JP3131609U - ハイブリッドチューナを備えた電子装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ハイブリッドチューナを備えることによりアナログ及びデジタル放送を受信可能な電子装置において、リフレッシュ命令などの信号に基づく映像(アナログ放送の映像)の乱れの発生を抑止することを可能とした、チューナを備えた電子装置の提供。
【解決手段】アナログ放送受信時においては、メインマイコン11からハイブリッドチューナ13へと信号線18を介して送出する信号がある場合を除き、スイッチ回路15をデジタルマイコン12とハイブリッドチューナ13の間を接続するように制御することで、メインマイコン11からサブマイコン16等に送出されるリフレッシュ命令などの信号がハイブリッドチューナ13入力されることを抑止する。
【選択図】図2
【解決手段】アナログ放送受信時においては、メインマイコン11からハイブリッドチューナ13へと信号線18を介して送出する信号がある場合を除き、スイッチ回路15をデジタルマイコン12とハイブリッドチューナ13の間を接続するように制御することで、メインマイコン11からサブマイコン16等に送出されるリフレッシュ命令などの信号がハイブリッドチューナ13入力されることを抑止する。
【選択図】図2
Description
本考案は、チューナを備えることにより放送波を受信可能な電子装置に関し、特に、アナログ放送とデジタル放送の双方を受信可能なハイブリッドチューナを備えた電子装置に関する。
電子装置は、各種の情報を電気的に扱うことが可能な構成とされている。当該電子装置に備えられる各種デバイス(ICなど)においては、各種の情報を保持・記憶しておくため(情報が失われないようにするため)、若しくは、誤動作防止の観点などから所定のステータス状態へ戻すなどのための、リフレッシュ動作を必要とする場合がある。
上記のごとくリフレッシュ動作は必要なものであるが、リフレッシュ動作中に他の処理ができなくなること(例えば、メモリのリフレッシュ中におけるアクセスの制限など)が問題となる場合や、消費電力の増加の問題などが生じる場合があり、これらに関する従来技術が特許文献1〜特許文献3などによって開示されている。
アナログ放送を受信可能なチューナを備えた電子装置の場合、上記したリフレッシュ動作を行わせるためのリフレッシュ命令などがチューナに接続された信号線を流れることに起因して、映像(アナログ放送に基づく映像)にノイズが現れる問題を生ずる場合がある。このような問題は、複数のデバイス間(各種IC及びチューナ)の制御信号の送受信を、共通した信号線によって行う構成としている場合により顕著となる(信号線を共有しているため、他のデバイスへの命令であるリフレッシュ命令などの各種の信号も、チューナに入力されることとなり、当該各信号がノイズの原因となるため、問題が顕著化する)。
本考案は上述した点に鑑み、チューナを備えることによりアナログ放送波を受信可能な電子装置において、リフレッシュ命令などの信号に基づく映像の乱れの発生を抑止することを可能とした、チューナを備えた電子装置を提供することを目的とする。
請求項1のハイブリッドチューナを備えた電子装置は、アナログ放送の放送信号とデジタル放送の放送信号の双方を受信可能なハイブリッドチューナを備えた電子装置であって、装置全体の制御などを行う主制御ICと、前記ハイブリッドチューナが受信したデジタル放送信号に基づく信号に対する処理を主に行うデジタル処理ICと、を備え、前記主制御ICと前記ハイブリッドチューナとの間の制御信号を伝送する信号線と前記デジタル処理ICと前記ハイブリッドチューナとの間の制御信号を伝送する信号線とを共有化し、当該信号線上に、前記主制御ICと前記ハイブリッドチューナ間の接続又は前記デジタル処理ICと前記ハイブリッドチューナ間の接続の何れかを選択的に切り替えるスイッチ回路を設け、前記主制御ICは、アナログ放送受信時においては、当該主制御ICから前記ハイブリッドチューナへと前記信号線を介して送出する信号がある場合を除き、前記スイッチ回路を前記デジタル処理ICと前記ハイブリッドチューナ間を接続するように制御する機能を備えるICであることを特徴とする。
上記構成によれば、主制御ICが、アナログ放送受信時において、必要な場合(主制御ICからハイブリッドチューナへと信号線を介して送出する信号がある場合)を除き、主制御ICとハイブリッドチューナとの間の信号線を切断するようにスイッチ回路を制御する機能を有するため、ハイブリッドチューナに接続された信号線上に流れる信号を最小限に抑止させることが可能となる。即ち、主制御ICは装置内の各部の制御等を行うICであるため、ハイブリッドチューナ以外のデバイスに対する命令(信号)も絶えず送受信しているものであり、当該主制御ICとハイブリッドチューナとの間の信号線が常に接続されている場合には前記した各信号の影響がハイブリッドチューナへと及ぶおそれがあるが、上記構成によれば、必要な場合を除いて、主制御ICとハイブリッドチューナとの間の信号線が切断される(デジタル処理ICとハイブリッドチューナとが接続される)ため、主制御ICから発せられる各種の信号がハイブリッドチューナに接続された信号線上に流れることを最小限に抑止させることが可能となるのである。
請求項2のハイブリッドチューナを備えた電子装置は、請求項1記載のハイブリッドチューナを備えた電子装置であって、前記主制御ICは、前記アナログ放送受信時において、アナログ放送のチャンネル変更指示があった場合には、前記スイッチ回路を当該主制御ICと前記ハイブリッドチューナ間を接続するように制御して前記信号線を介して前記主制御ICから前記ハイブリッドチューナへ前記チャンネル変更に必要な制御信号を送出する処理と、リフレッシュ命令を送出する処理を実行する機能を備えるICであることを特徴とする。
上記構成によれば、アナログ放送受信時において、チャンネル変更の処理を実行する際に、リフレッシュ命令の送出(ハイブリッドチューナのリフレッシュ動作の実行)も行われる。
請求項3のハイブリッドチューナを備えた電子装置は、請求項1又は請求項2に記載のハイブリッドチューナを備えた電子装置であって、前記主制御ICは、前記アナログ放送受信時において、前記電子装置が備える表示画面に表示される映像若しくは前記電子装置が外部装置へ出力する映像信号に基づく映像が、受信中のアナログ放送信号に基づく映像でない場合には、前記スイッチ回路を前記主制御ICと前記ハイブリッドチューナ間を接続するように制御し前記信号線を介して前記主制御ICから前記ハイブリッドチューナへリフレッシュ命令を送出する、又は、前記スイッチ回路を前記デジタル処理ICと前記ハイブリッドチューナ間を接続するように維持したまま前記信号線を介して前記デジタル処理ICから前記ハイブリッドチューナへリフレッシュ命令を送出させる機能を備えるICであることを特徴とする。
上記構成によれば、アナログ放送受信時において、受信中のアナログ放送信号に基づく映像でない映像が画面表示されている場合があった際に、リフレッシュ命令の送出(ハイブリッドチューナのリフレッシュ動作の実行)が行われる。
請求項4のハイブリッドチューナを備えた電子装置は、請求項3記載のハイブリッドチューナを備えた電子装置であって、前記「受信中のアナログ放送信号に基づく映像を表示していない場合」が、メニュー画面の表示中又は電子番組表画面の表示中であることを特徴とする。
上記構成によれば、メニュー画面の表示中又は電子番組表画面の表示中において、リフレッシュ命令の送出(ハイブリッドチューナのリフレッシュ動作の実行)が行われる。
本考案に関する第1の他の発明であるチューナ−IC間接続制御プログラムは、アナログ放送の放送信号とデジタル放送の放送信号の双方を受信可能なハイブリッドチューナを備えた電子装置であって、装置全体の制御などを行う主制御ICと、前記ハイブリッドチューナが受信したデジタル放送信号に基づく信号に対する処理を主に行うデジタル処理ICと、を備え、前記主制御ICと前記ハイブリッドチューナとの間の制御信号を伝送する信号線と前記デジタル処理ICと前記ハイブリッドチューナとの間の制御信号を伝送する信号線とを共有化し、当該信号線上に、前記主制御ICと前記ハイブリッドチューナ間の接続又は前記デジタル処理ICと前記ハイブリッドチューナ間の接続の何れかを選択的に切り替えるスイッチ回路を設けた電子装置の、前記主制御ICに、アナログ放送受信時において、前記ハイブリッドチューナに対して前記信号線を介して送出する信号があるか否かを判別するステップと、当該判別の結果送出する信号がある場合には前記スイッチ回路を前記主制御ICと前記ハイブリッドチューナ間を接続するように制御するステップと、前記判別の結果送出する信号がない場合には前記スイッチ回路を前記デジタル処理ICと前記ハイブリッドチューナ間を接続するように制御するステップと、を実行させることを特徴とする。
本考案に関する第2の他の発明であるチューナ−IC間接続制御プログラムは、前記第1の他の発明たるチューナ−IC間接続制御プログラムであって、前記アナログ放送受信時において、アナログ放送のチャンネル変更指示の有無を判別するステップと、これがあった場合に、前記スイッチ回路を前記主制御ICと前記ハイブリッドチューナ間を接続するように制御するステップと、前記信号線を介して前記主制御ICから前記ハイブリッドチューナへ前記チャンネル変更に必要な制御信号を送出するステップと、映像信号にミュートをかけるステップと、当該ミュート中に前記ハイブリッドチューナへリフレッシュ命令を送出するステップと、を実行することを特徴とする。
本考案に関する第3の他の発明であるチューナ−IC間接続制御プログラムは、前記第1又は第2の他の発明たるチューナ−IC間接続制御プログラムであって、前記アナログ放送受信時において、前記電子装置が備える表示画面に表示される映像若しくは前記電子装置が外部装置へ出力する映像信号に基づく映像が、受信中のアナログ放送信号に基づく映像であるか否かを判別するステップと、当該判別の結果アナログ放送信号に基づく映像を表示していないと判断された場合に前記スイッチ回路を前記主制御ICと前記ハイブリッドチューナ間を接続するように制御するステップと、を実行することを特徴とする。
本考案の請求項1記載のハイブリッドチューナを備えた電子装置によれば、アナログ放送受信時において、必要な場合(主制御ICからハイブリッドチューナへと信号線を介して送出する信号がある場合)を除き、主制御ICとハイブリッドチューナとの間の信号線が切断され(デジタル処理ICとハイブリッドチューナとが接続される)、主制御ICから発せられる各種の信号がハイブリッドチューナに接続される信号線上に流れることを最小限に抑止させることが可能となるため、装置内の各デバイスに対する命令(信号)を絶えず送受信している主制御ICから発せられる各種の信号に起因してアナログ放送画面にノイズが発生することを抑止することが可能となる。
本考案の請求項2記載のハイブリッドチューナを備えた電子装置によれば、アナログ放送受信時において、チャンネル変更の処理を実行する際に、リフレッシュ命令の送出(ハイブリッドチューナのリフレッシュ動作の実行)も行われる。従って、ノイズの発生要因たるリフレッシュ命令を、チャンネル変更の処理を実行する際(チャンネル変更処理時には表示画面にミュートをかけるのが通常)に送出しているため、リフレッシュ命令に起因する画面の乱れをユーザに認識されることを抑止させることできる。
本考案の請求項3記載のハイブリッドチューナを備えた電子装置によれば、アナログ放送受信時において、受信中のアナログ放送信号に基づく映像ではない映像が画面表示されている場合(例えばメニュー画面の表示)があった際に、リフレッシュ命令の送出(ハイブリッドチューナのリフレッシュ動作の実行)が行われる。従って、リフレッシュ命令に起因する画面の乱れをユーザに認識されることを抑止させることできる。
以下、本考案の具体的実施例について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施態様は、本考案を具体化する際の一形態であって、本考案をその範囲内に限定するためのものではない。
図1は本考案に係る電子装置たる表示装置(アナログ放送及びデジタル放送を受信・表示可能なテレビであり、以下単にテレビとする)の、主に本考案に関する部分のみの概略を示したブロック図である。
図1に示されるように、テレビ1は、装置全体の制御などを行う主制御ICたるメインマイコン11と、アナログ放送の放送信号とデジタル放送の放送信号の双方を受信可能なハイブリッドチューナ13と、当該ハイブリッドチューナ13において受信され復調処理をされたデジタル放送信号に基づいてMPEG規格に準じた複号化処理などを行うデジタル処理ICたるデジタルマイコン12と、を備える。テレビ1内には各部の機能を担うICが複数備えられており、その一例としてここでは、メインマイコンの補助的な機能を担う(装置に備えられる冷却用ファンの制御などを行う)サブマイコン16と、外部装置から入力される映像/音声信号の切り替え処理を主におこなうAVスイッチIC17とを記載している。
前述のごとく、メインマイコン11は装置全体の制御を行うものであり、各機能部(各種IC)を制御するために情報を送受信する必要があるが、各ICごとに専用の通信線を形成したのではメインマイコン11の端子数が多数必要になり且つ信号線を形成するパターン面積も増大することとなる。従って、同一の信号線を用いて複数のICと通信を行う(マスタとなるICと複数のスレーブICを同一の信号線を用いて接続する)方法が用いられており、当該方式の代表的な規格としてI2Cが知られている。
本実施例のテレビ1においても、メインマイコン11をマスタとして、サブマイコン16とAVスイッチIC17とハイブリッドチューナ13とがI2C規格の信号線18によって相互に接続されている。当該信号線18上であって、メインマイコン11とハイブリッドチューナ13との間の信号線18上に設けられるスイッチIC15は、メインマイコン11とハイブリッドチューナ13間の接続、又は、デジタルマイコン12とハイブリッドチューナ13間の接続の何れかを選択的に切り替えるスイッチ回路として動作するものであり、当該切り替え動作は、信号線19(信号線18とは別に形成される信号線であって、メインマイコン11からの制御信号をスイッチIC15に送信するための信号線)を介してメインマイコン11によって制御される。スイッチIC15により、デジタルマイコン12とハイブリッドチューナ13間の接続が形成された場合には、デジタルマイコン12がマスタとなりハイブリッドチューナ13がスレーブとなる通信路が形成される。なお、メインマイコン11とデジタルマイコン12の間には、相互に情報を送受信するための信号線14(信号線18とは別の信号線)が形成される。
図2は、スイッチIC15による切り替え動作による接続関係の概略を示したブロック図である。同図(a)に示されるように、メインマイコン11とハイブリッドチューナ13間の接続が形成される場合には、メインマイコン11をマスタとして、スレーブとなるサブマイコン16とAVスイッチIC17とハイブリッドチューナ13が信号線18によってそれぞれ接続されることとなる。このような接続状態においては、メインマイコン11から送出されるサブマイコン16やAVスイッチIC17に対する制御信号(例えばリフレッシュ命令)もハイブリッドチューナ13に対して入力されてしまうこととなるため、ハイブリッドチューナ13にはなんら関係のない制御信号に起因して、アナログ放送の表示画面が乱れる(ハイブリッドチューナ13によって受信されるアナログ放送信号にノイズが乗る)おそれがある。一方、図(b)に示されるように、デジタルマイコン12をマスタとして、スレーブとなるハイブリッドチューナ13が接続されることとなる接続状態(本実施例では1対1の接続であるが、1対n接続となることを除外するものではない)においては、メインマイコン11から送出されるサブマイコン16やAVスイッチIC17に対する制御信号がハイブリッドチューナ13に対して入力されることは無い。
図3は、本実施例のテレビ1の本考案に関する処理の概略(主にメインマイコン11における処理の概略)を示したフローチャートである。
ステップ301では、デジタル放送受信モード(デジタル放送視聴中)であるのかアナログ放送受信モード(アナログ放送視聴中)であるかの判別を行う。当該判別は、信号線14を介してメインマイコン11とデジタルマイコン12とで相互にステータス状況を送受信することによりメインマイコン11によって判別を行う。なお、メインマイコン11において常に受信モードを判別可能なように情報を保持している場合にはそれによってもよい。
ステップ301の判別の結果、アナログ放送受信モードであった場合には、メインマイコン11とハイブリッドチューナ13との間を接続する(図2(a)の状態となる)ようにスイッチIC15に対して信号線19を介して命令を送出することにより、メインマイコン11によってスイッチIC15を制御し、また、信号線14を介してデジタルマイコン12に命令を送出することで、デジタルマイコン12をスタンバイ状態にさせる(ステップ302)。デジタルマイコン12のスタンバイ状態とは、アナログ放送受信モードにおいては基本的にデジタルマイコン12における処理は必要ないため、一部を除いてデジタルマイコン12の機能を停止させることにより省電力モードに切り替えるものである。この状態では、デジタルマイコン12は基本的に外部からの入力を待っている状態であり信号線18に対する制御信号等の送出を行うことは無い。
続くステップ303では、メインマイコン11によってハイブリッドチューナ13を制御し、アナログ放送の受信処理(ユーザによって選択されたチャンネルの受信処理)を行う。なお、本実施例はテレビであるので、表示画面にアナログ放送に基づく映像が表示されることとなる。
ハイブリッドチューナ13における受信が開始された後に(より具体的には、例えば、メインマイコン11から送出された“選択されたチャンネルの受信命令”に対するハイブリッドチューナ13からの返信(正常に受信した旨の返信)が信号線18を介してあった際に)、デジタルマイコン12とハイブリッドチューナ13との間を接続する(図2(b)の状態となる)ようにスイッチIC15に対して信号線19を介して命令を送出することにより、メインマイコン11によってスイッチIC15を制御する(ステップ304)。
当該ステップ302〜ステップ304の処理により、アナログ放送受信時においては本来使用されないICであるデジタルマイコン12(スタンバイ状態であり信号線18に対する制御信号等の送出を行うことが基本的に無いIC)とハイブリッドチューナ13とが接続され、本来アナログ放送受信時においてハイブリッドチューナ13と常時接続されてハイブリッドチューナ13に対する制御を行うメインマイコン11と、ハイブリッドチューナ13との接続が切断されるように、スイッチIC15が制御されることとなる。
一方、ステップ301の判別の結果、デジタル放送受信モードであった場合には、デジタルマイコン12とハイブリッドチューナ13との間を接続するようにスイッチIC15が制御され(ステップ305)、デジタルマイコン12によってハイブリッドチューナ13を制御し、デジタル放送の受信処理を行う(当然にデジタルマイコン12は稼動状態となり、MPEG規格に準じた複号化処理なども実行する)。
ステップ304若しくはステップ306を経た、ステップ307〜ステップ308のループ処理では、ユーザによるチャンネル変更の有無と、電源オフ指示の有無を判別し、ユーザによるチャンネル変更指示があった場合には(ステップ307)、ステップ301へと戻って、上記処理を繰り返す。即ち、アナログ放送のチャンネル指示であった場合には、ステップ301からステップ302へと流れる処理となり、デジタル放送のチャンネル指示であった場合には、ステップ301からステップ305へと流れる処理となる。一方、電源オフ指示があった場合には(ステップ308)、電源オフ処理を行って処理を終了する。
以上のごとく、本実施例のテレビ1によれば、アナログ放送受信時において、必要な場合(本実施例では、ユーザによるチャンネル選択に基づくチャンネル変更指示)を除き、メインマイコン11とハイブリッドチューナ13との間の信号線が切断され(スタンバイ状態のデジタルマイコン12とハイブリッドチューナ13とが接続される)、メインマイコン11から発せられる各種の信号(例えば、サブマイコン16に対するリフレッシュ命令)がハイブリッドチューナ13に接続される信号線18上に流れることを最小限に抑止させることが可能となるため、装置内の各デバイスに対する命令(信号)を絶えず送受信しているメインマイコンから発せられる各種の信号に起因してアナログ放送画面にノイズが発生することを抑止することが可能となる。
さらに、上記説明からも明らかなように、本考案の適用にあたり、シンプルな構成(図1)を採用し且つ制御処理自体もスイッチICに対する制御を主とする軽い処理とすることができるため、低コストにて本考案を実現することが可能である。
なお、上記処理により、基本的にはメインマイコン11とハイブリッドチューナ13との間の接続は切断されることとなる。勿論必要があるとき(メインマイコン11からハイブリッドチューナ13へと信号線18を介して送出する信号がある場合)には、メインマイコン11によってスイッチIC15を制御して接続を設定することが可能であるので、例えば、ハイブリッドチューナ13のリフレッシュ動作を行う必要がある場合には、適宜リフレッシュ命令をハイブリッドチューナ13に送出することが可能である。しかし、上記説明のごとく、アナログ放送視聴中にメインマイコン11とハイブリッドチューナ13とが接続されるとノイズを生じる(画面上で画像の乱れとして認識される)おそれがある。
ここで、チャンネル変更処理時には、映像信号にミュートをかける(チャンネル変更時の映像の乱れが画面表示されないようにするための)処理を行うため、当該期間中においては、ユーザにノイズの影響を画面上で画像の乱れとして認識されることが無い。従って、チャンネル変更処理時(より正確には映像信号にミュートがかけられている期間内)に、リフレッシュ命令を送出するように制御する(図3のステップ303の処理のチャンネル変更処理において、映像信号にミュートをかける処理を行い、当該ミュート処理中にハイブリッドチューナに対してリフレッシュ命令を送出する処理を行う)ことで、リフレッシュ命令に起因する画面の乱れをユーザに認識されることを抑止させることできる。
図4には、本考案に関する別の制御処理の概略を示した。なお、図3と同様の処理概念となるものについては同一の符号を使用している。
当該処理は、上記と同様にリフレッシュ命令に起因する画面の乱れをユーザに認識されることを抑止させるために、画面表示が視聴中のアナログ放送に基づく映像(番組映像)では無い場合に、にハイブリッドチューナに対してリフレッシュ命令を送出するものである。図4に示されるように、アナログ放送を視聴中における(ステップ301の判別の結果、ステップ302以降へと移行した後の)ユーザによるチャンネル変更若しくは電源オフ指示を待つステップ307〜ステップ308のループ処理の中におけるステップ401で、画面表示がアナログ放送に基づく映像であるか否かを判別し、当該判別結果が否定であった場合には、メインマイコン11によってスイッチIC15を制御してメインマイコン11とハイブリッドチューナ13との接続を設定し、ハイブリッドチューナ13に対してリフレッシュ命令を送出する処理を行う(ステップ402)。なお、“画面表示がアナログ放送に基づく映像で無い場合”とは、例えば、メニュー画面の表示処理中や、電子番組表の画面を表示中の場合などであり、原則的にこれらの状況はユーザからの指示によって発生するため、リモコン装置や本体操作部などからの信号に基づく情報を受けるメインマイコン11にて判別可能である。ステップ402ではメニュー表示機能などの他の機能による処理も当然に実行され、当該機能の処理が終了した際にはステップ301へと戻って、以下処理が繰り返される。
以上のごとく、図4の処理によれば、アナログ放送受信時において、受信中のアナログ放送信号に基づく映像ではない映像が画面表示されている場合(例えばメニュー画面の表示など)があった際に、リフレッシュ命令の送出(ハイブリッドチューナのリフレッシュ動作の実行)が行われるため、リフレッシュ命令に起因する画面の乱れをユーザに認識されることを抑止させることできる(若しくは、仮に画面の乱れが生じたとしても、ユーザが受ける不快感を、番組映像表示時中の画面の乱れに比べて小さくすることができる)。なお、図4の処理では、メインマイコン11からリフレッシュ命令を送出する処理としたが、場合によっては(例えば、メニュー表示機能などの“他の機能”の実行のためにメインマイコン11とハイブリッドチューナ13との接続の設定を行う必要が無い場合など)、デジタルマイコン12からハイブリッドチューナ13に対してリフレッシュ命令を送出させる(信号線14を介してメインマイコン11からデジタルマイコン12に、ハイブリッドチューナ13に対してリフレッシュ命令を送出するように命令する)ようにしてもよい(この場合には、スイッチIC15の切り替えを要しない)。
実施例中では、アナログ放送受信時においてデジタルマイコン12をスタンバイ状態にするものとして説明したが、必ずしもこれに限るものではなく、信号線18に対する信号の送出を停止させる処理とすれば、本考案が課題とするところにおいては同一の効果を得ることができる。また、仮にデジタルマイコン12から信号線18に対する信号の送出があったとしても、それがメインマイコン11より低頻度であるならば、メインマイコン11との接続状態で維持されるよりはノイズ低減の効果を得ることができると言える。
また、実施例中では、電子装置の具体例としてテレビを例に説明したが、本考案をこれに限るものではなく、例えばHDDレコーダなどの記録再生装置や、パソコン、携帯端末装置など、ハイブリッド型のチューナを備える各種の電子装置に対して有効に適用することができる。
1 テレビ(ハイブリッドチューナを備えた電子装置)
11 メインマイコン(主制御IC)
12 デジタルマイコン(デジタル処理IC)
13 ハイブリッドチューナ
15 スイッチIC(スイッチ回路)
18 信号線
11 メインマイコン(主制御IC)
12 デジタルマイコン(デジタル処理IC)
13 ハイブリッドチューナ
15 スイッチIC(スイッチ回路)
18 信号線
Claims (4)
- アナログ放送の放送信号とデジタル放送の放送信号の双方を受信可能なハイブリッドチューナを備えた電子装置であって、装置全体の制御などを行う主制御ICと、前記ハイブリッドチューナが受信したデジタル放送信号に基づく信号に対する処理を主に行うデジタル処理ICと、を備え、前記主制御ICと前記ハイブリッドチューナとの間の制御信号を伝送する信号線と前記デジタル処理ICと前記ハイブリッドチューナとの間の制御信号を伝送する信号線とを共有化し、当該信号線上に、前記主制御ICと前記ハイブリッドチューナ間の接続又は前記デジタル処理ICと前記ハイブリッドチューナ間の接続の何れかを選択的に切り替えるスイッチ回路を設け、前記主制御ICは、アナログ放送受信時においては、当該主制御ICから前記ハイブリッドチューナへと前記信号線を介して送出する信号がある場合を除き、前記スイッチ回路を前記デジタル処理ICと前記ハイブリッドチューナ間を接続するように制御する機能を備えるICであることを特徴とするハイブリッドチューナを備えた電子装置。
- 前記主制御ICは、前記アナログ放送受信時において、アナログ放送のチャンネル変更指示があった場合には、前記スイッチ回路を当該主制御ICと前記ハイブリッドチューナ間を接続するように制御して前記信号線を介して前記主制御ICから前記ハイブリッドチューナへ前記チャンネル変更に必要な制御信号を送出する処理と、リフレッシュ命令を送出する処理を実行する機能を備えるICであることを特徴とする請求項1記載のハイブリッドチューナを備えた電子装置。
- 前記主制御ICは、前記アナログ放送受信時において、前記電子装置が備える表示画面に表示される映像若しくは前記電子装置が外部装置へ出力する映像信号に基づく映像が、受信中のアナログ放送信号に基づく映像でない場合には、前記スイッチ回路を前記主制御ICと前記ハイブリッドチューナ間を接続するように制御し前記信号線を介して前記主制御ICから前記ハイブリッドチューナへリフレッシュ命令を送出する、又は、前記スイッチ回路を前記デジタル処理ICと前記ハイブリッドチューナ間を接続するように維持したまま前記信号線を介して前記デジタル処理ICから前記ハイブリッドチューナへリフレッシュ命令を送出させる機能を備えるICであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のハイブリッドチューナを備えた電子装置。
- 前記「受信中のアナログ放送信号に基づく映像を表示していない場合」が、メニュー画面の表示中又は電子番組表画面の表示中であることを特徴とする請求項3記載のハイブリッドチューナを備えた電子装置。
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JP2009296310A (ja) * | 2008-06-05 | 2009-12-17 | Sharp Corp | アナログ/デジタル共用チューナおよび信号復調装置 |
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