JP3131445U - セラミック複合装甲板 - Google Patents
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Abstract
【課題】船舶、車両などの室内の防弾領域を隙間無く容易に装甲板を取り付けることができうるセラミック複合装甲板を提供する。
【解決方法】セラミックタイル11の片面に高強度繊維強化プラスチック部材12を積層するセラミック複合装甲板において、前記セラミック複合装甲板の高強度繊維強化プラスチック部材が折り曲げしろを有し、該折り曲げしろを90度折り曲げ、この折り曲げ部分12Aを介して外装部材に装着するようにしてセラミック複合装甲版を構成する。
【選択図】図1
【解決方法】セラミックタイル11の片面に高強度繊維強化プラスチック部材12を積層するセラミック複合装甲板において、前記セラミック複合装甲板の高強度繊維強化プラスチック部材が折り曲げしろを有し、該折り曲げしろを90度折り曲げ、この折り曲げ部分12Aを介して外装部材に装着するようにしてセラミック複合装甲版を構成する。
【選択図】図1
Description
本考案は、セラミックタイルと高強度繊維強化部材からなる複合装甲板を船舶の操舵室、車両のエンジン室、内装部などに隙間を生じることなく簡便に取り付けられるセラミック複合装甲板に関する。
一般に船舶、車両において高張力鋼板が装甲板として使用される。この高張力鋼板は現場において船体、車体が完成してから、溶接または鋼板を適切な寸法に溶断で切断した後ボルト、リベットにより締結により取り付けられる。
しかしながら船舶では、完成寸法は躯体の歪や組み付け部品の寸法誤差の集積により、設計寸法からずれることが多い。したがって予め図面寸法どおり製作した装甲板であっても現場での取付けが不可能となり、再び鋼板を溶断やレーザー切断により修正して取り付ける。この際、溶断の熱により高張力鋼板の機械的性質が劣化する。また高張力鋼板は溶断時に発生する水素により遅れ割れが発生することがある。
また、従来のセラミックタイルと高強度繊維強化部材からなる複合装甲板の取り付けも前記高張力鋼板と同様に、集合的に取り付ける際に多大の難儀を生じていた。
本考案の目的は、船舶、車両などの室内の防弾領域を隙間無く容易に装甲板を取り付けることができうるセラミック複合装甲板を提供することである。
上記目的を達成すべく、本考案は、
セラミックタイルの片面に高強度繊維強化プラスチック部材を積層するセラミック複合装甲板において、
前記セラミック複合装甲板の高強度繊維強化プラスチック部材が折り曲げしろを有し、該折り曲げしろを90度折り曲げ、この折り曲げ部分を介して外装部材に装着することを特徴とする、セラミック複合装甲版に関する。
セラミックタイルの片面に高強度繊維強化プラスチック部材を積層するセラミック複合装甲板において、
前記セラミック複合装甲板の高強度繊維強化プラスチック部材が折り曲げしろを有し、該折り曲げしろを90度折り曲げ、この折り曲げ部分を介して外装部材に装着することを特徴とする、セラミック複合装甲版に関する。
本考案によれば、セラミックタイルの片面に高強度繊維強化プラスチック部材を積層して装甲板を構成し、前記プラスチック部材の、例えば端部に形成された90度折り曲げ部を介して船舶などの外装部材に装着するようにしている。上記装甲板は、セラミックタイルと高強度繊維強化プラスチック部材とが積層されてなるので、従来の高張力鋼板に匹敵するような十分に高い機械的強度を有するようになる。また、前記プラスチック部材の折り曲げ部を介して外装部材に装着するので、前記装甲板が設計寸法に基づく誤差範囲を超えた場合でも、その誤差を補完して十分な取り付けを行うことができる。
したがって、本発明のセラミック複合装甲板によれば、従来の高張力鋼板に代わる船舶、車両などの室内の防弾領域に容易に取り付けることが可能な装甲板を提供することができる。
なお、本考案の一態様によれば、複数の前記セラミック複合装甲板を準備し、各セラミック複合装甲板の各折り曲げ部を隣接する前記セラミック複合装甲板同士で重ね合わせて固定し、前記外装部材中に嵌入させて装着することができる。これによって、各セラミック複合装甲板の折り曲げ部の強度を向上させることができるとともに、前記複数のセラミック複合装甲板を外装部材に装着する際に、隙間なく装着することができるようになる。
また、本考案の一態様によれば、前記セラミックス複合装甲板は複数の高強度繊維強化プラスチック部材を含み、前記複数の高強度繊維強化プラスチック部材は、前記セラミックタイルの前記片面上に、各高強度繊維強化プラスチック部材の折り曲げシロが、四方端部均等に作製できるようにずらして積層する。複数のセラミック複合装甲版10同士を2次元的に自在に折り曲げ部12Aを介して密着接合できるとともに、外装部材に対する装着に対する自由度をも向上させることができる。
以上説明したように、本考案によれば、船舶、車両などの室内の防弾領域を隙間無く容易に装甲板を取り付けることができうるセラミック複合装甲板を提供することができる。
以下、本考案を実施形態について説明する。
図1は、本考案のセラミック複合装甲板の一例を示す図であり、図2は、図1に示す構成を部分的に拡大して示す図である。なお、これらの図面では、複数のセラミック複合装甲板が外装部材に対して隙間なく装着された様子を示している。
図1は、本考案のセラミック複合装甲板の一例を示す図であり、図2は、図1に示す構成を部分的に拡大して示す図である。なお、これらの図面では、複数のセラミック複合装甲板が外装部材に対して隙間なく装着された様子を示している。
図1及び2に示すように、セラミック複合装甲板10は、セラミックタイル11と、その片面上に積層された高強度繊維強化プラスチック部材12とを含む。また、このプラスチック部材12は折り曲げしろを有し、この折り曲げしろを90度折り曲げることによって形成された折り曲げ部12Aを含む。隣接するセラミック複合装甲板10同士は、折り曲げ部12A同士をリベット21を介して接合され、外装部材20に対して隙間なく装着されている。また、端部に位置するセラミック複合装甲板10の折り曲げ部21Aは外装部材20に対してリベット21で固定され、結果として複数のセラミック複合装甲板の全体が外装部材20に装着されている。
上記装甲板10は、セラミックタイル11と高強度繊維強化プラスチック部材12とが積層されてなるので、従来の高張力鋼板に匹敵するような十分に高い機械的強度を有するようになる。また、プラスチック部材12の折り曲げ部を介して外装部材20に装着するので、装甲板10が設計寸法に基づく誤差範囲を超えた場合でも、その誤差を補完して十分な取り付けを行うことができる。したがって、従来の高張力鋼板に代わる船舶、車両などの室内の防弾領域に容易に取り付けることが可能な装甲板を提供することができる。
なお、セラミックタイル11と高強度繊維強化プラスチック部材12との接着はプレス加工による圧接や耐熱性の接着剤を用いて行うことができる。また、セラミックタイル11及びプラスチック部材12は、用途に応じて汎用のものから適宜選択することができ、その厚さや寸法なども用途に応じて適宜設定することができる。
図3は、図1及び2に対する変形例を示す拡大構成図である。本例では、高強度繊維強化プラスチック部材12の折り曲げしろを予め薄く加工し、折り曲げによる折り曲げ部12Aの形成を容易にしたものである。したがって、本例では、外装部材に装着すべき各セラミック複合装甲版の作製を簡易化することができる。また、折り曲げ部12Aをも薄く形成することができるので、リベット21による隣接したセラミック複合装甲板10同士の接合及び外装部材20に対する接合をも簡易化することができる。
図4及び図5は、上述したセラミック複合装甲板10の作製方法の一例を示す図である。本例では、複数の高強度繊維強化プラスチック部材を積層する場合を前提としている。本例では、図4に示すように、例えば、長辺長さが1040mmであり短辺長さが1000mmである複数の高強度繊維強化プラスチック部材12の、長辺及び短辺とが順次に折り重なるようにして積層し、積層後において、その端部が露出するようにする。
その後、図5に示すように、高強度繊維強化プラスチック部材12の積層体の略中心部にセラミックタイル11を例えばプレスによって圧接し、高強度繊維強化プラスチック部材12の前記端部が折り曲げしろとして形成されるようにする。この場合、セラミックタイル11の四方端部に折り曲げ部を形成することができるので、複数のセラミック複合装甲版10同士を2次元的に自在に折り曲げ部12Aを介して密着接合できるとともに、外装部材に対する装着に対する自由度をも向上させることができる。
以上、本考案を上記具体例に基づいて詳細に説明したが、本考案は上記具体例に限定されるものではなく、本考案の範疇を逸脱しない限りにおいてあらゆる変形や変更が可能である。
10 セラミック複合装甲板
11 セラミックタイル
12 高強度繊維強化プラスチック
12A 高強度繊維強化プラスチックの折り曲げ部
20 外装部材
21 リベット
11 セラミックタイル
12 高強度繊維強化プラスチック
12A 高強度繊維強化プラスチックの折り曲げ部
20 外装部材
21 リベット
Claims (3)
- セラミックタイルの片面に高強度繊維強化プラスチック部材を積層するセラミック複合装甲板において、
前記セラミック複合装甲板の高強度繊維強化プラスチック部材が折り曲げしろを有し、該折り曲げしろを90度折り曲げ、この折り曲げ部分を介して外装部材に装着することを特徴とする、セラミック複合装甲版。 - 複数の前記セラミック複合装甲板を準備し、各セラミック複合装甲板の各折り曲げ部を隣接する前記セラミック複合装甲板同士で重ね合わせて固定し、前記外装部材中に嵌入させて装着することを特徴とする、請求項1に記載のセラミック複合装甲板。
- 前記セラミックス複合装甲板は複数の高強度繊維強化プラスチック部材を含み、前記複数の高強度繊維強化プラスチック部材は、前記セラミックタイルの前記片面上に、各高強度繊維強化プラスチック部材の折り曲げシロが、四方端部均等に作製できるようにずらして積層されてなることを特徴とする、請求項1又は2に記載のセラミック複合装甲板。
Priority Applications (1)
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JP2007001019U JP3131445U (ja) | 2007-02-20 | 2007-02-20 | セラミック複合装甲板 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007001019U JP3131445U (ja) | 2007-02-20 | 2007-02-20 | セラミック複合装甲板 |
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Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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2007
- 2007-02-20 JP JP2007001019U patent/JP3131445U/ja not_active Expired - Fee Related
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