JP3132278B2 - 油圧供給装置 - Google Patents

油圧供給装置

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JP3132278B2
JP3132278B2 JP05333462A JP33346293A JP3132278B2 JP 3132278 B2 JP3132278 B2 JP 3132278B2 JP 05333462 A JP05333462 A JP 05333462A JP 33346293 A JP33346293 A JP 33346293A JP 3132278 B2 JP3132278 B2 JP 3132278B2
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龍雄 若原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、四輪駆動車のトランス
ファ油圧供給装置として好適な油圧供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の四輪駆動車の駆動力配分装置とし
ては、例えば本出願人によって提案されている特開平2
─68225号公報に記載のものが知られている。この
従来装置に記載されたトランスファ構造は、ケーシング
内に、回転駆動源から駆動力が伝達される入力軸と、駆
動力伝達系に駆動力を伝達する出力軸が平行に配設さ
れ、入力軸には、回転駆動源から伝達された駆動力を連
続的に変更可能とするアクチュエータが配設されてい
る。そして、このアクチュエータに油圧供給装置から所
定圧の油圧が供給されることにより、アクチュエータに
連結されたギアトレーンを介して、入力軸の駆動力が出
力軸に分配される構造とされている。
【0003】ところで、入力軸から出力軸への駆動力の
伝達機構を、前述したギアトレーン方式に替えて、入力
軸に回転自在に配設された第1のスプロケットと、出力
軸に軸支された第2スプロケットとにチェーンが巻装さ
れ、前記第1のスプロケットに前記アクチュエータから
駆動力が伝達されることにより、チェーンを介して入力
軸の駆動力が出力軸に分配されるチェーン駆動伝達式ト
ランスファが開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年の
四輪駆動車は、電子制御により前輪と後輪の駆動力配分
を行い、高次元の操縦安定性能の実現を図るために、複
数の制御弁や電磁弁を使用して油圧を高精度に制御する
ので、油圧供給装置が必然的に大型化しているのが現状
である。
【0005】また、オイル漏れによる油圧の低下を確実
に防止するために、高精度に液密が保持された油圧供給
装置が不可欠である。そこで、この発明は、上記従来の
未解決の課題に着目してなされたものであり、チェーン
駆動伝達式トランスファに油圧供給装置の一部を内蔵す
ることにより、装置の大型化を解決し、且つ高精度に液
密が保持される油圧供給装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の油圧供給装置は、ケーシング内部に設け
られた作動油の循環路と、該ケーシングの外壁の所定位
置に着脱自在に連結された外付けオイルエレメントとを
連通して作動油を当該オイルエレメント内に通過させる
油圧供給装置において、前記ケーシングの外壁に形成さ
れた取付け凹部の内周と、前記オイルエレメントの取付
け部の外周の両者に互いに対応する段差を設け、前記取
付け凹部に前記取付け部を嵌合して締結結合する構造と
し、前記取付け部の前記段差を構成する大径部及び小径
部の外周にそれぞれ周溝を形成し、且つそれら周溝に外
径の異なる少なくとも2つのOリングを装着してこれら
を前記取付け凹部の前記段差に密着させるとともに、前
記取付け凹部の前記段差に、前記外径の異なるOリング
の間の段差面で開口してドレイン部と連通するフィード
バック路を設けた装置である。
【0007】
【作用】この発明の油圧供給装置によれば、取付け凹部
に取付け部が嵌合してケーシングに外付けで締結固定さ
れているオイルエレメントは、ケーシングの循環路から
オイルエレメントに流れ込む高圧の作動油によりオイル
エレメントの取付け部に過度の圧力が加わると、取付け
凹部及び取付け部の間に隙間が生じる。この際、本発明
では、取付け凹部及び取付け部の両者に互いに対応する
段差を設けているので、前記隙間は、取付け凹部及び取
付け部の段差面どうしが離れて環状の隙間となる。そし
て、本発明では、取付け部の前記段差を構成する大径部
及び小径部の外周にそれぞれ少なくとも2つのOリング
を装着する一方、取付け凹部の前記段差の段差面で開口
してドレイン部と連通するフィードバック路を設けてい
るので、前記環状の隙間とフィードバック路が連通する
とともに、取付け部に装着したOリングが、環状の隙間
から外部への液密を保持している。 このように、環状の
隙間が発生しても、Oリングのシール効果は変化せず、
外部への作動油漏れが確実に防止される。また、若し、
大径部及び小径部にそれぞれ装着したOリングのうち、
小径部に装着したOリングから作動油漏れが生じても、
漏れた作動油はもう一方の大径部に装着したOリング側
に達する前に環状の隙間を通り、この隙間からフィード
バック路を通ってドレイン部に戻されていく。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1に示すものは、FR(フロントエンジン,
リヤドライブ)方式をベースにしたパートタイム四輪駆
動車であり、回転駆動源としてのエンジン1と、前左〜
後右側の車輪2FL〜2RRと、車輪2FL〜2RRへの駆動力
配分比を変更可能な駆動力伝達系3と、駆動力伝達系3
による駆動力配分を制御するために油圧を供給する油圧
供給装置4と、油圧供給装置4を制御する制御部5とを
備えた車両である。
【0009】駆動力伝達系3は、エンジン1からの駆動
力を選択された歯車比で変速する変速機6と、この変速
機6からの駆動力を前輪2FL、2FR及び後輪(常駆動
輪)2RL、2RR側に分割するトランスファ7とを有して
いる。そして、駆動力伝達系3では、トランスファ7で
分割された前輪駆動力が前輪側出力軸8、フロントディ
ファレンシャルギア9及び前輪側ドライブシャフト10
を介して、前輪2FL、2FRに伝達され、一方、後輪側駆
動力がプロペラシャフト(後輪側出力軸)11、リアデ
ィファレンシャルギア12及びドライブシャフト13を
介して後輪2RL、2RRに伝達される。
【0010】前記油圧供給装置4は、図2に示す回路構
成によりトランスファ7に所定圧の油圧が供給されるよ
うになっている。この油圧供給装置4は、変速機6の出
力側と連結する入力軸56aと直結して回転駆動する正
逆回転形のメインポンプ20と、このメインポンプ20
と並列配置され、電動モータ22を動力源として回転駆
動する正回転形のサブポンプ24を油圧源としている。
これらメインポンプ20及びサブポンプ24は、オイル
タンク46内の作動油をストレーナ20b、24bを介
して吸入し、吐出側の配管20c、24cに吐出され
る。また、配管20c、24cを収束する収束配管21
aには、オイルエレメント26が接続され、このオイル
エレメント26の上流側(メインポンプ20、サブポン
プ24側)に、他端が潤滑系28側と接続するリリーフ
路30が接続されている。また、オイルエレメント26
の下流側(トランスファ7側)にライン圧調圧弁32が
接続され、収束配管21aから分岐する配管21b、2
1c、21d、21eに、それぞれ電磁開閉弁34、ク
ラッチ圧力調整弁36、パイロット弁38の入力側が接
続されている。また、クラッチ圧力調整弁36の出力側
には、制御圧が供給されない場合に4WDモードに切替
られてトランスファ7にクラッチ圧Pcを供給する切替
弁40の入力側が接続され、パイロット弁38の出力側
には、3方型電磁弁(デュティー制御電磁弁)42の入
力側が接続されている。なお、オイルタンク46内には
作動油の温度を検知する温度センサ43が配設されてい
るとともに、ライン圧調圧弁32により減圧設定された
圧力を検知する油圧スイッチ44及び切替弁30から出
力されるクラッチ圧Pcを検知する圧力スイッチ45が
配設され、これら検知信号は後述する制御部5に出力さ
れるようになっている。
【0011】上記回路構成の油圧供給装置4は、実際の
車両では、図3に示す後輪側から前輪側への駆動力配分
を無端状のチェーンを介して伝達するチェーンベルト式
トランスファ7の内部に配設されている。トランスファ
7は、トランスファケーシング50内部に入力軸56a
がベアリング54に、第1出力軸56がベアリング55
に軸支された状態で挿通され、入力軸56aと第1出力
軸56とはHi−Low切替機構56cを介して連結さ
れている。また、前記第1出力軸56の中央部に前後輪
に対するトルク配分比を変更する湿式多板クラッチ(以
下、クラッチと略称する。)58が配設されている。こ
のクラッチ58のクラッチハブ58cには第1のスプロ
ケット60が連結し、第1出力軸56に対して回転自在
となるように配設されている。また、トランスファケー
シング50内の図における下方には、第1出力軸56と
平行に配設され、かつ前輪側出力軸8と連結する第2出
力軸62が、ベアリング63、64に軸支された状態で
挿通されている。そして、この第2出力軸62に第2の
スプロケット66が連結されているとともに、この第2
のスプロケット66と前記第1のスプロケット60と
に、無端状のチェーン68が巻装されている。
【0012】そして、クラッチ58のシリンダ室58f
と連通するトランスファケーシング50に形成された入
力ポート70に所定のクラッチ圧PC が供給され、シリ
ンダ室58f内で押圧力が発生することにより、相互に
離間していたフリクションプレート58b及びフリクシ
ョンディスク58dが、フリクションディスク58dの
移動により当接して摩擦力による締結力が付与される。
これにより、クラッチ圧PC に応じた回転駆動力が、第
1のスプロケット60、チェーン68及び第2のスプロ
ケット66を介して前輪側に伝達されるようになってい
る。
【0013】前記トランスファケーシング50は、図3
に示すように、前輪側に配置されたフロントケーシング
51と後輪側に配置されたリアケーシング52とで構成
され、これらフロントケーシング51及びリアケーシン
グ52は、周縁部に形成されたフランジ部51a、52
aの複数のボルト挿通孔51b、52bどうしを対応さ
せ、各ボルト挿通孔に連結ボルト53を装着していくこ
とにより一体化される。そして、一体化されたトランス
ファケーシング50の内部が、油圧供給装置4のオイル
タンク46とされる。
【0014】ここで、図中符号74で示すリアケーシン
グ52の内面は、後述するコントロールユニット73が
装着されるユニット取付面とされ、図中符号75で示す
リアケーシング52の外面は、電動モータ22が装着さ
れるモータ取付面とされている。そして、これらユニッ
ト取付面74及びモータ取付面75は、コントロールユ
ニット73と電動モータ22の取付精度を高めるため
に、リアケーシング52のケーシング合わせ面52cに
対して高精度の平行面となるように形成されている。
【0015】そして、リアケーシング52の内部には、
コントロールユニット73(図6参照)と、このコント
ロールユニット73と一体的に配設されるストレーナユ
ニット85(図参照)と、チェーン68への内蔵部品
の緩衝防止を主目的とするバッフルプレート90(図1
3参照)と、ターミナル部82近傍のハーネス部品80
を保護するハーネスカバー83(図7及び図8参照)が
内蔵されている。また、リアケーシング52には、オイ
ルエレメント26が外付けされている(図15参照)。
なお、オイルタンク46から作動油を吸引するメインポ
ンプ20は、図3に示すように、第1ギヤ71a及び第
2ギヤ71を介して第1出力軸56と連結され、サブポ
ンプ24は、トランスファケーシング50に外付けされ
た電動モータ22に連結されている。
【0016】前記コントロールユニット73は、図4及
び図5に示すブロック形状のユニット本体76に穿設さ
れた弁装着孔に、図2で示した弁及びセンサ類が装着さ
れたユニット体である。なお、ユニット本体76内部に
は、図2に示した配管路と同様の油路が各弁装着孔間を
連通して形成されている。すなわち、ユニット本体76
は、その側面76aに弁装着孔77a、77b、77
c、77d、77eが穿設されており、弁装着孔77a
に切替弁40、弁装着孔77bにクラッチ圧力調整弁、
弁装着孔77cにソレノイド42dを側面76aから突
出させた状態で3方型電磁弁42、弁装着孔77dにパ
イロット弁38、弁装着孔77eにライン圧調圧弁32
がそれぞれ装着される。また、ユニット本体76の上面
76bの中央部には、弁装着孔78a、78bが穿設さ
れており、弁装着孔78aに油圧スイッチ44、弁装着
孔78bにソレノイド34dを上面76bから突出させ
た状態で電磁開閉弁34が装着される。なお、図中符号
78cはサブポンプ24への油受入れ口であり、この油
受入れ口78cの外周には、リップ型パッキンが装着さ
れる円形溝78dが形成されている。また、符号76c
は、ユニット本体76をリアケーシング52のユニット
取付面74にボルト接合する際に使用するボルト挿通孔
である。
【0017】上記構成のコントロールユニット73は、
図6に示すように、3方型電磁弁42、電磁開閉弁34
や油圧スイッチ44等から延びるハーネス部品80を側
面76a及び上面76bに這わせて固定し、さらに上面
76bに油温スイッチ43を配設した後、台座79を介
在させてリアケーシング52のユニット取付面74に当
接してボルト接合される。これにより、コントロールユ
ニット73の上面76bから突出する電磁開閉弁34の
ソレノイド34d及び油圧スイッチ44は、チェーン6
8の内部空間に配置される。また、3方型電磁弁42の
ソレノイド42dが突出しているユニット本体76の側
面76aには、図7及び図8に示すように、台座79と
ユニット本体76とにボルト接合によって固定され、ソ
レノイド42dと略同一内径の保持孔81aを有するソ
レノイド固定板81が配設されており、ソレノイド42
dは保持孔81a内に嵌入して保持されている。
【0018】ここで、図7及び図8に示すように、各ハ
ーネス部品80を収束してトランスファケーシング50
の外部に出すターミナル部82の近傍には、ハーネスカ
バー83が配設されている。このハーネスカバー83
は、ターミナル部82からチェーン68側に平行に延在
する支持板83a、83bと、支持板83a、83bの
先端部からチェーン68の巻装方向と平行にソレノイド
42d側まで延在する仕切り板83cとで構成されてい
る。
【0019】また、ストレーナユニット85は、図9及
び図10に示すように、内部にメッシュ体を配設したス
トレーナ室86a、87aがそれぞれ別室として設けら
れ、それぞれのストレーナ室86a、87aに吸い込み
口86b、87bと、メインポンプ用吐出口86c及び
サブポンプ用吐出口87cが設けられてなるものであ
る。そして、メインポンプ用吐出口86cは、ユニット
底面85aから配管86dが突出して形成されている。
また、サブポンプ用吐出口87cは、その外周縁にリッ
プ型パッキンが装着されるようになっている。なお、図
中符号88は、ストレーナユニット85をリアケーシン
グ52にボルト接合するため際に使用されるボルト挿通
孔である。
【0020】上記構成のストレーナユニット85は、図
11に示すように、リアケーシング52の内面から突出
するメインポンプ用の油受入れ口57に、基端部にOリ
ング89aを装着した配管83dを嵌入してメインポン
プ用吐出口86cを対応させ、コントロールユニット7
3の油受入れ口78cとサブポンプ用吐出口87cと
を、互いの外周縁にリップ型パッキン89bを介在させ
た状態でボルト接合を行うことにより、図12に示すよ
うに、コントロールユニット73の上部に一体化され
る。
【0021】また、板状部材であるバッフルプレート9
0は、図13に示すように、ストレーナユニット85全
体を覆った状態でチェーン68との間に配設され、図中
符号90a、90bに示す位置でリアケーシング52に
ボルト接合される。ここで、バッフルプレート90がリ
ーケーシング52にボルト接合する際には、バッフルポ
レート90の下面がストレーナユニット85の上面85
bに当接し、ストレーナユニット85をコントロールユ
ニット73側に押圧させる。このバッフルプレート90
が配設されることにより、図13及び図14に示すよう
に、油圧スイッチ44及び電磁開閉弁34のソレノイド
34dからチェーン68側に向けて延びるハーネス部品
80が遮蔽される。
【0022】一方、オイルエレメント26は、図15に
示すように、リアケーシング52の取付け凹部としての
取付け部95に外部から矢印A方向に外付けされてボル
トにより締結固定されている。取付け部95は、リアケ
ーシング52の外壁に凹状に形成されており、油圧源か
ら供給されてきた作動油が流れ込む流入路95a及びオ
イルエレメント26から作動油が戻される戻り路95b
が形成されている。この取付け部95の内周面は、リア
ケーシング52の内部に向かうに従い段階的に内径を小
さくした段差としての段差部95cが形成されており、
この段差部95cのオイルエレメント26の連結方向
を向く面95dの所定位置には、ドレイン部としての
レイン(大気解放)と連通する細径のフィードバック路
95eの一端が開口している。
【0023】また、オイルエレメント26は、取付け部
としての連結部26aと、連結部26aに固定されてい
るオイルフィルタフィルタ部26bと、オイルフィルタ
部26b全体を覆うエレメントカバー26cと、連結部
26a及びエレメントカバー26cを取付部95に液密
に固定するフランジ部26dとで構成されている。そし
て、連結部26aは、取付け部95の段差部95cに対
した形状の大径部26eと小径部26fが形成され、
これらの周方向に形成された周溝にOリング26g、2
6hが装着されている。なお、大径部26e及び小径部
26fの外周が、本発明の段差に相当する。
【0024】従って、トランスファ7の内部に配設され
た上記構成の油圧供給装置4は、以下に述べる作用効果
が得られる。第1に、電磁開閉弁34のソレノイド34
dと油圧スイッチ44が突設されているコントロールユ
ニット73を、相互に平行配置されている入力軸62及
び出力軸66に巻装されたチェーン68の巻装空間内に
前記ソレノイド34d及び油圧スイッチ44を配置させ
た状態で、チェーン68の巻装位置から離間してトラン
スファケーシング50内に内蔵したので、トランスファ
ケーシング50内の配置レイアウトを効率良く行うこと
ができるとともに、油圧供給装置4の小型化を図ること
ができる。
【0025】第2に、トランスファケーシング50を構
成するリアケーシング52は、コントロールユニット7
3を装着するユニット取付面74、電動モータ22が装
着されるモータ取付面75及びケーシング合わせ面52
cが相互に平行面となるように設計されているので、フ
ライス盤等の装置で加工を行う際には、前記加工面はリ
アケーシング52を所定方向に送っていくことにより連
続して加工していくことができ、したがって、トランス
ファケーシング50の加工性を向上させることができ
る。
【0026】第3に、ターミナル部82の近傍には、チ
ェーン68からハーネス部品を遮蔽する仕切り板83c
を有するハーネスカバー83が配設されているので、ハ
ーネス部品80が移動してもチェーン68との緩衝を防
止することができる。第4に、コントロールユニット6
8に装着された3方型電磁弁42が、第1出力軸56
(もしくは第2出力軸62)の軸線に対して直交方向に
ソレノイド42dを突出させて配設されるので、チェー
ン68との緩衝を確実に防止することができる。
【0027】第5に、ストレーナユニット85がトラン
スファケーシング50内に装着される際には、リアケー
シング52に形成された油受入れ口57とストレーナユ
ニット85のメインポンプ用吐出口86cとの突合わせ
部にOリング89aが密着して介在し、また、コントロ
ールユニット68の油受入れ口78cとストレーナユニ
ット85のサブポンプ用吐出口87cとの突合わせ部に
も、面当たり状態でリップ型パッキン89bが密着して
介在するので、ストレーナユニット85と他の油圧装置
との作動油受け渡し構造を液密が確保された構造とする
ことができる。
【0028】また、メインポン用吐出口86cとサブポ
ンプ用吐出口87cとの距離L(図10参照)の誤差
を、リップ型パッキン89bを介在した油受入れ口78
cとサブポンプ用吐出口87cとの面当たり構造によっ
て補うことができるので、さほど寸法精度を高めてスト
レーナユニット85を形成しなくとも、リアケーシング
52内へのストレーナユニット85の装着を簡単かつ確
実に行うことができる。
【0029】第6に、ストレーナユニット85とチェー
ン68の間にバッフルプレート90が装着されることに
より、油圧スイッチ44や電磁開閉弁34のソレノイド
34dから延在するハーネス部品80のチェーン68へ
の接触を確実に防止し、同時に、チェーン68の回転に
よるオイルタンク内の作動油の油面変動を抑制して作動
油内の泡発生を防止するので、メインポンプ20及びサ
ブポンプ24に悪影響を及ぼすことがない。
【0030】また、バッフルプレート90をリアケーシ
ング52に取り付ける際には、ストレーナユニット85
をコントロールユニット72側に押圧するので、コント
ロールユニット73の油受入れ口78cとストレーナユ
ニット85のサブポンプ用吐出口87cとの間に介在す
るリップ型パッキン89bの反力によるストレーナユニ
ット82の反りを防止することができる。
【0031】さらにまた、振動によりコントロールユニ
ット73の取り付けボルトが緩んだ場合であっても、取
り付けボルトはバッフルプレート90により、チェーン
68と取り付けボルトとの接触を防止することができ
る。第7に、リアケーシング52の取り付け部95に外
付けされたオイルエレメント26は、流入路95aから
オイルエレメント26に高圧の作動油が流れ込むと、そ
の作動油の圧力によりオイルエレメント26の連結部2
6aに過度の圧力が加わって取付け部95と連結部26
aとの間に間隙が生じる。すなわち、本実施例では、図
15に示すように、取付け部95の内周面に段差部95
cを設けるとともに、オイルエレメント26の連結部2
6aが、段差部95cに対応した形状の大径部26e及
び小径部26fを設けた構造としているので、前記隙間
は、段差部95cのオイルエレメント26の連結方向A
を向く面とオイルエレメント26の大径部26e及び小
径部26fの間の面との間に存在する環状の隙間とな
る。そして、段差部95cのオイルエレメントの連結方
向Aを向く面にドレイン部と連通するフィードバック路
95eが開口しているので、環状の隙間とフィードバッ
ク路95eが連通するとともに、連結部26aの大径部
26e及び小径部26fにそれぞれ装着したOリング2
6e、26hが、その環状の隙間から外側への液密を保
持する構造となる。 これにより、大径部26e及び小径
部26fのOリング26e、26hが取付け部95の内
周面に密着するので、環状の隙間の発生によるOリング
26e、26hのシール効果は変化せず、したがって、
オイル漏れのおそれがない。また、若し、小径部26f
に装着したOリング26hからオイル漏れが生じても、
漏れたオイルを、大径部26eに装着したOリング26
e側に達する前に環状の隙間を通り、この隙間からフィ
ードバック路95eを通ってドレインに戻すことができ
る。
【0032】次に、図2に戻って、油圧供給装置4の各
構成部品を詳述する。正回転駆動をするメインポンプ2
0は、吸入配管20aの端部に接続されたストレーナ2
0bを介してオイルタンク46から作動油を吸引し、サ
ブポンプ24も、吸入配管24aの端部に接続されたス
トレーナ24bを介してオイルタンク46から作動油を
吸引する。そして、収束配管21aと接続する各ポンプ
の吐出配管20c、24cにはそれぞれ逆止弁20d、
24dが介挿されているとともに、メインポンプ20の
吐出配管20cとサブポンプ24の吸入配管24aとの
間は、バイパス路48が接続されている。このバイパス
路48は、バイパス配管48aと、このバイパス配管4
8aに介挿された3連の逆止弁48bとで構成され、吐
出配管20cが負圧状態となった場合に逆止弁48bが
開状態となり、作動油が破線矢印方向に流れる連通路と
なる。
【0033】オイルエレメント26より上流側の収束配
管21aに接続されたリリーフ路30は、潤滑系28側
に他端が接続されたリリーフ配管30aと、このリリー
フ配管30aに介挿された2連のバネ付き逆止弁30b
とで構成されている。そして、オイルエレメント26の
フィルタに目詰まりが発生して、オイルエレメント26
より上流側の圧力が所定圧以上となると、逆止弁30b
が開状態となり、作動油が破線矢印方向に流れる連通路
となる。
【0034】ライン圧調圧弁32は、内部パイロット及
びスプリング形式の減圧弁により構成され、収束配管2
1a側に接続する入力ポート32A 、潤滑系28側に接
続する出力ポート32B 及び固定絞りを介して一次圧及
び二次圧が供給される内部パイロットポート32P1、3
P2を有する筒状の弁ハウジング内にスプールが摺動自
在に配設され、このスプールを一端側に付勢するリター
ンスプリング32aが配設されている。そして、メイン
ポンプ20もしくはサブポンプ24で昇圧された供給圧
L は、ライン圧調圧弁32より所定圧に減圧設定され
て電磁開閉弁34、クラッチ圧力調整弁36、パイロッ
ト弁38に供給される。なお、減圧設定した際に出力ポ
ート32B から流れ出た作動油は、潤滑系28へ戻され
る。
【0035】また、クラッチ圧力調整弁36は、内部、
外部パイロット及びスプリング形式の圧力調整弁で構成
されており、配管21cと接続する入力ポート36A
切替弁40と接続する出力ポート36B 、二次圧が固定
絞りを介してパイロット圧として供給される内部パイロ
ットポート36P1、3方型電磁弁42から制御圧が供給
される外部パイロットポート36P2を有する筒状の弁ハ
ウジング内にスプールが摺動自在に配設され、このスプ
ールを一端側に付勢するリターンスプリング36aが配
設されている。このクラッチ圧力調整弁36は、3方型
電磁弁42から制御圧が供給されない場合には、入力ポ
ート36A と出力ポート36B の連通路が閉塞されて二
次圧が出力されない。また、3方型電磁弁42から制御
圧が供給されると、スプールが移動制御されて出力ポー
ト36B から出力される二次圧は、増減調整されたクラ
ッチ圧Pcとなる。
【0036】パイロット弁38は、内部パイロット及び
スプリング形式の減圧弁により構成されており、配管2
1eと接続する入力ポート38A 、3方型電磁弁42と
接続する出力ポート38B 、出力ポート38B からの二
次圧が固定絞りを介してパイロット圧として供給される
内部パイロットポート38P と、ドレインポート38 H
とを有する筒状の弁ハウジング内にスプールが摺動自在
に配設され、このスプールを一端側に付勢するリターン
スプリング38aが配設されている。そして、内部パイ
ロットポート38P に供給されるパイロット圧によって
スプールが所定位置に移動制御されることにより、入力
ポート38A から供給された一次圧が、所定圧に減圧調
整された制御圧として3方型電磁弁42に供給されるよ
うになっている。
【0037】また、3ポート2位置比例電磁制御弁で構
成される3方型電磁弁42は、パイロット弁38側に接
続された入力ポート42A と、ドレイン側に接続された
ドレインポート42R と、クラッチ圧力調整弁36の外
部パイロットポート36P2と接続する出力ポート42B
とを有し、弁内部に配設されたスプールが出力ポート4
B とドレインポート42R とを連結する第1位置42
bと、入力ポート42 A と出力ポート42B とを連結す
る第2位置42cとに移動制御される弁である。そし
て、制御部5からソレノイド42dに所定周期で制御信
号(指令電流)CS0 が供給されると、リターンスプリ
ング42aに抗して第1位置42bから第2位置42c
にスプールが移動制御され、所定の制御圧が出力され
る。これにより、外部パイロットポート36P2に制御圧
が供給されると、クラッチ圧力調整弁36から吐出され
るクラッチ圧Pcは前後輪の駆動トルクの配分比が「5
0:50」となるまで増加していく。
【0038】また、スプリングオフセット形の電磁開閉
弁34は、ライン圧が供給される入力ポート34A と、
切替弁40の外部パイロットポート40P1と接続する出
力ポート34B と、ドレイン側に接続されたドレインポ
ート34R を有し、弁内部に配設されたスプールが入力
ポート34A と出力ポート34B とを連通する第1位置
34bと、出力ポート34B とドレインポート34R
を連通する第2位置34cとに移動制御される弁であ
る。そして、制御部5から制御信号CS1 がソレノイド
34dに出力されると、リターンスプリング34aに抗
してスプールが移動制御されて第2位置34cとなり、
切替弁40の外部パイロットポート40P1には制御圧が
供給されない。また、制御部5からの制御信号CS1
オフ状態となると、リターンスプリング34aの押圧力
によって第1位置34bに戻され、外部パイロットポー
ト70P1へ制御圧が供給される。
【0039】さらに、切替弁40は、図16にも示すよ
うに、クラッチ圧力調整弁36から二次圧が供給される
入力ポート40A 、トランスファ7へ二次圧を供給する
出力ポート40B 、電磁開閉弁34のソレノイド34d
が非通電状態であるときに制御圧が供給される外部パイ
ロットポート40P1、ライン圧調圧弁32により調圧さ
れたライン圧が配管21dを介して制御圧として供給さ
れる外部パイロットポート40P2、ドレインポート40
H を有する筒状の弁ハウジング40i内に、スプール4
0eが摺動自在に配設され、このスプール40eを一端
側に付勢するリターンスプリング40aが配設されてい
る弁である。なお、外部パイロットポート40P1からの
制御圧は、リターンスプリング40aの押圧力と同一方
向に供給される。
【0040】そして、この切替弁40のスプール40e
は、外部パイロットポート40P1、40P2に制御圧が供
給されない場合、もしくは外部パイロットポート4
P1、40P2から同一圧の制御圧が供給される場合に、
リターンスプリング40aの復元力により入力ポート
A と出力ポート40B とが連通し、ドレインポート4
H が閉塞する4WDモード位置40bに移動制御され
るようになっている(図16の左側半断面状態)。
【0041】また、電磁開閉弁34のノレノイド34d
が通電状態(オン状態)となると、電磁開閉弁34のス
プールが第2位置34cに移動制御されて外部パイロッ
トポート40 P1 に供給されていた作動油がドレイン側に
戻され、それにより切替弁40のスプール40eが、リ
ターンスプリング40aの復元力に抗して出力ポート4
B とドレインポート40 H とが連通し、入力ポート4
A が閉塞する2WDモード位置40cに移動制御され
るようになっている(図16の右側半断面状態)。
【0042】一方、制御部5は、図1及び図2に示すよ
うに、車両に配設されている複数のセンサから入力され
た検出信号と、記憶部(図示せず)に記憶された記憶テ
ーブルに基づいて後述する演算処理を行い、3方型電磁
弁42、電磁開閉弁34及び電動モータ22の駆動制御
を行うとともに、油圧供給装置4が異常の際には警報回
路100に作動信号を送る構成を有している。
【0043】前記センサとしては、前述した油圧スイッ
チ44、45と、オイルタンク46内の作動油の油温信
号Tn を検出する油温センサ43が配設されているとと
もに、走行距離センサ101による走行距離信号Ln
車速センサ102による車速信号Vn 、さらには、2ー
4WDモードセンサ103から2WDもしくは4WDの
モード信号Dn が、制御部5に随時入力されるようにな
っている。なお、車速センサ102は、図3に示すよう
に、第1出力軸56に第3ギヤ59aを介して噛合して
いるスピードメータ用ピニオン59bから車速信号Vn
の情報が得られるようになっている。
【0044】そして、車両の4WDモードでの走行時、
ニュートラル状態での停止時や後退走行時、さらには2
WDモードにおいて低速(10〜20km/h)状態での前
進走行時には、制御部5から電動モータ22へ駆動信号
が送られてサブポンプ24から油圧が確保されるように
なっている。一方、車両が2WDモードにおいて高速状
態で前進走行する際には、第1出力軸56の回転駆動力
を充分に得て油圧を確保することができるので、制御部
5から電動モータ22への駆動信号の停止により、メイ
ンポンプ20のみが回転駆動するようになっている。
【0045】また、本実施例では、切替弁40が4WD
モードから2WDモードに切替操作を行うために制御圧
が供給されているが、制御部5の記憶部には、切替弁4
0の切替操作が可能な制御圧を発生する第1出力軸56
の回転駆動力に対応する最低の車速(制御基準車速)V
が記憶されている。さらに、記憶部には、図17及び図
18に示すような、前記制御基準車速Vを補正する記憶
テーブルが記憶されている。すなわち、図17の記憶テ
ーブルには、油温上昇によって発生するリーク量を補償
するために必要な車速補正値ΔV1の特性が油温変化に
対応して記憶されている。また、図18の記憶テーブル
には、車両の走行距離の増加によって発生するリーク量
を補償するために必要な車速補正値ΔV2 の特性が走行
距離に対応して記憶されている。
【0046】次に、車両の走行状態に合わせた本実施例
の油圧回路装置の動作を説明していく。キースイッチが
オンとなると、電源が投入され、制御部5での制御が開
始される。そして、制御部5は、所定時間毎のタイマ割
り込み処理により、図20に示す電動モータ駆動制御を
実行する。
【0047】この図のステップS1で、制御部35は、
2ー4WDモードセンサ103から得られる情報Dn
よって車両が2WDモードを選択していることを判断す
ると、ステップS2に移行していく。ステップS2で
は、油温センサ43によって検出された現時点での油温
n 、走行距離センサ101によって検出された現時点
での車両の距離Ln 及び車速センサ102によって検出
された現時点での車速Vn の信号を読み込む。
【0048】次いで、ステップS3では、図17に示し
た記憶テーブルを参照することにより作動油の油温信号
n に対応する車速補正値ΔV1 を決定する。次いで、
ステップS4では、図18に示した記憶テーブルを参照
することにより距離信号Ln に対応する車速補正値ΔV
2 を決定する。次いで、ステップS5では、制御基準車
速Vに基づいて、電動モータ22を駆動すべき補正車速
(モータ駆動車速)NVを以下の式により算出する。 NV=V+ΔV1 +ΔV2 ……(1) 次いで、ステップS6では、現時点での車速Vn が、算
出したモータ駆動車速NVを越えているか否かを判定す
る。そして、車速Vn がモータ駆動車速NVを越えてい
るときは、ステップS10に移行し、車速Vn がモータ
駆動車速NV以下であるときは、ステップS7に移行す
る。
【0049】次いで、ステップS7では、電動モータ2
2が駆動状態であるか停止状態であるかを表すステータ
スフラグFが“0”であるか否かを判定し、フラグFが
“0”(停止状態)にリセットされているときには、ス
テップS8に移行し、フラグFが“1”(駆動状態)で
あるときは、プログラムを終了する。ステップS8で
は、制御部5は、電動モータ22に作動信号を出力し、
モータリレー22aの常開設定tを閉じて電動モータ2
2を通電状態とする。そして、ステップS9では、フラ
グFを“1”にセットする。
【0050】一方、ステップS10では、フラグFが
“1”であるか否かを判定し、フラグFが“0”にリセ
ットされているときには、プログラムを終了する。ま
た、フラグFが“1”であるときは、ステップS11に
移行する。次いで、ステップS11では、制御部5は、
電動モータ22への作動信号の出力を停止し、モータリ
レー22aの常開設定tを開いて電動モータ22を非通
電状態とする。そして、ステップS12において、フラ
グFを“0”にリセットしてプログラムを終了する。
【0051】これにより、4DWモードから2WDモー
ドに切替選択し、且つ第1出力軸56の回転駆動力が充
分に得られない低速状態で走行する場合であっても、予
め設定した制御基準車速Vを、油温上昇によって発生す
るリーク量を補償する車速補正値ΔV1 と、車両の走行
距離の増加によって発生するリーク量を補償する車速補
正値ΔV2 とに基づいて補正してモータ駆動車速NVを
算出し、このモータ駆動車速NVを基準として電動モー
タ22の駆動及び停止制御によりサブポンプ23を駆動
するので、例えば、作動油が高温状態となり、さらに
は、走行距離の増大による作動油の粘性劣化によって各
弁の作動油リーク量が増大している場合であっても、サ
ブポンプ24が油圧を充分に確保して切替弁40への制
御圧が急激に低下することなく所定圧が供給される。
【0052】なお、図20の電動モータ駆動制御処理に
おいて、ステップS1〜ステップS5の処理が車速補正
演算手段に対応し、ステップS6〜ステップS12の処
理がモータ制御手段に対応している。また、制御部35
から電動モータ22に作動信号が出力されると、モータ
リレー22aの常開接点tが閉じて電動モータ22が通
電状態となり、電動モータ22により回転駆動するサブ
ポンプ24は、オイルタンク46内の作動油を吸入し、
電動モータ22の回転数に応じたライン圧PL まで昇圧
していく。また、車両の前進走行によって第1出力軸5
6から得られる駆動力により、メインポンプ20もオイ
ルタンク46内の作動油を吸入して所定のライン圧PL
まで昇圧していく。そして、ライン圧PL は、オイルエ
レメント24を介してライン圧調圧弁32により所定の
圧力値として減圧され、クラッチ圧力調整弁36、パイ
ロット弁38の一次側に供給される。
【0053】ここで、若し、作動油に微小のゴミや錆び
等の異物が混入する状態で油圧供給装置4が作動する場
合には、オイルエレメント26の上流側圧力の上昇によ
りリリーフ路30の逆止弁30bが開状態となり、破線
矢印方向の連通路が形成される。これにより、リリーフ
路25が配設されることにより、オイルエレメント26
より下流側のライン圧調圧弁32や他の各弁への作動油
内の異物の侵入が防止される。
【0054】次に、運転者が2輪駆動を選択して車両が
前進走行する際には、制御部5から電磁開閉弁34のソ
レノイド34dに制御信号CS1 が出力され、ライン圧
調圧弁32のライン圧PL が、配管21b、21dを介
して切替弁40の外部パイロット40P1、40P2側に制
御圧として供給されるが、電磁開閉弁34がドレイン側
と連通状態となるので、外部パイロット40P2にのみ制
御圧が供給され、入力ポート40A と出力ポート40B
が閉塞して切替弁40が2WDモード位置40cとな
る。これにより、出力ポート40 B とドレインポート4
H とが連通してクラッチ58内の作動油がドレイン側
に戻され、クラッチ58のフリクションプレート58b
及びフリクションディスク58dとが離間した状態で、
前後輪の駆動トルクの配分比が「0:100」とされ、
エンジン1からの駆動力が後輪(常駆動輪)2RL、2RR
側に伝達されて車両は後二輪駆動状態で走行する。
【0055】次に、運転者が4輪駆動を選択して車両が
前進走行する際には、制御部5は電磁開閉弁34のソレ
ノイド34dへの制御信号の出力を停止するとともに、
3方型電磁弁42のソレノイド42dに対して、所定周
期の制御信号CS0 を供給していく。これにより、3方
型電磁弁42はクラッチ圧力調整弁36に所定の制御圧
を供給していき、クラッチ圧力調整弁36は出力ポート
36B から所定圧のクラッチ圧Pcを吐出していく。ま
た、クラッチ圧Pcが一次側に供給された切替弁36
は、外部パイロットポート40P1に制御圧が供給される
ので入力ポート40A と出力ポート40B とが連通する
2WDモード位置40bとなる。これにより、所定圧の
クラッチ圧Pcが供給されたクラッチ58のシリンダ室
58f内で押圧力が発生し、相互に離間していたフリク
ションプレート58b及びフリクションディスク58d
がフリクションディスク58dの移動により当接して摩
擦力による締結力が付与される。そして、クラッチ圧P
C に応じた回転駆動力が、第1のスプロケット60、チ
ェーン68及び第2のスプロケット66を介して前輪側
に伝達され、エンジン1からの駆動力が前後輪の駆動ト
ルクの配分比「50:50」となるまで増加して車両が
4輪駆動状態で走行する。
【0056】次に、車両が後退走行する場合には、制御
部5から作動信号が送信されて電動モータ22が通電状
態となる。そして、メインポンプ20が逆回転駆動する
と、メインポンプ20の吸込み側すなわち配管20c側
が負圧状態となり、それによりバイパス配管48aに接
続されている3連のチェック弁48bが開状態となる。
そして、逆転駆動するメインポンプ20は、オイルタン
ク46の作動油を、サブポンプ24のストレーナ24b
からバイパス路48を通過して吸入し、吸入配管20a
とストレーナ20bを通過してオイルタンク46内に戻
していく。
【0057】これにより、メインポンプ20の逆転駆動
時には、メインポンプ20の吐出口であるストレーナ2
0bの周囲に泡が発生したとしても、ストレーナ24b
と離間してオイルタンク46内に配設されたサブポンプ
24のストレーナ24bから泡を吸入せずに作動油のみ
を吸入してメインポンプ20を駆動させることができる
ので、メインポンプ20のエアレーションが抑制され
る。
【0058】従って、この発明では、作動油に微小のゴ
ミや錆び等の異物が混入する状態で油圧供給装置4が作
動する場合でも、オイルエレメント26の上流側圧力の
上昇によりリリーフ路30の逆止弁30bが開状態とな
り、破線矢印方向の連通路が形成されてリリーフ路25
が配設されることにより、オイルエレメント26より下
流側のライン圧調圧弁32や他の各弁への作動油内の異
物の侵入が防止され、油圧供給装置4の耐久性を向上さ
せることができる。また、オイルエレメント26のフィ
ルタに目詰まりが発生した場合には、リリーフ路30の
破線矢印方向の連通路により潤滑系28に作動油が供給
されていくので、フェイルセーフ上の観点から、少なく
とも後2輪駆動状態での走行を確保することができる。
【0059】また、車両が後退走行する場合に、メイン
ポンプ20が逆回転駆動すると、メインポンプ20の吸
込み側すなわち配管20c側が負圧状態となることによ
り3連のチェック弁48bが開状態となり、逆転駆動す
るメインポンプ20は、オイルタンク46の作動油を、
サブポンプ24のストレーナ24bからバイパス路48
を通過して吸入し、吸入配管20aとストレーナ20b
を通過してオイルタンク46内に戻していくので、メイ
ンポンプ20の逆転駆動時には、メインポンプ20の吐
出口であるストレーナ20bの周囲に泡が発生したとし
ても、ストレーナ24bと離間してオイルタンク46内
に配設されたサブポンプ24のストレーナ24bから泡
を吸入せずに作動油のみを吸入してメインポンプ20を
駆動させることができ、メインポンプ20のエアレーシ
ョンを抑制し、且つポンプの耐久性及び音振性能の向上
を図ることができる。
【0060】また、4DWモードから2WDモードに切
替選択して第1出力軸56の回転駆動力が充分に得られ
ない低速状態で走行する場合であっても、予め設定した
制御基準車速Vを、油温上昇によって発生するリーク量
を補償する車速補正値ΔV1と、車両の走行距離の増加
によって発生するリーク量を補償する車速補正値ΔV 2
とに基づいて補正してモータ駆動車速NVを算出し、こ
のモータ駆動車速NVを基準として電動モータ22の駆
動及び停止制御によりサブポンプ23を駆動するので、
例えば、作動油が高温状態となり、さらには、走行距離
の増大による作動油の粘性劣化によって各弁の作動油リ
ーク量が増大している場合であっても、サブポンプ24
が油圧を充分に確保して切替弁40への制御圧が急激に
低下することなく所定圧を供給することができ、四輪駆
動から二輪駆動への制御応答を高めた油圧供給装置を提
供することができる。
【0061】次に、この発明の第2の実施例を図21を
参照して説明する。この実施例では、4WDモードで前
進走行している車両が2WDモードに切替選択される
と、制御部5が、図21に示す所定時間毎のタイマ割り
込み処理を、クラッチ圧力調整弁27への圧力調整制御
として実行する。この図のステップS1で、制御部5
は、2ー4WDモードセンサ103によって車両が2W
Dモードを選択していることを判断すると、ステップS
2に移行していく。
【0062】ステップS2では、車速センサ102から
現時点での車速Vn の信号を読み込む。次いで、ステッ
プS3では、現時点での車速Vn が、制御基準車速Vを
越えているか否かを判定する。そして、車速Vn が制御
基準車速V以上であるときは、ステップS4に移行し、
車速Vn が制御基準車速Vを下回っているときは、ステ
ップS6に移行する。
【0063】次いで、ステップS4では、前後輪の駆動
トルクの配分比が「50:50」となる最大のクラッチ
圧Pcに対応する指令電流ISOL を決定する。次いで、
ステップS5では、ステップS4で決定した指令電流値
SOL の値に応じた制御信号を3方型電磁弁42に出力
し、メインプログラムに復帰する。この制御により、制
御部5から3方型電磁弁42に出力される制御信号によ
り、3方型電磁弁42の制御圧がクラッチ圧力調整弁3
6に供給され、クラッチ圧力調整弁36の二次圧は、前
後輪の駆動トルクの配分比が「50:50」となる最大
のクラッチ圧Pcに調整される。
【0064】一方、ステップS6では、最小のクラッチ
圧Pc(例えば、クラッチが締結状態の直前の位置でス
タンバイ状態とするクラッチ圧Pc)に対応する指令電
流値ISOL を決定する。次いで、ステップS5では、ス
テップS6で決定した指令電流値ISOL に応じた制御信
号を3方型電磁弁42に出力し、メインプログラムに復
帰する。この制御により、制御部35から3方型電磁弁
42に出力される制御信号により、3方型電磁弁42の
制御圧がクラッチ圧力調整弁36に供給され、クラッチ
圧力調整弁27の二次圧は、クラッチ58が締結状態の
直前の位置でスタンバイ状態となるクラッチ圧Pcに調
整される。
【0065】従って、車両を4DWモードから2WDモ
ードに切替選択すると、第1出力軸56の回転駆動力が
充分に得られない制御基準車速Vを下回る車速Vn
は、クラッチ圧力調整弁36は、最小のクラッチ圧Pc
が二次圧として出力するように制御部5を介して3方型
電磁弁42に制御されるので、若し、制御圧の低下によ
り切替弁40の入力ポート40A と出力ポート40B
が連通したとしても、クラッチ58に流入する作動油は
微量であり、クラッチ58がタイトコーナを発生してし
まうおそれがない。
【0066】また、制御基準車速V以上の車速Vn
は、クラッチ圧力調整弁36は、最大のクラッチ圧Pc
が二次圧として出力するように制御部5を介して3方型
電磁弁42に制御されるので、車両を2WDモードから
4DWモードに切替選択する際に、二輪駆動から四輪駆
動への制御応答を高めた油圧供給装置を提供することが
できる。
【0067】図21の圧力調整制御処理において、ステ
ップS1〜ステップS3の処理が車速判定手段に対応
し、ステップS4〜ステップS6の処理が圧力調整弁制
御手段に対応している。なお、上記実施例では、後輪駆
動車をベースにした四輪駆動車について説明したが、こ
れに限定されるものではなく、前輪駆動車をベースにし
た四輪駆動車であっても同様の作用効果を得ることがで
きる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の油圧供
給装置によれば、ケーシングに外付けで締結固定されて
いるオイルエレメントは、ケーシングの循環路からオイ
ルエレメントに流れ込む高圧の作動油によりオイルエレ
メントの取付け部に過度の圧力が加わると、取付け凹部
及び取付け部の間に隙間が生じるが、本発明では、取付
け部の段差を構成する大径部及び小径部の外周にそれぞ
れ少なくとも2つのOリングを装着する一方、取付け凹
部の段差の段差面で開口してドレイン部と連通するフィ
ードバック路を設けているので、隙間とフィードバック
路が連通するとともに、連結部の大径部及び小径部にそ
れぞれ装着したOリングが前記隙間から外側への液密を
保持しているので、隙間の発生によるOリングのシール
効果が変化せず、外部への作動油漏れを確実に防止する
ことができる。
【0069】また、若し、大径部及び小径部にそれぞれ
装着したOリングのうち、小径部に装着したOリングか
ら作動油漏れが生じても、漏れた作動油はもう一方の大
径部に装着したOリング側に達する前に隙間を通り、こ
の隙間からフィードバック路を通り、ドレイン部よりオ
イルタンクに戻すことができるので、外部への作動油
れを確実に防止することができる。また、この発明の油
圧供給装置を、四輪駆動車のトランスファ油圧供給装置
に採用することにより、トランスファ油圧供給装置の小
型化を図ることができ、車載性を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る四輪駆動車の概略を示す構成図
である。
【図2】この発明に係る油圧供給回路を示すブロック図
である。
【図3】この発明に係るトランスファ内部構造を示す図
である。
【図4】この発明に係るコントロールユニットのユニッ
ト体を示す平面図である。
【図5】この発明に係るコントロールユニットのユニッ
ト体を示す側面図である。
【図6】帯体が巻装されたリアケーシング内にコントロ
ールユニットが装着された状態を示す図である。
【図7】この発明に係るハーネスカバー及び3方型電磁
弁を示す平面図である。
【図8】この発明に係るハーネスカバー及び3方型電磁
弁を示す側面図である。
【図9】この発明に係るストレーナユニットを示す平面
図である。
【図10】ストレーナユニットを示す側面図である。
【図11】ストレーナユニットと油受渡し部との接合状
態を示す図である。
【図12】リアケーシング内にコントロールユニット及
びストレーナユニットが装着された状態を示す図であ
る。
【図13】リアケーシング内にコントロールユニット、
ストレーナユニット及びバッフルプレートが装着された
状態を示す図である。
【図14】油圧スイッチ近傍に配設されたバッフルプレ
ートを示す図である。
【図15】リアケーシングの一部にオイルエレメントが
外付けされた状態を示す断面図である。
【図16】油圧供給装置を構成する切替弁を示す断面図
である。
【図17】作動油の温度上昇と車速補正値との特性を示
す図である。
【図18】車両の走行距離と車速補正値との特性を示す
図である。
【図19】この発明の第1の制御手段の概要を示す基本
構成図である。
【図20】この発明の第1の制御手段を示すフローチャ
ート図である。
【図21】この発明の第2の制御手段の概要を示す基本
構成図である。
【図22】この発明の第2の制御手段を示すフローチャ
ート図である。
【符号の説明】
4 油圧供給装置 26 オイルエレメント26a 連結部(取付け部) 26e 大径部 26f 小径部 26g、26h Oリング 46 オイルタンク 50 ケーシング 58 可変トルククラッチ95 取付け部(取付け凹部) 95a、95b 循環路95c 段差部(段差) 95e フィードバック路 A 連結方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−55781(JP,A) 実開 昭54−123471(JP,U) 実開 平4−34503(JP,U) 実開 平5−50082(JP,U) 実開 昭59−157515(JP,U) 実開 昭62−56107(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 17/348 B01D 27/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング内部に設けられた作動油の循
    環路と、該ケーシングの外壁の所定位置に着脱自在に連
    結された外付けオイルエレメントとを連通して作動油を
    当該オイルエレメント内に通過させる油圧供給装置にお
    いて、 前記ケーシングの外壁に形成された取付け凹部の内周
    と、前記オイルエレメントの取付け部の外周の両者に互
    いに対応する段差を設け、前記取付け凹部に前記取付け
    部を嵌合して締結結合する構造とし、前記取付け部の前
    記段差を構成する大径部及び小径部の外周にそれぞれ周
    溝を形成し、且つそれら周溝に外径の異なる少なくとも
    2つのOリングを装着してこれらを前記取付け凹部の前
    記段差に密着させるとともに、前記取付け凹部の前記段
    差に、前記外径の異なるOリングの間の段差面で開口し
    てドレイン部と連通するフィードバック路を設けたこと
    を特徴とする油圧供給装置。
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