JP3131621U - 携帯式粘着テープ保持切断具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 粘着テープを携帯して保持し、足場の悪い所でも片手で切断することを可能とする。
【解決手段】
ベルト通し孔2と引っ掛け片3をそれぞれ両端に備えた板状体1の表面に間隔をあけて2本の棒状のローラー4、5を設け、これらのローラー4、5に予め巻かれた粘着テープ体6を、一方のローラー4が粘着テープ体6の内側に、他方のローラー5が粘着テープ体6の外側に位置するように取り付け、一方の内側ローラー4の軸の先端にテープ体外れ防止部材8を設け、粘着テープ体6のテープ先端部9を他方の外側ローラー5の下側を通して引き出すようにした引出し部10に、テープの固定切断部11を設ける。
【選択図】 図1

Description

本考案は、ガムテープ、セロファンテープ、電気工事用テープ、医療用テープなどの粘着テープを携帯して保持し、足場の悪い所でも片手で切断することができる携帯式粘着テープ保持切断具に関する。
従来のセロファンテープなどのテープカッターは、携帯に不向きなものであったり、携帯することができても、使用する際には両手を必要としていた。
また、ガムテープ等の大型の粘着テープについては、携帯式の粘着テープ保持切断具は提案されていない。
粘着テープを、脚立の上などの足場の悪い所で使用する場合、粘着テープの置き場所がなかったり、粘着テープを切り取る時に両手を必要とするため、取り付けようとする物の固定が困難で、作業効率が悪く、かつ危険であるなどの問題があった。
解決しようとする問題点は、粘着テープを足場の悪い場所で使用する場合、上記のように、テープの切断などの取扱いに両手を要し、またテープを落としたりして、作業の能率が悪く、危険であるという点がある。
本考案は、粘着テープを携帯できるようにし、かつ、ズボンのベルトや衣服のポケットなどに取り付けるようにし、しかも、片手でテープを引き出して切断することができることを最も主要な特徴とする。
本考案の携帯式粘着テープ保持切断具は、ベルト通し孔を両端に備えた板状体の表面に間隔をあけて2本の棒状のローラーを設け、これらのローラーに予め巻かれた粘着テープ体を、一方のローラーが粘着テープ体の内側に、他方のローラーが粘着テープ体の外側に位置するように取り付け、一方の内側ローラーの軸の先端にテープ体外れ防止部材を設け、粘着テープ体のテープ先端部を他方の外側ローラーの下側を通して引き出すようにした引出し部に、テープの固定切断部を設けたことを特徴としている。
また、本考案の携帯式粘着テープ保持切断具は、引っ掛け片を両端に備えた板状体の表面に間隔をあけて2本の棒状のローラーを設け、これらのローラーに予め巻かれた粘着テープ体を、一方のローラーが粘着テープ体の内側に、他方のローラーが粘着テープ体の外側に位置するように取り付け、一方の内側ローラーの軸の先端にテープ体外れ防止部材を設け、粘着テープ体のテープ先端部を他方の外側ローラーの下側を通して引き出すようにした引出し部に、テープの固定切断部を設けたことを特徴としている。
また、本考案の携帯式粘着テープ保持切断具は、ベルト通し孔と引っ掛け片をそれぞれ両端に備えた板状体の表面に間隔をあけて2本の棒状のローラーを設け、これらのローラーに予め巻かれた粘着テープ体を、一方のローラーが粘着テープ体の内側に、他方のローラーが粘着テープ体の外側に位置するように取り付け、一方の内側ローラーの軸の先端にテープ体外れ防止部材を設け、粘着テープ体のテープ先端部を他方の外側ローラーの下側を通して引き出すようにした引出し部に、テープの固定切断部を設けたことを特徴としている。
さらに、本考案の携帯式粘着テープ保持切断具は、裏面に少なくとも1個の引っ掛け用部材を備えた板状体の表面に間隔をあけて2本の棒状のローラーを設け、これらのローラーに予め巻かれた粘着テープ体を、一方のローラーが粘着テープ体の内側に、他方のローラーが粘着テープ体の外側に位置するように取り付け、一方の内側ローラーの軸の先端にテープ体外れ防止部材を設け、粘着テープ体のテープ先端部を他方の外側ローラーの下側を通して引き出すようにした引出し部に、テープの固定切断部を設けたことを特徴としている。
これらの携帯式粘着テープ保持切断具において、テープ体外れ防止部材が、内側ローラーの軸にほぼ垂直に固定された上向き片であるように構成される。
本考案の携帯式粘着テープ保持切断具により、持ち運びが容易になり、片手でテープを切り取ることができるので、高所での作業を安全かつ迅速に行うことができる。また、粘着テープを携帯することで、粘着テープの置き場所にも困ることはない。
粘着テープを携帯して片手で容易に引き出し切断するという目的を、ズボンのベルトや衣服に取り付けることができる板状体に粘着テープを取り付ける構成とすることにより実現した。
以下、本考案の実施の形態について説明するが、本考案は下記の実施の形態に何ら限定されるものではなく、適宜変更して実施することができるものである。図1は、本考案の実施の第1形態による携帯式粘着テープ保持切断具の斜視図である。図2は同正面図、図3は同平面図、図4は同右側面図である。なお、図2〜図4では、粘着テープ体を二点鎖線で表している。また、図5はテープの固定切断部の拡大図、図6は外側ローラーの拡大図、図7は内側ローラー及びテープ体外れ防止部材の拡大図である。
図1〜図7において、1は板状体で、この板状体1はベルト通し孔2と引っ掛け片3をそれぞれ両端に備えている。この板状体1の表面に間隔をあけて2本の棒状のローラー4、5が設けられ、これらのローラー4、5に予め巻かれた粘着テープ体6を、一方のローラー4が粘着テープ体の内側に、他方のローラー5が粘着テープ体の外側に位置するように取り付けられている。また、図7に示すように、、一方の内側ローラー4の軸7の先端には、テープ体外れ防止部材8が設けられている。粘着テープ体6のテープ先端部9を他方の外側ローラー5の下側を通して引き出すようにした引出し部10に、テープの固定切断部11が設けられている。テープ体外れ防止部材8は、一例として、内側ローラーの軸にほぼ垂直に固定された上向き片を示しているが、この形状に限るものではない。また、内側ローラー4と外側ローラー5とは、粘着テープ体6を取り付けることができる程度に離して設けることが必要であり、内側ローラー4のやや下側に外側ローラー5を設け、外側ローラーよりやや上側にテープの固定切断部11を設けるように構成することが望ましい。
テープの固定切断部11は、一例として、図5に示すように、棒状体の上部外側に鋸歯状部(ギザギザ部)からなる切断部12が設けられ、棒状体の上部内側をテープの粘着力によるテープ固定部13としたものである。このテープの固定切断部は、図5に示すものの形状に限られるものではない。図6における14は外側ローラーの軸、15はローラー抜け止め用部材、図1および図2における16は切り欠き部である。
上記のように構成された携帯式粘着テープ保持切断具を使用する場合、ベルト通し孔2にズボンのベルトを通して固定するか、又は引っ掛け片3をズボンのベルト、衣服のポケットなどに引っ掛けて固定する。粘着テープ体6を内側ローラー4と外側ローラー5との間に取り付け、テープ体外れ防止部材8で粘着テープ体6が外れないようにする。外側ローラー5の下側にテープの先端を通過させ、さらにテープの固定切断部11の上を通過させ、テープの先端を斜め下に引っ張ると片手で容易に切断することができる。
さらに粘着テープを取り出す場合は、粘着テープが自身の粘着力で固定切断部11のテープ固定部13に貼りついて固定されているので、引出し部10の粘着テープを指で持ち、貼りついている粘着テープが外れるまで斜め左上に持ち上げ、必要な長さ分を上記と同じ手順で引き出して切断する。テープ保持切断具を体に固定しているので、粘着テープを片手で必要な分だけ切り取ることができる。なお、ベルト通し孔2、引っ掛け片3のいずれかを省略することも可能である。
図8及び図9は、本考案の実施の第2形態による携帯式粘着テープ保持切断具を示している。本例は、板状体1の裏面に2個の引っ掛け用部材17、例えば引っ掛け用のフックを設けたものである。この引っ掛け用部材17にズボンのベルトを通したり、又は引っ掛け用部材17を衣服のポケットなどに引っ掛けて固定し携帯する。図10に示すように、引っ掛け用部材17aを1個とすることもでき、また、3個以上としても差し支えない。他の構成及び作用は実施の第1形態の場合と同様である。
本考案の実施の第1形態による携帯式粘着テープ保持切断具の斜視図である。 同正面図である。 同平面図である。 同右側面図である。 テープの固定切断部の拡大図である。 外側ローラーの拡大図である。 内側ローラー及びテープ体外れ防止部材の拡大図である。 本考案の実施の第2形態による携帯式粘着テープ保持切断具における板状体裏面の一例を示す斜視図である。 同断面図である。 板状体裏面の他の例を示す斜視図である。
符号の説明
1 板状体
2 ベルト通し孔
3 引っ掛け片
4 一方のローラー(内側ローラー)
5 他方のローラー(外側ローラー)
6 粘着テープ体
7 内側ローラーの軸
8 テープ体外れ防止部材
9 テープ先端部
10 引出し部
11 テープの固定切断部
12 切断部
13 固定部
14 外側ローラーの軸
15 ローラー抜け止め用部材
16 切り欠き部
17、17a 引っ掛け用部材

Claims (5)

  1. ベルト通し孔を両端に備えた板状体の表面に間隔をあけて2本の棒状のローラーを設け、これらローラーに予め巻かれた粘着テープ体を、一方のローラーが粘着テープ体の内側に、他方のローラーが粘着テープ体の外側に位置するように取り付け、一方の内側ローラーの軸の先端にテープ体外れ防止部材を設け、粘着テープ体のテープ先端部を他方の外側ローラーの下側を通して引き出すようにした引出し物に、テープの固定切断部を設けたことを特徴とする携帯式粘着テープ保持切断具。
  2. 引っ掛け片を両端に備えた板状体の表面に間隔をあけて2本の棒状のローラーを設け、これらローラーに予め巻かれた粘着テープ体を、一方のローラーが粘着テープ体の内側に、他方のローラーが粘着テープ体の外側に位置するように取り付け、一方の内側ローラーの軸の先端にテープ体外れ防止部材を設け、粘着テープ体のテープ先端部を他方の外側ローラーの下側を通して引き出すようにした引出し物に、テープの固定切断部を設けたことを特徴とする携帯式粘着テープ保持切断具。
  3. ベルト通し孔と引っ掛け片をそれぞれ両端に備えた板状体の表面に間隔をあけて2本の棒状のローラーを設け、これらローラーに予め巻かれた粘着テープ体を、一方のローラーが粘着テープ体の内側に、他方のローラーが粘着テープ体の外側に位置するように取り付け、一方の内側ローラーの軸の先端にテープ体外れ防止部材を設け、粘着テープ体のテープ先端部を他方の外側ローラーの下側を通して引き出すようにした引出し物に、テープの固定切断部を設けたことを特徴とする携帯式粘着テープ保持切断具。
  4. 裏面に少なくとも1個の引っ掛け用部材を備えた板状体の表面に間隔をあけて2本の棒状のローラーを設け、これらローラーに予め巻かれた粘着テープ体を、一方のローラーが粘着テープ体の内側に、他方のローラーが粘着テープ体の外側に位置するように取り付け、一方の内側ローラーの軸の先端にテープ体外れ防止部材を設け、粘着テープ体のテープ先端部を他方の外側ローラーの下側を通して引き出すようにした引出し物に、テープの固定切断部を設けたことを特徴とする携帯式粘着テープ保持切断具。
  5. テープ体外れ防止部材が、内側ローラーの軸にほぼ垂直に固定された上向き片である請求項1〜4のいずれかに記載の携帯式粘着テープ保持切断具。
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