回転筒8aの両端面には、中心部に支軸8bが水平方向に突設されていて、これら支軸8bはケース2内に形成された隔壁2bに回動自在に支承されている。
回転筒8aの内部は、ほぼ中央部に設けられた反射板13により上室8cと下室8dに2分割されていて、反射板13より上側の上室8cを覆うように半円筒状のレンズ14が嵌着されており、反射板13より下側の下室8dには、発光部が反射板13の上面に露出するように発光ダイオード(LED)よりなる光源15が複数個、例えば3個設けられている。
回転筒8aの一方の端面から突設された支軸8bの先端には、導電手段16を形成する歯車状のスリップリング16aが形成されている。
各接片16b、16cの基端部側は、ビス等の固着具17によりケースの2の内側に固着されていて、これら各接片16b、16cの一方介して電池6の一方の電極と光源15が図示しないリード線により接続され、電池6の他方の電極は、スイッチ手段10及び各接片16b、16cの他方を介して光源15に接続されている。
スイッチ手段10は例えば押しボタンスイッチにより形成されていて、図4に示すように回転筒8aの下方に設置されており、ケース2の側面に出没自在に突出された押しボタン10aの押圧を繰り返すことにより、光源15をオン、オフ(点滅)できるようになっている。
看護師等が懐中電灯を携帯する際誤って落としたりしないように、予めケース2の上部に形成された孔2aに紐状物9を挿通し、紐状物9を首に掛けてて使用するが、勿論紐状物9を付けずに使用することも可能である。
看護師等が夜間の消灯後に病室を巡回したり、患者から呼び出しがあって病室へ行く場合は、スイッチ手段10をオンにして光源15を点灯させた状態の本体1を手に持って光の方向をコントロールし、必要以外の場所は照明しないようにする。
次に患者の様子を見たり脈や体温等を測定する場合は、クリップ3を使用して本体1をポケットの上縁等に固定し、次に回転筒8aを指で回転させてレンズ14を希望する方向へ向ける。
このとき光源15より発せられた光は、レンズ14により集光されて周囲へ拡散することがないので、希望する場所(個所)へのみ照明することができるようになり、これによって他の患者の睡眠を妨げることなく患者の様子を見たり、脈や体温等の測定、点滴の交換等の作業が短時間で行えるようになる。
これによって本体1が邪魔になったり、本体1が患者に接触することなく患者を抱き起したり、体の向きを変える等の作業が行えるようになる。
さらに患者の様子や、脈拍数、体温等を記録する場合も本体1をクリップ3でポケットに固定したり、磁石で壁や備品等に固定することにより、両手を使って脈拍数や体温等の記録、点滴の交換等の作業が消灯後の病室でも容易かつ迅速に行えるようになる。
また看護師が使用する懐中電灯のみに限定されるものではなく、作業者が暗所で作業する際に使用しても勿論よい。
2 ケース
3 クリップ
6 電池
7 固定手段
8 照明手段
8a 回転筒
9 紐状物
10 スイッチ手段
14 レンズ
15 光源
Claims (5)
- 内部に電池が着脱自在に収容されたほぼ扁平な箱型のケースよりなる本体と、前記ケースに回動自在に支承された回転筒と、前記回転筒内に設けられ、かつ前記回転筒を回動することにより光の照射方向が可変自在な光源と、前記光源より照射された光を集光するレンズと、前記光源をオン、オフするスイッチ手段と、前記ケースの一方の面に設けられ、かつ着衣等に挟着することにより前記本体を着衣等に固定するクリップと、前記ケースの他方の面に設けられ、かつ前記本体を壁や備品等に固定する固定手段とを具備したことを特徴とする懐中電灯。
- 前記回転筒をほぼ180度回動できるようにしてなる請求項1に記載の懐中電灯。
- 前記固定手段を磁石または面状ファスナーにより形成してなる請求項1または2に記載の懐中電灯。
- 前記光源を発光ダイオードにより形成してなる請求項1ないし3の何れかに記載の懐中電灯。
- 前記ケースに紐状物を取り付けてなる請求項1ないし4の何れかに記載の懐中電灯。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007003411U JP3133833U (ja) | 2007-05-11 | 2007-05-11 | 懐中電灯 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007003411U JP3133833U (ja) | 2007-05-11 | 2007-05-11 | 懐中電灯 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3133833U true JP3133833U (ja) | 2007-07-26 |
Family
ID=43284463
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007003411U Expired - Fee Related JP3133833U (ja) | 2007-05-11 | 2007-05-11 | 懐中電灯 |
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013535794A (ja) * | 2010-08-03 | 2013-09-12 | ストリームライト、インク. | 回転自在な円筒形ヘッドを有する携帯用照明器具 |
WO2014199684A1 (ja) * | 2013-06-10 | 2014-12-18 | 株式会社 マキタ | ライト |
EP2601435A4 (en) * | 2010-08-03 | 2015-01-07 | Streamlight Inc | PORTABLE LIGHTING LAMP COMPRISING A ROTATING CYLINDRICAL HEAD |
US10151433B2 (en) | 2013-12-20 | 2018-12-11 | Streamlight, Inc. | Portable light having a molded housing and/or a dual function light source |
EP3619461A4 (en) * | 2017-05-05 | 2021-01-13 | Coast Cutlery Co. | ROTATABLE LIGHT |
-
2007
- 2007-05-11 JP JP2007003411U patent/JP3133833U/ja not_active Expired - Fee Related
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