JP3133372U - 簡易消火器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】特に天ぷら油火災発生時などにおける初期消火のために、簡単に使用でき、消火可能な簡易消火器具を提供する。
【解決手段】取っ手棒5の先端に取り付けた揮発性で不燃性の消火液を含有するマイクロカプセルを内包した袋状体(容器)2からなる簡易消火器具1であって、マイクロカプセルが高温に曝されると不燃性気化ガスを放出し、火災発生時などにおいて初期消火ができる。また、高吸水性樹脂3(水を吸水させた)を内包した袋状体(容器)からなる簡易消火器具である。天ぷら油火災時、天ぷら鍋に容器を投入することにより、不燃性気化ガスが放出し消火ができる。もしくは、天ぷら油火災時、天ぷら鍋に容器を投入することにより不燃性気化ガスが放出し、同時に高吸水性樹脂(水を吸水させた)の水分が気化する際の気化熱により天ぷら油の熱量を奪い消火ができる。
【選択図】図2
【解決手段】取っ手棒5の先端に取り付けた揮発性で不燃性の消火液を含有するマイクロカプセルを内包した袋状体(容器)2からなる簡易消火器具1であって、マイクロカプセルが高温に曝されると不燃性気化ガスを放出し、火災発生時などにおいて初期消火ができる。また、高吸水性樹脂3(水を吸水させた)を内包した袋状体(容器)からなる簡易消火器具である。天ぷら油火災時、天ぷら鍋に容器を投入することにより、不燃性気化ガスが放出し消火ができる。もしくは、天ぷら油火災時、天ぷら鍋に容器を投入することにより不燃性気化ガスが放出し、同時に高吸水性樹脂(水を吸水させた)の水分が気化する際の気化熱により天ぷら油の熱量を奪い消火ができる。
【選択図】図2
Description
本考案は、家庭内、レストラン、ホテル等での台所、調理場、厨房などの小規模火災発生時(特に天ぷら油火災)などにおける初期消火に誰もが容易に使用できる簡易消火器具に関するものである。
従来より家庭内などに設置されている消火器具として、ABC粉末消火器が一般的である。小型軽量と称して簡易消火具も市販されている。例えば、商品名「フラワー消火」として供されているものがある。(実公昭58−41981)
しかしながら、これらの技術に開示されている消火剤は、例えば天ぷら油料理を調理している天ぷら鍋の天ぷら油に着火燃焼するような火災発生時において、発泡することによって空気を遮断し、消火するものである。しかし、発泡展開に時間を要するため完全消火に数十秒要する。火災発生時、慌てている中で数十秒は長い時間であると思われる。
以上のように、家庭内での天ぷら油火災発生時、初期消火のための使用が簡単な安心して使える簡易消火器を提供することである。
上記課題を解決するものとして、本考案による簡易消火器は、消火液を含有したマイクロカプセルと水を吸水させた高吸水性樹脂を内包した容器、もしくは、水を吸水させた高吸水性樹脂を内包した容器もしくは消火液を含有したマイクロカプセルを内包したこの容器を先端に取り付けた取っ手棒(伸縮自在又は棒)により構成される。
すなわち、以下の特徴を有する簡易消火器により上記課題が解決される。(請求項1)取っ手棒5(伸縮自在又は棒)と、この取っ手棒5の先端部6に紐状体7を介して消火剤を内包した容器2を取り付けた簡易消火器具であって、該消火剤4が揮発性且つ不燃性の消火液を含有するマイクロカプセルからなることを特徴とする簡易消火器具。(請求項2)取っ手棒5(伸縮自在又は棒)と、この取っ手棒5の先端6に紐状体7を介して該消火剤4が揮発性且つ不燃性の消火液を含有するマイクロカプセルと該消火剤3が高吸水性樹脂に水を吸水させた物からなることを特徴とする簡易消火器。(請求項3)上記マイクロカプセルが含有する核部分の消火液の沸点60℃乃至160℃である常温で液体からなることを特徴とする請求項1〜2に記載の簡易消火器具。(請求項4)上記マイクロカプセルが含有する核部分の消火液がジブロモメタン(二臭化メタン)、またはジブロモメタンを主成分とする液体混合液であることを特徴とする請求項1〜2に記載の簡易消火器具。(請求項5)上記マイクロカプセルが含有する殻の部分が130℃〜250℃で消火液の気化ガス圧で破壊し、該気化ガスが放出されることを特徴とする請求項3〜4に記載の簡易消火器具。(請求項6)上記のマイクロカプセルが含有する殻部分が天然樹脂または合成樹脂またはこれらの混合物で形成されることを特徴とする請求項5に記載の簡易消火器具。(請求項7)上記のマイクロカプセルが含有する殻部分がゼラチン、ゼラチン・アラビアゴム、メラミン樹脂、尿素・ホルマリン樹脂、ウレタン樹脂を主成分とする混合物であることを特徴とする請求項5に記載の簡易消火器具。(請求項8)取っ手棒5(伸縮自在又は棒)と、この取っ手棒5の先端部6に紐状体7を介して消火剤を内包した容器2を取り付けた簡易消火器具であって、該消火剤3が高吸水性樹脂に水を吸水させた物からなることを特徴とする簡易消火器具。(請求項9)高吸水性樹脂としては、ポリアクリル酸塩系、でんぷん−アクリル酸グラフト系、ポリビニルアルコール系、酢酸ビニル−アクリル酸塩系、イソブチレン−マレイン酸系を主成分とする請求項2,8の簡易消火器具。(請求項10)取っ手棒5の先端部6の一部が200℃で軟化破断することを特徴する請求項1〜9に記載の簡易消火器具。(請求項11)紐状体7が高温で容易に軟化破断する材料からなり、内包されたマイクロカプセル及び水を吸水した高吸水性樹脂が放出されることを特徴とする請求項1〜10に記載の簡易消火器具。(請求項12)容器2が通気性の袋体からなることを特徴とする請求項1〜10に記載の簡易消火器具。(請求項13)容器2が気密性の袋体からなることを特徴とする請求項1〜10に記載の簡易消火器具。
本考案に係わる、簡易消火器具は、取り出しやすい場所に常置しておき、火災時、取っ手棒の基端部を片手で持って容器部分を天ぷら鍋に投入すれば火災によって、容器が取っ手棒からはずれ、天ぷら油面の高温に曝され水を吸水した高吸水性樹脂が水を放出し、水が水蒸気になるときの気化熱(潜熱)で天ぷら油より熱量を奪い、天ぷら油の温度を引火点以下に下げる働きがあり、且つマイクロカプセル内の揮発性不燃液が気化して、気化ガス圧によりマイクロカプセルが破裂し、気化ガスが火炎及び高温の油面を覆って、空気を遮断して消火する。マイクロカプセル消火剤と高吸水性樹脂の相乗効果もしくはマイクロカプセル消火剤もしくは高吸水性樹脂の効果により、天ぷら油火災の消火効果は高い。
本考案において、使用されるマイクロカプセルもしくは高吸水性樹脂(水を吸水させた)の容器は球状、筒状、角柱状、袋状、板状などの任意の形状を使用することも出来、気密性のあるもの、通気性のあるものも用いる事ができる。容器は透明、半透明あるいは不透明でも良い。
消火のために、容器が火中に投入され、内包された高吸水性樹脂に吸水された水分が油面及び高温に曝された部分より水を放出し、気化することにより、気化熱(潜熱)で天ぷら油の熱量を奪い温度を下げ、消火する。用いる高吸水性樹脂に吸水させた水の量は天ぷら油1リットルに対し50ml以上が好ましい。同時にマイクロカプセルに内包されている消火液が高温により気化し、気化ガスの圧力でマイクロカプセルの殻が破裂し、気化ガスが放出されることである。用いるマイクロカプセルの量は天ぷら油1リットルに対し20g以上が好ましい。この放出ガス及び高吸水性樹脂の水分の相乗効果で消火する。
高吸水性樹脂(水を吸水させた)と消火液マイクロカプセルの組合せを図5〜図7に示す。
従って、用いられる容器の材質あるいは材料として、容器が気密性の場合は、例えば、天ぷら油火災のような高温(350℃以上)の場合、火炎や油温で容器が消失するか、軟化・溶融して少なくとも一部が破壊して、マイクロカプセル及び高吸水性樹脂(水溶液を吸水させた)が放出されればよい。従って、天然樹脂、紙やセルロース改質合成樹脂は、火炎で消失するので好ましい。合成樹脂が用いられる場合はその軟化あるいは溶融温度が火災時の油温以下であればよい。ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリエチレンテレフタート、ポリ塩化ビニール、ポリスチレンなどが用いられる。これらのブレンドも用いることができる。さらに、容器の通気性のものであれば、気化ガスは容器から放出されるので、容器は破壊される必要がなく、この場合は材質・材料はさらに任意となる。金属繊維、金属網、天然繊維、合繊繊維、織物などが用いられる。
消火液マイクロカプセルの断面図を図4に示す。
用いられるマイクロカプセルはその直径が50ミクロンから1000ミクロン程度のものが用いられる。特に50ミクロンから200ミクロン程度のものが粉体状であり、容器への挿入操作が簡単である。
取っ手棒の材料はアルミニウム、ステンレスなどの金属、あるいはポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニール、ポリスチレンなどの合成樹脂、複合合成樹脂材などを用いることが出来る。
取っ手棒の先端部に紐状体を介して消火剤を内包した容器を吊るす紐状体の材料は、火災で消失あるいは軟化、溶融して破断するものなら何でも良い。天然繊維や合成繊維が好ましく用いられる。
この簡易消火器具では、容器部分を天ぷら油に投入した途端から30秒以内に完全消火し、再着火することがない。天ぷら油火災で慌てている当事者にとって消火できることは安心であり、大きな利点である。
本考案に基づく実施例について、図1を参照して説明する。
図1には、取っ手棒5(伸縮自在又は棒)と、この取っ手棒5の先端6に紐状体7を介して消火剤を内包した容器消火剤を内包した容器2を火災が発生した天ぷら鍋9の中に片手を伸ばし投入されている状態が示されている。本実施例ではステンレス製のものを使用した。ここでの取っ手棒5は、角筒状の伸縮自在又は棒でもよい。
図1には、取っ手棒5(伸縮自在又は棒)と、この取っ手棒5の先端6に紐状体7を介して消火剤を内包した容器消火剤を内包した容器2を火災が発生した天ぷら鍋9の中に片手を伸ばし投入されている状態が示されている。本実施例ではステンレス製のものを使用した。ここでの取っ手棒5は、角筒状の伸縮自在又は棒でもよい。
容器2は合成樹脂からなる袋体であるが、この容器2は燃焼中の天ぷら鍋9(天ぷら油量約1リットル注入)の中に投入されると、火炎によって瞬時に消失し、内包されたマイクロカプセル200gが容器から放出されて天ぷら鍋9の天ぷら油中(油温約350℃)に落下するとともに、マイクロカプセルに内包されたジブロモメタンが気化し、気化ガス圧によってマイクロカプセルは破裂し、気化ガスが火炎及び油面を覆って消火する。容器2を火災発生中の天ぷら鍋に投入してから消火までの時間は20秒以内であった。そして再引火することはなかった。
天ぷら油は酸化の進んだ古い油から新しい油まで、自然発火温度は300℃〜370℃といわれている。本実施例では燃焼時の油温度は約350℃であった。ジブロモメタンの場合、不燃性で、常圧での気化温度(沸点)は97℃である。また気化ガスの比重は空気より重く、気化によって液体時の体積は約300倍に膨張する。
本考案に基づく実施例について、図2を参照して説明する。
容器2は合成樹脂からなる袋体であるが、この容器2は燃焼中の天ぷら鍋9(天ぷら油量約1リットル注入)の中に投入されると、火炎によって瞬時に消失し、内包された高吸水性樹脂(高吸水性樹脂5gに水200mlを吸水させたもの)とマイクロカプセル50gが容器から放出されて天ぷら鍋9の天ぷら油中(油温約350℃)に落下するとともに、マイクロカプセルに内包されたジブロモメタンが気化し、気化ガス圧によってマイクロカプセルは破裂し、気化ガスが火炎及び油面を覆って消火し、同時に高吸水性樹脂の水分が高温の天ぷら油に曝されることにより、水蒸気になり、この時の気化熱(潜熱)により、天ぷら油の熱量を奪い消火する。容器2を火災発生中の天ぷら鍋に投入してから消火までの時間は25秒以内であった。そして再引火することはなかった。
容器2は合成樹脂からなる袋体であるが、この容器2は燃焼中の天ぷら鍋9(天ぷら油量約1リットル注入)の中に投入されると、火炎によって瞬時に消失し、内包された高吸水性樹脂(高吸水性樹脂5gに水200mlを吸水させたもの)とマイクロカプセル50gが容器から放出されて天ぷら鍋9の天ぷら油中(油温約350℃)に落下するとともに、マイクロカプセルに内包されたジブロモメタンが気化し、気化ガス圧によってマイクロカプセルは破裂し、気化ガスが火炎及び油面を覆って消火し、同時に高吸水性樹脂の水分が高温の天ぷら油に曝されることにより、水蒸気になり、この時の気化熱(潜熱)により、天ぷら油の熱量を奪い消火する。容器2を火災発生中の天ぷら鍋に投入してから消火までの時間は25秒以内であった。そして再引火することはなかった。
高吸水性樹脂(高吸水性樹脂2gに水200mlを吸水させたもの)の効果は、天ぷら油の比熱≒0.5、比重≒0.9、1000mlの天ぷら油の重さは≒900g天ぷら油900g(油温350℃)の熱量=0.5×900g×350℃=157,500cal=157.5Kcal、水200gを油温350℃の天ぷら油に投入した場合、奪う熱量は=200g×539cal=107,800cal=107.8Kcal、結果天ぷら油の油温は降下し、再着火することはない。
本考案に基づく実施例について、図2を参照して説明する。
容器2は合成樹脂からなる袋体であるが、この容器2は燃焼中の天ぷら鍋9(天ぷら油量約1リットル注入)の中に投入されると、火炎によって瞬時に消失し内包された高吸水性樹脂(高吸水性樹脂3gに水300mlを吸水させたもの)とマイクロカプセル50gが容器から放出されて天ぷら鍋9の天ぷら油中(油温約350℃)に落下するとともに、マイクロカプセルに内包されたジブロモメタンが気化し、気化ガス圧によってマイクロカプセルは破裂し、気化ガスが火炎及び油面を覆って消火し、同時に高吸水性樹脂の水分が高温の天ぷら油に曝されることにより、水蒸気になり、この時の気化熱(潜熱)により、天ぷら油の熱量を奪い消火する。容器2を火災発生中の天ぷら鍋に投入してから消火までの時間は15秒以内であった。そして再引火することはなかった。
容器2は合成樹脂からなる袋体であるが、この容器2は燃焼中の天ぷら鍋9(天ぷら油量約1リットル注入)の中に投入されると、火炎によって瞬時に消失し内包された高吸水性樹脂(高吸水性樹脂3gに水300mlを吸水させたもの)とマイクロカプセル50gが容器から放出されて天ぷら鍋9の天ぷら油中(油温約350℃)に落下するとともに、マイクロカプセルに内包されたジブロモメタンが気化し、気化ガス圧によってマイクロカプセルは破裂し、気化ガスが火炎及び油面を覆って消火し、同時に高吸水性樹脂の水分が高温の天ぷら油に曝されることにより、水蒸気になり、この時の気化熱(潜熱)により、天ぷら油の熱量を奪い消火する。容器2を火災発生中の天ぷら鍋に投入してから消火までの時間は15秒以内であった。そして再引火することはなかった。
本考案に基づく実施例について、図3を参照して説明する。
実施例4は内包された高吸水性樹脂(高吸水性樹脂3gに水300mlを吸水させたもの)と容器から放出されて天ぷら鍋9の天ぷら油中(油温約350℃)に落下するとともに、高吸水性樹脂の水分が高温の天ぷら油に曝されることにより、水蒸気になり、この時の気化熱(潜熱)により、天ぷら油の熱量を奪い消火する。容器2を火災発生中の天ぷら鍋に投入してから消火までの時間は20秒以内であった。そして再引火することはなかった。
実施例4は内包された高吸水性樹脂(高吸水性樹脂3gに水300mlを吸水させたもの)と容器から放出されて天ぷら鍋9の天ぷら油中(油温約350℃)に落下するとともに、高吸水性樹脂の水分が高温の天ぷら油に曝されることにより、水蒸気になり、この時の気化熱(潜熱)により、天ぷら油の熱量を奪い消火する。容器2を火災発生中の天ぷら鍋に投入してから消火までの時間は20秒以内であった。そして再引火することはなかった。
1簡易消火器具
2容器
3高吸水性樹脂(水を吸水させたもの)
4消火剤(消化液入りマイクロカプセル)
5取っ手棒
6紐状体
7取っ手棒の先端部
8取っ手棒の基端部
9天ぷら鍋
2容器
3高吸水性樹脂(水を吸水させたもの)
4消火剤(消化液入りマイクロカプセル)
5取っ手棒
6紐状体
7取っ手棒の先端部
8取っ手棒の基端部
9天ぷら鍋
Claims (13)
- 取っ手棒5(伸縮自在又は棒)と、この取っ手棒5の先端部6に紐状体7を介して消火剤を内包した容器2を取り付けた簡易消火器具であって、該消火剤4が揮発性且つ不燃性の消火液を含有するマイクロカプセルからなることを特徴とする簡易消火器具。
- 取っ手棒5(伸縮自在又は棒)と、この取っ手棒5の先端部6に紐状体7を介して消火剤を内包した容器2を取り付けた簡易消火器具であって、該消火剤4が揮発性且つ不燃性の消火液を含有するマイクロカプセルと該消火剤3が高吸水性樹脂に水を吸水させた物からなることを特徴とする簡易消火器具。
- 上記マイクロカプセルが含有する核部分の消火液の沸点60℃乃至160℃である常温で液体からなることを特徴とする請求項1〜2に記載の簡易消火器具。
- 上記マイクロカプセルが含有する核部分の消火液がジブロモメタン(二臭化メタン)、またはジブロモメタンを主成分とする液体混合液であることを特徴とする請求項1〜2に記載の簡易消火器具。
- 上記マイクロカプセルが含有する殻の部分が130℃〜250℃で消火液の気化ガス圧で破壊し、該気化ガスが放出されることを特徴とする請求項3〜4に記載の簡易消火器具。
- 上記のマイクロカプセルが含有する殻部分が天然樹脂または合成樹脂またはこれらの混合物で形成されることを特徴とする請求項5に記載の簡易消火器具。
- 上記のマイクロカプセルが含有する殻部分がゼラチン、ゼラチン・アラビアゴム、メラミン樹脂、尿素・ホルマリン樹脂、ウレタン樹脂を主成分とする混合物であることを特徴とする請求項5に記載の簡易消火器具。
- 取っ手棒5(伸縮自在又は棒)と、この取っ手棒5の先端部6に紐状体7を介して消火剤を内包した容器2を取り付けた簡易消火器具であって、該消火剤3が高吸水性樹脂に水を吸水させた物からなることを特徴とする簡易消火器具。
- 高吸水性樹脂としては、ポリアクリル酸塩系、でんぷん−アクリル酸グラフト系、ポリビニルアルコール系、酢酸ビニル−アクリル酸塩系、イソブチレン−マレイン酸系を主成分とするものからなる請求項2,8の簡易消火器具。
- 取っ手棒5の先端部6の一部が200℃以下で軟化破断することを特徴する請求項1〜9に記載の簡易消火器具。
- 紐状体7が高温で容易に軟化破断する材料からなり、内包されたマイクロカプセル及び水を吸水した高吸水性樹脂が放出されることを特徴とする請求項1〜10に記載の簡易消火器具。
- 容器2が通気性の袋体からなることを特徴とする請求項1〜10に記載の簡易消火器具。
- 容器2が気密性の袋体からなることを特徴とする請求項1〜10に記載の簡易消火器具。
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JP2007002235U JP3133372U (ja) | 2007-03-05 | 2007-03-05 | 簡易消火器具 |
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JP2007002235U JP3133372U (ja) | 2007-03-05 | 2007-03-05 | 簡易消火器具 |
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