JP2001325827A - キャビネット内照明装置 - Google Patents

キャビネット内照明装置

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JP2001325827A
JP2001325827A JP2000143023A JP2000143023A JP2001325827A JP 2001325827 A JP2001325827 A JP 2001325827A JP 2000143023 A JP2000143023 A JP 2000143023A JP 2000143023 A JP2000143023 A JP 2000143023A JP 2001325827 A JP2001325827 A JP 2001325827A
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cabinet
lighting device
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led
holder
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JP2000143023A
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English (en)
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Osamu Matsumoto
修 松本
Hiroshi Matsuda
宏 松田
Akihiro Kito
明裕 鬼頭
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Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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  • Combinations Of Kitchen Furniture (AREA)
  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】コンパクトであってキャビネット内の物品を出
入れする際等に障害とならず、しかも電球交換等のメン
テナンスが実質上不要であって、更にまた非常用の照明
装置としても使用可能なキャビネット内照明装置を提供
する。 【解決手段】キャビネット内照明装置28をLED30
を光源として構成する。そしてLED30を備えた照明
装置本体32をホルダ34にて脱着可能に保持するとと
もに、そのホルダ34をキャビネット10の幕板22を
挟持する状態にキャビネット10に固定する。また照明
装置本体32には、取り外した状態の下でLED30を
点灯又は消灯操作することのできる操作スイッチ70を
備えておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はキッチンキャビネ
ット,洗面台ないし洗面化粧台キャビネット,洋服ダン
スの内部照明装置として好適なキャビネット内LED照
明装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
キッチンには主照明装置が備えられ、その主照明装置に
よってキッチン全体を照明するようにしていた。同様に
洗面台ないし洗面化粧台の設置されている洗面化粧室に
おいても主照明装置が備えられ、その主照明装置によっ
て洗面化粧室全体を照明するようにしていた。
【0003】しかしながら例えば夜間就寝中に起き出し
てキッチンキャビネットや洗面台ないし洗面化粧台キャ
ビネット内の物品を取り出すような場合、主照明装置に
より室全体を照明してしまうことは不経済であるばかり
でなく、暗がりに慣れた目に眩しさを感じさせてしま
い、また目を覚まさせてしまうといった不都合がある。
【0004】また主照明装置を点灯して照明を行った場
合であっても、キャビネット内部は暗がりの状態にあ
り、キャビネット内の物品を出入れする際、或いはキャ
ビネット内で所定の作業をする際等にそれらの作業がし
辛かった。尤も洗面化粧台には専用の照明器具も備え付
けられているが、この照明装置もまたキャビネット内部
を明るく照らし出すことのできないものである。
【0005】そこでキャビネット内の照明が必要である
ときには懐中電灯等の非常灯を用いて照明するようにし
ているが、この場合、懐中電灯等の非常灯を探しに行っ
て持って来なければならない面倒がある。以上の問題は
洋服ダンスその他のキャビネット内の物品を探したり、
キャビネット内で所定の作業をする場合においても同様
に生じていた。
【0006】その他に、従来にあっては時として懐中電
灯等の非常灯のありかが分らず、しかもその非常灯を必
要とするのは停電時等の非常時である場合も多いことか
ら、暗がりの中で非常灯を探すのが大変困難であるとい
った問題も生じていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のキャビネット内
照明装置はこのような課題を解決するために案出された
ものである。而して請求項1のものは、LEDを光源と
して用いた照明装置をキャビネット内を照明する状態で
且つ該LEDを備えた照明装置本体を脱着可能な状態で
該キャビネットに取り付けたことを特徴とする。
【0008】請求項2のものは、請求項1において、前
記キャビネットがキッチンキャビネット,洗面台ないし
洗面化粧台キャビネット,洋服ダンスの何れかであるこ
とを特徴とする。
【0009】請求項3のものは、請求項1,2の何れか
において、前記照明装置本体には電源として電池が内蔵
されていることを特徴とする。
【0010】請求項4のものは、請求項1〜3の何れか
において、前記照明装置本体には、該照明装置本体を前
記キャビネットから取り外した状態の下で前記LEDを
点灯又は消灯操作するための操作スイッチが備えられて
いることを特徴とする。
【0011】請求項5のものは、請求項1〜4の何れか
において、前記照明装置が前記照明装置本体と該照明装
置本体を保持するホルダとを有しており、該ホルダに対
して該照明装置本体が脱着可能となしてあることを特徴
とする。
【0012】請求項6のものは、請求項5において、前
記ホルダにはスライド式の案内部が、前記照明装置本体
には該案内部にてスライド案内される被案内部が設けら
れていて、該照明装置本体が該ホルダにスライド式に嵌
込固定してあることを特徴とする。
【0013】請求項7のものは、請求項5,6の何れか
において、前記ホルダがベースプレートを有していて該
ベースプレートに固定孔が設けられ、該固定孔において
該ベースプレートが締結具により前記キャビネットに固
定可能となしてあることを特徴とする。
【0014】請求項8のものは、請求項5,6の何れか
において、前記ホルダがベースプレートと該ベースプレ
ートを前記キャビネットに固定するためのブラケットと
を有しており、該ブラケットが前記キャビネットの幕板
を挟持する状態に該キャビネットに取付固定してあるこ
とを特徴とする。
【0015】請求項9のものは、請求項1〜8の何れか
において、前記照明装置本体には扉スイッチが設けてあ
り、扉の開動作により該扉スイッチがオン動作して自動
的に前記LEDが点灯するものとなしてあることを特徴
とする。
【0016】
【作用及び発明の効果】上記のように請求項1のキャビ
ネット内照明装置では、キャビネット内を照明する状態
で且つ光源としてのLEDを備えた照明装置本体を脱着
可能な状態でキャビネットに取り付けていることから、
キッチンや洗面化粧室等の主照明装置を点灯して室全体
を照明しなくてもキャビネット内を明るく照らし出すこ
とができ、従ってキャビネット内の物品を出入れしたり
或いはキャビネット内で所定の作業をする際、明るい光
の下で容易にこれを行うことができるようになる。
【0017】また主照明装置を点灯させなくても良いこ
とから、夜間就寝中に起き出してキャビネット内の物品
を出入れする必要が生じた場合においても、主照明装置
によって眩しさを感じなくて済むようになる。或いは主
照明装置を点灯した状態の下でも従来暗がりであったキ
ャビネット内部をキャビネット内照明装置によって明る
く照らし出すことができ、従って従来のように懐中電灯
等の非常灯を探して来て、これによりキャビネット内を
照明するといった面倒をなくすことができる。
【0018】また本発明ではキャビネット内照明装置の
光源としてLED(発光ダイオード)を用いていること
から消費電力が少なくて済み、またLEDはその寿命が
著しく長いために、通常の電球を用いた場合のように定
期的に電球交換を行わなければならないといった問題も
生じない。
【0019】更にLEDは小型であるため照明装置全体
をコンパクトに構成することができ、従ってこれをキャ
ビネット内に設置するに際して照明装置が大きなスペー
スを占有することもないし、また照明装置が大きく突出
した状態となって、キャビネット内の物品の出入れやキ
ャビネット内での作業に却って支障を来すといった不都
合も生じない。
【0020】本発明ではLEDを備えた照明装置本体が
キャビネットに対して脱着可能であり、これをキャビネ
ットから取り外し非常用の照明装置として、即ち従来の
懐中電灯代りに用いることができる。従って停電時等の
非常時において非常灯が必要となったとき、その照明装
置のありかが正しく分っていることから、非常時におい
てこの照明装置本体を容易に探し出し、非常用の照明装
置として用いることができる。
【0021】この場合において、その照明装置本体には
電源として電池を内蔵しておくことが望ましい(請求項
3)。このようにすれば懐中電灯代りの非常灯としての
照明装置をコードレスで持ち運び、使用することができ
る。尚この場合において電池は乾電池等の一次電池であ
っても良いし、蓄電池等の二次電池であっても良い。
【0022】更にこの場合においてその照明装置本体に
は、これをキャビネットから取り外した状態の下で光源
としてのLEDを点灯又は消灯操作するための操作スイ
ッチを備えておくことが望ましい(請求項4)。このよ
うにすれば、必要なときにのみスイッチ操作によってL
EDを点灯させることができ、また不必要であるときに
は操作スイッチをオフ操作することによってLEDを消
灯することができる。
【0023】次に請求項5のものは、照明装置に上記照
明装置本体とこれを保持するホルダとを具備させ、その
ホルダに対して照明装置本体を脱着可能となしたもの
で、このようにすれば、照明装置本体を容易にキャビネ
ットに対し脱着可能に取付固定することができる。
【0024】この場合においてホルダにはスライド式の
案内部を、また照明装置本体にはその案内部にてスライ
ド案内される被案内部を設けておき、照明装置本体をホ
ルダに対しスライド式に嵌込固定するようになすことが
できる(請求項6)。このようにしておけば、照明装置
本体をホルダに対し簡単に脱着操作することができる。
ここで案内部は突条又は溝として構成し、また被案内部
は対応する溝又は突条として構成することができる。
【0025】請求項7のものは、ホルダにベースプレー
トを具備させてそのベースプレートに固定孔を設け、そ
の固定孔においてベースプレートを締結具によりキャビ
ネットに固定可能となしたもので、このようにすれば、
ホルダにおけるベースプレートを簡単にキャビネットに
取付固定することができる。
【0026】一方請求項8のものは、ホルダにベースプ
レートとこれをキャビネットに固定するためのブラケッ
トとを具備させ、そのブラケットを、キャビネットの幕
板を挟持する状態に取付固定するようになしたもので、
このようにした場合照明装置をキャビネット内、特に内
奥部を照明するに適した位置であるキャビネット前部に
容易に取付固定することができる。
【0027】請求項9のものは、照明装置本体に扉スイ
ッチを設け、扉の開動作により扉スイッチをオン動作さ
せて自動的にLEDを点灯させるようになしたもので、
このようにしておけば、扉を開けると同時に自動的にキ
ャビネット内を明るく照らし出すことができ、好都合で
ある。
【0028】尚この場合において、扉スイッチと、照明
装置本体の取外し状態の下でLEDを点灯・消灯操作す
るための操作スイッチとを併設しておくことができ、而
してその操作スイッチは扉スイッチのオン・オフに拘ら
ずLEDを点灯・消灯操作できるものとなしておくこと
が望ましい。
【0029】例えば照明装置本体を取り外して非常用の
照明装置として用いる場合、扉スイッチがオン状態のま
まになることから、LEDを消灯するときにはその扉ス
イッチを押込操作する必要が生ずるが、本来その扉スイ
ッチは扉の開閉を検知するものであることから操作がし
辛い。これに対して別途の操作スイッチを設けておけ
ば、操作性良く良好にLEDを点灯・消灯操作でき、非
常用の照明装置としての使い勝手が良い利点が得られ
る。
【0030】尚本発明はキッチンキャビネット,洗面台
ないし洗面化粧台キャビネット,洋服ダンス等のキャビ
ネット内照明装置として特に好適なものである(請求項
2)。
【0031】
【実施例】次に本発明をキッチンのキャビネット内照明
装置として適用した場合の実施例を図面に基づいて詳し
く説明する。図1において、10はカウンター12下に
設けられたキャビネットであって、背板14と、一対の
側板16と、底板18と、観音開き式の一対の扉20
と、カウンター12の前部から下向きに立ち下がる幕板
22とを有している。尚ここではカウンター12がキャ
ビネット10の天板を構成している。
【0032】カウンター12にはシンク24が取り付け
られており、更にカウンター12の上面にはキッチン水
栓26が設置されている。この幕板22の下端部であっ
て左右の中央部、即ち一対の扉20にまたがる位置にお
いて、本例のキャビネット内照明装置28が幕板22に
固定状態で設けられている。
【0033】図2はそのキャビネット内照明装置28の
構成を具体的に示したもので、同図に示しているように
このキャビネット内照明装置28は、光源としてのLE
D30を備えた照明装置本体32と、これを保持するホ
ルダ34とを有しており、そのホルダ34が幕板22の
下端部に且つこれを挟持する状態に固定されている。
【0034】ホルダ34は、照明装置本体32を図2中
左右方向にスライド可能に支持するスライドベースとし
てのベースプレート36と、ブラケット38とを有して
おり、それらがねじ具39により締結されている。
【0035】ブラケット38は、更にコ字形状のブラケ
ット本体40と、これを幕板22に固定する固定具42
とを有している。この固定具42は、先端に幕板22を
押圧する押圧板44を備えた雄ねじ軸46と、これに螺
合された円筒形状の回転操作部48と、押圧板44及び
ブラケット本体40間に弾発状態で雄ねじ軸46に嵌装
されたスプリング50とを有しており、そのスプリング
50によって押圧板44が図2(A)中右向きに強く付
勢されている。
【0036】この固定具42にあっては、回転操作部4
8を緩める方向に回転操作すると、スプリング50の付
勢力によって雄ねじ軸46が図中右向きに押し出され、
且つそのスプリング50の付勢力によってコ字形状のブ
ラケット本体40とともに幕板22を強く挟圧する。ま
た逆に回転操作部48を締め込む方向に回転操作する
と、スプリング50の付勢力に抗して雄ねじ軸46が図
中左向きに引き込まれ、幕板22に対する挟圧力が低下
し或いは挟圧を解除する。
【0037】上記ベースプレート36には、図3に示し
ているようにスライド式の案内部としての突条52が設
けられており、また一方照明装置本体32にはその突条
52にてスライド案内される被案内部としての溝54が
設けられており、それらが図2中左右方向に、即ちキャ
ビネット10の前後方向にスライド可能に嵌合され、以
って照明装置本体32がベースプレート36により吊持
状態に支持されている。
【0038】尚、このベースプレート36には図3
(B)に示しているように固定孔56が設けられてお
り、この固定孔56においてベースプレート36自体
が、キャビネット10の側面等にねじ具等の締結具にて
取付固定できるようになっている。即ち本例のキャビネ
ット内照明装置28において、照明装置本体32及びこ
れを保持するベースプレート36をキャビネット10の
上記側板16に取り付けて、キャビネット10内を照明
するようになすこともできる。図2に点線で示している
ように、照明装置本体32には乾電池58が内蔵されて
おり、これを電源として光源としてのLED30が点灯
するようになっている。
【0039】照明装置本体32には、キャビネット10
における一対の扉20の開閉によってLED30を点灯
又は消灯させるための一対の扉スイッチ60が設けられ
ている。これら扉スイッチ60のぞれぞれは、図4に示
しているように扉20の開閉を検知する作用棒62、即
ち扉20の開動作によって図4中右向きに押し出され、
また扉20の閉動作によって図4中左向きに押し込まれ
る作用棒62を有しており、それらがスプリング64に
よって図中右向きに付勢されている。
【0040】これら扉スイッチ60はまたスイッチ機構
部66を有しており、作用棒62が図中右向きに押し出
されたときにスイッチ機構部66がオン動作し、また作
用棒62が図中左向きに押し込まれたときにスイッチ機
構部66がオフ動作するようになっている。
【0041】尚本例では、一対の扉20の何れかが開動
作したとき、即ち一対の扉スイッチ60の何れかがオン
動作したときLED30が点灯し、また何れの扉スイッ
チ60もオフ動作したときにLED30が消灯するよう
になっている。
【0042】照明装置本体32にはまた、図2及び図5
に示しているようにその下面にLED30を点灯又は消
灯させるための操作スイッチ70が設けられている。こ
の例では、操作スイッチ70を図2(B)中下向きに操
作したときLED30が点灯し、また同図中上向きに切
替操作したときLED30が消灯するものとなしてあ
る。
【0043】この操作スイッチ70は、照明装置本体3
2をホルダ34から取り外した状態で、即ちキャビネッ
ト10から取り外した状態の下でLED30を点灯・消
灯操作できるものとなしてある。即ち、照明装置本体3
2を取り外した状態の下では扉スイッチ60が何れもオ
ン状態となっているが、そのような状態の如何に拘ら
ず、操作スイッチ70を図中下向き又は上向きに切替操
作することでLED30を点灯又は消灯できるものとな
してある。
【0044】次に本例の作用を図面に基き説明する。図
5において、(I)はキャビネット10の扉20が閉動
作した状態を示しており、(II)はキャビネット10の
扉20が開動作した状態を示している。キャビネット1
0の扉20が閉動作した状態(図5(I))では、幕板
22に固定状態で取り付けられたキャビネット内照明装
置28の照明装置本体32における扉スイッチ60の作
用棒62が扉20によって図中左向きに押し込まれた状
態にあり、スイッチ機構部66はオフ状態、即ちLED
30は消灯状態となっている。
【0045】一方、キャビネット10の扉20が上記の
閉状態から開動作すると(図5(II))、扉スイッチ6
0の作用棒62が図中右向きに押し出されてスイッチ機
構部66がオン動作し、LED30が点灯状態となって
キャビネット10内を照明する。
【0046】本例のキャビネット内照明装置28は、照
明装置本体32が脱着可能となしてあり、これをキャビ
ネット10から取り外すことで非常用の照明装置として
用いることができる。図6(A)は照明装置本体32を
キャビネット10から取り外し、非常用の照明装置とし
て用いる場合の状態を示している。尚同図(B)に示し
ているように操作スイッチ70を照明装置本体32の側
面に設けておくこともできる。
【0047】操作スイッチ70は、上記のようにLED
30を点灯又は消灯させるものであり、操作スイッチ7
0を入・切に切替操作することによりLED30を点灯
又は消灯させる。即ち、照明装置本体32をキャビネッ
ト10から取り外した状態の下では扉スイッチ60がオ
ン状態となっているが、そのような状態の如何に拘ら
ず、操作スイッチ70を入・切に切替操作することでL
ED30を点灯又は消灯することができる。
【0048】かかる本例のキャビネット内照明装置28
では、キャビネット10内を照明する状態で且つ光源と
してのLED30を備えた照明装置本体32を脱着可能
な状態でキャビネット10に取り付けていることから、
主照明装置を点灯してキッチン全体を照明しなくてもキ
ャビネット10内を明るく照らし出すことができ、従っ
てキャビネット10内の物品を出入れしたり或いはキャ
ビネット10内で所定の作業をする際、明るい光の下で
容易にこれを行うことができる。
【0049】また主照明装置を点灯させなくても良いこ
とから、夜間就寝中に起き出してキャビネット10内の
物品を出入れする必要が生じた場合においても、主照明
装置によって眩しさを感じなくて済む。或いは主照明装
置を点灯した状態の下でも、従来暗がりであったキャビ
ネット10内部をキャビネット内照明装置28によって
明るく照らし出すことができ、従って従来のように懐中
電灯等の非常灯を探して来て、これによりキャビネット
10内を照明するといった面倒をなくすことができる。
【0050】また本例ではキャビネット内照明装置28
の光源としてLED30を用いていることから消費電力
が少なくて済み、またLED30はその寿命が著しく長
いために、通常の電球を用いた場合のように定期的に電
球交換を行わなければならないといった問題も生じな
い。
【0051】更にLED30は小型であるためキャビネ
ット内照明装置28全体をコンパクトに構成することが
でき、従ってこれをキャビネット10内に設置するに際
してキャビネット内照明装置28が大きなスペースを占
有することもないし、またキャビネット内照明装置28
が大きく突出した状態となってキャビネット10内の物
品の出入れやキャビネット10内での作業に却って支障
を来すといった不都合も生じない。
【0052】本例では停電時等の非常時において非常灯
が必要となったとき、その照明装置本体32のありかが
正しく分っていることから、非常時において照明装置本
体32を容易に探し出し、非常用の照明装置として用い
ることができる。この場合において、その照明装置本体
32には電源として乾電池58が内蔵してあるため、懐
中電灯代りの非常灯として照明装置本体32をコードレ
スで持ち運び、使用することができる。
【0053】本例のキャビネット内照明装置28には照
明装置本体32とこれを保持するホルダ34とを具備さ
せ、そのホルダ34に対して照明装置本体32を脱着可
能となしたものであるので、照明装置本体32を容易に
キャビネット10に対し脱着可能に取付固定することが
できる。その際、照明装置本体32をホルダ34に対し
簡単にスライド式に脱着操作することができる。
【0054】また本例では照明装置本体32に扉スイッ
チ60を設け、扉20の開動作により扉スイッチ60を
オン動作させて自動的にLED30を点灯させるように
なしていることから、扉20を開けると同時に自動的に
キャビネット10内を明るく照らし出すことができる。
【0055】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示であり、本発明はその主旨を逸脱しない範
囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキャビネット内照明装置をキッチンの
キャビネット内照明装置として適用した場合の全体図で
ある。
【図2】図1のキャビネット内照明装置の構成を示した
図である。
【図3】図1のキャビネット内照明装置において照明装
置本体の取付けを示す図である。
【図4】図1のキャビネット内照明装置において扉スイ
ッチの構成と動作を示す図である。
【図5】図1のキャビネット内照明装置において照明装
置本体の動作を示す図である。
【図6】同じ実施例における照明装置本体をキャビネッ
トから取り外して非常用の照明装置として用いるときの
状態を示す図である。
【符号の説明】
10 キャビネット 20 扉 22 幕板 28 キャビネット内照明装置 30 LED 32 照明装置本体 34 ホルダ 36 ベースプレート 38 ブラケット 52 突条(案内部) 54 溝(被案内部) 56 固定孔 58 乾電池 60 扉スイッチ 70 操作スイッチ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年7月27日(2001.7.2
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 キャビネット内照明装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はキッチンキャビネ
ット,洗面台ないし洗面化粧台キャビネット,洋服ダン
スの内部照明装置として好適なキャビネット内LED照
明装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
キッチンには主照明装置が備えられ、その主照明装置に
よってキッチン全体を照明するようにしていた。同様に
洗面台ないし洗面化粧台の設置されている洗面化粧室に
おいても主照明装置が備えられ、その主照明装置によっ
て洗面化粧室全体を照明するようにしていた。
【0003】しかしながら例えば夜間就寝中に起き出し
てキッチンキャビネットや洗面台ないし洗面化粧台キャ
ビネット内の物品を取り出すような場合、主照明装置に
より室全体を照明してしまうことは不経済であるばかり
でなく、暗がりに慣れた目に眩しさを感じさせてしま
い、また目を覚まさせてしまうといった不都合がある。
【0004】また主照明装置を点灯して照明を行った場
合であっても、キャビネット内部は暗がりの状態にあ
り、キャビネット内の物品を出入れする際、或いはキャ
ビネット内で所定の作業をする際等にそれらの作業がし
辛かった。尤も洗面化粧台には専用の照明器具も備え付
けられているが、この照明装置もまたキャビネット内部
を明るく照らし出すことのできないものである。
【0005】そこでキャビネット内の照明が必要である
ときには懐中電灯等の非常灯を用いて照明するようにし
ているが、この場合、懐中電灯等の非常灯を探しに行っ
て持って来なければならない面倒がある。以上の問題は
洋服ダンスその他のキャビネット内の物品を探したり、
キャビネット内で所定の作業をする場合においても同様
に生じていた。
【0006】その他に、従来にあっては時として懐中電
灯等の非常灯のありかが分らず、しかもその非常灯を必
要とするのは停電時等の非常時である場合も多いことか
ら、暗がりの中で非常灯を探すのが大変困難であるとい
った問題も生じていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のキャビネット内
照明装置はこのような課題を解決するために案出された
ものである。而して請求項1のものは、LEDを光源と
して用いた照明装置をキャビネット内を照明する状態で
且つ該LEDを備えた照明装置本体を脱着可能な状態で
該キャビネットに取り付けたことを特徴とする。
【0008】請求項2のものは、請求項1において、前
記キャビネットがキッチンキャビネット,洗面台ないし
洗面化粧台キャビネット,洋服ダンスの何れかであるこ
とを特徴とする。
【0009】請求項3のものは、請求項1,2の何れか
において、前記照明装置本体には電源として電池が内蔵
されていることを特徴とする。
【0010】請求項4のものは、請求項1〜3の何れか
において、前記照明装置本体には、該照明装置本体を前
記キャビネットから取り外した状態の下で前記LEDを
点灯又は消灯操作するための操作スイッチが備えられて
いることを特徴とする。
【0011】請求項5のものは、請求項1〜4の何れか
において、前記照明装置が前記照明装置本体と該照明装
置本体を保持するホルダとを有しており、該ホルダに対
して該照明装置本体が脱着可能となしてあることを特徴
とする。
【0012】請求項6のものは、請求項5において、前
記ホルダにはスライド式の案内部が、前記照明装置本体
には該案内部にてスライド案内される被案内部が設けら
れていて、該照明装置本体が該ホルダにスライド式に嵌
込固定してあることを特徴とする。
【0013】請求項7のものは、請求項5,6の何れか
において、前記ホルダがベースプレートを有していて該
ベースプレートに固定孔が設けられ、該固定孔において
該ベースプレートが締結具により前記キャビネットに固
定可能となしてあることを特徴とする。
【0014】請求項8のものは、請求項5,6の何れか
において、前記ホルダがベースプレートと該ベースプレ
ートを前記キャビネットに固定するためのブラケットと
を有しており、該ブラケットが前記キャビネットの幕板
を挟持する状態に該キャビネットに取付固定してあるこ
とを特徴とする。
【0015】請求項9のものは、請求項1〜8の何れか
において、前記照明装置本体には扉スイッチが設けてあ
り、扉の開動作により該扉スイッチがオン動作して自動
的に前記LEDが点灯するものとなしてあることを特徴
とする。
【0016】請求項10のものは、請求項9において、
前記扉スイッチが一対の扉のそれぞれに対応して一対設
けられており、それら扉スイッチの何れかがオン動作し
たときに前記LEDが点灯し、何れの扉スイッチもオフ
動作したときに該LEDが消灯するものとなしてあるこ
とを特徴とする
【0017】
【作用及び発明の効果】上記のように請求項1のキャビ
ネット内照明装置では、キャビネット内を照明する状態
で且つ光源としてのLEDを備えた照明装置本体を脱着
可能な状態でキャビネットに取り付けていることから、
キッチンや洗面化粧室等の主照明装置を点灯して室全体
を照明しなくてもキャビネット内を明るく照らし出すこ
とができ、従ってキャビネット内の物品を出入れしたり
或いはキャビネット内で所定の作業をする際、明るい光
の下で容易にこれを行うことができるようになる。
【0018】また主照明装置を点灯させなくても良いこ
とから、夜間就寝中に起き出してキャビネット内の物品
を出入れする必要が生じた場合においても、主照明装置
によって眩しさを感じなくて済むようになる。或いは主
照明装置を点灯した状態の下でも従来暗がりであったキ
ャビネット内部をキャビネット内照明装置によって明る
く照らし出すことができ、従って従来のように懐中電灯
等の非常灯を探して来て、これによりキャビネット内を
照明するといった面倒をなくすことができる。
【0019】また本発明ではキャビネット内照明装置の
光源としてLED(発光ダイオード)を用いていること
から消費電力が少なくて済み、またLEDはその寿命が
著しく長いために、通常の電球を用いた場合のように定
期的に電球交換を行わなければならないといった問題も
生じない。
【0020】更にLEDは小型であるため照明装置全体
をコンパクトに構成することができ、従ってこれをキャ
ビネット内に設置するに際して照明装置が大きなスペー
スを占有することもないし、また照明装置が大きく突出
した状態となって、キャビネット内の物品の出入れやキ
ャビネット内での作業に却って支障を来すといった不都
合も生じない。
【0021】本発明ではLEDを備えた照明装置本体が
キャビネットに対して脱着可能であり、これをキャビネ
ットから取り外し非常用の照明装置として、即ち従来の
懐中電灯代りに用いることができる。従って停電時等の
非常時において非常灯が必要となったとき、その照明装
置のありかが正しく分っていることから、非常時におい
てこの照明装置本体を容易に探し出し、非常用の照明装
置として用いることができる。
【0022】この場合において、その照明装置本体には
電源として電池を内蔵しておくことが望ましい(請求項
3)。このようにすれば懐中電灯代りの非常灯としての
照明装置をコードレスで持ち運び、使用することができ
る。尚この場合において電池は乾電池等の一次電池であ
っても良いし、蓄電池等の二次電池であっても良い。
【0023】更にこの場合においてその照明装置本体に
は、これをキャビネットから取り外した状態の下で光源
としてのLEDを点灯又は消灯操作するための操作スイ
ッチを備えておくことが望ましい(請求項4)。このよ
うにすれば、必要なときにのみスイッチ操作によってL
EDを点灯させることができ、また不必要であるときに
は操作スイッチをオフ操作することによってLEDを消
灯することができる。
【0024】次に請求項5のものは、照明装置に上記照
明装置本体とこれを保持するホルダとを具備させ、その
ホルダに対して照明装置本体を脱着可能となしたもの
で、このようにすれば、照明装置本体を容易にキャビネ
ットに対し脱着可能に取付固定することができる。
【0025】この場合においてホルダにはスライド式の
案内部を、また照明装置本体にはその案内部にてスライ
ド案内される被案内部を設けておき、照明装置本体をホ
ルダに対しスライド式に嵌込固定するようになすことが
できる(請求項6)。このようにしておけば、照明装置
本体をホルダに対し簡単に脱着操作することができる。
ここで案内部は突条又は溝として構成し、また被案内部
は対応する溝又は突条として構成することができる。
【0026】請求項7のものは、ホルダにベースプレー
トを具備させてそのベースプレートに固定孔を設け、そ
の固定孔においてベースプレートを締結具によりキャビ
ネットに固定可能となしたもので、このようにすれば、
ホルダにおけるベースプレートを簡単にキャビネットに
取付固定することができる。
【0027】一方請求項8のものは、ホルダにベースプ
レートとこれをキャビネットに固定するためのブラケッ
トとを具備させ、そのブラケットを、キャビネットの幕
板を挟持する状態に取付固定するようになしたもので、
このようにした場合照明装置をキャビネット内、特に内
奥部を照明するに適した位置であるキャビネット前部に
容易に取付固定することができる。
【0028】請求項9のものは、照明装置本体に扉スイ
ッチを設け、扉の開動作により扉スイッチをオン動作さ
せて自動的にLEDを点灯させるようになしたもので、
このようにしておけば、扉を開けると同時に自動的にキ
ャビネット内を明るく照らし出すことができ、好都合で
ある。
【0029】ここで上記扉スイッチは、一対の扉のそれ
ぞれに対応して一対設けておき、それら扉スイッチの何
れかがオン動作したときに前記LEDが点灯し、何れの
扉スイッチもオフ動作したときに該LEDが消灯するも
のとなしておくことができる(請求項10)。
【0030】尚この場合において、扉スイッチと、照明
装置本体の取外し状態の下でLEDを点灯・消灯操作す
るための操作スイッチとを併設しておくことができ、而
してその操作スイッチは扉スイッチのオン・オフに拘ら
ずLEDを点灯・消灯操作できるものとなしておくこと
が望ましい。
【0031】例えば照明装置本体を取り外して非常用の
照明装置として用いる場合、扉スイッチがオン状態のま
まになることから、LEDを消灯するときにはその扉ス
イッチを押込操作する必要が生ずるが、本来その扉スイ
ッチは扉の開閉を検知するものであることから操作がし
辛い。これに対して別途の操作スイッチを設けておけ
ば、操作性良く良好にLEDを点灯・消灯操作でき、非
常用の照明装置としての使い勝手が良い利点が得られ
る。
【0032】尚本発明はキッチンキャビネット,洗面台
ないし洗面化粧台キャビネット,洋服ダンス等のキャビ
ネット内照明装置として特に好適なものである(請求項
2)。
【0033】
【実施例】次に本発明をキッチンのキャビネット内照明
装置として適用した場合の実施例を図面に基づいて詳し
く説明する。図1において、10はカウンター12下に
設けられたキャビネットであって、背板14と、一対の
側板16と、底板18と、観音開き式の一対の扉20
と、カウンター12の前部から下向きに立ち下がる幕板
22とを有している。尚ここではカウンター12がキャ
ビネット10の天板を構成している。
【0034】カウンター12にはシンク24が取り付け
られており、更にカウンター12の上面にはキッチン水
栓26が設置されている。この幕板22の下端部であっ
て左右の中央部、即ち一対の扉20にまたがる位置にお
いて、本例のキャビネット内照明装置28が幕板22に
固定状態で設けられている。
【0035】図2はそのキャビネット内照明装置28の
構成を具体的に示したもので、同図に示しているように
このキャビネット内照明装置28は、光源としてのLE
D30を備えた照明装置本体32と、これを保持するホ
ルダ34とを有しており、そのホルダ34が幕板22の
下端部に且つこれを挟持する状態に固定されている。
【0036】ホルダ34は、照明装置本体32を図2中
左右方向にスライド可能に支持するスライドベースとし
てのベースプレート36と、ブラケット38とを有して
おり、それらがねじ具39により締結されている。
【0037】ブラケット38は、更にコ字形状のブラケ
ット本体40と、これを幕板22に固定する固定具42
とを有している。この固定具42は、先端に幕板22を
押圧する押圧板44を備えた雄ねじ軸46と、これに螺
合された円筒形状の回転操作部48と、押圧板44及び
ブラケット本体40間に弾発状態で雄ねじ軸46に嵌装
されたスプリング50とを有しており、そのスプリング
50によって押圧板44が図2(A)中右向きに強く付
勢されている。
【0038】この固定具42にあっては、回転操作部4
8を緩める方向に回転操作すると、スプリング50の付
勢力によって雄ねじ軸46が図中右向きに押し出され、
且つそのスプリング50の付勢力によってコ字形状のブ
ラケット本体40とともに幕板22を強く挟圧する。ま
た逆に回転操作部48を締め込む方向に回転操作する
と、スプリング50の付勢力に抗して雄ねじ軸46が図
中左向きに引き込まれ、幕板22に対する挟圧力が低下
し或いは挟圧を解除する。
【0039】上記ベースプレート36には、図3に示し
ているようにスライド式の案内部としての突条52が設
けられており、また一方照明装置本体32にはその突条
52にてスライド案内される被案内部としての溝54が
設けられており、それらが図2中左右方向に、即ちキャ
ビネット10の前後方向にスライド可能に嵌合され、以
って照明装置本体32がベースプレート36により吊持
状態に支持されている。
【0040】尚、このベースプレート36には図3
(B)に示しているように固定孔56が設けられてお
り、この固定孔56においてベースプレート36自体
が、キャビネット10の側面等にねじ具等の締結具にて
取付固定できるようになっている。即ち本例のキャビネ
ット内照明装置28において、照明装置本体32及びこ
れを保持するベースプレート36をキャビネット10の
上記側板16に取り付けて、キャビネット10内を照明
するようになすこともできる。図2に点線で示している
ように、照明装置本体32には乾電池58が内蔵されて
おり、これを電源として光源としてのLED30が点灯
するようになっている。
【0041】照明装置本体32には、キャビネット10
における一対の扉20の開閉によってLED30を点灯
又は消灯させるための一対の扉スイッチ60が設けられ
ている。これら扉スイッチ60のぞれぞれは、図4に示
しているように扉20の開閉を検知する作用棒62、即
ち扉20の開動作によって図4中右向きに押し出され、
また扉20の閉動作によって図4中左向きに押し込まれ
る作用棒62を有しており、それらがスプリング64に
よって図中右向きに付勢されている。
【0042】これら扉スイッチ60はまたスイッチ機構
部66を有しており、作用棒62が図中右向きに押し出
されたときにスイッチ機構部66がオン動作し、また作
用棒62が図中左向きに押し込まれたときにスイッチ機
構部66がオフ動作するようになっている。
【0043】尚本例では、一対の扉20の何れかが開動
作したとき、即ち一対の扉スイッチ60の何れかがオン
動作したときLED30が点灯し、また何れの扉スイッ
チ60もオフ動作したときにLED30が消灯するよう
になっている。
【0044】照明装置本体32にはまた、図2及び図5
に示しているようにその下面にLED30を点灯又は消
灯させるための操作スイッチ70が設けられている。こ
の例では、操作スイッチ70を図2(B)中下向きに操
作したときLED30が点灯し、また同図中上向きに切
替操作したときLED30が消灯するものとなしてあ
る。
【0045】この操作スイッチ70は、照明装置本体3
2をホルダ34から取り外した状態で、即ちキャビネッ
ト10から取り外した状態の下でLED30を点灯・消
灯操作できるものとなしてある。即ち、照明装置本体3
2を取り外した状態の下では扉スイッチ60が何れもオ
ン状態となっているが、そのような状態の如何に拘ら
ず、操作スイッチ70を図中下向き又は上向きに切替操
作することでLED30を点灯又は消灯できるものとな
してある。
【0046】次に本例の作用を図面に基き説明する。図
5において、(I)はキャビネット10の扉20が閉動
作した状態を示しており、(II)はキャビネット10の
扉20が開動作した状態を示している。キャビネット1
0の扉20が閉動作した状態(図5(I))では、幕板
22に固定状態で取り付けられたキャビネット内照明装
置28の照明装置本体32における扉スイッチ60の作
用棒62が扉20によって図中左向きに押し込まれた状
態にあり、スイッチ機構部66はオフ状態、即ちLED
30は消灯状態となっている。
【0047】一方、キャビネット10の扉20が上記の
閉状態から開動作すると(図5(II))、扉スイッチ6
0の作用棒62が図中右向きに押し出されてスイッチ機
構部66がオン動作し、LED30が点灯状態となって
キャビネット10内を照明する。
【0048】本例のキャビネット内照明装置28は、照
明装置本体32が脱着可能となしてあり、これをキャビ
ネット10から取り外すことで非常用の照明装置として
用いることができる。図6(A)は照明装置本体32を
キャビネット10から取り外し、非常用の照明装置とし
て用いる場合の状態を示している。尚同図(B)に示し
ているように操作スイッチ70を照明装置本体32の側
面に設けておくこともできる。
【0049】操作スイッチ70は、上記のようにLED
30を点灯又は消灯させるものであり、操作スイッチ7
0を入・切に切替操作することによりLED30を点灯
又は消灯させる。即ち、照明装置本体32をキャビネッ
ト10から取り外した状態の下では扉スイッチ60がオ
ン状態となっているが、そのような状態の如何に拘ら
ず、操作スイッチ70を入・切に切替操作することでL
ED30を点灯又は消灯することができる。
【0050】かかる本例のキャビネット内照明装置28
では、キャビネット10内を照明する状態で且つ光源と
してのLED30を備えた照明装置本体32を脱着可能
な状態でキャビネット10に取り付けていることから、
主照明装置を点灯してキッチン全体を照明しなくてもキ
ャビネット10内を明るく照らし出すことができ、従っ
てキャビネット10内の物品を出入れしたり或いはキャ
ビネット10内で所定の作業をする際、明るい光の下で
容易にこれを行うことができる。
【0051】また主照明装置を点灯させなくても良いこ
とから、夜間就寝中に起き出してキャビネット10内の
物品を出入れする必要が生じた場合においても、主照明
装置によって眩しさを感じなくて済む。或いは主照明装
置を点灯した状態の下でも、従来暗がりであったキャビ
ネット10内部をキャビネット内照明装置28によって
明るく照らし出すことができ、従って従来のように懐中
電灯等の非常灯を探して来て、これによりキャビネット
10内を照明するといった面倒をなくすことができる。
【0052】また本例ではキャビネット内照明装置28
の光源としてLED30を用いていることから消費電力
が少なくて済み、またLED30はその寿命が著しく長
いために、通常の電球を用いた場合のように定期的に電
球交換を行わなければならないといった問題も生じな
い。
【0053】更にLED30は小型であるためキャビネ
ット内照明装置28全体をコンパクトに構成することが
でき、従ってこれをキャビネット10内に設置するに際
してキャビネット内照明装置28が大きなスペースを占
有することもないし、またキャビネット内照明装置28
が大きく突出した状態となってキャビネット10内の物
品の出入れやキャビネット10内での作業に却って支障
を来すといった不都合も生じない。
【0054】本例では停電時等の非常時において非常灯
が必要となったとき、その照明装置本体32のありかが
正しく分っていることから、非常時において照明装置本
体32を容易に探し出し、非常用の照明装置として用い
ることができる。この場合において、その照明装置本体
32には電源として乾電池58が内蔵してあるため、懐
中電灯代りの非常灯として照明装置本体32をコードレ
スで持ち運び、使用することができる。
【0055】本例のキャビネット内照明装置28には照
明装置本体32とこれを保持するホルダ34とを具備さ
せ、そのホルダ34に対して照明装置本体32を脱着可
能となしたものであるので、照明装置本体32を容易に
キャビネット10に対し脱着可能に取付固定することが
できる。その際、照明装置本体32をホルダ34に対し
簡単にスライド式に脱着操作することができる。
【0056】また本例では照明装置本体32に扉スイッ
チ60を設け、扉20の開動作により扉スイッチ60を
オン動作させて自動的にLED30を点灯させるように
なしていることから、扉20を開けると同時に自動的に
キャビネット10内を明るく照らし出すことができる。
【0057】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示であり、本発明はその主旨を逸脱しない範
囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキャビネット内照明装置をキッチンの
キャビネット内照明装置として適用した場合の全体図で
ある。
【図2】図1のキャビネット内照明装置の構成を示した
図である。
【図3】図1のキャビネット内照明装置において照明装
置本体の取付けを示す図である。
【図4】図1のキャビネット内照明装置において扉スイ
ッチの構成と動作を示す図である。
【図5】図1のキャビネット内照明装置において照明装
置本体の動作を示す図である。
【図6】同じ実施例における照明装置本体をキャビネッ
トから取り外して非常用の照明装置として用いるときの
状態を示す図である。
【符号の説明】 10 キャビネット 20 扉 22 幕板 28 キャビネット内照明装置 30 LED 32 照明装置本体 34 ホルダ 36 ベースプレート 38 ブラケット 52 突条(案内部) 54 溝(被案内部) 56 固定孔 58 乾電池 60 扉スイッチ 70 操作スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鬼頭 明裕 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 Fターム(参考) 3B060 FA00 3K014 AA01 PA01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 LEDを光源として用いた照明装置をキ
    ャビネット内を照明する状態で且つ該LEDを備えた照
    明装置本体を脱着可能な状態で該キャビネットに取り付
    けたことを特徴とするキャビネット内照明装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記キャビネットが
    キッチンキャビネット,洗面台ないし洗面化粧台キャビ
    ネット,洋服ダンスの何れかであることを特徴とするキ
    ャビネット内照明装置。
  3. 【請求項3】 請求項1,2の何れかにおいて、前記照
    明装置本体には電源として電池が内蔵されていることを
    特徴とするキャビネット内照明装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかにおいて、前記照
    明装置本体には、該照明装置本体を前記キャビネットか
    ら取り外した状態の下で前記LEDを点灯又は消灯操作
    するための操作スイッチが備えられていることを特徴と
    するキャビネット内照明装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかにおいて、前記照
    明装置が前記照明装置本体と該照明装置本体を保持する
    ホルダとを有しており、該ホルダに対して該照明装置本
    体が脱着可能となしてあることを特徴とするキャビネッ
    ト内照明装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記ホルダにはスラ
    イド式の案内部が、前記照明装置本体には該案内部にて
    スライド案内される被案内部が設けられていて、該照明
    装置本体が該ホルダにスライド式に嵌込固定してあるこ
    とを特徴とするキャビネット内照明装置。
  7. 【請求項7】 請求項5,6の何れかにおいて、前記ホ
    ルダがベースプレートを有していて該ベースプレートに
    固定孔が設けられ、該固定孔において該ベースプレート
    が締結具により前記キャビネットに固定可能となしてあ
    ることを特徴とするキャビネット内照明装置。
  8. 【請求項8】 請求項5,6の何れかにおいて、前記ホ
    ルダがベースプレートと該ベースプレートを前記キャビ
    ネットに固定するためのブラケットとを有しており、該
    ブラケットが前記キャビネットの幕板を挟持する状態に
    該キャビネットに取付固定してあることを特徴とするキ
    ャビネット内照明装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8の何れかにおいて、前記照
    明装置本体には扉スイッチが設けてあり、扉の開動作に
    より該扉スイッチがオン動作して自動的に前記LEDが
    点灯するものとなしてあることを特徴とするキャビネッ
    ト内照明装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007330561A (ja) * 2006-06-16 2007-12-27 Matsushita Electric Works Ltd 洗面キャビネットの照明装置
JP2011067453A (ja) * 2009-09-25 2011-04-07 Panasonic Electric Works Co Ltd 発光手段付水廻り装置
JP2012096389A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Sato Knowledge & Intellectual Property Institute プリンタ

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