JP3133422B2 - 乾式粉砕機 - Google Patents

乾式粉砕機

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JP3133422B2 JP03263384A JP26338491A JP3133422B2 JP 3133422 B2 JP3133422 B2 JP 3133422B2 JP 03263384 A JP03263384 A JP 03263384A JP 26338491 A JP26338491 A JP 26338491A JP 3133422 B2 JP3133422 B2 JP 3133422B2
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克也 水井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は乾式粉砕機に関し、更に
詳しくは、粉砕媒体が予め収容され且つ原料供給部から
原料が供給される容器内に、前記粉砕媒体及び前記原料
に対する攪拌羽根を縦軸周りに回転自在に設けると共
に、上部に空気導入部が設けられた筒状部材を、容器中
央部に縦向きに且つ容器底部に隙間をあけて設けること
により、前記空気導入部から導入される空気の流路を、
前記筒状部材の内部から前記隙間を経て前記筒状部材の
外部に至る経路をとる状態に形成し、前記攪拌に基づい
て粉砕されてなる微細粉体が前記流路に沿って導かれて
排出される排出部を容器上部に形成してある乾式粉砕機
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の乾式粉砕機においては、図6に示
す如く、前記微細粉体が排出される排出部8が円筒状の
(又は多角筒状の)容器5の上部中央部に部分的に設け
られ、容器上部における前記排出口8以外の部分に、円
錐状の(又は多角錐状の)傾斜面5cが環状の天井面と
して形成されていた。そして、前記容器5内では、前記
粉砕媒体(例えば、粉砕ボール)及び原料が攪拌羽根7
によって攪拌され、その攪拌に基づいて、前記原料が粉
砕されて微細粉体が得られる。その微細粉体は、容器中
央部に縦向きに設けられた筒状部材10の内部から容器
底部の隙間Sを経て前記筒状部材10の外部に至る空気
の流路Fに沿って導かれ、前記傾斜面5cに沿うように
移動した後、前記排出部8から排出されるようになって
いた。尚、この従来例においては、前記筒状部材10
も、前記攪拌羽根7の回転軸7aから放射状に延びる複
数のロッド7bに前記攪拌羽根7と共に取り付けられ、
前記攪拌羽根7と一緒に回転するようになっている。ま
た、前記排出部8から排出される粉体には、粉砕の程度
が未だ不十分な粗粉も前記微細粉体に混入しているた
め、それらを分離するための分級部13(分離分級用の
縦軸芯周りに回転自在な回転羽根14Bが内部に取り付
けられてなる分級部13)が前記容器5の上に設けられ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の乾式粉砕
機においては、前記容器5の上部に前記傾斜面5c(環
状の傾斜面)が存在し、その傾斜面5cの存在が、前記
流路Fに沿って前記微細粉体を排出部8へ導く力に対し
て抵抗を与えるようになる。そして、その抵抗によっ
て、前記微細粉体が排出部8から円滑に排出されること
が阻害され、その微細粉体の一部が前記容器5内に落下
するようになる。その結果、十分に粉砕され排出される
べき微細粉体が前記容器5内に長く留められるようにな
り、しかも、その微細粉体が粉砕媒体表面に付着し、そ
の付着粉体が前記粉砕を妨げる緩衝材となり、これらに
起因して粉砕効率が低下するという問題があった。本発
明は、かかる実情に着目してなされたものであり、上述
の粉砕効率の問題を解消し得る手段を提供することを目
的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る乾式粉砕機
は、前記排出部の内壁面の全部又は一部を、前記容器の
内壁面に沿う方向又は拡径方向に連なった面としてある
ことを特徴構成としている。
【0005】
【作用】かくして、前記排出部の内壁面の全部又は一部
が、前記容器の内壁面に沿う方向又は拡径方向に連なっ
た面となっている場合、その部分においては、従来のよ
うな傾斜面(環状の天井面)が形成されず、従って、前
記微細粉体を前記排出部へ導く力に対する抵抗も生じる
ことがないので、その部分を経由して前記微細粉体が円
滑に案内され、その微細粉体は前記排出部から円滑に排
出されるようになる。
【0006】
【発明の効果】従って、十分に粉砕されて排出されるべ
き微細粉体が前記容器内に落下することが回避され、そ
の微細粉体が前記容器内に長く留められることがなくな
り、しかも、その微細粉体が粉砕媒体表面に付着するこ
とも抑えられるようになる。その結果、従来生じていた
粉砕効率の低下が抑えられるようになり、従来の問題が
解消されるようになる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。尚、図面において従来例と同一の符号で表示した
部分は同一又は相当の部分を示している。
【0008】図1には、本発明に係る乾式粉砕機の一実
施例が示されている。図中、1は基台であり、その基台
1上には、電動機2や変速機3等を備えてなる駆動装置
4が設けられると共に、アルミナ・酸化マグネシウム・
珪砂・タルク等の原料を内部で粉砕するための容器5が
設けられている。その容器5内には、粉砕媒体(具体的
には、粉砕ボール)が予め収容され且つ原料供給部6か
ら前記原料が供給されるようになっており、それらが攪
拌羽根7の回転によって攪拌されることに基づき、前記
原料の粉砕が行われるようになっている。
【0009】前記容器5は、外殻の下部が底付き円筒形
状に形成されると共に、その上部が平板状の傾斜天井面
5aにて施蓋されて略密閉された構造となっている。そ
して、前記傾斜天井面5aの最上部には、前記原料が粉
砕されてなる微細粉体が排出される排出部8が形成され
ている。その排出部8は、内壁面の一部が、前記微細粉
体を円滑に上向きに案内すべく、前記容器5の内壁面に
沿う方向に連なった面とされている。具体的には、図2
に示す如く、前記排出部8の外側部分壁面8aが、前記
容器5の円筒内壁面をそのまま、鉛直方向上向きに延長
した円筒内周面に構成されている。尚、前記排出部8の
内側部分壁面8bはストレートな鉛直壁面に構成されて
いる。
【0010】前記容器5の底部には、前記攪拌羽根7の
回転軸7aが回転自在に取り付けられている。その回転
軸7aは、前記駆動装置4の出力部に伝動連結され、そ
の駆動に基づいて駆動されて前記攪拌羽根7を回転させ
るようになっている。その攪拌羽根7は、その攪拌効率
を上げるため、図2に示す如く、その先端部が回転方向
上手側に屈曲形成されている。尚、攪拌羽根7の先端部
の形状は、ストレートに構成されてもよく、種々の設計
変更が可能である。
【0011】前記原料供給部6は、前記容器5の傾斜天
井面5aの一部に開口形成された受入口5bに臨むよう
に下流端の位置が設定され、且つ、原料受入ホッパ9の
下部に上流端が接続されたスクリューコンベアからな
る。
【0012】前記容器5内には、その中央部に縦向き
に、筒状部材10が設けられている。その筒状部材10
は、前記傾斜天井面5aに上部が貫通状態に取り付けら
れることによって吊支されており、その筒状部材10と
容器5の底部との間には隙間Sが形成され、その隙間S
に前記攪拌羽根7が回転自在に配置されている。尚、そ
の攪拌羽根7の下方にも隙間が形成されている。前記筒
状部材10が前記傾斜天井面5aを貫通した部分には、
その中央部に、圧縮空気を導入する空気導入部11の出
口11aが開いており、その空気導入部11の出口11
aから前記容器5内へ導入される空気の流路Fが、前記
容器5内において前記筒状部材10の内部から前記隙間
Sを経て前記筒状部材10の外部に至る経路をとる状態
に形成される。そして、前記攪拌(前記攪拌羽根7によ
る前記原料及び前記粉砕媒体の攪拌)に基づいて前記原
料が粉砕されてなる微細粉体が、前記流路Fに沿って導
かれ、前記排出部8から上方へ排出されるようになって
いる。尚、前記容器5における前記排出部8の近接位置
には、前記流路Fの形成を補助するために二次空気(常
圧の空気)を導入する二次空気導入部12が設けられて
いる。
【0013】前記容器5の上(前記排出部8の上)に
は、上面施蓋のホッパ状に外殻が形成され、その外殻の
内部に、分級用の回転羽根14A(横軸芯周りに回転自
在な回転羽根14A)が取り付けられてなる分級部13
が設けられている。その分級部13の外殻には、底部入
口13a・底部出口13b・側方出口13cが開設され
ており、前記底部入口13aには前記排出部8が、前記
底部出口13bには前記筒状部材10の上端開口部が夫
々接続され、前記側方出口13cには前記分級用の回転
羽根14Aが取り付けられている。そして、前記分級用
の回転羽根14Aの回転動作によって、前記微細粉体に
混じって前記排出部8経由で排出される粗粉(粉砕の程
度が未だ不十分な粉体)が前記微細粉体と分離され、分
離された微細粉体は、前記側方出口13c経由で粉砕機
外へ送出される一方、分離された粗粉は、前記底部出口
13b・前記筒状部材10経由で前記容器5に循環供給
されるようになっている。
【0014】尚、前記容器5の外周部には、環状空間が
内部に形成されたジャケット15が設けられており、そ
のジャケット15内には、加熱媒体供給源16から加熱
媒体が循環供給され、その加熱媒体によって前記容器5
内の乾燥が行われるようになっている。また、図中の1
8,19,20は、前記容器5や前記排出口8や前記分
級部13の壁面に付着する粉体を振動によって落下させ
るバイブレーターである。
【0015】次に、別実施例について説明する。図3に
示す実施例においては、円筒状の容器5の中央部に、前
記筒状部材10が配置され、その筒状部材10の上部が
前記原料供給部6の下流端6aに接続されている。そし
て、前記筒状部材10の上部周囲には、円環筒状の排出
部8が、その内壁面の全部を前記容器5の内壁面に沿う
方向に連なった面となしつつ形成されている。前記原料
供給部6の下流端6aには、前記分級部13の底部出口
13bが接続されており、その接続部分には、前記空気
導入部11が設けられている。この実施例においては、
前記容器5の上部に従来のような傾斜面5cが形成され
ないので、その上部に、前記微細粉体を上方へ導く力に
対して付与される抵抗(前記傾斜面5cの存在によって
付与される抵抗)が生じることがない。
【0016】また、前記排出部8の内壁面を前記容器5
の内壁面から拡径方向に連なった面に構成しても(換言
すれば、前記排出部8の内壁面を前記容器5の内壁面か
ら漏斗状に開いた形状に構成しても)、前記容器5の上
部に、従来のような傾斜面5cが形成されない。
【0017】また、前記容器5の形状は円筒状以外の形
状(例えば、多角筒状)であってもよい。また、前記原
料供給部6が前記容器5の底部に設けられていてもよ
い。また、前記筒状部材10が、図6に示す如く攪拌羽
根7に従動して回転するものであってもよい。
【0018】前記空気導入部11の出口11aが、図4
に示す如く前記筒状部材10の周囲に環状に形成されて
いてもよい。また、前記排出部8に、図5に示す如く縮
径部8cが設けられ、上述の実施例において前記排出部
8の近傍に設けられた前記二次空気導入部12に替え、
前記排出部8内に出口17aが開口しその出口17aか
ら圧縮空気を前記縮径部8cに向けて噴出する圧縮空気
導入部17が設けられた実施例も考えられる。
【0019】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る乾式粉砕機の一実施例を示す縦断
面図
【図2】図1のイ−イ線による断面図
【図3】本発明に係る乾式粉砕機の別実施例を示す縦断
面図
【図4】筒状部材への空気導入部の別実施例を示す縦断
面図
【図5】微細粉体の排出部の別実施例を示す縦断面図
【図6】従来の乾式粉砕機を示す縦断面図
【符号の説明】
5 容器 6 原料供給部 7 攪拌羽根 8 排出部 10 筒状部材 11 空気導入部 F 流路 S 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B02C 17/00 - 17/24 B02C 21/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉砕媒体が予め収容され且つ原料供給部
    (6)から原料が供給される容器(5)内に、前記粉砕
    媒体及び前記原料に対する攪拌羽根(7)を縦軸周りに
    回転自在に設けると共に、上部に空気導入部(11)が
    設けられた筒状部材(10)を、容器中央部に縦向きに
    且つ容器底部に隙間(S)をあけて設けることにより、
    前記空気導入部(11)から導入される空気の流路
    (F)を、前記筒状部材(10)の内部から前記隙間
    (S)を経て前記筒状部材(10)の外部に至る経路を
    とる状態に形成し、前記攪拌に基づいて前記原料が粉砕
    されてなる微細粉体が前記流路(F)に沿って導かれて
    排出される排出部(8)を容器上部に形成してある乾式
    粉砕機であって、 前記排出部(8)の内壁面の全部又は一部を、前記容器
    (5)の内壁面に沿う方向又は拡径方向に連なった面と
    してある乾式粉砕機。
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