JP3131992B2 - インクジェット記録ヘッド - Google Patents

インクジェット記録ヘッド

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JP3131992B2
JP3131992B2 JP27362690A JP27362690A JP3131992B2 JP 3131992 B2 JP3131992 B2 JP 3131992B2 JP 27362690 A JP27362690 A JP 27362690A JP 27362690 A JP27362690 A JP 27362690A JP 3131992 B2 JP3131992 B2 JP 3131992B2
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JP
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ink
chamber
nozzle
pressure chamber
pressure
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廣 中隆
幸芳 井中
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Seiko Epson Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はインクジェットプリンタに用いるインクジェ
ット記録ヘッドに関する。
〔従来の技術〕
インクジェットプリンタに要請される高印字品質化、
低コスト化に応えるにはノズル密度を高めることが必要
で、また構造的にはより簡単な構成が必要であり、この
ために例えば特開昭56−172号公報にみられるように、
共通の基板上に複数の圧力室とその周辺にU字形のイン
ク室とを配置し、その反対面に開口したノズルよりイン
ク粒を吐出するインクジェット記録ヘッドが提案されて
いる。
しかしながら、このような記録ヘッドにあっては圧力
室とインク室間の連通路の形成が難しく、たとえ形成で
きたとしてもその寸法測定が困難なため管理できず、各
ノズルの特性にばらつきを生じ、特性の安定化と印字の
高品質化ができなかった。
また、インク室にあっては気泡が滞留して排出できな
い。
さらには、平面的に流路を配置しているため、ヘッド
基板が大形化し、インクジェットプリンタに装着したと
き紙面に対向する部分が広く、紙擦れ、印字汚れやその
他の問題となっていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明はこのような問題に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは高印字品質、高信頼性で且つ構造
簡単な新たなインクジェット記録ヘッドを提案すること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のインクジェット記録ヘッドは、一方の面に凹
設された複数の圧力室と、一端が前記複数の圧力室と対
向し前記複数の圧力室と重なり合う様に他方の面に凹設
されたインク室と、前記圧力室の一端近傍と前記インク
室の他端近傍に形成され前記圧力室と前記インク室とを
連通させるインク連通路と、前記圧力室の他端近傍とイ
ンク滴を吐出するノズル開口とを連通させるノズル連通
路とが形成された単一の基板と、 前記ノズル開口を有すると共に前記インク室上に積層
されたノズルプレートと、 前記圧力室上に積層されたカバープレートと、 を備えたことを特徴とする。
〔実 施 例〕
そこで以下に図示した実施例について説明する。第1
図は本発明の一実施例をなすインクジェット記録ヘッド
の平面図であり、第2図は第1図のE−Eに関する断面
図である。尚、第1図では第2図に示したカバープレー
ト5、ノズルプレート6、駆動素子7を省いて示してあ
る。
図において、ヘッド基板1の一面には圧力室2が配置
されており、各圧力室2の一端2aは第2図に示されるよ
うにインク吐出ノズル8に連通している。各圧力室2の
他端2bは、絞り部3を介して各圧力室2が形成されてい
る面と反対面に設けたインク室4に連通している。
第2図において、5は圧力室2を覆うカバープレート
であり、7は圧力を発生せしめるための駆動素子、6は
インク室4を形成し、またノズル8をも有するノズルプ
レートである。
インク室4は、第1図に破線で示されるように環状に
形成されており、且つインク室4は圧力室2と重なるよ
うに、圧力室の他端2bとインク室4の外縁がほぼ同じ位
置に形成されている。このインク室4には、図示してい
ないインクカートリッジからインク供給パイプ9を通じ
てインクが供給される。インク室4は角がない滑らかな
線で形成してある。
圧力室2、インク室4、絞り部3など一連の流路は射
出成形、エッチング等によってヘッド基板1に形成可能
であるが、微細口で且つ精度数ミクロンが要求されるノ
ズル8と絞り部3は圧力室2に垂直の方向から照射する
レーザー光により作るか、微細ドリルによれば特に高精
度に作ることができる。
第3図は本発明によるインクジェット記録ヘッドの他
の実施例で、プレート10でインク室4を形成しており、
ノズル8はヘッド基板1に直接形成したものである。
上記実施例の構造によれば、微細で且つ高精度が要求
される複数のインク吐出ノズル8およべ連通路、特に絞
り部3をも容易に実現できる。しかもノズル8、絞り部
3はいずれも透視可能なため容易に測定でき、従って寸
法検査およびその管理を行うことができる。
各圧力室2に連通するインク室4を環状に設定したこ
とにより、気泡が侵入した場合でもノズル側からの吸引
によりインク供給パイプ9からのインクがインク室4内
を流動循環して滞留しないので、気泡を圧力室を通じて
容易に排出できる。またインクジェットプリンタとして
動作するとき、たまたま例えば第1図の上側の圧力室に
連通するノズルは全ノズル吐出、下側の圧力室に連通す
るノズルは数ノズルのみ吐出の場合があっても、インク
供給パルプ9から各圧力室へはほぼ均等にインクを供給
でき、各ノズルに対するインク供給条件に差を生ぜず、
各ノズル均一な吐出特性を得ることができる。
圧力室2とインク室4を重ねて配置することにより、
ヘッドの幅を縮小でき、インクジェットプリンタに装着
したとき、紙擦れの防止や紙面上での印字領域の拡大と
いった重要な利点を生むことができる。
〔発明の効果〕
本発明のインクジェット記録ヘッドによれば、一方の
面に凹設された複数の圧力室と、一端が前記複数の圧力
室と対向し前記複数の圧力室と重なり合う様に他方の面
に凹設されたインク室と、前記圧力室の一端近傍と前記
インク室の他端近傍に形成され前記圧力室と前記インク
室とを連通させるインク連通路と、前記圧力室の他端近
傍とインク滴を吐出するノズル開口とを連通させるノズ
ル連通路とが形成された単一の基板と、前記ノズル開口
を有すると共に前記インク室上に積層されたノズルプレ
ートと、前記圧力室上に積層されたカバープレートと、 を備えたことにより、複雑な流路構成を単一の基板に集
約して形成し、他の部品を比較的簡単な構成で形成する
と共に、実質的にインク室を圧力室と対向する領域に形
成しているので、インクジェット記録ヘッドをより小型
化することができると共に、複雑な流路部分を高精度に
製造することが可能になり、更に組み立て性においても
複雑な流路部分は一体で形成されているので、その後の
部品の組み立てにおける位置あわせ等が容易かつ精度良
く行うことができ、高精度に製造可能なインクジェット
記録ヘッドを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例をなすヘッドを示した図、第
2図は同上のE−E線断面図、第3図は本発明の他の一
実施例を示した図である。 1……ヘッド基板 2……圧力室 3……絞り部 4……インク室 6……ノズルプレート 8……ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−111758(JP,A) 特開 昭61−104858(JP,A) 特開 平1−283153(JP,A) 特開 平1−264854(JP,A) 特開 平1−111758(JP,A) 特表 平2−500732(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/175 B41J 2/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方の面に凹設された複数の圧力室と、一
    端が前記複数の圧力室と対向し前記複数の圧力室と重な
    り合う様に他方の面に凹設されたインク室と、前記圧力
    室の一端近傍と前記インク室の他端近傍に形成され前記
    圧力室と前記インク室とを連通させるインク連通路と、
    前記圧力室の他端近傍とインク滴を吐出するノズル開口
    とを連通させるノズル連通路とが形成された単一の基板
    と、 前記ノズル開口を有すると共に前記インク室上に積層さ
    れたノズルプレートと、 前記圧力室上に積層されたカバープレートと、 を備えたことを特徴とするインクジェット記録ヘッド。
JP27362690A 1990-10-12 1990-10-12 インクジェット記録ヘッド Expired - Lifetime JP3131992B2 (ja)

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JPH04148936A JPH04148936A (ja) 1992-05-21
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EP1138493B1 (en) 2000-03-21 2007-05-23 Fuji Xerox Co., Ltd. Ink jet head
US6824083B2 (en) 2001-06-12 2004-11-30 Fuji Xerox Co., Ltd. Fluid jetting device, fluid jetting head, and fluid jetting apparatus

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