JP3131587B2 - 耐食性コバルト基溶接材料と該材料からなるティグ溶接棒、プラズマ・トランスファ・アーク溶接用粉末、被覆電弧溶接棒及び弁 - Google Patents

耐食性コバルト基溶接材料と該材料からなるティグ溶接棒、プラズマ・トランスファ・アーク溶接用粉末、被覆電弧溶接棒及び弁

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、腐食性流体で使用
される機器に肉盛溶接される材料、特に、耐食性コバル
ト基溶接材料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、腐食性流体に使用される弁等であ
って、仕切弁のように弁座が摺動する形態以外の弁の弁
座や流体接触部において、耐食性や耐キャビテーション
性が必要な箇所には、ステライトNo21と称される、
化学成分が重量%で、C:0.20〜0.30、Cr:
25.5〜29.0、Ni:1.75〜3.25以下、
Mo:5.0〜6.0、残部がCoよりなるコバルト基
溶接材料による肉盛溶接が適用されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この溶接材料
を炭素鋼やオーステナイト系ステンレス鋼に適用する際
に、基材(主として鉄:Fe)の溶込みが5%以下とな
るような肉盛溶接を行なわない場合には、溶接部の結晶
粒界に炭化物が生成し、粒界腐食を生じてしまうという
傾向があった。また、このような傾向は、基材の溶込み
量が多くなるほど、促進されることが知られていた。
【0004】ここで、図1は、正常なステライトNo2
1溶接部の炭化物の分布状態を示す模式図である。この
図1に示すように、溶接材料たるステライトNo21の
本来の金属組織は、Co−Cr−Moからなるマトリッ
クスの中に、Crを主体とする炭化物が点状に分布する
ものである。
【0005】しかし、基材の溶込みが多くなると、点状
の炭化物が減少し、図2の模式図に示すように、結晶粒
界に炭化物が生成されるようになる。この現象は、基材
を主として構成するFeが溶込むと、合金中のCr量が
相対的に減少して、凝固が最初に生じる結晶粒内で炭化
物を生成させることができなくなり、溶質が濃縮される
結晶粒界で炭化物の生成が生じる傾向が大きくなること
による。
【0006】また、この際、結晶粒界に炭化物が生成す
ると、炭化物がCrを主体とした化合物であるため、粒
界隣接部のCr量が極端に減少し、このCr欠乏層が選
択的に腐食される条件が形成される。その結果、粒界腐
食が生じてしまうという問題が生じてしまうのである。
【0007】一方、電弧を用いる溶接では、Feの溶込
みは避けられない問題である。そのため、このような粒
界腐食の発生傾向を必ず生ずるものであり、従って、電
弧溶接を行ってFeの溶込みが生じても、このような粒
界腐食を生じないステライトNo21相当材を開発する
ことが望まれていた。
【0008】従って、本発明は、上述した従来の技術の
問題を解決するためになされたもので、粒界腐食を生じ
ることがなく、腐食性流体で使用することのできる耐食
性コバルト基溶接材料を提供することを主な目的とする
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、請求項1に記載の本発明は、耐食性コバルト基溶接
材料は、化学成分が重量%で、C:0.20〜0.5
0、Cr:25.0〜30.0、Ni:4.0以下、M
o:5.0〜6.0、Nb:1.6〜10.0、残部が
実質的にCoよりなることを特徴としている。
【0010】前記耐食性コバルト基溶接材料は、ティグ
溶接棒、プラズマ・トランスファ・アーク溶接用粉末、
被覆電弧溶接棒、弁等に適用することができる。
【0011】
【作用】耐食性コバルト基溶接材料を、ステライトNo
21に相当する材料にNbを添加して上記のような化学
成分にすることにより、Nbは、Crよりも材料中のC
と結合し易いために、合金中のCは、Nbと結合してN
bC(ニオブ炭化物)を生成し、Crはマトリックス中
に残るために、合金中において、Cr炭化物の生成がな
くなる。その結果、Cr炭化物隣接部のCr欠乏層を生
じることがなくなり、これにより、Cr炭化物周囲の局
部が腐食される粒界腐食が防止される。
【0012】また、このような耐食性コバルト基溶接材
料を、腐食性流体にさらされる弁やこの流体にされされ
る機器を溶接するためのティグ溶接棒、プラズマ・トラ
ンスファ・アーク溶接用粉末、被覆電弧溶接棒等に使用
すると、耐食性に優れているため、信頼性の高い装置等
が得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】まず最初に、本発明に従う耐食性
コバルト基溶接材料の各化学成分の割合の選択の根拠に
ついて述べる。
【0014】C(炭素)は、従来のステライトNo21
においては、Crと結合して炭化物を生成し、合金の硬
度を高め、強度を維持するのに寄与していた。一方、本
発明に係る材料においては、Nbと結合してNb炭化物
(NbC)を生成して、同じく合金の硬度を高めるた
め、大きな強度を維持するのに有効である。このため、
C量が少ないと、必要とする硬度や強度が得られず、C
量が多すぎると、CをNb炭化物にするためのNb量が
多くなる。従って、Cの含有量の範囲は、重量%で、
0.20〜0.50%とする。
【0015】Cr(クロム)は、本合金の耐酸化性を向
上させ、また硝酸等の酸化性の酸に対する耐食性を向上
させる。このため、Crの含有量の範囲は、重量%で、
25.0〜30.0%とする。
【0016】Ni(ニッケル)は、Coと類似な特性を
有するが、Coよりも耐酸化性が大きい。また、Ni
は、硫酸等の還元性の酸に対する耐食性を向上するが、
多量に含有すると、Co合金が面心立方晶になるのを助
長して、Co合金が六方晶であるε相に変態するのを妨
げる。なお、Co基合金が優れた耐キャビテーション性
を示すのは、流体内における気泡の壊滅時の衝撃エネル
ギーを、面心立方から六方晶へ変態することで吸収する
からである。従って、Niの含有量の範囲は、重量%
で、その上限値を4.0%とする。
【0017】Mo(モリブデン)は、主としてCoのマ
トリックス中に固溶し、高温強度を向上させるのに有効
である。従って、Moの含有量は、重量%で、5.0〜
6.0%とする。
【0018】Nb(ニオブ)は、Cと結合してNb炭化
物を生成し、CをNb炭化物として固定することによ
り、Cr炭化物を生成しないようにする。このため、本
発明においては、最も重要な元素である。また、Cを固
定するNbの添加量は、Cの8倍より効果がある。しか
し、本発明では、この効果をさらに徹底させるために、
Cの20倍までの添加を行う。従って、Nbの含有量
は、重量%で、1.6〜10.0%とする。
【0019】以上のような検討によって、ステライトN
o21に相当する、本発明に係る耐食性コバルト基溶接
材料の化学成分組成を、重量%で、C:0.20〜0.
50、Cr:25.0〜30.0、Ni:4.0以下、
Mo:5.0〜6.0、Nb:1.6〜10.0、残部
は実質的にCoよりなるように選定した。次に、本発明
に係る耐食性コバルト基溶接材料の機械的性質について
検討する。検討するに当たって、本発明者は、次の二種
類の比較実験を行なった。
【0020】[比較実験1]本発明者は、金属粉末を混
合して、アルゴン中の不活性ガス雰囲気中でアーク溶解
して、表1(明細書の発明の詳細な説明の最後に添付)
に示す化学成分組成を有するΦ40×20tの約200
gの合金塊を製作し、試験試料とした。試験試料として
は、ステライトNo21に炭素鋼が溶込んだ場合を模擬
した比較試料:F1,F2、そして、これに約5%のN
bを添加したFN1,FN2およびFN3の5種類を作
製した。なお、これらの試験試料には、実製品の場合と
同様に、650°C×4時間の応力除去焼鈍を加えた。
【0021】試験は、これらの試験試料から腐食試験片
を加工して、JIS・G0575に規定する硫酸・硫酸
銅の沸騰溶液による16時間の粒界腐食試験と、JIS
・G0572に規定する硫酸・硫酸第二鉄の沸騰溶液に
よる24時間の粒界腐食試験との2種類を実施した。
【0022】各試験における試験結果を表1に示す。表
1から分かるように、Nbを添加しない試料F1および
F2では、両試験共に著しい粒界腐食を生じた。
【0023】しかしながら、Nbを添加した試料FN
1,FN2およびFN3では、硫酸・硫酸銅溶液による
試験では、粒界腐食は生じなかった。また、硫酸・硫酸
第二鉄溶液による試験では、試料FN1で0.04m
m、試料FN2で0.05mmの粒界腐食を生じたが、
Nbを添加しない試料F1およびF2の0.48mmお
よび0.69mmの粒界腐食量に比して、約1/10で
あり、はるかに少ない腐食深さであった。
【0024】なお、鉄の含有量の多い試料FN3の硫酸
・硫酸第二鉄溶液での試験では、全面腐食が生じ、粒界
腐食は認められなかった。
【0025】一般に、金属材料の耐粒界腐食特性は、例
えば、海水中程度の腐食環境では、硫酸・硫酸銅による
試験で粒界腐食が生じない場合には、実用上十分な耐粒
界腐食性があると評価してよい。また、溶接で基材(主
としてFe)の溶込みの生じる量は、15〜30%程度
である場合が多い。従って、本試験結果から本発明に係
る材料を使用して溶接した溶接部を、海水、蒸気および
高温高圧水中で使用する場合には、十分な耐食性を有す
ると判断できる。
【0026】また、硫酸・硫酸第二鉄溶液での試験は、
更に過酷な粒界腐食条件に関する試験である。しかし、
この試験条件下においても、本発明に係る材料を使用し
て溶接した溶接部は、鉄が35%程度溶込んだ場合で
も、ステライトNo21を用いて溶接した溶接部より、
はるかに優れた耐粒界腐食性を示した。
【0027】図3に、ステライトNo21と本発明に係
る材料とを用いて溶接した溶接部のヴィッカース硬さH
vを、Fe含有量と関連させて示す。ヴィッカース硬さ
は、溶接部の強度や耐キャビテーション・エロージョン
特性を示す指標になる。この図3に示すように、同一の
Fe含有量に対しては、ステライトNo21を用いた溶
接部よりも、本発明に係る材料を用いた溶接部の方が硬
く、溶接部の機械的性質において、本発明に係る材料
は、優れていることが推定された。
【0028】[比較試験2]次に、本発明者は、金属粉
末を混合して、アルゴン不活性ガス雰囲気中でアーク溶
解して、表2(明細書の発明の詳細な説明の最後に添
付)に示す化学成分組成を有するΦ40×20tの約2
00gの合金塊を製作し、試験試料とした。試験試料と
しては、ステライトNo21自体、およびステライトN
o21にステンレス鋼(SUS316L)が溶け込んだ
場合を模擬した比較試料:S0〜S4、そしてこれらに
Nbを1.3〜2.5%添加したSN0〜SN4、並び
にNbを約5%添加したSN5〜SN8の14種類を作
製した。なお、これらの試験試料には、実製品と同様
に、1070°C×4時間空冷の溶体化処理を加えた。
【0029】試験は、これらの試験試料から腐食試験片
を加工して、[比較試験1]と同様に、JIS・G05
75に規定する硫酸・硫酸銅の沸騰溶液による16時間
の粒界腐食試験と、JIS・G0572に規定する硫酸
・硫酸第二鉄の沸騰溶液による24時間の粒界腐食試験
との2種類を実施した。
【0030】各試験における試験結果を表2に示す。表
2から分かるように、硫酸・硫酸銅の沸騰溶液による腐
食試験では、ステライトNo21自体、並びにステライ
トNo21にステンレス鋼が溶込んだ場合共、Nb添加
の有無や量に関せず、粒界腐食は生じなかった。
【0031】一方、硫酸・硫酸第二鉄の沸騰溶液中の腐
食試験では、ステライトNo21に鉄の溶け込みのない
場合には、Nb添加の影響は認められなかった。しかし
ながら、鉄の溶け込みが15〜27%では、Nb無添加
の試料(S1及びS2)に比してNbを2.1〜4.8
%添加した試料(SN1及びSN2、SN6及びSN
7)では、粒界腐食深さは、無添加のものに比して約1
/2となった。なお、ステンレス鋼の溶け込みが35%
以上では、Nb添加材の試料(SN3及びSN4)に比
してNb無添加の試料(S3及びS4)の方が、むしろ
粒界腐食性は良好となった。
【0032】前述したように、海水、蒸気および高温高
圧水環境での耐粒界質食性については、硫酸・硫酸溶液
の試験で粒界腐食が発生しなければ、実用的に十分な耐
粒界腐食性があると評価できる。従って、総ての試験試
料に対して粒界腐食が生じなかったので、このような使
用環境で使用されるステンレス鋼に対する溶接材料とし
て、本発明に係る材料を使用する必要はない。
【0033】しかし、粒界腐食環境が硫酸・硫酸第二鉄
沸騰溶液で代表されるような、さらに厳しい環境におい
ては、本発明に係る材料は、この材料を用いて溶接した
溶接部に、ステンレス鋼がFe量:15〜30%まで溶
け込んだ場合に、特に有効である。この溶込み量は、通
常の溶接における基材の溶込み量において、多く認めら
れる量に相当している。
【0034】次に、Nbの添加量の違いによる比較検討
をする。Nbの添加量は、表2の試料SN3と試料SN
8とを比較すると分かるように、Nb量:1.6%の試
料より、Nb量:4.4%の試料の方が、Feの溶込み
量の多い範囲で良好な耐腐食性を示した。
【0035】しかし、試料SN0〜SN3およびSN5
〜SN8のNb/Cの比と、粒界腐食の深さとについて
検討すると、Nb/C:14〜20倍と29〜49倍と
について、粒界腐食深さに大きな違いはない。そのた
め、本発明に係る材料のNb/Cの比は、上述したよう
に、Cの20倍まで選定することにした。
【0036】図4に、ステライトNo21と本発明に係
る材料とを用いて溶接した溶接部のヴィッカース硬さH
vを、Fe含有量と関連させて示す。なお、上述したよ
うに、ヴィッカース硬さは、溶接部の強度や耐キャビテ
ーション・エロージョン特性を示す指標になる。図4に
示すように、ヴィッカース硬さは、Nbを添加しないス
テライトNo21を用いた溶接部よりも、本発明に係る
Nbを添加した材料を用いた溶接部の方が硬くなる。ま
た、Nb添加量については、Nb添加量が1.3〜2.
5%のものより、4.2〜4.8%添加のもののほうが
硬くなった。従って、本発明に係る材料を用いて溶接し
た溶接部の機械的性質は、ステライトNo21を用いて
溶接した溶接部より、優れていることが推定された。
【0037】以上の2種類の試験結果より、ステンレス
鋼にステライトNo21を溶接して、蒸気や高温水、あ
るいは海水程度の腐食環境で使用する場合には、特にN
bの添加は必要でない。しかし、更に厳しい腐食環境下
でステンレス鋼が使用される場合には、Nbを添加した
本発明に係るコバルト基溶接材料を使用すると有効であ
ることが判明した。以上、本発明に係る耐食性コバルト
基溶接材料を、溶接棒に実施した場合について説明した
が、本発明は、この実施例に限定されるものではなく、
厳しい腐食環境下で使用される弁等にも好適に適用でき
る。
【0038】
【発明の効果】本発明に係る耐食性コバルト基溶接材料
を、ステライトNo21に相当する材料にNbを添加し
て請求項1に記載のような化学成分にすることにより、
Nbは、Crよりも材料中のCと結合し易いために、合
金中のCは、Nbと結合してNbC(ニオブ炭化物)を
生成し、Crはマトリックス中に残るために、合金中に
おいて、Cr炭化物の生成がなくなる。そのため、Cr
炭化物隣接部のCr欠乏層を生じることがなくなり、こ
れにより、Cr炭化物周囲の局部が腐食される粒界腐食
が防止される。
【0039】また、このような耐食性コバルト基溶接材
料を、腐食性流体にさらされる弁やこの流体にされされ
る機器を溶接するためのティグ溶接棒、プラズマ・トラ
ンスファ・アーク溶接用粉末、被覆電弧溶接棒等に使用
すると、耐食性に優れているため、信頼性の高い装置等
が得られる。
【表1】
【表2】
【図面の簡単な説明】
【図1】 正常なステライトNo21溶接部の炭化物の
分布状態を示す模式図である。
【図2】 鉄が約30%溶込んだステライトNo21の
炭化物の分布状態を示す模式図である。
【図3】 ステライトNo21ならびに本発明材を炭素
鋼に適用した場合のFe溶込み量と硬さとの関係であ
る。
【図4】 ステライトNo21ならびに本発明材をステ
ンレス鋼に適用した場合のFe溶込み量と硬さの関係で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 辰美 福岡県北九州市門司区中町1番14号 岡 野バルブ製造株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−169696(JP,A) 特開 昭62−33090(JP,A) 特開 昭64−31595(JP,A) 特開 平4−124238(JP,A) 特開 平8−267276(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 35/30 C22C 19/07

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化学成分が重量%で、C:0.20〜
    0.50、Cr:25.0〜30.0、Ni:4.0以
    下、Mo:5.0〜6.0、Nb:1.6〜10.0、
    残部が実質的にCoよりなる耐食性コバルト基溶接材
    料。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の耐食性コバルト基溶接
    材料からなるティグ溶接棒。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の耐食性コバルト基溶接
    材料からなるプラズマ・トランスファ・アーク溶接用粉
    末。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の耐食性コバルト基溶接
    材料からなる被覆電弧溶接棒。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の耐食性コバルト基溶接
    材料を適用した弁。
JP11025059A 1999-02-02 1999-02-02 耐食性コバルト基溶接材料と該材料からなるティグ溶接棒、プラズマ・トランスファ・アーク溶接用粉末、被覆電弧溶接棒及び弁 Expired - Fee Related JP3131587B2 (ja)

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