JP3132566U - 二次元コードパターンシート - Google Patents

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Abstract

【課題】QRコードなどの二次元コードによるパターンを、読み取り可能な状態で屋外に長期間設置すること。
【解決手段】二次元コードパターンシート1は、可撓性のある樹脂製の平面基材11と、平面基材11の一方の面に油性インクで印刷された所定の二次元コードパターン15を有する印刷層15と、印刷層15を覆うマット樹脂層17と、を有する。
【選択図】図2

Description

本考案は、二次元コードパターンシートに関する。
特許文献1には、インクジェットプリンタやサーマルヘッドを有する熱転写プリンタを使用して、被印刷シートに二次元コード符号画像を印刷する技術が開示されている。
特開2001−334697号公報(要約、特許請求の範囲、考案の詳細な説明など)
二次元コードの一種であるQRコード(登録商標)は、雑誌、地図、その他の紙を使用した情報メディアにおいて、その情報メディアが提供する情報に関連する情報をデータとして提供するために、利用されるようになってきている。QRコードのデコード機能を有するカメラ付き携帯電話端末のユーザは、この情報メディアにより提供されるQRコードを、そのカメラ付き携帯電話端末で読み取ることで、そのQRコードにコード化されているデータを手軽に利用することができる。
このように普及し始めているQRコードのパターンをたとえば史跡、ビル内、地下街、イベント会場などの街中に設置し、QRコードのデコード機能を有するカメラ付き携帯電話端末のユーザに対して、それらに関連する情報をデータとして提供することが考えられる。他にもたとえば、駅の入口、交番、障害者施設、その他の周辺施設を案内するための情報、駅の入口、交番、障害者施設、その他の周辺施設までの道案内のための情報、交番、病院その他の電話番号などの連絡先などの情報を提供するものとして、QRコードパターンを設置することが考えられる。
このように街中に、情報をデータとして提供するためのQRコードパターンを設置することで、QRコードのデコード機能を有するカメラ付き携帯電話端末のユーザは、その場所場所において必要な情報を手軽に入手することが可能となる。QRコードパターンを1つ設置すれば、それを複数のユーザが読み込んでコード化されている情報を利用することができるので、紙資源を節約することが可能となる。
しかしながら、QRコードパターンを印刷した紙などを屋外に設置した場合、風雨にさらされることで、湿気などにより、QRコードパターンがにじんでしまったり、紙がよれてしまったりしてしまう。そのような状態になってしまうと、カメラ付き携帯電話端末は、QRコードパターンを撮像してデコードすることができない。つまり、QRコードパターンを印刷した紙を屋外に設置するだけでは、そのQRコードパターンは、カメラ付き携帯電話端末のユーザへ情報を提供するものとして利用することは難しい。
本考案は、以上の課題に鑑みなされたものであり、QRコードなどの二次元コードによるパターンを、読み取り可能な状態で屋外に長期間設置することができる二次元コードパターンシートを得ることを目的とする。
本考案に係る二次元コードパターンシートは、可撓性のある樹脂製の平面基材の一方の面に二次元コードパターンを印刷し、さらに二次元コードパターンを覆うようにマット樹脂層を形成してなる二次元コードパターンシートである。特に、この二次元コードパターンシートは、二次元コードパターンの周囲に枠が印刷されている。
これにより、二次元コードパターンシートは、たとえば床面やその他の屋外に設置したとしても、離れたところから発見し易くなる。しかも、二次元コードパターンは、マット樹脂層により被覆される。したがって、シートの表面を鋭利なもので引っかいたとしても、その箇所のみが傷つくだけであり、靴で踏んだり自動車のタイヤなどが乗り上げたりしたとしても、二次元コードパターンの印刷が剥離され難くなる。その結果、この次元コードパターンシートは、屋外に設置した状態において、長期に渡ってデコード可能となる。
本考案に係る二次元コードパターンシートは、上述した考案の構成に加えて以下の特徴を有するものである。すなわち、二次元コードパターンシートは、それと並べて敷き詰められるタイルと同じ大きさに形成されている。
このように、二次元コードパターンシートをタイルと同じ大きさに形成することで、床面にならべて敷き詰めることができる。
本考案に係る二次元コードパターンシートは、上述した考案の各構成に加えて以下の特徴を有するものである。すなわち、二次元コードパターンは、平面基材にそれとは異なる1つの色の油性インクを印刷することにより、平面基材の一方の面に形成されている。
二次元コードパターンの一方の色のみを油性インクの印刷により形成するので、たとえば二次元コードパターンの2つの色を異なる色の油性インクを組合せて印刷する場合のように、パターンの境界となる部位において混色などによってパターンのエッジがぼけてしまうことはない。パターンのエッジは、はっきりとしたものとなる。したがって、この二次元コードパターンシートは、案内板、壁面、床面、路面などの屋外に設置しても、長期間にわたって、デコード機能を有するカメラ付き携帯電話端末によりデコードすることができる。
本考案に係る二次元コードパターンシートは、上述した考案の各構成に加えて以下の特徴を有するものである。すなわち、平面基材の二次元コードパターンが形成される面は、光沢が無いつや消しの面である。
これにより、太陽や電灯などが二次元コードパターンを撮像する画像にりこんでいる場合であっても、デコード機能を有するカメラ付き携帯電話端末は、その画像に基づいて二次元コードパターンをデコードすることが可能となる。
本考案では、QRコードなどの二次元コードによるパターンを、読み取り可能な状態で屋外に長期間設置することができる。
以下、本考案の実施の形態に係る二次元コードパターンシートを、図面に基づいて説明する。二次元コードパターンシートは、QRコード(登録商標)によるパターンが印刷されたシートを例として説明する。
QRコード(登録商標)は、ISO(International Organization For Standardization)/IEC(International Electrotechnical Commission)18004として規格化されている。
図1は、本考案の実施の形態に係るQRコードパターンシート1を示す正面図である。図2は、図1のQRコードパターンシート1の層構造を示す部分断面図である。
シート1は、塩化ビニル樹脂からなる平面基材11を有する。平面基材11は、一辺が約30cm程度の長さとなる正方形形状を有し、約0.05〜0.4ミリメール程度の厚さに形成される。このように塩化ビニル樹脂により薄く形成された平面基材11は、やわらかく、可撓性を有する。また、この平面基材11は、白色を有する。
平面基材11の裏面には、マット部材12が貼着される。マット部材12は、たとえば複数のシート1を折り畳むように積層して形成したものであり、弾性を有する。マット部材12は、約0.2mmから数mmの厚さを有する。マット部材12の裏面には、さらに、再剥離可能な粘着層13が形成される。再剥離可能な粘着層13が形成されることで、シート1は、たとえば案内板22などに貼着した後に、剥がし、再度貼着することができる。
平面基材11の表面には、印刷層14が形成される。印刷層14は、溶剤タイプの油性インクを印刷することで、平面基材11の表面に形成される。油性インクは、たとえば紙への印刷に使用するインク、たとえば染料系インクや顔料系インクなどと比べて、発色が紫外線などによって劣化し難く(つまり、退色し難く)、屋外での使用に適している。
この平面基材11に、溶剤タイプの油性インクを印刷することかできる印刷装置としては、溶剤タイプの油性インクを画像データにしたがって吐出するインクジェット印刷装置がある。このようなインクジェット印刷装置としては、たとえば、株式会社セイコーアイ・インフォテック製のインクジェットプロッタ(型番IP−3010など)や、武藤工業株式会社製のインクジェットプリンタ(型番PJ−2216NXなど)などがある。このようなインクジェット印刷装置を用いて、平面基材11に油性インクを印刷し、シート1に二次元コードパターン15を形成することができる。
図1のQRコードパターンシート1では、インクジェット印刷装置を用いて黒色の油性インクをQRコードパターン15の一方の色の形状に印刷することで、平面基材11の表面に印刷層14が形成される。これにより、シート1には、平面基材11の白色と印刷層14の黒色とにより、QRコードパターン15が形成される。印刷層14の周囲には、印刷のにじみが殆ど発生しない。
また、QRコードパターン15の周囲には、枠16が印刷される。枠16は、たとえば赤、青、黄、緑などの色彩を有する油性インクにより、平面基材11の外周部の全周にわたって形成される。これにより、シート1は、たとえば床面やその他の屋外に設置したとしても、離れたところから発見し易くなる。
この枠16と、QRコードパターン15の輪郭との間には、QRコードの読み取りのために、マージン領域18が形成される。マージン領域18は、QRコードパターン15の4辺を囲むように形成され、少なくとも、QRコードパターン15のセルの4倍以上の幅に形成される。
このように、QRコードパターン15の周囲にマージン領域18を確保しながら枠16を印刷する場合、QRコードパターン15は、その一辺の長さ(図1のAの長さ)が平面基材11の一辺の長さ(図1のBの長さ)の50以上、90%以下となるサイズに形成するとよい。これにより、QRコードパターン15のセルサイズを、屋外において、デコード機能を有するカメラ付き携帯電話端末により読み取り易いサイズとしながら、色彩を有する枠16による発見のし易さの効果を得ることができる。
印刷層14が形成されている平面基材11の表面には、さらに、マットPP加工によりマット樹脂層17が形成される。マットPP加工は、別名マットポリプロピレンフィルム加工と呼ばれる表面加工である。マットPP加工では、接着剤を塗布したマットポリプロピレンフィルムを、印刷層14が形成されている平面基材11の表面に貼着した後、その全体を熱風で乾燥し、さらにその後に、マットポリプロピレンフィルムと印刷層14が形成されている平面基材11とを熱圧着することで張り合わせる。
このようにマットPP加工により、マット樹脂層17を形成すると、シート1のQRコードパターン15が形成される面は、光沢が無いつや消しの面となる。シート1の表面は、滑らかになる。したがって、太陽や電灯などがQRコードパターン15を撮像する画像に映りこんでいる状態であったとしても、デコード機能を有するカメラ付き携帯電話端末は、その撮像画像に基づいてQRコードパターン15をデコードすることが可能となる。
以上のような構造を有するQRコードパターンシート1は、たとえば図3に示すように屋外に設置される。図3は、図1中のQRコードパターンシート1の設置状態の一例を示す説明図である。QRコードパターンシート1は、たとえば観光地の史跡21に隣接して設けられる史跡21の案内板22に貼着される。案内板22は、その史跡21に関する歴史や言い伝えを解説するものである。また、この案内板22に設置されるQRコードパターン15には、たとえば、史跡21に関する情報の表示データがコード化される。
案内板22に貼着されるシート1は、約30cm平方のサイズである。このようなサイズでQRコードパターン15を設置することで、案内板22から1〜1.5m程度離れた位置から、携帯電話端末によって読み取ることが可能である。複数の人が並んで同時に、携帯電話端末を使用してQRコードパターン15を読み取ることが可能である。
そして、図3の案内板22に来た人は、QRコードのデコード機能を有するカメラ付き携帯電話端末を用いて、案内板22に設置されたQRコードパターン15を読み取る。これにより、カメラ付き携帯電話端末には、QRコードパターン15にコード化されていた史跡21に関する情報が表示される。
なお、QRコードパターン15には、史跡21に関する情報の表示データとともに、あるいはその代わりに、携帯電話端末が基地局を介してアクセスすることができるサーバ装置のアクセス情報(たとえばそのサーバ装置のURL(Uniform Resource Locator)など)などをコード化してもよい。この場合、そのサーバ装置のURLから各種情報を取得して表示することができる。
また、QRコードパターン15には、サーバ装置のアクセス情報以外にも、携帯電話端末が基地局を介してアクセスすることができるサーバ装置により利用されるデータとして、たとえば、そのQRコードパターン15を設置した場所の位置データや、その設置場所周辺の地図データなどを、コード化するようにしてもよい。
また、QRコードパターン15には、他にも、その史跡21の周辺にある最寄りの警察署、緊急連絡先、トイレ、指定休憩所、公共施設、その他の周辺情報を表示する表示データをコード化したり、その周辺施設への連絡に使用可能な電話番号や電子メールアドレスなどを携帯電話端末において利用可能な形式のデータとしてコード化したりしてもよい。
以上のように、この実施の形態1によれば、可撓性のある塩化ビニル樹脂製の平面基材11の白色の表面の上に、QRコードパターン15の一方の色となる黒色の印刷層14を印刷することで、シート1にQRコードパターン15が形成される。樹脂製の平面基材11は、風雨にさらされたとしてもその湿気などによって紙のようによれてしまうことはない。また、油性インクは、その発色が日光などによって劣化し難く、靴などで踏まれたとしても平面基材11の表面からはがれたり、かすれたりし難い。また、QRコードパターン15の一方の色のみを、油性インクの印刷により形成するので、たとえばQRコードパターン15の2つの色を異なる色の油性インクを組合せて印刷する場合のように、パターンの境界となる部位において混色などによってパターン15のエッジがぼけてしまうことはない。パターン15のエッジは、はっきりとしたものとなる。
したがって、このQRコードパターンシート1は、案内板、壁面、床面、路面などの屋外に設置しても、長期間にわたって、デコード機能を有するカメラ付き携帯電話端末によりデコードすることができる。
しかも、この実施の形態1によれば、シート1のQRコードパターン15が形成される面は、マット樹脂層17により被覆される。したがって、シート1の表面を鋭利なもので引っかいたとしても、その箇所のみが傷つくだけであり、靴で踏んだり自動車のタイヤなどが乗り上げたりしたとしても、油性インクによる印刷層14が平面基材11から剥離され難くなる。その結果、このQRコードパターンシート1は、屋外に設置した状態において、長期に渡ってデコード可能となる。
また、この実施の形態1では、シート1のQRコードパターン15が形成される面は、光沢が無いつや消しの面となる。したがって、太陽や電灯などがQRコードパターン15を撮像する画像に映りこんでいる場合であっても、デコード機能を有するカメラ付き携帯電話端末は、その画像に基づいてQRコードパターン15をデコードすることが可能となる。
また、この実施の形態1では、QRコードパターン15は、30cm平方程度のサイズに形成されている。これに対して、携帯電話端末に読み取らせるために情報メディアなどに印刷されるQRコードパターン15は、通常は2〜4cm平方程度のサイズ、大きくとも6cm平方程度のサイズに形成される。したがって、実施の形態1のQRコードパターン15は、一般的なQRコードパターン15に比べて大きく、屋外に設置された場合に目立つ。また、そのQRコードパターン15の周囲には、色彩を有する枠16が印刷されている。シート1は、たとえば床面、壁面、路面、外壁、その他の屋外にある場所に設置したとしても、離れたところから発見し易い。
また、ユーザは、QRコードパターン15から少し離れた位置において、携帯電話端末によりQRコードパターン15を読み取らせることができる。また、一度に複数の人が並んでQRコードパターン15の読み取りを行うことができる。したがって、QRコードパターン15は、ユーザにとって、使いやすく便利なものとなる。
たとえば、工事現場を囲う仕切り用の壁面に、一辺の長さが1.36m程度、セルピッチが24mm程度のQRコードパターン15をシート1により設置した場合、昼夜を問わず、このQRコードを携帯電話端末で読み取ることができる。たとえば型番D505isの携帯電話端末では、QRコードパターン15から4.5〜5m離れた位置から読み取ることができる。型番P505isの携帯電話端末では、QRコードパターン15から3.8〜4.1m離れた位置から読み取ることができる。型番N900iの携帯電話端末では、QRコードパターン15から2.58〜3.8m離れた位置から読み取ることができる。型番P900iの携帯電話端末では、QRコードパターン15から3.8〜4.6m離れた位置から読み取ることができる。なお、これらの読み取りテスト時におけるQRコードパターン15付近の明るさは、日中において800〜1000ルクス、夜間において50〜100ルクスである。また、携帯電話端末付近の明るさは、日中において約3000ルクス、夜間において50ルクス以下である。
なお、QRコードパターンシート1は、床面に並べて設置されるフリーアクセス用マットやタイルなどと同じ大きさに形成してもよい。図4は、QRコードパターンシート1の設置状態の他の例を示す説明図である。図4において、QRコードパターンシート1は、床面に並べて設置されるフリーアクセス用マット31と同じ大きさに形成され、このフリーアクセス用マット31と並べて床面に敷き詰められる。図4のフリーアクセス用マット31は、たとえば、一辺が約30cmの正方形のものである。このように、QRコードパターンシート1は、フリーアクセス用マット31と同じ大きさに形成することで、床面にフリーアクセス用マット31とならべて敷き詰めることができる。
なお、QRコードパターンシート1の構造としては、この実施の形態のシート1の構造とは異なり、印刷層14の上に、それを保護するために透明のフィルムを貼着したシート構造とすることも考えられる。しかしながら、印刷層14の上に透明のフィルムを貼着した場合、シートが風雨にさらされることで透明のフィルムが簡単に剥がれてしまう。そのため、このような印刷層14の上に透明のフィルムを貼着した構造のシートでは、携帯電話端末のユーザへ情報をデータとして提供するために屋外に設置するQRコードパターン15としては、好適なものとはならない。
以上の実施の形態は、本考案の好適な実施の形態の例であるが、本考案は、これに限定されるものではなく、考案の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形、変更が可能である。
たとえば、上記実施の形態では、塩化ビニル樹脂の平面基材11を使用している。この他にもたとえば、ポリエチレン樹脂、α−オレフィンなどのオレフィン系樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、トリアセチルセルロース樹脂、アクリル樹脂、クロス材などを、平面基材11として使用してもよい。ただし、平面基材11は、たとえばポリエチレンテレフタレート樹脂により形成する場合より、塩化ビニル樹脂により形成した方が、マットPP加工がし易くなり、好ましい。
上記実施の形態では、マットポリプロピレンフィルムを用いたマットPP加工により、マット樹脂層17を形成している。この他にもたとえば、透明な液状のポリプロピレン樹脂を平面基材11に塗布するPP加工などのラミネート加工や、抽出コーティング、蒸着、スパッタリングなどのコーティング加工などにより、マット樹脂層17を形成するようにしてもよい。
上記実施の形態では、溶剤タイプの油性インクを印刷することで、印刷層14を形成している。この他にもたとえば、染料系インク、顔料系インクなどを印刷することで、印刷層14を形成してもよい。特に、ラミネート加工によりマット樹脂層17を形成する場合、平面基材11および印刷層14の全体が密閉されるので、染料系インク、顔料系インクなどを使用して印刷層14を形成したとしても、短期間であれば屋外で使用することができる。
上記実施の形態では、平面基材11の裏面に、再剥離可能な粘着層13を形成している。この他にもたとえば、平面基材11の裏面に、接着剤からなる接着層、磁力で金属に貼り付くマグネット層などを形成してもよい。
上記実施の形態では、平面基材11の表面に、QRコードパターン15の一方の色の形状に形成される印刷層14を形成している。この他にもたとえば、平面基材11の表面に、QRコードパターン15の2つの色を組合せて印刷してなる印刷層14を形成するようにしてもよい。この場合、平面基材11は、透明などであってもよい。
ただし、このように、QRコードパターン15を構成する2つの色をともに印刷により形成する場合、その2つの色の境界では色が混ざったりしてしまい、エッジが若干はっきりしなくなることがある。このような混色を防止するために、QRコードパターン15を構成する一方の色のための印刷層14と、他方の色のための印刷層14との間に若干の隙間をあけるように印刷することも可能であるが、この場合、その隙間から平面基材11が露出し、QRコードパターン15内に平面基材11の色が混ざってしまうことになり、結局、エッジがはっきりしなくなる恐れがある。したがって、単一色の平面基材11の上に、QRコードパターン15の一方の色を印刷層14として形成する場合が、簡単な製造工程により、QRコードパターン15のエッジを最もはっきりと形成することができる。
上記実施の形態では、平面基材11の表面には、QRコードパターン15を形成するように印刷層14を形成している。この他にもたとえば、平面基材11の表面には、QRコードパターン15を形成するとともに、そのQRコードパターン15をデコードして得られる情報に関連する所定のマークを形成するように、印刷層14を形成するようにしてもよい。
このようにシート1に、QRコードパターン15とともにそのQRコードパターン15をデコードして得られる情報に関連する所定のマークを印刷することで、図5に示すように、QRコードパターン15を見た人は、QRコードパターン15をデコードする前に、QRコードパターン15にコード化されている情報の概略を把握することができる。図5は、QRコードパターン15およびマーク41が印刷されたシート1を示す正面図である。図5のマーク41は、ある学校の校章の図案である。これにより、その学校の先生や生徒は、校章の図案とともに設置されているQRコードパターン15が、自分たち向けのものであることを認識することができる。
上記実施の形態では、シート1には、QRコードによるパターンを形成している。二次元コードには、QRコードの他にも、マイクロQRコード、PDF方式のコード、DataMatrix方式のコード、MaxiCodeなどがある。QRコード、DataMatrix方式のコード、MaxiCodeは、それぞれマトリックスコードの一種である。PDFは、スタックドバーコードの一種である。シート1に形成するパターンは、これらの他の二次元コードによるバターンであってもよい。
本考案は、QRコードなどの二次元コードによるパターンを、カメラ付き携帯電話端末のユーザへ情報をデータとして提供するものとして屋外に設置するために利用することができる。
図1は、本考案の実施の形態に係るQRコードパターンが印刷されたシートを示す正面図である。 図2は、図1のQRコードパターンが印刷されたシートの層構造を示す部分断面図である。 図3は、図1中のQRコードが印刷されたシートの設置状態の一例を示す説明図である。 図4は、QRコードパターンシートの設置状態の他の例を示す説明図である。 図5は、QRコードパターンとともにマークが印刷されたシートを示す正面図である。
符号の説明
1 QRコードパターンシート(二次元コードパターンシート)
11 平面基材
13 粘着層
14 印刷層
15 QRコードパターン(二次元コードパターン)
17 マット樹脂層

Claims (4)

  1. 可撓性のある樹脂製の平面基材の一方の面に二次元コードパターンを印刷し、さらに上記二次元コードパターンを覆うようにマット樹脂層を形成してなる二次元コードパターンシートであって、
    上記二次元コードパターンの周囲に枠が印刷されていることを特徴とする二次元コードパターンシート。
  2. 前記二次元コードパターンシートは、それと並べて敷き詰められるタイルと同じ大きさに形成されていること、を特徴とする請求項1記載の二次元コードパターンシート。
  3. 前記二次元コードパターンは、前記平面基材にそれとは異なる1つの色の油性インクを印刷することにより、前記平面基材の一方の面に形成されていること、を特徴とする請求項1または2記載の二次元コードパターンシート。
  4. 前記平面基材の前記二次元コードパターンが形成される面は、光沢が無いつや消しの面であることを特徴とする請求項1から3の中のいずれか1項記載の二次元コードパターンシート。
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